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4月 29, 2014の投稿を表示しています

【レビュー№1252】タックスヘイヴン

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タックスヘイヴン 評価★★★★ 前著の書評 にも書いたが、橘玲氏は評者の心の師匠だ。本作は今般突如として発表された久々の新作小説だ。 ここのところの氏の小説 といえばどうしちゃったの?みたいな方向性だったのだが、本作は久々にデビュー作である マネーロンダリング や 永遠の旅行者 のような雰囲気に戻ってきたのはファンとしては大歓迎だ。 小沢一郎を彷彿とさせる政治家や北朝鮮、東日本大震災なども複雑に絡みあうストーリー展開は、久々に橘玲ワールド全開といったところだろう。

【レビュー№1251】十戒

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十戒 評価★★★★ 遠い昔、ミッション系の中高に通った姉が、この映画を友人と見に行っていた記憶がした(ビデオもない昔のこと、リバイバルで劇場公開だったのだろうか?)。 この度、自分の娘も同様の環境となったので、向学のため見ていただいたのに私も付き合って随分と久しぶりに鑑賞した。 現代の高度なCGに慣れた目からするとチープに見えてしまうシーンもあるが、 出エジプト記 を映像にするというこの崇高な作品の価値は些かも揺るがない。 なお余談だが、つい最近知ったのだが、 二度作られた映画十戒のエピソード もなかなか興味深い。