日本橋方面に向かう馬喰町一丁目の交差点にたたずむ「イーグル・ビル」実はこのビル、戦前から立っており、東京大空襲で多くの人の命を救った建物でもあります。 中央区と台東区の境目にある年代モノのビルの歴史とは JRの馬喰(ばくろ)町駅を出てすぐの、馬喰町一丁目の交差点。ここに、1階部分が濃紺のタイル調のデザインの古いビルが、周りのオフィスビルやホテルなどに混ざって建っています。実はここは「イーグル・ビル」という名前の1930年代に建てられた鉄筋コンクリート製のビルで、今から80年前の1945年3月10日に起きた東京大空襲で、多くの人の命を救った建物でもあります。 拡大画像 馬喰町一丁目の交差点とイーグル・ビル(斎藤雅道撮影) このビルは元々、イーグルというノート類の卸問屋で、当時はビル3階までが店舗だったそうです。中央区のホームページには、当時このビルに住んでいた、中田多嘉子さんの体験記が公開さ