「自分の分身がほしい」という願いが、まもなく実現するかもしれない。2024年10月11日に東証グロースに上場した株式会社オルツは、各個人にあわせて最適化された「パーソナルAI」の技術で多方面から注目を集めている。同社では、この技術を活用して約100人のAIクローン社員を生成し、人間との協働を進めている。今や総労働時間は人間よりもクローンのほうが上回るという。 労働人口不足が深刻化する日本において、AIクローンはどのような価値をもたらすのか。オルツ AI/DXコンサルタント パートナー兼プリンシパルの小村淳己氏に、同社の取り組みを聞いた。 一次面接やプレゼンも。AIクローンができることオルツが開発するAIクローンは、ChatGPTのような「誰にとっても万能で汎用なAI」とは発想が異なり、「個人の特性や知識を反映した一つひとつが異なるAI」となる。「個人の分身」と言えるAIで、個人単位で仕事を