WIDEプロジェクトと(株)日本レジストリサービス(JPRS)は4日、JPドメイン名のDNSサーバーのひとつである“e.dns.jp”の増強を行なったと発表した。増強の内容は、「IP Anycast」という技術を使った負荷分散と、米サンフランシスコと仏パリに海外拠点を追加したこと(2ヵ所から4ヵ所へ)だという。
DNSサーバーは、インターネットを支える重要な技術のひとつである。DNSに対する問い合わせはインターネット利用の拡大に伴って増加の一途をたどっており、ルートサーバーやTLD(トップレベルドメイン)におけるDNSサーバーの増強はインターネットにおける重要な課題となっている。
今回のe.dns.jpの増強はこの課題に応えるものであり、利用者にとってはより安定したサービスと応答速度の向上というメリットにつながる。JPRSは、今後ともJPドメイン名の安定運用と信頼性向上のための努力を続けていくとしている。