口に含むとちょっぴり苦い、そんな大人のきのこの登場で、ますますバトルがアツくなるかも……。といっても、意味深な内容ではまーったくない。ネットを中心に今なおまったく終息する気配のない「きのこたけのこ戦争」でおなじみ(?)、明治のロングセラーブランド「きのこの山」と「たけのこの里」シリーズに新製品が出るという話である。
その名も、「大人のきのこの山」と「大人のたけのこの里」。実にそのまんまなネーミング、特に前者の名前が妙にインパクト大な気がするが、ともかく甘さひかえめの厳選したカカオのうまみと香りが楽しめる味に仕上がっているそうな。発売は9月24日。
まず、大人のきのこの山は、ドミニカ豆とエクアドル豆をブレンドしたチョコレートとプレッツェルクラッカーを組み合わせて、香ばしさを際立たせているという。一方、大人のたけのこの里は、ドミニカ豆とマダガスカル豆をブレンドしたチョコレートとココアクッキーを組み合わせ、より深い味わいになっているとのこと。
とまあ、商品紹介を見てもわかる通り、チョコレートのブレンド、スナックの素材にも両者の間には差別化が図られている。単純に同じ内容にしていないあたりに、わざわざ「大人の〜」と銘打っている明治のこだわりを感じるのは筆者だけではあるまい。
1975年に「きのこ〜」が、その後1979年に「たけのこ〜」が発売されて以来、息の長い人気をほこる両シリーズの最新作。どちらも仲良く食べたいところだが、人によってはきのこたけのこ戦争をますます激化させる、新たな火種となってしまうのだろうか……。いずれにせよ、ぜひ味わってみたい商品といえるだろう。