米クラウドエンジンズとソフトバンクBBは31日、スマートフォンやタブレットに最適化されたファイル共有デバイス「Pogoplug Mobile」を2月3日から販売開始すると発表した。「SoftBank SELECTION」取扱店および「SoftBank SELECTIONオンラインショップ」で2月3日から販売する。価格は7980円。
従来モデルから40%の小型化
Pogoplug Mobileは、DropboxやSugarSyncのようなオンラインストレージを自前で構築できる家庭用ハードウェア。同製品をルーターに接続し、必要なストレージを追加。ウェブサイトにてアクティベーションをするだけで、インターネットから画像の閲覧や動画をストリーミング再生できるできるお手軽さが特徴。2011年2月に発売された「Pogoplug」(関連記事)の後継に当たる製品で、従来製品からHDDの削減やインターフェースを簡略化(USB 2.0ポート×4からUSB 2.0ポート×1に変更)することで約40%の小型化や、80%の高速化を実現している。
USBポートは削減されたが、新たにSDカードスロット(SDHC対応)を搭載。SDカードをオンラインストレージとして利用できる。スマートフォンの対応OSは、iOS 4.3以上、Android 2.2以上。PCでの対応OSは、Windows XP SP3/7 SP1、Mac OS X 10.6.6。HDDの対応フォーマット形式は、NTFS、FAT、HFS+、EXT2、EXT3となる。
同日に都内にて米クラウドエンジンズのダニエル・プッターマンCEOと、ソフトバンクBB 倉光哲男執行役員による記者発表会が開催された。プッターマンCEOは、Pogoplugはこれまで全世界で100万台を販売し、取り扱い店舗は1万店舗になることが予想されると述べ、実際のデモンストレーションではサンフランシスコの自宅に設置されているPogoplug Mobileに接続し、HD動画ストリーミング再生を実演して見せた。
ウェブクラウドサービスも併せて発表
従来のウェブクラウドサービス「Pogoplug Cloud」の提供開始も併せて発表した。無料で5GBの容量を利用できる。有料プランは月額300円(30GB)、月額500円(50GB)、月額900円(100GB)の3種類が用意されている。Pogoplug製品の購入者には、1年間のみ20GBを無料提供するキャンペーンも実施する。キャンペーン期間は2013年3月31日まで。なお、すでに有料プランに登録しているユーザーは対象外となる。