■Wii:「スーパーマリオギャラクシー」
■Wii:「スーパーマリオギャラクシー 2」
「箱庭世界を自由に動き回ることが出来る」
この言葉を「次世代の幕開け」として素直に歓迎出来た人だけが
「スーパーマリオ64」や「ゼルダの伝説 時のオカリナ」に
躊躇なく満点をつけることが出来た人であろう。
私はというと、もちろん2作とも充分に楽しかったのだが、
3D酔いによる疲労感も大きく、クリア後にすぐさま
再チャレンジするほどの気力は残っていなかった。
「北は上、南は下」を意味する2D世代の私にとって、
画面内に広がる箱庭世界は何もかもが新鮮過ぎたのだ。
「マリオ64」は、アクションゲームの新たな地平を切り拓くと同時に、
2Dアクションに慣れ親しんで来たジジィゲーマーの何割かを
確実にふるい落としたはずである。
そして、「マリオ64」までは老体に鞭打って付いていった私も、
「マリオ64」を遥かに上回る難易度設定(だと私は感じた)の
GC「スーパーマリオサンシャイン」でついに脱落、
私の遊べる「マリオ」は、GBAの「マリオアドバンス」シリーズのみになった。
■NDS:「New スーパーマリオブラザーズ」
■Wii:「New スーパーマリオブラザーズ Wii」
【紹介記事】WelcomeBack!「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」
そして、DSの大ブーム。
新規層や出戻り層へのキラータイトルとして投入された
「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」は、私の寂しさを吹き飛ばしてくれた。
すっかり満たされた私は、
もうWiiの「マリオ」には手を出す必要はないと思っていた。
また難しいに決まっている、3D酔いするに決まっている、
操作が複雑に決まっている、と。
まるで違った。
3Dでありながら迷わない、3Dでありながら3D酔いしない、
3Dでありながら操作も簡単なマリオがついに登場したのだ。
「3Dアクションとは相性が悪いのかも」と諦めていたアクションゲーマーも、
もう一度チャレンジしてみるだけの価値がある1本、
それが、Wii「スーパーマリオギャラクシー」である。
まず最初に驚かされたのが、3Dアクションには付き物だと思っていた
「3D酔い」がほとんどしないことだ。
「プレーヤーを酔わせないことに特に気を配った」というだけあり、
プレーヤーのいかなる動きにも実にスムーズにカメラが切り替わり、
手動で切り替える必要がほとんどない。
かと言って、アクロバチックな動きや派手なエフェクトが
制限されているというわけでもない。
むしろ、今作は舞台が宇宙になっているので
これまで以上に縦横無尽にマリオが駆け回るのだが、
3D酔いや目の疲れはほとんど感じなかった。
(プレイ時間が短いというのもあるとは思うが、私は酔う時は数分で酔う)
2番目に驚かされたのが、「隅々まで把握出来る広さ」というものを
きちんと考えてステージが構成されていること。
「マリオ64」は確かに衝撃的ではあったが、第1ステージから広大過ぎて
初心者が全体マップを把握するのは困難であったように思う。
しかし、今作では序盤のステージに小惑星群を配置するなど、
いきなりだだっ広いステージに放り出すようなことはせず、
少しずつ「新しいマリオ」に馴染んで行けるように作られている。
3番目に驚かされたのが、アシストプレイの意外な楽しさ。
リモコンがもうひとつあれば、2Pが1Pをサポートする形でゲームに参加出来る。
例えば、ステージ上に散らばるスターピースを集めることが出来たり、
2Pが隕石をせき止めている間にプレーヤーが通ったり出来るのだ。
腕の立つプレーヤーが2P側でアシストプレイをしてくれれば
かなりの初心者でもスイスイと進めることが出来る。
その他にも、「マリオ64」や「ニューマリオ」のテクニックを引き継いだ
多彩なアクションと快適な操作性、ハチマリオに変身して空を飛んだり
オバケマリオに変身して壁をすり抜けたりといった変身アクション、
少しだけ頭を働かさなくては解けないイベントやボスなどなど、
挙げ始めるとキリがないほどの楽しさが詰まっている。
任天堂は来月(10月)、年末商戦に向けて
さらに強力なラインナップを発表すると予告しているが、
はっきり言ってこの1本があれば
「スマブラ」ですら来年で良いのではないかと思えてくる。
初心者向けのチューニングということなので、
「ニューマリオ」も即クリアして売り払ったというコアゲーマーからは
ボリュームがどうのこうのと言われるかも知れないが、
中級以下の腕前だと自覚している
アクションゲーム好きなら迷うだけ時間の無駄。
買いである。
この記事のURL
http://ameblo.jp/sinobi/entry-10046185883.html
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:スーパーマリオギャラクシー
メーカー:任天堂
発売日:2007年11月1日
価格:5,800円(税込み)
公式サイト:http://www.nintendo.co.jp/wii/rmgj/index.html
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