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【激震】東京五輪ボランティアの大規模ステマが始まる

netgeek 2018年8月17日
 

人手不足が予想される2020年の東京五輪について、ボランティア募集のためのステマが始まったようだ。奇怪な現象にネット上ではざわつきが広がっている。

発端は、全く同じ投稿をしている人物が2人見つかったこと。

8月16日の夜に同じ内容の文章が投稿されている。表現は変えられているものの、内容はボランティアに一般枠で応募すると宣言するもの。さらにリプライ欄で資格と経験の話をしているところも同じ。きっとこれは誰かが運用しているステマアカウントなのだろう。

netgeek編集部で調べたところ、このような投稿が無数になされていることが分かった。

以下、「ボランティア 一般枠」で検索した結果。

(1)

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(3)

(4)

この記事執筆中、キャプチャを撮っている最中もどんどんと投稿が更新されていく。恐ろしいまでに大規模なステマが始まったということは明白だった。そしてこのステマで得をするのは東京都。まさか怪しいステマ業者に依頼したのだろうか…。

なお、こうしたツイートは業者のダミーアカウントのみならず、一般人のアカウントが乗っ取りを受けて本人が知らない間にツイートが投稿されることもある。第三者が開発したアプリを認証する際、「ツイート投稿を許可する」という内容が目に留まったことはないだろうか?あの機能がまさに悪用されてしまった結果といえよう。

※一般人がふざけてコピペで投稿したり、少し改変している場合もあるので注意

東京都としてはボランティア(10日以上の活動が条件)に11万人を集めたい。以前、小池百合子都知事が発表した8,100億円の大会関連費用の中にステマ費用も入っているのかもしれない。

東京都は26日、2020年東京五輪・パラリンピックの「大会関連経費」として、新たに約8100億円を計上すると発表した。(中略)

小池百合子知事は同日の定例記者会見で「(観光振興などを)強化していく必要性があるので、約8100億円をはじいた。都が負担するので都民に知っていただきたいと思い、あえてお示しした」と話した。

https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20180127/k00/00m/040/155000c

東京五輪ボランティアについてはまるでブラック企業のようなやりがい搾取であり、宿泊費・交通費なども自費である点が批判されている。組織委員会は今後、以下の3つの活動でボランティアを増やす計画だ。

(1)全国の大学で説明会を開く

(2)チラシを30万部配布

(3)広瀬すずを起用したCMを9月下旬から放送

しかしながらネット上の声は冷ややか。そもそもタダ働きという問題が根本的に解決されていないのに宣伝だけ頑張っても…という印象。

ここ最近はTwitterが規制を強めて不正アカウントを片っ端から凍結させているのに、こんな大規模なステマを仕掛けて大丈夫なのだろうか。

ボランティアステマの一件はすでにTwitterで有名になっているので広告効果はないと思われる。

【追記】

診断メーカー「君はオリンピックのボランティアになれるか」(名前を入力するだけでできる占いのようなもの)だという説を唱える人がいるが、診断メーカーは最後にURLが入るうえ、文面も少し違うしリプライには書き込まれないので違うと断言できる。

おそらくこの診断メーカーはステマが始まってから便乗してつくられたものだろう。また「ふざけたコピペ投稿が流行っただけ」という説にも反例がある。乗っ取られて勝手に投稿されていたという被害者が複数いるのだ。

乗っ取りで知らぬ間に投稿されるといえば、レイバンのサングラスの宣伝ツイートが有名。ただし今回はどのアプリが原因なのか特定できず、手口が違うようだ。

【経緯まとめ】

一般人女子(業者かもしれない)が投稿

乗っ取りで大量投稿ステマ★

ふざけて診断メーカーがつくられる

ふざけてコピペする人が出てくる

ステマ、診断メーカー、コピペが入り混じるカオス状態に

「はじめに投稿した女子は一般人としか思えない」という人は過去にあった青山学院のコネ入社騒動を思い出してほしい。実在する人物の写真を無断転載してなりすまし、盗用に困ったオリジナルが退会してしまったがゆえにパクリがオリジナルに見えたという騒動だった。

参考:青山学院のモデルが三菱UFJへのコネ入社を自慢してしまい、ざわつきが広がる

もっとも、ここで一番重要なのは乗っ取りステマがあったという事実だ。単に悪ふざけのコピペツイートが流行ってここまで騒ぎが大きくなったとは思えない。

一体誰がこんなキャンペーンを仕掛けたのか、引き続き調べていきたい。

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