ドタキャンされたときのベストな対応って?
そんなとき、ドタキャンされたほうはどう対応すればよいのでしょうか。相手も申し訳なく思っているでしょうから、あまり後味の悪い対応はしたくないものです。そこでこの記事では、ドタキャンされたときの神対応をご紹介します。
相手がドタキャンする理由とは?
体調不良
これはもっともよくあるドタキャン理由ではないでしょうか。「ごめん、急に体調崩しちゃって…」と言われたら、了承せざるを得ませんよね。
しかも、体調不良は基本的に急に訪れるため、本人としてもどうしようもありません。普段から気をつけろというのも、なかなか難しい話でしょう。
また、本人ではなく家族の体調不良ということもあります。相手が家族と一緒に住んでいるなら、体調不良で苦しんでいる家族を置いて遊びに出かけるのは心苦しいはずです。
急な仕事への対応
仕事で急な対応を迫られたら、プライベートな約束があるので…と断るわけにはいきません。たとえ休日でも、職場に来てくれと言われたら行かざるを得ないでしょう。
また、仕事でトラブルが起きた場合は、特に事態は急を要します。このような理由でドタキャンされたら、責めるわけにはいきませんね。お互いに社会人であれば、自分も同じ目に遭うことがあるかもしれないのですから、相手の無事を祈って約束を諦めるしかありません。
ただし、こちらは体調不良と比べて、あとで事実を確認しづらいです。体調不良であれば、見た感じ辛そうだと判断できますが、仕事の用事では傍から見ても分かりません。そのため、あまり頻繁にこの理由でドタキャンされると、不信感が芽生えてしまうこともあるでしょう。
ダブルブッキング
ダブルブッキングとは、予約が被っている状態のこと。つまり、すでにほかの予定があるのに、同じ日の同じ時間帯に約束をしていることです。
これは、予定を被らせた本人に非があります。とはいえ、正直に「ダブルブッキングしてしまいました」と言ってきたのであれば、嘘でほかの理由を言われるより誠意があるといえるでしょう。どう対応すべきか悩ましいところですが、相手に反省の色が見えるのであれば、責めることなく受け入れましょう。
実家の事情
「実家でいろいろあって…」と言われたらどう対応しますか?そもそも「実家でいろいろって…何?」って思いますし、大抵はかなり不穏な空気を感じますよね。両親の離婚や身内の不幸など、他人である自分が踏み込んではいけない何らかの事情を察するのではないでしょうか。
実際の事情が何であれ、とりあえず実家の事情を優先してもらいましょう。あまり詳しいことは聞かずに、さらっと対応するのがベストでしょう。もしかしたら、この言い訳の効力をよく知っていて嘘をついているのかもしれませんが、1度目であれば素直に対応するしかありません。
ドタキャン神対応:その1《相手が友達編》
「わかった!また次の機会に」
「俺がドタキャンしたらあいつなんて言うかな…と気にしてたんだけど、あっさり『じゃ、また次の機会にな!』って言われました。本心はどうか知らないけど、気にしてない風にしてくれるとこっちも気が楽です」(21歳/男性/アルバイト)
友人同士であれば、できるだけ気軽に済ませるのがポイントです。こちらは気にしていないということを、相手にさらりと伝えましょう。
「残念ー。次は必ずね!」
「友達と一緒に映画を見に行く約束をしていたんですが、私に急に仕事が入ってしまって…。LINEでその子に伝えたら『残念だけど、次は行こうね』と言ってくれました。断っておいてなんですが、残念がってもらえて嬉しかったです」(25歳/女性/化粧品メーカー)
ドタキャンされたときに「残念」という気持ちを出して対応すると、相手は自分の予定が優先されていたことが分かり、申し訳ないと同時に嬉しい気持ちになります。こうなれば、次の約束は守ってくれる可能性が高いでしょう。
「また誘うよ!」
「ドタキャンしたら、もう私のこと誘ってくれないんだろうなって思いますよね。愛想つかされて当然というか。でもそこで『また誘う』って言ってもらえると、ちょっと救われた気分になります」(19歳/女性/学生)
ドタキャンする側には、基本的に申し訳ない気持ちがあります。これで友人関係が悪くなるのではないかという懸念もあるでしょう。でもここで、また誘うと対応してもらえれば、その不安が和らぐのです。
ドタキャン神対応:その2《相手が彼氏編》
「また都合のいい日を教えてね」
「残業でせっかくの彼女とのデートが台無しに…。もしかして破局につながるんじゃないかとビクビクしてたんですけど、『また都合のいい日を教えて!』と可愛いスタンプつきで返してくれたんです。神対応っていうか、女神対応だと思いました」(31歳/男性/医療関係)
次があるとわかれば、ドタキャンしたほうの不安は和らぐものです。これで終わりではないということを彼氏に伝えてあげましょう。「本当に仕事?」と内心疑っていたとしても、グッと我慢して表に出さないことが大切です。
「残念だけど、次を楽しみにしておくよ」
「あんまりあっさりと『また今度ねー』と言われると、もしかしてそんなに楽しみにされてなかったのか?って思うじゃないですか。でも『残念だけど』と言ってもらえると、楽しみにしてくれてたんだって思いますね」(35歳/男性/物流関係)
ドタキャンへの対応において「残念だけど」の前置きは必須だといえるでしょう。単に許すだけだと、楽しみにしていたのが伝わらないうえに、相手の性格によっては罪悪感をまったく覚えない場合もあるでしょう。
相手がそのタイプだと、今後もどうでもいい理由でドタキャンしてくるかもしれないので、それを防ぐ意味でも「残念だ」と伝えましょう。
「お仕事頑張ってね!」
「せっかく休日に彼女とデートだと思ったら、スマホに来たのは彼女からではなく職場からのメール。急に欠員が出たから来てほしいとのこと。しぶしぶ彼女に『ごめん、仕事入った…』と伝えることになりました。そしたら返ってきたのは『お仕事頑張ってね!』って。仕事への憂鬱が吹き飛びました」(30歳/男性/美容師)
ドタキャンされるのはつらいですが、ドタキャンする方もつらい思いをしています。ドタキャンされても、相手をいたわるような言葉をかけられれば良いですね。相手が彼氏の場合は、可愛さを演出しながら対応できればベストです。彼の中で、あなたの評価は急上昇するでしょう。
「埋め合わせを期待してるよ」
「埋め合わせを要求されるっていうのが、何か嬉しいんですよ。そんなに俺との約束を楽しみにしてくれてたんだって。しかも、ちょっといたずらっぽく言われると親しみを感じますよね。次は絶対約束守る!って思えます」(24歳/男性/建設業)
「期待している」と言われると、男性はプライドをくすぐられて、張り切ってしまうようです。単純に責めるよりも効果の高い対応といえるでしょう。
「え!体調不良?家に行こっか?」
「ひどい頭痛で彼女とのデートをドタキャンすることに。それをLINEで伝えたら、何よりも先に僕の体調を心配して、家に来てくれると言ってくれました。そこまでしてもらうのは悪いので断りましたが、優しいなあと。次は必ず連れていこうと思いました」(25歳/男性/営業職)
体調を崩した時に心配されると、誰でも嬉しいものですよね。怒るよりも先に心配の言葉をかけてくれる彼女に、安心感や信頼感を抱くという男性は多いです。
ドタキャン神対応:その3《相手が彼女編》
「体つらくない?何かできることはある?」
「風邪でデートをドタキャンしたのに、彼が最初に掛けてくれた言葉は『何かできることある?』でした。それでやっぱり会いたいって気持ちもあったので、風邪薬とか買ってきてもらうことに。風邪を移したら悪いからあまり長くは一緒にいなかったけど、嬉しかったなあ」(29歳/女性/アパレル関係)
彼に会いたかったのに体調不良で断らなければならなくなった彼女自身がつらい思いをしています。少しでも何かできることはないかと考えて、優しい言葉をかけられれば理想的です。
「いつでも連絡して」
「実家で、ちょっと人には言えないようなトラブルがあり、急遽彼との約束をドタキャンすることに。彼からの返事は『いつでも連絡してね』でした。トラブルのせいで精神的に疲れたので、結局彼に話を聞いてもらったのですが、最初から最後まで、彼の優しさを実感できる一件でした」(27歳/女性/保育士)
「いつでも連絡して」と対応すれば、相手に安心感を与えられます。彼女が不安や疲労を感じている場合は、こういった言葉をかけてあげましょう。
「大丈夫、じゃあほかの予定を入れるよ」
「私とのデートのために、彼はその日の予定を空けてくれているわけじゃないですか。ということは、私がドタキャンすると彼は1日分の時間を無駄にしてしまうわけで…。それが心配だったんですけど『じゃあほかの予定入れようかな』と言ってくれたので、罪悪感が和らぎました」(34歳/女性/デパート勤務)
ドタキャンしたほうは、自分のせいで相手のスケジュールが台無しになって申し訳なく感じているはずです。そこで「ドタキャンされても、こっちは大丈夫」とフォローしておけば、気まずくなるのを避けられます。
ただし、あまりにあっさりとそう言うと「楽しみにしてなかったの?」と思われてしまいます。「残念だけど」と前置きしましょう。
「仕事が終わったらLINEしよう」
「仕事で彼とのデートをドタキャンしたら『終わったらLINEしたい』と言われました。何か用があるのかと思ったら、会えない分おしゃべりしたいとのこと。こういう風に、こっちができる範囲のことを要求してもらえると嬉しいですよね。私も会えない寂しさが薄らぎますし」(24歳/女性/福祉関係)
相手に罪悪感を抱かせないために、彼女が可能な範囲のことを要求するのもアリ。お互いに、約束が台無しになったという虚しさに襲われずに済みますね。
「あれ、どうしたの?何かあった?」
「ドタキャンしたときに『なんで?』『どうして?』と聞かれると、責められている感じがして恐いですよね。でも、心配してくれている雰囲気が伝わるような明るい感じの口調で理由を聞いてもらえたら、こちらも説明しやすいです」(32歳/女性/教師)
一言だけで質問すると冷たい印象を与えてしまうおそれもあります。何か一言付け加えたり、スタンプや絵文字をつけると印象が和らぐでしょう。
こんなドタキャン対応はNG!
相手を責める
ドタキャンされたら誰だって腹が立ちますよね。楽しみにしていたのを台無しにされてしまうわけですから、怒りを感じるのももっともです。しかし、それを相手にぶつけてはいけません。ほとんどの場合は相手も申し訳ないと思っているため、ひどく傷つけることになります。
また、完全に相手に非があったとしても、責めたところで事態が好転することはありません。むしろ、ほぼ確実に悪い方向へと向かうでしょう。相手が友人であれ恋人であれ、良好な関係を崩したくないのであれば、相手を責めるのだけはやめておきましょう。
親しい相手でも「しょうがないな、まったくー」と小言を言うくらいにとどめておきましょう。
理由を疑う
たとえば、相手が急な仕事でこられなくなったという場合、「本当に仕事?」と思うことがありますよね。実際、それらしい理由を言っておきながら、実は全く異なる原因でドタキャンする人はいます。意外と多いのが、直前になって会うのが面倒くさくなった、というもの。もともと腰の重いタイプの人にはこの傾向が強いです。
そのため、内心で疑惑が生じるのは仕方がありません。しかし、疑った結果、相手がまったく嘘をついていなかったと判明した時には、二人の関係に大きなヒビが入ってしまうでしょう。そのような事態を避けるために、疑惑は心の中にとどめて対応することが大切です。
いきさつにダメ出しをする
たとえば、相手がダブルブッキングでドタキャンしてきたとしましょう。このとき「約束をするときは事前に予定をよく確認したほうがいいよ」などと言いたくなりますよね。しかし、このようにドタキャンに至った経緯にダメ出しをするのはよくありません。責めてはいけないのと同じで、相手がすでに反省している可能性があるからです。
ただし、あまりに何度も同じようなドタキャンが続くようであれば考えものです。ずっと寛容でいると相手が調子に乗る可能性もあるため、場合によってはダメ出ししたほうが良いこともあります。
無視する
腹が立ったので無視するというのもNG。あなたが何を思っているのか相手は分からず、不安になるでしょう。無視されるくらいなら、責められたほうがまだマシだと感じるかもしれません。責められれば謝れますが、無視されていては何も言えないからです。
よほど同じことが続けば話は別ですが、そうでない場合は真摯に対応することが大切です。最低でも何か一言返すようにしましょう。
後で文句を言う
やってしまいがちなのが、根に持つことです。その時は「いいよ、わかった」と対応しておいて、後で文句を言ってしまえば台無しです。せっかく相手があなたに抱いた好印象を下げることになります。
一度承諾した以上、後で文句を言うのはやめましょう。自分が後で文句を言いたくならないためにも、埋め合わせの約束は早めにしておいたほうがいいですね。
ドタキャンされたときの対処法とは?
対応前に気持ちを落ち着ける
まずは気持ちを落ち着けることです。突然の事態に感情が乱されますが、それが収まってから対応しましょう。
たとえ、「その理由って本当?」とか「なんでそんなことになるの?」と思っても、それはあなたの視点での解釈に過ぎません。相手は相手で、自分がドタキャンしなければならない事態に困惑しているはずですよね。
そのため、気持ちを落ち着けて客観的に事態を把握しましょう。責めてもどうしようもないのですから、嫌でも受け入れるしかありません。
相手の立場を考える
とてもシンプルなことですが、「自分が相手の立場だったら」と想像してみましょう。たとえば「職場で残業を頼まれたから」という理由でドタキャンする場合を考えてみてください。
仕事を頼まれたら断れませんよね。恋人とデートの約束をしていても、仕事を断るのではなくデートを断らざるを得ないのです。そして、それをLINEやメールで恋人に伝えるのも、憂鬱な作業となるでしょう。
突然のドタキャンの連絡も、こうした経緯で送られてきたのだと考えると、責める気持ちが湧かなくなりませんか。いつか逆の立場になるときが来るかもしれないのですから、寛大な心を持っておきたいですね。
信頼できない相手なら次の約束はしない
何度もドタキャンを繰り返す相手であっても、基本的に責めるのは推奨できません。大抵の場合は関係が悪くなり、気まずい思いをすることになるからです。
そのため、そういう相手とは次の約束をしないようにしましょう。そもそも、何度もドタキャンするということは、相手はあまり乗り気ではないのかもしれません。そのような人とは約束するだけ時間の無駄でしょう。
こちらの気分も悪くなるので、今後は次の約束はしないようにしましょう。腹が立っても、埋め合わせなどを要求する必要はありません。
自分がドタキャンしたときに取るべき対応
誠心誠意、謝る
まずは謝罪することです。LINEであれ電話であれ、「本当に申し訳ないんだけど…」と謝罪の気持ちを込めてドタキャンを伝えましょう。
相手が責めてきたときも、基本的には謝罪の態度で対応しましょう。良識のある相手であれば、そこまで本気で責めてくることはないはずです。「次は頼むよー?」くらいの小言で許してもらえるはずなので、許してもらえたことに感謝しておきましょう。
理由は簡潔に
はじめにドタキャンを伝える際は、理由はあまり長々と書かないようにしましょう。なぜなら、詳細を言えば言うほど、嘘くさく見えるからです。あまり気にしていない相手であれば、「なんでそんなに必死に説明するの?」と逆に不審に思うでしょう。
もちろん、相手が事情を聴いてきたら詳しく話しましょう。ここでためらうと、今度は「なんで言い淀む?」と嘘くさくなってしまいます。
もし次に埋め合わせをするときが来たら、その時にドタキャンの理由を説明するとよいかもしれませんね。「あの時、実は上司とあれこれが大変で…」などと、エピソードとして話せば自然です。
別の日に埋め合わせをする
特に相手が恋人で、デートの約束をドタキャンした場合は、別の日時に埋め合わせをしましょう。
何人かの友人が集まるような約束であれば、1人抜けたくらいでは大きな影響はないでしょうが、デートでは別です。恋人に迷惑をかけたのですから、「今度美味しいお店に連れて行くね!」「次は私がおごるよ!」などと言えれば良いですね。
一番良いのは、ドタキャンした段階で次の約束をすることです。それが相手の不満をもっとも軽減できます。とはいえ、すぐには予定が決められないことも多いでしょう。そういう場合は、「来週の初めくらいには来月の予定が分かるから、そしたらまたデートしよう」など、可能な範囲で具体的に言うと、不信感が和らぎます。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!