浴室
よくしつ
浴室とは、家庭用の風呂場のことで、浴槽と洗い場があります。
浴室とは風呂場のことです。日本では、
浴槽と洗い場があるのが一般的です。
浴室には在来工法と
ユニットバスがあります。在来工法では広さや素材などを自由に選べる利点がありますが、費用は高めです。最近は工場生産された
ユニットバスが主流で、広さやデザイン、品質も豊富です。間取図には数値が表示されていることがありますが、「1618」であれば浴室の内側のサイズが1,600mm×1,800mmとりなります。
浴室を考えるときには、
浴槽の広さと体を洗うスペースのバランスが大切です。子どもと一緒に入ったり、介護が必要であれば、洗い場を広めにとるのがいいでしょう。
また、浴室は湿気のこもりやすい場所なので、換気や掃除のしやすさも重要です。一戸建ての場合に、従来は浴室を1階に設けるのが一般的でしたが、最近では2階に設けるケースも増えています。
ユニットバス
ユニットバスとは、浴室を構成する壁・床・天井・浴槽が工場生産された浴室のことです。システムバスとも呼ばれます。
各部材があらかじめ工場で成型され、現場で組み立てられます。そのため品質が安定し、工事期間も短くなります。間取図では「UB」と表記されることもあります。
ユニットバスのバリエーションや機能は日進月歩で、大きさや素材、カラーバリエーションは豊富で、防水性や保温性、バリアフリー性に配慮したものや、浴室温水乾燥機、保温浴槽、節水シャワー、ミストサウナなどの設備を組み込んだものもあります。
リフォームに際しても、浴室や浴槽の大きさを細かな単位で調整できるものもあります。リーズナブルなものから高級感のあるものまで、好みに応じてセレクトできるのがユニットバスの特徴です。
浴槽
浴槽とは、湯ぶねのことです。
浴槽には高温給湯式と追い焚き式があります。追い焚き機能付きは、お湯が冷めたときに沸かし直しができますが、給湯式のみでは差し湯をするか、お湯を入れ直す必要があります。
浴槽には、木製、ほうろう製、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)、ステンレス製、人工大理石製などがあります。素材により、見た目の美しさ、掃除のしやすさ、傷のつきにくさなど特徴があります。浴槽の形は、肩までつかれる深い浴槽から、足を伸ばして入る浅くて長いタイプ、半身浴用の座席のあるもの、またぎを低くしたバリアフリータイプや、曲線をもつデザインなど、バリエーションは豊富です。また、保温性に優れたものなど、機能や性能も多彩です。