ホワイエとは、フランス語で「たまり場」や「だんらんの場」を意味します。劇場・会議室・ホールなどの入口から観客席までの広い通路を指し、待ち合わせや幕間の休憩、社交の場として使われます。観劇などでは、ここでウエルカムドリンクが振る舞われることもあります。ロビーと同じような意味で使われることが多いようです。
住宅においては、広めの廊下や階段の上、階段の下などにゆったりとしたスペースを設け、椅子やテーブルなどを置いて、くつろぎのスペースとするものがあります。個室でもなく、パブリックでもない、半ば開かれていて、
リビングほどオープンな空間ではなく、一人や少人数で過ごす独特の空間となります。
おしゃれな空間ですが、無駄なスペースという見方もあります。
リビング
リビングとは、居間のことです。Living-roomのことで、家族だんらんのスペースになります。
かつての日本家屋では、「茶の間」と呼ばれた空間です。家族が一緒に寛ぎ、コミュニケーションの中心になる場所なので、家づくりや物件購入で重要視されます。
マンションではダイニングと一体となったLDや、キッチン・ダイニング・リビングが一体となったLDKが主流です。コミュニケーション重視かプライバシー重視か、居住空間が縦長か横長かなどでリビングの配置は違ってきます。リビングを通らずに各居室に出入りできるタイプや、あえてリビングインとしてLDから個室に出入りするタイプもあります。また、ゆっくりと眺望を楽しめる工夫なども施されます。
家で過ごす時間を考慮して、ライフスタイルに合ったリビングの広さや形状を決めるといいでしょう。