23歳の長男と15歳の次男を持つ、42歳の父親。そして「お父さんの日記」というブログを書いております、かあいがもんです。
今日は息子との旅を記録するためにカメラを買った話をしようと思います。
息子から旅のお誘い
ある日「父さん、一緒に旅に行こうよ」と長男が言ってきた。
高校生の時まではどちらかというとインドア派だった記憶があるのだけど、数年前に次男と行った海外の旅がきっかけとなり、急に行動的になった。
そんな長男が、わたくしと旅をしたいと言ってきた。
長男:いや、国内でいいんだよ。特に行き先とか決めないで、その日の朝の気分で決めるみたいな旅。で、その様子を動画にしたい。
なるほど、旅行ではなく旅。
旅行はあらかじめ行き先やスケジュールを決めるイメージがあるけど、その日の気分で決めるって、冒険要素の詰まった「旅!」という感じですな。
長男:うん、買おう、買おう。今持ってる一眼レフも動画を撮影できるけど、旅に持って行くなら軽いカメラがいいかなぁ。できればGoProとか。
なるほど、GoProとな。
hb.afl.rakuten.co.jp
ご存じの方も多いと思いますが、GoProはアクションカメラと呼ばれるカメラで、動きのあるアクティビティなどを臨場感たっぷりに撮影できる小型軽量カメラです。
手のひらに乗るくらいの小型にもかかわらず4K動画のような解像度の高い映像も撮影でき、アクティブな冒険要素のある旅の思い出を記録するにはうってつけだろう。
GoProで旅の様子を動画にしたい
長男と2人でGoProについて詳しく調べてみることにした。
その結果分かった、GoProを使った経験がないわたくしたちにとって魅力的な要素をあげてみる。
購入を検討した「GoPro Hero5 black」の魅力
(自転車、バイク、ヘルメット、サーフボード、車などなど、どこにでもつけられそう)
2.水深10メートルまで対応
(突然の豪雨や海でのアクティビティによさそう)
3.スマートフォンのアプリもあって、遠隔で操作できたり、編集ができたり、スマホでプレビューできたりする
(スマホと連携することで撮影の幅が広がりそうなのと、撮影した映像のチェックが簡単そう)
4.長時間の映像を短時間にする特殊撮影「タイムラプス」機能が搭載されている
(時間経過のシーンでタイムラプスのカットを入れたらカッコいい映像ができそう)
などなど、欲しくなる要素が満載だ。
さらにYouTubeで「GoPro」と検索すると、素敵な使い方や楽しそうな映像がたくさん出てくる。
長男:GoProを持って旅をするのって楽しそう。いつか家族で自転車旅とかして映像作りたいな。
確かに! それすげぇ楽しそう。
家族で自動車ではなく自転車で旅をするなんて、困難にぶち当たることしか想像できない。つまり、家族で困難を乗り越える旅をするということだ。家族で困難を乗り越えたらどうなるか。おそらく家族の絆は一層深まるに違いない。もはや家族というより共に戦った戦友レベルになるに違いない。息子たちと自転車に乗って困難に立ち向かう旅。もし、もしそれを撮影できたら、それはきっと感動の壮大なロードムービーになるな。おじいちゃんになってその映像を見たら、俺の人生は本当に素晴らしかったと思えるに違いない……。
と、火がつきまして
買いました。
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ついでにこちらも買いました。
こちらはKarma Gripといって、つまりのところGoProにつけると手ブレがなくなり、ダッシュして撮影しても、まるでフワフワと飛んでいるようなプロっぽい映像になる優れものです。
とてつもなく気分が盛り上がってしまい衝動的に買ってしまいました。
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GoPro本体と合わせて10万円くらいでしょうか。しかし、わたくしたちにとっては間違いなくそれ以上の価値になるでしょう。
GoProのポテンシャルを引き出す要素
まずは近所を歩きながらカメラテストしてみることにしました。
……しかしこれがですねぇ、なかなかGoProのポテンシャルを引き出すことができませんでした。
普通に撮影してもYouTubeで見たような臨場感が出ず、楽しそうな映像にならない。
わたくしたちが初めてGoProを扱ったからかもしれませんが、それにしてもポテンシャルを少しも発揮できていない気がするのです。
それでもテストを繰り返し、わたくしたちなりに、ある結論に至りました。
- 都会より自然、日本より海外の方がよさそう
- アイデア次第で臨場感のあるかっこいい動画が撮れそう
つまり、このGoProの良さを出すには、海とか緑とか空が広がる所でアクティブな行動をするのがいいかも、と。
ということで、とりあえずどこかに出かけてみることに。そう、息子との旅は突然やってきたのです。
一応、ゲーム大好き超絶インドア派の次男にも一緒に行くか聞いてみました。
次男:ベガス! ラスっ、ベガス!
長男:いやいや、ベガスって、旅でカジノしに行ってどうすんだよ。とりあえず国内でだよ。お前の旅はドラクエの世界と同じだな。ちなみに、お前の年齢だとギャンブルできないからな。
確かに次男はドラクエで冒険してるとカジノに入り浸り。
その後も次男に、何かしたいことないか? と聞いても、暑いから外出たくない! とか、夏にアクティブなことは絶対無理だわぁ、とか、ウメェものが食べたい! など長男が希望する旅の方向性と折り合いがつかなそうなので、今回は長男と二人で出かけることになりました。
GoProを持って旅に出た
と、いうことで
「いざ鎌倉」という有名な言葉もありますし、鎌倉に行くことにしました(特に一大事ではございませんが)。
GoPro片手に商店街で食べ歩いてみたり
長男です
神社に行ってみたり
自転車に乗ってみたり
と、気の向くままに鎌倉から江ノ島を巡ってきました。
二人で「こんな感じで撮ったら面白いんじゃない?」とか「動きのある感じにしたいから父さん走ってみる」とか「GoProすんげぇ楽しいわぁ」とか盛り上がりながらあれこれ試してみました。
そして、その日のうちにGoProで撮影したものを編集して作った動画がこちらです。早送りは使ってますが、色味などを編集で変えたりせずに、撮影したそのままの素材で作りました。
編集した動画を見ながら長男が
と、ケラケラと笑いながら言っておりました。
いやほんとその通り。
GoProに専用のスタビライザーのKARMA GRIPをつけたことにより撮影がとても楽だったんですよねぇ。
なんて言いますか、片手にソフトクリームを持っているくらいの手軽さで撮影できるし、結構動きながら撮影してもほとんどブレることがないし、広角で自撮り撮影すると絵がとても広いし、なにより個人的にはカメラが小さいからか撮影されている感じがしないのがよかった。
ファインダーでのぞかれてカメラを向けられると、撮影される側もなんか構えてしまいますけど、そういった「撮影されてる感」みたいなものはないように感じました。
息子が撮影してくれているのもあるかもしれませんけどね。
次男に今回の撮影のことを話したら
と、アウトドアだけれどアクティブではないことを言っておりました。
終わり……。
と言いたいとこですが後日、山にも行って撮影してきました。
再び長男です
こちらは高尾山です。
若いからですね、山頂に着いても余裕の表情です。
これくらいの山は「散歩みたいなもの」という感じでした。
余裕の長男
わたくしは普通の表情をするのが精いっぱいでした、目が笑っていません。
一方わたくしは目が笑っていません
こちらも動画を作ってみました。
いやぁ、今度はGoProを持って海外に旅に行きたいですなぁ。
そしてこんな感じの旅がしたいなぁ。
息子とエジプトに行って
謎の宮殿に忍び込み
牢獄に入れられ
無事脱出
撮影:高尾山トリックアート美術館にて
終わり。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
著者:かあいがもん (id:otousan-diary)
かあいがもん、15歳、23歳の父親。
俳優のお仕事をさせていただいております。
はてなブログで書いてる「お父さん日記」が書籍化。
発展途上の42歳でごさいます。
ブログ:かあいがもん「お父さんの日記」
書籍:「お父さんの日記」
Twitter:@gamon0524