結成30周年記念コンピレーション『94-Now: Collaborations』を携え、2025年1月に11年ぶりのジャパンツアーを開催するエイジアン・ダブ・ファウンデイション。最新のロッキング・オン1月号では、『94-Now: Collaborations』の論考テキストを掲載している。
そもそもなぜ、結成30周年の歩みを物語る作品が、人気曲を集めたベストアルバムではなくコラボレーション集なのか。
イギー・ポップやシネイド・オコナー、ヌスラット・ファテ・アリー・ハーンら世界中の伝説級アーティストたちとのコラボ曲も収められたこの作品は、インド/バングラデシュ系移民の音楽ワークショップから始まったADFによる、文化や世代の枠組みを越えた継承/連帯の歴史を記録しているからだ。
ドライ&ヘビー在籍時のリクル・マイやオーディオ・アクティブら、同時代を潜り抜けてきた日本のアーティストたちとの共闘も胸熱な『94-Now: Collaborations』。このアルバムを聴きながら、ぜひテキストに目を通してみてほしい。(小池宏和)
エイジアン・ダブ・ファウンデイションの記事が掲載されるロッキング・オン1月号