ジャンボ! 今回はレシピだ。それもケニア料理ではなく完全なる「カンバ料理」。
そう、私たちカンバ族にとっては非常にメジャーな料理だけど、他の部族は作り方はおろか、存在すら知らない人も多いのではないかってくらいの秘伝の料理。
それこそが今回お教えする『キムトゥ(kimutu)』である。子供たちにも大人気の甘ぁ〜いスイーツ料理なので、ぜひとも日本のみなさまもマスターしてほしい!
あえてキムトゥを英語にするなら、「sweet potato,eggs and honey」、つまりはサツマイモと卵とハチミツを使った料理である。用意するのもその3つだ。
さっそく作り方を説明しよう!
まずはサツマイモの皮をむこう。
その後、サツマイモを適当に切って、
綺麗に洗ってから
20分ほど茹でよう。
茹で終わったらスプーンでサツマイモを押し潰してマッシュ状態にする。
その後、卵をといて、
マッシュさつまいもに溶き卵を加え混ぜる!
フライパンに油かバターなどを入れて……
マッシュさつまいもを5分ほど焼く!
ちなみにこの間、ハチミツを加えると、より甘くて美味しい味になる。子供用なら絶対にハチミツinだ!
そして食べる準備ができたら、さらにハチミツでディップできるよう、お皿の中にハチミツスペースも作っておく。
\(^o^)/ これで完成! \(^o^)/
おいしいいいいいいいい!
カンバの世界では、このキムトゥを朝食として食べることが多い。
思い切り甘いのでチビッコたちに大人気だし、なによりエネルギー源にもなる。
ウチの娘も「おいしい、おいしい!」と大喜びで食べるメニューだ。
日本の読者の皆さんもこの朝食を作ってみてはいかがだろう?
ちなみに他の部族の人々がカンバ地域に来たとき、「この食べ物を食べたい」とよく頼まれる。
先にも書いたけど、ケニア(他の部族)でこの食べ物は一般的ではなく、カンバ族でのみ超メジャー。
カンバの子供たちは例外なくキムトゥが大好き。
もしもケニアに行ってカンバ族に会ったら「キムトゥ」の話をしたらニヤリとするかも? クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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