東京都は2024年2月25日より、都庁第一本庁舎(東側壁面)をキャンパスにしたプロジェクションマッピングを開始した。東京の夜を彩る新たな観光スポットとして毎日日没後(19時~)に実施されており、常設施設として「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示」として、ギネス記録に認定されている。
それはさぞ迫力のある上映に違いない! ってことで、平日夜に観に行ってみたところ……。あれ? ってなってしまった。平日はこうなのか……。
・ギネス認定のプロジェクションマッピング
都庁は東京の観光名所のひとつである。地上202メートルの展望室からは東京の街を一望できる。南展望室は夜10時まで入室可能で、夜景を楽しむこともできるのだが、夜間利用できることはあまり知られていない。
さて、そんな都庁のプロジェクションマッピングをひと目見たいと思い、私(佐藤)も平日の仕事終わりに都庁へと向かった。
都庁の真下に位置する「都民広場」から、間近で観覧できるらしい。30分おきの上映だから、多分次は19時のはず。早くあの真下まで行かないと、急げ!
広場に着くと……、結構人がいる! ざっと見て、数百人はいるんじゃないだろうか。やっぱみんな見たいよね、プロジェクションマッピングってワクワクするよな。
よ~し、間に合った! まだ通常照明が点灯している状態。スマホをばっちりセットして、あとは始まるのを待つだけ。さあ、来い! スゴイのを見せてくれ!!
キター! なんか始まった~!!
オレンジ色の光が建物を走る。なんかサイバーチックな演出だな。どうなる? これがどうなるんだ?
うお、草が生えてきた。全体的にゆっくりした動きの画だな。もっと見せてくれ、ドーン! とスゴイの来いよ。
あれ? なんか静止画みたいな画になった。これ、動いてる? 動いてるか。で、どうなんの?
これで1回目の上映終了~。
……なんか思ったより地味だったな。これで全部終わり?
少しして2回目の上映来た! でも、さっき見たかな? サイバーチックなオレンジの演出は。
で、草生えると。見たな、コレ、やっぱさっき見たよな。
で、静止画みたいなヤツと、うん。
また少しして3回目が始まったけど、まずサイバーチックね、うん。
そんで草ね、うん。
で、静止画。同じ内容を3回やりよるね。
・平日より土日祝
う~~~ん、どうやら平日はこんな感じのようです。勝手にド派手な演出を期待してしまったけど、あとから調べたら、上映プログラムは平日と土日祝で違うらしい。
平日は都庁をシンボリックに演出する「Evolution」と、月齢シルエットと都内の観光スポットを掛け合わせた「Lunar Cycle」の2つ。Lunar Cycleは毎日替わるそうだ。それぞれ約2分半の映像で、平日の上映はこの2つのみ。
それで、土日祝は三楽章からなる壮大な構成の「TOKYO CONCERTO / 東京協奏曲」と、Aimerさんの楽曲『残響散歌』と『800』に合わせた映像を上映しているのだとか。
つまり、土日祝の方がより迫力のある映像を楽しめるらしい。なお上映は19時から30分おきで、19・20・21時は15分間の映像、19時半・20時半は10分間の映像となっている。
詳しくは、特設サイトの上映スケジュールを確認して頂きたい。私のように調べずに行くと、勝手な期待で拍子抜けしてしまうかもしれないので、ご注意を。
参考リンク:TOKYO Night & Light
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼オープニングイベントのダイジェスト映像
https://youtu.be/4b2Sf6VTY8I?si=HaoVvkKeFbXxObFO