中学生棋士が将棋界に大旋風を巻き起こしている。本日2017年6月26日、前人未到の29連勝をかけて、増田康宏四段(19歳)との大一番に臨んでいる藤井聡太四段(14歳)。本記事を執筆中の26日16時時点ではまだ対局中のため結果はわからないが、藤井四段はお昼ごはんに950円の「豚キムチうどん」を注文したそうだ。
「昼飯なんて どーでもええわ!」と思った読者もいるかもしれないが、そんな藤井四段のお昼ごはん情報と同じくらい重要な(?)ニュースを今回はお届けしたい。それは……日本将棋連盟のホームページ・英語版での紹介のされ方。藤井四段の名前が、とんでもないことになっているのだ。
・原因は誤訳
日本将棋連盟のホームページの英語版がヤバイことになっている件については、以前の記事でも紹介した。詳しくはそちらを参照して欲しいが、日本語版から英語版に切り替えた途端、
【日本語】渡辺明 竜王(棋王)→ 【英語】Akira Watanabe Dragon King (Kio)
というように、ウソのような翻訳結果が表示されてしまうのだ。そしてそれは現在も改善されておらず、盛大なる誤訳のオンパレードとなっている。ということは……!
そう! 今もっとも注目されている中学生、藤井聡太(ふじい そうた)四段も誤訳の被害に。同四段が紹介されている棋士データベースのページを開き、日本語版から英語版に切り替えると……
【日本語】藤井 聡太(四段)→ 【英語】Satoshifutoshi Fujii (4-dan)
名前の「聡太」が「Satoshifutoshi」になってしまうのだ。確かに、「聡太」は「さとしふとし」と読めなくもない。読めなくもないが、そのように訳すとは……なんという思い切りの良さだろうか。
なお、本日藤井四段と対戦している増田康宏(ますだ やすひろ)四段は、
【日本語】増田 康宏 → 【英語】Yasuhiro Masuda
と、問題なし! ただし、その近くに記載されている井出隼平(いで じゅんぺい)四段は……
【日本語】井出 隼平 → 【英語】Hayabusataira Ide
と、これまたエラいことになっている。
・なぜ改善されない?
それにしても、日本将棋連盟の英語版ホームページがヤバイということは、随分前から指摘されている。にもかかわらず、まだ改善されないのは何故なのだろうか? もしかしたら、「こういうのがネットでは話題になるんだよ〜だから変えないぜ☆」と日本将棋連盟が先手を読んでいるから……なのかもしれない。