数奇な運命の糸に操られ、滅びゆくVHSテープ ※画像はphotoACより
人生のイベントや子供の運動会、思い出のテレビ番組……人類が、増えすぎた記憶をビデオテープに保存させるようになって、既に半世紀。 巨大なVHSテープは人類の第二の記憶のよりどころとなり、人々は子を産み、育て、録画し、そして死んでいった。 西…
小寺信良(こでら・のぶよし)
1963年、宮崎県出身。18年間テレビ番組編集者を務めたのち、文筆家として独立。専門分野はコンシューマ映像機器、放送機器、映像技術、放送文化、著作権行政、エネルギー問題、子供とIT、PTAなど。2019年より故郷の宮崎県へ移住し、執筆活動を続ける。