WO2000072628A1 - Emetteur-recepteur comportant un haut-parleur a conduction osseuse - Google Patents

Description

明 細 書 骨伝導スピーカーを用いた送受話装置 技術分野

本発明は骨伝導スピーカーを用いた送受話装置、 より詳細には、 骨伝 導スピーカーを利用して小型に構成した、 P H Sや携帯電話あるいは無 線機に接続して用いる送受話装置に関するものである。 背景技術

従来の電話機等の送受話器においては、 騒音下での使用を考慮して送 話側には接話型マイクを使うなどの工夫がこらされているが、 受話側の 方には単なる音圧型スピーカーが用いられているに過ぎないため、 聞き 取りに支障を来していた。 この聞き取りにく さを補うために片耳を指で 塞ぎながら通話している光景は、 しばしば目にするところである。 また、 携帯電話や P H Sにおいては、 小型のケ ス内にマイクとスピ 一力一とが配置されるため、 受話側を耳に密接させると自ずと送話側の マイクは口元から離れることとなり、 小声で話す場合には音声が十分に 相手側に伝わらないことがある。

かかる欠点を補うものとして、 携帯電話等用に、 マイクとスピーカー を分離した外部接続用の送受話装置があるが、 従来のこの種のタイプの 送受話装置は、 いずれも耳かけタイプまたは耳穴に揷入するタイプのも ので、 ヘッ ドセッ ト等を使用している場合の用には供し得ない。 また、 物理的に耳から口元までの距離を考慮に入れなければならないため、 小 型化が困難であり、 形状的な制約が伴い、 マイクとスピーカ一とが分離 されているために携帯性、 装着性が悪く、 とっさの着信時に使用するの にも適さない。 上述したように、 従来の携帯電話等の外部接続用送受信装置には種々 の欠点があつたので、 本発明はそのような欠点のない、 即ち、 小型、 軽 量で装着性がよく、 しかも、 騒音の中でも聞き取りに支障がなく、 公衆 の中でも周りの迷惑にならない程度の小声で通話でき、 さらには、 へッ ドセッ ト等を使用して音楽等を聞きながらでも通話ができる電話、 無線 機等の送受話装置であって、 アクセサリーとしても使用可能な送受話装 置を提供することを課題とする。 発明の開示

本発明は、 骨伝導スピーカー部とマイク部と駆動回路収納部とを備え ていて電話機又は無線機に接続可能であり、 前記骨伝導スピーカー部は 前記マイク部を口元に配した際に顔面の任意の位置に当接可能に配置し て成る骨伝導スピーカーを用いた送受話装置である。

前記骨伝導スピーカ一部、 及び前記マイク部に、 キャップ状又は指輪 状の指掛部を設けることもあり、 また、 前記骨伝導スピーカ一部、 マイ ク部、 及び駆動回路収納部を、 装飾性に富んだ外装材で覆ってフアツシ ョン性を持たせることもある。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明の一実施形態の斜視図である。 第 2図は、 本発明の 他の実施形態の斜視図である。 第 3図は、 本発明の更に他の実施形態の 斜視図である。 第 4図は、 本発明の更に他の実施形態の斜視図である。 第 5図は、 本発明の更に他の実施形態の斜視図である。 第 6図は、 本発 明の更に他の実施形態の斜視図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明の実施の形態につき、 添付図面を参照しつつ説明する。 図 1に 示されるように、 本発明に係る骨伝導スピーカーを用いた送受話装置 1 は、 骨伝導スピーカーで構成される骨伝導スピーカ一部 2 と、 通例、 接 話型マイクロフォンで構成されるマイク部 3と、 その中間に配置される スピーカー増幅器、 マイク増幅器、 バッテリー等 （電話機又は無線機の 本体から、 電源供給される場合はバッテリーは含まれない。 ） を含む駆 動回路収納部 4と、 上記各構成部を支持すると共に電気的に接続する連 結部 5とで構成される。

骨伝導スピーカー部 2は、 音声を骨伝導音と して伝達するものであつ て、 使用時に耳の周辺部に密着状態にされる。 骨伝導スピーカ一部 2と マイク部 3とは、 駆動回路収納部 4を挟んで略対称の位置に配置される ことが多い。

骨伝導スピーカ一部 2 とマイク部 3の構造体 （シェル） には、 皮膚に なじみ、 且つ弾力性、 柔軟性を有する素材、 例えば軟銅線、 ゴム、 ウレ タン樹脂、 ポリ塩化ビニール樹脂、 シリ コン樹脂等が用いられる。

図中 6は、 本装置を携帯電話、 P H Sあるいは無線機本体に接続する ための接続コードである。

図 2に示す実施形態は、 本装置の顔面に対する装着並びに支持操作を 容易にするために、 骨伝導スピーカ一部 2及び 又はマイク部 3に、 キ ャップ状又は指輪状の指掛部 7を設けたものである。 この場合は 1本又 は 2本の指を指掛部 7に挿入し、 骨伝導スピーカ一部 2を額、 こめかみ、 頰骨、 眉間などに軽く接触させて受信音を聞き、 下方に位置するマイク 部 3を口元に近づけて通話を行なう。

マイク部 3を手の内側に配置すれば、 手のひらで口元を覆いながら通 話でき、 携帯電話、 P H Sあるいは無線機を単独で使用するより遥かに 小声で通話することが可能となる。

図 3に示す実施形態は、 連結部 5を C字状に構成することにより、 手 首に装着して携持し得るようにしたものである。 即ち、 連結部 5に適度 な弾力性を持たせることにより、 手首装着時に、 骨伝導スピーカ一部 2 とマイク部 3を離すように開いて手首を挿入することにより、 連結部 5 の復元力で本装置が手首に軽く保持されるようにすることができる。 図 4に示す実施形態は、 送受話装置 1にァクセサリ一適性を持たせた ものである。 この場合、 上記各構成部 2〜4は個別の （図 4、 図 5 ) 、 あるいは、 一体の （図 6 ( A ) 、 ( B ) 、 ( C ) ) 外装材 8、 9に被装 される。 外装材 8、 9は、 好ましくはゴム、 ウレタン樹脂、 シリコン樹 脂等の吸振性を有する素材製、 又はその素材をプラスチック、 金属など の硬質材料で被覆したものとし、 装飾性に富んだ任意の形状、 模様、 色 彩の外観とする。

なお、 各構成部 2〜4を個別のものとした場合、 連結部 5を駆動回路 収納部 4内に押込可能にする等の方法により、 不使用時に各構成部 2〜 4をまとめて全体をコンパク ト化し得るようにしてもよレ、 （図 4 ( B ) 参照） 。

また、 上記構成部 2〜4のいずれか 1つ又は複数をク リ ップ状に成形 したり、 裏側にホック等を取り付けたりすれば、 不使用時にアクセサリ 一として着衣に装着しておく ことができるようになる。 その場合は、 着 信時または発信時における対応をより迅速に行うことが可能となる。 産業上の利用可能性

本発明は上述した通りであって、

1 ) スピーカ一として骨伝導スピーカーを用いるのでスピーカ一部を 耳に当てる必要がなく、 そのため口元から耳までの距離に影響されずに 自由な形状に構成することができる。

2 ) 騒音の中でも聞き取りやすく、 公衆の中でも携帯電話、 P H Sあ るいは無線機を単独で使用するよりも遥かに、 周りの迷惑にならない程 度の小声で通話することができる。

3 ) 使用時にスピーカ一部が必ずしも耳の周辺部に位置しないので、 例えばへッ ドセッ ト等を利用して音楽を聞いている場合に、 その音楽を 聞いた状態のままでの通話が可能である。 4 ) 小型、 軽量、 且つ自由な形状の装飾性に富むアクセサリー型送受 話器とすることができ、 新たな需要を喚起でき、 使用者の趣好心を満足 させることができる。

といった効果があり、 これによつて携帯電話等の利用者が更に増えるこ とで、 通信産業の経済効果が助長される。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 骨伝導スピーカー部とマイク部と駆動回路収納部とを備えていて電 話

機又は無線機に接続可能であり、 前記骨伝導スピーカー部は前記マイク 部を口元に配した際に顔面の任意の位置に当接可能に配置して成る骨伝 導スピーカーを用いた送受話装置。

2 . 前記骨伝導スピーカ一部と前記マイク部とを、 前記駆動回路収納部 を挟んで配設した請求項 1に記載の骨伝導スピーカーを用いた送受話装 置。

3 . 前記骨伝導スピーカ一部とマイク部を構成する構造体を、 軟銅線、 ゴム、 ウレタン樹脂、 ポリ塩化ビニール樹脂、 シリ コン樹脂等、 弾力性、 柔軟性を有する素材製としたことを特徴とする請求項 1又は 2に記載の 骨伝導スピーカーを用いた送受話装置。

4 . 前記骨伝導スピーカ一部及び/又は前記マイク部に、 キャップ状又 は指輪状の指掛部を設けたことを特徴とする請求項 1、 2又は 3に記載 の骨伝導スピーカーを用いた送受話装置。

5 . 前記骨伝導スピーカ一部、 マイク部、 及び駆動回路収納部を、 装飾 性に富んだ外装材で覆ったことを特徴とする請求項 1乃至 4のいずれか に記載の骨伝導スピーカーを用いた送受話装置。

6 . 前記骨伝導スピーカ一部、 マイク部、 及び駆動回路収納部の 1又は そのいくつかを、 着衣に引掛可能にしたことを特徴とする請求項 1乃至 5のいずれかに記載の骨伝導スピーカーを用いた送受話装置。