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JPS6230176B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6230176B2
JPS6230176B2 JP53045452A JP4545278A JPS6230176B2 JP S6230176 B2 JPS6230176 B2 JP S6230176B2 JP 53045452 A JP53045452 A JP 53045452A JP 4545278 A JP4545278 A JP 4545278A JP S6230176 B2 JPS6230176 B2 JP S6230176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
butane
acetic acid
oxygen
reaction
bromine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53045452A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53149916A (en
Inventor
Jon Jimaashiido Uirufuoodo
Jon Shurosumatsuhaa Edowaado
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Standard Oil Co
Original Assignee
Standard Oil Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US05/788,984 external-priority patent/US4111986A/en
Application filed by Standard Oil Co filed Critical Standard Oil Co
Publication of JPS53149916A publication Critical patent/JPS53149916A/ja
Publication of JPS6230176B2 publication Critical patent/JPS6230176B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/215Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of saturated hydrocarbyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/04Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides onto unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • C07C67/05Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides onto unsaturated carbon-to-carbon bonds with oxidation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、本質的に臭素およびコバルトよりな
る溶解された触媒の存在下に、自己持続性発熱反
応を開始させるに充分な濃度の酸素を含有するガ
スをブタンに接触させることからなるノルマルブ
タンを酢酸に酸化する方法に関する。更に詳しく
は、本発明は酸素含有ガスを自己持続性発熱反応
を開始させるに充分な割合で酢酸を含む溶媒、ブ
タン、そして本質的に臭素およびコバルトよりな
る溶解された触媒を包含する反応媒体の表面下に
注入することを包含するノルマルブタンを酢酸に
酸化する方法に関する。 多くの参考文献が有機化合物の金属/臭素触媒
酸化を記載している。例えば、米国特許第
3293292号明細書は、マンガン、コバルトおよび
臭素を包含する触媒を使用してノルマルブタンを
酸化することによる酢酸の製法を記載している。
この特許においては、その触媒の三成分の各々が
酢酸生成のために本質的であると述べている。本
特許明細書の例1は、オートクレーブに酢酸、酢
酸コバルト、酢酸マンガンおよび臭化アンモニウ
ムを仕込み、オートクレーブをシールし、この溶
液にノルマルブタンを加え、反応成分を約177℃
(約350〓)に加熱し、窒素で63.27Kg/cm2
(900psig)に加圧しそして次いでこの窒素ブラン
ケツトに約65.4Kg/cm2(約930psig)の圧力を保
つに充分な速度で酸素を加えることからなる方法
を記載している。この反応は、それ以上の発熱が
観察されなくなつた2 1/2時間後に停止したと考
えられた。例6でコバルト塩を除去してこの反応
をくりかえした場合には、反応は1時間後には起
つていなかつた。同様に、マンガン塩を除去して
この反応を例6についてくりかえした場合にも、
1時間後に酸化は生起していなかつた。従つて、
前記米国特許の発明者であるオリビア氏は各金属
成分が必要であると考えたのである。 米国特許第2920087号明細書は、本質的にコバ
ルト、臭素およびカルボン酸よりなりそして臭素
原子とコバルト原子の比が0.008〜1.9の触媒を使
用して酸素を種々の有機化合物と反応せしめる酸
素化生成物の製造方法を記載している。この特許
明細書(第2欄第67〜70行)においては、より高
い臭素対コバルト原子比例えば2:1では反応が
停止すると記載している。また第1欄第55行以降
では、酸化工程は溶媒なしかまたはほとんど水溶
性がなくそして/またはそれから水を蒸溜により
速やかに除去しうる適当な不活性溶媒中で実施さ
れるべきであると述べている。第4欄第36行にお
いては、その中に水が顕著に可溶性である溶媒は
一般に満足できないとしている。更に前記米国特
許第2920087号明細書では、有意に水溶性の有機
物質例えば酢酸が生成される場合には、これら化
合物を効率よく酸化させるためにはほとんど水溶
性のない不活性溶媒の使用が必要であると指摘し
ている。米国特許第3247249号明細書はまた、金
属/臭素触媒を使用した種々の有機化合物の液相
酸化を開示している。 本発明の目的は、ブタンから酢酸を生成させる
ための新規な方法を提供するにある。他の目的は
本明細書の以後の記載から明らかであろう。 本発明者らはここに、自己持続性発熱反応を開
始させるに充分な酸素をブタンに接触させる場合
には、本質的にコバルト/臭素よりなる溶解され
た触媒を使用してブタンを酸化することによつ
て、高収率でノルマルブタンから酢酸を生成でき
ることを発見した。以下に説明するように、気体
状酸素を、自己持続性発熱反応を開始させるに充
分な割合で、反応媒体の表面下に注入することが
好ましい。米国特許第3293292号明細書における
オリビア氏の開示とは逆に酸素が反応媒体の表面
下に注入されるならば、この方法をマンガン全く
なしの状態でn−ブタンに関して実施することが
できる。酸素が前記明細書例1および例6に説明
されているように、反応成分の上の空気空間に加
えられる場合には、実質的反応は行われず、そし
てマンガンが必須の触媒成分となる。従つて、好
ましくは反応媒体の表面下に注入することによつ
て自己持続性発熱反応を開始させるに充分な酸素
にブタンを接触させることが本質的である。その
他の点で等しいならば、本法におけるマンガンの
除外は、ブタンの酸化の間におけるプロピオン酸
の生成がより少いという別の利点を有している。
更に、米国特許第2920087号明細書の開示とは逆
に、臭素対コバルト原子比は2以上にすることが
でき、そして水溶性溶媒例えば酢酸の使用が有利
である。何故ならば、酢酸溶媒は所望の酸化生成
物(酢酸)なら分離されねばならない副生物を構
成しないからである。 本発明に有用な溶媒は酢酸を包含する。この酢
酸は約10重量%までの水を含有しうるけれども、
氷酢酸を使用することが好ましい。その理由は、
水は酸化反応に若干の阻害作用を有しているから
である。所望により、種々の他の実質的に不活性
の希釈剤例えばベンゼンを酢酸と組合わせて使用
することができる。前記のように酢酸は主酸化生
成物から分離されねばならない望ましくない副生
物を構成しないという利点を有している。種々の
その他の有機酸を使用することができる。例えば
ブタンの酸化から再循環される酢酸はプロピオン
酸、酪酸その他を含有しうる。溶媒(酢酸および
他の希釈剤例えば水その他)は反応媒体の約20〜
98重量%を構成しうる。 本発明に有用な触媒は、本質的にコバルト成分
および臭素成分よりなる。一原子としての臭素成
分のコバルトに対する比は約1:1〜10:1また
はそれ以上、好ましくは1.5〜5:1の範囲であ
りうる。触媒成分はブタン1モル当り約1〜50ミ
リモルのコバルトおよび2〜500ミリ当量の臭素
の濃度で存在しうる。この方法における触媒では
ないテルルを反応媒体中に存在させることができ
る。テルルの添加は、ブタンからの酢酸および
C2またはC3−オレフインのグリコールアセテー
トへのアセトキシル化の同時製造を可能ならしめ
る。その理由は臭化テルルがアセトキシル化反応
を触媒作用し、一方テルルはブタンの酸化を阻害
しないからである。酢酸とグリコールアセテート
の両者を製造する時にマンガンを除外することは
有利である。何故ならば、マンガンは明らかに、
臭素の掃去またはTeO2 --との不溶性塩の形成に
よつてオレフインのグリコールエステルへのアセ
トキシル化を阻害する傾向があるからである。更
にブタンの酸化をマンガン含有触媒を使用して実
施した場合には、グリコールアセテートは不安定
となる傾向がある。 コバルトは例えば金属、二価状態または三価状
態のいずれかの原子価状態で使用することができ
る。適当なコバルト源としては、臭化第二コバル
ト、臭化第一コバルト、1〜18個の炭素原子を含
有するカルボン酸の第一または第二コバルト塩例
えば蟻酸第一コバルト、酢酸第二コバルト、プロ
ピオン酸第二コバルト、ステアリン酸第二コバル
ト、アジピン酸第二コバルト、コハク酸第一コバ
ルトその他、鉱酸のコバルト塩例えば硫酸第二コ
バルト、燐酸第一コバルト、塩化第二コバルトそ
の他があげられる。一般に、臭化コバルトおよび
酢酸のコバルト塩が好ましい。その理由はこれら
触媒の陰イオン成分は反応媒体中に追加の余分な
副生物を導入しないからである。 触媒の臭素成分は、元素状臭素として、臭素イ
オンとして、有機基への結合物その他として加え
ることができる。適当な臭素源としては、臭素、
臭化水素酸、臭化アンモニウム、臭化ナトリウ
ム、臭化カリウム、臭化リチウム、臭化第一コバ
ルト、臭化第二コバルト、テトラブロモエタンそ
の他があげられる。 本発明に有用な酸素含有気体としては空気、若
干のアルゴンを含有しうる実質的に純粋の酸素そ
の他をあげることができる。酸素含有ガス中の自
己持続性発熱反応を開始させるに充分な酸素を、
溶解触媒の存在下に、ブタンに接触させなくては
ならない。これは二つの技術のいずれか、例えば
酸素とブタンを激しく混合することによるかまた
は反応媒体の表面下に酸素を注入することによつ
て達成することができる。どちらの場合にも、ブ
タン100gにつき少くとも毎時5(STP)の酸
素の割合で酸素に接触させなくてはならない。最
初にブタン100gにつき1時間当り5よりも少
い割合の酸素に接触させた場合には、実質的に自
己持続性発熱反応は起らない。必要な接触および
酸素濃度を確実ならしめるためには、酸素含有ガ
スを好ましくは反応媒体の表面下に注入する。こ
の場合でさえも、酸素含有ガスを反応媒体中に比
較的低い速度(ブタン100g当り5/時以下の
酸素)で酸素を泡として送つた場合には、実質的
なブタンの酸化は生じない。自己持続性発熱反応
を開始させるに必要な酸素の最小濃度は、一部は
触媒成分に依存する。例えば、その他の事項が等
しいならば、臭化第一コバルトの代りに酢酸第一
コバルト/臭化アンモニウム触媒系を使用した場
合には、自己持続性発熱反応を開始させるために
は、実質的により高い割合(約3倍の割合)で酸
素を注入しなくてはならない。酸素含有ガス注入
の最適の割合は基礎的実験で決定することができ
る。一般に、ブタン100gにつき1時間当り少く
とも10/の割合の酸素で酸素含有ガスを注入す
ることが好ましい。自己持続性反応が発熱性とな
つた後、酸素の添加速度を何倍にも上昇させるこ
とができるしそしてそれが有利である。バツチ基
準の場合には、好ましい技術使用の場合には、そ
の反応は典型的には250gの酢酸中で150gのブタ
ンを完全に酸化させるために約30分〜2時間を要
する。所望により酸素含有ガスおよびブタンを予
め混合しそして反応媒体中に好ましくは注入して
加えることができる。しかしながら、この技術が
使用される場合には、危険を最小にするために酸
素含有ガスおよびブタンの濃度を爆発限界の外に
おくべきである。 酸化は約65〜232℃(約150〜450〓)の温度で
実施することができる。ブタンは好ましくは少く
とも177℃(350〓)の温度で酸化される。他の条
件が等しいならば、反応温度を149〜177℃(300
〜350〓)に上昇させた場合、反応開始時間は4
1/2分から1 1/2分に短縮され、そして生成物収
率は上昇する。より低い温度における一層低い収
率は、明らかに、反応中に生成した水による触媒
の部分的不活性化に由来する。 反応は一般に反応媒体中に導入される酸素濃度
により制御されるけれども、ブタンの最大変換は
触媒濃度がブタン1モル当りコバルト3ミリ当量
または臭素7ミリ当量以下に低下した場合にはそ
の触媒濃度により限定される。この水準以上で
は、酸素濃度が生成物の収率を決定する。 この方法は、約35〜210Kg/cm2(約500〜
3000psig)、好ましくは約56〜105Kg/cm2(約800
〜1500psig)の圧力で実施することができる。し
かしながら、この圧力は、酸素が発熱反応を開始
させるに充分な割合で反応混合物の表面下に注入
される場合には比較的重要性が低い。 この酸化はバツチ式または連続的に実施するこ
とができる。どちらの場合にも、一般に溶媒、ブ
タン、コバルトおよび臭素化合物を反応器に仕込
みそして反応温度に加熱する。酸素含有ガスをそ
の後で好ましくは反応媒体の表面下に自己持続性
発熱反応を開始させるに充分な割合で注入してブ
タンの各分子を段階的過程で大約酢酸2分子に切
断させる。この過程は明らかにメチルエチルケト
ンおよびジアセチルの形成を経由して進行する。
前記のように、酸化は大なる酸素添加割合におい
て発熱反応が生じなくなつた時には完了してい
る。 酸化生成物は熱中留分中に回収された低沸点エ
ステル分画例えば酢酸メチル、酢酸エチルその他
および酢酸の分画蒸溜により精製することができ
る。ある目的に対しては、低沸点物の除去以上の
酢酸の精製は不要である。例えば、いくらかの臭
素含有残渣を混入した酢酸をパラキシレンまたは
メタキシレンのテレフタル酸およびイソフタル酸
への酸化のための溶媒媒体として使用することが
できる。何故ならば、これら芳香族酸の生成には
臭素/コバルト触媒系が工業的に使用されている
からである。同様に若干の臭素含有残渣、プロピ
オン酸および酪酸を混入した酢酸をブタンの酸化
のための溶媒媒体として循環させることができ
る。種々の低沸点エステルを加水分解しそしてそ
の酢酸を通常の技術で回収することができるし、
またはそれらをその他の酸化の溶媒媒体として循
環させることができる。 連続法においては、完全にブタンを酢酸に酸化
させるために部分的に酸化されたブタンを好まし
くは逆混合する。逆混合しなかつた場合は、一般
に、メチルエチルケトンおよびジアセチルの両者
を含有する最終生成物を与えることになる。 例 磁気駆動装置、冷却コイル、浸漬レグ、熱電
対、排気口、ノツクバツク式コンデンサーおよび
ラスカポンプを付した1容チタニウムオートク
レーブに5モルの氷酢酸および17ミリモルの臭化
第一コバルト6水和物を仕込んでシールしそして
窒素で14〜18Kg/cm2(200〜250psig)に加圧し
た。ラスカポンプを使用して2.5モルの液体状ブ
タンを反応器に仕込んだ後、窒素でこの反応器を
28〜35Kg/cm2(400〜500psig)に加圧し、そして
177℃(350〓)に加熱した。窒素でその圧力を60
Kg/cm2(850psig)に上昇させた後、熱を切り、
そして浸漬レグを通して反応器中のブタン100g
当り34(STP)/時の速度で酸素を加えた。反
応は1〜1 1/2時間後に発熱性となりそして酸素
の流れはブタン100g当り酸素97/時に増大さ
れた。70分後、発熱反応は停止した。この生成物
は反応器に仕込んだ原料酢酸および触媒の重量の
185%であり、そしてこれは81.4重量%の酢酸、
0.79重量%のプロピオン酸および10.7重量%の水
を包含していた。これは仕込まれたブタンの約71
モル%の酢酸への変換を示した。変換されたブタ
ン基準で酢酸への選択率は77.5%であつた。 例 例をくりかえしたがただし触媒は7ミリモル
の酢酸第一コバルトおよび18.4ミリモルの臭化ア
ンモニウムであり、そしてその反応温度は149℃
(300〓)から開始された。この場合、開始時間は
4.5分であり、そして液体生成物は反応器中の触
媒および酢酸の出発重量の159%の重量であつ
た。この生成物は83.2重量%の酢酸および9.46%
の水を包含していた。 例 例をくりかえしたがただしその触媒は7ミリ
モルの酢酸第一コバルトおよび18.4ミリモルの臭
化アンモニウムでありそしてその反応は179℃
(355〓)で開始された。47分後、酸素添加を停止
した。酢酸および触媒の出発重量基準で152%収
率の生成物が得られた。これは84.5重量%の酢酸
と8.93%の水とを包含していた。 例 本例は、酸素が酢酸反応媒体の液面より下に注
入されなくてはならないことを示している。例
をくりかえしたがただしノツクバツクコンデンサ
ーを除外し、酸素を反応媒体の液体水準より上で
窒素ブラケツトに加え、そして反応温度を177℃
(350〓)に保つた。全部で2.8Kg/cm2(40psig)
の酸素を加えて反応器の圧力を66Kg/cm2
(940psig)に上昇させた。177℃(350〓)に60分
間保つた後、反応は存在しなかつた。従つて本例
は酸素が反応媒体の液面より下に注入されなくて
はならないということを示している。 7ミリモルの酢酸第一コバルトおよび70ミリモ
ルの臭化アンモニウムを使用しそして2.1Kg/cm2
(30psig)の酸素を窒素ブラケツトに仕込んで反
応器を65Kg/cm2(930psig)に加圧して本例をく
りかえした場合には、177℃(350〓)で60分後に
反応は生じなかつた。 例 本例は、前掲米国特許第3293292号明細書中に
示されているように触媒がマンガン成分を含有し
ている場合には、窒素ブラケツトに酸素を加える
ことによつて酢酸を生成させうることを示してい
る。例をくりかえしたがしかしその触媒は例
に使用された酢酸第一コバルトおよび臭化アンモ
ニウムの他に7.3ミリモルの酢酸マンガンを包含
しており、そして酸素は窒素ブランケツトに添加
された。その反応器中の圧力が66Kg/cm2
(940psig)に達するまで酸素が加えられ、、そし
て次いで添加を中止した。1時間後、圧力は68
Kg/cm2(970psig)に上昇したが発熱は観察され
なかつた。圧力を排気によつて63Kg/cm2
(900psig)まで低下させ、そして再び酸素を加え
た。最初の酸素添加後、110分で反応は発熱し
た。そして操作は151分後に停止された。生成物
収率は出発触媒および酢酸基準で156重量%であ
り、そしてこれは83.7重量%の酢酸、2.92重量%
のプロピオン酸および10.3%の水を包含してい
た。 例 本例は酢酸反応媒体の液面より下に酸素を注入
しなくてはならないことを示している。60分の代
りに2時間の反応時間を使用して例の最初に記
載の操作をくりかえした。この場合、酸素を窒素
ブランケツトに仕込んでその圧力を63〜65Kg/cm2
(900〜930psig)に上昇させた。反応開始後25分
で若干の反応熱が観測されたがしかしそれは終熄
し、そして次いで反応の開始後56分で再び始まつ
た。残余の実験は68Kg/cm2(970psig)で行われ
たが、明らかに間欠的に反応が起つているようで
あつた。酢酸および触媒の出発重量基準で119%
の生成物収率が得られた。 前記の操作をくりかえした場合には、50分経過
後に反応は生じなかつた。排気によりその圧力を
68Kg/cm2(970psig)から63Kg/cm2(900psig)に
低下させ、追加の4.2Kg/cm2(60psig)の酸素を
窒素ブランケツトに加えると非常にわずかな反応
が起つた。酢酸および触媒の出発重量基準で111
%の生成物収率が得られた。 前記実験は、発熱反応および有意の収率を得る
ためには、酸素を酢酸反応媒体の液面(レベル)
より下に注入しなくてはならないということを説
明している。 例 本例は、好ましい触媒である臭化第一コバルト
を使用する場合の自己持続性発熱反応の開始に必
要な最小酸素割合の決定方法を説明している。一
般に、例に記載の技術は次のとおりであつた。 (a) ノツクバツクコンデンサーを付した1容チ
タニウム磁気作動オートクレーブ中に、300g
(5.0モル)の酢酸および2.29g(7ミリモル)
の臭化第一コバルト6水和物を仕込んだ。反応
器を窒素で14Kg/cm2(200psig)に加圧し、そ
して次いで2.5モルのn−ブタンをラスカポン
プを使用してこの反応器に供給した。撹拌を開
始しそしてこの反応器を177℃(350〓)に加熱
した。次いで追加の窒素をこの反応器に加えて
圧力を60Kg/cm2(860psig)に達せしめた。そ
の端部が反応器の底1/2インチ内にある浸漬レ
グを通してブタン100g当り0.132立方フイー
ト/時〔2.6/時(STP)に相当〕で酸素を
加えた。27分後反応器の圧力は発熱の徴候なし
に63Kg/cm2(900psig)に達した。30分の時点
で操作を停止した。 (b) 前記(a)をくりかえしたがただし60Kg/cm2
(860psig)の反応器圧力に到達した後、ブタン
100g当り0.238立方フイート/時〔4.6/時
(STP)に相当〕の速度で酸素を加えた。63
Kg/cm2(900psig)に到達する33分間に、非常
にわずかな発熱反応が2回、すなわち7分後と
18分後とに生じた。各回その反応は消失した。
従つて、この触媒系の使用の場合には、ブタン
100g当り4.6/時以上の酸素が自己持続性発
熱反応の開始には必要である。 (c) 前記(a)の方法をくりかえしたがただし60Kg/
cm2(860psig)の圧力に到達した後、酸素をブ
タン100g当り0.326立方フイート/時〔6.4
/時(STP)に相当〕の速度で加えた。6
1/2分後に、温度上昇により示されるような自
己支持性発熱反応が生じた。開始時の反応器圧
力は約61Kg/cm2(約870psig)であつた。 (d) 60Kg/cm2(860psig)の圧力に達した後、ブ
タン100g当り1.672立方フイート/時の速度
〔33.6/時(STP)の速度に相当〕で酸素を
加えて前記(a)の方法をくりかえした場合、自己
持続性発熱反応が1分後に開始された。 前記のデータは、ブタン100g当り4.6〜
6.4/時の間の酸素を加えることにより自己
持続性発熱反応を開始させうること、そして誘
導期間は酸素添加速度に依存することを示して
いる。酸素添加速度がはやい程、誘導時間はよ
り短くなる。 例 本例は、酢酸の連続的製造を説明している。ノ
ツクバツクコンデンサー、ブタンおよび酸素添加
用浸漬レグ、冷却コイルおよび反応器中の液体水
準を保持するためのリサーチコントロールバルブ
を操作する液体水準制御装置を付した1容の磁
気作動チタニウムオートクレーブに300g(5.0モ
ル)の酢酸および2.29g(7ミリモル)の
CoBr2・6H2Oを仕込んだ。反応器を14Kg/cm2
(200psig)に加圧し、そして2.5モルの液体ブタ
ンを仕込んだ。反応器を350〓に加熱しそしてヒ
ーターを止めた。それを次いで窒素で60Kg/cm2
(860psig)に加圧した。酸素を加え、そして反応
開始後、ブタンおよび触媒(酢酸に溶解された
CoBr2・6H2O)をポンプで反応器に汲み入れ
た。データの概要は表AおよびBに示されてい
る。 表 A (ブタンの連続酸化の操作データ) 供給速度 ブタン(モル/時) 2.40 触媒CoBr2・6H2O(ミリモル/時) 16.8 酢酸(モル/時) 0.63 酸素(モル/時) 8.23 操作条件 滞留時間(時) 0.77 反応器圧 63Kg/cm2(900psig) 温 度 179℃(355〓) 排出ガス酸素% 約5 ラインアウト時間(時) 3.0 生成時間(時) 2.0 液体生成物重量(g) 587.7
【表】 酢酸およびグリコールアセテートの両者を製造
することが所望されている場合には、この方法は
三つの基本的技術、すなわち(1)ブタンの酸化およ
びアセトキシ化の同時的実施、(2)ブタンの酸化次
いでオレフインのアセトキシル化の実施および(3)
アセトキシル化次いでブタン酸化の実施を使用し
て達成することができる。ブタンを酸化して酢酸
とし次いでアセトキシ化を実施する段階的反応の
使用が好ましい。この好ましい方法は、ブタンの
酢酸への酸化に及ぼすオレフインの阻害効果を除
去し、そしてブタン酸化の間のグリコールアセテ
ートの酸化の可能性を除外するという利点を有し
ている。しかしながら、どちらの反応も先に実施
できるし、または適当な注意が払われる場合に
は、両反応を同時に実施することができる。 ブタンのオレフインに対する比率は広い濃度範
囲、例えば1:100〜100:1、好ましくは1:5
〜5:1のブタン対オレフインモル比にわたつて
変動させることができるけれども、最初にブタン
を酢酸に酸化させ、次いでオレフインをブタン酸
化生成物に加えることが一般に好ましい。その理
由は、オレフイン特にエチレンはブタンの酢酸へ
の酸化を阻害する傾向があるからである。 臭素はアセトキシル化反応の間テルルを溶液状
態に維持するに充分な濃度で与えられていなくて
はならない。典型的には臭素はコバルトおよびテ
ルルの総当量当り少くとも2当量の濃度で存在さ
せるべきである。本明細書に参照として包含され
ている米国特許第3668239号明細書に指摘されて
いるように、反応媒体中でのテルルの溶解度は水
で10:1に希釈した際に約2またはそれ以下のPH
を保つことにより促進される。しかしながら、こ
のアセトキシル化法においては10:1の水希釈に
おいていくらかより高い(約2.5までの)PHを使
用することができる。 使用される技術には関係なしに、発熱反応を開
始させるに充分な酸素を炭化水素(ブタンおよ
び/またはC2またはC3−オレフイン)に接触さ
せなくてはならない。発熱反応を開始させるに充
分な酸素を反応媒体の表面以下に注入しなくては
ならない。すなわち発熱反応を開始させるに充分
な酸素をブタンと激しく混合しなくてはならな
い。ブタン100gにつき少くとも5(STP)好
ましくは少くとも10/時の割合で酸素に接触さ
せなくてはならない。酸素含有ガス注入の最適割
合は、通常の実験により決定することができる。
反応が発熱性となつた後、酸素の添加割合を何倍
にも増加させることができるそしてこれは有利で
ある。バツチ基準では、好ましい技術を使用する
場合には、ブタン酸化は典型的には30〜2時間で
行われて250gの酢酸中で150gのブタンを完全に
酸化させる。所望により、酸素含有ガスおよびブ
タンを予め混合しそして一緒に反応媒体中に注入
する。しかしながらこの技術が使用される場合に
は、酸素含有ガスおよびブタンの濃度は、危険性
を最小にするために爆発限界の外に調整されるべ
きである。オレフインを最初に酸化させる場合に
は、酸化帯域に供給される酸素とオレフイン不飽
和化合物とのモル比は、本明細書に包含されてい
る米国特許第3668239号明細書に説明されている
ように臨界的ではない。そこに指摘されているよ
うに、すべての適当な例えば1:1000〜1:
0.001の酸素対オレフインモル比を使用すること
ができる。 酢酸およびグリコールアセテートの両者を製造
することのための好ましい方法においては、コバ
ルトおよび臭素をテルル源を有するかまたはこれ
を有していない酢酸媒体に仕込み、次いでブタン
を仕込む。次いで自己持続性発熱反応を開始させ
るに充分な割合の酸素を加える。酸化速度の低下
または排ガス中の酸素濃度上昇により示されるよ
うに実質的にすべてのブタンが酢酸に変換した後
でその反応媒体のPHを2.5以下(このPHは米国特
許第3668269号明細書記載のように、10:1希釈
で測定される)に好ましくは臭化水素酸を使用し
て調整する。反応器中に不充分なテルルしか存在
していない場合には、臭化水素と同時にテルル
(金属、塩または酸化物として)を反応器に加え
ることができる。あるいはまた、テルルは臭化水
素の前または後で加えることができる。次いでオ
レフイン(エチレンまたはプロピレン)および酸
素を、発熱反応を開始させ且つオレフインをグリ
コールアセテートに変換させるに充分な速度で反
応器に加える。オレフインは酸素と共にかまたは
別の流れで加えることができる。 好ましい段階反応においては、ブタンの酢酸へ
の変換は約66〜232℃(約150〜450〓)で実施す
ることができ、そしてアセトキシル化は約121〜
204℃(約250〜400〓)で実施することができ
る。ブタンの酢酸への酸化およびアセトキシル化
の両方が同時に実施される場合には、反応は66〜
204℃(150〓〜400〓)の温度で実施することが
できる。一般に、ブタンの酢酸への酸化は約14〜
105Kg/cm2(約200〜1500psig)、好ましくは35〜
70Kg/cm2(500〜1000psig)の圧力で実施するこ
とができ、そしてアセトキシル化は3.5〜70Kg/
cm2(50〜1000psig)で実施することができる。ブ
タンの酢酸への酸化およびオレフインのアセトキ
シ化を同時に実施するバツチ反応においては、そ
の圧力は約35〜70Kg/cm2(約500〜1000psig)の
間に保つことができる。 この方法はバツチ式または連続式で実施するこ
とができる。ブタンの酢酸への酸化およびオレフ
インのグリコールアセテートへのアセトキシル化
の完了後にこの生成物を分離することができる。
典型的には溶媒として低沸点酢酸の一部分を主反
応器に再循環させ、一方一般にグリコールエステ
ルのグリコールと酢酸への変換に使用されている
技術によつて高沸点グリコールアセテートをけん
化させそしてグリコールおよび酢酸に変換させ
る。 未反応ブタン、オレフインおよび触媒成分もま
た主反応器に再循環される。従つて、段階反応に
おいてさえも、アセトキシル化およびブタン酢酸
への酸化の両者は、テルル、コバルトおよび臭素
の存在下に実施されて触媒置換のコストを回避す
る。 例 磁気作動装置、冷却コイル、炭化水素添加用デ
イツプ(浸漬)レグ、酸素添加用デイツプレグ、
熱電対、排気口およびノツクバツクコンデンサー
を付した1のチタニウムオートクレーブに5モ
ルの氷酢酸、34ミリモルの臭化第一コバルト6水
和物および64ミリモルの酸化テルルを仕込んでシ
ールし、そして窒素で14〜18Kg/cm2(200〜
250psig)に加圧した。炭化水素添加用デイツプ
レグを通して反応器に2.5モルの液体ブタンを仕
込んだ後、反応器を窒素で28〜35Kg/cm2(400〜
500psig)に加圧し、そして179℃(355〓)に加
熱した。窒素で圧力を60Kg/cm2(850psig)に上
昇させ、熱を切り、そして反応器中のブタン100
g当り33(STP)/時の速度で酸素添加用デイ
ツプレグに酸素ガスを加えた。2分後に反応は発
熱性となり、そして酸素流れはブタン100g当り
酸素85/時に上昇された。77分後、発熱反応は
停止した。160℃(320〓)に冷却し、200ミリモ
ルの48%水性臭化水素を炭化水素添加用デイツプ
レグを通してホーク(Hoke)容器から反応器に
加えて、10:1希釈で1.92のPHとした。3.96モル
のエチレンを炭化水素添加用デイツプレグを通し
て加え、そして酸素を16/時の平均速度で酸素
添加用デイツプレグに加えた。この間反応器を約
161℃(約321〓)および21Kg/cm2(300psig)に
保持した。200分後反応は停止された。生成物
は、反応器に仕込まれた出発酢酸および触媒の重
量の193%の重量であつた。 例 例をくりかえしたがただし4.11モルのエチレ
ンを操作中に加え、6.01モルの酸素を加え、第二
段階の前のPHは1.94であり、そしてその操作は
180分後に停止された。反応器に仕込まれた出発
酢酸および触媒の重量の196重量%の生成物が得
られた。 例 XI 例XIをくりかえしたがしかし17ミリモルの臭化
第一コバルト、32ミリモルの酸化テルル、17ミリ
モルの臭化バリウム2水和物および4.11モルのエ
チレンが操作の間に加えられ、そして5.18モルの
酸素が操作の間に加えられ、第二段階前のPHは
1.98でありそして反応は175分後に停止された。
反応器に仕込まれた出発酢酸および触媒の重量の
184%の生成物が得られた。
【表】 (注) * 仕込まれた酢酸モル数を減じた値
前記の例は本発明が優れた収率で酢酸およびグ
リコールアセテートの両者を製造する方法を提供
することを明白に説明している。 例 XII 本例は、グリコールアセテートへのエチレンの
そして酢酸へのブタンのバツチ的同時変換を示し
ている。例に記載の反応器に、4.67モルの酢
酸、10.8ミリモルの臭化第一コバルト6水和物、
6.3ミリモルの酢酸第一マンガン4水和物、193ミ
リモルの48%水性HBr、41ミリモルの二酸化テル
ルおよび0.89モルのブタンを仕込んだ。2 3/4モ
ルのエチレンを使用してまず14Kg/cm2
(200psig)に加圧するに充分なエチレンを加え、
反応器を177℃(350〓)に加熱し、次いで残余の
エチレンを加えることによつて反応器を49Kg/cm2
(700psig)に加圧した。60Kg/cm2(860psig)に
圧力を上昇させるに充分な窒素を反応器に加えた
後、4.58モルの酸素を1.86〜2.39モル/時の速度
で反応器に加えた。15分の操作時間で開始して、
追加の1.26モルのブタンを2.0ml/分の速度で加
えそして60分の操作時間で開始して追加の2.5モ
ルのエチレンを2.6モル/時の速度で加えたが、
この間177℃(350〓)および63Kg/cm2
(900psig)の圧力にこの反応物を保つた。120分
後、反応器を冷却させると459.1gの生成物が得
られたが、これは最初の酢酸および触媒仕込物基
準で142%の重量に相当した。ガスクロマトグラ
フイー分析はその液体生成物が1重量%の酢酸エ
チル、69重量%の酢酸、2.9重量%のグリコール
モノアセテートおよび7重量%のグリコールジア
セテートを含有していることを示した。前記の分
析は5.98モルの酢酸計量値に相当するが、これは
最初の仕込酢酸基準で126モル%収率に相当す
る。前記分析によるグリコールエステルとして説
明されているエチレンは0.35モルに相当した。生
成物分析により明らかにされた反応エチレン対ブ
タンのモル比は0.35/0.62であつた。 例 本例は、プロピレングリコールアセテートと酢
酸の両者の製造を説明する。ノツクバツクコンデ
ンサー、および酸素およびオレフイン添加用のデ
イツプレグを付した1容磁気作動チタニウムオ
ートクレーブに、300.0g(5.0モル)の酢酸、
5.55g(17ミリモル)の臭化コバルト6水和物お
よび5.1g(32ミリモル)のTeO2を仕込んだ。反
応系を窒素で14Kg/cm2(200psig)に加圧し、そ
して2.5モルの液体ブタンをラスカポンプを使用
して反応器に仕込んだ。次いで反応器を177℃
(350〓)に加熱し、そしてヒーターを止めた。反
応器の圧力を窒素で60Kg/cm2(860psig)に上昇
させた後、酸素を反応器中のブタン100g当り33
/時の初期速度で加えた。反応は2分以内に開
始された。次いで酸素の添加速度を最初の仕込ブ
タン100g当り154/時に増加させた。64分後に
発熱は停止し、そして酸素を止めた。反応器中に
39.0gの48%HBr(231ミリモルHBr)を仕込ん
だ。反応器を149℃(300〓)まで冷却させた。80
分の操作時間で、プロピレンをラスカポンプから
4c.c./分の速度で仕込んだ。この間酸素を25/
時の速度で仕込んだ。全部で95.9gのプロピレン
を47分の時間をかけて仕込み、その後で酸素の添
加を終了させた。 液体生成物重量は562.1gであり、これは仕込
んだ酢酸および触媒物質基準で161%の収率に相
当した。生成物の分析は酢酸含量が71.7重量%、
蟻酸含量1.48重量%、そしてプロピレングリコー
ル(グリコールアセテートのけん化により得られ
た)含量2.3重量%であることを示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ノルマルブタン、酢酸を含む溶媒ならびに臭
    素およびコバルトから本質的になる溶解された触
    媒を含有する反応媒体中に酸素含有ガスを自己持
    続性発熱反応を開始させるのに充分な割合で導入
    することを特徴とするブタンを酸化して酢酸を製
    造する方法。 2 ブタン100gにつき1時間当り少なくとも5
    の割合の酸素を接触させて前記自己持続性発熱
    反応を開始させることからなる特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 3 触媒成分をブタン1モル当り約1〜50ミリ当
    量のコバルトおよび2〜500ミリ当量の臭素の濃
    度で存在させる特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。 4 前記触媒が臭素第一コバルトである特許請求
    の範囲第3項に記載の方法。 5 前記反応がテルルの存在下に実施される特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 6 ノルマルブタンならびにコバルトおよび臭素
    から本質的になる溶解された触媒を含有する酢酸
    媒体中に酸素含有ガスを自己持続性発熱反応を開
    始させるのに充分な割合で導入することによつて
    ブタンを酢酸に酸化させること、ならびにテルル
    および臭素から本質的になる溶解された触媒を含
    有する該酢酸媒体中でC2またはC3−オレフイン
    を自己持続性発熱反応を開始させるのに充分な割
    合の酸素含有ガスと接触させてC2またはC3−オ
    レフインをアセトキシル化してグリコールアセテ
    ートとすることを包含することを特徴とする、酢
    酸およびC2またはC3−グリコールアセテートの
    両者を製造する方法。 7 オレフインがエチレンである特許請求の範囲
    第6項に記載の方法。 8 コバルト、テルルおよび臭素を含有する触媒
    組成物の存在下に同時にブタンを酢酸に酸化しそ
    してオレフインをアセトキシル化する特許請求の
    範囲第6項に記載の方法。 9 ブタンを酢酸に酸化させ、ついでオレフイン
    をグリコールアセテートにアセトキシル化する段
    階反応でアセトキシル化およびブタンの酢酸への
    酸化を実施する特許請求の範囲第6項に記載の方
    法。 10 ブタンの酸化がコバルト、テルルおよび臭
    素の存在下に実施される特許請求の範囲第9項に
    記載の方法。 11 反応媒体をアセトキシル化反応の前に水で
    の10:1希釈においてPH約2.5までに調整する特
    許請求の範囲第9項に記載の方法。 12 水性臭化水素でPHを調整する特許請求の範
    囲第11項に記載の方法。
JP4545278A 1977-04-19 1978-04-19 Method of oxidizing buthane Granted JPS53149916A (en)

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DD137349A5 (de) 1979-08-29
NL7804058A (nl) 1978-10-23
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