JPS62124972A - 印字ヘツドの搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は印字ヘッドの搬送装置に関するものである。

（従来の技術） 従来より印字装置などに用いられる印字ヘッドの搬送装
置では、印字ヘッドを搭載したキャリッジが両側支持板
にプラテンに対して平行に支持された２本のガイド軸に
ガイドされて搬送される。

キャリッジはその前方にプラテン側に位置する一方のガ
イド軸が貫通する孔を設けてあり、その後方に一方のガ
イド軸に対して平行に位置する他方のガイド軸が貫通す
る孔あるいは他方のガイド軸を上下から挟み込んで回り
止めするＵ字溝が設けてある。キャリッジに与えられる
力は、印字するドツト数によって変化するので、キャリ
ッジおよび両ガイド軸は、その力に十分に耐え得る剛性
が必要である。特に高速印字を行う印字装置や、両側支
持板間のスパンが大きい印字装置では、十分な剛性を持
たせるために太いガイド軸を用いるのが通常である。

（発明が解決しようとする問題点） ガイド軸を太くするとそれだけ装置の重量が大きくなり
、コスト高となる。またそれでも剛性が不十分であった
り、衝撃などが加わるなどして中間部分にたわみが生じ
たりすると、印字結果のうねり、横方向のドツトの不揃
いを生じ、印字品質が低下する。

そこで本発明の目的は、ガイド軸をある程度細くしても
重力方向の安定性が良くなり、印字品質が向上し、高速
印字を行う印字装置やスパンの大きい印字装置のもので
も重量が軽く、コストも安い印字ヘッドの搬送装置を提
供する巳とにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の印字ヘッド搬送装置は、印字ヘッドを搭載して
あるキャリッジが２本のガイド軸によって摺動自在に支
持されており、ガイド軸の一方はキャリッジの一端部を
貫通し、他方は磁性材で形成されており、キャリッジの
他端部の下面を受けるように設けてある。キャリッジの
他端部にはこの他端部を他方のガイド軸に磁気的に吸着
せしめる永久磁石が設けてある。そして他方のガイド軸
の中間部にその下面を支える支え手段が設けてある。

（作用） 印字ヘッドを搭載しているキャリッジは、その一端部に
設けられた貫通孔を一方のガイド軸が貫通し、その他端
部に設けられた永久磁石によってその他端部が磁性材で
形成された他方のガイド軸に磁気的に吸着して、両ガイ
ド軸に沿って摺動される。さらに他方のガイド軸の中間
部に設けられた支え手段が他方のガイド軸の水平を保っ
ている。

（実施例） 以下図面に基いて本発明の実施例について説明する。

第１図においてプリンタの機械体フレーム１には、所定
の間隔をおいて側板２，３が立設してある。側板２，３
にガイド軸４とガイド軸５とが平行状態で架設されてい
る。印字ヘッド６が搭載されこの印字ヘッドを搬送する
キャリッジ７には、第３図示のようにその前端部（右方
）に貫通孔７ａが設けられてガイド軸４が貫通している
。キャリッジ７の後端部７ｂは、磁性材で作られたガイ
ド軸５の上面に当接して摺動自在である。後端部７ｂに
は溝を設けてあり、ガイド軸５に磁気的に吸着させる永
久磁石８を、この溝に挿入して固着している。ガイド軸
５の中間部は支え手段９により支えられており、重力方
向のたわみを阻止している。すなわち支え手段９は第２
〜４図に示すように、機械体フレーム１に支持板１０が
立設され、支持板１０に支え板１１がねじ１２により揺
動自在に連結されている。支え板１１はばね部材１３に
より引張られてガイド軸５の下面へ弾接している。支え
板１１の上端はＬ字状に層成されているので、その上面
１１ａがガイド軸５に安定して弾接するものである。ま
た支え板１１には偏心カム１４がねじ１５により回転自
在に取付けられており、偏心カム１４のカム面は支持板
１０の上端面に当接して支え板１１の位置決めを行って
いる。

組立てに際して、キャリッジ７の取付孔７ａにガイド軸
４を貫通し、ガイド軸４．５を両側板２゜３にて支持さ
せる。キャリッジ７の後端部７ｂをガイド軸５の上面に
当接させる。ガイド軸５が水平状態にあることを確認し
、支え板１１の上面１１ａをガイド軸５の下面にばね部
材１３のばね力により弾接させ、この状態で偏心カム１
４が支持板１０の上端面に当接するように回転させて調
整し、ねじ１５により偏心カム１４を固定する。

印字ヘッド６を搭載したキャリッジ７がガイド軸４，５
に沿って左右へ搬送されて印字する際には、キャリッジ
の後端部７ｂはガイド軸５の上面を摺動するので、支え
手段９に妨げられることはなく、またガイド軸５は支え
板１１を介してばね部材１３のばね力により支えられて
いるので重力方向にたわむことはなく、印字ヘッド６は
安定に摺動される。従って横に正しく整列したドツトで
印字がなされる。ばね部材１３のばね力を越える何らか
の外力が加わってガイド軸５が重力方向にたわむと、支
え板１１はばね部材１３のばね力に抗してねじ１２を揺
動中心として第２図時計方向に揺動しく第２図鎖線）、
ガイド軸５のたわみを許容するが、その外力がとり除か
れると直ちにばね部材１３のばね力により支え板１１が
反時計方向に揺動して元の位置に復帰し、支え板１１の
上面１１ａにてガイド軸５を元の位置まで持ち上げてそ
のたわみを除去する。

なお機械体フレーム１とガイド軸５との間隔が厳密に設
定されれば、支え手段９は１個の部材で構成して機械体
フレームに取付けてもよい。また第１図において１５は
プラテンであり、１６は紙送りのトラクタである。

（発明の効果） 以上の構成を有する本発明は、他方のガイド軸の中間部
が支え手段で支えられているので高速印字を行う印字装
置や、両側板間のスパンの大きい印字装置でも他方のガ
イド軸のたわみが防止でき、印字ヘッドの重力方向の安
定性が良くなり、印字品質を向上でき、さらに装置の軽
量化が達成できる。また支え手段を支持板、支え板、ば
ね部材等で構成することにより、製造上の微小な間隔の
変　−化にも適応して他方のガイド軸を水平状態に支え
ることが可能であり、外力による他方のガイド軸のたわ
みも直ちに復元させることが可能で、印字品質の安定に
役立つ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は要部
の拡大正面図、第３図は第２図■−■線断面図、第４図
は第２図の一部の背面図である。 １・・・機械体フレーム、 ４・・・一方のガイド軸、 ５・・・他方のガイド軸、 ６・・・印字ヘッド、７・・・キャリッジ、８・・・磁
気的吸着手段、 ９・・・支え手段、　１０・・・支持板、１１・・・支
え板、　　１３・・・ばね部材、１４・・・偏心カム。 以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印字ヘッドが搭載してあるキャリッジと、このキャ
   リッジを摺動自在に支持する２本のガイド軸とを含み、 上記両キャリッジ軸の一方は上記キャリッジの一端部を
   貫通し、かつその他方は上記キャリッジの他端部の下面
   を受けるように設けてあり、上記キャリッジの他端部に
   、この他端部を上記他方のガイド軸に磁気的に吸着せし
   める永久磁石が設けてあり、 上記他方のガイド軸の中間部に、その下面を支える支え
   手段が設けてある ことを特徴とする印字ヘッドの搬送装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、支え手段は、機械
   体フレームに立設された支持板と、この支持板に揺動自
   在に連結された支え板と、この支え板を第２ガイド軸の
   下面へ弾接せしめるばね部材と、上記支え板に回転自在
   に取付けてありそのカム面が上記支持板の上端面に当接
   して上記支え板を位置決め可能の偏心カムとよりなるこ
   とを特徴とする印字ヘッドの搬送装置。