JPS6038910A - ノイズ・フイルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電源回路壕だは平滑回路に接続してノイズ
および脈動成分を抑制するために使用するノイズ・フィ
ルタに関する。

ノイズ・フィルタは、電源に重畳してきたノイズによる
機器の誤動作を防止する目的のものと、機器で発生した
ノイズを他の機器や電源側へ出さないようにノイズの発
生を防止する目的のものなどがある。

いずれの目的のノイズ・フィルりにおいても、第１図に
示すように、電源に直列にインダクタンス（Ｌ）を挿入
して、コンデンサ（Ｃ）を並列に接続した回路などが、
ノイズ・フィルタとして従来より広く用いられている。

そして、このようなノイズ・フィルタ回路で使用するイ
ンダクタンス（Ｌ）は、第２図（ａ）に示すようにトロ
イダル形のフェライト・コアまたはダスト・コアのよう
な磁性コア（１）にコイル（２）を巻装したものや、第
２図（ｂ）に示すような貫通した孔（３）を有するビー
ズ状の磁性コア（４）の孔に導線（５）を挿通したもの
などが使用されている。

このようなノイズ・フィルタ回路で使用するインダクタ
ンス（Ｌ）を製作するためには、磁性コア材の成形・焼
結工程や巻線工程を経なければならず、さらに、コンデ
ンサ（Ｃ）を接続しなければならないために加工費がか
さむという問題があった。

れだものであって、特に磁性コアを用いることなく、銅
線のような導電線に絶縁被覆を介して導電被覆を設ける
ことにより、導電線に分布容量を形成し、この導電線を
巻装することによりインダクタンスを形成し、そして電
源回路へ直列に挿入することにより電源回路に重畳した
ノイズを抑制するように構成したものである。

第３図に示すように、銅線またはアルミ線のような良導
電線（６）の表面に、誘電体となる絶縁被覆（７）を形
成し、この絶縁被覆（７）の外表面に銅、アルミのよう
な導電被覆（８）を設けた線条体（１０）を第４図に示
すようにコイル状に巻装したものである。

この線条体（１０）を形成する良導電線（６）は、全長
にわたって導電被罹（８）を備えているので、この線条
体（ｌＯ）を巻装することによりインダクタンスが増大
し、しかも、絶縁被覆（７）を介して分布定数的にコン
デンサが形成されているから、導電被覆（８）を接地し
、良導電線（６）を電源回路または平滑回路に接続すれ
ば、電源口に重畳してきたノイズを抑制することができ
る。

また、コイル状に巻装された線状体（１０）を、磁路を
形成する磁性コアと鎖交させることによって、インダク
タンスをより一層増加させることができる。

以上で説明したように、この発明のノイズ・フィルタに
よると、線状体（１０）以外にコンデンサなどの部品を
使用する必要がないので構成が簡単で大量生産に適し、
しかも、ノイズ・フィルタとしての優れた性能を有する
素子を得ることができる。

この発明のノイズ・フィルタは、平滑回路にも適用して
電源に含まれる脈動成分を抑制する目的にも利用するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来より知られているノイズ・フィルタ回路
の回路図、第２図は、第１図の回路で用いるインダクタ
ンス素子の斜視図、第３図は、この発明のノイズ・フィ
ルタの製造工程における斜視図、第４図は、この発明の
ノイズ・フィルタの斜視図である。 ６・・・・・・・・・良導電線 ７・・・・・・・・絶縁被覆 ８・・・・・・・・メｌ導電被覆 １０・・・・・・線条件

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 導電線と、該導電線の表面に形成された絶縁被覆と、該
   絶縁被覆の外表面に形成された導電被覆装された線条体
   力１電被覆の存在によってインダクタンスと分布容量を
   有することを特徴とするノイズ・フィルタ。