JPS5836194B2 - ベ−ン式圧縮機 - Google Patents
ベ−ン式圧縮機Info
- Publication number
- JPS5836194B2 JPS5836194B2 JP2229577A JP2229577A JPS5836194B2 JP S5836194 B2 JPS5836194 B2 JP S5836194B2 JP 2229577 A JP2229577 A JP 2229577A JP 2229577 A JP2229577 A JP 2229577A JP S5836194 B2 JPS5836194 B2 JP S5836194B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- oil
- chamber
- vane
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 16
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 15
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 4
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は車両空調用のベーン式圧縮機に関するものであ
る。
る。
従来のベーン式圧縮機にあっては、機体の底部{こ設け
た油溜室の油を駆動軸を介して駆動されるオイルポンプ
によって汲み上げるとともに駆動軸やロータ(こ設けた
給油孔を通してロータとベーンとの摺動面あるいは軸受
等へ強制的(こ送給することによってそれらの潤滑を行
なっているのが一般的である。
た油溜室の油を駆動軸を介して駆動されるオイルポンプ
によって汲み上げるとともに駆動軸やロータ(こ設けた
給油孔を通してロータとベーンとの摺動面あるいは軸受
等へ強制的(こ送給することによってそれらの潤滑を行
なっているのが一般的である。
通常知られているように、車両のエンジンルームはその
スペースに自づと制約があり、そのためエンジンルーム
Oこ搭載される圧縮機に関してもその外形寸法を可及的
に小さくすることが要求ざれている。
スペースに自づと制約があり、そのためエンジンルーム
Oこ搭載される圧縮機に関してもその外形寸法を可及的
に小さくすることが要求ざれている。
ところが従来の圧縮機では機体の底部fこ油を貯溜する
ための油溜室を設けたり機体内に機械的なオイルポンプ
を組込んだりしているために機体の外形寸法が大きくな
って前述の要望に充分に応えることができず、またオイ
ルポンプによって油溜室の油を汲み上げ駆動軸やロータ
に設けた給油孔を通して給油する形式ではその構造が複
雑(こなる等の問題があった, 本発明は、ロータの中央部に油溜室を設けることにより
、オイルポンプを使用することなくブローバイガスを利
用して可動部材の摺動面を良好に潤滑できるようにした
べ一ン式圧縮機を提供し、もって機体のコンパクト化な
らびに構造の簡素化を図ることを目的としたものである
。
ための油溜室を設けたり機体内に機械的なオイルポンプ
を組込んだりしているために機体の外形寸法が大きくな
って前述の要望に充分に応えることができず、またオイ
ルポンプによって油溜室の油を汲み上げ駆動軸やロータ
に設けた給油孔を通して給油する形式ではその構造が複
雑(こなる等の問題があった, 本発明は、ロータの中央部に油溜室を設けることにより
、オイルポンプを使用することなくブローバイガスを利
用して可動部材の摺動面を良好に潤滑できるようにした
べ一ン式圧縮機を提供し、もって機体のコンパクト化な
らびに構造の簡素化を図ることを目的としたものである
。
以下、本発明のベーン式圧縮機を具体化した図示の実施
例について詳述する。
例について詳述する。
圧縮機の外殻は筒状のセンタハウジング1と、このセン
タハウジング1の前後両端に接合されたフロントハウジ
ング2およびリアハウジング3とから構成されており、
センタハウジング1の筒孔はフロントハウジング2およ
びリアハウジング3の円形空間中心Cこ対じ偏心し、か
つその内周面には鉄製のスリーブ4が嵌着されている。
タハウジング1の前後両端に接合されたフロントハウジ
ング2およびリアハウジング3とから構成されており、
センタハウジング1の筒孔はフロントハウジング2およ
びリアハウジング3の円形空間中心Cこ対じ偏心し、か
つその内周面には鉄製のスリーブ4が嵌着されている。
なお、このスリーブ4はセンタハウジング1自体で一体
形成としてもよい。
形成としてもよい。
前記ハウジング1 ,2.3内(こは円盤状に形成され
たフロント側とリア側のエンドプレート5,6が前記ス
リーブ4の端面に密接された状態でそれぞれフロントハ
ウジング3の円形空間中心と同心的に収容されており、
フロント側のエンドプレート5はフロントハウジング2
に軸受7を介して回転可能に支持された駆動軸8の一端
に嵌着されかつピン9(ごて止められており、リア側の
エンドプレート6はリアハウジング3lこ軸受10を介
して回転可能lこ支持されている。
たフロント側とリア側のエンドプレート5,6が前記ス
リーブ4の端面に密接された状態でそれぞれフロントハ
ウジング3の円形空間中心と同心的に収容されており、
フロント側のエンドプレート5はフロントハウジング2
に軸受7を介して回転可能に支持された駆動軸8の一端
に嵌着されかつピン9(ごて止められており、リア側の
エンドプレート6はリアハウジング3lこ軸受10を介
して回転可能lこ支持されている。
しかして、上記ハウジングl,2.3内はフロントハウ
ジング2とフロント側のエンドプレート5と{こよって
囲まれた低圧室11と、リアハウジング3とリア側のエ
ンドプレート6とによって囲まれた低圧室12と、両エ
ンドプレート5,6と前記センタハウジング1のスリー
ブ4とによって囲まれた空間とに分離されており、この
空間内には円筒形のロータ13がその外周面の一部をス
リーブ4の内周面下部と接するように偏心して収容され
ている。
ジング2とフロント側のエンドプレート5と{こよって
囲まれた低圧室11と、リアハウジング3とリア側のエ
ンドプレート6とによって囲まれた低圧室12と、両エ
ンドプレート5,6と前記センタハウジング1のスリー
ブ4とによって囲まれた空間とに分離されており、この
空間内には円筒形のロータ13がその外周面の一部をス
リーブ4の内周面下部と接するように偏心して収容され
ている。
ロータ13は本実施例では第1図に示すよう(こ4個σ
こ等分されたロータ素子13aからなり、各ロータ素子
13aはその端面を前記両エンドプレート5,6に対し
て密接した状態でたとえば通しボルト33等lこより固
着されている。
こ等分されたロータ素子13aからなり、各ロータ素子
13aはその端面を前記両エンドプレート5,6に対し
て密接した状態でたとえば通しボルト33等lこより固
着されている。
しかして、ロータ13の外周面とスリーブ4の内周面と
両エンドプレート5,6とによって囲まれた空間が冷媒
ガスの圧縮室14とされ、一方ロータ13の内周面と両
エンドプレート5,6と{こよって囲まれた空間が油溜
室15とされている。
両エンドプレート5,6とによって囲まれた空間が冷媒
ガスの圧縮室14とされ、一方ロータ13の内周面と両
エンドプレート5,6と{こよって囲まれた空間が油溜
室15とされている。
前記ロータ13を構成する各ロータ素子13aの分割面
間には所定幅のガイド溝16が設けられ、各ガイド溝1
6にはこの溝の長さ(半径方向の)よりも長いベーン1
7が摺動可能lこ嵌入されており、対向するベーン17
はその内側基端部がそれぞれ2本のロンド18(こより
互に結合され一体化されている。
間には所定幅のガイド溝16が設けられ、各ガイド溝1
6にはこの溝の長さ(半径方向の)よりも長いベーン1
7が摺動可能lこ嵌入されており、対向するベーン17
はその内側基端部がそれぞれ2本のロンド18(こより
互に結合され一体化されている。
各ベーン17は外側先端部に摺動溝19を有し、この摺
動溝19に嵌入された副べ一ン20がその先端をスリー
ブ4の内周面(こ適度の接圧力をもって接するようにば
ね21によって付勢されている。
動溝19に嵌入された副べ一ン20がその先端をスリー
ブ4の内周面(こ適度の接圧力をもって接するようにば
ね21によって付勢されている。
そして各ベーン17はロータ13の回転に伴いガイド溝
16内を摺動し、その基端部側が前記油溜室15に対し
出入するようになっている。
16内を摺動し、その基端部側が前記油溜室15に対し
出入するようになっている。
前記圧縮室14は、センタハウジング1に設けられかつ
帰還冷媒の吸入孔22を有する吸入室23に対してスリ
ーブ4に設けた多数の吸入口24を介して連通されると
ともCこ、センタハウジング1lこ設けた高圧冷媒の吐
出孔25に対してスリーブ4lこ設けた吐出口26を介
して連通されている。
帰還冷媒の吸入孔22を有する吸入室23に対してスリ
ーブ4に設けた多数の吸入口24を介して連通されると
ともCこ、センタハウジング1lこ設けた高圧冷媒の吐
出孔25に対してスリーブ4lこ設けた吐出口26を介
して連通されている。
なお、27は吐出口26に設けた吐出バルブである。
28は駆動軸8に貫設されたガス抜き用の導孔であり、
フロント側のエンドプレート5{こ設けた通孔29を介
して前記油溜室15のほぼ中央部とフロント側の低圧室
11とを連通している。
フロント側のエンドプレート5{こ設けた通孔29を介
して前記油溜室15のほぼ中央部とフロント側の低圧室
11とを連通している。
30はリア側のエンドプレート6(こ貫設された導孔で
あり、油溜室15のほぼ中央部とリア側の低圧室12と
を連通している。
あり、油溜室15のほぼ中央部とリア側の低圧室12と
を連通している。
31は両低圧室11.12をそれぞれ吸入室23に連通
させるためにセンタハウジング1に貫設された連通孔で
ある。
させるためにセンタハウジング1に貫設された連通孔で
ある。
32はシャフトシールである。本実施例のベーン式圧縮
機は上述のように構成したものであり、駆動軸8と共に
エンドプレート5,6およびロータ13が回転(第1図
において時計回り)されると、ベーン17がその副ベー
ン20先端を常にスリーブ4の内周面lこ接するようl
こガイド溝16lこ沿って摺動しながら圧縮室14内を
回転するため、ベーン17の回転(こ伴ない外部回路よ
り吸入孔22へ流入した帰還冷媒は吸入室23から吸入
口24を経て圧縮室14内に流入し、その後該圧縮室1
4の容積が次第(こ縮少されるに伴って圧縮され、そし
て高圧冷媒となって吐出口26から吐出孔25を経て外
部回路へと送り出される。
機は上述のように構成したものであり、駆動軸8と共に
エンドプレート5,6およびロータ13が回転(第1図
において時計回り)されると、ベーン17がその副ベー
ン20先端を常にスリーブ4の内周面lこ接するようl
こガイド溝16lこ沿って摺動しながら圧縮室14内を
回転するため、ベーン17の回転(こ伴ない外部回路よ
り吸入孔22へ流入した帰還冷媒は吸入室23から吸入
口24を経て圧縮室14内に流入し、その後該圧縮室1
4の容積が次第(こ縮少されるに伴って圧縮され、そし
て高圧冷媒となって吐出口26から吐出孔25を経て外
部回路へと送り出される。
しかして、油溜室15内においてはロータ13の回転に
よって生ずる遠心力(こより油を多く含む油密度の高い
冷媒ガスあるいは冷媒ガスから分離された油が外周面の
壁付近lこ集まり、また油密度の低い冷媒ガスが中央部
It!Iに集まった状態となる。
よって生ずる遠心力(こより油を多く含む油密度の高い
冷媒ガスあるいは冷媒ガスから分離された油が外周面の
壁付近lこ集まり、また油密度の低い冷媒ガスが中央部
It!Iに集まった状態となる。
従って、ロータ13の回転に伴いガイド溝16を摺動ず
るベーン17がその基端部を油溜室15内に突入したと
き、ロータ13との摺動面であるベーン17の両側面が
油溜室15に露出するため、該両側面には前述した油密
度の高い冷媒ガス中の多くの油が付着する。
るベーン17がその基端部を油溜室15内に突入したと
き、ロータ13との摺動面であるベーン17の両側面が
油溜室15に露出するため、該両側面には前述した油密
度の高い冷媒ガス中の多くの油が付着する。
またベーン17が圧縮室14側へ摺動変位したときには
両エンドプレート5,6のベーン17端面との摺動面が
油溜室15{こ一部露出するため,該摺動面にも油が付
着することになる。
両エンドプレート5,6のベーン17端面との摺動面が
油溜室15{こ一部露出するため,該摺動面にも油が付
着することになる。
従って、ロータ13とベーン17との摺動而およびエン
ドプレート5,6とベーン11との摺動面tこは該ベー
ン17の摺動変位に伴って給油がなされ良好な潤滑が行
なわれる。
ドプレート5,6とベーン11との摺動面tこは該ベー
ン17の摺動変位に伴って給油がなされ良好な潤滑が行
なわれる。
一方、油溜室15の中央部付近に存在する油密度の低い
冷媒ガスは油溜室15内よりも圧力の低い低圧室11.
12へそれぞれ導孔28,30および通孔29を経て流
入し、軸受7,10やシャフトシール32の潤滑に供さ
れるとともに、連通孔31を経て吸入室23内へ戻る。
冷媒ガスは油溜室15内よりも圧力の低い低圧室11.
12へそれぞれ導孔28,30および通孔29を経て流
入し、軸受7,10やシャフトシール32の潤滑に供さ
れるとともに、連通孔31を経て吸入室23内へ戻る。
また、圧縮機の運転中にあっては圧縮行程側(第1図に
おいて右側)の圧縮室14内の圧力が油溜室15内の圧
力よりも相当{こ高いため、該圧縮室14内の冷媒ガス
の一部がブローバイガスとしてロータ13とベーン17
との摺動面を通って油溜室15内に流入し、そのブロー
バイガスはロータ13の回転による遠心力の作用で油分
離される。
おいて右側)の圧縮室14内の圧力が油溜室15内の圧
力よりも相当{こ高いため、該圧縮室14内の冷媒ガス
の一部がブローバイガスとしてロータ13とベーン17
との摺動面を通って油溜室15内に流入し、そのブロー
バイガスはロータ13の回転による遠心力の作用で油分
離される。
また吸入行程側(第1図において左側)にあっては油溜
室15内の圧力が圧縮室14内の圧力よりやや高いため
、油溜室15内の冷媒ガスが口−タ13とベーン17と
の摺動面から圧縮室14へと流入するため、このような
圧力差による冷媒ガスの流れによってもロータ13とベ
ーン17との摺動面は潤滑される。
室15内の圧力が圧縮室14内の圧力よりやや高いため
、油溜室15内の冷媒ガスが口−タ13とベーン17と
の摺動面から圧縮室14へと流入するため、このような
圧力差による冷媒ガスの流れによってもロータ13とベ
ーン17との摺動面は潤滑される。
一方油溜室15内の圧力は遠心力によって相当に高めら
れることから、この圧力上昇によって前述した圧縮行程
側の圧縮室14内から油溜室15へ流出するブローバイ
ガスの流量が減少される結果、体積効率の低下が抑えら
れ、しかも油溜室15内の油量が減少した場合でも油の
大部分が遠心力によって壁側へ集められる結果、油量が
少ないにも拘らず前述したベーン17fこ関する摺動面
の潤滑が効果的になされる。
れることから、この圧力上昇によって前述した圧縮行程
側の圧縮室14内から油溜室15へ流出するブローバイ
ガスの流量が減少される結果、体積効率の低下が抑えら
れ、しかも油溜室15内の油量が減少した場合でも油の
大部分が遠心力によって壁側へ集められる結果、油量が
少ないにも拘らず前述したベーン17fこ関する摺動面
の潤滑が効果的になされる。
また、圧縮機の急激な起動時には油溜室15内に沸騰現
象(油溜室の底部に溜まっている液状の油が泡立つ現象
)が発生することがあり、このような現象の発生時fこ
は油溜室15内の油が低圧室11.12側へ多量に流出
して油溜室15内の油量が著減し、ベーン17に関する
摺動面の潤滑不足を引き起こすおそれがあるが、しかる
に本実施例においては油溜室15内にロータ13の回転
(こ伴い遠心力が発生し、この遠心力が前記沸騰現象を
抑えるように作用してガス中の油を油溜室15の壁側へ
集めるため、油が導孔28 ,30を通つて低圧室11
.12側へ流出することが抑えられ、上述した如き潤滑
不足の発生が未然に防止される。
象(油溜室の底部に溜まっている液状の油が泡立つ現象
)が発生することがあり、このような現象の発生時fこ
は油溜室15内の油が低圧室11.12側へ多量に流出
して油溜室15内の油量が著減し、ベーン17に関する
摺動面の潤滑不足を引き起こすおそれがあるが、しかる
に本実施例においては油溜室15内にロータ13の回転
(こ伴い遠心力が発生し、この遠心力が前記沸騰現象を
抑えるように作用してガス中の油を油溜室15の壁側へ
集めるため、油が導孔28 ,30を通つて低圧室11
.12側へ流出することが抑えられ、上述した如き潤滑
不足の発生が未然に防止される。
以上詳述したように、本発明はベーン式圧縮機Cこおい
て、ロータの中央部に油溜室を設けるとともに、該ロー
タのガイド溝に摺動可能に取付けたベーンをロータの回
転に伴い前記油溜室内(こ出入するように構成したこと
により、機械的なオイルポンプを使用することなく、ロ
ータとベーンとの摺動面およびベーンとエンドプレート
との摺動面をブローバイガスを利用して良好に潤滑して
その焼付きを防止できるとともに、とくに従来のような
機体の底部に設けた油溜室の油をオイルポンプによって
汲み上げて潤滑すべき摺動面へ給油しているものに比べ
て、機体の外形寸法を小さくして小型化できるため、狭
いスペースの車両のエンジンルームに塔載するに際し好
都合であり、しかも構造が簡単になるため,製作上至極
有利となる。
て、ロータの中央部に油溜室を設けるとともに、該ロー
タのガイド溝に摺動可能に取付けたベーンをロータの回
転に伴い前記油溜室内(こ出入するように構成したこと
により、機械的なオイルポンプを使用することなく、ロ
ータとベーンとの摺動面およびベーンとエンドプレート
との摺動面をブローバイガスを利用して良好に潤滑して
その焼付きを防止できるとともに、とくに従来のような
機体の底部に設けた油溜室の油をオイルポンプによって
汲み上げて潤滑すべき摺動面へ給油しているものに比べ
て、機体の外形寸法を小さくして小型化できるため、狭
いスペースの車両のエンジンルームに塔載するに際し好
都合であり、しかも構造が簡単になるため,製作上至極
有利となる。
また本発明(こよれば油溜室をロータ{こ設けたので、
ロータの回転(こよって油溜室内に生ずる遠心力によっ
て、圧縮室からのブローバイガスの流出を可及的に抑え
て体積効率の低下を減少し得るとともに、起動時におけ
る油溜室内の沸騰現象を抑えることができ、しかも油溜
室内の油量の減少(こ拘らずベーンに関する摺動面の潤
滑を効果的になし得る等の効果を奏するものである。
ロータの回転(こよって油溜室内に生ずる遠心力によっ
て、圧縮室からのブローバイガスの流出を可及的に抑え
て体積効率の低下を減少し得るとともに、起動時におけ
る油溜室内の沸騰現象を抑えることができ、しかも油溜
室内の油量の減少(こ拘らずベーンに関する摺動面の潤
滑を効果的になし得る等の効果を奏するものである。
図面は本発明の実施例を示し、第1図はベーン式圧縮機
を示す正断面図、第2図は第1図における■−■線断面
図、第3図は第1図{こおける■−■線断面図である。 1:センタハウジング、5,6:エンドプレート、13
:ロータ、14:圧縮室、15:油溜室、16:ガイド
溝、17:ベーン。
を示す正断面図、第2図は第1図における■−■線断面
図、第3図は第1図{こおける■−■線断面図である。 1:センタハウジング、5,6:エンドプレート、13
:ロータ、14:圧縮室、15:油溜室、16:ガイド
溝、17:ベーン。
Claims (1)
- 1 円筒状のハウジングと,このハウジングの端面に密
接されかつ回転可能に支持されたフロント側およびリア
側のエンドプレートと、これらハウジングおよびエンド
プレートfこて囲まれた空間内に偏心した状態で回転可
能に収容されかつ両端部が前記エンドプレートに固着さ
れたロータと、このロータの円周方向に所定の間隔を置
いて同ロータの径方向に貫設された複数個のガイド溝と
、先端が前記ハウジングの内面に接するようにガイド溝
内に摺動可能に嵌入されかつ対向するもの同志が相互に
連結された複数個のベーンとを備え、前記ロータの中央
部には、前記エンドプレートのほぼ軸心部に貫設した導
孔を介して吸入室と連通ずる円形空洞状の油溜室を設け
てこの油溜室(こ対し前記ベーンがロータの回転に伴う
摺動によって出入するように構成したことを特徴とする
ベーン式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2229577A JPS5836194B2 (ja) | 1977-03-01 | 1977-03-01 | ベ−ン式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2229577A JPS5836194B2 (ja) | 1977-03-01 | 1977-03-01 | ベ−ン式圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53106914A JPS53106914A (en) | 1978-09-18 |
JPS5836194B2 true JPS5836194B2 (ja) | 1983-08-08 |
Family
ID=12078746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2229577A Expired JPS5836194B2 (ja) | 1977-03-01 | 1977-03-01 | ベ−ン式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836194B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60178186U (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-26 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59190986U (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-18 | 三菱電機株式会社 | ベ−ン型ポンプ装置 |
KR890008458A (ko) * | 1987-11-16 | 1989-07-10 | 미타 가츠시게 | 로터리베인형 압축기 |
KR100417848B1 (ko) * | 2001-10-24 | 2004-02-05 | 윤광호 | 베인펌프 |
KR100684122B1 (ko) | 2006-01-16 | 2007-02-16 | 맹혁재 | 로터용 슬라이딩 베인 |
-
1977
- 1977-03-01 JP JP2229577A patent/JPS5836194B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60178186U (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-26 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53106914A (en) | 1978-09-18 |
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