JPS5826965Y2 - 掛け下 - Google Patents
掛け下Info
- Publication number
- JPS5826965Y2 JPS5826965Y2 JP1979117413U JP11741379U JPS5826965Y2 JP S5826965 Y2 JPS5826965 Y2 JP S5826965Y2 JP 1979117413 U JP1979117413 U JP 1979117413U JP 11741379 U JP11741379 U JP 11741379U JP S5826965 Y2 JPS5826965 Y2 JP S5826965Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeves
- worn
- color
- costume
- lower body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は打ち掛けの下に着る掛は下に関するものである
。
。
現在、打ち掛けは花嫁の式服として使用され、着用の際
は掛は下を着て帯を締めその上に着付けられる。
は掛は下を着て帯を締めその上に着付けられる。
そして式をすませた花嫁はその姿で披露宴の途中で退出
しお色直し用の衣裳に着替えて宴席にもどっているが、
このお色直しのためには打ち掛けをぬぎ帯をほどいて掛
は下をぬぎ、改めてお色直し用の着物と帯を着付けるが
、何分花嫁用の着物は裾が長くふきが大きく袖が大振袖
に仕立られ帝は厚地の幅広で、すべて豪華にどっしりと
作られており、帯の結び方も複雑で紐類等も多数使うの
でこの着付に相当長い時間がかかるため、その間臨席者
は花嫁不在の席で祝辞を述べたり食事をするので折角の
宴が興をそがれ、また花嫁は心せわしく衣裳の着替をし
なければならず、かつ重い衣裳を着て宴席と美容室の間
を歩くので心身共に疲労した。
しお色直し用の衣裳に着替えて宴席にもどっているが、
このお色直しのためには打ち掛けをぬぎ帯をほどいて掛
は下をぬぎ、改めてお色直し用の着物と帯を着付けるが
、何分花嫁用の着物は裾が長くふきが大きく袖が大振袖
に仕立られ帝は厚地の幅広で、すべて豪華にどっしりと
作られており、帯の結び方も複雑で紐類等も多数使うの
でこの着付に相当長い時間がかかるため、その間臨席者
は花嫁不在の席で祝辞を述べたり食事をするので折角の
宴が興をそがれ、また花嫁は心せわしく衣裳の着替をし
なければならず、かつ重い衣裳を着て宴席と美容室の間
を歩くので心身共に疲労した。
本考案はこれに鑑み、お色直し用衣裳を着付けた上に簡
単に着脱できるように掛は下を改良し、これを着用して
打ち掛けを着ると従来の掛は下を着たのと少しも変らな
い体裁を呈し、またこれをぬぐと即座にお色直しができ
る今まで見ることができなかった便利な掛は下を提供す
るものである。
単に着脱できるように掛は下を改良し、これを着用して
打ち掛けを着ると従来の掛は下を着たのと少しも変らな
い体裁を呈し、またこれをぬぐと即座にお色直しができ
る今まで見ることができなかった便利な掛は下を提供す
るものである。
以下本考案の実施例について説明する。
第1〜4図は身頃本体1を二部式型にしたものを示し、
上記本体は輪子、−越、羽二重その他の掛は下に適する
布地で上体部1′と下体部1″にわけて作り、上体部は
前側の丈をほぼ腰部に至る長さにし袴部2を長く、社部
3をそれより短かく、脇4側をさらに短かくして下辺5
を前下りの斜めにし、背側は背縫6(中央部)部位の丈
を着用した帯の上部に至る長さにし脇7側をそれより長
くほぼウェスト部に至らしめ下辺8をハ形状にして結ん
だ帯のじゃまにならないようにし、前後身頃は脇縫をせ
ずに分離させ肩の前後に振分けられるようにし、これに
打ち掛けの袖に見合う長さの袖9を縫着し、衿と袖口9
′及び袖のふす9″の比翼仕立にして形成しである。
上記本体は輪子、−越、羽二重その他の掛は下に適する
布地で上体部1′と下体部1″にわけて作り、上体部は
前側の丈をほぼ腰部に至る長さにし袴部2を長く、社部
3をそれより短かく、脇4側をさらに短かくして下辺5
を前下りの斜めにし、背側は背縫6(中央部)部位の丈
を着用した帯の上部に至る長さにし脇7側をそれより長
くほぼウェスト部に至らしめ下辺8をハ形状にして結ん
だ帯のじゃまにならないようにし、前後身頃は脇縫をせ
ずに分離させ肩の前後に振分けられるようにし、これに
打ち掛けの袖に見合う長さの袖9を縫着し、衿と袖口9
′及び袖のふす9″の比翼仕立にして形成しである。
下体部は着用した際程よく裾を引く程度の長さで、お色
直し用衣裳の上に着て従来の掛は下とほぼ同様の打合せ
ができる程度の幅(図示のものは丈がほぼ117.5c
m幅がほぼ140cm)にし後身頃11の上辺11′を
前身頃12の上辺12′よりほぼ11.5cm程度延出
させて作り、裏側にほぼ裾まわし相当部位に亙る程度に
(図示のものは社部分はほぼ上辺まで、前後身頃部分は
裾部はぼ74 cm程度まで)作った比翼体13をその
前端部14と裾部15と社上端部16をそれぞれ下体部
に粗く綴じつけ、比翼体の上辺17と社の内辺18は下
体部と分離させて下体部の裏側に袋状部19を形成しで
ある(上記各寸法は一例であってこれにこだわるもので
ない)。
直し用衣裳の上に着て従来の掛は下とほぼ同様の打合せ
ができる程度の幅(図示のものは丈がほぼ117.5c
m幅がほぼ140cm)にし後身頃11の上辺11′を
前身頃12の上辺12′よりほぼ11.5cm程度延出
させて作り、裏側にほぼ裾まわし相当部位に亙る程度に
(図示のものは社部分はほぼ上辺まで、前後身頃部分は
裾部はぼ74 cm程度まで)作った比翼体13をその
前端部14と裾部15と社上端部16をそれぞれ下体部
に粗く綴じつけ、比翼体の上辺17と社の内辺18は下
体部と分離させて下体部の裏側に袋状部19を形成しで
ある(上記各寸法は一例であってこれにこだわるもので
ない)。
20は締紐、21は伊達巻、紐等、22は簡略な帯であ
る。
る。
図示の帯は表側を帯地、裏側を適当な布地22′で作り
、前面に丸ぐけの帯〆23を取付けである。
、前面に丸ぐけの帯〆23を取付けである。
上記下体部裏側の袋状部は比翼体の裏側に別布を縫着し
て設けることもでき、この際は比翼体の上辺や社の内辺
は適宜下体部に綴じつけておく。
て設けることもでき、この際は比翼体の上辺や社の内辺
は適宜下体部に綴じつけておく。
本案品は上記のようにできているので、着用しているお
色直し用の衣裳の上に下体部をまといお色直しの着物(
長じゅばん等の下着を含めず)の下方を、その裏側の比
翼体で形成した袋状部に納め、その上辺をお色直しの結
んだ帝王に重ね前身頃を合せて締紐を締着し裾部を整え
て着付け、脇部が縫われていない上体部を前後に振分け
て肩部にかけお色直しの着物(長しゆばん等の下着を含
めて)の袖を上体部の袖に納め、背部の下方をお色直し
の結んだ帯と着物の間に差し込み、前身頃をお色直しの
着物の上に重ね胸もとを打合せ伊達巻、紐等で保定して
着付け、その上に簡略な帯を締めて打ち掛けを着ると、
従来の掛は下を着用したのと少しも変わらず見られると
共に掛は下の中に着ているお色直し用の着物はすっかり
隠れて外部に露出せず、長じゅばんの裾部は掛は下の内
側に重なるから歩行したり椅子にかけたりしてもお色直
し用の着物の下方は掛は下の袋状部の中に包まれて掛は
下と一体化しているので裾部が乱れたり足にからまるこ
とがない。
色直し用の衣裳の上に下体部をまといお色直しの着物(
長じゅばん等の下着を含めず)の下方を、その裏側の比
翼体で形成した袋状部に納め、その上辺をお色直しの結
んだ帝王に重ね前身頃を合せて締紐を締着し裾部を整え
て着付け、脇部が縫われていない上体部を前後に振分け
て肩部にかけお色直しの着物(長しゆばん等の下着を含
めて)の袖を上体部の袖に納め、背部の下方をお色直し
の結んだ帯と着物の間に差し込み、前身頃をお色直しの
着物の上に重ね胸もとを打合せ伊達巻、紐等で保定して
着付け、その上に簡略な帯を締めて打ち掛けを着ると、
従来の掛は下を着用したのと少しも変わらず見られると
共に掛は下の中に着ているお色直し用の着物はすっかり
隠れて外部に露出せず、長じゅばんの裾部は掛は下の内
側に重なるから歩行したり椅子にかけたりしてもお色直
し用の着物の下方は掛は下の袋状部の中に包まれて掛は
下と一体化しているので裾部が乱れたり足にからまるこ
とがない。
また上体部の脇部が縫着されていないので、打合せの際
鉄部が融通を利かすから窮屈感がなくしかも整然と着付
けられるので安楽に式場や宴席にのぞめ、写真撮影等に
も何等不都合を生じない。
鉄部が融通を利かすから窮屈感がなくしかも整然と着付
けられるので安楽に式場や宴席にのぞめ、写真撮影等に
も何等不都合を生じない。
そしてお色直しの際にはわぎわさ゛美容室まで行くこと
なく近くの適当な場所、例えば隣室あるいは背部の金屏
風のかげ等で打ち掛けをぬぎ、簡易帯を外して伊達巻な
どを解くと脇部のない上体部が前後に離れるから、その
袖部からお色直し用の着物の袖を取り出し、背側を引き
ぬいて脱ぎ、下体部の紐を解きその袋状部からお色直し
の着物の下方を引き出すと即座にお色直し用の衣裳にか
わるのでそのまま宴席にもどれるから花嫁はほんの僅か
の間席をあけるだけですぐに席に着くので宴を白けさせ
ず、しかも臨席者はその早替りのようなお色直しに頗る
満足をおぼえ、一方花嫁は重い衣裳を着て美容室まで歩
き、いそがしくお色直し用の衣裳に着替える必要がない
から著しく疲労度が軽減される。
なく近くの適当な場所、例えば隣室あるいは背部の金屏
風のかげ等で打ち掛けをぬぎ、簡易帯を外して伊達巻な
どを解くと脇部のない上体部が前後に離れるから、その
袖部からお色直し用の着物の袖を取り出し、背側を引き
ぬいて脱ぎ、下体部の紐を解きその袋状部からお色直し
の着物の下方を引き出すと即座にお色直し用の衣裳にか
わるのでそのまま宴席にもどれるから花嫁はほんの僅か
の間席をあけるだけですぐに席に着くので宴を白けさせ
ず、しかも臨席者はその早替りのようなお色直しに頗る
満足をおぼえ、一方花嫁は重い衣裳を着て美容室まで歩
き、いそがしくお色直し用の衣裳に着替える必要がない
から著しく疲労度が軽減される。
またこの掛は下はお色直し用の衣裳の上に着ることと袋
状部に上記着物の下方を納めることにより重厚感があり
薄手の生地を使用しても高級な布地を使用したのと同様
に重厚に見えるので経済的に得ることができる。
状部に上記着物の下方を納めることにより重厚感があり
薄手の生地を使用しても高級な布地を使用したのと同様
に重厚に見えるので経済的に得ることができる。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は上体部の正面
図、第2図は同背面図、第3図は下体部の表面図で一部
を折返である。 第4図は同一部切欠裏面図、第5図は帯の表面図、第6
図は同裏面図、第7〜11図は着用の状態を示す説明図
で、第7図はお色直し用衣裳を着た正面図、第8図は上
記衣裳の身頃下方を袋状部に納めた拡大図、第9図は下
体部をつけた側面図、第10図は上、下体部をつけ掛は
下とした正面図、第11図は掛は下に帯をつけた正面図
、第12図は打ち掛けを着た正面図である。
図、第2図は同背面図、第3図は下体部の表面図で一部
を折返である。 第4図は同一部切欠裏面図、第5図は帯の表面図、第6
図は同裏面図、第7〜11図は着用の状態を示す説明図
で、第7図はお色直し用衣裳を着た正面図、第8図は上
記衣裳の身頃下方を袋状部に納めた拡大図、第9図は下
体部をつけた側面図、第10図は上、下体部をつけ掛は
下とした正面図、第11図は掛は下に帯をつけた正面図
、第12図は打ち掛けを着た正面図である。
Claims (1)
- お色直し用衣裳を着付けた上に着用する掛は下であって
、上体部と下体部からなる二部式型に作られ、該上体部
は前側の丈をほぼ腰部に至る長さにし、背側の丈を中央
部位は着付けた帯の上部に至る長さにし脇側をほぼウェ
スト部に至る長さにし、前後身頃は脇縫をせず分離させ
、袖付部に打ち掛けの袖に相応する袖を縫着し、袖口、
袖のふり及び衿を比翼仕立にして形成され、該下体部は
お色直し用衣裳の上に着用し程よく裾を引く長さで、打
合せて下半身を覆う幅にしその裏側に、はぼ裾まわり相
当部位に亙るよう作った比翼体を、その上辺と社の内辺
を分離させその前端部、裾部、扛上端部を下体部に綴じ
つけて袋状部を設けて形成された掛は下。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979117413U JPS5826965Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 掛け下 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979117413U JPS5826965Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 掛け下 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5634809U JPS5634809U (ja) | 1981-04-04 |
JPS5826965Y2 true JPS5826965Y2 (ja) | 1983-06-11 |
Family
ID=29349622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979117413U Expired JPS5826965Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 掛け下 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826965Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5961209U (ja) * | 1982-10-14 | 1984-04-21 | クラレ共栄株式会社 | 花嫁用早変り掛下 |
JP2009013536A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Ka Office:Kk | 掛下着物及びこれを用いた結婚披露宴の色直し衣装の着付け方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5733551Y2 (ja) * | 1977-06-17 | 1982-07-23 |
-
1979
- 1979-08-28 JP JP1979117413U patent/JPS5826965Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5634809U (ja) | 1981-04-04 |
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