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JPS5826409A - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

Info

Publication number
JPS5826409A
JPS5826409A JP12441181A JP12441181A JPS5826409A JP S5826409 A JPS5826409 A JP S5826409A JP 12441181 A JP12441181 A JP 12441181A JP 12441181 A JP12441181 A JP 12441181A JP S5826409 A JPS5826409 A JP S5826409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
insulated wire
paint
wire
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12441181A
Other languages
English (en)
Inventor
正芳 三宅
上岡 勇夫
川口 宗孝
中林 洋彦
山本 昭之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP12441181A priority Critical patent/JPS5826409A/ja
Priority to GB08222347A priority patent/GB2103869A/en
Priority to EP82304085A priority patent/EP0072178A1/en
Publication of JPS5826409A publication Critical patent/JPS5826409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/02Disposition of insulation
    • H01B7/0208Cables with several layers of insulating material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B3/00Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties
    • H01B3/18Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances
    • H01B3/30Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
    • H01B3/308Wires with resins

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、潤滑性のすぐれた絶縁電線に門するものであ
る。
近年、エナメル線を使用する電機メーカー等に4つ・い
ては、機器の製造二に程の迅速化を図る為、高速自動捲
線機を1吏用するようになって来ている。
しかしながら、捲線加工時にエナメル線は摩擦等により
、絶縁層が機械曲損1易を受け、機器に組み込まれた後
、レヤーショー1・を起こして、ロス率が大幅に増加す
るという大きな問題を有している。
このような機械的損傷を低減するため、潤滑性のすぐれ
たエナメル線が要望されている。
この事は、自動捲線機のみならず手作業においても同様
であり、例えばモーターの狭いスロットにエナメル線を
挿入する際、手作業の能率を高めるために潤滑性の良い
エナメル線が要望されている。
また最近では、省エネルギーの立場から各種モーター、
各種トランスの効率を、さらに向−1ユされる事が望ま
れており、これら各種機器の中でも特にクーラー、エア
ーコンディショナー、冷蔵庫等の冷凍機用モーターをは
じめとする各種モーターの効率を上げる事が強く望まれ
ており、これら各種モーターの高効率化を図る為、狭い
スロットの中に、さらに多くのエナメル線を挿入し占積
率をより高めるという手段がとられるようになってきて
いる。
エナメル線自体は潤滑性に乏しいため、これを解決する
手段として従来より、エナメル線の上に流動パラフィン
、冷凍機油等の各種液体の潤滑剤を塗布するという方法
がとられてきた。しかしながら、上述の様にモーターの
高効率化の為、狭いスロットの中にさらに多くのエナメ
ル線を挿入し占積率を高めるという手段がとられる様に
なると、従来の冷凍機油等の潤滑剤を塗布した従来のエ
ナメル線では側底解決のできない数多くの問題が浮かび
」二がってきた。tなわち冷凍機油等の液体の潤滑剤で
は、潤滑性、すべり性に欠ける為、スロット内にさらに
多くのエナメル線を挿入しようとしても、挿入できない
という問題や、大きな力で無理に挿入したとしても、エ
ナメル線の皮膜が機械的損傷を受ける為に、レヤーショ
ートが増大するという問題がある。さらに、エナメル線
の潤滑性が悪いという欠点は、コイルとして機器に組み
込まれた後でも、電磁振動等によりエナメル線の皮膜が
、さらに機械的な損傷を受はレヤーショー)・を発生し
、モーターとしての機能を発揮できなくなるという問題
もある。潤滑性を向上させようとして、多量のitE体
の潤滑剤を塗布しても、その効果はほとんどす<、かえ
ってエナメル線にゴミが付着したり、コイルの端末11
−めの為の接着テープの接着力に悪影響を及ぼすという
欠点がある。
一方液体の潤滑剤よりも潤滑性、すべり性に優れた固形
パラフィン、カルナウバロウ等の固体潤滑剤をエナメル
線に塗布する事が試みられている。
しかしながら、固体潤滑剤のほとんどのものは溶剤に難
溶もしくは不溶で仮りに溶解しても低濃度である為に、
固体潤滑剤を電線上に塗布するに際しては、通常石油ベ
ンジン、ギシレン等の溶剤に潤滑剤を数%溶解させた溶
液を塗布し、溶剤を蒸発させるという方法がとられてい
るのが現状である。従ってこの方法の場合、大部分が溶
剤であるため大量の無駄になる溶剤を消費し、衛生、安
全上排気設備を必要とし公害対策上排出された溶剤の燃
焼等による除去設備を必要とし、かつ引火点の低い溶剤
を使用するため火災の危険性をはらんでいる。又加熱乾
燥を行う場合は加熱炉を必要とする。次に特性面よりみ
ると、溶剤が電線表面に接触した時電線品種によっては
クレージングを発生し電線として商品価値がなくなるた
め適用品種が限定され、又潤滑剤溶液は低濃度で非常に
低粘度であるため付着膜厚のコントロールは出来ずただ
電線が溶液中を通る時付着するにまかせるしかなく、潤
滑剤塗布量を適切にコントロールするのは極めて困難で
ある。
さらに、これら固体の潤滑剤を塗布したエナメル線を冷
凍機用モーター等に適用すると冷媒により抽出される潤
滑剤が、コンプレッサーの弁や、膨張機内の冷媒吹出し
ノズル等で目詰まりを起こし冷凍能力が低下する恐れが
ある。又潤滑剤が冷媒に抽出されてしまうとエナメル線
自体の潤滑性、5− スベリ性が悪くなり、電磁振動等でエナメル線の皮膜は
損傷を受は易くなるという欠点もある。
エナメル線に潤滑性を付与する方法としては、さらにエ
ナメル線用の絶縁塗料の中にあらかじめポリエチレン、
ポリプロピレン、四フッ化エチレン樹脂等の潤滑性のす
ぐれた合成樹脂やシリコン油、フッ素系界面活性剤、パ
ラフィンワックス、カルナウバロウ、モンタンロウ等の
液体・固体の各種潤滑剤を添加しておく方法が提案され
ている。
しかしながらこの方法にふ・いてポリエチレン、ポリプ
ロピレン、四フフ化エチレン樹脂等の合成樹脂の場合は
、これら合成樹脂がエナメル線用の絶縁塗料の溶剤に難
溶である為、塗料中に均一に分散する事が難しく、又塗
料の安定性も悪いという欠点があるばかりでなく、エナ
メル線の絶縁材料と相溶性がない為に、絶縁皮膜中に均
一に分散する事が難しく、さらに外観が悪くなったりす
るという問題もある。さらに液体の潤滑剤を添加する場
合はエナメル線上に塗布する場合と同様、すべり性、潤
滑性が不十分である。また固体の潤滑剤−〇− を添加する場合にあたっては、エナメル線上に塗布する
場合と同様に冷媒とか溶剤により潤滑剤が抽出される事
があり、冷凍機モーター用、エナメル線等への適用が困
難となるばかりでなく、合成樹脂を添加する場合と同様
に、固体の潤滑剤はエナメル線用の溶剤に難溶であり、
又エナメル線用の絶縁材料とも相溶性がない為、塗料の
安定性が悪いという欠点のほか、絶縁皮膜中に均一に分
散する事が伽ニジ<、外観が悪くなったりするという欠
点も有している。
本発明者らは、これらの問題解決について鋭意検討の結
果、本発明に到達したものである。
本発明は、導体と、該導体上に設けられた一種又はそれ
以上の絶縁皮膜と、該絶縁皮膜上に設けられた潤滑性絶
縁皮膜とよりなり、該潤滑性絶縁皮膜は少なくとも一つ
の分子の末端が炭素数21以」二の直鎖アルキル基であ
る樹脂を主成分とする塗料を塗布・焼付けによって形成
した絶縁電線である。絶縁電線」ユに固形パラフィン、
カルナウバロウの様な固体の潤滑剤を塗布する場合、又
これら固体の潤滑剤やポリエチレン、ポリプロピレン等
の潤滑性に優れる合成樹脂を絶縁塗料に添加して絶縁電
線を得る場合と比べ、本発明の絶縁電線は、それ自体で
、同等の潤滑性を有する。
本発明の絶縁電線では最外層に塗布・焼付けて形成され
た材料そのものが潤滑性にすぐれるものであり、従来の
様に絶縁電線の表面もしくは、絶縁皮膜の中に潤滑剤が
存在するものではない。
本発明で用いる塗料はポリエチレン、ポリプロ)ピレン
等の潤滑性に優れる合成樹脂もしくは固形パラフィン、
カルナウバロウ等の固形潤滑剤を添加した塗料よりも、
安定性・均一性に優れ、得られる絶縁電線も外観に優れ
る。さらに固形パラフィン、カルナウバロウ等の固体潤
滑剤を絶縁電線の表面に塗布したものあるいは、これら
固体潤滑剤を絶縁塗料中に添加して得られるものと比べ
冷媒・溶剤等による抽出物も少なく、コンプレッサーの
弁やノズル等で目詰まりを起こす恐れもなく、耐冷媒性
の要求される冷凍機モーター等への適用も可能である。
本発明の絶縁電線は、導体と、該導体上に設けられた一
種又は二種具」二の絶縁皮膜と該絶縁皮膜上に設けられ
た潤滑性絶縁皮膜とから構成される。
潤滑性絶縁皮膜は、導体上に設けられた一種又は二種具
」二の絶縁皮膜の上に設ける事が必要である。
導体」二に直接潤滑性絶縁皮膜を設けると機械的特性に
欠ける事がある為である。絶縁電線の全皮膜厚に対する
上層の潤滑性絶縁皮膜の割合は、得られる絶縁電線の機
械的特性に悪影響を及ぼさぬ様には絶縁塗料は所望皮膜
厚になる迄、通常3〜20回程度塗布焼(−1けを繰り
返えす事によって行なわれているので、全皮膜厚中に占
める潤滑性絶縁度膜厚の割合をできるだけ小さくするに
は、塗布・焼付工程の最後の1回だけを、潤滑性絶縁皮
膜を形成するための塗料を用いて行なうが最も望ましい
方法である。この様な方法によって形成される外層の潤
滑性絶縁皮膜の厚みは、得られる絶縁電線の全皮膜厚に
対し20%以下となる様にするの9− が機械的特性の点で好ましい。
本発明の絶縁電線において下層に設けられた絶縁皮膜は
いかなるものであっても良い。たとえばポリウレタン、
ポリビニルホルマール、ポリエステル、ポリエステルイ
ミド、ボリヒダンl−イン、ポリアミドイミド、ポリイ
ミド、ポリエステルアミドイミド、ポリアミド等があり
、これらを二種以上組み合わせられた絶縁皮膜たとえば
ポリウレタン−ポリアミド、ポリエステル−ポリアミド
、ニルホルマール等であってモ良い。
本発明の絶縁電線を冷凍機モーター等の分野への適用を
考えた場合、下層の絶縁皮膜として好ましいとするのは
ポリビニルホルマール、ポリエステル、ポリエステルイ
ミド、ポリアミドイミド、ポリエステルアミドイミド、
ポリイミド等を一種又は二種以上用いて形成される絶縁
皮膜である。
本願発明の絶縁電線にあ・いて、」二層の潤滑性絶縁皮
膜は、少なくとも一つの分子の末端が炭素数10− 21以上の直鎖アルキル基である樹脂を主成分とする塗
料を塗布・焼付けによって形成したものである。分子末
端の直鎖アルキル基と、主鎖はアミド結合、イミド結合
、エステル結合、ウレタン結合、ユリア結合等いかなる
様式で結合されていてもよい。又、分子末M^(に結合
する直鎖アルキル基の炭素数としては、良好な潤滑性を
得る為に21以上である必要があり、炭素数が21に満
たない場合は潤滑性が充分でない。すなわち分子末端の
直鎖アルギル基が(CH2つB−、CHsであられされ
る炭素数さえ21以」二あれば、少々分枝したアルギル
基であっても有効である。
分子末端が炭素数21以」−の直鎖アルキル基である樹
脂を構成する主鎖はいかなる樹脂であってもよい。たと
えば、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエステル、
ポリエステルイミド、ポリウレタン、ポリエステルアミ
ドイミド、ポリアミド、ポリヒドロギルエーテル等が挙
げられる。
これらの樹脂の分子−末端に炭素数21以−1−の直鎖
アルギル基を導入する方法として例えば得ようとする樹
脂の主鎖を得る為に用いる各種の原料と後で述べる分子
末端に炭素数21以」―の直鎖アルキル基を導入させる
為に用いる化合物とを反応させ、主鎖を形成させると同
時に分子末端に1)゛けt’hアルキル基を導入する方
法や一且主鎖を得る為に用いる各種原料のみを反応させ
て樹脂を#’J k、 彼、分子−末端に炭素数21以
−I−の直鎖アルギル基を導入するに用いる化合物によ
って解重合させる事によって分子末端に直鎖アルキル基
を導入する方法等が挙げられる。
本発明において、潤滑性絶縁皮膜を形成するに用いる樹
脂の分子末端に炭素数21以−1−の直鎖アルキル基を
導入する為に使用する化合物の例としては脂肪酸及びそ
れらのアルギルエステルや酸ハロゲン化物のほか高級ア
ルコール、アミン、脂肪酸アミド等がある。
脂肪酸の例としては、ドコザン酸、l−リコザン酸、テ
トラコサン酸、ペンクコザン酸、ヘギザコザン酸、ヘプ
タコザン酸、オクタコザン酸、ノナコザン酸、l・リア
コンクン酸等が有り、これら脂肪酸の誘導体としてエス
テル、酸無水物、酸ハロゲン化物等が有る。
高級アルコールの例としては、n−ヘンエイコサノール
、n−ドコサノール、n−テトラコサノール、n−へギ
ザコサノール、n−オクタコサノール、n−トリアコン
タノール等が有る。アミンの例トコてハ、ヘンエイコシ
ルアミン、トコジルアミン、I−!Jコシルアミン、ペ
ンクコジルアミン、ヘギザコシルアミン、オフタコシル
アミン、等であり、脂肪酸アミドの例としては、トコシ
ルアミド、ヘキザコシルアミド、オクタコシルアミド等
が挙げられる。勿論これら化合物を用いて分子末端に長
鎖アルギル基を導入するにあたっては、主鎖を得るに使
用される各種の原料と反応しうる様を官能基を有するも
のを選ぶ必要がある。
又これら化合物は、各々単独で用いる必要はなく混合物
であってもよい。例えばヘキストジャバン社より販売さ
れているモンクンワックス酸(鎖13− 長C28〜C32)をヘースとしたヘギストワックスS
1同じくヘキストジャパン社より販売されているモンク
ンワックス酸の誘導体である。ヘキストワックスE(モ
ンクンワックス酸のエステル)するいはへギストワック
スOP (モンクンワックス酸の部分ケン化エステル〕
等も使用できる。
本発明において、少なくとも一つの分子の末端が炭素数
21以−にの直鎖アルキル基である樹脂を溶解し、塗料
として用いる為に使用する溶剤としてはいかなるもので
あってもよいが、樹脂溶液をそのまま絶縁塗料として使
用できるという点で、N−メチル−2−ピロリドン、N
−N−ジメチルアルドアミド、m−クレゾール、P−ク
レゾール、各種ギシレノールを主成分とする溶剤が好ま
しい。
さらに重合体溶液の粘度を調整する溶剤として、トルエ
ン、キシレン、ソルベントナフサ、アルl・ン、メチル
エチルケ)・ン、シクロヘキサノン、酢酸セロソルブ等
が使用できる。
本発明において、少なくとも一つの分子の末端が炭素数
21以上の直鎖アルギル基である樹脂を−]4.− 主成分どする塗料とは、少なくとも一つの分子の末端が
炭素VI21以」−の直鎖アルギル基である樹J17の
溶液そのもの、或はその樹脂溶液に特性をそこなわない
範囲で、その他の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、硬化剤
、フィラー、顔料、染料等の1種又はそれ以−1−を加
えてなるものをいう。
以下参考例、実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明は、これらに限定されるものではない。
以下の参考例にJul’いて、特に断わらない限り反応
は、31!の四ツ目フラスコに冷却管、溜出管、温度計
、攪拌機をとりつけた反応容器中で充分攪拌をしながら
行なった。反応容器の加熱はマントルヒーターを用いた
又実施例・比較例で得た絶縁電線の特性は静摩擦係数を
除き、JIS C3008に従い測定した。
静摩擦係数は絶縁電線同志間の静摩擦係数を測定したも
のであり、その測定方法は金属性ブロックに平行に2本
の絶縁電線をとりつけ、これを平面−1−に置かれた2
本の平行な当該絶縁電線の」二に、各々の線が直角をな
す様に置き、前者の金属性ブロックを平面上の2本の絶
縁電線に沿って動かずに必要な最小荷重を金属性ブロッ
クの荷重で除して得るものである。
参考例1゜ l・リメリツト酸無水物384・3!と N−メチル−
2−ピロリドン1.053.8.Fを反応容器中にて攪
拌しナカラジフェニルメタン−4,・4・′−ジイソシ
アネ・−1・500.5j!  を徐々に加え、加熱し
て80°Cにて3時間反応させた後、さらに20°C/
時間の割合で加熱をつづけた。この間炭酸ガスの発生を
伴ないながら徐々に溶WMの粘度が」ユ昇した。温度が
160°Cになった時点で加熱を止め、その温度でさら
に2時間反応をつづけポリアミドイミド重合体溶液を得
た。重合体の還元比粘度(0,5f樹JIM/100m
1 (7) N 、 N’−ジメチルア±ドアミド、a
t30°Cにて測定、以下同じ)は0.38 dl/l
であった。重合体溶液をキジロールで希釈し、樹脂分2
5%のポリアミドイミド樹脂塗料とした。この塗料の粘
度(B型粘度計にて30°Cで測定、以下同じ)は17
ボイズであった。
参考例2、 l・リメリツト酸無水物381..L/、ヘキストワッ
クスS(ヘギストジャパン’4J[鎖% 28−32 
o モンクンワックス酸)  ]、 4..]、 1、
N−メチル−2−ピロリドン1670.8/を反応容器
中にて攪拌しながらジフェニルメタン−4・・4.′−
ジイソシア$−1−500.5/を徐々に加えた。加熱
して80°Cで3時間反応させた後、さらに20°C/
時間の割合で昇温し、温度が】70°Cになった時点で
加熱を止め、その温度で1時間半反応をつづけ、少なく
とも−1つの分子の末端が炭素数27〜81の直鎖アル
ギル基であるポリアミドイミド樹脂溶液を得た。得られ
た樹脂の還元比粘度は0.4.9 d l!/lであっ
た。
この樹脂溶液をキジロールで希釈し、樹脂分25%の塗
料とした。この塗料の粘度は38ボイズであった。
参考例3゜ トリメリット酸無水物382.4.、P  ドコサン酸
6.8!、N−メチル−2−ピロリドン1667.0/
  を反応室17− 器に仕込み、攪拌しながら、ジフェニルメタン−1、・
1.′−ジイソシアネー1・500.5fを加え、80
°Cに加熱した。
80°Cにて3時間反応させた後、20°C/時間の割
合で昇温し、]75°Cになった時点で加熱を市め、そ
の温度て1時間4.5分反応をつづけ、少なくとも一つ
の分子の末端が炭素数21の直鎖アルキル基であるポリ
アミドイミド樹脂溶液を得た。
得られた樹脂の還元比粘度は(1,70d l/lであ
った。
この樹脂溶液をキジロールで希釈し、樹脂分25%の塗
料とした。この塗料の粘度は60ボイズであった。
参考例4・。
テレフクル酸ジメチル 388.71・P(2,0モル
)エチレングリコール   93.1 j’ (1,5
モル)グリセリン       92.i 、f (1
,0モル)酢酸鉛         0.8F キシレン       300.07 をフラスコ内に仕込み攪拌しながら徐ノ(に昇温させ1
4,0°Cにて2時間反応させた後、20℃/時間18
− の割合でさらに昇温をつづけた。
この間キシレン及び反応副生成物は冷却管を通じ系外へ
溜失させた。内容物の粘度は徐々に上昇した。24・0
°Cになったらその温度を保ちながら系を減圧にしてさ
らに反応をつづけた。内容物の粘度はさらに上昇した。
減圧を開始してから30分後に系内を常圧に戻し、加熱
を止めて樹脂分4・0%となる様にクレゾールを添加し
樹脂を加熱溶解させた。その後、樹脂分に対してテトラ
ブチルチタネ−1・とオクチル酸亜鉛をそれぞれ2重量
%添加し、ポリエステル塗料とした。得られた塗料の粘
度は72ボイズであった。
参考例5゜ テレフタル酸ジメチル 388.4.1(2゜0モル)
エチレングリコール   93.1 / (1,5モル
)グリセリン       92.1 、P (1,,
0モル)ベヘン酸メチル     ]、3.2.P酢酸
鉛         0.8P ギシレン       300.0F をフラスコ内に仕込み、以下参考例4・と同様にして塗
料を得た。この様にして得られた少なくとも一つの分子
の末端が炭素数21の直鎖アルキル基であるポリエステ
ル樹脂塗料の粘度は69ボイズであった。
参考例6゜ ジメチルテレフタレー1− 388./I・p(2,o
モル)エチレングリコール   +、sc+、o、r(
3゜0モル)グリセリン       184・、2y
(z、oモル)酢酸鉛          0.8! キシレン        300.0/をフラスコに仕
込み、よく攪拌しながら内容物が14・0℃になる迄昇
温させ、1.5時間その温度で反応させた後、20’C
/時間の割合でさらに昇温させ200°Cに達つしたら
その温度で1時間反応させた。この間にキシレン及び反
応副生物であるメタノールは、冷却管を通じ系外へ溜失
させた。
その後、内容物の温度を]、 10°C迄冷却し、系内
に、 4(・4.′−ジアミノジフェニルメタン3 f) 6
.5 、P (2,0モル)■・リメリツト酸無水物 
   7(18,5,P(4・、0モル)を加えた。内
容物の温度を再び上昇させると、120°C付近で内容
物の中に黄色の沈殿が生じ内容物が固化した。
一旦攪拌を停止し、14.0°Cに30分間保って後約
1時間かけて180°Cに迄昇温させた。この間反応側
生成物である水を冷却管を通じ系外へ溶失せしめた。内
容物に流動性が出て来るので再び攪拌を開始し、さらに
1時間かけて280℃に迄昇温させる間に内容物は透明
となり粘度も徐々に」−昇した。280℃で2時間反応
をつづけた後系内を減圧・にしてさらに1時間反応させ
、系内を常圧に戻し、ただちに樹脂公約35%となる様
クレゾールを添加し、反応を停止させると共に内容物を
クレゾールに溶解せしめた。ここに、樹脂100重量部
に対して、テトラブチルチタネート、オクチル酸亜鉛を
それぞれ2重量部添加混合し、ポリエステルイミド塗料
とした。
この塗料の粘度は30ボイズであった。
参考例7゜ ジメチルテレフタレー)   388.4.、P (2
,0モル)21− エチレングリコール  186.2.f’ (3,0モ
ル)グリセリン      I 8d、、2 、f’ 
(2,0モル)へギストワックスE    8’7.6
F酢酸鉛         0.8f キシレン       3oo、o、pをフラスコに仕
込み、よく攪拌しながら内容物が14・0°Cになる迄
昇温させ、1.5時間その温度で反応させた後、20℃
/時間の割合でさらに昇温させ200℃に達つしたら、
その温度で1時間反応させた。この間にキシレン及び反
応副生物であるメタノールは、冷却管を通じ系外へ溜失
させた。
その後、内容物の温度を110°C迄冷却し系内に4・
・4・′−ジアミノジフェニルメタン396.5.F 
 (2,0モル) l・リメリツト酸無水物   768.5/(4・、0
モル)を加えた。内容物の温度を再び」−昇させると、
120°C付近で内容物の中に黄色の沈殿が生じ内容物
が固化した。
一旦攪拌を停止し14・0°Cに30分間保って後、約
1時間かけて1.80℃に迄昇温させた。この間、22
− 反応副生成物である水を冷却管を通じ系外へ溶失せしめ
た。内容物に流動性が出て来るので再び攪拌を開始し、
さらに]時間かけて230℃に迄昇温させる間に内容物
は透明となり粘度も徐々に上昇した。230°Cで2時
間反応をつづけた後、系内を減圧にしてさらに1時間反
応させ、系内を常圧に戻し、ただちに樹脂公約35%と
なる様クレゾールを添加し、反応を停止させると共に、
内容物をクレゾールに溶解せしめた。ここに、樹脂10
0重耽部に対してテトラブチルチクネート、オクチル酸
亜鉛をそれぞれ2重量部添加混合し、塗料とした。こう
して得られた少なくとも一つの分子の末端が炭素数27
〜31の直鎖アルギル基であるポリエステルイミド樹脂
塗料の粘度は464・ポイズであった。
比較例1〜9及び実施例1〜6 参考例1〜参考例7で作成した塗料及び市販の塗料を用
い、表−1に示した如くの組合せで、該塗料の塗布・焼
付をくり返し、絶縁電線を得た。
得られた絶縁電線の特性を表−1に併記した。
23− 47− 表−1から明らかな如く、本願発明の絶縁電線は従来の
絶縁電線に比べ、極めて優れた潤滑゛Iト1ミを示ず。
又、絶縁電線の全皮膜を、潤滑性絶縁皮膜で構成してな
るもの(比較例2.4..8)と比較して、本願発明の
絶縁電線は機械的特性に優れる事が明らかである。
【図面の簡単な説明】
図−1は本願発明の絶縁電線の断面を示し、1・・・導
 体 2・・・絶縁皮膜 3・・・潤滑性絶縁皮膜 を表わす。 25− ロ1 49−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導体と、該導体、」ユに設けられた一種又はそれ
    以−にの絶縁皮膜と、該絶縁皮膜」二に設けられた潤滑
    性絶縁皮膜とよりなり、該潤滑性絶縁皮膜は、少なくと
    も一つの分子の末端が炭素数21以」−の直鎖アルキル
    基である樹脂を主成分とする塗料を塗布・焼付けによっ
    て形成した事を特徴とする絶縁電線。
  2. (2)潤滑性皮膜は、少なくとも一つの分子の末端が炭
    素数21以」二の直鎖アルキル基である樹脂を主成分と
    する塗料を1回だけ塗布・焼付ける事によって形成され
    る事を特徴とする特許請求の範囲(1)の絶縁電線。
  3. (3)絶縁電線の全皮膜厚に占める最外層の潤滑性皮膜
    の厚みが20%以下である事を特徴とする特許請求の範
    IJ旧1)の絶縁電線。
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