JPH11154300A - 超音波センサの制御装置 - Google Patents
超音波センサの制御装置Info
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- JPH11154300A JPH11154300A JP33653497A JP33653497A JPH11154300A JP H11154300 A JPH11154300 A JP H11154300A JP 33653497 A JP33653497 A JP 33653497A JP 33653497 A JP33653497 A JP 33653497A JP H11154300 A JPH11154300 A JP H11154300A
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- ultrasonic
- local controller
- ultrasonic sensor
- sensors
- oscillation
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Links
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- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims abstract description 20
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- 230000010356 wave oscillation Effects 0.000 abstract 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
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- 101000860173 Myxococcus xanthus C-factor Proteins 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ハードウェア的にもソフトウェア的にも比較
的簡単な構成で、各超音波センサ間の相互干渉を防止す
る。 【解決手段】 複数台の超音波センサS0〜SNが渡り
配線Aを介して接続されるローカルコントローラLCを
備え、各超音波センサS0〜SNには、ローカルコント
ローラLCからの発振信号に基づいて超音波発振素子を
駆動するとともに、その超音波発振時点から所定の監視
期間、超音波発振素子の出力を監視して被検出物体の有
無を判断するCPUと、固有の自己アドレスをCPUに
設定するアドレススイッチとが設けられ、ローカルコン
トローラLCは、各超音波センサS0〜SNに対して、
その自己アドレスを指定してそれら各超音波センサを不
規則的な順序にしたがって発振させる発振信号を与える
とともに、各超音波センサS0〜SNのCPUから被検
出物体の有無情報を収集するCPUを備えている。
的簡単な構成で、各超音波センサ間の相互干渉を防止す
る。 【解決手段】 複数台の超音波センサS0〜SNが渡り
配線Aを介して接続されるローカルコントローラLCを
備え、各超音波センサS0〜SNには、ローカルコント
ローラLCからの発振信号に基づいて超音波発振素子を
駆動するとともに、その超音波発振時点から所定の監視
期間、超音波発振素子の出力を監視して被検出物体の有
無を判断するCPUと、固有の自己アドレスをCPUに
設定するアドレススイッチとが設けられ、ローカルコン
トローラLCは、各超音波センサS0〜SNに対して、
その自己アドレスを指定してそれら各超音波センサを不
規則的な順序にしたがって発振させる発振信号を与える
とともに、各超音波センサS0〜SNのCPUから被検
出物体の有無情報を収集するCPUを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波センサの制御
装置に関し、さらに詳しく言えば、近隣に配置された複
数の超音波センサ同士の相互干渉による誤検出を防止す
る超音波センサの制御装置に関するものである。
装置に関し、さらに詳しく言えば、近隣に配置された複
数の超音波センサ同士の相互干渉による誤検出を防止す
る超音波センサの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波センサは比較的安価であることか
ら、種々の物体検知センサに用いられているが、例えば
駐車場における車両検知センサとして適用される場合に
は、各駐車エリア単位でその天井部分などに配置され
る。すなわち、1エリアを1つのセンサで監視すること
になる。
ら、種々の物体検知センサに用いられているが、例えば
駐車場における車両検知センサとして適用される場合に
は、各駐車エリア単位でその天井部分などに配置され
る。すなわち、1エリアを1つのセンサで監視すること
になる。
【0003】超音波は弾性波であるため、上記のよう
に、複数の超音波センサを近隣に配置した場合、その反
射波が自己で発射したものなのか、近隣のセンサから発
射されたものであるかの区別が困難であり、相互干渉に
よる誤検知の問題が生ずる。
に、複数の超音波センサを近隣に配置した場合、その反
射波が自己で発射したものなのか、近隣のセンサから発
射されたものであるかの区別が困難であり、相互干渉に
よる誤検知の問題が生ずる。
【0004】この問題を解決するため、従来より様々な
対策が講じられているが、センサ自身のハード的にもソ
フト的にも簡単な方法としては、同期線を用いた方法が
知られている。すなわち、すべての超音波センサを同期
線にて接続し、その各超音波センサから同時一斉に超音
波を発射させるのである。
対策が講じられているが、センサ自身のハード的にもソ
フト的にも簡単な方法としては、同期線を用いた方法が
知られている。すなわち、すべての超音波センサを同期
線にて接続し、その各超音波センサから同時一斉に超音
波を発射させるのである。
【0005】これによれば、例えば隣の駐車エリアの床
面からの反射波が受光されたとしても、その隣の床面か
らの反射波の到達時間は、自己のセンサが監視する駐車
エリアの床面からの反射波と余り変わらないため、近隣
センサからの超音波が干渉波として検出される可能性が
低くなる。
面からの反射波が受光されたとしても、その隣の床面か
らの反射波の到達時間は、自己のセンサが監視する駐車
エリアの床面からの反射波と余り変わらないため、近隣
センサからの超音波が干渉波として検出される可能性が
低くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その隣
の駐車エリアが在車である場合には、その在車からの反
射波が自己のセンサの監視時間内に干渉波として受光さ
れてしまい、自己のセンサが監視する駐車エリアが空車
であるにもかかわらず、在車として誤検知してしまうこ
とがあり、信頼性にかけるものであった。
の駐車エリアが在車である場合には、その在車からの反
射波が自己のセンサの監視時間内に干渉波として受光さ
れてしまい、自己のセンサが監視する駐車エリアが空車
であるにもかかわらず、在車として誤検知してしまうこ
とがあり、信頼性にかけるものであった。
【0007】なお、発振周波数の異なる超音波センサを
用いることにより、この種の問題は解決されるが、他方
において、その受信系に使用する超音波センサに適宜の
帯域フィルターなどを必要とし、そのハード構成および
ソフト的処理が複雑になるばかりでなく、使用する周波
数帯によっては設置個所に制限が生じ、また、スペック
の異なる超音波センサを数種類在庫として用意しなけれ
ばならない、という別の問題が生ずることになる。
用いることにより、この種の問題は解決されるが、他方
において、その受信系に使用する超音波センサに適宜の
帯域フィルターなどを必要とし、そのハード構成および
ソフト的処理が複雑になるばかりでなく、使用する周波
数帯によっては設置個所に制限が生じ、また、スペック
の異なる超音波センサを数種類在庫として用意しなけれ
ばならない、という別の問題が生ずることになる。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、ハードウェア的
にもソフトウェア的にも比較的簡単な構成で、各超音波
センサ間の相互干渉を防止することができるようにした
超音波センサの制御装置を提供することにある。
るためになされたもので、その目的は、ハードウェア的
にもソフトウェア的にも比較的簡単な構成で、各超音波
センサ間の相互干渉を防止することができるようにした
超音波センサの制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、所定の監視エリアに向けて超音波を発振
する超音波発振素子およびその監視エリアからの反射波
を受信する超音波受信素子を有する複数の超音波センサ
同士の相互干渉による誤検出を防止する超音波センサの
制御装置において、上記複数台の超音波センサが渡り配
線を介して接続されるローカルコントローラを備え、上
記各超音波センサには、上記ローカルコントローラから
の発振信号に基づいて上記超音波発振素子を駆動すると
ともに、その超音波発振時点から所定の監視期間、上記
超音波発振素子の出力を監視して上記監視エリア内の被
検出物体の有無を判断する第1制御手段と、固有の自己
アドレスを上記第1制御手段に設定するアドレススイッ
チとが設けられ、上記ローカルコントローラは、上記各
超音波センサに対して、その自己アドレスを指定してそ
れら各超音波センサを不規則(ランダム)的な順序にし
たがって発振させる発振信号を与えるとともに、上記各
超音波センサの上記第1制御手段から被検出物体の有無
情報を収集する第2制御手段を有していることを特徴と
している。
め、本発明は、所定の監視エリアに向けて超音波を発振
する超音波発振素子およびその監視エリアからの反射波
を受信する超音波受信素子を有する複数の超音波センサ
同士の相互干渉による誤検出を防止する超音波センサの
制御装置において、上記複数台の超音波センサが渡り配
線を介して接続されるローカルコントローラを備え、上
記各超音波センサには、上記ローカルコントローラから
の発振信号に基づいて上記超音波発振素子を駆動すると
ともに、その超音波発振時点から所定の監視期間、上記
超音波発振素子の出力を監視して上記監視エリア内の被
検出物体の有無を判断する第1制御手段と、固有の自己
アドレスを上記第1制御手段に設定するアドレススイッ
チとが設けられ、上記ローカルコントローラは、上記各
超音波センサに対して、その自己アドレスを指定してそ
れら各超音波センサを不規則(ランダム)的な順序にし
たがって発振させる発振信号を与えるとともに、上記各
超音波センサの上記第1制御手段から被検出物体の有無
情報を収集する第2制御手段を有していることを特徴と
している。
【0010】このように、ローカルコントローラにて、
各超音波センサから不規則(ランダム)的な順序にした
がって超音波を発振させるようにしたことにより、自己
のセンサの監視時間内に近隣のセンサからの反射波が干
渉波として受光される確率がきわめて低く、したがって
高い信頼性が得られる。
各超音波センサから不規則(ランダム)的な順序にした
がって超音波を発振させるようにしたことにより、自己
のセンサの監視時間内に近隣のセンサからの反射波が干
渉波として受光される確率がきわめて低く、したがって
高い信頼性が得られる。
【0011】なお、各超音波センサをいかにランダム的
に発振させるにしても、確率的に完全(100%)に誤
検知がないとは言い切れない。そこで、第1制御手段
は、超音波受信素子の複数回にわたる出力結果から被検
出物体の有無を判断するようにすることが好ましい。
に発振させるにしても、確率的に完全(100%)に誤
検知がないとは言い切れない。そこで、第1制御手段
は、超音波受信素子の複数回にわたる出力結果から被検
出物体の有無を判断するようにすることが好ましい。
【0012】すなわち、近隣のセンサからの干渉波が現
われるのは、それぞれの発振タイミングが異なることに
より、偶発的でしかも単発的である。これに対して、例
えば被検出物体が駐車している車(いわゆる静止物体)
であるとすると、その反射波は発振タイミングがいかな
る場合でも、超音波の発振から計時して必ず同じ時間的
位置に現れる。したがって、超音波受信素子の出力を複
数回監視することにより、干渉波が除去されることにな
る。
われるのは、それぞれの発振タイミングが異なることに
より、偶発的でしかも単発的である。これに対して、例
えば被検出物体が駐車している車(いわゆる静止物体)
であるとすると、その反射波は発振タイミングがいかな
る場合でも、超音波の発振から計時して必ず同じ時間的
位置に現れる。したがって、超音波受信素子の出力を複
数回監視することにより、干渉波が除去されることにな
る。
【0013】上記のように、ローカルコントローラから
各超音波センサに発振指示を与えるにあたって、同ロー
カルコントローラに接続されたセンサの数や応答時間な
どの関係から、すべての超音波センサに個別的に発振指
示ができない場合には、複数台の超音波センサを任意に
グループ分けし、そのグループの各々を不規則的な順序
の発振信号にて制御すればよい。
各超音波センサに発振指示を与えるにあたって、同ロー
カルコントローラに接続されたセンサの数や応答時間な
どの関係から、すべての超音波センサに個別的に発振指
示ができない場合には、複数台の超音波センサを任意に
グループ分けし、そのグループの各々を不規則的な順序
の発振信号にて制御すればよい。
【0014】また、ローカルコントローラは、超音波セ
ンサの物体検出速度により設定される基本周期内で、少
なくとも1台もしくは1グループの超音波センサを発振
させることが好ましく、これによれば、各超音波センサ
を要求される応答スピード以内で確実に動作させること
ができる。
ンサの物体検出速度により設定される基本周期内で、少
なくとも1台もしくは1グループの超音波センサを発振
させることが好ましく、これによれば、各超音波センサ
を要求される応答スピード以内で確実に動作させること
ができる。
【0015】本発明においては、ローカルコントローラ
に、各超音波センサから同ローカルコントローラに収集
された被検出物体の有無情報を外部表示器などに出力す
るリレーボックスを接続することができる。
に、各超音波センサから同ローカルコントローラに収集
された被検出物体の有無情報を外部表示器などに出力す
るリレーボックスを接続することができる。
【0016】この場合、リレーボックスには各超音波セ
ンサに対応して、それと同数のリレースイッチが1:1
の関係で設けられ、これにより、例えばN番のセンサが
在車を確認すると、同リレーボックス内のN番のリレー
スイッチがオンすることになる。
ンサに対応して、それと同数のリレースイッチが1:1
の関係で設けられ、これにより、例えばN番のセンサが
在車を確認すると、同リレーボックス内のN番のリレー
スイッチがオンすることになる。
【0017】また、本発明は、ホストコントローラとし
て、ローカルコントローラの複数台が接続可能なセンタ
ーコントローラを含む。このセンターコントローラは、
各超音波センサからローカルコントローラに収集された
被検出物体の有無情報をパーソナルコンピュータなどの
外部端末機器に送信する送信手段を備えていることが好
ましい。
て、ローカルコントローラの複数台が接続可能なセンタ
ーコントローラを含む。このセンターコントローラは、
各超音波センサからローカルコントローラに収集された
被検出物体の有無情報をパーソナルコンピュータなどの
外部端末機器に送信する送信手段を備えていることが好
ましい。
【0018】このセンターコントローラに複数台のロー
カルコントローラが接続される場合、各ローカルコント
ローラにも固有の自己アドレスが設定され、センターコ
ントローラは、その自己アドレスに基づいて各ローカル
コントローラに収集されている被検出物体の有無情報を
読み出し、パーソナルコンピュータなどの外部端末機器
に送信する。
カルコントローラが接続される場合、各ローカルコント
ローラにも固有の自己アドレスが設定され、センターコ
ントローラは、その自己アドレスに基づいて各ローカル
コントローラに収集されている被検出物体の有無情報を
読み出し、パーソナルコンピュータなどの外部端末機器
に送信する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解するうえで、図面を参照しながら、その実施例
について説明する。
よく理解するうえで、図面を参照しながら、その実施例
について説明する。
【0020】まず、この実施例の全体構成を図1にブロ
ック図で示す。これによると、この超音波センサの制御
装置は、複数台の超音波センサS0〜SNが渡り配線A
を介して並列的に接続されるローカルコントローラLC
を備えている。
ック図で示す。これによると、この超音波センサの制御
装置は、複数台の超音波センサS0〜SNが渡り配線A
を介して並列的に接続されるローカルコントローラLC
を備えている。
【0021】この場合、各超音波センサS0〜SNは駐
車場の各駐車エリアに1:1の関係で割り当てられてお
り、その設置個所は各駐車エリアの天井部分である。こ
のローカルコントローラLCは駐車場の規模に応じて増
設可能、例えば立体駐車場の場合、各階ごとに増設可能
であるが、図1には作図の都合上、その内の2つのロー
カルコントローラLC1,LC2のみが示されている。
車場の各駐車エリアに1:1の関係で割り当てられてお
り、その設置個所は各駐車エリアの天井部分である。こ
のローカルコントローラLCは駐車場の規模に応じて増
設可能、例えば立体駐車場の場合、各階ごとに増設可能
であるが、図1には作図の都合上、その内の2つのロー
カルコントローラLC1,LC2のみが示されている。
【0022】また、各ローカルコントローラLCに対す
るホストコントローラとしてのセンターコントローラC
Cを備えている。この実施例では、ローカルコントロー
ラLC1,LC2…の各間はバスラインB1にて接続さ
れ、センターコントローラCCはバスラインB2を介し
てその内の1台のローカルコントローラLC1に接続さ
れている。
るホストコントローラとしてのセンターコントローラC
Cを備えている。この実施例では、ローカルコントロー
ラLC1,LC2…の各間はバスラインB1にて接続さ
れ、センターコントローラCCはバスラインB2を介し
てその内の1台のローカルコントローラLC1に接続さ
れている。
【0023】各超音波センサS0〜SNは同一構成であ
るため、単にその参照符号をSとして、図2を参照しな
がらその構成を説明する。なお、以下の説明において、
各超音波センサS0〜SNを特に個別的に指す必要がな
い場合には、その総称として超音波センサSを用いる。
るため、単にその参照符号をSとして、図2を参照しな
がらその構成を説明する。なお、以下の説明において、
各超音波センサS0〜SNを特に個別的に指す必要がな
い場合には、その総称として超音波センサSを用いる。
【0024】超音波センサSは、駐車エリアの床面に向
けて超音波を発射する超音波発振素子11およびその反
射波を受信する超音波受信素子12と、超音波発振素子
11の発振動作を制御するとともに、超音波受信素子1
2の出力を監視するCPU(中央演算処理ユニット;第
1制御手段)13と、固有の自己アドレスをCPU13
に設定するアドレススイッチ14とを備えている。
けて超音波を発射する超音波発振素子11およびその反
射波を受信する超音波受信素子12と、超音波発振素子
11の発振動作を制御するとともに、超音波受信素子1
2の出力を監視するCPU(中央演算処理ユニット;第
1制御手段)13と、固有の自己アドレスをCPU13
に設定するアドレススイッチ14とを備えている。
【0025】CPU13は、ローカルコントローラLC
からその通信回路(I/Oインターフェイス)22を介
して供給される発振信号が自己に宛てられたものである
かどうかを自己アドレスに基づいて識別し、それが自己
のものである場合、超音波ドライブ回路11aに発振指
示を与え、超音波発振素子11から超音波を発射させ
る。
からその通信回路(I/Oインターフェイス)22を介
して供給される発振信号が自己に宛てられたものである
かどうかを自己アドレスに基づいて識別し、それが自己
のものである場合、超音波ドライブ回路11aに発振指
示を与え、超音波発振素子11から超音波を発射させ
る。
【0026】その反射波が超音波受信素子12にて受信
されると、超音波受信回路12aから同反射波に対応す
るアナログ波形が出力される。このアナログ信号は次段
のA/Dコンバータ15でディジタル波形に変換され
る。
されると、超音波受信回路12aから同反射波に対応す
るアナログ波形が出力される。このアナログ信号は次段
のA/Dコンバータ15でディジタル波形に変換され
る。
【0027】なお、このA/Dコンバータ15に代えて
コンパレータを用いてもよい。すなわち、超音波受信回
路12aから出力されるアナログ波形が所定のしきい値
を越えた場合、その検知信号をディジタル信号としてC
PU13に与えるようにしてもよい。
コンパレータを用いてもよい。すなわち、超音波受信回
路12aから出力されるアナログ波形が所定のしきい値
を越えた場合、その検知信号をディジタル信号としてC
PU13に与えるようにしてもよい。
【0028】CPU13は、超音波ドライブ回路11a
に発振指示を与えた後、一定時間を計時して監視期間と
し、その監視期間内にA/Dコンバータ15から物体反
射信号(検知信号)が出力されたかどうかを監視し、そ
の反射信号の有無情報、この例では在車・空車情報を同
CPU13内で記憶するとともに、LED(発光ダイオ
ード)などの出力回路16に出力する。
に発振指示を与えた後、一定時間を計時して監視期間と
し、その監視期間内にA/Dコンバータ15から物体反
射信号(検知信号)が出力されたかどうかを監視し、そ
の反射信号の有無情報、この例では在車・空車情報を同
CPU13内で記憶するとともに、LED(発光ダイオ
ード)などの出力回路16に出力する。
【0029】この実施例において、アドレススイッチ1
4はディップスイッチからなり、例えば駐車エリアの番
号に合わせて、各超音波センサについてその固有の自己
アドレスが設定される。
4はディップスイッチからなり、例えば駐車エリアの番
号に合わせて、各超音波センサについてその固有の自己
アドレスが設定される。
【0030】ローカルコントローラLCは、図3に示す
ように、第2制御手段としてのCPU(中央演算処理ユ
ニット)21と、同ローカルコントローラLCに対して
固有の自己アドレスを設定するためのアドレススイッチ
24とを備えている。
ように、第2制御手段としてのCPU(中央演算処理ユ
ニット)21と、同ローカルコントローラLCに対して
固有の自己アドレスを設定するためのアドレススイッチ
24とを備えている。
【0031】このアドレススイッチ24も上記アドレス
スイッチ15と同じく例えばディップスイッチからな
り、ローカルコントローラLCが複数台用いられる場
合、そのディップスイッチにて固有の自己アドレスが与
えられる。例えば、立体駐車場において、1フロアーご
とに1つのローカルコントローラLCが設置される場
合、典型的にはその階数と同じ番号が自己アドレスとし
て設定される。
スイッチ15と同じく例えばディップスイッチからな
り、ローカルコントローラLCが複数台用いられる場
合、そのディップスイッチにて固有の自己アドレスが与
えられる。例えば、立体駐車場において、1フロアーご
とに1つのローカルコントローラLCが設置される場
合、典型的にはその階数と同じ番号が自己アドレスとし
て設定される。
【0032】CPU21は、上記した通信回路(I/O
インターフェイス)22を介して各超音波センサS0〜
SNと接続され、また、別の通信回路(I/Oインター
フェイス)23を介してリレーボックスRBと接続され
る。
インターフェイス)22を介して各超音波センサS0〜
SNと接続され、また、別の通信回路(I/Oインター
フェイス)23を介してリレーボックスRBと接続され
る。
【0033】CPU21には、図4に示すように、その
ローカルコントローラLCに所属する各超音波センサS
0〜SNの超音波発射順序が書き込まれたデータテーブ
ル21aを備えている。この場合、その超音波発射順序
は、好ましくは乱数により不規則的(ランダム的)に設
定されている。
ローカルコントローラLCに所属する各超音波センサS
0〜SNの超音波発射順序が書き込まれたデータテーブ
ル21aを備えている。この場合、その超音波発射順序
は、好ましくは乱数により不規則的(ランダム的)に設
定されている。
【0034】これにより、超音波センサS0〜SNは、
その並び順にしたがってではなく、いわゆるランダムに
超音波を発射することになる。すなわち、ある超音波セ
ンサSに着目した場合、一定の時間的周期で超音波を発
射するのではなく、バラバラな発振、すなわち超音波発
射間隔がその都度異なるような発振を繰り返すことにな
る。
その並び順にしたがってではなく、いわゆるランダムに
超音波を発射することになる。すなわち、ある超音波セ
ンサSに着目した場合、一定の時間的周期で超音波を発
射するのではなく、バラバラな発振、すなわち超音波発
射間隔がその都度異なるような発振を繰り返すことにな
る。
【0035】図4のLCアドレス「0」欄には、説明の
便宜上、5つの超音波センサS0,S1,S2,S3お
よびS4を例とした発射順序が格納されており、図5に
その発射順序にしたがったタイミングチャートを例示す
る。
便宜上、5つの超音波センサS0,S1,S2,S3お
よびS4を例とした発射順序が格納されており、図5に
その発射順序にしたがったタイミングチャートを例示す
る。
【0036】すなわち、アドレススイッチ24にてLC
アドレスとして「0」が設定されると、S0→S3→S
1→S4→S2→S4→S1→S3→S0→S2→S3
→S1→S4…などのような不規則的な順序で各超音波
センサSから超音波が発射される。
アドレスとして「0」が設定されると、S0→S3→S
1→S4→S2→S4→S1→S3→S0→S2→S3
→S1→S4…などのような不規則的な順序で各超音波
センサSから超音波が発射される。
【0037】ここで、超音波センサSの物体検出速度に
より設定される基本周期をT0とした場合、その基本周
期T0内で、少なくとも1台の超音波センサSを発振さ
せることが好ましく、これによれば、各超音波センサS
を確実に動作させることができる。また、ある超音波セ
ンサSを発振させてから、次の超音波センサSを発振さ
せるまでの時間間隔は一定もしくは不規則のいずれでも
よい。
より設定される基本周期をT0とした場合、その基本周
期T0内で、少なくとも1台の超音波センサSを発振さ
せることが好ましく、これによれば、各超音波センサS
を確実に動作させることができる。また、ある超音波セ
ンサSを発振させてから、次の超音波センサSを発振さ
せるまでの時間間隔は一定もしくは不規則のいずれでも
よい。
【0038】ところで、このように各超音波センサSを
不規則的に駆動したとしても、近接する超音波センサS
相互の発振タイミングによっては、図6に示すように、
例えば超音波センサS0の監視期間内に隣の超音波セン
サS1からの反射波が干渉波として飛び込んでくること
がまったくないとは言えない。
不規則的に駆動したとしても、近接する超音波センサS
相互の発振タイミングによっては、図6に示すように、
例えば超音波センサS0の監視期間内に隣の超音波セン
サS1からの反射波が干渉波として飛び込んでくること
がまったくないとは言えない。
【0039】そこで、この実施例では、超音波センサS
のCPU13において、超音波受信素子12からの複数
回、この実施例では3回にわたる出力結果から被検出物
体の有無を判断するようにしている。
のCPU13において、超音波受信素子12からの複数
回、この実施例では3回にわたる出力結果から被検出物
体の有無を判断するようにしている。
【0040】すなわち、近隣の超音波センサSからの干
渉波は、それぞれの発振タイミングが異なることによ
り、偶発的でしかも単発的であるが、反射波が駐車して
いる車からのものであるとすると、その反射波は発振タ
イミングがいかなる場合でも、超音波の発振から計時し
て必ず同じ時間的位置に現れる。
渉波は、それぞれの発振タイミングが異なることによ
り、偶発的でしかも単発的であるが、反射波が駐車して
いる車からのものであるとすると、その反射波は発振タ
イミングがいかなる場合でも、超音波の発振から計時し
て必ず同じ時間的位置に現れる。
【0041】したがって、超音波受信素子の出力を複数
回監視し、毎回同じ時間的位置に反射波形が現れている
場合に在車と判定することにより、干渉波による影響を
除去することができる。なお、CPU13にて検知され
た在車・空車情報は、LC通信回路22を介して適宜ロ
ーカルコントローラLCに収集される。
回監視し、毎回同じ時間的位置に反射波形が現れている
場合に在車と判定することにより、干渉波による影響を
除去することができる。なお、CPU13にて検知され
た在車・空車情報は、LC通信回路22を介して適宜ロ
ーカルコントローラLCに収集される。
【0042】また、ローカルコントローラLCから各超
音波センサSに発振指示を与えるにあたって、同ローカ
ルコントローラLCに接続された超音波センサSの数や
応答時間などの関係から、すべての超音波センサSに個
別的に発振指示ができない場合には、複数台の超音波セ
ンサSをグループ分けし、その各グループ単位で不規則
的な順序でその発振を制御すればよい。
音波センサSに発振指示を与えるにあたって、同ローカ
ルコントローラLCに接続された超音波センサSの数や
応答時間などの関係から、すべての超音波センサSに個
別的に発振指示ができない場合には、複数台の超音波セ
ンサSをグループ分けし、その各グループ単位で不規則
的な順序でその発振を制御すればよい。
【0043】その一例としては、剰余系によるグループ
分けがある。例えば、多数の超音波センサSを8の剰余
系でグループ分けするとすれば、次のようになる。 グループ0:0,8,16,24… グループ1:1,9,17,25… グループ2:2,10,18,26… グループN:N,N+8,N+16,N+24… このようにグループ化した場合、そのグループに含まれ
る超音波センサSの自己アドレスは同一とされ、ローカ
ルコントローラLCからの発振指示はセンサ個別でな
く、そのグループ単位で行なわれる。
分けがある。例えば、多数の超音波センサSを8の剰余
系でグループ分けするとすれば、次のようになる。 グループ0:0,8,16,24… グループ1:1,9,17,25… グループ2:2,10,18,26… グループN:N,N+8,N+16,N+24… このようにグループ化した場合、そのグループに含まれ
る超音波センサSの自己アドレスは同一とされ、ローカ
ルコントローラLCからの発振指示はセンサ個別でな
く、そのグループ単位で行なわれる。
【0044】リレーボックスRBは、各ローカルコント
ローラLCごとに設けられ、図7に示すように、同リレ
ーボックスRBには、CPU31と、ローカルコントロ
ーラLCに接続されている超音波センサS0〜SNと同
数のリレースイッチR0〜RNが設けられている。
ローラLCごとに設けられ、図7に示すように、同リレ
ーボックスRBには、CPU31と、ローカルコントロ
ーラLCに接続されている超音波センサS0〜SNと同
数のリレースイッチR0〜RNが設けられている。
【0045】CPU31はローカルコントローラLCか
ら在車・空車情報を得て、各超音波センサS0〜SNに
対応するリレースイッチR0〜RNをオンオフ制御す
る。これにより、各超音波センサS0〜SNからユーザ
ーが使用する制御機器、例えばシーケンサや在車・空車
状態を表示する監視ボードまでのリレー出力配線を少な
くすることができる。
ら在車・空車情報を得て、各超音波センサS0〜SNに
対応するリレースイッチR0〜RNをオンオフ制御す
る。これにより、各超音波センサS0〜SNからユーザ
ーが使用する制御機器、例えばシーケンサや在車・空車
状態を表示する監視ボードまでのリレー出力配線を少な
くすることができる。
【0046】なお、リレーボックスRBにも、自己アド
レスを設定するためのアドレススイッチ32が設けられ
ており、その自己アドレスにより、このリレーボックス
RBがどのローカルコントローラLCに所属しているか
を識別可能としている。
レスを設定するためのアドレススイッチ32が設けられ
ており、その自己アドレスにより、このリレーボックス
RBがどのローカルコントローラLCに所属しているか
を識別可能としている。
【0047】センターコントローラCCは、RS232
CなどのバスラインB3を介して例えばパソコンなどの
外部端末機器TDに接続され、その外部端末機器TDか
らの要求にしたがって、ローカルコントローラLC1,
LC2…から在車・空車情報を読み出して、同外部端末
機器TDに送信する。
CなどのバスラインB3を介して例えばパソコンなどの
外部端末機器TDに接続され、その外部端末機器TDか
らの要求にしたがって、ローカルコントローラLC1,
LC2…から在車・空車情報を読み出して、同外部端末
機器TDに送信する。
【0048】次に、この制御装置の各部の動作について
説明する。最初に、図8のフローチャートに基づいてロ
ーカルコントローラLCの動作を説明する。まず、ステ
ップST80で自己のCPU21の初期化を行ない、次
段のステップST81でアドレススイッチ24から自己
アドレスを得る。
説明する。最初に、図8のフローチャートに基づいてロ
ーカルコントローラLCの動作を説明する。まず、ステ
ップST80で自己のCPU21の初期化を行ない、次
段のステップST81でアドレススイッチ24から自己
アドレスを得る。
【0049】その自己アドレスが例えば「2」であると
すると、ステップST82でデータテーブル21aから
LCアドレス「2」欄に格納されている各超音波センサ
S0〜SNに対する発振順序を得て、ステップST83
で発振すべき超音波センサS0〜SNの内の1つに発振
指示を与える。
すると、ステップST82でデータテーブル21aから
LCアドレス「2」欄に格納されている各超音波センサ
S0〜SNに対する発振順序を得て、ステップST83
で発振すべき超音波センサS0〜SNの内の1つに発振
指示を与える。
【0050】この実施例では、まず、第1回目として超
音波センサS5に発振指示を与える。引き続いて、ステ
ップST84で同超音波センサS5に対して、その在車
・空車情報を報告するように指示する。そして、同超音
波センサS5からの在車・空車情報を受ける。なお、同
超音波センサS5から応答がない場合は、未接続と判断
する。
音波センサS5に発振指示を与える。引き続いて、ステ
ップST84で同超音波センサS5に対して、その在車
・空車情報を報告するように指示する。そして、同超音
波センサS5からの在車・空車情報を受ける。なお、同
超音波センサS5から応答がない場合は、未接続と判断
する。
【0051】しかる後、ステップST85でLCアドレ
ス「2」欄のデータポインタを+1して、第2回目の読
み出しに備える。次のステップST86でリレーボック
スRBからローカルコントローラLCに対して同ローカ
ルコントローラLCに所属する各超音波センサSの在車
・空車情報および未接続情報のデータ送信要求があるか
を判断し、送信要求がなければステップST87で超音
波センサ発信指示の基本周期Tuが経過するまで待つ。
ス「2」欄のデータポインタを+1して、第2回目の読
み出しに備える。次のステップST86でリレーボック
スRBからローカルコントローラLCに対して同ローカ
ルコントローラLCに所属する各超音波センサSの在車
・空車情報および未接続情報のデータ送信要求があるか
を判断し、送信要求がなければステップST87で超音
波センサ発信指示の基本周期Tuが経過するまで待つ。
【0052】ステップST86でリレーボックスRBか
らのデータ送信要求がある場合には、ステップST88
を実行し、すべての超音波センサS0〜SNから収集し
た在車・空車情報および未接続情報をリレーボックスR
Bに送信した後、ステップST87で超音波センサS5
の基本周期Tuが経過するまで待つ。
らのデータ送信要求がある場合には、ステップST88
を実行し、すべての超音波センサS0〜SNから収集し
た在車・空車情報および未接続情報をリレーボックスR
Bに送信した後、ステップST87で超音波センサS5
の基本周期Tuが経過するまで待つ。
【0053】超音波センサS5を発振させた後、その基
本周期Tuが経過すると、ステップST82に戻り、今
度はLCアドレス「2」欄からステップST85によっ
て準備された第2回目の発射順序としてのデータS4を
得、超音波センサS4に発振指示を与える。このように
して、以後、ステップST82からステップST87ま
でを繰り返す。
本周期Tuが経過すると、ステップST82に戻り、今
度はLCアドレス「2」欄からステップST85によっ
て準備された第2回目の発射順序としてのデータS4を
得、超音波センサS4に発振指示を与える。このように
して、以後、ステップST82からステップST87ま
でを繰り返す。
【0054】次に、超音波センサS側の動作を図9のフ
ローチャートに基づいて説明する。まず、ステップST
90で自己のCPU13の初期化を行ない、次段のステ
ップST91でアドレススイッチ14から自己アドレス
を得る。
ローチャートに基づいて説明する。まず、ステップST
90で自己のCPU13の初期化を行ない、次段のステ
ップST91でアドレススイッチ14から自己アドレス
を得る。
【0055】そして、ステップST92でローカルコン
トローラLCから自己アドレスを指定した発振指示が出
されているかを判断する。発振指示が出されている場合
には、ステップST93で超音波を発射し、引き続いて
ステップST94で反射波形の解析を行ない、在車・空
車の判断を行ない、ステップST95に至る。
トローラLCから自己アドレスを指定した発振指示が出
されているかを判断する。発振指示が出されている場合
には、ステップST93で超音波を発射し、引き続いて
ステップST94で反射波形の解析を行ない、在車・空
車の判断を行ない、ステップST95に至る。
【0056】ステップST95では、ローカルコントロ
ーラLCから在車・空車情報の報告送信要求があるかを
判断する。なお、ステップST92でローカルコントロ
ーラLCから自己アドレスを指定した発振指示が出され
ていない場合には、ステップST93,94を実行せず
にステップST95に至る。
ーラLCから在車・空車情報の報告送信要求があるかを
判断する。なお、ステップST92でローカルコントロ
ーラLCから自己アドレスを指定した発振指示が出され
ていない場合には、ステップST93,94を実行せず
にステップST95に至る。
【0057】ステップST95でローカルコントローラ
LCから在車・空車情報の送信要求がない場合にはステ
ップST92戻る。これに対して、ローカルコントロー
ラLCから在車・空車情報の送信要求がある場合、この
実施例では、ステップST96でその在車・空車情報が
過去3回の検知結果によるものかを判断する。
LCから在車・空車情報の送信要求がない場合にはステ
ップST92戻る。これに対して、ローカルコントロー
ラLCから在車・空車情報の送信要求がある場合、この
実施例では、ステップST96でその在車・空車情報が
過去3回の検知結果によるものかを判断する。
【0058】在車・空車情報が過去3回の検知結果によ
るものであれば、ステップST97でローカルコントロ
ーラLCにその在車・空車情報を受け渡した後、ステッ
プST92戻る。これに対して、在車・空車情報が過去
3回の検知結果によるものでない場合には、ローカルコ
ントローラLCにその在車・空車情報を受け渡しするこ
となく、ステップST92戻る。
るものであれば、ステップST97でローカルコントロ
ーラLCにその在車・空車情報を受け渡した後、ステッ
プST92戻る。これに対して、在車・空車情報が過去
3回の検知結果によるものでない場合には、ローカルコ
ントローラLCにその在車・空車情報を受け渡しするこ
となく、ステップST92戻る。
【0059】続いて、リレーボックスRBの動作を図1
0のフローチャートに基づいて説明する。まず、ステッ
プST100で自己のCPU31の初期化を行なった
後、ステップST101でローカルコントローラLCに
対して、その所属するすべての超音波センサS0〜SN
の在車・空車情報および未接続情報の送信を要求する。
0のフローチャートに基づいて説明する。まず、ステッ
プST100で自己のCPU31の初期化を行なった
後、ステップST101でローカルコントローラLCに
対して、その所属するすべての超音波センサS0〜SN
の在車・空車情報および未接続情報の送信を要求する。
【0060】そして、ステップST102で、この送信
要求に対してローカルコントローラLCから応答がある
かを判断し、応答がなければステップST101に戻
る。なお、ローカルコントローラLCからの情報には、
そのローカルコントローラLCに所属するすべての超音
波センサS0〜SNの在車・空車情報および未接続情報
が含まれている。
要求に対してローカルコントローラLCから応答がある
かを判断し、応答がなければステップST101に戻
る。なお、ローカルコントローラLCからの情報には、
そのローカルコントローラLCに所属するすべての超音
波センサS0〜SNの在車・空車情報および未接続情報
が含まれている。
【0061】ステップST102で、ローカルコントロ
ーラLCから応答があった場合には、リレーボックスR
Bは、その在車・空車情報に基づいて、CPU31によ
りリレースイッチR0〜RNをオンオフ制御する。
ーラLCから応答があった場合には、リレーボックスR
Bは、その在車・空車情報に基づいて、CPU31によ
りリレースイッチR0〜RNをオンオフ制御する。
【0062】参考までに、各超音波センサSとローカル
コントローラLCとの間、およびローカルコントローラ
LCとリレーボックスRBとの間での在車・空車情報の
授受の経緯を図11に示す。
コントローラLCとの間、およびローカルコントローラ
LCとリレーボックスRBとの間での在車・空車情報の
授受の経緯を図11に示す。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の超音波センサを例えば駐車場の各駐車エリアごと
に近接した状態で設置する場合において、各超音波セン
サの超音波発射順序を不規則(ランダム)的としたこと
により、相互干渉による誤動作を大幅に低減することが
できる。
複数の超音波センサを例えば駐車場の各駐車エリアごと
に近接した状態で設置する場合において、各超音波セン
サの超音波発射順序を不規則(ランダム)的としたこと
により、相互干渉による誤動作を大幅に低減することが
できる。
【0064】この場合、各超音波センサにおいて、超音
波受信素子の複数回にわたる出力結果から被検出物体の
有無を判断することにより、相互干渉による誤動作が生
ずる確率をほぼ完全に「0」にすることができる。
波受信素子の複数回にわたる出力結果から被検出物体の
有無を判断することにより、相互干渉による誤動作が生
ずる確率をほぼ完全に「0」にすることができる。
【0065】また、ローカルコントローラに、各超音波
センサに対応して、それと同数のリレースイッチが1:
1の関係で設けられたリレーボックスを接続することに
より、ユーザーが使用する制御機器までのリレー出力配
線を少なくすることができる、などの種々の効果が奏さ
れる。
センサに対応して、それと同数のリレースイッチが1:
1の関係で設けられたリレーボックスを接続することに
より、ユーザーが使用する制御機器までのリレー出力配
線を少なくすることができる、などの種々の効果が奏さ
れる。
【図1】本発明による超音波センサの制御装置の一実施
例を概略的に示したブロック図。
例を概略的に示したブロック図。
【図2】上記実施例中の超音波センサの構成を概略的に
示したブロック図。
示したブロック図。
【図3】上記実施例中のローカルコントローラの構成を
概略的に示したブロック図。
概略的に示したブロック図。
【図4】上記ローカルコントローラのデータテーブルを
示した模式図。
示した模式図。
【図5】上記データテーブルに基づく、各超音波センサ
の超音波発射タイミングを例示したタイミングチャー
ト。
の超音波発射タイミングを例示したタイミングチャー
ト。
【図6】上記実施例において、近隣の超音波センサから
干渉波が受光される場合があることを説明するためのタ
イミングチャート。
干渉波が受光される場合があることを説明するためのタ
イミングチャート。
【図7】上記実施例中のリレーボックスの構成を概略的
に示したブロック図。
に示したブロック図。
【図8】上記実施例中のローカルコントローラの動作説
明用のフローチャート。
明用のフローチャート。
【図9】上記実施例中の超音波センサの動作説明用のフ
ローチャート。
ローチャート。
【図10】上記実施例中のリレーボックスの動作説明用
のフローチャート。
のフローチャート。
【図11】上記実施例中の各超音波センサとローカルコ
ントローラとの間、およびローカルコントローラとリレ
ーボックスとの間での在車・空車情報の通信状況を示し
た説明図。
ントローラとの間、およびローカルコントローラとリレ
ーボックスとの間での在車・空車情報の通信状況を示し
た説明図。
S,S0〜SN 超音波センサ LC ローカルコントローラ RB リレーボックス CC センターコントローラ 11 超音波発振素子 12 超音波受信素子 13,21,31 CPU 14,24,32 アドレススイッチ
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の監視エリアに向けて超音波を発振
する超音波発振素子およびその監視エリアからの反射波
を受信する超音波受信素子を有する複数の超音波センサ
同士の相互干渉による誤検出を防止する超音波センサの
制御装置において、上記複数台の超音波センサが渡り配
線を介して接続されるローカルコントローラを備え、上
記各超音波センサには、上記ローカルコントローラから
の発振信号に基づいて上記超音波発振素子を駆動すると
ともに、その超音波発振時点から所定の監視期間、上記
超音波発振素子の出力を監視して上記監視エリア内の被
検出物体の有無を判断する第1制御手段と、固有の自己
アドレスを上記第1制御手段に設定するアドレススイッ
チとが設けられ、上記ローカルコントローラは、上記各
超音波センサに対して、その自己アドレスを指定してそ
れら各超音波センサを不規則的な順序にしたがって発振
させる発振信号を与えるとともに、上記各超音波センサ
の上記第1制御手段から被検出物体の有無情報を収集す
る第2制御手段を有していることを特徴とする超音波セ
ンサの制御装置。 - 【請求項2】 上記第1制御手段は、上記超音波受信素
子の複数回にわたる出力結果から被検出物体の有無を判
断することを特徴とする請求項1に記載の超音波センサ
の制御装置。 - 【請求項3】 上記複数台の超音波センサが任意にグル
ープ分けされ、そのグループの各々が上記ローカルコン
トローラによる不規則的な順序の発振信号にて制御され
ることを特徴とする請求項1に記載の超音波センサの制
御装置。 - 【請求項4】 上記ローカルコントローラは、上記超音
波センサの物体検出速度により設定される基本周期内
で、少なくとも1台もしくは1グループの超音波センサ
を発振させることを特徴とする請求項1または3に記載
の超音波センサの制御装置。 - 【請求項5】 上記ローカルコントローラには、上記各
超音波センサから同ローカルコントローラに収集された
被検出物体の有無情報を外部表示器などに出力するリレ
ーボックスが接続されており、同リレーボックスには上
記各超音波センサに対応して、それと同数のリレースイ
ッチが設けられていることを特徴とする請求項1に記載
の超音波センサの制御装置。 - 【請求項6】 上記ローカルコントローラの複数台が接
続可能なセンターコントローラをさらに含み、同センタ
ーコントローラは、上記各超音波センサから上記ローカ
ルコントローラに収集された被検出物体の有無情報をパ
ーソナルコンピュータなどの外部端末機器に送信する送
信手段を備えていることを特徴とする請求項1または5
に記載の超音波センサの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33653497A JPH11154300A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 超音波センサの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33653497A JPH11154300A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 超音波センサの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11154300A true JPH11154300A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18300135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33653497A Pending JPH11154300A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | 超音波センサの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11154300A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005346413A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Nec Corp | 駐車場システム |
DE102004028491A1 (de) * | 2004-06-11 | 2006-01-05 | Shih-Hsiung Li | Leitsystemverfahren und Leitsystem für einen Parkplatz |
KR102044228B1 (ko) * | 2019-05-28 | 2019-11-13 | 영월군 | 갈색거저리 성충으로부터 항산화 활성을 갖는 화합물을 분리하는 방법 |
CN111157999A (zh) * | 2020-03-23 | 2020-05-15 | 陈武强 | 一种超声波侦测系统、侦测方法以及设备 |
-
1997
- 1997-11-20 JP JP33653497A patent/JPH11154300A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005346413A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Nec Corp | 駐車場システム |
DE102004028491A1 (de) * | 2004-06-11 | 2006-01-05 | Shih-Hsiung Li | Leitsystemverfahren und Leitsystem für einen Parkplatz |
DE102004028491B4 (de) * | 2004-06-11 | 2006-09-28 | Shih-Hsiung Li | Leitsystemverfahren und Leitsystem für einen Parkplatz |
KR102044228B1 (ko) * | 2019-05-28 | 2019-11-13 | 영월군 | 갈색거저리 성충으로부터 항산화 활성을 갖는 화합물을 분리하는 방법 |
CN111157999A (zh) * | 2020-03-23 | 2020-05-15 | 陈武强 | 一种超声波侦测系统、侦测方法以及设备 |
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