JPH11105251A - 印刷面に光沢のある段ボールシート印刷方法及びその装置 - Google Patents
印刷面に光沢のある段ボールシート印刷方法及びその装置Info
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- JPH11105251A JPH11105251A JP26950797A JP26950797A JPH11105251A JP H11105251 A JPH11105251 A JP H11105251A JP 26950797 A JP26950797 A JP 26950797A JP 26950797 A JP26950797 A JP 26950797A JP H11105251 A JPH11105251 A JP H11105251A
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- roll
- printing
- rolls
- ultraviolet
- curable transparent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】印刷面に光沢を付与する。
【解決する手段】印刷面の必要部分に印刷手法により紫
外線硬化性ニスを薄膜状に塗布し、該ニスの塗布層を紫
外線照射によって瞬時に乾燥させ、ニス膜による光の反
射によって光沢を得る。
外線硬化性ニスを薄膜状に塗布し、該ニスの塗布層を紫
外線照射によって瞬時に乾燥させ、ニス膜による光の反
射によって光沢を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールシートの
印刷において、印刷面に光沢を与え、印刷面を保護でき
る印刷方法及び印刷装置に関するものである。
印刷において、印刷面に光沢を与え、印刷面を保護でき
る印刷方法及び印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段ボールシートの印刷に使用されるイン
キは、4つに大別され、1つ目は粘度が高く、乾き難い
が印刷面に光沢のあるプリスロ印刷用インキ、2つ目は
粘度が低く、乾き易いが印刷面に光沢のないフレキソ印
刷用インキ、3つ目はフレキソ印刷用インキとプリス印
刷用インキの中間に位置し、比較的乾き易く、しかも印
刷面に光沢のある新型インキ、この3つ目の新型インキ
は、近年では段ボールシート印刷の主流となりつつあ
る。4つ目は、光沢のある印刷面が得られる紫外線硬化
性インキである。以下、紫外線硬化性インキを除く3種
類のインキを普通インキと呼ぶ。
キは、4つに大別され、1つ目は粘度が高く、乾き難い
が印刷面に光沢のあるプリスロ印刷用インキ、2つ目は
粘度が低く、乾き易いが印刷面に光沢のないフレキソ印
刷用インキ、3つ目はフレキソ印刷用インキとプリス印
刷用インキの中間に位置し、比較的乾き易く、しかも印
刷面に光沢のある新型インキ、この3つ目の新型インキ
は、近年では段ボールシート印刷の主流となりつつあ
る。4つ目は、光沢のある印刷面が得られる紫外線硬化
性インキである。以下、紫外線硬化性インキを除く3種
類のインキを普通インキと呼ぶ。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】上記紫外線硬化性イン
キによる印刷面であっても、他のインキによる印刷面よ
りも光沢がよいと言う程度で、印刷部分を際立たせ、相
当な美観を起こさせるには光沢は不十分であった。又、
段ボールシート上のインキ付着部分の全てが光沢をもつ
ことになり、印刷部の内、強調したい部分のみに光沢を
与えて目立たせることは出来なかった。又、紫外線硬化
性インキは高価であり、印刷部分の全てを紫外線硬化性
インキで印刷することは、印刷コストが高くなる。
キによる印刷面であっても、他のインキによる印刷面よ
りも光沢がよいと言う程度で、印刷部分を際立たせ、相
当な美観を起こさせるには光沢は不十分であった。又、
段ボールシート上のインキ付着部分の全てが光沢をもつ
ことになり、印刷部の内、強調したい部分のみに光沢を
与えて目立たせることは出来なかった。又、紫外線硬化
性インキは高価であり、印刷部分の全てを紫外線硬化性
インキで印刷することは、印刷コストが高くなる。
【0004】上記実情に鑑み、本発明は、次の3つの課
題を解決することを目的とする。1つ目の課題は、普通
のインキでの印刷面に対して、光沢を与え、印刷面を保
護することである。2つ目の課題は、印刷部分の必要な
部位のみに光沢を与えることである。3つ目の課題は、
紫外線硬化性インキによる印刷面に、更に光沢を与える
ことである。
題を解決することを目的とする。1つ目の課題は、普通
のインキでの印刷面に対して、光沢を与え、印刷面を保
護することである。2つ目の課題は、印刷部分の必要な
部位のみに光沢を与えることである。3つ目の課題は、
紫外線硬化性インキによる印刷面に、更に光沢を与える
ことである。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明の段ボールシート印刷方
法は、印刷面の必要部分に印刷手法により紫外線硬化性
透明塗料(以下、紫外線硬化性ニス、又は単にニスと呼
ぶ)を薄膜状に塗布し、該ニスの塗布層を紫外線照射に
よって瞬時に乾燥させることを特徴とする。具体的に
は、一対の液溜めロール(31)(32)を互いに周面を接触さ
せて対向配備し、両液溜めロール(31)(32)に跨って設け
た一対の堰板(38)と両液溜めロール(31)(32)の周面との
間に形成される液溜まり(39)に、紫外線硬化性ニスを溜
め、両液溜めロール(31)(32)の回転により、一方の液溜
めロール(31)に接触配備した塗布ロール(33)又は該ロー
ル(33)に着脱可能に装着した版にニスを転写し、該塗布
ロール(33)の回転によって段ボールシートの印刷面にニ
スを塗布する。
法は、印刷面の必要部分に印刷手法により紫外線硬化性
透明塗料(以下、紫外線硬化性ニス、又は単にニスと呼
ぶ)を薄膜状に塗布し、該ニスの塗布層を紫外線照射に
よって瞬時に乾燥させることを特徴とする。具体的に
は、一対の液溜めロール(31)(32)を互いに周面を接触さ
せて対向配備し、両液溜めロール(31)(32)に跨って設け
た一対の堰板(38)と両液溜めロール(31)(32)の周面との
間に形成される液溜まり(39)に、紫外線硬化性ニスを溜
め、両液溜めロール(31)(32)の回転により、一方の液溜
めロール(31)に接触配備した塗布ロール(33)又は該ロー
ル(33)に着脱可能に装着した版にニスを転写し、該塗布
ロール(33)の回転によって段ボールシートの印刷面にニ
スを塗布する。
【0006】本発明の段ボールシート印刷装置は、最終
段の印刷ユニット(1)の下流側に紫外線硬化性透明塗料
塗布装置(3)(以下、単にニス塗布装置と呼ぶ)が配備さ
れ、該ニス塗布装置(3)の下流側に紫外線照射装置(5)
が配備され、ニス塗布装置(3)は、一対の液溜めロール
(31)(32)と、液溜めロール(31)(32)間に跨って配備され
液溜めロール(31)(32)との間で液溜まり(39)を形成する
一対の堰板(38)(38)と、一方の液溜めロール(31)に接触
して設けられ印刷ユニット(1)の版胴(13)と同調して回
転する塗布ロール(33)又は該ロール(33)に着脱可能に装
着した版と、該塗布ロール(33)に対向配備した受けロー
ル(34)とによって構成される。
段の印刷ユニット(1)の下流側に紫外線硬化性透明塗料
塗布装置(3)(以下、単にニス塗布装置と呼ぶ)が配備さ
れ、該ニス塗布装置(3)の下流側に紫外線照射装置(5)
が配備され、ニス塗布装置(3)は、一対の液溜めロール
(31)(32)と、液溜めロール(31)(32)間に跨って配備され
液溜めロール(31)(32)との間で液溜まり(39)を形成する
一対の堰板(38)(38)と、一方の液溜めロール(31)に接触
して設けられ印刷ユニット(1)の版胴(13)と同調して回
転する塗布ロール(33)又は該ロール(33)に着脱可能に装
着した版と、該塗布ロール(33)に対向配備した受けロー
ル(34)とによって構成される。
【0007】
【作用及び効果】普通インキによる印刷面に、紫外線硬
化性ニスを塗布することにより、印刷面に光沢を与える
ことができ、美観を向上させることができる。又、印刷
部をニスの層で被覆することにより、印刷部を保護でき
る。この紫外線硬化性ニスの塗布によって得られる光沢
は、紫外線硬化性インキで印刷しただけの印刷面に比べ
て、光沢性に優れている。これは、光が紫外線硬化性ニ
ス層で正反射し、その正反射光が人間の目に入るとき、
該ニス層が透明な鏡面反射板の役割を成すためと思われ
る。紫外線硬化性インキによる印刷面に、紫外線硬化性
ニスを塗布すれば、印刷面の光沢が更に増す。
化性ニスを塗布することにより、印刷面に光沢を与える
ことができ、美観を向上させることができる。又、印刷
部をニスの層で被覆することにより、印刷部を保護でき
る。この紫外線硬化性ニスの塗布によって得られる光沢
は、紫外線硬化性インキで印刷しただけの印刷面に比べ
て、光沢性に優れている。これは、光が紫外線硬化性ニ
ス層で正反射し、その正反射光が人間の目に入るとき、
該ニス層が透明な鏡面反射板の役割を成すためと思われ
る。紫外線硬化性インキによる印刷面に、紫外線硬化性
ニスを塗布すれば、印刷面の光沢が更に増す。
【0008】印刷面の必要箇所に紫外線硬化性ニスを塗
布することができるので、印刷面を光沢によって部分的
に目立たせることができ、紫外線硬化性インキによる印
刷面の様に、印刷面の全てが光沢のある場合よりも、効
果的に注意を喚起できる。又、印刷面の全てを、紫外線
硬化性インキで印刷する場合に比べて、印刷コストを低
減出来る。
布することができるので、印刷面を光沢によって部分的
に目立たせることができ、紫外線硬化性インキによる印
刷面の様に、印刷面の全てが光沢のある場合よりも、効
果的に注意を喚起できる。又、印刷面の全てを、紫外線
硬化性インキで印刷する場合に比べて、印刷コストを低
減出来る。
【0009】紫外線硬化性ニスの塗布は、最終段の印刷
ユニットの下流側に配備したニス塗布装置(3)によって
行い、該ニス塗布装置(3)は、一対の液溜めロール(31)
(32)と一対の堰板(38)との間に形成される液溜まり(39)
に紫外線硬化性ニスを溜め、一方の液溜めロール(31)に
接触して設けた塗布ロール(33)によって行うため、即
ち、液溜めロール(31)(32)から、塗布ロール(33)又は該
ロール(33)に着脱可能に装着した版に紫外線硬化性ニス
を転写し、これを更に段ボールシートに転写するため、
斑なく綺麗に塗布できる。
ユニットの下流側に配備したニス塗布装置(3)によって
行い、該ニス塗布装置(3)は、一対の液溜めロール(31)
(32)と一対の堰板(38)との間に形成される液溜まり(39)
に紫外線硬化性ニスを溜め、一方の液溜めロール(31)に
接触して設けた塗布ロール(33)によって行うため、即
ち、液溜めロール(31)(32)から、塗布ロール(33)又は該
ロール(33)に着脱可能に装着した版に紫外線硬化性ニス
を転写し、これを更に段ボールシートに転写するため、
斑なく綺麗に塗布できる。
【0010】塗布ロール(33)は、印刷ユニット(1)の版
胴(13)と同調して回転するため、印刷面に対して、紫外
線硬化性ニスの塗布部位に位置ずれを生じることなく、
印刷直後の段ボールシートに対して、印刷速度と同じ速
度で透明塗料の塗布ができる。
胴(13)と同調して回転するため、印刷面に対して、紫外
線硬化性ニスの塗布部位に位置ずれを生じることなく、
印刷直後の段ボールシートに対して、印刷速度と同じ速
度で透明塗料の塗布ができる。
【0011】紫外線硬化性ニスの塗布面は、紫外線照射
装置(5)によって瞬時に乾かされるため、印刷済みの段
ボールシートを直ちに積み重ね、或いは製函のための曲
げ及び糊付け加工に供することができ、印刷インキが乾
くまでの時間を稼ぐため、印刷後に長尺コンベアで段ボ
ールシートを移送するという無駄をなくすことができ
る。
装置(5)によって瞬時に乾かされるため、印刷済みの段
ボールシートを直ちに積み重ね、或いは製函のための曲
げ及び糊付け加工に供することができ、印刷インキが乾
くまでの時間を稼ぐため、印刷後に長尺コンベアで段ボ
ールシートを移送するという無駄をなくすことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、2色刷り印刷装置を示し
ている。軌条(10)の上に2基の印刷ユニット(1)(1a)を
隣接配備し、下流側の印刷ユニット(1)に隣接してニス
塗布装置(3)、該ニス塗布装置(3)の下流側に紫外線照
射装置(5)が配備される。印刷ユニット(1)(1a)、ニス
塗布装置(3)、紫外線照射装置(5)は夫々函状のフレー
ム(17)(17a)(37)(50)内にメカニズムが組み込まれてお
り、紫外線照射装置(5)のフレーム(50)は軌条(10)に固
定され、他のボックス(17)(17a)(37)は、夫々単独で軌
条(10)をスライドできる。従って、2つの印刷ユニット
(1)(1a)の間、下流側の印刷ユニット(1)とニス塗布装
置(3)との間、及びニス塗布装置(3)と紫外線照射装置
(5)の間は、段取り換え等の際には、開くことができ
る。又、印刷に使用する色を増やす場合、軌条(10)上に
印刷ユニットを増設することができる。
ている。軌条(10)の上に2基の印刷ユニット(1)(1a)を
隣接配備し、下流側の印刷ユニット(1)に隣接してニス
塗布装置(3)、該ニス塗布装置(3)の下流側に紫外線照
射装置(5)が配備される。印刷ユニット(1)(1a)、ニス
塗布装置(3)、紫外線照射装置(5)は夫々函状のフレー
ム(17)(17a)(37)(50)内にメカニズムが組み込まれてお
り、紫外線照射装置(5)のフレーム(50)は軌条(10)に固
定され、他のボックス(17)(17a)(37)は、夫々単独で軌
条(10)をスライドできる。従って、2つの印刷ユニット
(1)(1a)の間、下流側の印刷ユニット(1)とニス塗布装
置(3)との間、及びニス塗布装置(3)と紫外線照射装置
(5)の間は、段取り換え等の際には、開くことができ
る。又、印刷に使用する色を増やす場合、軌条(10)上に
印刷ユニットを増設することができる。
【0013】上記2つの印刷ユニット(1)(1a)は同じ構
成であるので、下流側の印刷ユニット(1)に基づいて説
明する。段ボールシートの移動方向(図1において右か
ら左方向)に平行な面内で、該移動方向に直交して一対
の液溜めロール(11)(12)が接触離間可能に配備される。
一方の液溜めロール(11)は表面に微細な凹凸を規則的に
形成したアニロックスロールであり、他方は硬質のゴム
ロール(12)である。両液溜めロール(11)(12)の間に、両
ロール(11)(12)に跨って一対の堰板(18)を配備して、両
ロール(11)(12)と堰板(18)との間に、液溜まり(19)が形
成される。堰板(18)は、ロール(11)(12)の端面に摺動可
能に当ててもよく、或いはロール(11)(12)の周面上にス
ライド可能に配備し、液溜まり(19)の長さを調節できる
様にしてもよい。
成であるので、下流側の印刷ユニット(1)に基づいて説
明する。段ボールシートの移動方向(図1において右か
ら左方向)に平行な面内で、該移動方向に直交して一対
の液溜めロール(11)(12)が接触離間可能に配備される。
一方の液溜めロール(11)は表面に微細な凹凸を規則的に
形成したアニロックスロールであり、他方は硬質のゴム
ロール(12)である。両液溜めロール(11)(12)の間に、両
ロール(11)(12)に跨って一対の堰板(18)を配備して、両
ロール(11)(12)と堰板(18)との間に、液溜まり(19)が形
成される。堰板(18)は、ロール(11)(12)の端面に摺動可
能に当ててもよく、或いはロール(11)(12)の周面上にス
ライド可能に配備し、液溜まり(19)の長さを調節できる
様にしてもよい。
【0014】アニロックスロール(11)に接触して該ロー
ル(11)の下方に版胴(13)が配備される。版胴(13)の表面
には合成樹脂製の刷版(図示せず)が巻着されている。版
胴(13)に対向して版胴の下方に受けロール(14)が配備さ
れ、版胴(13)と受けロール(14)との間に段ボールシート
を挟んで、下流側に搬送する。版胴(13)と受けロール(1
4)の下流側に、段ボールシートの移行路を挟んで、案内
ロール(15)(16)が配備される。
ル(11)の下方に版胴(13)が配備される。版胴(13)の表面
には合成樹脂製の刷版(図示せず)が巻着されている。版
胴(13)に対向して版胴の下方に受けロール(14)が配備さ
れ、版胴(13)と受けロール(14)との間に段ボールシート
を挟んで、下流側に搬送する。版胴(13)と受けロール(1
4)の下流側に、段ボールシートの移行路を挟んで、案内
ロール(15)(16)が配備される。
【0015】フレーム(17)の上方には、インキ供給・回
収装置(2)が配備される。実施例のインキ供給・回収装
置(2)は、出願人が以前提案して公知の如く、密閉容器
(24)と、該密閉容器(24)に収容されたタンク(21)と、一
端がタンク(21)の上端の注入口からタンク底へ垂下し、
他端が密閉容器(24)を気密に貫通して前記液溜まり(19)
の上方に位置するノズル(22)に接続されたチューブ(23)
とによって構成される。密閉容器(24)は、切換弁を介し
て加圧、減圧、大気圧に選択的に切換できる。
収装置(2)が配備される。実施例のインキ供給・回収装
置(2)は、出願人が以前提案して公知の如く、密閉容器
(24)と、該密閉容器(24)に収容されたタンク(21)と、一
端がタンク(21)の上端の注入口からタンク底へ垂下し、
他端が密閉容器(24)を気密に貫通して前記液溜まり(19)
の上方に位置するノズル(22)に接続されたチューブ(23)
とによって構成される。密閉容器(24)は、切換弁を介し
て加圧、減圧、大気圧に選択的に切換できる。
【0016】切換弁の切換えによる密閉容器(24)への圧
縮空気の供給により、タンク(21)内のインキをチューブ
(23)を通じてノズル(22)から液溜まり(19)に排出する。
切換弁の切換えにより、密閉容器(24)内への加圧を止め
大気に連通すれば、液溜まり(19)へのインキの供給は停
止する。ノズル(22)は昇降装置(図示せず)に連繋されて
おり、ノズル(22)を液溜まり(19)に下降させ、切換弁を
切り換えて密閉容器(21)内を吸引すれば、液溜まり(19)
に溜まっているインキをタンク(21)に回収できる。
縮空気の供給により、タンク(21)内のインキをチューブ
(23)を通じてノズル(22)から液溜まり(19)に排出する。
切換弁の切換えにより、密閉容器(24)内への加圧を止め
大気に連通すれば、液溜まり(19)へのインキの供給は停
止する。ノズル(22)は昇降装置(図示せず)に連繋されて
おり、ノズル(22)を液溜まり(19)に下降させ、切換弁を
切り換えて密閉容器(21)内を吸引すれば、液溜まり(19)
に溜まっているインキをタンク(21)に回収できる。
【0017】ニス塗布装置(3)は、上記印刷ユニット
(1)と同じ構成であるが、印刷ユニット(1)の版胴(13)
に代えて塗布ロール(33)を設けた点、及びインキ供給・
回収装置(2)がニス供給・回収装置(4)となる点が異な
る。又、インキ供給・回収装置(2)の受けローラ(14)
は、ニス塗布装置(3)では受けローラ(34)に、液溜めロ
ーラ(12)は(32)に、堰板(18)は堰板(38)に、液溜まり(1
9)は液溜まり(39)に、タンク(21)はタンク(41)に、ノズ
ル(22)はノズル(42)に、チューブ(23)はチューブ(43)
に、密閉容器(24)は密閉容器(44)に、案内ローラ(15)(1
6)は、案内ローラ(35)(36)に夫々説明上の符号が変わ
る。ニス塗布装置(3)のタンク(41)に容れられる紫外線
硬化性透明塗料は、無色透明であっても、或いは印刷部
に重ねて塗布しても印刷部が見える程度の着色透明であ
ってよい。印刷ユニット(1)とニス塗布装置(3)の段ボ
ールシートの夫々の送り速度、即ち、版胴(13)と塗布ロ
ール(33)の周速が同じになる様に、回転駆動メカニズム
が構成されている。
(1)と同じ構成であるが、印刷ユニット(1)の版胴(13)
に代えて塗布ロール(33)を設けた点、及びインキ供給・
回収装置(2)がニス供給・回収装置(4)となる点が異な
る。又、インキ供給・回収装置(2)の受けローラ(14)
は、ニス塗布装置(3)では受けローラ(34)に、液溜めロ
ーラ(12)は(32)に、堰板(18)は堰板(38)に、液溜まり(1
9)は液溜まり(39)に、タンク(21)はタンク(41)に、ノズ
ル(22)はノズル(42)に、チューブ(23)はチューブ(43)
に、密閉容器(24)は密閉容器(44)に、案内ローラ(15)(1
6)は、案内ローラ(35)(36)に夫々説明上の符号が変わ
る。ニス塗布装置(3)のタンク(41)に容れられる紫外線
硬化性透明塗料は、無色透明であっても、或いは印刷部
に重ねて塗布しても印刷部が見える程度の着色透明であ
ってよい。印刷ユニット(1)とニス塗布装置(3)の段ボ
ールシートの夫々の送り速度、即ち、版胴(13)と塗布ロ
ール(33)の周速が同じになる様に、回転駆動メカニズム
が構成されている。
【0018】図2に示す印刷部(7)の内、斜線で囲った
部分(8)だけ光沢を出したいときには、塗布ロール(33)
は該部分(8)に対応して表面に凸部を形成した版を装着
している。図3に示す如く、印刷部(7)を含んで、段ボ
ールシート(6)に帯状に光沢部分(8)を施す場合、その
光沢部分に対応して、塗布ロール(33)に凸部を形成した
版を装着すればよい。
部分(8)だけ光沢を出したいときには、塗布ロール(33)
は該部分(8)に対応して表面に凸部を形成した版を装着
している。図3に示す如く、印刷部(7)を含んで、段ボ
ールシート(6)に帯状に光沢部分(8)を施す場合、その
光沢部分に対応して、塗布ロール(33)に凸部を形成した
版を装着すればよい。
【0019】紫外線照射装置(5)は、フレーム(50)内に
設けたレール(52)に、紫外線ランプを収容したボックス
(51)(51)を、その上端に設けた吊りロール(53)(53)によ
って前後にスライド移動可能に懸架配備されている。上
記紫外線ランプ収容ボックス(51)(51)の下面開口に対し
て、段ボールシートの移行路を挟んで、排出コンベア(5
5)が配備されている。上記レール(52)に対してフレーム
(50)の外側から補助レール(54)を着脱可能に接続して、
紫外線ランプ収容ボックス(51)(51)をフレーム(50)外に
引き出すことが出来、紫外線ランプの交換ができる。
設けたレール(52)に、紫外線ランプを収容したボックス
(51)(51)を、その上端に設けた吊りロール(53)(53)によ
って前後にスライド移動可能に懸架配備されている。上
記紫外線ランプ収容ボックス(51)(51)の下面開口に対し
て、段ボールシートの移行路を挟んで、排出コンベア(5
5)が配備されている。上記レール(52)に対してフレーム
(50)の外側から補助レール(54)を着脱可能に接続して、
紫外線ランプ収容ボックス(51)(51)をフレーム(50)外に
引き出すことが出来、紫外線ランプの交換ができる。
【0020】然して、普通インキによる印刷面に、紫外
線硬化性ニスを塗布することにより、印刷面に光沢を与
えることができ、美観を向上させ、更に印刷面を保護で
きる。紫外線硬化性インキによる印刷面に、紫外線硬化
性ニスを塗布すれば、印刷面の光沢が更に増す。
線硬化性ニスを塗布することにより、印刷面に光沢を与
えることができ、美観を向上させ、更に印刷面を保護で
きる。紫外線硬化性インキによる印刷面に、紫外線硬化
性ニスを塗布すれば、印刷面の光沢が更に増す。
【0021】印刷面の必要箇所に紫外線硬化性ニスを塗
布できるため、印刷面を光沢によって部分的に目立たせ
ることができ、紫外線硬化性インキによる印刷面の様
に、印刷部の全てが光沢のある場合よりも、効果的に注
意を喚起できる。又、印刷部の全てを、紫外線硬化性イ
ンキで印刷する場合に比べて、印刷コストを低減出来
る。
布できるため、印刷面を光沢によって部分的に目立たせ
ることができ、紫外線硬化性インキによる印刷面の様
に、印刷部の全てが光沢のある場合よりも、効果的に注
意を喚起できる。又、印刷部の全てを、紫外線硬化性イ
ンキで印刷する場合に比べて、印刷コストを低減出来
る。
【0022】紫外線硬化性ニスを塗布する装置(3)の液
溜まり(39)を形成する2つロール(31)(32)の内、表面に
微細な凹凸を形成したアニロックスロール(31)に塗布ロ
ール(33)を接触配備し、該アニロックスロール(31)に塗
布ロール(33)を接触させたため、アニロックスロール(3
1)の微細な凹みに溜まったニスを塗布ロール(33)の版に
均一に転写し、これを更に段ボールシートに転写するた
め、段ボールシートの必要部分に斑なく綺麗に塗布でき
る。塗布ロール(33)は、印刷ユニット(1)の版胴(13)と
同調して回転するため、印刷部に対して、紫外線硬化性
ニスの塗布部位に位置ずれを生じることなく、印刷直後
の段ボールシートに対して、印刷速度と同じ速度でニス
を塗布できる。
溜まり(39)を形成する2つロール(31)(32)の内、表面に
微細な凹凸を形成したアニロックスロール(31)に塗布ロ
ール(33)を接触配備し、該アニロックスロール(31)に塗
布ロール(33)を接触させたため、アニロックスロール(3
1)の微細な凹みに溜まったニスを塗布ロール(33)の版に
均一に転写し、これを更に段ボールシートに転写するた
め、段ボールシートの必要部分に斑なく綺麗に塗布でき
る。塗布ロール(33)は、印刷ユニット(1)の版胴(13)と
同調して回転するため、印刷部に対して、紫外線硬化性
ニスの塗布部位に位置ずれを生じることなく、印刷直後
の段ボールシートに対して、印刷速度と同じ速度でニス
を塗布できる。
【0023】紫外線硬化性ニスの塗布面は、紫外線照射
装置(3)によって瞬時に乾かされるため、印刷済みの段
ボールシートを直ちに積み重ね、或いは製函のための曲
げ及び糊付け加工に供することができ、印刷インキが乾
くまでの時間を稼ぐため、長尺コンベアで段ボールシー
トを搬送するという無駄をなくすことができる。本発明
は、上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請
求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
装置(3)によって瞬時に乾かされるため、印刷済みの段
ボールシートを直ちに積み重ね、或いは製函のための曲
げ及び糊付け加工に供することができ、印刷インキが乾
くまでの時間を稼ぐため、長尺コンベアで段ボールシー
トを搬送するという無駄をなくすことができる。本発明
は、上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請
求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図1】印刷装置の説明図である。
【図2】印刷面の正面図である。
【図3】印刷面の他の実施例の正面図である。
(1) 印刷ユニット (2) インキ供給・回収装置 (3) ニス塗布装置 (31) 液溜めロール (32) 液溜めロール (33) 塗布ロール (4) ニス供給・回収装置 (5) 紫外線照射装置 (51) 紫外線ランプ収容ボックス
Claims (3)
- 【請求項1】 印刷面の必要部分に印刷手法により紫外
線硬化性透明塗料を薄膜状に塗布し、該透明塗料の塗布
層を紫外線照射によって瞬時に乾燥させることを特徴と
する光沢のある段ボールシート印刷方法。 - 【請求項2】 一対の液溜めロール(31)(32)を互いに周
面を接触させて対向配備し、両液溜めロール(31)(32)に
跨って設けた一対の堰板(38)と両液溜めロール(31)(32)
の周面との間に形成される液溜まり(39)に、紫外線硬化
性透明塗料を溜め、両液溜めロール(31)(32)の回転によ
り、一方の液溜めロール(31)に接触配備した塗布ロール
(33)又は該ロール(33)に着脱可能に装着した版に紫外線
硬化性透明塗料を転写し、該塗布ロール(33)の回転によ
って段ボールシートの印刷面に紫外線硬化性透明塗料を
塗布する光沢のある段ボールシート印刷方法。 - 【請求項3】 最終段の印刷ユニット(1)の下流側に紫
外線硬化性透明塗料塗布装置(3)が配備され、該紫外線
硬化性透明塗料塗布装置(3)の下流側に紫外線照射装置
(5)が配備され、紫外線硬化性透明塗料塗布装置(3)
は、一対の液溜めロール(31)(32)と、液溜めロール(31)
(32)間に跨って配備され液溜めロール(31)(32)との間で
液溜まり(39)を形成する一対の堰板(38)(38)と、一方の
液溜めロール(31)に接触して設けられ印刷ユニット(1)
の版胴(13)と同調して回転する塗布ロール(33)又は該ロ
ール(33)に着脱可能に装着した版と、該塗布ロール(33)
に対向配備した受けロール(34)とによって構成され、液
溜まり(39)に溜めた紫外線硬化性透明塗料を、液溜めロ
ール(31)(32)及び塗布ロール(33)の回転により、塗布ロ
ール(33)と受けロール(34)との間を通過する段ボールシ
ートに塗布することを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26950797A JPH11105251A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 印刷面に光沢のある段ボールシート印刷方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26950797A JPH11105251A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 印刷面に光沢のある段ボールシート印刷方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105251A true JPH11105251A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17473391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26950797A Pending JPH11105251A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 印刷面に光沢のある段ボールシート印刷方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11105251A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1186961A1 (de) * | 2000-09-07 | 2002-03-13 | Alcan Technology & Management AG | Flexibles Verpackungsmaterial mit einer Bedruckung |
JP2002103831A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-09 | Toppan Printing Co Ltd | 防滑性印刷物 |
JP2009028960A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置におけるコーティング装置およびコーティングユニット |
-
1997
- 1997-10-02 JP JP26950797A patent/JPH11105251A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1186961A1 (de) * | 2000-09-07 | 2002-03-13 | Alcan Technology & Management AG | Flexibles Verpackungsmaterial mit einer Bedruckung |
WO2002021220A1 (de) * | 2000-09-07 | 2002-03-14 | Alcan Technology & Management Ag | Flexibles verpackungsmaterial mit einer bedruckung |
JP2002103831A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-09 | Toppan Printing Co Ltd | 防滑性印刷物 |
JP2009028960A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷装置におけるコーティング装置およびコーティングユニット |
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Legal Events
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Effective date: 20040407 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050303 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050412 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050927 |