JPH1055415A - カード処理装置 - Google Patents
カード処理装置Info
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- JPH1055415A JPH1055415A JP8225952A JP22595296A JPH1055415A JP H1055415 A JPH1055415 A JP H1055415A JP 8225952 A JP8225952 A JP 8225952A JP 22595296 A JP22595296 A JP 22595296A JP H1055415 A JPH1055415 A JP H1055415A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- rotating member
- contact
- pressed
- pressing
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K13/00—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
- G06K13/02—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
- G06K13/08—Feeding or discharging cards
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Conveying Record Carriers (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カードを引き抜く際の引き抜き速度が急変し
ないようにして磁気情報の読み取りを安定化させる。 【解決手段】 カード挿入口31から挿入されたカード
1の先端部に押されて回動部材80は回動し、カード1
の先端部が所定挿入深さまで挿入されるとカード先端部
を中板間に挟んで逆方向への回動が不能のロック状態に
する。カード押圧部材70は付勢手段73によって接触
端子51から押圧端部70aが離れる方向に回動するよ
うに付勢され、カード1の挿入によって回動部材80が
挿入方向へ回動すると、回動部材80に押圧されて押圧
端部70aが接触端子51に近づく方向に回動し、前記
ロック状態においてカードを押圧端部70aが下面側か
ら押圧して外部端子を接触端子51に押圧接触させる。
カードの先端部が中板と回動部材70間から引き抜かれ
ると、直ちに回動部材70の前記ロック状態は解除され
るから、カードを一定速度で引き抜くことができる。
ないようにして磁気情報の読み取りを安定化させる。 【解決手段】 カード挿入口31から挿入されたカード
1の先端部に押されて回動部材80は回動し、カード1
の先端部が所定挿入深さまで挿入されるとカード先端部
を中板間に挟んで逆方向への回動が不能のロック状態に
する。カード押圧部材70は付勢手段73によって接触
端子51から押圧端部70aが離れる方向に回動するよ
うに付勢され、カード1の挿入によって回動部材80が
挿入方向へ回動すると、回動部材80に押圧されて押圧
端部70aが接触端子51に近づく方向に回動し、前記
ロック状態においてカードを押圧端部70aが下面側か
ら押圧して外部端子を接触端子51に押圧接触させる。
カードの先端部が中板と回動部材70間から引き抜かれ
ると、直ちに回動部材70の前記ロック状態は解除され
るから、カードを一定速度で引き抜くことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部にメモリ回路
等が設けられた磁気・IC併用型のカードを受け入れ
て、このカード内部のICメモリに対する読み書き処理
を行なうと共に、カードの引き抜き時に磁気情報の読み
書き処理を行なうためのカード処理装置に関する。
等が設けられた磁気・IC併用型のカードを受け入れ
て、このカード内部のICメモリに対する読み書き処理
を行なうと共に、カードの引き抜き時に磁気情報の読み
書き処理を行なうためのカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような磁気・IC併用型のカードに
対する情報の読み書きを行なうための従来の手動でカー
ドの挿入を行なうカード処理装置は、カード挿入口に挿
入されたカードを、そのICメモリの外部端子部分が装
置内部に入る程度まで受け入れ、装置内でそのカードの
外部端子に接触端子を押圧接触させ、その接触端子を介
して情報の読み書き処理を行ない、また磁気ヘッドを設
けて、カードの引き抜き時にカードに記録された磁気情
報の読み取り処理を行なうように構成されている。
対する情報の読み書きを行なうための従来の手動でカー
ドの挿入を行なうカード処理装置は、カード挿入口に挿
入されたカードを、そのICメモリの外部端子部分が装
置内部に入る程度まで受け入れ、装置内でそのカードの
外部端子に接触端子を押圧接触させ、その接触端子を介
して情報の読み書き処理を行ない、また磁気ヘッドを設
けて、カードの引き抜き時にカードに記録された磁気情
報の読み取り処理を行なうように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカード処理装置では、カードのICメモリの
外部端子とカード処理装置の接触端子とが確実に接触す
るように強く押圧した状態となっているため、カードを
人手で引き抜く際に、必然的に強く力を込めて引き抜く
こととなるため、磁気情報の読み取りが安定する一定速
度での引き抜きが難しいという問題があった。
うな従来のカード処理装置では、カードのICメモリの
外部端子とカード処理装置の接触端子とが確実に接触す
るように強く押圧した状態となっているため、カードを
人手で引き抜く際に、必然的に強く力を込めて引き抜く
こととなるため、磁気情報の読み取りが安定する一定速
度での引き抜きが難しいという問題があった。
【0004】本発明はこの問題を解決し、強い力を要さ
ず一定の引き抜き速度でカードを引き抜くことができる
ようにしたカード処理装置を提供することを目的として
いる。
ず一定の引き抜き速度でカードを引き抜くことができる
ようにしたカード処理装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明では、一方の面に外部端子を備えた所定の大き
さの磁気・IC併用型のカードの受け入れが可能に形成
され、カード挿入口から挿入されたカードの前記外部端
子に接触する接触端子を有し、該接触端子を介してカー
ドに対する情報の読み書きを行なうカード処理装置にお
いて、前記カード挿入口から前記所定の大きさより小さ
いカード状の異物が挿入された場合に該カード状の異物
を落下排出するための開口を下面側に有し、挿入された
所定寸法のカードの上面側で該カードの外部端子に押圧
接触する前記接触端子を支持する中板を有するフレーム
と、前記カード挿入口から挿入されたカードの先端部に
押されて回動するように前記フレームに対して回動自在
に取り付けられ、カードの先端部が所定挿入深さまで挿
入されると前記中板との間でカード先端部を挟んで逆方
向への回動が不能のロック状態になる回動部材と、付勢
手段によって前記接触端子から押圧端部が離れる方向に
回動するように付勢された状態で前記フレームに対して
回動可能に取り付けられ、カードの挿入によって前記回
動部材が挿入方向へ回動すると、前記回動部材に押圧さ
れて前記押圧端部が前記接触端子に近づく方向に回動
し、カードの先端部が前記中板と前記回動部材間で挟持
された前記回動部材のロック状態において前記回動部材
に押圧されてカードを前記押圧端部が下面側から押圧し
て前記外部端子を前記接触端子に押圧接触させ、カード
の先端部が前記中板と前記回動部材間から引き抜かれ
て、前記回動部材の前記ロック状態が解除されると、前
記付勢手段の付勢力で前記回動部材を押圧してカード引
抜き方向へ回動させつつ、前記押圧端部がカードから離
れる方向に回動するカード押圧部材とを備えたことを特
徴としている。
に本発明では、一方の面に外部端子を備えた所定の大き
さの磁気・IC併用型のカードの受け入れが可能に形成
され、カード挿入口から挿入されたカードの前記外部端
子に接触する接触端子を有し、該接触端子を介してカー
ドに対する情報の読み書きを行なうカード処理装置にお
いて、前記カード挿入口から前記所定の大きさより小さ
いカード状の異物が挿入された場合に該カード状の異物
を落下排出するための開口を下面側に有し、挿入された
所定寸法のカードの上面側で該カードの外部端子に押圧
接触する前記接触端子を支持する中板を有するフレーム
と、前記カード挿入口から挿入されたカードの先端部に
押されて回動するように前記フレームに対して回動自在
に取り付けられ、カードの先端部が所定挿入深さまで挿
入されると前記中板との間でカード先端部を挟んで逆方
向への回動が不能のロック状態になる回動部材と、付勢
手段によって前記接触端子から押圧端部が離れる方向に
回動するように付勢された状態で前記フレームに対して
回動可能に取り付けられ、カードの挿入によって前記回
動部材が挿入方向へ回動すると、前記回動部材に押圧さ
れて前記押圧端部が前記接触端子に近づく方向に回動
し、カードの先端部が前記中板と前記回動部材間で挟持
された前記回動部材のロック状態において前記回動部材
に押圧されてカードを前記押圧端部が下面側から押圧し
て前記外部端子を前記接触端子に押圧接触させ、カード
の先端部が前記中板と前記回動部材間から引き抜かれ
て、前記回動部材の前記ロック状態が解除されると、前
記付勢手段の付勢力で前記回動部材を押圧してカード引
抜き方向へ回動させつつ、前記押圧端部がカードから離
れる方向に回動するカード押圧部材とを備えたことを特
徴としている。
【0006】カード挿入口から正規長さのカードが挿入
されると、カードの先端部が回動部材に当接する。その
ままカードが押し込まれると、回動部材は付勢手段で付
勢されたカード押圧部材を押圧して該付勢力に抗して回
動させつつ回動する。このため、カード押圧部材はカー
ドの押し込みに従って回動してその一端の押圧端部がフ
レームの中板に取り付けられた接触端子に次第に近づ
き、挿入されたカードの下面に次第に接近し、ほぼ接触
した状態となる。そして、カードの先端部を挿入すべき
最大の所定深さの近くからさらに押し込むとカードの先
端部は中板と回動部材の間に挿入されて両者間に挟持さ
れて回動部材は戻り方向の回動が不能の状態となると共
に、カード押圧部材の押圧端部は、カード下面にほぼ接
触した状態からさらに回動してカードを下面側から押圧
してカードの外部端子を接触端子に押圧接触させた状態
となる。このように正規長さのカードは、先端が中板と
回動部材間に挟持され、それより左方部分でカード押圧
部材の押圧端部とフレームの中板に取り付けられた接触
端子間に挟持された保持状態にされ、カードに記録され
た情報の読み書き処理が行なわれる。
されると、カードの先端部が回動部材に当接する。その
ままカードが押し込まれると、回動部材は付勢手段で付
勢されたカード押圧部材を押圧して該付勢力に抗して回
動させつつ回動する。このため、カード押圧部材はカー
ドの押し込みに従って回動してその一端の押圧端部がフ
レームの中板に取り付けられた接触端子に次第に近づ
き、挿入されたカードの下面に次第に接近し、ほぼ接触
した状態となる。そして、カードの先端部を挿入すべき
最大の所定深さの近くからさらに押し込むとカードの先
端部は中板と回動部材の間に挿入されて両者間に挟持さ
れて回動部材は戻り方向の回動が不能の状態となると共
に、カード押圧部材の押圧端部は、カード下面にほぼ接
触した状態からさらに回動してカードを下面側から押圧
してカードの外部端子を接触端子に押圧接触させた状態
となる。このように正規長さのカードは、先端が中板と
回動部材間に挟持され、それより左方部分でカード押圧
部材の押圧端部とフレームの中板に取り付けられた接触
端子間に挟持された保持状態にされ、カードに記録され
た情報の読み書き処理が行なわれる。
【0007】そして、カードを引き抜き始めにおいて、
中板と回動部材間の隙間から挟持された僅かな長さ部分
が引き抜かれると、回動部材はカード挿入時と逆方向へ
の回動が可能になるので、付勢手段の付勢力によってカ
ード押圧部材はカード挿入時と逆方向へ前記回動部材を
押圧して回動させつつ回動する。このため、カード押圧
部材の押圧端部によるカード下面への押圧は直ちに解除
される。従って、カードは引き抜き始めの段階から全く
強い力を必要とせず、引き抜き始めから引き抜き終わり
の間、挟持による負荷はほとんど作用しない。従って、
引き抜き途中での負荷の急変がないから、人手で引き抜
いても引き抜き速度の急激な変化は生じないため、カー
ドに記録された磁気情報を磁気ヘッドで引き抜き時に読
み取る場合に読み取りが安定し、読み取りミスが生じる
おそれをなくすことができる。
中板と回動部材間の隙間から挟持された僅かな長さ部分
が引き抜かれると、回動部材はカード挿入時と逆方向へ
の回動が可能になるので、付勢手段の付勢力によってカ
ード押圧部材はカード挿入時と逆方向へ前記回動部材を
押圧して回動させつつ回動する。このため、カード押圧
部材の押圧端部によるカード下面への押圧は直ちに解除
される。従って、カードは引き抜き始めの段階から全く
強い力を必要とせず、引き抜き始めから引き抜き終わり
の間、挟持による負荷はほとんど作用しない。従って、
引き抜き途中での負荷の急変がないから、人手で引き抜
いても引き抜き速度の急激な変化は生じないため、カー
ドに記録された磁気情報を磁気ヘッドで引き抜き時に読
み取る場合に読み取りが安定し、読み取りミスが生じる
おそれをなくすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜8は、本発明の一実施形態
のICカード処理装置を示している。このICカード処
理装置20は、プリペイド式のICカードによる利用が
可能な公衆電話機の筐体21に装着され、その利用者に
よって手挿入されるICカードを、利用後の引き出しが
可能な位置まで受け入れて、ICカードに記録されてい
る度数情報の書換えを行なうものである。
施の形態を説明する。図1〜8は、本発明の一実施形態
のICカード処理装置を示している。このICカード処
理装置20は、プリペイド式のICカードによる利用が
可能な公衆電話機の筐体21に装着され、その利用者に
よって手挿入されるICカードを、利用後の引き出しが
可能な位置まで受け入れて、ICカードに記録されてい
る度数情報の書換えを行なうものである。
【0009】このICカード処理装置20は、外からI
Cカードを受け入れるために公衆電話機の筐体21から
突出するように固定されるカードスロット30と、カー
ドスロット30の後部に固定されたハウジング40とで
形成されている。
Cカードを受け入れるために公衆電話機の筐体21から
突出するように固定されるカードスロット30と、カー
ドスロット30の後部に固定されたハウジング40とで
形成されている。
【0010】カードスロット30は、平面形状がほぼコ
字状であって上下に2分割され、ICカードをほぼ水平
に受け入れるためのスリット状のカード挿入口31が前
面側に設けられた基部32と、その両側から前方へ突出
する突出部33、34、基部32aから両側へ突設され
たフランジ部35a、35bとを有する。2つの突出部
33、34の対向面の間隔は、ICカード1の幅より狭
く形成されており、各突出部の対向面側には、カード挿
入口31に連続し、前方から挿入されるICカード1を
水平に案内する案内溝33a、34aが設けられてい
る。
字状であって上下に2分割され、ICカードをほぼ水平
に受け入れるためのスリット状のカード挿入口31が前
面側に設けられた基部32と、その両側から前方へ突出
する突出部33、34、基部32aから両側へ突設され
たフランジ部35a、35bとを有する。2つの突出部
33、34の対向面の間隔は、ICカード1の幅より狭
く形成されており、各突出部の対向面側には、カード挿
入口31に連続し、前方から挿入されるICカード1を
水平に案内する案内溝33a、34aが設けられてい
る。
【0011】ICカードの引き抜き時に、案内溝33a
を通るICカード1の側部に記録された磁気情報を読み
取りするための磁気ヘッド36が、一方の突出部33の
内部に前記案内溝33aに臨むように設けられている。
を通るICカード1の側部に記録された磁気情報を読み
取りするための磁気ヘッド36が、一方の突出部33の
内部に前記案内溝33aに臨むように設けられている。
【0012】このカードスロット30の基部32にハウ
ジング50が固定されており、基部32から突設された
フランジ35が公衆電話機の筐体21の内面側にネジ止
めされて、このICカード処理装置20の全体が筐体2
1に支持されている。
ジング50が固定されており、基部32から突設された
フランジ35が公衆電話機の筐体21の内面側にネジ止
めされて、このICカード処理装置20の全体が筐体2
1に支持されている。
【0013】カード挿入口31の後方には、図2に示す
ようにシャッタ部材37が回動自在に設けられている。
このシャッタ部材37は、正規の幅のICカードがカー
ドスロット30の2つの突出部33、34の案内溝33
a、34a間に支持されて挿入されると、一方の突出部
34側の案内溝34aを通過する正規幅のICカードに
よって、シャッタ部材37のシャッタレバー(図示せ
ず)が上方に押上げられて回動して、カード挿入口31
を開放し、正規の幅に満たないようなカードが直接カー
ド挿入口31へ挿入されようとしても、シャッタレバー
が上方に押上げられないため、カード挿入口31はシャ
ッタ部材37によって閉ざされたままとなり、進入が阻
止される。
ようにシャッタ部材37が回動自在に設けられている。
このシャッタ部材37は、正規の幅のICカードがカー
ドスロット30の2つの突出部33、34の案内溝33
a、34a間に支持されて挿入されると、一方の突出部
34側の案内溝34aを通過する正規幅のICカードに
よって、シャッタ部材37のシャッタレバー(図示せ
ず)が上方に押上げられて回動して、カード挿入口31
を開放し、正規の幅に満たないようなカードが直接カー
ド挿入口31へ挿入されようとしても、シャッタレバー
が上方に押上げられないため、カード挿入口31はシャ
ッタ部材37によって閉ざされたままとなり、進入が阻
止される。
【0014】ハウジング40は、図2に示すようにカー
ドスロット30に固定されたフレーム41と、このフレ
ーム41の上面に固定されたカバー42とで構成されて
いる。
ドスロット30に固定されたフレーム41と、このフレ
ーム41の上面に固定されたカバー42とで構成されて
いる。
【0015】フレーム41は、外形がほぼ矩形状に形成
され、その内部を上下に仕切る中板43が中段部分に設
けられている。カード挿入口31から挿入されるICカ
ードは、このフレーム41の中板43の下面と、この中
板43の両側から下方へ垂設された両内側壁44、44
と、挿入カードの先端が当接してそれ以上の挿入を阻止
する奥壁部45とで囲まれたカード収容部46内に受け
入れられる。
され、その内部を上下に仕切る中板43が中段部分に設
けられている。カード挿入口31から挿入されるICカ
ードは、このフレーム41の中板43の下面と、この中
板43の両側から下方へ垂設された両内側壁44、44
と、挿入カードの先端が当接してそれ以上の挿入を阻止
する奥壁部45とで囲まれたカード収容部46内に受け
入れられる。
【0016】このカード収容部46を構成する前記両内
側壁44、44間の距離は、カード挿入口31と同一幅
に形成され、その下面側は、カード挿入口31から挿入
された長さの短いカードや異物等を排出させるために、
カードスロット30の後部下端から中板43の後端の範
囲まで達する開口47が設けられている。
側壁44、44間の距離は、カード挿入口31と同一幅
に形成され、その下面側は、カード挿入口31から挿入
された長さの短いカードや異物等を排出させるために、
カードスロット30の後部下端から中板43の後端の範
囲まで達する開口47が設けられている。
【0017】中板43の下面の前端には、後方へ向かう
ほど下方へ下がるように傾斜した3つの傾斜突条48が
突設されている。中板43のほぼ中央部には端子板取付
穴49が貫通形成されている。この端子板取付穴49に
は、端子板50がネジ止めされている。端子板50の下
面側には、ICカードの各外部端子に接触するための接
触端子51が、4個ずつ2列に並んで設けられている。
各接触端子51は、バネ性を有する導電部材(例えばリ
ン青銅等)でほぼV字状に屈曲形成され、その一端側を
端子板50に固定され、他端側を端子板50に設けられ
た各端子穴(図示せず)に挿通させるようにして端子板
50に支持されており、下方から押圧されると弾性変形
しながら上方へ移動し、その弾性復帰力で下方からの押
圧力に対抗する。
ほど下方へ下がるように傾斜した3つの傾斜突条48が
突設されている。中板43のほぼ中央部には端子板取付
穴49が貫通形成されている。この端子板取付穴49に
は、端子板50がネジ止めされている。端子板50の下
面側には、ICカードの各外部端子に接触するための接
触端子51が、4個ずつ2列に並んで設けられている。
各接触端子51は、バネ性を有する導電部材(例えばリ
ン青銅等)でほぼV字状に屈曲形成され、その一端側を
端子板50に固定され、他端側を端子板50に設けられ
た各端子穴(図示せず)に挿通させるようにして端子板
50に支持されており、下方から押圧されると弾性変形
しながら上方へ移動し、その弾性復帰力で下方からの押
圧力に対抗する。
【0018】前記傾斜突条48は、カード挿入口31か
ら挿入されるカードの先端側を中板43の下面から離れ
る方向に案内して、中板43の下面より下方へ突出して
いる前記接触端子51をカード1の先端で変形させない
ようにしている。
ら挿入されるカードの先端側を中板43の下面から離れ
る方向に案内して、中板43の下面より下方へ突出して
いる前記接触端子51をカード1の先端で変形させない
ようにしている。
【0019】前記端子板取付穴49の後方において、図
4に示すように中板43の下面側に凹部52が設けら
れ、図2及び図5に示すように、この凹部52の両側に
平行に長穴53、53が貫通形成されている。
4に示すように中板43の下面側に凹部52が設けら
れ、図2及び図5に示すように、この凹部52の両側に
平行に長穴53、53が貫通形成されている。
【0020】図6に示すほぼコ字状の支持金具60の2
つの平行な支持側板61、61が、前記中板43の前記
長穴53、53から中板43の下面側へ突出するよう
に、支持金具60の基部62が中板43の上面にネジ6
3によって固定されている。支持側板61、61の下部
には、前方側へ突出幅が漸増して突出した突出部61a
が設けられ、この突出部61aには、軸穴64が設けら
れている。
つの平行な支持側板61、61が、前記中板43の前記
長穴53、53から中板43の下面側へ突出するよう
に、支持金具60の基部62が中板43の上面にネジ6
3によって固定されている。支持側板61、61の下部
には、前方側へ突出幅が漸増して突出した突出部61a
が設けられ、この突出部61aには、軸穴64が設けら
れている。
【0021】図5に示すように、中板43の凹部52の
両側には、軸穴54a、54aを備えた一対の支持腕5
4、54が下方に向かって突設されている。該一対の支
持腕54、54の各軸穴54a、54aに挿通された軸
55(図6参照)に、カード押圧部材70が回動自在に
取付けられている。
両側には、軸穴54a、54aを備えた一対の支持腕5
4、54が下方に向かって突設されている。該一対の支
持腕54、54の各軸穴54a、54aに挿通された軸
55(図6参照)に、カード押圧部材70が回動自在に
取付けられている。
【0022】カード押圧部材70は図6に示すようにほ
ぼU字状で、その一端の両側に設けられた2つの腕7
1、71の軸穴71a、71aに前記軸55を挿通され
て回動自在に支持腕54、54に取付けられている。
ぼU字状で、その一端の両側に設けられた2つの腕7
1、71の軸穴71a、71aに前記軸55を挿通され
て回動自在に支持腕54、54に取付けられている。
【0023】図2に示すようにカード押圧部材70の背
面部のスプリングフック72とフレーム41の後端側の
縁板の掛止穴41aに両端が掛止められたスプリング7
3によって、カード押圧部材70はその他端の押圧端部
70aが端子板50から離れる方向に付勢されて、背面
部70bがフレーム51の縁板41aから突設されたス
トッパ56に当接した状態になっている。
面部のスプリングフック72とフレーム41の後端側の
縁板の掛止穴41aに両端が掛止められたスプリング7
3によって、カード押圧部材70はその他端の押圧端部
70aが端子板50から離れる方向に付勢されて、背面
部70bがフレーム51の縁板41aから突設されたス
トッパ56に当接した状態になっている。
【0024】カード押圧部材70の前記2つの腕71、
71の間に後述する回動部材80の平板状の係合体81
が挿通係合される係合凹部74が形成されていて、腕7
1、71にはこの係合凹部74に挿通係合された係合体
81が上方へ抜けないように押え突起75、75が腕7
1、71の対向する内面側に突設されている。
71の間に後述する回動部材80の平板状の係合体81
が挿通係合される係合凹部74が形成されていて、腕7
1、71にはこの係合凹部74に挿通係合された係合体
81が上方へ抜けないように押え突起75、75が腕7
1、71の対向する内面側に突設されている。
【0025】回動部材80は前記カード押圧部材70の
対向した2つの腕71、71間の距離より僅かに小さい
幅でL字状に形成され、平板状の係合体81と、この係
合体81の一端から直角方向に突設されたカード受け部
82とによって構成されている。この係合体81とカー
ド受け部82の外側境界部は円弧状の湾曲部83となっ
ている。
対向した2つの腕71、71間の距離より僅かに小さい
幅でL字状に形成され、平板状の係合体81と、この係
合体81の一端から直角方向に突設されたカード受け部
82とによって構成されている。この係合体81とカー
ド受け部82の外側境界部は円弧状の湾曲部83となっ
ている。
【0026】回動部材80のカード受け部82の端部の
軸穴82aに、支持金具60の支持側板61、61の軸
穴64、64に取付けられた軸84が挿通されていて、
回動部材80はその係合体81がカード押圧部材70の
係合凹部74に挿通係合された状態で、支持側板61、
61に回動自在に取付けられている。
軸穴82aに、支持金具60の支持側板61、61の軸
穴64、64に取付けられた軸84が挿通されていて、
回動部材80はその係合体81がカード押圧部材70の
係合凹部74に挿通係合された状態で、支持側板61、
61に回動自在に取付けられている。
【0027】そして、図2に示すように、カード押圧部
材70が軸55を中心にスプリング73の付勢力によっ
てその背面部70bがストッパ56に当接するまで反時
計回りに回動すると、回動部材80は、その係合体81
がカード押圧部材70の係合凹部74と係合しているた
め、カード押圧部材70の回動によって軸84を中心に
反時計回りに回動して、係合体81の基部81aが中板
43の端子板取付穴49と凹部52との境界壁面43a
に当接した状態になるようにカード受け部82の長さは
設定されている。
材70が軸55を中心にスプリング73の付勢力によっ
てその背面部70bがストッパ56に当接するまで反時
計回りに回動すると、回動部材80は、その係合体81
がカード押圧部材70の係合凹部74と係合しているた
め、カード押圧部材70の回動によって軸84を中心に
反時計回りに回動して、係合体81の基部81aが中板
43の端子板取付穴49と凹部52との境界壁面43a
に当接した状態になるようにカード受け部82の長さは
設定されている。
【0028】従って、図7に示すように、挿入されたカ
ード1の先端部1aが回動部材80のカード受け部82
に当接し、図8に示すようにさらにカード1を押し込む
と、回動部材80は軸84を中心に時計回りに回動し、
係合体81に押圧されてカード押圧部材70はスプリン
グ73の付勢力に抗して時計回りに回動し、その押圧端
部70aがカード1を下面から上方へ押圧するが、この
回動部材80の時計回りの回動によって、回動部材80
の湾曲部83と中板43の境界壁面57との間にカード
厚さ程度の隙間Aが形成され、カード先端部1aをフレ
ーム41の奥壁部45に当接するまで押し込むと、この
隙間Aにカード先端部1aが挿し込まれ、スプリング7
3による復帰力が回動部材80を反時計回りに回動させ
るように作用するため、カード先端部1aは回動部材8
0の湾曲部83と境界壁面57間に挟持されたロック状
態にされる。
ード1の先端部1aが回動部材80のカード受け部82
に当接し、図8に示すようにさらにカード1を押し込む
と、回動部材80は軸84を中心に時計回りに回動し、
係合体81に押圧されてカード押圧部材70はスプリン
グ73の付勢力に抗して時計回りに回動し、その押圧端
部70aがカード1を下面から上方へ押圧するが、この
回動部材80の時計回りの回動によって、回動部材80
の湾曲部83と中板43の境界壁面57との間にカード
厚さ程度の隙間Aが形成され、カード先端部1aをフレ
ーム41の奥壁部45に当接するまで押し込むと、この
隙間Aにカード先端部1aが挿し込まれ、スプリング7
3による復帰力が回動部材80を反時計回りに回動させ
るように作用するため、カード先端部1aは回動部材8
0の湾曲部83と境界壁面57間に挟持されたロック状
態にされる。
【0029】なお、中板43の上面には、回路基板90
が固定されていて、回路基板90は前記接触端子51の
一端側と接続されている。また、回路基板90の後部下
面には、図4に示すようにカードがフレーム41の奥壁
部45まで挿入されたことを検知するためのセンサとし
て、カード先端で可動片91aが押されるとオンするマ
イクロスイッチ91が取り付けられている。
が固定されていて、回路基板90は前記接触端子51の
一端側と接続されている。また、回路基板90の後部下
面には、図4に示すようにカードがフレーム41の奥壁
部45まで挿入されたことを検知するためのセンサとし
て、カード先端で可動片91aが押されるとオンするマ
イクロスイッチ91が取り付けられている。
【0030】各接触端子51とマイクロスイッチ91
は、この回路基板90を介して、公衆電話機の制御部
(図示せず)に接続されている。この制御部は、通常の
通話制御の他に、カードの挿入と引抜きをマイクロスイ
ッチ91のオンオフ状態から判断し、各接触端子51を
介して挿入カードに対する度数情報の書換え処理を行な
う。
は、この回路基板90を介して、公衆電話機の制御部
(図示せず)に接続されている。この制御部は、通常の
通話制御の他に、カードの挿入と引抜きをマイクロスイ
ッチ91のオンオフ状態から判断し、各接触端子51を
介して挿入カードに対する度数情報の書換え処理を行な
う。
【0031】次に、このカード処理装置20の動作につ
いて説明する。手で正規のICカード1をカードスロッ
ト30の両側の2つの突出部33、34の案内溝33
a、34aに両側を支持させてカード挿入口31へ挿入
すると、カード1の側部でシャッタレバー(図示せず)
が上方に押されて、シャッタ部材37がカード挿入口3
1から上方へ退避し、カード1をカード収容部46内へ
さらに進入させることができる。カード収容部46へ進
入したカードは、図7に示すように、傾斜突条48によ
って、僅かに下方へ押し下げられながら、各接触端子5
1の下方を通過し、その先端1aが回動部材80のカー
ド受け部82に当接する。
いて説明する。手で正規のICカード1をカードスロッ
ト30の両側の2つの突出部33、34の案内溝33
a、34aに両側を支持させてカード挿入口31へ挿入
すると、カード1の側部でシャッタレバー(図示せず)
が上方に押されて、シャッタ部材37がカード挿入口3
1から上方へ退避し、カード1をカード収容部46内へ
さらに進入させることができる。カード収容部46へ進
入したカードは、図7に示すように、傾斜突条48によ
って、僅かに下方へ押し下げられながら、各接触端子5
1の下方を通過し、その先端1aが回動部材80のカー
ド受け部82に当接する。
【0032】さらにカード1を押し込むと、回動部材8
0は軸84を中心に時計回りに回動し、その係合体81
に押圧されて、カード押圧部材70はスプリング73の
付勢力に抗して時計回りに回動し、図8に示すようにそ
の押圧端部70aがカード1を下面から上方へ押圧す
る。この回動部材80の時計回りの回動によって、回動
部材80の湾曲部83と中板43の境界壁面57との間
にカード厚さ程度の隙間Aが形成され、カード先端部1
aをフレーム41の奥壁部45に当接するまで押し込む
と、この隙間Aにカード先端部1aが挿し込まれる。こ
の状態で、スプリング73による復帰力が回動部材80
を反時計回りに回動させるように作用するため、カード
1の先端部1aは回動部材80の湾曲部83と境界壁面
57間に挟持されたロック状態にされ、この結果、カー
ド1の上面の外部端子2は端子板50の接触端子51に
強く押圧接触した状態に保持される。
0は軸84を中心に時計回りに回動し、その係合体81
に押圧されて、カード押圧部材70はスプリング73の
付勢力に抗して時計回りに回動し、図8に示すようにそ
の押圧端部70aがカード1を下面から上方へ押圧す
る。この回動部材80の時計回りの回動によって、回動
部材80の湾曲部83と中板43の境界壁面57との間
にカード厚さ程度の隙間Aが形成され、カード先端部1
aをフレーム41の奥壁部45に当接するまで押し込む
と、この隙間Aにカード先端部1aが挿し込まれる。こ
の状態で、スプリング73による復帰力が回動部材80
を反時計回りに回動させるように作用するため、カード
1の先端部1aは回動部材80の湾曲部83と境界壁面
57間に挟持されたロック状態にされ、この結果、カー
ド1の上面の外部端子2は端子板50の接触端子51に
強く押圧接触した状態に保持される。
【0033】この状態でマイクロスイッチ91は、その
可動部91aがカード1の先端部1aで押されてオン状
態となる。マイクロスイッチ91のオンが検知される
と、各接触端子51を介してICカード内のメモリに対
する度数情報の読み出しと、利用度数分の減額処理とが
なされる。
可動部91aがカード1の先端部1aで押されてオン状
態となる。マイクロスイッチ91のオンが検知される
と、各接触端子51を介してICカード内のメモリに対
する度数情報の読み出しと、利用度数分の減額処理とが
なされる。
【0034】次に、通話等が終了してカード1を引き抜
く動作について説明する。ICカード1を引き抜き始め
において、境界壁部57と回動部材80間の隙間Aから
挟持されたICカード先端部1aの僅かな長さ部分(3
mm以内)が引き抜かれると、回動部材80は反時計回
りの回動が可能になるので、スプリング37の付勢力に
よってカード押圧部材70は、その係合凹部74で係合
体81を押圧することによって、カード挿入時と逆方向
の反時計回りへ回動部材80を押圧して回動させつつ回
動する。このため、カード押圧部材70の押圧端部70
aによるカード1の下面への押圧は直ちに解除される。
く動作について説明する。ICカード1を引き抜き始め
において、境界壁部57と回動部材80間の隙間Aから
挟持されたICカード先端部1aの僅かな長さ部分(3
mm以内)が引き抜かれると、回動部材80は反時計回
りの回動が可能になるので、スプリング37の付勢力に
よってカード押圧部材70は、その係合凹部74で係合
体81を押圧することによって、カード挿入時と逆方向
の反時計回りへ回動部材80を押圧して回動させつつ回
動する。このため、カード押圧部材70の押圧端部70
aによるカード1の下面への押圧は直ちに解除される。
【0035】カード1の引き抜きによって、マイクロス
イッチ91はオフ状態になると共に、カード押圧部材7
0がスプリング73の付勢力によってその背面部70b
がストッパ56に当接するまで反時計回りに回動する
と、回動部材80も反時計回りに回動して、係合体81
の基部81aが境界壁面57に当接した図7の状態に戻
る。
イッチ91はオフ状態になると共に、カード押圧部材7
0がスプリング73の付勢力によってその背面部70b
がストッパ56に当接するまで反時計回りに回動する
と、回動部材80も反時計回りに回動して、係合体81
の基部81aが境界壁面57に当接した図7の状態に戻
る。
【0036】このように、ICカードの引き抜き始めの
段階から全く強い力を必要とせず、引き抜き始めから引
き抜き終わりの間、挟持による負荷はほとんど作用しな
い。従って、引き抜き途中での負荷の急変がないから、
人手で引き抜いても引き抜き速度の急激な変化は生じな
いため、ICカードに記録された磁気情報を磁気ヘッド
36で引き抜き時に読み取る場合に、読み取りが安定
し、読み取りミスが生じるおそれをなくすことができ
る。
段階から全く強い力を必要とせず、引き抜き始めから引
き抜き終わりの間、挟持による負荷はほとんど作用しな
い。従って、引き抜き途中での負荷の急変がないから、
人手で引き抜いても引き抜き速度の急激な変化は生じな
いため、ICカードに記録された磁気情報を磁気ヘッド
36で引き抜き時に読み取る場合に、読み取りが安定
し、読み取りミスが生じるおそれをなくすことができ
る。
【0037】また、引き抜き始めにおいてICカードの
挟持状態が直ちに解除されるから、接触端子51やカー
ド1の痛みが少なくなる。なお、図2に示すように、正
規カードより長さの短いカードを手でカード挿入口31
から挿入すると、その先端が回動部材80に達せず下面
の開口47から自重で落下排出される。
挟持状態が直ちに解除されるから、接触端子51やカー
ド1の痛みが少なくなる。なお、図2に示すように、正
規カードより長さの短いカードを手でカード挿入口31
から挿入すると、その先端が回動部材80に達せず下面
の開口47から自重で落下排出される。
【0038】なお、前記実施例は、手でカードの挿入と
引出しを行なうICカード処理装置に本発明を適用した
例を示したが、カード挿入口とカード収容部との間に、
挿入されたカードを搬送する機構を有し、カード挿入口
から挿入されたカードをカード収容部まで引き込み、読
み書き処理が終了したカードをカード挿入口あるいはカ
ード排出口から排出するICカード処理装置においても
本発明を適用することができる。
引出しを行なうICカード処理装置に本発明を適用した
例を示したが、カード挿入口とカード収容部との間に、
挿入されたカードを搬送する機構を有し、カード挿入口
から挿入されたカードをカード収容部まで引き込み、読
み書き処理が終了したカードをカード挿入口あるいはカ
ード排出口から排出するICカード処理装置においても
本発明を適用することができる。
【0039】また、前記実施例では、プリペイド式のI
Cカードに対して読み書き処理を行なうカード処理装置
について説明したが、個人を識別するためのIDカード
としてのICカードに対してその情報の読み出しを行な
うICカード処理装置についても、本願を同様に適用で
きる。
Cカードに対して読み書き処理を行なうカード処理装置
について説明したが、個人を識別するためのIDカード
としてのICカードに対してその情報の読み出しを行な
うICカード処理装置についても、本願を同様に適用で
きる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード処
理装置は、カードを引き抜き始めにおいて、中板と回動
部材間の隙間から挟持された僅かな長さ部分が引き抜か
れると、回動部材はカード挿入時と逆方向への回動が可
能になるので、付勢手段の付勢力によってカード押圧部
材はカード挿入時と逆方向へ前記回動部材を押圧して回
動させつつ回動する。このため、カード押圧部材の押圧
端部によるカード下面への押圧は直ちに解除される。従
って、カードは引き抜き始めの段階から全く強い力を必
要とせず、引き抜き始めから引き抜き終わりの間、挟持
による負荷はほとんど作用しない。従って、引き抜き途
中での負荷の急変がないから、人手で引き抜いても引き
抜き速度の急激な変化は生じないため、カードに記録さ
れた磁気情報を磁気ヘッドで引き抜き時に読み取る場合
に読み取りが安定し、読み取りミスが生じるおそれをな
くすことができる。また、引き抜き始めにおいてカード
の挟持状態が直ちに解除されるから、接触端子やカード
の痛みが少なくなる。
理装置は、カードを引き抜き始めにおいて、中板と回動
部材間の隙間から挟持された僅かな長さ部分が引き抜か
れると、回動部材はカード挿入時と逆方向への回動が可
能になるので、付勢手段の付勢力によってカード押圧部
材はカード挿入時と逆方向へ前記回動部材を押圧して回
動させつつ回動する。このため、カード押圧部材の押圧
端部によるカード下面への押圧は直ちに解除される。従
って、カードは引き抜き始めの段階から全く強い力を必
要とせず、引き抜き始めから引き抜き終わりの間、挟持
による負荷はほとんど作用しない。従って、引き抜き途
中での負荷の急変がないから、人手で引き抜いても引き
抜き速度の急激な変化は生じないため、カードに記録さ
れた磁気情報を磁気ヘッドで引き抜き時に読み取る場合
に読み取りが安定し、読み取りミスが生じるおそれをな
くすことができる。また、引き抜き始めにおいてカード
の挟持状態が直ちに解除されるから、接触端子やカード
の痛みが少なくなる。
【図1】本発明の一実施形態の平面図
【図2】図3のA−A線断面図
【図3】同実施形態のカバーと回路基板を省略した平面
図
図
【図4】同実施形態の底面図
【図5】図4から支持金具、カード押圧部材、回動部材
を除外して描いた底面図
を除外して描いた底面図
【図6】支持金具、カード押圧部材、回動部材を示す斜
視図
視図
【図7】同実施形態の動作説明図
【図8】同実施形態の動作説明図
1 カード 20 ICカード処理装置 21 筐体 30 カードスロット 31 カード挿入口 36 磁気ヘッド 37 シャッタ部材 40 ハウジング 41 フレーム 42 カバー 43 中板 47 開口 49 端子板取付穴 50 端子板 51 接触端子 52 凹部 57 境界壁面 60 支持金具 61 支持側板 70 カード押圧部材 74 係合凹部 80 回動部材 81 係合体 82 カード受け部
Claims (1)
- 【請求項1】一方の面に外部端子を備えた所定の大きさ
の磁気・IC併用型のカードの受け入れが可能に形成さ
れ、カード挿入口から挿入されたカードの前記外部端子
に接触する接触端子を有し、該接触端子を介してカード
に対する情報の読み書きを行なうカード処理装置におい
て、 前記カード挿入口から前記所定の大きさより小さいカー
ド状の異物が挿入された場合に該カード状の異物を落下
排出するための開口を下面側に有し、挿入された所定寸
法のカードの上面側で該カードの外部端子に押圧接触す
る前記接触端子を支持する中板を有するフレームと、 前記カード挿入口から挿入されたカードの先端部に押さ
れて回動するように前記フレームに対して回動自在に取
り付けられ、カードの先端部が所定挿入深さまで挿入さ
れると前記中板との間でカード先端部を挟んで逆方向へ
の回動が不能のロック状態になる回動部材と、 付勢手段によって前記接触端子から押圧端部が離れる方
向に回動するように付勢された状態で前記フレームに対
して回動可能に取り付けられ、カードの挿入によって前
記回動部材が挿入方向へ回動すると、前記回動部材に押
圧されて前記押圧端部が前記接触端子に近づく方向に回
動し、カードの先端部が前記中板と前記回動部材間で挟
持された前記回動部材のロック状態において前記回動部
材に押圧されてカードを前記押圧端部が下面側から押圧
して前記外部端子を前記接触端子に押圧接触させ、カー
ドの先端部が前記中板と前記回動部材間から引き抜かれ
て、前記回動部材の前記ロック状態が解除されると、前
記付勢手段の付勢力で前記回動部材を押圧してカード引
抜き方向へ回動させつつ、前記押圧端部がカードから離
れる方向に回動するカード押圧部材とを備えたことを特
徴とするカード処理装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8225952A JPH1055415A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | カード処理装置 |
US08/901,211 US5949048A (en) | 1996-08-08 | 1997-07-28 | Card processing apparatus capable of keeping card removal speed near constant |
IDP972769A ID18185A (id) | 1996-08-08 | 1997-08-08 | Alat pemroses kartu yang mampu menjaga kecepatan keluar kartu mendekati konstan |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8225952A JPH1055415A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | カード処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055415A true JPH1055415A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16837471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8225952A Pending JPH1055415A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | カード処理装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5949048A (ja) |
JP (1) | JPH1055415A (ja) |
ID (1) | ID18185A (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP3367039B2 (ja) * | 1998-01-09 | 2003-01-14 | アンリツ株式会社 | Icカード処理装置 |
DE19930389B4 (de) * | 1999-07-01 | 2009-09-17 | Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh | Kartenlesevorrichtung für Chipkarten und/oder SIM-Karten mit unterschiedlicher Dicke |
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US6831977B2 (en) * | 2001-02-23 | 2004-12-14 | Molex Incorporated | Cover for a telephone handset |
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US7137562B2 (en) * | 2002-09-05 | 2006-11-21 | Siemens Communications, Inc. | Elevated data card reader |
JP4039518B2 (ja) * | 2002-09-09 | 2008-01-30 | タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 | カード用コネクタ |
US20040173677A1 (en) * | 2003-03-07 | 2004-09-09 | Bennie E. Lucas | Integrated circuit and magnetic stripe reader |
US7347370B2 (en) * | 2003-11-18 | 2008-03-25 | Magtek, Inc. | Self-aligning magnetic read head incorporating lift-up detection |
NZ550966A (en) * | 2004-05-05 | 2010-04-30 | Utc Fire & Security Corp | Anti-skimming card reader surface configuration |
JP5358434B2 (ja) * | 2007-06-01 | 2013-12-04 | 日本電産サンキョー株式会社 | カード処理装置 |
CN101753646B (zh) * | 2008-12-19 | 2013-09-04 | 深圳富泰宏精密工业有限公司 | Sim卡固定装置 |
US8915434B2 (en) * | 2011-05-03 | 2014-12-23 | Ncr Corporation | Fraud prevention |
JP7154038B2 (ja) * | 2018-05-18 | 2022-10-17 | 日本電産サンキョー株式会社 | カードリーダ |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0287417B1 (fr) * | 1987-04-09 | 1992-03-18 | Schlumberger Industries | Dispositif de lecture/écriture pour cartes à mémoire électronique protégé contre le vandalisme |
US4810863A (en) * | 1987-08-03 | 1989-03-07 | Kabushikikaisha Nipponcoinco | Read/write apparatus for information memory card |
JPH01222391A (ja) * | 1987-11-27 | 1989-09-05 | Nhk Spring Co Ltd | 情報記憶カードリーダライタ |
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