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JPH10312709A - 太陽光を利用した夜間照明システム - Google Patents

太陽光を利用した夜間照明システム

Info

Publication number
JPH10312709A
JPH10312709A JP12424497A JP12424497A JPH10312709A JP H10312709 A JPH10312709 A JP H10312709A JP 12424497 A JP12424497 A JP 12424497A JP 12424497 A JP12424497 A JP 12424497A JP H10312709 A JPH10312709 A JP H10312709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
sunlight
transfer device
light beam
earth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12424497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Akasaka
幸雄 赤坂
Masao Ito
雅夫 伊藤
Yoshiharu Suzuki
義治 鈴木
Kiyonori Takahashi
研典 高橋
Akiko Azuma
晶子 我妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP12424497A priority Critical patent/JPH10312709A/ja
Publication of JPH10312709A publication Critical patent/JPH10312709A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、天然資源を消費しないで光源を
得る、太陽光を利用した夜間照明システムを提供する。 【解決手段】 地球上の太陽に照らされている部分3に
設置した集光装置12によって太陽光10を集束して光
線11を得て、この光線11を光転送装置22、16
a、16b、14を介して転送し、地球上の太陽に照ら
されていない部分4に設置した照明装置15において夜
間の照明の光源として用いる太陽光を利用した夜間照明
システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽光を利用した夜
間照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】人間社会の生活活動において、照明は欠
くことのできないものである。特に夜間の照明は、高度
な社会活動をしないとしても必要不可欠である。夜間の
照明に利用されている照明手段は多種多様であるが、大
別すると、次に示す2種類が挙げられる。先ず、可燃性
物質を燃焼させ、その燃焼の際の発光を光源として用い
るものが挙げられる。木材、獣脂、樹脂等のほか、天然
ガス、石油等の化石燃料等、いずれも天然資源から得ら
れる可燃性物質が用いられる。その他に、蛍光灯、各種
の電球等、電気エネルギーによる発光を光源とする照明
が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の照明は、天
然資源を消費することで光源を得るものである。可燃性
の天然資源を燃焼させる場合は勿論であるが、電気エネ
ルギーについても、その大部分を火力発電または原子力
発電に依存しているため、化石燃料や放射性物質等の天
然資源を消費することで得られるものである。これらの
天然資源の有用性は高く、照明だけでなく様々な用途に
おいて必要なエネルギー源となっている。そのため天然
資源の消費量は膨大であり、早期に枯渇する危険が指摘
されている。また、これら化石燃料や放射性物質を他の
物質から製造し、供給することは非常に困難である。従
って、天然資源を消費する従来の照明は、天然資源の枯
渇を早めるという欠点があった。また、天然資源が枯渇
した場合には使用できないという欠点もあった。
【0004】そこでこの発明は、上記問題点を解決する
ため、地球上の天然資源を消費しないで光源を得る太陽
光を利用した夜間照明システムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、太陽光を集光する集光装置
と、この集光装置によって太陽光を集光して得られる光
線を転送する光転送装置と、この光転送装置によって転
送された前記光線を受け取り、前記光線を光源とする照
明装置と、を備えた照明システムであって、地球上の太
陽光に照らされている部分側に設置した前記集光装置に
よって太陽光を集光して、前記光転送装置によって、前
記光線を地球上の太陽光に照らされていない部分側に設
置した前記照明装置に転送して照明すること、を特徴と
している。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、地球上
の太陽光に照らされている部分に設置した前記集光装置
によって太陽光を集光し、得られた光線を前記光転送装
置によって転送する。転送された前記光線を、地球上の
太陽光に照らされていない部分において受け取り、例え
ば各建物毎に供給し、光源として照明に利用する。これ
によって、天然資源を消費することなく、太陽光を光源
として利用することで夜間の照明を確保することができ
る。太陽光のエネルギーは地球上の天然資源に比べ、枯
渇するまでに利用可能な期間が非常に長い。さらに、地
球上においては常に約半分の面積の地域が太陽光に照ら
されているので、前記光線を安定して供給することが可
能である。
【0007】具体的には、前記集光装置としては、例え
ば凸レンズによって太陽光を集束させる装置が挙げられ
るが、凹面鏡を用いても良い。前記光転送装置として
は、例えば光ファイバーを用いたり、地球の周囲を周回
する人工衛星に反射鏡を設け、この反射鏡に向けて前記
光線を放射し、反射させて、前記光線を供給したい地域
において受光すること等が挙げられる。例えば前記光線
を受光する手段として受光装置を設けても良く、この受
光装置は前記照明装置側に備えても良いし、独立して前
記受光装置を設けても良い。また、前記受光装置が前記
光線を受光する部材としては、凸レンズを用いても良い
し、凹面鏡を用いても良い。また、前記光線を利用した
照明装置としては、例えば光ファイバーによって供給さ
れた前記光線を、前記光ファイバーの末端から放射させ
ても良いし、前記光線を蛍光管に導いて照明装置として
も良い。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の太
陽光を利用した夜間照明システムであって、前記光転送
装置は、地球の周囲を周回する軌道上にある人工衛星
と、前記集光装置側の各々にそれぞれ備えられ、前記集
光装置側に備えた前記光転送装置から、前記人工衛星に
備えた前記光転送装置を介して前記照明装置側に前記光
線を転送すること、を特徴としている。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の太陽光を利用した夜間照明システムにおいて、
前記光転送装置としての反射鏡を、地球の周囲を周回す
る任意の数の人工衛星に設けておき、前記集光装置によ
って得られた前記光線を前記反射鏡に反射させ、地球上
の太陽光に照らされていない部分に転送する。これによ
って、複雑な地形や険しい地形など、光ファイバーを始
めとして地表および地表付近に沿って前記光線を転送す
る前記光転送装置を用いることが困難な地域にあって
も、前記光線を容易に供給することが可能である。尚、
前記反射鏡としては、平面鏡を用いても良いし、凹面鏡
を用いても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1の図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態例である太陽
光を利用した夜間照明システムの概略を示す模式図であ
る。図1において、1は太陽、2は地球、3は地球上の
太陽光に照らされている部分、4は地球上の太陽光に照
らされていない部分、10は太陽光である。また、12
は集光装置、13は人工衛星、14,22は光転送装
置、15は照明装置、16は光転送装置としての反射鏡
であり、太陽光を利用した夜間照明システムを構成す
る。尚、11は集光装置12によって太陽光10を集束
させて得られた光線である。尚、集光装置12は地球上
の太陽光に照らされている部分3に設置され、光転送装
置14および照明装置15は地球上の太陽光に照らされ
ていない部分4に設置される。また、人工衛星13aは
太陽光に照らされている部分3の上空に位置し、人工衛
星13bは太陽光に照らされていない部分4の上空に位
置する。
【0012】集光装置12は、集光レンズ21およびケ
ーシング23を備えていて、集光レンズ21に射し込む
太陽光10を集束させて光線11を得て、この光線11
を光転送装置22に送る装置である。光転送装置22
は、集光装置によって得られた光線11を人工衛星13
aに設けられた反射鏡16aに向けて放射する装置であ
る。人工衛星13a,13bは地球上空の静止軌道を周
回する静止衛星であり、人工衛星13a,13bの地球
表面を向く外面には反射鏡16a,16bが、鏡面を地
球表面の方向に向けて固定されている。光転送装置14
は受光装置としてのパラボラ鏡24と光ファイバー25
とを備え、地球上空から射し込む光線11をパラボラ鏡
24で受光し、光ファイバー25内に送る。照明装置1
5は光ファイバー25の先端に接続されており、各建物
内において光ファイバー25を通じて送られた光線11
を光源とする照明装置である。
【0013】次に、上記の太陽光を利用した夜間照明シ
ステムによる照明について説明する。先ず、集光レンズ
21に入射する太陽光10が集光レンズ21によって集
束され、光線11となって光転送装置22に送られる。
光転送装置22は人工衛星13aの方向を向くように設
置されており、人工衛星13aに設けられた反射鏡16
aに向けて光線11を放射する。反射鏡16aは、人工
衛星13bの方向に光線11を反射するよう固定されて
いるので、光転送装置22より放射された光線11は反
射鏡16aに反射して反射鏡16bに入射する。反射鏡
16bに反射した光線11は、パラボラ鏡24に入射し
て集められ、光ファイバー25内に送られる。光ファイ
バー25内を通った光線11は、各建物毎に分岐した光
ファイバー25内を通って各建物内に到達し、光ファイ
バー25の先端から室内へと放射され、照明として利用
される。
【0014】尚、集光装置12は集光レンズ21によっ
て太陽光10を集光する構成としたが、凹面鏡を用いて
集光する構成としても良い。また、人工衛星13a,1
3bは、既存の人工衛星を利用して、その人工衛星の本
来の機能を損なわないように反射鏡16a,16bを取
り付けて利用しても良い。人工衛星13a,13bの数
については、集光装置12より放射された光線11が受
光装置14に到達できる構成であれば任意の数でよい。
また、人工衛星13bの位置についても、光転送装置1
4に光線11を転送することが可能であれば、太陽光に
照らされていない部分4の上空でなくても良い。反射鏡
16a,16bとしては、平面鏡を用いても良いし、凹
面鏡を用いても良い。また、照明装置15については、
光ファイバー25を通って来る光線11を光源とするも
のであれば、特に限定されない。その他細部の構造等
は、本発明の趣旨を損なわない範囲で変更可能である。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、太陽光を
光源とした夜間照明システムであるので、地球上の天然
資源を消費することなく夜間の照明を確保することがで
きる。これによって、地球上の天然資源が枯渇した場合
にも安定した利用が可能な夜間の照明手段を得ることが
できる。また、地球上の天然資源を消費しない照明手段
であるため、地球上の天然資源の枯渇を早めることがな
い。
【0016】請求項2記載の発明によれば、太陽光を集
光して得た光を、地球の周囲を周回する軌道上の人工衛
星を介して転送するので、複雑な地形など地表付近の光
転送装置の設置に大きな障害を有する地域に対しても、
転送された光を容易に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例としての太陽光を利用
した夜間照明システムの概略を示す模式図である。
【符号の説明】
1 太陽 2 地球 3 太陽光に照らされている部分 4 太陽光に照らされていない部分 10 太陽光 11 光線 12 集光装置 13a,13b 人工衛星 14,22 光転送装置 15 照明装置 16a,16b 反射鏡 24 受光装置(パラボラ鏡)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 研典 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 我妻 晶子 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽光を集光する集光装置と、 この集光装置によって太陽光を集光して得られる光線を
    転送する光転送装置と、 この光転送装置によって転送された前記光線を受け取
    り、前記光線を光源とする照明装置と、を備えた照明シ
    ステムであって、 地球上の太陽光に照らされている部分側に設置した前記
    集光装置によって太陽光を集光して、前記光転送装置に
    よって、前記光線を地球上の太陽光に照らされていない
    部分側に設置した前記照明装置に転送して照明するこ
    と、 を特徴とする太陽光を利用した夜間照明システム。
  2. 【請求項2】 前記光転送装置は、地球の周囲を周回す
    る軌道上にある人工衛星と、前記集光装置側の各々にそ
    れぞれ備えられ、 前記集光装置側に備えた前記光転送装置から、前記人工
    衛星に備えた前記光転送装置を介して前記照明装置側に
    前記光線を転送すること、 を特徴とする請求項1記載の太陽光を利用した夜間照明
    システム。
JP12424497A 1997-05-14 1997-05-14 太陽光を利用した夜間照明システム Pending JPH10312709A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250566A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Yasuhito Hirashiki 太陽光集光システム
CN107643122A (zh) * 2017-09-27 2018-01-30 常州硕美光电科技有限公司 火星辐照模拟器

Cited By (3)

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CN107643122A (zh) * 2017-09-27 2018-01-30 常州硕美光电科技有限公司 火星辐照模拟器
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