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JPH10200956A - 通信方法及び端末装置 - Google Patents

通信方法及び端末装置

Info

Publication number
JPH10200956A
JPH10200956A JP9004012A JP401297A JPH10200956A JP H10200956 A JPH10200956 A JP H10200956A JP 9004012 A JP9004012 A JP 9004012A JP 401297 A JP401297 A JP 401297A JP H10200956 A JPH10200956 A JP H10200956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
base station
terminal device
display
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9004012A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sugaya
茂 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9004012A priority Critical patent/JPH10200956A/ja
Publication of JPH10200956A publication Critical patent/JPH10200956A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線電話などによる無線通信を行う場合に、
回線混雑状態が良好に判るようにすると共に、回線混雑
による使用不能状態を効果的に回避できるようにする。 【解決手段】 基地局での通信回線の設定状態の情報
を、予め用意された専用のアクセス処理により得て、そ
の得た情報で回線が混雑していることを検出したとき、
その回線の混雑を告知するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線電話機や
簡易型携帯無線電話機などの無線電話装置に適用して好
適な通信方法及び端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機と称される無線電話装
置を使用した無線電話システムが、各種実用化されてい
る。この無線電話システムは、基本的には基地局が所定
間隔で複数配置されて、各基地局を中心としたサービス
エリアが設定される。そして、各サービスエリア内にあ
る端末装置(無線電話装置)は、そのエリアの基地局を
無線通信を行って、基地局を経由した電話回線を設定さ
せて任意の相手と通話やデータ伝送などを行うものであ
る。
【0003】また、PHS(パーソナルハンディフォン
システム)などと称される簡易型携帯無線電話機を使用
した無線電話システムも実用化されている。このシステ
ムの場合には、1つの基地局で構成されるサービスエリ
アが、上述した一般の無線電話システムに比べて小さ
く、サービスエリアが比較的限られた範囲となってい
る。
【0004】これらの無線電話システムや簡易型無線電
話システムに使用される端末装置を所持することで、サ
ービスエリア内である限り、任意の場所で通話やデータ
伝送を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらのシ
ステムで用意されたそれぞれの基地局で、同時に通信が
できる端末装置の台数には限りがある。従って、1つの
基地局で構成されるサービスエリア内で、同時に使用で
きる端末装置の台数を越えた通信要求があるとき、その
越えた台数の端末装置からは発信ができないと共に、そ
の端末装置への着信もできない。例えば駅前や繁華街の
ように多くの人が集中するような場所のサービスエリア
では、一時的にそのような事態になることが多々ある。
【0006】例えば図9に示すように、無線電話用の基
地局91が、その無線電話システムの通信制御局92と
専用回線93で接続されて、無線電話システムが構成さ
れる場合に、この基地局91で4台の端末装置と同時に
通信できる能力に設定してあるとき、この基地局91で
構成されるサービスエリア内で4台の端末装置a,b,
c,dが使用されているとき、そのサービスエリア内で
別の端末装置を無線電話機として使用することはできな
い。
【0007】この場合、従来の無線電話システム用の端
末装置の場合には、例えばその端末装置で発信操作を行
って、基地局に発呼要求データを無線伝送させて、その
結果回線混雑で発呼要求が拒否されたときに、初めて回
線混雑であることが端末装置で判り、その端末装置の表
示パネルに、回線混雑などと表示させるようにしてい
た。
【0008】このような場合、一般にはユーザーは回線
混雑でなくなるまで繰り返し発呼操作を行うか、或いは
端末装置による通話をあきらめてしまうことが多く、い
ずれにしても携帯電話機による通話が行い難い状況を生
じさせている。
【0009】また、無線電話システムや簡易型無線電話
システムの場合には、自動車,列車などの移動体で移動
中、或いは歩行中などでも通話ができるようにするため
に、端末装置の位置が移動して、その端末装置が位置す
るサービスエリアが隣接した別のエリアに変わったと
き、端末装置と無線通信を行う基地局を、隣接したエリ
アの基地局に切換えるハンドオーバーと称される切換処
理を行うようにしてある。ここで、例えば或るエリアで
は基地局の無線回線に余裕があっても、そのエリアに隣
接したエリアでは回線が混雑している状況であるとき、
通話中の端末装置の位置が回線が混雑したエリアに移動
した場合には、ハンドオーバー処理で基地局を切換える
ことができなく、そのエリアに移動した時点で通話が途
切れてしまう。
【0010】本発明はかかる点に鑑み、無線電話などに
よる無線通信を行う場合に、回線混雑状態が良好に判る
ようにすると共に、回線混雑による使用不能状態を効果
的に回避できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ために本発明は、基地局での通信回線の設定状態の情報
を、予め用意された専用のアクセス処理により得て、そ
の得た情報で回線が混雑していることを検出したとき、
その回線の混雑を告知するようにしたものである。
【0012】本発明によると、予め回線混雑状態を端末
装置側で把握することができ、その情報に基づいた対処
が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、添付
図面を参照して説明する。
【0014】本例においては、無線電話システム用の端
末装置に適用したものである。なお、ここで適用される
無線電話システムとしては、一般の無線電話の他に、P
HSなどの簡易型の無線電話システムでも良い。図1は
その端末装置の構成を示すブロック図である。この端末
装置は基地局と無線通信を行うアンテナ1が無線通信処
理部2に接続してあり、無線通信処理部2で送信処理し
た送信信号をアンテナ1から無線送信すると共に、基地
局から送信される所定の周波数帯の信号をアンテナ1で
受けて無線通信処理部2で受信処理して受信信号を得
る。
【0015】そして、無線通信処理部2で受信処理して
復調された受信信号を、データ処理部3に供給し、所定
のデータ処理を行って、音声データや制御データなどを
抽出する。このデータ処理部3で抽出した音声データ
を、音声処理部4に供給し、アナログ変換や増幅などの
音声処理を行って、処理された音声信号をスピーカ5に
供給し、放音させる。
【0016】また、マイクロホン6が拾った音声信号
を、音声処理部4に供給し、デジタル変換などの音声処
理を行って伝送用の音声データとし、この音声データを
データ処理部3に供給する。データ処理部3では、制御
データや同期データなどの他のデータを付加して送信信
号を構成させ、この送信信号を無線通信処理部2に供給
する。無線通信処理部2では、供給される送信信号を変
調した後、所定の送信周波数に周波数変換し、その周波
数変換された送信信号がアンテナ1から無線送信され
る。
【0017】以上の受信処理及び送信処理は、この端末
装置のシステムコントローラである制御部11の制御に
基づいて行われる。この場合、この端末装置に設けられ
たダイヤルキーなどの各キー12の操作情報が制御部1
1に供給され、その操作情報に基づいた発呼処理や着呼
処理などの無線電話機としての各種動作処理が行われ
る。また、制御部11には表示部13が接続してあり、
制御部11の制御に基づいて各種文字,数字,図形など
を表示するようにしてある。表示部13としては、比較
的小型の液晶表示パネルなどが使用され、電話番号,名
前などの直接的に発呼や着呼に関係した表示を行う他
に、サービスエリア内であることを示すサービスレベル
表示などの各種状態表示を行うようにしてある。その状
態表示の詳細については後述する。
【0018】次に、本例の端末装置の制御部11の制御
に基づいて行われる処理を説明する。図2は、表示部1
3での状態表示に関した制御処理を示すフローチャート
で、以下このフローチャートに基づいて説明すると、制
御部11は端末装置がサービスエリア内にいるか否か判
断する(ステップ101)。このサービスエリア内か否
かの判断としては、例えば基地局毎に割当てられた制御
チャンネルを無線通信処理部2で受信させて、その受信
電界強度が所定レベル以上であるかの判断に基づいて行
う。この場合、受信電界強度の強さなどに比例してサー
ビスレベルを複数段階に分けて判断する。この判断でサ
ービスエリア外であると判断したときには、表示部13
に圏外であることを表示させて告知させる(ステップ1
02)。この圏外であることの表示としては、例えば表
示部13を構成する表示パネルに文字で「圏外」と表示
させる。
【0019】そしてサービスエリア内であると判断した
ときには、サービスレベル表示を行う(ステップ10
3)。このサービスレベル表示の例を図4に示すと、図
4のA,B,Cは表示部13を構成する表示パネルの表
示例を示す図で、アンテナを示す図形と共に3本の棒グ
ラフによりサービスレベル表示21が行われ、判断した
受信レベルに応じて棒グラフの表示本数を変化させて、
サービスレベルを4段階に変化させるようにしてある。
【0020】そして本例においては、このサービスレベ
ル表示21の他に、回線混雑状態を表示させるようにし
てある。即ち、ステップ103でのサービスレベル表示
をした後に、所定の処理でこのエリア内の基地局に用意
された回線に空きがあるか否か判断し(ステップ10
4)、空きがないと判断した場合には、回線混雑表示を
行う(ステップ105)。この回線混雑表示としては、
例えば図4のCに示すように「カイセンコンザツ」と文
字による表示23を行う。
【0021】ここで本例の端末装置の制御部11が、ス
テップ104で回線に空きがあるか否か判断する回線混
雑判断処理の詳細を、図3のフローチャートを参照して
説明する。本例の場合には、端末装置の制御部11の制
御により、端末装置が待ち受け状態にあるとき、自動的
に予め決められた特定の電話番号にアクセスさせる処理
を随時行う(ステップ111)。この特定の番号は、各
基地局毎に回線混雑判断用に用意された番号で、端末装
置から基地局にこの番号のアクセス要求があると、基地
局内での現在の回線混雑状況を基地局で判断して、その
回線混雑状況の情報を端末装置に返送させるものであ
る。
【0022】即ち、例えば図9に示す基地局91におい
て、通常の電話番号へのアクセス要求がある場合には、
専用回線93で接続された通信制御局92側にそのアク
セス要求を伝えて、対応した電話回線を設定させる処理
を行う。ところが、上述した特定の番号へのアクセス要
求がある場合には、基地局91から通信制御局92へそ
のアクセス要求を伝える処理を行わず、基地局91内の
制御部(図示せず)で、アクセス要求があった端末装置
との無線電話回線を直ぐに設定させ、その設定された無
線電話回線でその基地局での現在の回線混雑状況の情報
を、端末装置に返送させる。この回線混雑状況の情報の
伝送が行われると、このときのアクセスを終了させる。
【0023】端末装置側の制御部11では、この返送さ
れた回線混雑状況の情報を判断して(ステップ11
2)、回線に空きがあるか否か判断する処理を行い、空
きがないと判断した場合には図4のCに示すように、文
字による回線混雑表示23を行う(ステップ113)。
【0024】このように待ち受け状態であるときに、端
末装置の表示部に回線が混雑していることが表示される
ことで、この端末装置を所持しているユーザーは、この
表示を確認した上で、別の回線が混雑してないエリアに
移動したり、或いは端末装置による無線電話以外の通信
手段(公衆電話)により通話を試みたりして、回線混雑
による不具合を回避する行動をとることができ、便利で
ある。また、着信を待っているときにも、この回線が混
雑している表示があるときには、着信できない状態であ
ることが判り、なんらかの対処が可能になる。
【0025】なお、特定の番号へのアクセスで回線混雑
状況を判断する場合には、基地局側で用意された無線電
話回線に空きがない場合でも、その特定の番号のアクセ
ス要求だけは受けられるように対処する必要がある。一
般に無線電話システムの場合の回線混雑は、基地局で無
線通信ができる能力よりも、その基地局と通信制御局を
接続する専用回線(図9の回線93)の通信容量により
決まる傾向があり、基地局では端末装置と無線通信がで
きる能力に余裕があるのに、電話回線に空きがないこと
が多々ある。このような場合に上述した特定の番号への
アクセスで回線混雑状況の情報を得るようにすること
が、比較的簡単に実現できる。
【0026】このような特定の電話番号へのアクセス処
理の他に、基地局への上り回線の制御チャンネルを使用
して、回線混雑状況の情報を得るための専用のアクセス
処理を行うようにして、そのアクセス処理があった端末
装置に対して下り回線の制御チャンネルを使用して基地
局から回線混雑状況の情報を返送させるようにしても良
い。
【0027】また、ここまでの説明では、単に電話回線
に空きがない場合にだけ、回線混雑表示を行うようにし
たが、より細かい回線混雑表示を行うようにしても良
い。即ち、基地局から端末装置に得られる回線混雑状況
の情報として、空き回線の数が少ないことを示す情報が
得られる場合には、対応した表示を行うようにしても良
い。図4のA,B,Cに示す顔の図形表示22a,22
b,22cは、この細かい回線混雑状況の情報に基づい
た表示を行うようにした例である。図4のAに示すよう
に、目や口が笑った状態の顔による回線混雑状況表示2
2aがある状態では、回線が混雑していないことを示
す。図4のBに示すように、目や口が一直線状になった
状態の顔による回線混雑状況表示22bがある状態で
は、回線に空きが少ないことを示す。図4のCに示すよ
うに、目や口が閉じた状態になった顔による回線混雑状
況表示22cがある状態では、回線に全く空きがないこ
とを示す。
【0028】なお、このような図形により回線混雑状況
を細かく表示させる代わりに、文字や数字で混雑状況が
どの程度であるか表示させるようにしても良い。
【0029】また、図4のCに示すように、回線に全く
空きがない状態では、そのことを示す顔による回線混雑
状況表示22cの他に、文字による回線混雑状況表示2
3を同時に表示させて、より確実に回線混雑による通話
が出来ない状態であることを告知させるようにしても良
い。
【0030】また、図5に表示例を示すように、サービ
スレベル表示21の脇に、×印による表示24を行っ
て、回線混雑による通話ができない状態を告知するよう
にしても良い。
【0031】また、ここまでの各例では、表示部13で
の各種表示で、回線混雑などを表示させるようにした
が、何らかのアラーム音や音声合成などで、回線混雑を
告知するようにしても良い。即ち、無線電話機としての
端末装置が備える呼び出し音用の回路を使用して、回線
混雑時に対応したアラーム音を鳴らしたり、或いは音声
処理部4での音声合成処理で、「回線が混雑してます」
などとスピーカ5から音声を出力させるようにして、告
知するようにしても良い。
【0032】次に、以上説明した回線混雑の告知処理
に、隣接エリアでの回線混雑を考慮した場合の処理を、
図6のフローチャートを参照して説明する。以下その処
理を説明すると、特定番号にアクセスして(ステップ1
11)、回線に空きがあるかの情報をもらってその情報
の判断を行い(ステップ112)、混雑していたとき、
回線混雑表示を行う(ステップ113)までは、図3の
フローチャートと同じである。ここでこの例では、特定
番号にアクセスして基地局から返送される回線混雑状況
の情報として、その基地局の回線混雑状況の情報の他
に、隣接したサービスエリアの基地局の回線混雑状況の
情報を含ませる。
【0033】そして、ステップ113で回線混雑表示を
行った後に、基地局からの情報に基づいて、混雑してい
る隣接エリアがあるか否か判断する(ステップ11
4)。ここで、混雑している隣接エリアがないと判断し
たときには、制御部11の制御により、端末装置の表示
部13に、現在位置を移動させることでつながることを
示す表示を行う(ステップ115)。例えば、図7に示
すように、「カイセンコンザツ」と文字による回線混雑
表示23を行うと共に、その下に「イドウシマショウ」
と文字による移動を促す表示25を行う。
【0034】そして、ステップ113で回線混雑表示を
行った後のステップ114での判断で、隣接エリアにも
混雑しているエリアがある場合には、ステップ115で
の移動を促す表示は行わない。
【0035】また、現在位置のエリアの回線に空きがあ
るとステップ112で判断した後に、基地局からの情報
で、隣接したエリアに混雑したエリアがあるか否か判断
し(ステップ116)、回線の空きがない隣接エリアが
存在していると判断した場合には、現在位置からの移動
で通話中の回線が切れる可能性があることの警告を行う
(ステップ117)。即ち、回線の空きがない隣接エリ
アに位置が移動したとき、そのエリアの基地局との通信
に切換えるハンドオーバー処理を失敗して、通話(又は
何らかのデータ伝送)が途中で切れてしまう。従って、
移動で回線が切れる可能性があることを警告する。この
ステップ117での警告は、表示部13での表示の代わ
りに、アラーム音や音声合成などによる警告でも良い。
また、この端末装置を使用した発呼や着呼があって、電
話回線が設定されている場合にだけ、ステップ117で
の警告を行うようにしても良い。
【0036】このように隣接エリアへの移動で回線が切
れる可能性があることを警告することで、歩行中などの
移動しながらの通話を止めて、エリアが変わらないよう
にして、通話が切れるのを回避させることが可能にな
る。また、列車に乗っている場合のように、自らの意思
で移動するのを止めることができない場合には、エリア
が変わる前に早めに通話を終わらせて、突然の回線切断
による不都合を回避させる対処が可能になる。例えば図
8に示すように、或る路線Rの列車に乗車中のユーザー
が所持する端末装置a1を使用して、基地局51による
エリアA内で発呼要求を行ったとする。このとき、この
エリアAでは他の1台の端末装置bしか使用されてな
く、無線電話回線に空きがあるとすると、この発呼に基
づいて無線電話回線が設定されて、通話が開始される。
【0037】ここで、端末装置a1を所持したユーザー
が乗っている列車が進行する方向の次のエリアBでは、
既に4台の端末装置c,d,e,fが基地局52と通信
していて、無線電話回線に空きがない状態であるとす
る。このとき、端末装置a1はエリアBに入ると(図8
に示す端末装置a2)、この端末装置a2はハンドオー
バーに失敗して基地局52と無線電話回線が設定されな
く、通話が途切れてしまうが、本例の端末装置a1で
は、特定番号へのアクセスで基地局51から得た混雑情
報により、隣接するエリアで空きがないエリアがあるこ
とが判っているので、通話が切れる可能性があることが
アラーム音などで告知され、エリアが変わる前に早めに
通話を終わらせるなどの対処が可能になると共に、万一
突然通話が切れた場合でも、なぜ通話が切れたのかユー
ザーに判り、端末装置などの故障でないことが判り、便
利である。
【0038】なお上述実施例では、図7に示すような移
動を促す表示25については、現在いるエリアに電話回
線の空きがなく、隣接エリアに混雑しているエリアがな
い場合に行うようにしたが、単に現在いるエリアに電話
回線の空きがないとき、移動を促す表示を行うようにし
ても良い。即ち、例えば図3のフローチャートで、ステ
ップ112で回線に空きがないと判断した後のステップ
113での回線混雑表示として、図7に示すように「カ
イセンコンザツ」の表示と共に「イドウシマショウ」と
の表示を行うようにしても良い。このように、隣接エリ
アの状態を特に判断しないで、単純に移動を促す表示を
行うだけでも、駅前,繁華街などの限られた範囲の特定
の基地局のエリアに通話が集中するのを緩和することが
できる。
【0039】また、上述実施例では無線電話システムや
簡易型無線電話システムの端末装置に適用した例につい
て説明したが、基地局を経由して通信を行う通信システ
ムに使用される端末装置であれば、他の通信システム用
の端末装置(例えば何らかのデータ伝送用の端末装置)
の回線混雑時の処理にも適用できることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】本発明によると、予め回線混雑状態を端
末装置側で把握することができ、その情報に基づいた回
線混雑状況の告知に基づいた対処が可能になる。
【0041】この場合、回線の混雑の告知として、表示
手段による表示で行うと共に、この回線の混雑表示とは
別に、基地局と通信ができるエリア内であることの表示
を表示手段で行うようにしたことで、エリア内か否かの
判断と、回線が混雑か否かの判断とが、表示により良好
に行われる。
【0042】また、このように表示させる場合に、回線
の混雑の表示と共に、隣接した基地局のエリアへの移動
を促す表示を行うようにしたことで、端末装置を使用す
るユーザーに対して適切な指示ができるようになる。
【0043】また、この隣接した基地局のエリアへの移
動を促す表示を、隣接した基地局のエリアの回線使用状
態に余裕があることを判断したときに行うことで、より
的確に指示できるようになる。
【0044】また上述した場合に、アクセス処理で得た
情報で、隣接した基地局のエリアの回線使用状態に余裕
がないことを判断したとき、移動に伴って回線が切れる
可能性があることを告知するようにしたことで、この告
知を受けたとき、自動車での走行中や歩行中には移動す
るのを止めて、基地局の切換え失敗による回線の切断を
回避することができると共に、列車などの移動体に乗っ
ていて、移動するのを止めることができない場合には、
基地局が切換わる前に早めに通話を終わらせる等の対処
が可能になり、突然の回線切断による問題を回避できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用される端末装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】一実施例の表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図3】一実施例の回線混雑判断処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】一実施例による表示例を示す説明図である。
【図5】一実施例の表示例の変形例を示す説明図であ
る。
【図6】一実施例の隣接エリアを考慮した判断処理を示
すフローチャートである。
【図7】一実施例の隣接エリアを考慮した表示例を示す
説明図である。
【図8】一実施例の処理の適用例を示す説明図である。
【図9】回線状態の説明に供する説明図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 無線通信処理部、3 データ処理
部、4 音声処理部、5スピーカ、6 マイクロホン、
11 制御部、12 キー、13 表示部、21 サー
ビスレベル表示、22a,22b,22c 回線状態表
示、23,24回線混雑表示、25 移動を促す表示

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基地局との間で無線通信回線を設
    定して通信を行う通信方法において、 上記基地局での通信回線の設定状態の情報を、予め用意
    された専用のアクセス処理により得て、その得た情報で
    回線が混雑していることを検出したとき、その回線の混
    雑を告知するようにした通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信方法において、 上記回線の混雑の告知として、表示により行うように
    し、 この回線の混雑表示とは別に、上記基地局と通信ができ
    るエリア内であることの表示を行うようにした通信方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信方法において、 上記アクセス処理により上記基地局に隣接したエリアの
    基地局の回線混雑状態の情報を得て、その情報に基づい
    た告知を行うようにした通信方法。
  4. 【請求項4】 所定の基地局との間で無線通信回線を設
    定して通信を行う通信部と、 該通信部での通信を制御する制御部と、 該制御部の制御により所定の告知動作を行う告知部を備
    え、 上記制御部の制御により、予め用意された専用のアクセ
    ス処理で上記基地局と上記通信部が通信を行い、この通
    信で得た情報を上記制御部が判断して、上記基地局に用
    意された通信回線が混雑していることを検出したとき、
    その回線の混雑を上記告知部で告知する端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の端末装置において、 上記告知部として表示手段を使用し、 上記回線の混雑の告知として、この表示手段による表示
    で行うと共に、 この回線の混雑表示とは別に、上記基地局と通信ができ
    るエリア内であることの表示を上記表示手段で行うよう
    にした端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の端末装置において、 上記回線の混雑の表示と共に、隣接した基地局のエリア
    への移動を促す表示を行うようにした端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の端末装置において、 上記アクセス処理で得た情報で、隣接した基地局のエリ
    アの回線使用状態に余裕があることを上記制御部が判断
    したとき、上記隣接した基地局のエリアへの移動を促す
    表示を行うようにした端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の端末装置において、 上記アクセス処理で得た情報で、隣接した基地局のエリ
    アの回線使用状態に余裕がないことを上記制御部が判断
    したとき、移動に伴って回線が切れる可能性があること
    を上記告知部で告知するようにした端末装置。
JP9004012A 1997-01-13 1997-01-13 通信方法及び端末装置 Pending JPH10200956A (ja)

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JP9004012A JPH10200956A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 通信方法及び端末装置

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JP (1) JPH10200956A (ja)

Cited By (2)

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