JPH03220388A - パルプの製造法 - Google Patents
パルプの製造法Info
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- JPH03220388A JPH03220388A JP837990A JP837990A JPH03220388A JP H03220388 A JPH03220388 A JP H03220388A JP 837990 A JP837990 A JP 837990A JP 837990 A JP837990 A JP 837990A JP H03220388 A JPH03220388 A JP H03220388A
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- pulp
- lignin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は微生物処理によってパルピング又はブリーチン
グしてなるパルプの製造法に関するものである。
グしてなるパルプの製造法に関するものである。
更に詳細には、本発明は、リグニンを唯一の炭素源とす
る培地で良好に生育する微生物を用いて微生物処理する
ことによってパルピング又はブリーチングしてなるパル
プの製造法に関するものである。
る培地で良好に生育する微生物を用いて微生物処理する
ことによってパルピング又はブリーチングしてなるパル
プの製造法に関するものである。
本発明においては、パルプの製造工程中、リグニンを唯
一の炭素源とする培地で良好に生育する微生物を用いて
微生物処理することによって、セルロースの消費を最低
に抑え、すぐれたパルプを製造することを可能としたも
のである。
一の炭素源とする培地で良好に生育する微生物を用いて
微生物処理することによって、セルロースの消費を最低
に抑え、すぐれたパルプを製造することを可能としたも
のである。
(従来技術及び問題点)
一般的に、微生物による紙・パルプの製造におけるパル
ピング又はブリーチングについては、かなり古くから多
くの研究が行なわれている。
ピング又はブリーチングについては、かなり古くから多
くの研究が行なわれている。
特開昭50−46903号公報には、リグニン分解酵素
生成能を有する微生物を用いてリグニンを実質的に分解
するような条件で分解させてセルロースパルプを製造す
る方法が提案されている。
生成能を有する微生物を用いてリグニンを実質的に分解
するような条件で分解させてセルロースパルプを製造す
る方法が提案されている。
しかし、この方法は、使用される微生物のリグニン分解
活性が極めて弱くリグニン分解率が低いこと、また微生
物がセルロースを資化することを抑制するために糖類及
び窒素化合物の添加が行なわれており、工業的な実施に
は至っていない。
活性が極めて弱くリグニン分解率が低いこと、また微生
物がセルロースを資化することを抑制するために糖類及
び窒素化合物の添加が行なわれており、工業的な実施に
は至っていない。
また、 Phanerochaete chrysos
poriumによるパルプのブリーチングが報告(Bi
otechnol Lett、、 1347〜353(
1979))されたが、リグニン分解活性が弱く、かつ
セルロース分解抑制剤を多量に用いており、工業的に実
施されるに至っていない。
poriumによるパルプのブリーチングが報告(Bi
otechnol Lett、、 1347〜353(
1979))されたが、リグニン分解活性が弱く、かつ
セルロース分解抑制剤を多量に用いており、工業的に実
施されるに至っていない。
更に、Coriolus versicolorによる
ブリーチングが報告(May 1989 Tappi
Journal 217〜220)されたが、この方法
も、セルロースの資化性が高く、かなりのセルロースが
消費されるとともに、窒素源及びグルコースを用いた菌
の培養物を大量に添加する必要があり、工業的には実施
されるに至っていない。
ブリーチングが報告(May 1989 Tappi
Journal 217〜220)されたが、この方法
も、セルロースの資化性が高く、かなりのセルロースが
消費されるとともに、窒素源及びグルコースを用いた菌
の培養物を大量に添加する必要があり、工業的には実施
されるに至っていない。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、微生物処理によるパルピング又はブリー
チングにおいてセルロースを消費することなく、かつ、
栄養源やセルロース分解抑制剤を添加することなく、処
理できる方法を求めて鋭意研究した結果、本発明におい
てその目的を達成することができたのである。
チングにおいてセルロースを消費することなく、かつ、
栄養源やセルロース分解抑制剤を添加することなく、処
理できる方法を求めて鋭意研究した結果、本発明におい
てその目的を達成することができたのである。
即ち1本発明においては、リグニンを唯一の炭素源とす
る培地で良好に生育する微生物を使用すれば、木材チッ
プ、リファイニング後のパルプおよび未晒パルプを、実
質的に栄養源又はセルロース分解抑制剤を添加すること
なく、極めて省エネルギー的に、かつ廉価にパルピング
及び又はブリーチングすることを可能としたのである。
る培地で良好に生育する微生物を使用すれば、木材チッ
プ、リファイニング後のパルプおよび未晒パルプを、実
質的に栄養源又はセルロース分解抑制剤を添加すること
なく、極めて省エネルギー的に、かつ廉価にパルピング
及び又はブリーチングすることを可能としたのである。
本発明に用いる微生物は、リグニンを唯一の炭素源とす
る培地に接種・培養し、良好に生育した菌株である。
る培地に接種・培養し、良好に生育した菌株である。
培地としては、唯一の炭素源としてリグニンを1〜10
%程度、好ましくは2〜4%添加した寒天培地が用意さ
れる。
%程度、好ましくは2〜4%添加した寒天培地が用意さ
れる。
この培地には、天然から採取した分離源を適宜濃度で分
散させ、25〜35℃で培養し、良好な生育を示すコロ
ニーを採取すれば、これが本発明に使用する有効な微生
物となる。
散させ、25〜35℃で培養し、良好な生育を示すコロ
ニーを採取すれば、これが本発明に使用する有効な微生
物となる。
本発明者らはすてにNK−1148株(FERM BP
−1859)やNK−7291株(FERM BP−1
860)等を分離しており、これらは本発明上極めて有
効な微生物である。
−1859)やNK−7291株(FERM BP−1
860)等を分離しており、これらは本発明上極めて有
効な微生物である。
〜に一1148株(FERM BP−1859)の菌学
的性質は次の通りである。
的性質は次の通りである。
(1)培地における生育状態
注−1培地p)l:5.0(オートクレーブ殺菌前)注
−2培養条件=28℃×7日間 注−3生育状態 微弱:+ 中等:++ 旺盛:十++ (2)生理的、生態的性質 ■ 生育のpH範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、
28℃、4日間培養) pH3〜9付近で生育し、PH2および10では生育し
ない。最適pHは4〜6付近である。
−2培養条件=28℃×7日間 注−3生育状態 微弱:+ 中等:++ 旺盛:十++ (2)生理的、生態的性質 ■ 生育のpH範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、
28℃、4日間培養) pH3〜9付近で生育し、PH2および10では生育し
ない。最適pHは4〜6付近である。
() 生育の温度範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地
、PH5,4日間培養) 10〜45℃付近で生育し、50℃では生育しない。
、PH5,4日間培養) 10〜45℃付近で生育し、50℃では生育しない。
最適温度は28〜37℃付近である。
■ フェノールオキシダーゼ反応(28℃、4日間培養
) 微弱または陰性を示す。
) 微弱または陰性を示す。
■ 菌叢の特徴(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、PH
5,28℃、4日間培養) 白色でフェルト状である。
5,28℃、4日間培養) 白色でフェルト状である。
また、NK−7291株(FERM BP−1860)
(7)菌学的性質は次の通りである。
(7)菌学的性質は次の通りである。
(L)培地における生育状態
注−1培地pH:5.0(オートクレーブ殺菌前)注−
2培養条件:28℃×7日間 注−3 生育状態 微弱:十 中等:++ 旺盛:+++ (2)生理的、生態的性質 ■ 生育のpH範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、
28℃、培養4日間) pH3〜7付近で生育し、pH2および8では生育しな
い。最適pHは4〜5付近である。
2培養条件:28℃×7日間 注−3 生育状態 微弱:十 中等:++ 旺盛:+++ (2)生理的、生態的性質 ■ 生育のpH範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、
28℃、培養4日間) pH3〜7付近で生育し、pH2および8では生育しな
い。最適pHは4〜5付近である。
(2生育の温度範囲(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、
pH5、培養4日間) 10〜32℃付近で生育し、37℃では生育しない。
pH5、培養4日間) 10〜32℃付近で生育し、37℃では生育しない。
最適温度は20〜30℃付近である。
■ フェノールオキシダーゼ反応(28℃、培養4日間
) 陽性を示す。
) 陽性を示す。
■ 菌叢の形状(バレイショ・ブドウ糖寒天培地、pH
5,28℃、培養4日間) 白色で毛状である。
5,28℃、培養4日間) 白色で毛状である。
■ 子実体の形状
・大きさ :径2〜5+am
・形 :倒椀形(鼻の形)
・縁や表面:縁は内側へ巻き1表面は黄褐色で全面に褐
色毛がある。
色毛がある。
・管孔面 :淡灰白色で倒皿状にへこんでおり管孔は小
さい。
さい。
・肉 質 :柔軟な革質でほぼ白色である。
■ 胞子の形状
3〜4X1μ■程度のソーセージ形で無色平滑である。
本発明の使用する微生物は、保存菌であるNに一114
8株やNK−729II1株から、変異処理もしくは変
異処理することなく、リグニンを唯一の炭素源として良
好に生育する淘汰分離株か、また自然界から分離されリ
グニンを唯一の炭素源として良好に生育する分離株がよ
い。
8株やNK−729II1株から、変異処理もしくは変
異処理することなく、リグニンを唯一の炭素源として良
好に生育する淘汰分離株か、また自然界から分離されリ
グニンを唯一の炭素源として良好に生育する分離株がよ
い。
本発明においてリグニンを唯一の炭素源として良好に生
育する微生物とは、例えば、未晒クラフトパルプの漂白
に用いて強度を低下させることなく、白色度45%以上
、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上に
漂白できる微生物をいう。
育する微生物とは、例えば、未晒クラフトパルプの漂白
に用いて強度を低下させることなく、白色度45%以上
、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上に
漂白できる微生物をいう。
本発明において使用する微生物は、リグニンを唯一の炭
素源とする培地、通常のリグニンを含まない担子菌・カ
ビ用培地、または木粉・木材チップ・パルプを含有する
培地のいずれによっても培養することができる。
素源とする培地、通常のリグニンを含まない担子菌・カ
ビ用培地、または木粉・木材チップ・パルプを含有する
培地のいずれによっても培養することができる。
一方、パルプの種類は、大別して次の3つに分類される
。
。
■ 木材をそのまま機械的に処理し繊維状にしたメカニ
カルパルプ ■ 薬品処理と機械処理を組み合わせたセミケミカルパ
ルプ ■ 薬品処理によってリグニンの大部分を除去したケミ
カルパルプ 本発明は、■〜■のすべでのパルプの製造に適用するこ
とができる。
カルパルプ ■ 薬品処理と機械処理を組み合わせたセミケミカルパ
ルプ ■ 薬品処理によってリグニンの大部分を除去したケミ
カルパルプ 本発明は、■〜■のすべでのパルプの製造に適用するこ
とができる。
メカニカルパルプにおいては、チップを機械的にリファ
イニングしてパルプとする。本発明では、木材チップお
よび/又は軽度にリファイニングしたパルプを使用する
ことができ、従来法に比べて極めて省エネルギー的に、
かつ強度の高いパルプを製造することができる。
イニングしてパルプとする。本発明では、木材チップお
よび/又は軽度にリファイニングしたパルプを使用する
ことができ、従来法に比べて極めて省エネルギー的に、
かつ強度の高いパルプを製造することができる。
セミケミカルパルプ
薬品処理した後,機械的にリファイニングして。
パルプとする.本発明では、木材チップ又は木材チップ
を軽度にリファイニングして得られたりファイニング後
のパルプを使用することができる。
を軽度にリファイニングして得られたりファイニング後
のパルプを使用することができる。
また、軽度に薬品処理した木材チップ又は軽度に薬品処
理した木材チップをリファイニングして得られたパルプ
を使用できる。なお、微生物処理を行った後、適度のリ
ファイニングおよび/又は薬品処理を行うことは何ら問
題はない。
理した木材チップをリファイニングして得られたパルプ
を使用できる。なお、微生物処理を行った後、適度のリ
ファイニングおよび/又は薬品処理を行うことは何ら問
題はない。
微生物処理によって、リファイニングおよび薬品処理を
軽度に行えばよいこととなり、大幅なエネルギーおよび
薬品の節減となるものである。
軽度に行えばよいこととなり、大幅なエネルギーおよび
薬品の節減となるものである。
また、ケミカルパルプにおいては、高温高圧下での薬品
処理によってリグニンを高度に分解して、未晒ケミカル
パルプを製造している。本発明は、木材チップ又は木材
チップを軽度にリファイニゲしたパルプを使用すること
ができる。また軽度に薬品処理した木材チップ又は軽度
に薬品処理した木材チップをリファイニングして得られ
たパルプも使用できる。セミケミカルパルプの場合と同
様に、微生物処理を行った後、適度にリファイニングお
よび/又は薬品処理を行うことは何ら問題はない。
処理によってリグニンを高度に分解して、未晒ケミカル
パルプを製造している。本発明は、木材チップ又は木材
チップを軽度にリファイニゲしたパルプを使用すること
ができる。また軽度に薬品処理した木材チップ又は軽度
に薬品処理した木材チップをリファイニングして得られ
たパルプも使用できる。セミケミカルパルプの場合と同
様に、微生物処理を行った後、適度にリファイニングお
よび/又は薬品処理を行うことは何ら問題はない。
微生物処理によって蒸解エネルギーおよび薬品の大幅な
節減となるものである。
節減となるものである。
なお、未晒ケミカルおよびセミケミカルパルプ中には強
く着色したリグニンが残留しているため、高白色度を要
求される用途の紙に用いるには、残留リグニンを除去し
て白色度を付与する処理(ブリーチング)が必要となる
。
く着色したリグニンが残留しているため、高白色度を要
求される用途の紙に用いるには、残留リグニンを除去し
て白色度を付与する処理(ブリーチング)が必要となる
。
本発明は未晒パルプに微生物を添加して、ブリーチング
を行わせることもできる。
を行わせることもできる。
未晒パルプを微生物処理したものはかなり漂白されてお
り、後の晒のための薬品処理が軽度ですみ,公害の防止
にもつながるものである。
り、後の晒のための薬品処理が軽度ですみ,公害の防止
にもつながるものである。
パルピング及び/又はブリーチングに際しては、チップ
又は各種パルプに何らの栄養源やセルロース分解抑制剤
をも添加することなく、微生物の培養物をチップ又はパ
ルプの1/10000〜10/100程度を添加し、2
0〜35℃程度で3日〜90日間培養して処理すること
ができる。 この際,少量のセルロース分解抑制剤を添
加することは適宜行うことができる。
又は各種パルプに何らの栄養源やセルロース分解抑制剤
をも添加することなく、微生物の培養物をチップ又はパ
ルプの1/10000〜10/100程度を添加し、2
0〜35℃程度で3日〜90日間培養して処理すること
ができる。 この際,少量のセルロース分解抑制剤を添
加することは適宜行うことができる。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1
50m12容三角フラスコにブナ木粉(60〜80メツ
シユ)1.0g、水2.5mflを加えた培地を120
℃で15分間加熱殺菌した後、NK−1148株(FE
RM BP−1859)を接種し,28℃で1週間培養
し,得られた菌体を水に懸濁する。
シユ)1.0g、水2.5mflを加えた培地を120
℃で15分間加熱殺菌した後、NK−1148株(FE
RM BP−1859)を接種し,28℃で1週間培養
し,得られた菌体を水に懸濁する。
一方、シラカバ磨砕リグニン2.0%、NH4I,PO
40、2%および寒天1.6%を含有する培地を120
℃、15分間加熱殺菌した後,無菌状態でシャーレ(直
径90mm)に20+aQずつ分注する。
40、2%および寒天1.6%を含有する培地を120
℃、15分間加熱殺菌した後,無菌状態でシャーレ(直
径90mm)に20+aQずつ分注する。
上記菌体懸濁物を培地上に添加し、28℃で2週間培養
し、良好な生育を示した菌株を分離し、分離株Aとした
。分離株AはNK−1148−3株と命名し、微工研に
FERM P−11182として寄託されている。
し、良好な生育を示した菌株を分離し、分離株Aとした
。分離株AはNK−1148−3株と命名し、微工研に
FERM P−11182として寄託されている。
実施例2
実施例1で得た分離株NK−1148−3を、市販ポテ
ト・デキストロース・ブロス(DIFCO社製)1.2
%を含む培地を120℃で15分間加熱殺菌した後。
ト・デキストロース・ブロス(DIFCO社製)1.2
%を含む培地を120℃で15分間加熱殺菌した後。
接種し、28℃で1週間培養し、種培養物とした。
実施例3
メカニカルパルプの製造において、ブナチップを軽度に
1次リファイニングして得られたパルプ10kgと水2
4.512を混合して、120℃で15分間殺菌し、こ
れに実施例2で得た種培養物0.5kgを添加混合し、
28℃で1週間通気培養した後、2次リファイニングし
たところ、強度の高いメカニカルパルプを極めて省エネ
ルギー的に得る二とができた。得られたバイオメカニカ
ルパルプの特性は次の表1に示される。
1次リファイニングして得られたパルプ10kgと水2
4.512を混合して、120℃で15分間殺菌し、こ
れに実施例2で得た種培養物0.5kgを添加混合し、
28℃で1週間通気培養した後、2次リファイニングし
たところ、強度の高いメカニカルパルプを極めて省エネ
ルギー的に得る二とができた。得られたバイオメカニカ
ルパルプの特性は次の表1に示される。
表1 バイオメカニカルパルプ特性
8−3株を、それぞれ未晒クラフトパルプ(ユーカリ)
10kgと水25mとを混合撹拌した培地を120℃で
15分間殺菌処理した後、接種し、28℃で2週間通気
培養し、種培養物とした。
10kgと水25mとを混合撹拌した培地を120℃で
15分間殺菌処理した後、接種し、28℃で2週間通気
培養し、種培養物とした。
実施例5
ケミカルパルプの漂白において、未晒クラフトパルプ(
ユーカリ) 10kgと水25I2を混合し、120℃
で15分間殺菌し、これに実施例4で得たそれぞれの種
培養物1kgおよびグルコース0.5kgを各別に添加
し、混合して、28℃で1〜5日間通気培養したところ
、漂白されたクラフトパルプが得られた。
ユーカリ) 10kgと水25I2を混合し、120℃
で15分間殺菌し、これに実施例4で得たそれぞれの種
培養物1kgおよびグルコース0.5kgを各別に添加
し、混合して、28℃で1〜5日間通気培養したところ
、漂白されたクラフトパルプが得られた。
処理期間1〜5日の白色度の上昇は第1図に示される。
第1図は実施例5において、1〜5日の処理で白色度(
%)の上昇をみた図である。 実施例4
%)の上昇をみた図である。 実施例4
Claims (5)
- (1)リグニンを唯一の炭素源とする培地で良好に生育
する微生物を用いて、微生物処理することを特徴とする
パルプの製造法。 - (2)木材チップ又は木材チップをリファイニングして
、得られたリフアイニング後のパルプを、リグニンを唯
一の炭素源とする培地で良好に生育する微生物を用いて
微生物処理することを特徴とするパルプの製造法。 - (3)薬品処理を行った木材チップ、または薬品処理を
行った木材チップをリフアイニングして得られたパルプ
を、リグニンを唯一の炭素源とする培地で良好に生育す
る微生物を用いて微生物処理することを特徴とするパル
プの製造法。 - (4)請求項第2項または第3項において、微生物処理
した後、適度にリフアイニングおよび/または薬品処理
することを特徴とするパルプの製造法。 - (5)木材チップ又は木材チップをリフアイニングした
ものを蒸解し、得られた未晒ケミカルおよび/又はセミ
ケミカルパルプを、リグニンを唯一の炭素源とする培地
で良好に生育する微生物を用いて微生物処理することを
特徴とするケミカルおよび/又はセミケミカルパルプの
漂白法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP837990A JPH03220388A (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | パルプの製造法 |
FI914357A FI914357A0 (fi) | 1990-01-19 | 1991-01-18 | Foerfarande foer framstaellning av massa. |
EP91902749A EP0464221B1 (en) | 1990-01-19 | 1991-01-18 | Process for producing pulp |
AU70568/91A AU644623B2 (en) | 1990-01-19 | 1991-01-18 | Process for producing pulp |
CA002049069A CA2049069A1 (en) | 1990-01-19 | 1991-01-18 | Method for producing pulp |
PCT/JP1991/000048 WO1991010773A1 (en) | 1990-01-19 | 1991-01-18 | Process for producing pulp |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP837990A JPH03220388A (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | パルプの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03220388A true JPH03220388A (ja) | 1991-09-27 |
Family
ID=11691590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP837990A Pending JPH03220388A (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | パルプの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03220388A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992013131A1 (en) * | 1991-01-21 | 1992-08-06 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Process for bleaching pulp |
WO1993007333A1 (en) * | 1991-10-11 | 1993-04-15 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Method of treating wastewater in pulp bleaching |
WO1995004131A1 (en) * | 1993-07-28 | 1995-02-09 | Nippon Seishi Kabushiki Kaisha | Microbe skb-1152 strain, method of separating the same, and method of bleaching pulp therewith |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP837990A patent/JPH03220388A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992013131A1 (en) * | 1991-01-21 | 1992-08-06 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Process for bleaching pulp |
WO1993007333A1 (en) * | 1991-10-11 | 1993-04-15 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Method of treating wastewater in pulp bleaching |
US5431820A (en) * | 1991-10-11 | 1995-07-11 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Method for treating liquid waste after pulp bleaching |
WO1995004131A1 (en) * | 1993-07-28 | 1995-02-09 | Nippon Seishi Kabushiki Kaisha | Microbe skb-1152 strain, method of separating the same, and method of bleaching pulp therewith |
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