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JPH0316639Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0316639Y2
JPH0316639Y2 JP6087888U JP6087888U JPH0316639Y2 JP H0316639 Y2 JPH0316639 Y2 JP H0316639Y2 JP 6087888 U JP6087888 U JP 6087888U JP 6087888 U JP6087888 U JP 6087888U JP H0316639 Y2 JPH0316639 Y2 JP H0316639Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
tuck
pad base
hot plate
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6087888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01164997U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6087888U priority Critical patent/JPH0316639Y2/ja
Publication of JPH01164997U publication Critical patent/JPH01164997U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0316639Y2 publication Critical patent/JPH0316639Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、Yシヤツのタツクスリーブをアイ
ロン仕上げする装置に関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕
従来、洗濯された後のYシヤツのタツクスリー
ブを仕上げる方法としては、第4図乃至第5図に
示すように、袖立30にタツクスリーブaを被
せ、その袖立30に熱板31を圧着してプレス仕
上げする方法と、特願昭61−18552号に記載され
るごとく、タツク部を熱板を当てがつてプレス仕
上げする一方、肩から肘部は、開閉可能な緊張筒
により緊張・加熱させて仕上げ、その緊張筒とタ
ツク部の間のスリーブの中間部分を、緊張筒より
吹き出す熱風により乾燥仕上げする方法とがあ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前者のプレス仕上げする方法の場合、タツクス
リーブを袖立にしわのない状態でセツトする必要
があるため、第5図に示すごとく、袖立30を、
Yシヤツのサイズ変化に対応してスリーブを緊張
させることができるように、パツド台32の両側
に膨張自在な空気袋33,33を設けた構造にな
つている。ところが、このような袖立30にタツ
クスリーブaをセツトした場合、第6図に示すよ
うに、タツク部bが空気袋33の部分に位置する
ことになり、空気袋33,33が膨張するとタツ
クが伸ばされてしまい、タツクスリーブを正しい
形状に仕上げることができないという問題があ
る。
一方、後者の方法では、タツク部は熱板により
光沢面でプレス仕上げされるが、緊張筒や熱風で
仕上げられる肩からタツク部にかけての部分が光
沢のある仕上がりを得ることができず、プレス仕
上げのものに比べて仕上がりの品質が劣るという
欠点がある。また、熱風で仕上げた場合プレス仕
上げに比べて仕上げ時間が長くなるという問題も
ある。
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたもの
で、プレス仕上げ装置の袖立と熱板に改良を加え
て、タツク部を引き伸ばすことなく、スリーブ全
体均一にプレス仕上げすることができるプレス仕
上げ装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、袖立
を、パツド台とそのパツド台の一端に連結する膨
張自在な空気袋とで形成し、上記パツド台の他端
をタツク部の腕回り形状に沿つた曲面とすると共
に、そのパツド台の幅を上記他端から一端に向か
つて漸次小さく形成し、上記熱板を、上記パツド
台の他端と当接する部分から2つ割りに分割する
と共に、その各分割片を、上記当接部を回動支点
として開閉可能に連結し、かつ、各分割片の圧着
面を上記袖立の形状に対応した曲面形状としたも
のである。
〔作用〕
上記構造の仕上装置においては、タツク部をパ
ツド台他端の曲面に沿うように、タツクスリーブ
を袖立にセツトし、その状態でパツド台の曲面を
熱板に圧着する。次に、熱板を閉じると共に、空
気袋を膨張させてスリーブを緊張させ、熱板と袖
立との間でタツクスリーブをプレスする。
上記の作業により、タツク部は、パツド台と熱
板の回動支点との間で圧着されてプレスされるた
めに、伸ばされることなく袖立にセツトした状態
のままで仕上げられる。また、袖立が、スリーブ
の形状に沿わせて他端の曲面から一端に向かつて
幅狭になり、かつ空気袋によりスリーブを緊張さ
せるので、Yシヤツのサイズが変化しても、スリ
ーブ全体をその形状に沿つてしわのない状態に緊
張させることができ、タツクスリーブ全体を均一
にプレス仕上げすることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付第1図乃至第3
図に基づいて説明する。
この実施例の仕上げ装置は、第1図に示すよう
に、ベース5上に傾斜をもたせて立設したフレー
ム6に熱板1を昇降自在に取付け、そのフレーム
6に向かつて回動可能に設けた支持アーム7の上
部に袖立2を取付けた構造で成つている。上記支
持アーム7には、傾動シリンダ8が取付けてあ
り、この傾動シリンダ8の作動により、袖立2
は、下端を支点に回動して、熱板1に接近離反す
る。
上記袖立2は、パツド台3とその後面に取付け
られる膨張収縮自在な空気袋4とから成り、その
パツド台3の上部には、カフス部を固定するため
のカフス押え9が取付けられている。
上記パツド台3は、第2図に示すように、内部
が中空となつた芯胴10の外面に、多数の圧縮バ
ネ11を取付け、その圧縮バネ11の先端に、金
網12を介してパツド台13を巻き付けて形成さ
れている。このパツド台3の形状は、前面3aが
タツク部の腕回り形状に沿つた曲面に形成され、
前面3aから空気袋4が連結する後面にかけて
は、幅寸法が漸次小さくなつて空気袋4に連続し
ており、全体としてなめらかな水滴形に形成され
ている。
上記熱板1は、第2図に示すように、圧着面の
形状が上記袖立2の外面形状に一致させて形成さ
れ、パツド台3の前面3aが当接する中央部から
対称形に2分割されている。この両分割片1a,
1aは、一方の分割片1aの端部に固定した一方
の係合板14に、円弧状のガイド孔16を形成
し、そのガイド孔16に、他方の分割片1aに連
結する係合板15に設けたローラ17を摺動自在
に嵌合させて、中央側の前縁を回動支点として開
閉可能に取付けられている。また、係合板15,
15の間には、引張バネ18が取付けられてお
り、この引張バネ18の弾性力により、両分割片
1a,1aの端縁は、常に圧着するように付勢さ
れている。
上記各分割片1a,1aの背面には、プレス機
構19の開閉アーム20が連結しており、そのプ
レス機構19には、第1図に示すように、昇降用
シリンダ21が取付けられている。熱板1は、プ
レス作業ごとに昇降用シリンダ21の作動により
その下端部が袖立2にセツトしたスリーブaの付
根に位置するように昇降されるようになつてお
り、シヤツの胴部側をプレスしないように位置設
定される。
一方、袖立2の下方に伸びた軸22には、背中
押え23を支持する昇降シリンダ24が揺動アー
ム25を介してて回動自在に取付けられており、
その揺動アーム25の他端には、背中押え23を
袖立2に向かつて回動させるためのシリンダ26
が取付けられている。
この実施例は、上述のような構造に成つており
次に作用を説明する。
プレス作業の開始前は、第1図及び第2図に示
すように、袖立2は熱板1から離れた位置にあ
り、熱板1は、袖立2に向かつて開放した状態に
なつている。プレス作業は、予めカラー部とカフ
ス部を別機械で仕上げたYシヤツのタツクスリー
ブaを、第1図に示すように、タツク部がパツド
台の前面3aに沿うように袖立2に被せ、そのカ
フス部をカフス押え9により固定する。
次に、背中押え23を袖立2に回動させてシヤ
ツaの背中を押え、昇降シリンダ24の作動によ
り背中押え23を下降させ、Yシヤツを下方に引
ぱつてしわを伸ばすと同時に、スリーブのタツク
を取る。
ついで、プレス開始ボタンを押すと、袖立2が
傾動して、第2図に示すように、一端が閉じた熱
板1内に入り込み、パツド台3の前面3aが熱板
1の中央部に押し当てられる。これにより、タツ
ク部bは熱板とパツド台3との間で圧着されてプ
レスされる。
その後、熱板1が閉じてスリーブのプレスを開
始すると共に、空気袋4が膨張して、スリーブa
を前後方向に膨張させる。このプレス時では、第
3図に示すように熱板1が空気袋4を圧着して細
長く変形させ、その空気袋4とパツド台3の表面
及び熱板1の圧着面との間でスリーブをプレスす
る。
上記の場合、タツク部bは熱板1の回動支点の
部分に圧着しているので、引き伸ばす方向の力が
作用せず、セツトされた状態で仕上げられる。
また、袖立2が、前面がふくらみ、後面にいく
につれなめらかに細くなる水滴型であるので、タ
ツクを仕上げる曲面部ではYシヤツの大小等によ
るタツク位置の違いに対応出来、且つなめらかに
細くなつている部分では、熱板形状の極端な変化
の跡型が付くことが事なく、光沢のあるなめらか
ら面に仕上げられる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、タツ
ク部をパツドの曲面と熱板の開閉支点との間で圧
着するようにしたので、タツクを伸ばすことなく
正しい形状に仕上げることができる。
また、袖立の形状を他端の曲面から一端に向か
つて漸次パツド幅を薄くし、かつ、空気袋により
スリーブを緊張させるようにしたので、Yシヤツ
のサイズ変化によるタツク位置の違いに対応でき
ると共に、サイズ変化に関係なくスリーブを、そ
の形状に沿つてしわのない状態に緊張させること
ができ、スリーブ全体を光沢のあるプレス面に仕
上げることができる。
さらに、全てプレス仕上げで仕上げるので、緊
張筒や熱風で仕上げる方法に比べて仕上げ時間が
短縮できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る仕上げ装置を示す正面
図、第2図は同上の腰部を示す一部横断平面図、
第3図は第2図の作用を示す平面図、第4図及び
第5図は従来のプレス機の作用を示す平面図であ
る。 1……熱板、1a……分割片、2……袖立、3…
…パツド台、4……空気袋、a……スリーブ、b
……タツク部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 袖立にYシヤツのタツクスリーブを被せ、その
    袖立の熱板を圧着してタツクスリーブをプレス仕
    上げするYシヤツのタツクスリーブ仕上げ装置に
    おいて、上記袖立を、パツド台とそのパツド台の
    一端に連結する膨張自在な空気袋とで形成し、上
    記パツド台の他端をタツク部の腕回り形状に沿つ
    た曲面とすると共に、そのパツド台の幅を上記他
    端から一端に向かつて漸次小さく形成し、上記熱
    板を、上記パツド台の他端と当接する部分から2
    つ割りに分割すると共に、その各分割片を、上記
    当接部を回動支点として開閉可能に連結し、か
    つ、各分割片の圧着面を上記袖立の形状に対応し
    た曲面形状としたことを特徴とするYシヤツのタ
    ツクスリーブ仕上げ装置。
JP6087888U 1988-05-09 1988-05-09 Expired JPH0316639Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6087888U JPH0316639Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6087888U JPH0316639Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01164997U JPH01164997U (ja) 1989-11-17
JPH0316639Y2 true JPH0316639Y2 (ja) 1991-04-09

Family

ID=31286575

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JP6087888U Expired JPH0316639Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09

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JPH01164997U (ja) 1989-11-17

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