JPH03138178A - 熱転写プリンター用インクカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は長尺熱転写フィルムを装着した、インクカセッ
トに関し、さらに詳しくは残存使用可能枚数をプリンタ
ーにて表示しうるインクカセットに関する。

（従来の技術） 従来、熱転写方法でカラー画像を形成する方法としては
、連続した基材フィルム上に例えば、イエロー、マゼン
タ及びシアン（更に必要に応じてブラック）の着色転写
層からなる単位転写層（単位画面とも言う）を多数設け
た長尺熱転写フィルムを用いる熱転写方法が行われてい
る。

上記の単位転写層は連続基材フィルムの上に５０あるい
は１００単位という多数の単位数で設けられ、インクカ
セット内に装着され、使用される。

このインクカセットは、装着されている全ての単位画面
の使用が完了しない途中においても、取り出し・交換・
再挿入し印画するという使用方法がある。上記の使用法
を用いた場合、現状ではインクカセットに装着された長
尺熱転写フィルムの使用済単位画面数量を知るには、使
用を開始した後においては、フィルムを全て巻き戻す等
の非常に手間のかかる作業を行なわねばならながた。

そこで本発明者らは、鋭意検討の結果、インクカセット
に装着された熱転写フィルムの良質の単位画面のみに対
応する、単位画面の数量を示すマ−クを設け、これをプ
リンターに表示させることにより解決しうろことを見出
し、本発明に到達した。すなわち本発明の目的は、イン
クカセットをプリンターに装着した状態で該イックカセ
ットの残存使用可能枚数を知ることのできるインクカセ
ットを提供することにある。

（課題を解決するための手段） しかしてかかる本発明の目的は、基材フィルム上に単一
もしくは複数の色相の転写層からなる単位画面を多数有
してなる長尺熱転写フィルムを装着してなるインクカセ
ットにおいて、あらかじめ長尺熱転写フィルムの良質な
単位画面のみに対応する単位画面の数量を示すマークを
設け、該マークをプリンターに読みとらせ、長尺熱転写
フィルムの単位画面の残量を表示させることができる様
にしたことを特徴とする熱転写プリンター用インクカセ
ットにより容易に達成される。

以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第１図は、本発明の長尺熱転写フィルムを示す模式
図である。

１枚のカラー印画を完成させるには最低、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの３色が必要であり、順次１枚の長尺熱
転写フィルム１上に塗工されている。この順番は、任意
に決定できる。さらに、長尺熱転写フィルム１上の単位
画面を区別する為に、例えば、印画類をイエロー、マゼ
ンタ、シアンとした場合、シアンとイエローの間に頭出
し用マーク２が塗工されている。

二〇長尺熱転写フィルムの一部、例えば、単位画面（図
示せず）のシアン部に色抜は等の欠陥部が存在した場合
には、このシアン部を含む単位画面により転写形成され
るカラー画像は不良品となる。

従って、上記熱転写フィルムの品質検査において、上記
のような不良部が発見された場合には、この不良部が含
まれる単位画面がプリンター内で、使用されぬ様、該不
良単位画面の頭出しマーク２を消去したり、あるいは逆
に不良であることを示すマーカーを設けたりすること等
により、良質な単位画面と区別する。

本発明においては、上記した長尺熱転写フィルム１の良
質な単位画面のみに対応する単位画面の数量を表示する
。この表示３の方法としては、プリンターが読み取るこ
とができればどんな方法でもかまわないが、好ましい方
法としては・レーザーあるいは穿孔機を用いて穴を開け
る方法、マークをシールにして貼りつける方法、または
画像形成に用いられない色材層の一部を色抜きする方法
等が簡易でよい。

マーキングの位置としては、画像形成に支障の無い位置
であればどこでもよいが、好ましくは頭出しマークが塗
工されているのと同じ隣接した２つの単位画面の間又は
頭出しマークに隣接した、画像形成に用いられない色材
層の部分１１が、簡易に読み取れ好ましい。

また設けるマーク３は、プリンターが読み取れさえすれ
ばどの様な種類でもかまわないが、好ましくは２進法で
表示するのが簡易で好ましい。

第２図は数量検出ｒるセンサー９を備えたプリンターの
模式図を示す、１枚の印画を完成させるには印画紙４は
印画ヘッド６とプラテン７０間を単位画面を構成する熱
転写フィルムの各色要素の数だけ繰り返し通過する。

フィルム巻出し７より送られるフィルムについている頭
出し用マーク２をセンサー８が検出すれば、数量をよみ
とるセンサー９が作動し、ブリンク−のデイスプレー（
図示せず）に残量表示する。

尚、上記実施例において、印画とは、静止画、グラフィ
ック画の他、アルファニューメリック等の文字を含む概
念である。

また、本発明の長尺熱転写フィルムを適用させるプリン
ターの例としては、印画ヘッドに発熱体を備えたサーマ
ルヘッドとフィルム（熱溶融性インクを塗布もしくは、
昇華感熱インクを塗布した長尺熱転写フィルム等）を接
触し選択的に溶融もしくは移行させる型のものや、サー
マルヘッド方式とは異なる加熱方式として通電ヘッドと
通電シートを組み合わせて使用する通電感熱方式等があ
る。

（発明の効果） 本発明は、以上説明したようにインクカセットに装着さ
れている長尺熱転写フィルムの単位画面に数量を表すマ
ーク等を設ける事により、プリンターのセンサーがそれ
を読み取り、プリンターのデイスプレーに残量が表示さ
れ、利用者が手軽にインクカセット内の長尺熱転写フィ
ルムの単位画面数の残量を知る事が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にがかる長尺熱転写フィルムの一例を
示す模式図である。 第２図は、本発明の残量検出をするセンサーを備えたプ
リンターの一例を示す模式図である。 １・・・長尺熱転写フィルム ２・・・単位画面の頭出し用マーク ３・・・残量表示用の穿孔、又は、マーク４・・・印画
紙 ５・・・インクカセット ６・・・印画ヘッド ７・・・プラテン ８・・・頭出しマークを検出するセンサー９・・・数量
表示用穿孔、又は、マークを検出するセンサー １０・・・フィルム巻出し １１・・・色材層の直接印画に使用されない部分１２・
・・色材層の直接印画に使用される部分（斜線部分）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基材フィルム上に単一もしくは複数の色相の転写層から
   なる単位画面を多数有してなる長尺熱転写フィルムを装
   着してなるインクカセットにおいて、あらかじめ長尺熱
   転写フィルムの良質な単位画面のみに対応する単位画面
   の数量を示すマークを設け、該マークをプリンターに読
   みとらせ、長尺熱転写フィルムの単位画面の残量を表示
   させることができる様にしたことを特徴とする熱転写プ
   リンター用インクカセット。