JPH0232861A - 昇華型サーマルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野− 本発明は、回転されるプラテンドラム上に載せた受像紙
に対して、インクドナーフィルムを介してサーマルヘッ
ドを押圧して、該サーマルヘッドの熱によりインクドナ
ーフィルム内の色素を昇華、拡散させて受像紙に転写し
、所要の像を形成するようにした昇華型サーマルプリン
タに関する。

技術的？Ｙ景 従来のこの種プリンタは、第３図に示される如き構造含
有している。

すなわち、該プリンタは、プラテンドラム１と、ドナー
カートリッジ２と、サーマルヘッド３とを有している。

像形成操作に当たっては、受像紙Ｒをプラテンドラムと
に載せて回転すると共に、ドナー力−トリッジのインク
ドナーフィルムＩをプラテンドラム上の受像紙に接する
ように供給し、該インクドナーフィルムを介してサーマ
ルヘッドを受像紙に押圧する。

サーマルヘッドは多数の加熱素子を有しており、これら
加熱素子は像形成情報に従ってＯＮ、ＯＦされてインク
ドナーフィルムを加熱し、該フィルム内に含まれる色素
を昇華、拡散して受像紙に転写し、これにより所要の像
を形成する。

形成される像がフルカラーである場合には、プラテンド
ラムは３回転され、その回転毎にインクドナーフィルム
からイエロー、シアン、マゼンタの色素が転写されてフ
ルカラーの像が形成される。

しかし、このような従来のプリンタには、次のような問
題があった。

すなりち、フルカラーの像を形成する場合、プラテンド
ラムが第１及び第２回目の回転をするときに転写された
色素は、それに続く第２及び第３回目の回転の際にサー
マルヘッドを通されるので、該サーマルヘッドの蓄熱が
加えられ、安定した定着が得られるが、Ｍ３３回目回転
において転写された色素はサーマルヘッドによる１回の
加熱が行われるのみであるため、色素は十分に加熱され
ず、従ってｔ分に浸透せずに安定した定着が得られない
という場合が生じる。

従来は、このような問題を解消するため、プリンタから
一旦取り出した受像紙を再度、加熱装置（ヒユーザ）に
通して、色素の安定化を図るという方法がとられていた
。しかし、このような方法では、それぞれ別個に設けた
プリンタ及びヒユーザの２台の装置を用意しなければな
らず、それだけ費用が掛かり、また、大きな設定場所を
も必要としていた。

また、昇華型サーマルプリンタにおいては、サーマルヘ
ッドを一定の温度にしておき、プリント開始時に安定し
た濃度が出せるようにする必要がある。これは、サーマ
ルヘッドの温度を一定以上にしておかないと、その使用
開始時に低温であったサーマルヘッドが一定時間使用し
た後では、蓄熱効果により相対的に高い温度となり、そ
のために、形成されるプリントの濃度が変化するからで
ある。従って、サーマルヘッドを適正な温度に保持して
おく装置が望まれる。

発明のｌ旬− 本発明は上記の如き問題点を解消した昇華型サーマルプ
リンタを提供することを目的とするものである。

発明の構成 すなわち、本発明に係るプリンタは、サーマルヘッドと
、プラテンドラムとを有し、プラテンドラム上に受像紙
を載せて該プラテンドラムを回転すると決に、サーマル
ヘッドをインクドナーフィルムをヤして受像紙に押圧し
て加熱し、該フィルムから色素を転写して所要の像を形
成する昇華型に転写されている色素を加熱して安定化す
るための加熱ト段を有することを特徴とする。

加熱γ段は、通常は、プラテンドラムに隣接して設けら
れるフュージング用ドラムとされ、受像紙に当接される
該ドラムの表面温度は、当該表面温度並びにサーマルヘ
ッドの温度に基づき制御される。７ユージイング用ドラ
ムは、受像紙に転写された色素を加熱して、その安定化
を図るとともに、サーマルヘッドをも加熱出来るように
なっている。

発明の作用及び効果 本発明に係るプリンタは、上記の如き構成を有するもの
であり、フルカラーの像を形成する場合には、上述した
従来のプリンタと同様に、受像紙を載せたプラテンドラ
ムを３回転して３色の色素を受像紙に転写するが、本発
明に係るプリンタにおいては、３回目の回転が行われて
第３番目の色素の転写が行われた後に、加熱手段（フュ
ージング用ドラム）により受像紙を加熱する。

これにより受像紙に転写されている色素が加熱され、最
後に転写された色素も十分に拡散されて安定しｔこ定着
が得られる。

従って、本発明のプリンタにおいては、従来のプリンタ
の如く、プリンタ本体と別個に設けたフユ−ザを設ける
必要がなく、前述した従来のプリンタにおいて生じてい
た問題を解消することが出来る。

また、フュージング用ドラムの表面温度は、当該表面温
度と共に、サーマルヘッドの温度をも考慮して制御され
る。これは、上述したようにサーマルヘッドの温度変化
に伴い、形成されるプリントの濃度が変化するのを回避
するために行うものである。すなわち、フュージング用
ドラムは受像紙に転写された色素を加熱して、該色素の
定着を図るものであるが、該ドラムの熱は当該プリンタ
内の室温をも加熱する。従って、プリンタの不使用期間
であっても、サーマルヘッドの温度が一定以下に低下し
た場合に、該フュージング用ドラムを加熱してやれば、
当該プリンタの室温が上昇し、それにより、該サーマル
ヘッドの温度を一定以上に保つことができるのであり、
従って、上述したプリントの濃度の変化の問題を解消す
ることが出来る。

実施例 以下、本発明を添付図面の第２図及び第３図に示した実
施例に基づき詳細に説明する。

本発明に係る昇華型プリンタは、上述した従来のプリン
タと同様に、受像紙Ｒを支持して回転するプラテンドラ
ムｌと、インクドナーフィルム■を受像紙Ｒに対して接
線方向で接するように供給するドナーカートリッジ２と
、（図示しない）多数の加熱素子を有しており、インク
ドナーフィルムＩをｆしてプラテンドラム上の受像紙に
押圧されるサーマルヘッド３とを有しており、像形成操
作に当たってはサーマルヘッドの加熱素子が所要の像形
成信号を受けて加熱され、インクドナーフィルム内の色
素を昇華、拡散して受像紙に転写し、所要の像を形成す
る。フルカラー像の形成に当たっては、重連の通り、プ
ラテンドラムが３回転され、インクドナーフィルムから
はイエロー、シアン、マゼンタの３色のインクが転写さ
れて像の形成が行われる。

このような構造及び操作は、上述の従来のものと同じで
あるが、本発明の図示の実施例に係るプリンクは、プラ
テンドラム１から一定間隔をあけて設定されたフュージ
ング用ドラム１ｏを有している。

該フュージング用ドラム１０は、図示しない手段によっ
てプラテンドラム１に向けて近付けられて、該プラテン
ドラム上に設定されている受像紙を加熱出来るようにさ
れており、フルカラーの像の形成ビこ当たっては、第３
番目のインクが受像紙に転写された後に、プラテンドラ
ムに近付けられて受像紙を押圧加熱し、転写された色素
を安定させるようになっている。

フュージング用ドラムは、該ドラム内に設定したハロゲ
ンランプや電気抵抗体により加熱されるが、図示の実施
例に係るプリンタにおいては、第２図に示す如き回路に
よって、その温度が一定に保たれるようにされている。

すなりち、第２図において、Ｈで示されるのはフュージ
ング用ドラム１０内に設定された加熱体であり、該加熱
体は電源Ｐに接続されている。ドラムの表面にはセンサ
Ｓｌが設定されており、該表面の温度を感知し、その信
号をコントロー２０番こ送るように′なっている。まｔ
二、コントローラＣはサーマルヘッドの温度を感知する
ためのセンサＳ２からの信号を受けるようになっている
。センサＳ２からの温度をも感知するようにしたのは、
センサＳ２がサーマルヘッドの温度が一定以下に低下し
ｔこ場合に、フュージング用ドラムを加熱することによ
り当該プリンタ内の室温を上昇し、当該サーマルヘッド
の温度を一定以上に保っためである。コントローラは加
熱体Ｈと電源Ｐとの間のスイッチＳＷを開閉する信号を
発生すると共に、フュージング用ドラムを含むプリンタ
内部の空気を外部に排出する７アンＦを駆動するための
駆動信号を送るようになっており、これにより該プリン
タ内部の温度を制御するようになっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の昇華型サーマルプリンタの概要を示す
図、 第２図は、本発明に係る昇華型サーマルプリンタの概要
を示す図、 第３図は、同サーマルプリンタを制御するための回路を
示す図である。 １−−−プラテンドラム、 ３−ｍ−サーマルヘッド、 ｌＯ−一−フュージング用ドラム、 Ｒ−−一受像紙、 Ｉ＝−一インクドナーフイルム。 纂１図 秦３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、サーマルヘッドと、プラテンドラムとを有し、プラ
   テンドラム上に受像紙を載せて該プラテンドラムを回転
   すると共に、サーマルヘッドをインクドナーフィルムを
   介して受像紙に押圧して加熱し、該フィルムから色素を
   転写して所要の像を形成する昇華型サーマルプリンタに
   おいて、 プラテンドラム上の受像紙に当接し、該受像紙に転写さ
   れている色素を加熱して安定化するための加熱手段を有
   することを特徴とする昇華型サーマルプリンタ。 ２、上記加熱手段が、フュージング用ドラムとされ、受
   像紙と当接される該ドラムの表面温度が、該表面温度並
   びにサーマルヘッドの温度に基づき制御されるようにな
   されている特許請求の範囲第１項に記載のサーマルプリ
   ンタ。 ３、フュージイング用ドラムの発熱を利用して当該サー
   マルプリンタの内部の温度をほぼ一定に保ち、それによ
   りサーマルヘッドの温度を一定に保つようにした特許請
   求の範囲第２項に記載のサーマルプリンタ。