JPH01290655A - アミノ酸メチルエスエル鉱酸塩の製造法 - Google Patents
アミノ酸メチルエスエル鉱酸塩の製造法Info
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- JPH01290655A JPH01290655A JP11937488A JP11937488A JPH01290655A JP H01290655 A JPH01290655 A JP H01290655A JP 11937488 A JP11937488 A JP 11937488A JP 11937488 A JP11937488 A JP 11937488A JP H01290655 A JPH01290655 A JP H01290655A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
C産業上の利用分野]
本発明は、アミノ酸メチルエステル鉱酸塩を効率よく、
かつ高収率で製造する方法に関するものである。
かつ高収率で製造する方法に関するものである。
本発明のアミノ酸メチルエステル鉱酸塩は、ペプチド合
成の中間体として重要であり、また、ジペプチド系の甘
味料アスパルテームの合成原料、あるいは医薬原料とし
て有用なものである。
成の中間体として重要であり、また、ジペプチド系の甘
味料アスパルテームの合成原料、あるいは医薬原料とし
て有用なものである。
アミノ酸のエステル化法は古くから知られており、基本
的には1888年にCutttus等が開発した方法が
今日も用いられている。この方法は、アミノ酸を懸濁し
たアルコールに塩化水素を飽和させ、反応した後過剰の
アルコールを除き、さらに反応に用いたアルコールを添
加して濃縮することを繰り返し、エーテルや石油エーテ
ルを用いて結晶化することにより、目的物を得るもので
ある。しかし、この方法では、大量のアルコールを用い
る必要がある上に、回収したアルコールが水を含んでい
るために、そのままでは再使用できない、また、用いる
アルフールがメタノールのように水と共沸しないもので
あると、反応後過剰のアルコールを除いたあとに水が残
り、vAwiを操り返す過程でエステルの加水分解が進
行する。このために、濾過、乾燥で得られるエステル化
物の収率は高々90%程度である。さらに、得られたエ
ステルに加水分解で生成した原料アミノ酸が多量に含ま
れる場合には、これらの不純物からの分離が困難である
という問題も生じる。
的には1888年にCutttus等が開発した方法が
今日も用いられている。この方法は、アミノ酸を懸濁し
たアルコールに塩化水素を飽和させ、反応した後過剰の
アルコールを除き、さらに反応に用いたアルコールを添
加して濃縮することを繰り返し、エーテルや石油エーテ
ルを用いて結晶化することにより、目的物を得るもので
ある。しかし、この方法では、大量のアルコールを用い
る必要がある上に、回収したアルコールが水を含んでい
るために、そのままでは再使用できない、また、用いる
アルフールがメタノールのように水と共沸しないもので
あると、反応後過剰のアルコールを除いたあとに水が残
り、vAwiを操り返す過程でエステルの加水分解が進
行する。このために、濾過、乾燥で得られるエステル化
物の収率は高々90%程度である。さらに、得られたエ
ステルに加水分解で生成した原料アミノ酸が多量に含ま
れる場合には、これらの不純物からの分離が困難である
という問題も生じる。
また、結晶化にエーテル類を用いるため、それらの取扱
や回収上の問題から、工業的な実施は困難である。
や回収上の問題から、工業的な実施は困難である。
他にも、アミノ酸をP−)ルエンスルホン酸、エタノー
ルおよび四塩化炭素と加熱して、生成する水を共沸混合
物として系外に除き、アミノ酸エチルエステルのP−)
ルエンスルホン酸塩として得る方法(日化誌83.11
51.1962年)も知られているが、不揮発性の酸を
用いる必要があることや、メタノールの場合には共沸に
よりアルコールが系外に除かれるため、大量のメタノー
ルを使用する必要があるなど、工業的には問題があった
。
ルおよび四塩化炭素と加熱して、生成する水を共沸混合
物として系外に除き、アミノ酸エチルエステルのP−)
ルエンスルホン酸塩として得る方法(日化誌83.11
51.1962年)も知られているが、不揮発性の酸を
用いる必要があることや、メタノールの場合には共沸に
よりアルコールが系外に除かれるため、大量のメタノー
ルを使用する必要があるなど、工業的には問題があった
。
(41題を解決するための手段〕
本発明者らは、アミノ酸を鉱酸の存在下メタノールと反
応させエステル化した後、濃縮によりメタノールを一部
除き、水と共沸し得る有機溶媒を加えて共沸脱水すれば
、アミノ酸メチルエステルの鉱酸塩を高収率で単離でき
ることを見いだし2、本発明を完成した。
応させエステル化した後、濃縮によりメタノールを一部
除き、水と共沸し得る有機溶媒を加えて共沸脱水すれば
、アミノ酸メチルエステルの鉱酸塩を高収率で単離でき
ることを見いだし2、本発明を完成した。
本発明の原料であるアミノ酸は、天然物、非天然物を問
わず、また、ラセミ体、光学活性体のいずれであっても
よい。例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン
、イソロイシン、フェニルアデニン、セリン、スレオニ
ン等の中性アミノ酸、リジン、アルギニン等の塩基性ア
ミノ酸、アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸性アミノ
酸およびそれらの官能基が保護された誘導体等である。
わず、また、ラセミ体、光学活性体のいずれであっても
よい。例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン
、イソロイシン、フェニルアデニン、セリン、スレオニ
ン等の中性アミノ酸、リジン、アルギニン等の塩基性ア
ミノ酸、アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸性アミノ
酸およびそれらの官能基が保護された誘導体等である。
本発明で用い得る鉱酸は、アミノ酸のアミノ基と塩を形
成するとともに、エステル化の触媒となるものであるが
、−船釣には塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の鉱酸が用い
られる。好ましくは、エステル化反応後、過剰に用いた
鉱酸を容易に除き得る塩酸が適当である。
成するとともに、エステル化の触媒となるものであるが
、−船釣には塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の鉱酸が用い
られる。好ましくは、エステル化反応後、過剰に用いた
鉱酸を容易に除き得る塩酸が適当である。
本発明におけるエステル化の条件は特に限定されるもの
ではなく、用いるアミノ酸のエステル化の難易度を考慮
し温度、時間、原料のモル比等の条件は適宜選択しうる
0通常、室温で数日放置するか、または、メタノールの
還流温度近くまで加温して数時間反応させる方法がとら
れる。
ではなく、用いるアミノ酸のエステル化の難易度を考慮
し温度、時間、原料のモル比等の条件は適宜選択しうる
0通常、室温で数日放置するか、または、メタノールの
還流温度近くまで加温して数時間反応させる方法がとら
れる。
反応後、減圧下または常圧下メタノールな留去して、奮
発残分全量に対して5〜20%のメタノールが残る程度
まで濃縮するのが好ましい、これ以上メタノールを除く
ためには、高減圧度下においても高温長時間の操作が必
要であり、エステルの加水分解が進んで収率低下をきた
す、また、メタノールの残存量がこれより多いと、次の
操作で有機溶媒を加え、水を共沸で除く際に、主にメタ
ノールと有機溶媒が先に共沸で留出するために、効率よ
く共沸脱水することができない。
発残分全量に対して5〜20%のメタノールが残る程度
まで濃縮するのが好ましい、これ以上メタノールを除く
ためには、高減圧度下においても高温長時間の操作が必
要であり、エステルの加水分解が進んで収率低下をきた
す、また、メタノールの残存量がこれより多いと、次の
操作で有機溶媒を加え、水を共沸で除く際に、主にメタ
ノールと有機溶媒が先に共沸で留出するために、効率よ
く共沸脱水することができない。
本発明の方法に用いる有機溶媒は、水と共沸混合物をつ
くるもので、反応混合物の構成成分に対して不活性なも
のであればなんでもよい0例えば、ベンゼン、トルエン
、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類、クロ
ロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、1,2−ジク
ロルエタン、1゜1.2− トリクロルエタン、クロル
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素、エチルエーテル、ブ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類、酢酸メチル、プロピオン酸メチル等の工′ス
テル類が挙げられる。
くるもので、反応混合物の構成成分に対して不活性なも
のであればなんでもよい0例えば、ベンゼン、トルエン
、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類、クロ
ロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、1,2−ジク
ロルエタン、1゜1.2− トリクロルエタン、クロル
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素、エチルエーテル、ブ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類、酢酸メチル、プロピオン酸メチル等の工′ス
テル類が挙げられる。
共沸操作は、常圧下または減圧下で行うことができるが
、高温ではアミノ酸のラセミ化やエステルの加水分解が
起こるため、80℃以下で行うことが好ましい。
、高温ではアミノ酸のラセミ化やエステルの加水分解が
起こるため、80℃以下で行うことが好ましい。
共沸脱水後は、そのまま乾燥して結晶あるいはオイル状
の目的物を得ることができる。また、結晶が析出してい
る場合は、濾過、乾燥、により目的物を得ることができ
る。さらに、次の工程で用いられる溶媒を加え、そのま
ま、あるいは残存溶媒を留出させて除くことにより、次
の工程に用いることもできる。
の目的物を得ることができる。また、結晶が析出してい
る場合は、濾過、乾燥、により目的物を得ることができ
る。さらに、次の工程で用いられる溶媒を加え、そのま
ま、あるいは残存溶媒を留出させて除くことにより、次
の工程に用いることもできる。
(作用および効果〕
本発明の方法によれば、メタノール中生成したアミノ酸
のメチルエステルを、単離工程における加水分解反応を
伴うことなく高収率で、かつ効率よく製造することがで
きる。
のメチルエステルを、単離工程における加水分解反応を
伴うことなく高収率で、かつ効率よく製造することがで
きる。
(実施例〕
以下、実施例によって本発明の方法を詳しく説明する。
実施例!
L−アラニン10.hを、塩化水素12gを含むメタノ
ール38gに加え、20°Cで撹拌下放置する0反応液
の高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果、24
時間後のし一アラニンメチルエステルへの転化率は99
%以上に達した。
ール38gに加え、20°Cで撹拌下放置する0反応液
の高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果、24
時間後のし一アラニンメチルエステルへの転化率は99
%以上に達した。
反応後、留出残分の重量が18.4gになるまで、減圧
下50℃以下でメタノールを留去する3次に、トルエン
50gを加え同じく減圧下トルエンと水を留出させると
全体が結晶化する。トルエンの留出がほとんどなくなっ
た所で、トルエン50gを加えてスラリー化し、濾過、
乾燥することにより15.8gの結晶を得た。
下50℃以下でメタノールを留去する3次に、トルエン
50gを加え同じく減圧下トルエンと水を留出させると
全体が結晶化する。トルエンの留出がほとんどなくなっ
た所で、トルエン50gを加えてスラリー化し、濾過、
乾燥することにより15.8gの結晶を得た。
この結晶の融点は110″Cであり、元素分析の結果は
L−アラニンメチルエステル塩酸塩に一致した。
L−アラニンメチルエステル塩酸塩に一致した。
元素分析(i1!(%) C4HIICI NotC
HN C1 実測(i 34.35 7.35 10゜00 24
.8計算値 34.42 7.22 10.03 25
.4この結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析し
た結果、純度97.5%であり、未反応の■2−アラニ
ンは1.2%であった。収率98.1%。
HN C1 実測(i 34.35 7.35 10゜00 24
.8計算値 34.42 7.22 10.03 25
.4この結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析し
た結果、純度97.5%であり、未反応の■2−アラニ
ンは1.2%であった。収率98.1%。
比較例1
実施例1と同様の反応を行った後、メタノールを減圧下
′a縮して、さらにメタノール50gを加え濃縮する操
作を2回繰り返す、得られたオイル状残渣にエチルエー
テルを加えて結晶化し、濾過、乾燥することによりLl
、Ogの結晶を得た。高速液体クロマトグラフィーによ
る分析の結果、純度93.6%であり、未反応のI4−
アラニンを3.4%含んでいた。収率65.8%。
′a縮して、さらにメタノール50gを加え濃縮する操
作を2回繰り返す、得られたオイル状残渣にエチルエー
テルを加えて結晶化し、濾過、乾燥することによりLl
、Ogの結晶を得た。高速液体クロマトグラフィーによ
る分析の結果、純度93.6%であり、未反応のI4−
アラニンを3.4%含んでいた。収率65.8%。
実施例2
L−アラニンのかわりにL−フェニルアラニン10.0
gを用いた以外は、実施例1と同様にしてエステル化を
行なった。メタノールを濃縮する過程で結晶が析出した
が、そのままトルエン50gを加えて共沸脱水を行い、
さらにトルエン50gを加えて濾過、乾燥することによ
り結晶13.1gを得た。
gを用いた以外は、実施例1と同様にしてエステル化を
行なった。メタノールを濃縮する過程で結晶が析出した
が、そのままトルエン50gを加えて共沸脱水を行い、
さらにトルエン50gを加えて濾過、乾燥することによ
り結晶13.1gを得た。
この結晶の融点は116’Cであり、元素分析の結果は
L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩に一致した
。
L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩に一致した
。
元素分析+1 (%) C,oH+、C+ NoIC
HN C1 実測(直 55.22 7.01 6.21
15.8計算値 55.68 6.54 6.49 1
6.4この結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析
した結果、純度96.7%であり、未反応のし一アラニ
ンは2.1%であった。収率97.0%。
HN C1 実測(直 55.22 7.01 6.21
15.8計算値 55.68 6.54 6.49 1
6.4この結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析
した結果、純度96.7%であり、未反応のし一アラニ
ンは2.1%であった。収率97.0%。
比較例2
実施例2と同様の反応を行った後、メタノールを減圧下
濃縮して、さらにメタノール50gを加え濃縮する操作
を2回繰り返す、得られた結晶化した残渣にエチルエー
テルを加えてスラリー化し、濾過、乾燥することにより
12.8 gの結晶を得た。
濃縮して、さらにメタノール50gを加え濃縮する操作
を2回繰り返す、得られた結晶化した残渣にエチルエー
テルを加えてスラリー化し、濾過、乾燥することにより
12.8 gの結晶を得た。
高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果、純度9
3.3%であり、未反応のし一フェニルアラニンを5.
1%含んでいた。収率91.3%。
3.3%であり、未反応のし一フェニルアラニンを5.
1%含んでいた。収率91.3%。
実施例3
■、−アスパラギン酸10.0 gを、塩化水素12g
を含むメタノール38gに加え、40°Cで撹拌上反応
する0反応液の高速液体クロマトグラフィーによる分析
の結果、4時間後のし一アスパラギン酸ジメチルエステ
ルへの転化率は99%以上に達した。
を含むメタノール38gに加え、40°Cで撹拌上反応
する0反応液の高速液体クロマトグラフィーによる分析
の結果、4時間後のし一アスパラギン酸ジメチルエステ
ルへの転化率は99%以上に達した。
反応後、留出残分の重量が17.5 gになるまで、減
圧下50℃以下でメタノールを留去させる。次に、トル
エン50gを加え同じく減圧下トルエンと水を留出させ
る。トルエンの留出がほとんどなくなった所で、しばら
く放置すると結晶化するので、トルエン50gを加えて
スラリー化し、濾過、乾燥することにより14.9gの
結晶を得た。
圧下50℃以下でメタノールを留去させる。次に、トル
エン50gを加え同じく減圧下トルエンと水を留出させ
る。トルエンの留出がほとんどなくなった所で、しばら
く放置すると結晶化するので、トルエン50gを加えて
スラリー化し、濾過、乾燥することにより14.9gの
結晶を得た。
この結晶の融点は116℃であり、元素分析の結果はI
、−アスパラギン酸ジメチルエステル塩酸塩に一致した
。
、−アスパラギン酸ジメチルエステル塩酸塩に一致した
。
元素分析値(%) C,H,、CI No。
CHN C1
実測債 35.91 6.88 6.75 16.6計
算値 36.47 6゜12 7.09 17.9この
結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析した結果、
純度96.2%であり、未反応のし一アスパラギン酸と
L−アスパラギン酸のα及びβ−モノメチルエステルの
合計は2.8%であった。収率96.6%。
算値 36.47 6゜12 7.09 17.9この
結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析した結果、
純度96.2%であり、未反応のし一アスパラギン酸と
L−アスパラギン酸のα及びβ−モノメチルエステルの
合計は2.8%であった。収率96.6%。
比較例3
実施例3と同様の反応を行った後、メタノールを減圧上
濃縮して、さらにメタノール50gを加え濃縮する操作
を2回繰り返す、得られたオイル状残渣にエチルエーテ
ルを加えて結晶化し、濾過、乾燥することにより13.
8gの結晶を得た。高速液体クロマトグラフィーによる
分析の結果、純度81.9%であり、未反応のし一アス
パラギン酸とL−アスパラギン酸のα及びβ−モノメチ
ルエステルの合計は14.1%であった。収率76.1
%。
濃縮して、さらにメタノール50gを加え濃縮する操作
を2回繰り返す、得られたオイル状残渣にエチルエーテ
ルを加えて結晶化し、濾過、乾燥することにより13.
8gの結晶を得た。高速液体クロマトグラフィーによる
分析の結果、純度81.9%であり、未反応のし一アス
パラギン酸とL−アスパラギン酸のα及びβ−モノメチ
ルエステルの合計は14.1%であった。収率76.1
%。
実施例4
L−セリン10.0 gを、塩化水素12gを含むメタ
ノール38gに加え、40℃で撹拌上反応する0反応液
の高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果、4時
間後のし一セリンメチルエステルへの転化率は99%以
上に達した。
ノール38gに加え、40℃で撹拌上反応する0反応液
の高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果、4時
間後のし一セリンメチルエステルへの転化率は99%以
上に達した。
反応後、留出残分の重量が18.2gになるまで、減圧
下50℃以下でメタノールを留去させる。メタノールを
濃縮する過程で結晶が析出したが、そのままトルエン5
0gを加え、同じく減圧下トルエンと水を留出させる。
下50℃以下でメタノールを留去させる。メタノールを
濃縮する過程で結晶が析出したが、そのままトルエン5
0gを加え、同じく減圧下トルエンと水を留出させる。
トルエンの留出がほとんどなくなった所で、トルエン5
0gを加えてスラリー化し、濾過、乾燥することにより
15.1 gの結晶を得た。
0gを加えてスラリー化し、濾過、乾燥することにより
15.1 gの結晶を得た。
この結晶の融点は166°Cであり、元素分析の結果は
L−セリンメチルエステル塩酸塩に一致した元素分析値
(%) C,H,、CI NoICHN C1 実測値 29.95 7.54 8.43 22.3計
算(直 30.68 7.08 8.94 22
.にの結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析した
結果、純[96,7%であり、未反応のし一セリンは2
.3%であった。収率98.4%。
L−セリンメチルエステル塩酸塩に一致した元素分析値
(%) C,H,、CI NoICHN C1 実測値 29.95 7.54 8.43 22.3計
算(直 30.68 7.08 8.94 22
.にの結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析した
結果、純[96,7%であり、未反応のし一セリンは2
.3%であった。収率98.4%。
比較例4
実施例4と同様の反応を行った後、メタノールを減圧下
′a!11して、さらにメタノール50gを加え濃縮す
る操作を2回繰り返す。得られた結晶化した残渣にエチ
ルエーテルを加えてスラリー化し、濾過、乾燥すること
により14.4gの結晶を得た。
′a!11して、さらにメタノール50gを加え濃縮す
る操作を2回繰り返す。得られた結晶化した残渣にエチ
ルエーテルを加えてスラリー化し、濾過、乾燥すること
により14.4gの結晶を得た。
高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果、純度9
4.0%であり、未反応のし一セリンを3.2%含んで
いた。収率91.0%。
4.0%であり、未反応のし一セリンを3.2%含んで
いた。収率91.0%。
実施例5
L−アスパラギン酸のかわりにL−リジン塩酸塩10.
0 gを用いた以外は、実施例3と同様にしてエステル
化を行なった0反応中に結晶が析出し、反応液の高速液
体クロマトグラフィーによる分析の結果、4時間後のL
−リジンメチルエステルへの転化率は99%以上に達し
た。
0 gを用いた以外は、実施例3と同様にしてエステル
化を行なった0反応中に結晶が析出し、反応液の高速液
体クロマトグラフィーによる分析の結果、4時間後のL
−リジンメチルエステルへの転化率は99%以上に達し
た。
反応後、留出残分の重量が19.9 gになるまで、減
圧下50℃以下でメタノールを留去させる0次に、トル
エン50gを加え、同じく減圧下トルエンと水を留出さ
せる。トルエンの留出がほとんどなくなった所で、トル
エン50gを加えてスラリー化し、濾過、乾燥すること
により16.0 gの結晶を得たこの結晶の融点は21
0”Cであり、元素分析の結果は■、−リジンメチルエ
ステルニ塩酸塩に一致した。
圧下50℃以下でメタノールを留去させる0次に、トル
エン50gを加え、同じく減圧下トルエンと水を留出さ
せる。トルエンの留出がほとんどなくなった所で、トル
エン50gを加えてスラリー化し、濾過、乾燥すること
により16.0 gの結晶を得たこの結晶の融点は21
0”Cであり、元素分析の結果は■、−リジンメチルエ
ステルニ塩酸塩に一致した。
元素分析値(%) Ct H+ * CI x N
x OxCHN C1 実測値 36.02 8.0311.97 29.7計
夏値 36.06 7.7812.02 30.4この
結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析した結果、
純度95.8%であり、未反応のl、 IJジンは3
.1%であった。収率96.1%。
x OxCHN C1 実測値 36.02 8.0311.97 29.7計
夏値 36.06 7.7812.02 30.4この
結晶を、高速液体クロマトグラフィーで分析した結果、
純度95.8%であり、未反応のl、 IJジンは3
.1%であった。収率96.1%。
比較例5
実施例5と同様の反応を行った後、メタノールを減圧下
i4縮して、さらにメタノール50gを加え濃縮する操
作を2回繰り返す。得られた結晶化した残渣にエチルエ
ーテルを加えてスラリー化し、濾過、乾燥することによ
り12.3gの結晶を得た。
i4縮して、さらにメタノール50gを加え濃縮する操
作を2回繰り返す。得られた結晶化した残渣にエチルエ
ーテルを加えてスラリー化し、濾過、乾燥することによ
り12.3gの結晶を得た。
高速液体クロマトグラフィーによる分析の結果、純度9
2.3%であり、未反応のし一リジンを5.6%含んで
いた。収率76.9%。
2.3%であり、未反応のし一リジンを5.6%含んで
いた。収率76.9%。
実施例6〜8
トルエンのかわりに、表1に示した有機溶媒を用いて、
共沸脱水を行った以外は実施例3と同様の反応と後処理
を行い、それぞれ表1に示した結果を得た。
共沸脱水を行った以外は実施例3と同様の反応と後処理
を行い、それぞれ表1に示した結果を得た。
Claims (1)
- 1)鉱酸の存在下、アミノ酸とメタノールからアミノ酸
のメチルエステルの鉱酸塩を製造する方法において、エ
ステル化反応終了後、過剰のメタノールを除き、続いて
水と共沸しうる有機溶媒を加え、共沸脱水することを特
徴とするアミノ酸メチルエステル鉱酸塩の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63119374A JP2728883B2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | アミノ酸メチルエスエル鉱酸塩の製造法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5113009A (en) * | 1988-12-27 | 1992-05-12 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Preparation and isolation of mineral acid salt of an amino acid methyl ester |
JP2002255876A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-11 | Showa Denko Kk | プロパルギルアルコールの精製方法および製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5740456A (en) * | 1980-08-26 | 1982-03-06 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Separation of aminoalkanol sulfuric acid ester |
JPS6174588A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-16 | バスフ アクチェン ゲゼルシャフト | 乳酸エステルの製法 |
-
1988
- 1988-05-18 JP JP63119374A patent/JP2728883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
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JPS5740456A (en) * | 1980-08-26 | 1982-03-06 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Separation of aminoalkanol sulfuric acid ester |
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JP2002255876A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-11 | Showa Denko Kk | プロパルギルアルコールの精製方法および製造方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP2728883B2 (ja) | 1998-03-18 |
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