JPH0123885Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0123885Y2 JPH0123885Y2 JP7446184U JP7446184U JPH0123885Y2 JP H0123885 Y2 JPH0123885 Y2 JP H0123885Y2 JP 7446184 U JP7446184 U JP 7446184U JP 7446184 U JP7446184 U JP 7446184U JP H0123885 Y2 JPH0123885 Y2 JP H0123885Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- platform
- top surface
- corrugated
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 description 5
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
この考案は車両、特に鉄道車両の床構造に係
り、台わく形状、波形板または平板などの床下
板、断熱防音材および床板などの床構成に関する
ものである。
り、台わく形状、波形板または平板などの床下
板、断熱防音材および床板などの床構成に関する
ものである。
一般に車両の床構造は、連結された他の車両か
らのけん引力による引張力、ブレーキ遅れによる
圧縮力および連結時または衝突時の圧縮力などに
耐えるために波形板または平板を設け、その上に
断熱防音材、床板、床上張またはカーペツトなど
を設けた構造となつているので、断熱防音効果を
上げるためには台わく上面から床上面、すなわ
ち、床構造の厚さを大きくする必要があり、その
ためにレール上面から床上面までの高さはおのず
と高くなり、客室の有効高さの減少や車両の重心
高さの上昇となるとともに走行装置を強化する必
要が生じるなどの欠点があつた。また、プラツト
ホームの高さと床上面の関係から床上面高さは制
限され、床下機器の高さもおのずと制限されるこ
とで機器の巾や長さが大きくなり、特に電車など
のように床下機器の多い車両においては機器の取
付スペースが減少し、機器の保守点検がやりにく
くなるなどの欠点があつた。
らのけん引力による引張力、ブレーキ遅れによる
圧縮力および連結時または衝突時の圧縮力などに
耐えるために波形板または平板を設け、その上に
断熱防音材、床板、床上張またはカーペツトなど
を設けた構造となつているので、断熱防音効果を
上げるためには台わく上面から床上面、すなわ
ち、床構造の厚さを大きくする必要があり、その
ためにレール上面から床上面までの高さはおのず
と高くなり、客室の有効高さの減少や車両の重心
高さの上昇となるとともに走行装置を強化する必
要が生じるなどの欠点があつた。また、プラツト
ホームの高さと床上面の関係から床上面高さは制
限され、床下機器の高さもおのずと制限されるこ
とで機器の巾や長さが大きくなり、特に電車など
のように床下機器の多い車両においては機器の取
付スペースが減少し、機器の保守点検がやりにく
くなるなどの欠点があつた。
上記従来技術による床構造としては、第3図に
示すように台わくを構成する側はり2の上面に波
形板3を設け、床板5および床敷物6と波形板3
との間を床受4により隔離して空間とし、この空
間に断熱防音材7を設けたものがあり、断熱防音
効果を上げるためにはこの空間を高くして断熱防
音材7を厚くする必要があり、したがつて、台わ
く上面から床上面までの厚さが大きくなつてい
た。第3図に関連するものには、例えば実開昭53
−8613号が挙げられる。
示すように台わくを構成する側はり2の上面に波
形板3を設け、床板5および床敷物6と波形板3
との間を床受4により隔離して空間とし、この空
間に断熱防音材7を設けたものがあり、断熱防音
効果を上げるためにはこの空間を高くして断熱防
音材7を厚くする必要があり、したがつて、台わ
く上面から床上面までの厚さが大きくなつてい
た。第3図に関連するものには、例えば実開昭53
−8613号が挙げられる。
本考案は上述の欠点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは台わく部分を有効に
利用することにより断熱防音効果が高く床上面を
低くでき、さらに軽量な車両の床構造を提供する
ことにある。
で、その目的とするところは台わく部分を有効に
利用することにより断熱防音効果が高く床上面を
低くでき、さらに軽量な車両の床構造を提供する
ことにある。
一般に、車両の床構造は台わく上面に構成され
るものであるが、断熱効果を向上させる必要があ
る冷暖房車や寒冷地向車両および車内騒音を低減
する必要がある車両において、これらの要求を満
足させるためには床構造の厚さを大きくすること
になる。本考案は、台わく部分の空間を床構造の
一部として利用することにより見かけ上の床構造
の厚さを小さくすることができるので、枕はり、
中はり、側はりおよび重量物を取付けるための大
形横はりを除き、その他の台わく部材を小さくし
てその上に波形板または平板を設け、断熱防音材
を入れて床構造を構成するようにしたものであ
る。
るものであるが、断熱効果を向上させる必要があ
る冷暖房車や寒冷地向車両および車内騒音を低減
する必要がある車両において、これらの要求を満
足させるためには床構造の厚さを大きくすること
になる。本考案は、台わく部分の空間を床構造の
一部として利用することにより見かけ上の床構造
の厚さを小さくすることができるので、枕はり、
中はり、側はりおよび重量物を取付けるための大
形横はりを除き、その他の台わく部材を小さくし
てその上に波形板または平板を設け、断熱防音材
を入れて床構造を構成するようにしたものであ
る。
以下、本考案の実施例を図により説明する。第
1図は本考案による床構造断面を示し、第2図は
第1図のA−A断面である。図において、1は台
わく側はり、2は側はり1と溶接などにより組合
わされて台わくを構成する大型の横はり、3は床
構造の下部材を構成する波形板で、横はり2に溶
接などで固定されている。4は波形板3に溶接な
どで組合わされた床受、5は床受4にリベツトな
どで組合わされた床板、6は床板5に接着剤など
で取付けられた床敷物、7は波形板3と床板5の
間に設けられた断熱防音材、8は横はり2の間に
設けられた小形横はりである。なお、波形板3に
代えて平板を使用してもよい。
1図は本考案による床構造断面を示し、第2図は
第1図のA−A断面である。図において、1は台
わく側はり、2は側はり1と溶接などにより組合
わされて台わくを構成する大型の横はり、3は床
構造の下部材を構成する波形板で、横はり2に溶
接などで固定されている。4は波形板3に溶接な
どで組合わされた床受、5は床受4にリベツトな
どで組合わされた床板、6は床板5に接着剤など
で取付けられた床敷物、7は波形板3と床板5の
間に設けられた断熱防音材、8は横はり2の間に
設けられた小形横はりである。なお、波形板3に
代えて平板を使用してもよい。
波形板3は横はり2の上面より低い位置に設け
られているが、高さ位置は床板5との間に断熱防
音材7の入る位置とされ、車両の要求仕様に合致
する任意の厚さとすることができる。また、波形
板3は車両前後方向において横はり2の間に入れ
ることになるが、横はり2は床下機器の内で特に
重量の大きいものを取付けられるように必要最小
限とし、横はり2の間は波形板3の下面と横はり
2の下面間に小型横はり8を入れて乗客荷重に耐
え得るようにしている。なお、横はり2は王形と
し、波形板3の端部が載る構造としている。
られているが、高さ位置は床板5との間に断熱防
音材7の入る位置とされ、車両の要求仕様に合致
する任意の厚さとすることができる。また、波形
板3は車両前後方向において横はり2の間に入れ
ることになるが、横はり2は床下機器の内で特に
重量の大きいものを取付けられるように必要最小
限とし、横はり2の間は波形板3の下面と横はり
2の下面間に小型横はり8を入れて乗客荷重に耐
え得るようにしている。なお、横はり2は王形と
し、波形板3の端部が載る構造としている。
本考案によれば、床面が低く断熱防音効果が高
い車両が供給でき、さらに、波形板および床受が
台わく内にあり、従来技術による構造と同一の強
度を確保する構造であれば軽量化ができるという
効果がある。特に、車端圧縮力の大きい車両の場
合は、従来技術の構造に比べ波形板および床受が
台わく内にあるので圧縮力に耐えることができ、
波形板の座屈強度も上がるので軽量化ができると
いう効果がある。
い車両が供給でき、さらに、波形板および床受が
台わく内にあり、従来技術による構造と同一の強
度を確保する構造であれば軽量化ができるという
効果がある。特に、車端圧縮力の大きい車両の場
合は、従来技術の構造に比べ波形板および床受が
台わく内にあるので圧縮力に耐えることができ、
波形板の座屈強度も上がるので軽量化ができると
いう効果がある。
第1図は本考案による車両の床構造の実施例を
示す断面図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図は従来技術による車両の床構造の断面図であ
る。 1……側はり、2……横はり、3……波形板、
4……床受、5……床板、6……床敷物、7……
断熱防音材、8……小形横はり。
示す断面図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図は従来技術による車両の床構造の断面図であ
る。 1……側はり、2……横はり、3……波形板、
4……床受、5……床板、6……床敷物、7……
断熱防音材、8……小形横はり。
Claims (1)
- 台わく上面よりも低くしかも該台わくの下面よ
りも高い位置に波形板を設け、重量物機器などを
取付けるための横はりは波形板端部を支持する如
く形成し、横はり間に設けた波形板の上面に床受
を下面に小形横はりを設け、台わく上面と波形板
との間に断熱防音材を入れ、台わく上面に床板な
どを設けたことを特徴とする車両の床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7446184U JPS60186273U (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 車両の床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7446184U JPS60186273U (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 車両の床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60186273U JPS60186273U (ja) | 1985-12-10 |
JPH0123885Y2 true JPH0123885Y2 (ja) | 1989-07-20 |
Family
ID=30614781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7446184U Granted JPS60186273U (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 車両の床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60186273U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT408644B (de) * | 1999-11-17 | 2002-01-25 | Siemens Sgp Verkehrstech Gmbh | Untergestell für ein schienenfahrzeug |
JP2007099206A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 鉄道車両の床構造 |
EP2689986B1 (en) * | 2011-03-23 | 2018-12-26 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Railcar including heat-resistant floor |
JP6082436B2 (ja) * | 2015-06-30 | 2017-02-15 | 川崎重工業株式会社 | 耐熱床を備えた鉄道車両 |
-
1984
- 1984-05-23 JP JP7446184U patent/JPS60186273U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60186273U (ja) | 1985-12-10 |
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