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JPH01100147A - 光学活性マロン酸エステル誘導体 - Google Patents

光学活性マロン酸エステル誘導体

Info

Publication number
JPH01100147A
JPH01100147A JP25797687A JP25797687A JPH01100147A JP H01100147 A JPH01100147 A JP H01100147A JP 25797687 A JP25797687 A JP 25797687A JP 25797687 A JP25797687 A JP 25797687A JP H01100147 A JPH01100147 A JP H01100147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optically active
menthyl
acid ester
malonic acid
ester derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25797687A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikara Kaneko
金子 主税
Shinya Katagiri
片桐 信弥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mect Corp
Original Assignee
Mect Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mect Corp filed Critical Mect Corp
Priority to JP25797687A priority Critical patent/JPH01100147A/ja
Publication of JPH01100147A publication Critical patent/JPH01100147A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分子中に二重結合を有する新規な光学活性マ
ロン酸エステル誘導体に関する。
〔従来の技術〕
分子中に二重結合を有するマロン酸エステル誘導体とし
て、ジメチル 2−アセトキシメチレンマロネートが本
発明者らによって合成されている。
(N、Katagiri、T、Haneda、S、To
mizawa、and C1に−aneko;  Nu
cleic Ac1ds  Re5earch、Sym
posium 5e−ries、17,01986)) 上記化合物は、例えば、ジエン合成の試薬としてを用で
あり、本発明者らによるこの化合物を用いた炭素環C−
ヌクレオシドの合成例が報告されている。CN、にat
agiri、 T、Haneda、 and C0にa
nek。
; Chem、Pharm、BullJ4.4875(
1986))〔発明が解決しようとする問題点〕 C−ヌクレオシドなどを始めとする各種生理活性物質は
、多くのものが光学活性体である。
従って、これらの光学活性を示す生理活性物質を合成す
る試薬は、それ自体光学活性体であることが要求される
本発明者は、上記した観点に基づき、鋭意研究を重ねた
結果、分子中に二重結合を有する新規な光学活性マロン
酸エステル誘導体を見出すに至ったものである。
すなわち、本発明の目的は、光学活性を示す生理活性物
質の合成試薬などに用いて有用な、分子中に二重結合を
有する光学活性マロン酸エステル誘導体を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、式1 %式% (式中、Rは水素またはアセトキシ基、Mはメンチル基
をそれぞれ表す)で示される光学活性マロン酸エステル
誘導体である。
〔発明の効果〕、 本発明の光学活性マロン酸エステル誘導体は、分子中に
二重結合を有する光学活性体であることから、生理活性
物質その他の光学活性体の合成に用いる不斉合成試薬と
して極めて有用である。
従って、例えば、本発明の光学活性マロン酸エステル誘
導体をジェノフィルとしてシクロペンタジェンやフラン
などとジエン合成を行うことにより、天然物と同じ光学
活性を示すC−ヌクレオシドを得ることができる。
また、ジエン合成のみならず、他の不斉合成反応の試薬
として用いることにより、光学活性を示す各種生理活性
物質、医薬品あるいはその中間体などを得ることができ
る。
以下、実施例により本発明を詳述する。
〔実施例1〕 ■ ジ−l−メンチル 2−ヒドロキシメチレンマロネ
ートの合成: 既知CG、^、Bih1mayer、 G、 Derf
 linger、 J、Derkosh。
and OoB、Po1ansky、Monatsh、
Chem、、 98.564(1967)、1のホルミ
ルメルドラム酸(forIIIyl Meldrum’
s ac−id)  1.0 g (5,81mmol
)と、l−メントール(C1゜H2゜O) 0.9 g
 (5,81mmal)とを含有する乾燥ベンゼン溶液
8dを撹拌下で50℃に加温した。2時間後、室温に戻
し、!−メントール0.9g (5,81mll1ol
)を加え、次いで、塩/水冷却撹拌下でジシクロへキシ
ルカルボジイミド1.2g(5,81111IIIO1
)を含有する乾燥ベンゼン溶液8−を滴下した。同温度
で1時間撹拌し、室温でさらに2時間撹拌した後、析出
した結晶を吸引濾取し、減圧下で溶媒を留去して得た残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
量80g)に付した。ヘキサン/クロロホルム(1:2
)で溶出し、ジ−l−メンチル 2−ヒドロキシメチレ
ンマロネート1.1gを融点58〜61tの無色結晶と
して得た(収率=46%)。
〔生成物の物性値〕
元素分析 C24H4oOs 計算値: C=70.55%、  H=9.87%実測
値: C=70.38%、  H=10.15%I R
(CHCj!、) :1685(sh)、 1635(
cm−’)。
’H−NMR(CDCj!3)  δ:4.38−5.
16(2H,m、 menthyl 1−H)。
8.28(LH,d、J=1311z、 olefin
ic H)。
13.45 (11(、d、J=13Hz、  ロH)
■ ジ−l−メンチル 2−アセトキシメチレンマロネ
ートの合成: ■で得たジ−l−メンチル 2−ヒドロキシメチレンマ
ロネート898 mg (2,20mmol)を含有す
る乾燥ベンゼン溶液4dに無水酢酸5−を加え、氷冷撹
拌下でピリジン5−を滴下した後、室温に戻して12時
間放匿した。次いで、反応液を氷水3Qmj!に注ぎ、
ベンゼンで抽出した。水洗(3〇−×1回)後、ベンゼ
ン層を乾燥し、減圧下で溶媒を留去して得た残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル量20g
)に付した。
ヘキサン/酢酸エチル(15: 1)で溶出し、ジ−l
−メンチル 2−アセトキシメチレンマロネート964
■を得た(収率=97%)。
〔生成物の物性値〕
I R(CHCJ3) : 1790.1?20(cm
−’ )。
’H−NMR(CDC,i!3)  δ:2、20 (
3H,s、 C0CHs)。
4.47−5.15(2H,+n、 menthyl 
1−H)。
8.43(IH,s、 olefinic H)。
MS’m/z: 253(11”−menthyl、C
HsCO,CH,)。
〔実施例2〕 ■ ジ−l−メンチル マロネートの合成:マロン酸5
.2 g (0,05mal)と1−1ントール15、
6 g (0,1mol)とを含有する無水エーテル溶
液100m1に塩/氷冷却撹拌下でジシクロへキシルカ
ルボジイミド20.6 g (0,1mol)を含有す
るエーテル溶液50彪を滴下した。室温で2時間撹拌後
、析出した結晶を濾去し、濾液を減圧下で濃縮して得た
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。
ヘキサン/酢酸エチル(20:1)で溶出し、融点55
〜57℃のジ−l−メンチル マロネート19.0 g
を得た(収率=100%)。
〔生成物の物性値〕
I R(C: HC12m): 1735.1745(
cm−’)。
’H−NMR(CO2,) δ: 0、60−2.30 (38H,m) 。
3、16 (2H,s) 。
4、70 (2H,m)。
■ シー!−メンチル メチレンマロネー)(7)合成
: 酢酸8−にパラホルムアルデヒド0.6g(0,02m
ol)と酢酸銅0.4gとを加えて60℃に加温し、■
で得たジ−l−メンチル マロネー)7.6g(0、0
2m01)を撹拌下で加え、さらに、100℃で3時間
撹拌した。次いで、減圧下で酢酸を留去して得られる残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー1こf寸した
。ヘキサン/エーテル(50二1ンで溶出し、ジ−l−
メンチル メチレンマロネート1.93 gを得たく収
率=25%)。
〔生成物の物性値〕
I R(CHCL) : 1735.1630(001
−’)。
IH−NMR(CCL)  δ: 0、60−2.23 (3814,m) 。
4、70 (2H,m) 。
6、25 (2H,s)。
特許出願人   メクト株式会社 代理人 弁理士   筒 井 大 相 同   弁理士     松  倉  秀  実間  
弁理士   中 野 敏 夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、式 I ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (式中、Rは水素またはアセトキシ基、Mはメンチル基
    をそれぞれ表す)で示される光学活性マロン酸エステル
    誘導体。
JP25797687A 1987-10-12 1987-10-12 光学活性マロン酸エステル誘導体 Pending JPH01100147A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25797687A JPH01100147A (ja) 1987-10-12 1987-10-12 光学活性マロン酸エステル誘導体

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JP25797687A JPH01100147A (ja) 1987-10-12 1987-10-12 光学活性マロン酸エステル誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01100147A true JPH01100147A (ja) 1989-04-18

Family

ID=17313820

Family Applications (1)

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JP25797687A Pending JPH01100147A (ja) 1987-10-12 1987-10-12 光学活性マロン酸エステル誘導体

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JP (1) JPH01100147A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5041619A (en) * 1989-08-23 1991-08-20 Huels Aktiengesellschaft Process for the preparation of alkoxyalkylidenemalonic acid esters
CN107075037A (zh) * 2014-09-08 2017-08-18 赛鲁斯股份有限公司 包括一种或多种1,1‑二取代的烯烃化合物的聚合物及其聚合物组合物
CN107709378A (zh) * 2015-06-19 2018-02-16 赛鲁斯股份有限公司 用于制备具有增强的玻璃化转变温度的聚合物的含有 1,1‑二取代的烯烃化合物的组合物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5041619A (en) * 1989-08-23 1991-08-20 Huels Aktiengesellschaft Process for the preparation of alkoxyalkylidenemalonic acid esters
CN107075037A (zh) * 2014-09-08 2017-08-18 赛鲁斯股份有限公司 包括一种或多种1,1‑二取代的烯烃化合物的聚合物及其聚合物组合物
CN107709378A (zh) * 2015-06-19 2018-02-16 赛鲁斯股份有限公司 用于制备具有增强的玻璃化转变温度的聚合物的含有 1,1‑二取代的烯烃化合物的组合物
JP2018517809A (ja) * 2015-06-19 2018-07-05 シラス・インコーポレイテッド ガラス転移温度の高いポリマー製造用の1,1−二置換アルケン化合物を含む組成物
CN107709378B (zh) * 2015-06-19 2019-06-11 赛鲁斯股份有限公司 用于制备具有增强的玻璃化转变温度的聚合物的含有1,1-二取代的烯烃化合物的组合物
JP2019143157A (ja) * 2015-06-19 2019-08-29 シラス・インコーポレイテッド ガラス転移温度の高いポリマー製造用の1,1−二置換アルケン化合物を含む組成物

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