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JPH09118860A - 異方性導電フィルム - Google Patents

異方性導電フィルム

Info

Publication number
JPH09118860A
JPH09118860A JP21989496A JP21989496A JPH09118860A JP H09118860 A JPH09118860 A JP H09118860A JP 21989496 A JP21989496 A JP 21989496A JP 21989496 A JP21989496 A JP 21989496A JP H09118860 A JPH09118860 A JP H09118860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
conductive film
anisotropic conductive
polymer
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21989496A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Sakurai
良 桜井
Tasuku Saito
翼 斉藤
Hideshi Kotsubo
秀史 小坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP21989496A priority Critical patent/JPH09118860A/ja
Publication of JPH09118860A publication Critical patent/JPH09118860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives

Landscapes

  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 導電性粒子を接着剤中に分散してなる異
方性導電フィルムにおいて、前記接着剤が、エチレン−
酢酸ビニル共重合体;エチレンと酢酸ビニルとアクリレ
ート系及び/又はメタクリレート系モノマーとの共重合
体;エチレンと酢酸ビニルとマレイン酸及び/又は無水
マレイン酸との共重合体;エチレンとアクリレート系及
び/又はメタクリレート系モノマーとマレイン酸及び/
又は無水マレイン酸との共重合体;並びにエチレン−メ
タクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで結合させた
アイオノマー樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1
種のポリマーを主成分とする硬化性接着剤であることを
特徴とする異方性導電フィルム。 【効果】 粘着力が高くかつ作業性及び透明性が良好で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対峙する回路間
に載置し、回路間を加圧、加熱することにより回路間に
導電性粒子を介在させて接続すると共に、フィルムを形
成している接着剤により接着固定する目的に使用される
厚み方向にのみ導電性を有する異方性導電フィルムに関
する。
【0002】
【従来の技術】異方性導電フィルムは、フレキシブルプ
リント基板(FPC)やTABと液晶パネルのガラス基
板上に形成されたITO端子とを接続する場合をはじめ
として、種々の端子間に異方性導電膜を形成し、それに
より該端子間を接着すると共に電気的に接合する場合に
使用されている。
【0003】異方性導電フィルムは、一般にエポキシ系
又はフェノール系樹脂、硬化剤及び導電性粒子からな
り、中でも使用上の便宜等の点から1液型の熱硬化型の
ものが主流になってきている。また、異方性導電フィル
ムとしては、高温高湿下でも安定した接続信頼性が得ら
れるようにするため、種々の方法により接着強度の強化
が図られている。しかし、従来のエポキシ系又はフェノ
ール系樹脂を用いた異方性導電フィルムは、粘着力が低
く、作業性が悪かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粘着力が高
くかつ作業性のよい異方性導電フィルムを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の異方性導電フィ
ルムは、導電性粒子を接着剤中に分散してなる異方性導
電フィルムにおいて、前記接着剤が、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体;エチレンと酢酸ビニルとアクリレート系
及び/又はメタクリレート系モノマーとの共重合体;エ
チレンと酢酸ビニルとマレイン酸及び/又は無水マレイ
ン酸との共重合体;エチレンとアクリレート系及び/又
はメタクリレート系モノマーとマレイン酸及び/又は無
水マレイン酸との共重合体;並びにエチレン−メタクリ
ル酸共重合体の分子間を金属イオンで結合させたアイオ
ノマー樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種のポ
リマーを主成分とする硬化性接着剤であることを特徴と
するものである。
【0006】本発明の異方性導電フィルムは、前記ポリ
マーに、導電性粒子と共に、有機過酸化物及び/又は光
増感剤とシランカップリング剤、更にエポキシ基含有化
合物を添加し、成膜することによって得られるものであ
り、硬化時に架橋構造が形成されると共に、高い接着性
と、優れた耐久性、耐熱性が得られる。
【0007】前記ポリマーとしてエチレン−酢酸ビニル
共重合体を用いる場合、エチレン−酢酸ビニル共重合体
の酢酸ビニル含有率は10〜50重量%であることが好
ましく、更に好ましくは15〜45重量%である。酢酸
ビニル含有率が10重量%より低いと高温時に架橋硬化
させる場合に充分な架橋度が得られず、一方、50重量
%を超えると樹脂の軟化温度が低くなり、貯蔵が困難と
なり、実用上問題である。
【0008】また、前記ポリマーとしてエチレンと酢酸
ビニルとアクリレート系及び/又はメタクリレート系モ
ノマーとの共重合体を用いる場合、当該共重合体の酢酸
ビニル含有率は10〜50重量%であることが好まし
く、更に好ましくは14〜45重量%である。酢酸ビニ
ル含有率が10重量%より低いと高温時に架橋硬化させ
る場合に充分な架橋度が得られず、一方、50重量%を
超えると樹脂の軟化温度が低くなり、貯蔵が困難とな
り、実用上問題である。更に、当該共重合体のアクリレ
ート系及び/又はメタクリレート系モノマーの含有率は
0.01〜10重量%であることが好ましく、更に好ま
しくは0.05〜5重量%である。当該モノマーの含有
率が0.01重量%より低いと接着力の改善効果が低下
し、一方、10重量%を超えると加工性が低下してしま
う場合がある。
【0009】使用可能なアクリレート系及び/又はメタ
クリレート系モノマーとしては、アクリル酸エステル又
はメタクリル酸エステル系モノマーの中から選ばれるモ
ノマーであり、アクリル酸又はメタクリル酸と炭素数1
〜20、特に1〜18の非置換又はエポキシ基等の置換
基を有する置換脂肪族アルコールとのエステルが好まし
く、例えばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸グ
リシジル等が挙げられる。
【0010】また、前記ポリマーとしてエチレンと酢酸
ビニルとマレイン酸及び/又は無水マレイン酸との共重
合体を用いる場合、当該共重合体の酢酸ビニル含有率は
10〜50重量%であることが好ましく、更に好ましく
は14〜45重量%である。酢酸ビニル含有率が10重
量%より低いと高温時に架橋硬化させる場合に充分な架
橋度が得られず、一方、50重量%を超えると接着層の
強度や耐久性が著しく低下してしまう傾向となる。更
に、当該共重合体のマレイン酸及び/又は無水マレイン
酸の含有率は0.01〜10重量%であることが好まし
く、更に好ましくは0.05〜5重量%である。この含
有率が0.01重量%より低いと接着力の改善効果が低
下し、一方、10重量%を超えると加工性が低下してし
まう場合がある。
【0011】また、前記ポリマーとしてエチレンとアク
リレート系及び/又はメタクリレート系モノマーとマレ
イン酸及び/又は無水マレイン酸との共重合体を用いる
場合、当該共重合体のアクリレート系モノマーの含有率
は10〜50重量%であることが好ましく、更に好まし
くは14〜45重量%である。アクリレート系モノマー
の含有率が10重量%より低いと高温時に架橋硬化させ
る場合に充分な架橋度が得られず、一方、50重量%を
超えると接着層の強度や耐久性が著しく低下してしまう
傾向となる。更に、当該共重合体のマレイン酸及び/又
は無水マレイン酸の含有率は0.01〜10重量%であ
ることが好ましく、更に好ましくは0.05〜5重量%
である。この含有率が0.01重量%より低いと接着力
の改善効果が低下し、一方、10重量%を超えると加工
性が低下してしまう場合がある。なお、アクリレート系
及び/又はメタクリレート系モノマーとしては、前述し
たものと同様のものが挙げられる。
【0012】また、前記ポリマーとしてエチレン−メタ
クリル酸共重合体の分子間を金属イオンで結合させたア
イオノマー樹脂(以下「エチレン−メタクリル酸アイオ
ノマー樹脂」という。)を用いる場合、当該樹脂のメタ
クリル酸含有率は1〜30重量%であることが好まし
く、更に好ましくは5〜25重量%である。メタクリル
酸含有率が1重量%より低いとイオン架橋効果が低下
し、ひいては接着力の低下を招き、一方、30重量%を
超えると加工性の著しい低下を招く場合がある。
【0013】また、このエチレン−メタクリル酸アイオ
ノマー樹脂に用いられる金属イオンとしては、ナトリウ
ム、亜鉛、マグネシウム、リチウム等の金属陽イオンが
挙げられ、金属イオンによるイオン化度は5〜80%で
あることが好ましく、更に好ましくは7〜70%であ
る。イオン化度が5%未満であると透明性が著しく低下
し、80%を超えると加工性の著しい低下を招く場合が
ある。
【0014】本発明の異方性導電フィルムの硬化のため
には、有機過酸化物及び/又は光増感剤を用いることが
できるが、硬化性接着剤が熱硬化性接着剤である場合に
は、通常、有機過酸化物が用いられ、硬化性接着剤が光
硬化性接着剤である場合には、通常、光増感剤が用いら
れる。
【0015】本発明の異方性導電フィルムの硬化のため
に添加される有機過酸化物としては、70℃以上の温度
で分解してラジカルを発生するものであればいずれも使
用可能であるが、半減期10時間の分解温度が50℃以
上のものが好ましく、成膜温度、調製条件、硬化(貼り
合わせ)温度、被着体の耐熱性、貯蔵安定性を考慮して
選択される。
【0016】使用可能な有機過酸化物としては、例えば
2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
ジクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチル
パーオキシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル−4,
4’−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、1,
1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパー
オキシアセテート、メチルエチルケトンパーオキサイ
ド、2,5−ジメチルヘキシル−2,5−ビスパーオキ
シベンゾエート、ブチルハイドロパーオキサイド、p−
メンタンハイドロパーオキサイド、p−クロロベンゾイ
ルパーオキサイド、ヒドロキシヘプチルパーオキサイ
ド、クロロヘキサノンパーオキサイド、オクタノイルパ
ーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイル
パーオキサイド、クミルパーオキシオクトエート、サク
シニックアシッドパーオキサイド、アセチルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエー
ト)、m−トルオイルパーオキサイド、ベンゾイルパー
オキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレート、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド等が挙げら
れる。有機過酸化物としては、これらのうちの少なくと
も1種が単独又は混合して用いられ、通常前記ポリマー
100重量部に対し、0.1〜10重量部を添加して用
いる。
【0017】本発明の異方性導電フィルムの硬化のため
に添加される光増感剤(光重合開始剤)としては、ラジ
カル光重合開始剤が好適に用いられる。ラジカル光重合
開始剤のうち、水素引き抜き型開始剤として、ベンゾフ
ェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイ
ル−4’−メチルジフェニルサルファイド、イソプロピ
ルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、4−(ジ
エチルアミノ)安息香酸エチル等が使用可能である。ま
た、ラジカル光重合開始剤のうち、分子内開裂型開始剤
として、ベンゾインエーテル、ベンゾイルプロピルエー
テル、ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシアル
キルフェノン型として、2−ヒドロキシ−2−メチル−
1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン、アルキルフェニルグリオキ
シレート、ジエトキシアセトフェノンが、また、α−ア
ミノアルキルフェノン型として、2−メチル−1−[4
−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパ
ノン−1、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−
(4−モルフォリノフェニル)ブタノン−1が、また、
アシルフォスフィンオキサイド等が用いられる。光増感
剤としては、これらのうちの少なくとも1種が単独又は
混合して用いられ、通常前記ポリマー100重量部に対
し、0.1〜10重量部を添加して用いる。
【0018】本発明の異方性導電フィルムの接着促進剤
として添加されるシランカップリング剤としては、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエ
トキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルト
リクロロシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−
β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン等の1種又は2種以上の混合物が用いられる。
これらのシランカップリング剤の添加量は、前記ポリマ
ー100重量部に対し、通常0.01〜5重量部で充分
である。
【0019】本発明の異方性導電フィルムの接着促進剤
として添加されるエポキシ基含有化合物としては、トリ
グリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レート、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテ
ル、1,6−へキサンジオールジグリシジルエーテル、
アリルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシ
ジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、フェノー
ル(EO)5 グリシジルエーテル、p−t−ブチルフェ
ニルグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシジルエス
テル、フタル酸ジグリシジルエステル、グリシジルメタ
クリレート、ブチルグリシジルエーテル等が挙げられ
る。また、エポキシ基を含有するポリマーをアロイ化す
ることによっても同様の効果を得ることができる。これ
らのエポキシ基含有化合物は、1種又は2種以上の混合
物として用いられ、その添加量は前記ポリマー100重
量部に対し、通常0.1〜20重量部で充分である。
【0020】本発明の異方性導電フィルムの物性(機械
的強度、接着性、光学的特性、耐熱性、耐湿熱性、耐候
性、架橋速度等)の改良や調節のために、本発明におい
ては、アクリロイル基、メタクリロイル基又はアリル基
を有する化合物を添加することができる。
【0021】この目的に供せられる化合物としては、ア
クリル酸又はメタクリル酸誘導体、例えばそのエステル
及びアミドが最も一般的であり、エステル残基としては
メチル、エチル、ドデシル、ステアリル、ラウリルのよ
うなアルキル基のほかに、シクロヘキシル基、テトラヒ
ドロフルフリル基、アミノエチル基、2−ヒドロキシエ
チル基、3−ヒドロキシプロピル基、3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピル基等が挙げられる。また、エチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール等の多官能アルコール
とのエステルも同様に用いられる。また、アミドとして
は、ダイアセトンアクリルアミドが代表的である。多官
能架橋助剤としては、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、グリセリン等のアクリル酸又はメタク
リル酸エステル、また、アリル基を有する化合物として
は、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレ
ート、フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、マレ
イン酸ジアリル等が挙げられる。これらの化合物は、1
種又は2種以上の混合物として、前記ポリマー100重
量部に対し、通常0.1〜50重量部、好ましくは0.
5〜30重量部添加して用いられる。50重量部を超え
ると、接着剤の調製時の作業性や成膜性を低下させるこ
とがある。
【0022】なおまた、本発明の異方性導電フィルムに
は、加工性や貼り合わせ等の加工性向上の目的で炭化水
素樹脂を接着剤中に添加することができる。この場合、
添加される炭化水素樹脂は天然樹脂系、合成樹脂系のい
ずれでもよい。天然樹脂系ではロジン、ロジン誘導体、
テルペン系樹脂が好適に用いられる。ロジンではガム系
樹脂、トール油系樹脂、ウッド系樹脂を用いることがで
きる。ロジン誘導体としてはロジンをそれぞれ水素化、
不均一化、重合、エステル化、金属塩化したものを用い
ることができる。テルペン系樹脂ではα−ピネン、β−
ピネン等のテルペン系樹脂の他、テルペンフェノール樹
脂を用いることができる。また、その他の天然樹脂とし
てダンマル、コーパル、シェラックを用いてもよい。一
方、合成樹脂系では石油系樹脂、フェノール系樹脂、キ
シレン系樹脂が好適に用いられる。石油系樹脂では脂肪
族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、
共重合系石油樹脂、水素化石油樹脂、純モノマー系石油
樹脂、クマロンインデン樹脂を用いることができる。フ
ェノール系樹脂ではアルキルフェノール樹脂、変性フェ
ノール樹脂を用いることができる。キシレン系樹脂では
キシレン樹脂、変性キシレン樹脂を用いることができ
る。
【0023】前記炭化水素樹脂の添加量は適宜選択され
るが、前記ポリマー100重量部に対して1〜200重
量部が好ましく、更に好ましくは5〜150重量部であ
る。以上の添加剤のほか、本発明には、老化防止剤、紫
外線吸収剤、染料、加工助剤等を本発明の目的に支障を
きたさない範囲で用いてもよい。
【0024】本発明に用いる導電性粒子としては、電気
的に良好な導体である限り、種々のものを使用すること
ができる。例えば、銅、銀、ニッケル等の金属粉体、こ
のような金属で被覆された樹脂あるいはセラミック粉体
等を使用することができる。また、その形状についても
特に制限はなく、りん片状、樹枝状、粒状、ペレット状
等の任意の形状をとることができる。
【0025】本発明の異方性導電フィルムを得るために
は、前述した熱又は光によってラジカルを発生する架橋
剤(有機過酸化物及び/又は光増感剤)、(必要に応じ
て架橋助剤)、シランカップリング剤、エポキシ基含有
化合物が、主成分である前記ポリマーに添加されること
が必要である。
【0026】本発明の異方性導電フィルムは、前記ポリ
マーを前述の添加剤と均一に混合し、押出機、ロール等
で混練した後、カレンダーロール、Tダイ押出、インフ
レーション等の成膜法により所定の形状に成膜すること
ができる。なお、成膜に際しては、ブロッキング防止、
被着体との圧着を容易にするため等の目的で、エンボス
加工が施されていてもよい。前記のようにして得られた
フィルムを被着体(ポリイミド・銅箔等)と貼り合わせ
るには、常法、例えば、熱プレスによる貼り合わせ法
や、押出機、カレンダーによる直接ラミネート法、フィ
ルムラミネーターによる加熱圧着法等の手法を用いるこ
とができる。
【0027】また、各構成成分を部材(セパレーター)
に何ら影響を及ぼさない溶媒に均一に溶解させ、部材
(セパレーター)の表面に均一に塗布し、他の被着体
(ポリイミド・銅箔等)を仮圧着した後、熱又は光硬化
させることができる。本発明の異方性導電フィルムにお
ける硬化条件としては、熱硬化の場合は、用いる有機過
酸化物の種類に依存するが、通常70〜170℃、好ま
しくは70〜150℃で、通常10秒〜120分、好ま
しくは20秒〜60分である。
【0028】また、光増感剤を用いる光硬化の場合は、
光源として紫外〜可視領域に発光する多くの物が採用で
き、例えば超高圧、高圧、低圧水銀灯、ケミカルラン
プ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、マーキュリーハ
ロゲンランプ、カーボンアーク灯、白熱灯、レーザー光
等が挙げられる。照射時間は、ランプの種類、光源の強
さによって一概には決められないが、数十秒〜数十分程
度である。また、硬化促進のために、予め積層体を40
〜120℃に加温し、これに紫外線を照射してもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の異方性導電フィルムは、
前記ポリマーに、導電性粒子と共に、有機過酸化物及び
/又は光増感剤とシランカップリング剤、更にエポキシ
基含有化合物を添加し、成膜することによって得られ
る。
【0030】本発明の異方性導電フィルムは、接着剤が
前記ポリマーを主成分とするため、以下の特長を有す
る。 (1)リペア性が良好である。 (2)透明性が良好である。 (3)従来品に比べ、安定して高い接着性を発揮する。 (4)透明な前記ポリマーを原料としたフィルムを使用
することにより、電極位置決めの際の光透過性がよく、
作業性が良好である。
【0031】(5)エポキシ系等の従来品は、150℃
以上の加熱が必要であったが、本発明によれば、100
℃以下で硬化接着が可能であり、またUV硬化性とする
こともできるため、更に低温での硬化接着も可能であ
る。 (6)従来用いられているエポキシ系、フェノール系の
異方性導電フィルムは、粘着性がなく、フィルムが電極
に粘着力で仮止めしにくく、剥がれやすく、作業性が悪
いが、本発明によれば、仮止めの時の粘着力が高いた
め、作業性が良好である。
【0032】本発明において、導電性粒子の配合量は、
前記ポリマーに対し、0.1〜15容量%であることが
好ましく、また、粒径は0.1〜100μmであること
が好ましい。このように、配合量及び粒径を規定するこ
とにより、隣接した回路間で導電性粒子が凝集し、短連
しなくなる。
【0033】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に
限定されるものではない。
【0034】(実施例1)エチレン−酢酸ビニル共重合
体(東ソー社製ウルトラセン710、酢酸ビニル含有率
28重量%)のトルエン15重量%溶液を調製し、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、1,
1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサンを0.5重量部、グリシジルメタ
クリレートを2.0重量部、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシランを0.5重量部添加し、充分に混
合した。更に福田金属箔粉工業製真球状銅粒子(粒径
3.8μm)をエチレン−酢酸ビニル共重合体に対して
4容量%混合し、バーコーターにより、セパレーターで
あるポリテレフタル酸エチレン上に幅5mm、厚さ15
μmのフィルムを得た。
【0035】(実施例2)エチレン−酢酸ビニル共重合
体(東ソー社製ウルトラセン750、酢酸ビニル含有率
32重量%)のトルエン15重量%溶液を調製し、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、ベン
ゾイルパーオキシドを4.0重量部、グリシジルメタク
リレートを4.0重量部、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシランを0.5重量部添加し、充分に混合
した。更に福田金属箔粉工業製真球状銅粒子(粒径7.
6μm)をエチレン−酢酸ビニル共重合体に対して4容
量%混合し、バーコーターにより、セパレーターである
ポリテレフタル酸エチレン上に幅5mm、厚さ15μm
のフィルムを得た。
【0036】(比較例1)エポキシ系樹脂のトルエン1
5重量%溶液を調製し、福田金属箔粉工業製真球状銅粒
子(粒径3.8μm)をエポキシ系樹脂に対して4容量
%混合し、バーコーターにより、セパレーターであるポ
リテレフタル酸エチレン上に幅5mm、厚さ15μmの
フィルムを得た。
【0037】(比較例2)フェノール系樹脂のトルエン
15重量%溶液を調製し、福田金属箔粉工業製真球状ニ
ッケル粒子(粒径7.6μm)をフェノール系樹脂に対
して4容量%混合し、バーコーターにより、セパレータ
ーであるポリテレフタル酸エチレン上に幅5mm、厚さ
15μmのフィルムを得た。
【0038】前記のサンプルをフレキシブルプリント基
板と透明電極ガラスとの接着用として、セパレーターを
剥離してモニターで位置決めをし、160℃で30秒加
熱圧着し、フレキシブルプリント基板と透明電極ガラス
との導通抵抗、横方向の絶縁抵抗を測定した。結果を以
下に示す。
【0039】実施例1 ・接着直後特性 導通抵抗:0.5Ω以下、絶縁抵抗:109 Ω以上、接
着力3.1 kg/inch ・経時変化測定(80℃/500時間後) 導通抵抗:1.0Ω以下、絶縁抵抗:109 Ω以上、接
着力3.1 kg/inch
【0040】実施例2 ・接着直後特性 導通抵抗:0.5Ω以下、絶縁抵抗:109 Ω以上、接
着力2.8 kg/inch ・経時変化測定(80℃/500時間後) 導通抵抗:0.8Ω以下、絶縁抵抗:109 Ω以上、接
着力2.8 kg/inch
【0041】比較例1 ・接着直後特性 導通抵抗:0.5Ω以下、絶縁抵抗:109 Ω以上、接
着力0.2 kg/inch ・経時変化測定(80℃/500時間後) 導通抵抗:250Ω以上、絶縁抵抗:109 Ω以上、接
着力0.1 kg/inch
【0042】比較例2 ・接着直後特性 導通抵抗:0.5Ω以下、絶縁抵抗:109 Ω以上、接
着力0.3 kg/inch ・経時変化測定(80℃/500時間後) 導通抵抗:320Ω以上、絶縁抵抗:109 Ω以上、接
着力0.1 kg/inch
【0043】(実施例3〜12)実施例1に記載の方法
に準じて、表1〜3に示す組成を表1〜3に示す割合で
用いて幅5mm、厚さ15μmのフィルムを得た。結果
を表1〜3に示す。
【0044】
【表1】
【0045】*1 :重量部*2 :容量%*3 :1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン*4 :実施例1(ウルトラセン710)、実施例2(ウル
トラセン750)、実施例3及び4(ウルトラセン76
0)
【0046】
【表2】
【0047】*1 :重量部*2 :容量%*3 :住友化学工業社製ボンドファースト2A、酢酸ビニ
ル含有率8重量%、グリシジルメタクリレート含有率3
重量%*4 :三菱化学社製 MODIC E-100H 、酢酸ビニル含有率約
20重量%、無水マレイン酸含有率約0.5重量%*5 :住友化学工業社製 LX 4110、エチレン含有率91重
量%、エチルアクリレート含有率8重量%、無水マレイ
ン酸含有率1重量%*6 :エチレン−メタクリル酸−ナトリウムイオンタイプ
のアイオノマー樹脂、三井・デュポンポリケミカル社製
ハイミラン1856、メタクリル酸含有率5重量%、ナ
トリウムイオンによるイオン化度40%
【0048】
【表3】
【0049】*1 :重量部*2 :容量%*3 :住友化学工業社製ボンドファースト2A、酢酸ビニ
ル含有率8重量%、グリシジルメタクリレート含有率3
重量%*4 :三菱化学社製 MODIC E-100H 、酢酸ビニル含有率約
20重量%、無水マレイン酸含有率約0.5重量%*5 :住友化学工業社製 LX 4110、エチレン含有率91重
量%、エチルアクリレート含有率8重量%、無水マレイ
ン酸含有率1重量%*6 :エチレン−メタクリル酸−ナトリウムイオンタイプ
のアイオノマー樹脂、三井・デュポンポリケミカル社製
ハイミラン1856、メタクリル酸含有率5重量%、ナ
トリウムイオンによるイオン化度40% 実施例1〜12のサンプルは、いずれも加熱圧着後でも
アセトン、トルエンにより極めて簡単に拭き取ることが
可能であった。
【0050】
【発明の効果】本発明の異方性導電フィルムは、粘着力
が高くかつ作業性及び透明性が良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 135/00 C09J 135/00 H01B 5/16 H01B 5/16 H01R 4/04 H01R 4/04 11/01 11/01 A // H05K 1/14 H05K 1/14 J

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性粒子を接着剤中に分散してなる異
    方性導電フィルムにおいて、前記接着剤が、エチレン−
    酢酸ビニル共重合体;エチレンと酢酸ビニルとアクリレ
    ート系及び/又はメタクリレート系モノマーとの共重合
    体;エチレンと酢酸ビニルとマレイン酸及び/又は無水
    マレイン酸との共重合体;エチレンとアクリレート系及
    び/又はメタクリレート系モノマーとマレイン酸及び/
    又は無水マレイン酸との共重合体;並びにエチレン−メ
    タクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで結合させた
    アイオノマー樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1
    種のポリマーを主成分とする硬化性接着剤であることを
    特徴とする異方性導電フィルム。
  2. 【請求項2】 前記導電性粒子が前記ポリマーに対して
    0.1〜15容量%含有されていることを特徴とする請
    求項1記載の異方性導電フィルム。
  3. 【請求項3】 前記導電性粒子の粒径が0.1〜100
    μmであることを特徴とする請求項1記載の異方性導電
    フィルム。
  4. 【請求項4】 硬化性接着剤が熱硬化性接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の異方性導電フィルム。
  5. 【請求項5】 熱硬化性接着剤が、ポリマー100重量
    部に対し、有機過酸化物を0.1〜10重量部、シラン
    カップリング剤を0.01〜5重量部、エポキシ基含有
    化合物を0.1〜20重量部添加してなることを特徴と
    する請求項4記載の異方性導電フィルム。
  6. 【請求項6】 熱硬化性接着剤が、ポリマー100重量
    部に対し、アクリロイル基含有化合物、メタクリロイル
    基含有化合物及びアリル基含有化合物からなる群から選
    ばれる少なくとも1種を0.1〜50重量部添加してな
    ることを特徴とする請求項4記載の異方性導電フィル
    ム。
  7. 【請求項7】 熱硬化性接着剤が、ポリマー100重量
    部に対し、炭化水素樹脂1〜200重量部添加してなる
    ことを特徴とする請求項4記載の異方性導電フィルム。
  8. 【請求項8】 ポリマーがエチレン−酢酸ビニル共重合
    体であり、その酢酸ビニル含有率が10〜50重量%で
    あることを特徴とする請求項4記載の異方性導電フィル
    ム。
  9. 【請求項9】 ポリマーがエチレンと酢酸ビニルとアク
    リレート系及び/又はメタクリレート系モノマーとの共
    重合体であり、その酢酸ビニル含有率が10〜50重量
    %、アクリレート系及び/又はメタクリレート系モノマ
    ーの含有率が0.01〜10重量%であることを特徴と
    する請求項4記載の異方性導電フィルム。
  10. 【請求項10】 ポリマーがエチレンと酢酸ビニルとマ
    レイン酸及び/又は無水マレイン酸との共重合体であ
    り、その酢酸ビニル含有率が10〜50重量%、マレイ
    ン酸及び/又は無水マレイン酸の含有率が0.01〜1
    0重量%であることを特徴とする請求項4記載の異方性
    導電フィルム。
  11. 【請求項11】 ポリマーがエチレンとアクリレート系
    及び/又はメタクリレート系モノマーとマレイン酸及び
    /又は無水マレイン酸との共重合体であり、そのアクリ
    レート系モノマーの含有率が10〜50重量%、マレイ
    ン酸及び/又は無水マレイン酸の含有率が0.01〜1
    0重量%であることを特徴とする請求項4記載の異方性
    導電フィルム。
  12. 【請求項12】 ポリマーが前記アイオノマー樹脂であ
    り、そのメタクリル酸の含有率が1〜30重量%、金属
    イオンによるイオン化度が5〜80%であることを特徴
    とする請求項4記載の異方性導電フィルム。
  13. 【請求項13】 硬化性接着剤が光硬化性接着剤である
    ことを特徴とする請求項1記載の異方性導電フィルム。
  14. 【請求項14】 光硬化性接着剤が、ポリマー100重
    量部に対し、光増感剤を0.1〜10重量部、シランカ
    ップリング剤を0.01〜5重量部、エポキシ基含有化
    合物を0.1〜20重量部添加してなることを特徴とす
    る請求項13記載の異方性導電フィルム。
  15. 【請求項15】 光硬化性接着剤が、ポリマー100重
    量部に対し、アクリロイル基含有化合物、メタクリロイ
    ル基含有化合物及びアリル基含有化合物からなる群から
    選ばれる少なくとも1種を0.1〜50重量部添加して
    なることを特徴とする請求項13記載の異方性導電フィ
    ルム。
  16. 【請求項16】 光硬化性接着剤が、ポリマー100重
    量部に対し、炭化水素樹脂1〜200重量部添加してな
    ることを特徴とする請求項13記載の異方性導電フィル
    ム。
  17. 【請求項17】 ポリマーがエチレン−酢酸ビニル共重
    合体であり、その酢酸ビニル含有率が10〜50重量%
    であることを特徴とする請求項13記載の異方性導電フ
    ィルム。
  18. 【請求項18】 ポリマーがエチレンと酢酸ビニルとア
    クリレート系及び/又はメタクリレート系モノマーとの
    共重合体であり、その酢酸ビニル含有率が10〜50重
    量%、アクリレート系及び/又はメタクリレート系モノ
    マーの含有率が0.01〜10重量%であることを特徴
    とする請求項13記載の異方性導電フィルム。
  19. 【請求項19】 ポリマーがエチレンと酢酸ビニルとマ
    レイン酸及び/又は無水マレイン酸との共重合体であ
    り、その酢酸ビニル含有率が10〜50重量%、マレイ
    ン酸及び/又は無水マレイン酸の含有率が0.01〜1
    0重量%であることを特徴とする請求項13記載の異方
    性導電フィルム。
  20. 【請求項20】 ポリマーがエチレンとアクリレート系
    及び/又はメタクリレート系モノマーとマレイン酸及び
    /又は無水マレイン酸との共重合体であり、そのアクリ
    レート系モノマーの含有率が10〜50重量%、マレイ
    ン酸及び/又は無水マレイン酸の含有率が0.01〜1
    0重量%であることを特徴とする請求項13記載の異方
    性導電フィルム。
  21. 【請求項21】 ポリマーが前記アイオノマー樹脂であ
    り、そのメタクリル酸の含有率が1〜30重量%、金属
    イオンによるイオン化度が5〜80%であることを特徴
    とする請求項13記載の異方性導電フィルム。
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