JPH08146050A - 差動増幅器を用いる測定装置 - Google Patents
差動増幅器を用いる測定装置Info
- Publication number
- JPH08146050A JPH08146050A JP6290800A JP29080094A JPH08146050A JP H08146050 A JPH08146050 A JP H08146050A JP 6290800 A JP6290800 A JP 6290800A JP 29080094 A JP29080094 A JP 29080094A JP H08146050 A JPH08146050 A JP H08146050A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- differential amplifier
- value
- input
- amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、差動増幅器を用いる測定装置に関
し、片電源で動作する差動増幅器を使用できるようにす
ることを目的とする。 【構成】片電源で動作して同一の増幅率に従って入力電
圧を増幅する第1及び第2の増幅器と、片電源で動作
し、第1及び第2の増幅器の出力値の差分値に応じた電
圧を出力する差動増幅器とを備えて、差動増幅器の出力
電圧に従って入力電圧の示す測定値を測定する構成を採
る測定装置において、差動増幅器の入力端子のいずれか
一方に基準電圧を付加する電圧源を備える構成を採り、
かつ、この基準電圧が差動増幅器の出力電圧を非ゼロ値
に設定するもので構成され、更に、入力電圧が等しい値
をとるときの差動増幅器の出力電圧値を記憶する記憶手
段と、この記憶値と差動増幅器の出力電圧値との差分値
を算出する算出手段とを備え、算出手段の算出値に応じ
て入力電圧の示す測定値を測定するように構成する。
し、片電源で動作する差動増幅器を使用できるようにす
ることを目的とする。 【構成】片電源で動作して同一の増幅率に従って入力電
圧を増幅する第1及び第2の増幅器と、片電源で動作
し、第1及び第2の増幅器の出力値の差分値に応じた電
圧を出力する差動増幅器とを備えて、差動増幅器の出力
電圧に従って入力電圧の示す測定値を測定する構成を採
る測定装置において、差動増幅器の入力端子のいずれか
一方に基準電圧を付加する電圧源を備える構成を採り、
かつ、この基準電圧が差動増幅器の出力電圧を非ゼロ値
に設定するもので構成され、更に、入力電圧が等しい値
をとるときの差動増幅器の出力電圧値を記憶する記憶手
段と、この記憶値と差動増幅器の出力電圧値との差分値
を算出する算出手段とを備え、算出手段の算出値に応じ
て入力電圧の示す測定値を測定するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動増幅器を使用して
物理量を測定する差動増幅器を用いる測定装置に関し、
特に、片電源で動作する差動増幅器を使用できるように
する差動増幅器を用いる測定装置に関する。
物理量を測定する差動増幅器を用いる測定装置に関し、
特に、片電源で動作する差動増幅器を使用できるように
する差動増幅器を用いる測定装置に関する。
【0002】物理量を測定する測定装置では、差動増幅
器を用いて回路を構成することがある。このとき用いら
れる差動増幅器と、それに接続される前段の2つの増幅
器とはオフセット電圧を発生するので、このオフセット
電圧に影響されずに高精度の測定処理を実現できるよう
にする構成を構築していく必要がある。
器を用いて回路を構成することがある。このとき用いら
れる差動増幅器と、それに接続される前段の2つの増幅
器とはオフセット電圧を発生するので、このオフセット
電圧に影響されずに高精度の測定処理を実現できるよう
にする構成を構築していく必要がある。
【0003】
【従来の技術】+電源で動作する差動増幅器は、−側の
出力電圧を出力することができない。これとは逆に、−
電源で動作する差動増幅器は、+側の出力電圧を出力す
ることができない。すなわち、片電源で動作する差動増
幅器は、オフセット電圧の零調機能を持たないのであ
る。
出力電圧を出力することができない。これとは逆に、−
電源で動作する差動増幅器は、+側の出力電圧を出力す
ることができない。すなわち、片電源で動作する差動増
幅器は、オフセット電圧の零調機能を持たないのであ
る。
【0004】このようなことを背景として、通常、測定
装置に組み込まれる差動増幅器としては、+電源と−電
源の両方を電圧源とするものが用いられている。すなわ
ち、測定装置に組み込まれる差動増幅器は、通常、+側
と−側の両方の電圧を出力することが要求され、これが
ために、+電源と−電源の両方を電圧源とする差動増幅
器が用いられているのである。また、片側の電圧のみを
出力することが要求されるときにも、片電源で動作する
差動増幅器を用いていたのでは、オフセット電圧の発生
により本来の出力電圧が逆側に入り込むことがあって
も、それを出力できないからである。
装置に組み込まれる差動増幅器としては、+電源と−電
源の両方を電圧源とするものが用いられている。すなわ
ち、測定装置に組み込まれる差動増幅器は、通常、+側
と−側の両方の電圧を出力することが要求され、これが
ために、+電源と−電源の両方を電圧源とする差動増幅
器が用いられているのである。また、片側の電圧のみを
出力することが要求されるときにも、片電源で動作する
差動増幅器を用いていたのでは、オフセット電圧の発生
により本来の出力電圧が逆側に入り込むことがあって
も、それを出力できないからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、片電源で動
作する差動増幅器を用いると、用意する電源装置が簡単
になるとともにローコストになることから、携帯型電子
機器のような装置では、片電源で動作する差動増幅器を
用いることの要求が強い。
作する差動増幅器を用いると、用意する電源装置が簡単
になるとともにローコストになることから、携帯型電子
機器のような装置では、片電源で動作する差動増幅器を
用いることの要求が強い。
【0006】しかしながら、従来技術に従っていると、
+側と−側の両方の電圧を出力することが要求される場
合には、片電源で動作する差動増幅器を用いることがで
きない。また、片側の電圧のみを出力することが要求さ
れるときにも、オフセット電圧の影響を無視できない場
合には、片電源で動作する差動増幅器を用いることがで
きない。
+側と−側の両方の電圧を出力することが要求される場
合には、片電源で動作する差動増幅器を用いることがで
きない。また、片側の電圧のみを出力することが要求さ
れるときにも、オフセット電圧の影響を無視できない場
合には、片電源で動作する差動増幅器を用いることがで
きない。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、片電源で動作する差動増幅器を使用できるよ
うにする新たな差動増幅器を用いる測定装置の提供を目
的とする。
であって、片電源で動作する差動増幅器を使用できるよ
うにする新たな差動増幅器を用いる測定装置の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明を具備する測定装置であ
って、測定対象の物理量に応じた電圧値を検出する検出
回路2と、検出回路2の検出する電圧値に演算処理を施
すことで物理量を特定する演算機構3とを備える。
を図示する。図中、1は本発明を具備する測定装置であ
って、測定対象の物理量に応じた電圧値を検出する検出
回路2と、検出回路2の検出する電圧値に演算処理を施
すことで物理量を特定する演算機構3とを備える。
【0009】検出回路2は、第1の増幅器4と、第2の
増幅器5と、差動増幅器6とを備える。この第1の増幅
器4は、片電源で動作して、測定対象の物理量から検出
される第1の入力電圧を増幅する。第2の増幅器5は、
片電源で動作して、第1の増幅器4の増幅率と同じ増幅
率を持って、測定対象の物理量から検出される第2の入
力電圧を増幅する。差動増幅器6は、片電源で動作し、
第1及び第2の増幅器4,5の出力を入力として、この
入力の差分値に応じた電圧を出力するものであって、本
発明を実現するために、2つの入力端子のいずれか一方
に基準電圧を付加する電圧源7を備える構成を採る。
増幅器5と、差動増幅器6とを備える。この第1の増幅
器4は、片電源で動作して、測定対象の物理量から検出
される第1の入力電圧を増幅する。第2の増幅器5は、
片電源で動作して、第1の増幅器4の増幅率と同じ増幅
率を持って、測定対象の物理量から検出される第2の入
力電圧を増幅する。差動増幅器6は、片電源で動作し、
第1及び第2の増幅器4,5の出力を入力として、この
入力の差分値に応じた電圧を出力するものであって、本
発明を実現するために、2つの入力端子のいずれか一方
に基準電圧を付加する電圧源7を備える構成を採る。
【0010】一方、演算機構3は、読取手段8と、記憶
手段9と、算出手段10と、変換手段11とを備える。
この読取手段8は、検出回路2の検出する電圧値を読み
取る。記憶手段9は、第1及び第2の入力電圧が等しい
値をとるときの検出回路2の検出電圧値を記憶する。算
出手段10は、記憶手段9の記憶値と、検出回路2の検
出電圧値との差分値を算出する。変換手段11は、算出
手段10の算出値から物理量を特定する。
手段9と、算出手段10と、変換手段11とを備える。
この読取手段8は、検出回路2の検出する電圧値を読み
取る。記憶手段9は、第1及び第2の入力電圧が等しい
値をとるときの検出回路2の検出電圧値を記憶する。算
出手段10は、記憶手段9の記憶値と、検出回路2の検
出電圧値との差分値を算出する。変換手段11は、算出
手段10の算出値から物理量を特定する。
【0011】
【作用】本発明では、第1の入力電圧と第2の入力電圧
との差分値が正負のいずれにもなる可能性があるときに
は、電圧源7の発生する基準電圧が、第1及び第2の入
力電圧の入力範囲内で差動増幅器6の出力電圧を非ゼロ
値に設定するもので構成する。この構成に従い、差動増
幅器6は、片電源で動作しても、常に、非ゼロ値の電圧
を出力していくよう動作する。
との差分値が正負のいずれにもなる可能性があるときに
は、電圧源7の発生する基準電圧が、第1及び第2の入
力電圧の入力範囲内で差動増幅器6の出力電圧を非ゼロ
値に設定するもので構成する。この構成に従い、差動増
幅器6は、片電源で動作しても、常に、非ゼロ値の電圧
を出力していくよう動作する。
【0012】この検出回路2の検出処理を受けて、読取
手段8は、例えば測定の開始に先立って、第1及び第2
の入力電圧が等しい値をとるときの差動増幅器6の出力
電圧値を記憶手段9に格納し、測定が開始されると、差
動増幅器6の出力電圧値を算出手段10に出力する。
手段8は、例えば測定の開始に先立って、第1及び第2
の入力電圧が等しい値をとるときの差動増幅器6の出力
電圧値を記憶手段9に格納し、測定が開始されると、差
動増幅器6の出力電圧値を算出手段10に出力する。
【0013】そして、算出手段10は、読取手段8から
差動増幅器6の出力電圧値を受け取ると、記憶手段9の
記憶値と、受け取った差動増幅器6の出力電圧値との差
分値を算出し、これを受けて、変換手段11は、算出手
段10の算出値から物理量を特定する。
差動増幅器6の出力電圧値を受け取ると、記憶手段9の
記憶値と、受け取った差動増幅器6の出力電圧値との差
分値を算出し、これを受けて、変換手段11は、算出手
段10の算出値から物理量を特定する。
【0014】また、本発明では、第1の入力電圧と第2
の入力電圧との差分値が正負のいずれか一方しかとらな
いときには、電圧源7の発生する基準電圧が、第1及び
第2の入力電圧が等しい値をとるときに差動増幅器6の
出力電圧をゼロ値に設定するもので構成する。この構成
に従い、差動増幅器6は、片電源で動作しても、オフセ
ット電圧の零調機能を持つことで、常に、正確な電圧を
出力していくよう動作する。
の入力電圧との差分値が正負のいずれか一方しかとらな
いときには、電圧源7の発生する基準電圧が、第1及び
第2の入力電圧が等しい値をとるときに差動増幅器6の
出力電圧をゼロ値に設定するもので構成する。この構成
に従い、差動増幅器6は、片電源で動作しても、オフセ
ット電圧の零調機能を持つことで、常に、正確な電圧を
出力していくよう動作する。
【0015】この検出回路2の検出処理を受けて、読取
手段8は、測定が開始されると、差動増幅器6の出力電
圧値を変換手段11に出力し、これを受けて、変換手段
11は、受け取った出力電圧値から物理量を特定する。
手段8は、測定が開始されると、差動増幅器6の出力電
圧値を変換手段11に出力し、これを受けて、変換手段
11は、受け取った出力電圧値から物理量を特定する。
【0016】このようにして、本発明の測定装置1によ
れば、測定対象の物理量に従って、差動増幅器6に対し
て+側と−側の両方の電圧を出力することが要求される
ときにも、その差動増幅器6として片電源で動作するも
のを用いることができるようになる。そして、差動増幅
器6に対して+側と−側のいずれか一方の電圧を出力す
ることが要求されるときにあって、オフセット電圧の大
きさを無視できないようなときにも、その差動増幅器6
として片電源で動作するものを用いることができるよう
になる。
れば、測定対象の物理量に従って、差動増幅器6に対し
て+側と−側の両方の電圧を出力することが要求される
ときにも、その差動増幅器6として片電源で動作するも
のを用いることができるようになる。そして、差動増幅
器6に対して+側と−側のいずれか一方の電圧を出力す
ることが要求されるときにあって、オフセット電圧の大
きさを無視できないようなときにも、その差動増幅器6
として片電源で動作するものを用いることができるよう
になる。
【0017】
【実施例】以下、携帯型電子機器の電池残量の検出処理
に適用した実施例に従って本発明を詳細に説明する。
に適用した実施例に従って本発明を詳細に説明する。
【0018】図2に、携帯型電子機器20の装置構成の
一例を図示する。この図に示すように、携帯型電子機器
20は、ディスプレイ21を備えて規定のデータ処理を
実行するデータ処理回路22と、データ処理回路22に
電源を供給する充電可能な電池23と、ACアダプタ2
4が装着されるとき、電池23の充電処理を行う充電回
路25と、電池23の充放電電流に応じた電圧値を検出
する充放電電流検出回路26と、充放電電流検出回路2
6の検出する電圧値をアナログからディジタルに変換す
るA/D変換器27と、プログラムにより構成されて、
A/D変換器27の出力値から電池23の残量を検出す
る電池残量検出機構28と、充電回路25と電池23と
の間の電源路の開閉を制御する第1のスイッチ29と、
データ処理回路22と電池23との間の電源路の開閉を
制御する第2のスイッチ30とを備える。
一例を図示する。この図に示すように、携帯型電子機器
20は、ディスプレイ21を備えて規定のデータ処理を
実行するデータ処理回路22と、データ処理回路22に
電源を供給する充電可能な電池23と、ACアダプタ2
4が装着されるとき、電池23の充電処理を行う充電回
路25と、電池23の充放電電流に応じた電圧値を検出
する充放電電流検出回路26と、充放電電流検出回路2
6の検出する電圧値をアナログからディジタルに変換す
るA/D変換器27と、プログラムにより構成されて、
A/D変換器27の出力値から電池23の残量を検出す
る電池残量検出機構28と、充電回路25と電池23と
の間の電源路の開閉を制御する第1のスイッチ29と、
データ処理回路22と電池23との間の電源路の開閉を
制御する第2のスイッチ30とを備える。
【0019】図3に、本発明により構成される充放電電
流検出回路26の一実施例を図示する。この図に示すよ
うに、充放電電流検出回路26は、電池23の充放電電
流を検出するための抵抗R1と、抵抗R1の電池23側
端とアースとの間に設けられる直列接続の抵抗R2及び
R4と、抵抗R1の充電回路25(データ処理回路2
2)側端とアースとの間に設けられる直列接続の抵抗R
3及びR5と、抵抗R1の電池23側端の電位を検出す
るための第1の演算増幅器40と、抵抗R1の充電回路
25(データ処理回路22)側端の電位を検出するため
の第2の演算増幅器41と、第1の演算増幅器40の出
力電圧値と、第2の演算増幅器41の出力電圧値との差
分値を出力する差動増幅器42とを備える。
流検出回路26の一実施例を図示する。この図に示すよ
うに、充放電電流検出回路26は、電池23の充放電電
流を検出するための抵抗R1と、抵抗R1の電池23側
端とアースとの間に設けられる直列接続の抵抗R2及び
R4と、抵抗R1の充電回路25(データ処理回路2
2)側端とアースとの間に設けられる直列接続の抵抗R
3及びR5と、抵抗R1の電池23側端の電位を検出す
るための第1の演算増幅器40と、抵抗R1の充電回路
25(データ処理回路22)側端の電位を検出するため
の第2の演算増幅器41と、第1の演算増幅器40の出
力電圧値と、第2の演算増幅器41の出力電圧値との差
分値を出力する差動増幅器42とを備える。
【0020】この第1の演算増幅器40は、+電源で動
作して、抵抗R2及び抵抗R3の分割する電圧を+端子
に入力し、抵抗R6を介して−端子を第2の演算増幅器
41の−端子に接続するとともに、出力端子と−端子と
の間にフィードバック抵抗R8を設ける。また、第2の
演算増幅器41は、+電源で動作して、抵抗R3及び抵
抗R5の分割する電圧を+端子に入力し、抵抗R6を介
して−端子を第1の演算増幅器40の−端子に接続する
とともに、出力端子と−端子との間にフィードバック抵
抗R7を設ける。
作して、抵抗R2及び抵抗R3の分割する電圧を+端子
に入力し、抵抗R6を介して−端子を第2の演算増幅器
41の−端子に接続するとともに、出力端子と−端子と
の間にフィードバック抵抗R8を設ける。また、第2の
演算増幅器41は、+電源で動作して、抵抗R3及び抵
抗R5の分割する電圧を+端子に入力し、抵抗R6を介
して−端子を第1の演算増幅器40の−端子に接続する
とともに、出力端子と−端子との間にフィードバック抵
抗R7を設ける。
【0021】この構成に従い、抵抗R1の電池23側端
の電位をV1で表すならば、第1の演算増幅器40の+
端子には、
の電位をV1で表すならば、第1の演算増幅器40の+
端子には、
【0022】
【数1】
【0023】で表される電圧が入力され、この入力を受
けて、第1の演算増幅器40は、
けて、第1の演算増幅器40は、
【0024】
【数2】
【0025】で表される電圧値を出力する。また、抵抗
R1の充電回路25(データ処理回路22)側端の電位
をV2で表すならば、第2の演算増幅器41の+端子に
は、
R1の充電回路25(データ処理回路22)側端の電位
をV2で表すならば、第2の演算増幅器41の+端子に
は、
【0026】
【数3】
【0027】で表される電圧が入力され、この入力を受
けて、第2の演算増幅器41は、
けて、第2の演算増幅器41は、
【0028】
【数4】
【0029】で表される電圧値を出力する。ここで、
「R2=R3,R4=R5,R7=R8」を想定してい
る。一方、差動増幅器42は、+電源で動作して、抵抗
R10を介して第1の演算増幅器40の出力電圧を+端
子に入力し、抵抗R9を介して第2の演算増幅器41の
出力電圧を−端子に入力するとともに、出力端子と−端
子との間にフィードバック抵抗R11を設け、更に、抵
抗R12及び電圧源43の直列接続を介して+端子とア
ースとの間を接続する。ここで、抵抗R9,R10,R
11,R12は全て同じインピーダンスのものを使用し
ており、これにより、差動増幅器42は、既存のボルテ
ージフォロワ回路を構成することになる。
「R2=R3,R4=R5,R7=R8」を想定してい
る。一方、差動増幅器42は、+電源で動作して、抵抗
R10を介して第1の演算増幅器40の出力電圧を+端
子に入力し、抵抗R9を介して第2の演算増幅器41の
出力電圧を−端子に入力するとともに、出力端子と−端
子との間にフィードバック抵抗R11を設け、更に、抵
抗R12及び電圧源43の直列接続を介して+端子とア
ースとの間を接続する。ここで、抵抗R9,R10,R
11,R12は全て同じインピーダンスのものを使用し
ており、これにより、差動増幅器42は、既存のボルテ
ージフォロワ回路を構成することになる。
【0030】この差動増幅器42の+端子に接続される
電圧源43が本発明に特徴的なものであって、これを設
けた理由は以下の通りである。すなわち、充電回路25
が備えられるときには、抵抗R1には放電電流の他に充
電電流が流れ、放電電流が流れるときには、「V1>V
2」の関係式が成立し、逆に、充電電流が流れるときに
は、「V1<V2」の関係式が成立する。従って、差動
増幅器42は、抵抗R1に放電電流が流れるときには、
+端子に入力される電圧値の方が−端子に入力される電
圧値よりも大きくなることから、+側の電圧値を出力
し、抵抗R1に充電電流が流れるときには、−端子に入
力される電圧値の方が+端子に入力される電圧値よりも
大きくなることから、−側の電圧値を出力する。これか
ら、そのままでは、+電源で動作する差動増幅器42を
使用することができない。
電圧源43が本発明に特徴的なものであって、これを設
けた理由は以下の通りである。すなわち、充電回路25
が備えられるときには、抵抗R1には放電電流の他に充
電電流が流れ、放電電流が流れるときには、「V1>V
2」の関係式が成立し、逆に、充電電流が流れるときに
は、「V1<V2」の関係式が成立する。従って、差動
増幅器42は、抵抗R1に放電電流が流れるときには、
+端子に入力される電圧値の方が−端子に入力される電
圧値よりも大きくなることから、+側の電圧値を出力
し、抵抗R1に充電電流が流れるときには、−端子に入
力される電圧値の方が+端子に入力される電圧値よりも
大きくなることから、−側の電圧値を出力する。これか
ら、そのままでは、+電源で動作する差動増幅器42を
使用することができない。
【0031】そこで、本発明では、電圧源43を差動増
幅器42の+端子に接続する構成を採って、抵抗R1に
電流が流れていないときにも、差動増幅器42が例えば
4Vといったような大きな+電圧を出力するようにし
て、それを基準にして出力電圧を振らせることで、放電
電流と充電電流の双方を測定可能にする構成を採ったの
である。
幅器42の+端子に接続する構成を採って、抵抗R1に
電流が流れていないときにも、差動増幅器42が例えば
4Vといったような大きな+電圧を出力するようにし
て、それを基準にして出力電圧を振らせることで、放電
電流と充電電流の双方を測定可能にする構成を採ったの
である。
【0032】また、充電回路25が備えられないときに
は、抵抗R1には放電電流しか流れないことから、常に
「V1>V2」の関係式が成立し、従って、差動増幅器
42は、常に+側の電圧値を出力することが要求される
ので、+電源で動作する差動増幅器42を使用すること
が可能である。しかしながら、抵抗R1のインピーダン
スは、電力損失を抑えるためにかなり小さな値のものと
なり、これから、第1の演算増幅器40や第2の演算増
幅器41の持つオフセット電圧(汎用ICで約±10m
V程度になる)の影響を無視できなくなる。例えば、−
10mVのオフセット電圧が存在する場合に、第1の演
算増幅器40、第2の演算増幅器41及び差動増幅器4
2の入力部抵抗により定まる増幅率が20倍であるとす
るならば、差動増幅器42は、−200mVの電圧を出
力しなけれはならないが、+電源で動作する差動増幅器
42を使用すると、この値は0Vに抑えられてしまう。
従って、抵抗R1のインピーダンスが小さいことで、差
動増幅器42の出力する電圧が小さな値になるようなと
きには、放電電流を正確に測定できない。
は、抵抗R1には放電電流しか流れないことから、常に
「V1>V2」の関係式が成立し、従って、差動増幅器
42は、常に+側の電圧値を出力することが要求される
ので、+電源で動作する差動増幅器42を使用すること
が可能である。しかしながら、抵抗R1のインピーダン
スは、電力損失を抑えるためにかなり小さな値のものと
なり、これから、第1の演算増幅器40や第2の演算増
幅器41の持つオフセット電圧(汎用ICで約±10m
V程度になる)の影響を無視できなくなる。例えば、−
10mVのオフセット電圧が存在する場合に、第1の演
算増幅器40、第2の演算増幅器41及び差動増幅器4
2の入力部抵抗により定まる増幅率が20倍であるとす
るならば、差動増幅器42は、−200mVの電圧を出
力しなけれはならないが、+電源で動作する差動増幅器
42を使用すると、この値は0Vに抑えられてしまう。
従って、抵抗R1のインピーダンスが小さいことで、差
動増幅器42の出力する電圧が小さな値になるようなと
きには、放電電流を正確に測定できない。
【0033】そこで、本発明では、電圧源43を差動増
幅器42の+端子に接続する構成を採って、抵抗R1に
電流が流れていないときに、差動増幅器42が0Vを出
力するようにすることで、+電源で動作する差動増幅器
42を使用しても、放電電流を正確に測定可能にする構
成を採ったのである。上述の例で説明するならば、+2
00mVの電圧を出力する電圧源43を差動増幅器42
の+端子に接続することになる。
幅器42の+端子に接続する構成を採って、抵抗R1に
電流が流れていないときに、差動増幅器42が0Vを出
力するようにすることで、+電源で動作する差動増幅器
42を使用しても、放電電流を正確に測定可能にする構
成を採ったのである。上述の例で説明するならば、+2
00mVの電圧を出力する電圧源43を差動増幅器42
の+端子に接続することになる。
【0034】図4に、電池残量検出機構28の実行する
処理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フロ
ーについて説明する。ここで、この処理フローは、充電
回路25が備えられるときに実行されるものであり、従
って、電圧源43は、抵抗R1に電流が流れていないと
きにも、差動増幅器42が例えば4Vといったような大
きな+電圧を出力するように制御することになる。
処理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フロ
ーについて説明する。ここで、この処理フローは、充電
回路25が備えられるときに実行されるものであり、従
って、電圧源43は、抵抗R1に電流が流れていないと
きにも、差動増幅器42が例えば4Vといったような大
きな+電圧を出力するように制御することになる。
【0035】電池残量検出機構28は、ユーザから電源
ONが指示されると、図4の処理フローに示すように、
先ず最初に、ステップ1で、充放電電流検出回路26の
出力する出力電圧を読み取る。このとき、第1及び第2
のスイッチ29,30はOFFしていることから、充放
電電流検出回路26の抵抗R1には電流が流れず、従っ
て、このとき読み取った出力電圧は電圧源43が与える
ものとなっている。なお、説明の便宜上、この読み取っ
た出力電圧を4Vとする。
ONが指示されると、図4の処理フローに示すように、
先ず最初に、ステップ1で、充放電電流検出回路26の
出力する出力電圧を読み取る。このとき、第1及び第2
のスイッチ29,30はOFFしていることから、充放
電電流検出回路26の抵抗R1には電流が流れず、従っ
て、このとき読み取った出力電圧は電圧源43が与える
ものとなっている。なお、説明の便宜上、この読み取っ
た出力電圧を4Vとする。
【0036】続いて、ステップ2で、この読み取った出
力電圧の4Vを規定のメモリ領域に書き込む。続いて、
ステップ3で、充電回路25と電池23との間の電源路
の開閉を制御する第1のスイッチ29をONすること
で、電池23を充電可能状態にセットする。続いて、ス
テップ4で、データ処理回路22と電池23との間の電
源路の開閉を制御する第2のスイッチ30をONするこ
とで、電池23を放電可能状態にセットする。
力電圧の4Vを規定のメモリ領域に書き込む。続いて、
ステップ3で、充電回路25と電池23との間の電源路
の開閉を制御する第1のスイッチ29をONすること
で、電池23を充電可能状態にセットする。続いて、ス
テップ4で、データ処理回路22と電池23との間の電
源路の開閉を制御する第2のスイッチ30をONするこ
とで、電池23を放電可能状態にセットする。
【0037】ステップ4の処理が完了すると、データ処
理回路22は、電池23から電源供給を受けることがで
きるようになることから、データ処理の実行に入ること
になる。なお、ACアダプタ24が装着されるときに
は、第2のスイッチ30のON/OFFに関係なく、A
Cアダプタ24から電源供給を受けることができるよう
になることから、直ちに、データ処理の実行に入ること
が可能である。
理回路22は、電池23から電源供給を受けることがで
きるようになることから、データ処理の実行に入ること
になる。なお、ACアダプタ24が装着されるときに
は、第2のスイッチ30のON/OFFに関係なく、A
Cアダプタ24から電源供給を受けることができるよう
になることから、直ちに、データ処理の実行に入ること
が可能である。
【0038】このデータ処理回路22の動作開始に従っ
て、充放電電流検出回路26の抵抗R1に充電電流か放
電電流が流れ始めるので、電池残量検出機構28は、続
いて、ステップ5で、規定の周期に従って充放電電流検
出回路26の出力する出力電圧を読み取る。このとき読
み取る出力電圧は、図5に示すように、4Vを中心にし
て、抵抗R1に放電電流が流れるときには4V以上の電
圧値を示し、抵抗R1に充電電流が流れるときには4V
以下の電圧値を示すことになる。
て、充放電電流検出回路26の抵抗R1に充電電流か放
電電流が流れ始めるので、電池残量検出機構28は、続
いて、ステップ5で、規定の周期に従って充放電電流検
出回路26の出力する出力電圧を読み取る。このとき読
み取る出力電圧は、図5に示すように、4Vを中心にし
て、抵抗R1に放電電流が流れるときには4V以上の電
圧値を示し、抵抗R1に充電電流が流れるときには4V
以下の電圧値を示すことになる。
【0039】続いて、ステップ6で、規定メモリ領域に
格納される4Vを読み出して、ステップ5で読み取った
電圧と、この読み出した4Vとの差分値を求めて、充放
電電流検出回路26の増幅率を考慮しつつ抵抗R1の抵
抗値で割り算することで、抵抗R1に流れる電流の大き
さと、それが充電電流であるのか放電電流であるのかを
求める。
格納される4Vを読み出して、ステップ5で読み取った
電圧と、この読み出した4Vとの差分値を求めて、充放
電電流検出回路26の増幅率を考慮しつつ抵抗R1の抵
抗値で割り算することで、抵抗R1に流れる電流の大き
さと、それが充電電流であるのか放電電流であるのかを
求める。
【0040】続いて、ステップ7で、ステップ6で求め
た充放電電流を前回のサイクルに求めた積算値に加減算
していくことで電池23の残量(ここでは、「電流×時
間」で残量を求める方式を採っている)を求めて、それ
をデータ処理回路22に通知する。ここで、この通知を
受け取ると、データ処理回路22は、必要に応じてディ
スプレイ21にアラームを表示していくよう処理するこ
とになる。そして、続くステップ8で、ユーザから電源
OFFが指示されたのか否かを判断して、指示されたこ
とを判断するときには全処理を終了し、指示されないこ
とを判断するときにはステップ5に戻っていく。
た充放電電流を前回のサイクルに求めた積算値に加減算
していくことで電池23の残量(ここでは、「電流×時
間」で残量を求める方式を採っている)を求めて、それ
をデータ処理回路22に通知する。ここで、この通知を
受け取ると、データ処理回路22は、必要に応じてディ
スプレイ21にアラームを表示していくよう処理するこ
とになる。そして、続くステップ8で、ユーザから電源
OFFが指示されたのか否かを判断して、指示されたこ
とを判断するときには全処理を終了し、指示されないこ
とを判断するときにはステップ5に戻っていく。
【0041】このようにして、+電源で動作する差動増
幅器42を用いても、電池23の充放電電流を検出でき
るようになることで、電池23の残量を検出できるよう
になるのである。
幅器42を用いても、電池23の充放電電流を検出でき
るようになることで、電池23の残量を検出できるよう
になるのである。
【0042】この図4の処理フローでは、充放電電流検
出回路26の抵抗R1に充電電流と放電電流の両方が流
れることを想定したが、放電電流しか流れないときに
は、電圧源43が、抵抗R1に電流が流れていないとき
に、差動増幅器42が0Vを出力するように制御する構
成を採る。この構成を採ると、電池残量検出機構28
は、オフセット電圧の影響を受けることなく、ただ単に
充放電電流検出回路26の出力電圧を読み取って、それ
からそのまま放電電流を求めていくことができるように
なる。なお、充電電流しか流れないときには、第1の演
算増幅器40の+端子に抵抗R3及び抵抗R5の分割電
圧を入力し、第2の演算増幅器41の+端子に抵抗R2
及び抵抗R4の分割電圧を入力していくことで、同様に
求めていくことができるようになる。
出回路26の抵抗R1に充電電流と放電電流の両方が流
れることを想定したが、放電電流しか流れないときに
は、電圧源43が、抵抗R1に電流が流れていないとき
に、差動増幅器42が0Vを出力するように制御する構
成を採る。この構成を採ると、電池残量検出機構28
は、オフセット電圧の影響を受けることなく、ただ単に
充放電電流検出回路26の出力電圧を読み取って、それ
からそのまま放電電流を求めていくことができるように
なる。なお、充電電流しか流れないときには、第1の演
算増幅器40の+端子に抵抗R3及び抵抗R5の分割電
圧を入力し、第2の演算増幅器41の+端子に抵抗R2
及び抵抗R4の分割電圧を入力していくことで、同様に
求めていくことができるようになる。
【0043】これに対して、従来技術に従っていると、
+電源で動作する差動増幅器42を用いたのでは、電池
23の充電電流と放電電流の両方を検出できない。ま
た、図6に示すように、抵抗R1に放電電流しか流れな
いときには、差動増幅器42の出力電圧が常に+側にな
ることから、+電源で動作する差動増幅器42を用いて
放電電流を測定できる可能性はあるが、オフセット電圧
の影響を受けることでその精度はよくない。また、充電
電流を検出するときには、図7に示すように、第1の演
算増幅器40に入力される電圧と、第2の演算増幅器4
1に入力される電圧とを入れ換えていかなくてはならな
いという問題点もある。
+電源で動作する差動増幅器42を用いたのでは、電池
23の充電電流と放電電流の両方を検出できない。ま
た、図6に示すように、抵抗R1に放電電流しか流れな
いときには、差動増幅器42の出力電圧が常に+側にな
ることから、+電源で動作する差動増幅器42を用いて
放電電流を測定できる可能性はあるが、オフセット電圧
の影響を受けることでその精度はよくない。また、充電
電流を検出するときには、図7に示すように、第1の演
算増幅器40に入力される電圧と、第2の演算増幅器4
1に入力される電圧とを入れ換えていかなくてはならな
いという問題点もある。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の測定装置
によれば、測定対象の物理量に従って、検出回路を構成
する差動増幅器に対して+側と−側の両方の電圧を出力
することが要求されるときにも、その差動増幅器として
片電源で動作するものを用いることができるようにな
る。そして、差動増幅器に対して+側と−側のいずれか
一方の電圧を出力することが要求されるときにあって、
オフセット電圧の大きさを無視できないようなときに
も、その差動増幅器として片電源で動作するものを用い
ることができるようになる。
によれば、測定対象の物理量に従って、検出回路を構成
する差動増幅器に対して+側と−側の両方の電圧を出力
することが要求されるときにも、その差動増幅器として
片電源で動作するものを用いることができるようにな
る。そして、差動増幅器に対して+側と−側のいずれか
一方の電圧を出力することが要求されるときにあって、
オフセット電圧の大きさを無視できないようなときに
も、その差動増幅器として片電源で動作するものを用い
ることができるようになる。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】携帯型電子機器の装置構成の一例である。
【図3】充放電電流検出回路の一実施例である。
【図4】電池残量検出機構の実行する処理フローの一実
施例である。
施例である。
【図5】充放電電流検出回路の出力電圧の説明図であ
る。
る。
【図6】従来技術の説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
1 測定装置 2 検出回路 3 演算機構 4 第1の増幅器 5 第2の増幅器 6 差動増幅器 7 電圧源 8 読取手段 9 記憶手段 10 算出手段 11 変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴井 勤 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 片電源で動作して、第1の入力電圧を増
幅する第1の増幅器と、片電源で動作して、該第1の増
幅器の増幅率と同じ増幅率を持って第2の入力電圧を増
幅する第2の増幅器と、片電源で動作し、第1及び第2
の増幅器の出力を入力として、この入力の差分値に応じ
た電圧を出力する差動増幅器とを備えて、差動増幅器の
出力電圧に従って第1及び第2の入力電圧の示す測定値
を測定する構成を採る差動増幅器を用いる測定装置にお
いて、 差動増幅器の2つの入力端子のいずれか一方に基準電圧
を付加する電圧源を備える構成を採り、かつ、この電圧
源の発生する基準電圧が、上記第1及び第2の入力電圧
が等しい値をとるときに差動増幅器の出力電圧をゼロ値
に設定するもので構成されることを、 特徴とする差動増幅器を用いる測定装置。 - 【請求項2】 片電源で動作して、第1の入力電圧を増
幅する第1の増幅器と、片電源で動作して、該第1の増
幅器の増幅率と同じ増幅率を持って第2の入力電圧を増
幅する第2の増幅器と、片電源で動作し、第1及び第2
の増幅器の出力を入力として、この入力の差分値に応じ
た電圧を出力する差動増幅器とを備えて、差動増幅器の
出力電圧に従って第1及び第2の入力電圧の示す測定値
を測定する構成を採る差動増幅器を用いる測定装置にお
いて、 差動増幅器の2つの入力端子のいずれか一方に基準電圧
を付加する電圧源を備える構成を採り、かつ、この電圧
源の発生する基準電圧が、上記第1及び第2の入力電圧
の入力範囲内で差動増幅器の出力電圧を非ゼロ値に設定
するもので構成され、 更に、上記第1及び第2の入力電圧が等しい値をとると
きの差動増幅器の出力電圧値を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段の記憶する記憶値と、差動増幅器の出力電
圧値との差分値を算出する算出手段とを備え、 上記算出手段の算出値に応じて、上記第1及び第2の入
力電圧の示す測定値を測定するよう構成されることを、 特徴とする差動増幅器を用いる測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290800A JPH08146050A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 差動増幅器を用いる測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290800A JPH08146050A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 差動増幅器を用いる測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08146050A true JPH08146050A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17760664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6290800A Pending JPH08146050A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 差動増幅器を用いる測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08146050A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008232645A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 車両用電源装置の電流検出装置 |
JP2009052992A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 電流検出装置 |
WO2011136110A1 (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-03 | 矢崎総業株式会社 | 複数組電池の電圧測定装置 |
WO2012026064A1 (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-01 | 三洋電機株式会社 | 検出回路、バッテリモジュール、バッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置および電源装置 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP6290800A patent/JPH08146050A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008232645A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 車両用電源装置の電流検出装置 |
JP2009052992A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 電流検出装置 |
WO2011136110A1 (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-03 | 矢崎総業株式会社 | 複数組電池の電圧測定装置 |
JP2011232233A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Yazaki Corp | 複数組電池の電圧測定装置 |
CN102782511A (zh) * | 2010-04-28 | 2012-11-14 | 矢崎总业株式会社 | 用于蓄电池组件的电压测量装置 |
US9459327B2 (en) | 2010-04-28 | 2016-10-04 | Yazaki Corporation | Voltage measurement device for battery assembly |
WO2012026064A1 (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-01 | 三洋電機株式会社 | 検出回路、バッテリモジュール、バッテリシステム、電動車両、移動体、電力貯蔵装置および電源装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6054861A (en) | Apparatus for monitoring power of battery to supply electric power to load | |
EP0516130B1 (en) | Circuit for measuring battery current | |
JP2002209340A (ja) | 蓄電池の充電電流及び放電電流を測定する方法及び装置 | |
JP4719972B2 (ja) | 充放電電流測定装置 | |
US7071677B2 (en) | Accurate and efficient sensing method for bi-directional signals | |
JP4161673B2 (ja) | 電流検出回路 | |
EP1037065A1 (en) | Battery charge monitor for a electronic appliance | |
JP3153729B2 (ja) | 非接触型センサ装置 | |
JP3204091B2 (ja) | 充放電電流測定装置 | |
US5623210A (en) | Current detector for detecting battery charge remaining | |
JPH08146050A (ja) | 差動増幅器を用いる測定装置 | |
JP3580817B2 (ja) | 測定増幅器 | |
JP3193390B2 (ja) | 電池容量表示装置 | |
JP3543579B2 (ja) | 二次電池の充放電電流検出方法及び装置 | |
JP3056046B2 (ja) | 小型消費電力測定装置 | |
CN116466131A (zh) | 功率检测电路及储能设备 | |
JPH0833213A (ja) | 二次電池の容量表示装置 | |
US5457383A (en) | Low power consumption fluxmeter for determining magnetic field strength in three dimensions | |
JP2002084670A (ja) | 充電電流検出装置 | |
JP2001185232A (ja) | 組電池 | |
JPH0620723A (ja) | 二次電池残量表示装置および表示方法 | |
JPH11344546A (ja) | 電流積算値検出装置及び電流検出装置及びそれらを用いた電池パック | |
JPH0442075A (ja) | 容量表示回路 | |
JPWO2004093311A1 (ja) | 差電圧増幅回路 | |
KR910007691B1 (ko) | 컴퓨터를 이용한 코일(Coil)의 인덕턴스(Inductance) 측정계 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010417 |