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JPH08112333A - 用時溶解型プレフィルドシリンジの凍結乾燥製剤充填方法 - Google Patents

用時溶解型プレフィルドシリンジの凍結乾燥製剤充填方法

Info

Publication number
JPH08112333A
JPH08112333A JP6274413A JP27441394A JPH08112333A JP H08112333 A JPH08112333 A JP H08112333A JP 6274413 A JP6274413 A JP 6274413A JP 27441394 A JP27441394 A JP 27441394A JP H08112333 A JPH08112333 A JP H08112333A
Authority
JP
Japan
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freeze
syringe
gasket
state
sealed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6274413A
Other languages
English (en)
Inventor
Teiichiro Sawa
貞一郎 澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Maeda Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Sangyo Co Ltd filed Critical Maeda Sangyo Co Ltd
Priority to JP6274413A priority Critical patent/JPH08112333A/ja
Publication of JPH08112333A publication Critical patent/JPH08112333A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/28Syringe ampoules or carpules, i.e. ampoules or carpules provided with a needle
    • A61M5/284Syringe ampoules or carpules, i.e. ampoules or carpules provided with a needle comprising means for injection of two or more media, e.g. by mixing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M2005/3123Details having air entrapping or venting means, e.g. purging channels in pistons

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 注射筒に粉末薬剤製造用薬液を仕込んだのち
半打栓状態で凍結乾燥させる。 【構成】 バイパス部2を有し針装着部14をパッキ
ン、ルアーチップ15、キャップ等で密封した注射筒1
への凍結乾燥製剤充填方法において、治具に注射筒1の
針装着部14を挿入して直立させ、粉末薬剤製造用薬液
16を仕込んだのち、注射筒1上端に半打栓状態では注
射筒内と外気が連通し、密栓状態で密封できる中間ガス
ケット4を半打栓状態に装着し、凍結乾燥機に装入し凍
結乾燥して粉末薬剤17としたのち、中間ガスケット4
を注射筒1のバイパス部2手前まで打栓設備により押込
んで密栓し、冷凍乾燥機から取出し、溶解液収納部5に
溶解液18を充填して溶解液収納部5の他方をガスケッ
ト13で密栓する。 【効果】 凍結乾燥後仮栓を半打栓状態とするための人
手が不要となり、生産性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医薬品と投与システ
ムを組み合せた注射剤の医療用キット製品の一つである
用時溶解型プレフィルドシリンジの凍結乾燥製剤充填方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】アンプル、バイアル製剤等の非キット投
与システムでは、内容薬液は注射筒に吸引される量にバ
ラツキを生じ、とりわけ粘稠な薬液では表示量を正確に
採取することが困難であり、アンプルカット時のガラス
片やゴム栓通針時のコアリングなどの異物発生がある。
一方、医薬品と投与システムを組み合せた注射剤の医療
用キット製品は、非キット投与システムに比較し、微生
物汚染の危険の軽減、投薬調剤時の過誤の防止、救急時
の迅速対応が可能、治療の質の向上、薬剤の無駄の節
約、在庫管理の簡易化による物件費の節減、便利かつ安
全で作業量の低減が可能である等の医療上の利点を有し
ている。
【0003】このため、最近では多数の医療用キット製
品が開発され、販売されている。特に医療用キット製品
のうちプレフィルドディスポーザブルシリンジ(pre
filled disposable syring
e,以下プレフィルドシリンジという)は、薬液を予め
注射筒内に充填した形態で提供するシステムで、緊急時
の即応性に優れており、近年は固体状態の薬物と添付液
を一本の注射筒に充填した用時溶解型のプレフィルドシ
リンジが開発され、広く販売されている。固形状態の薬
物と添付液あるいは二種の薬液を用時混合するのに用い
る用時溶解型プレフィルドシリンジとしては、バイパス
部を有する注射筒の針装着部をアルミルアーチップでパ
ッキンを介して巻締めたのち、針装着部を下にして凍結
乾燥製剤を注射筒内に仕込み、中間ガスケットを注射筒
のバイパス部の直前まで押込んで密栓したのち、溶解液
を注入し、再び押し子装着ねじ孔を有するガスケットを
押込んで密栓する用時溶解型プレフィルドシリンジが販
売されている。
【0004】この用時溶解型プレフィルドシリンジ使用
時は、注射筒のガスケットの押し子装着ねじ孔に押子を
ねじ込み、押し子をそのまま押込むと中間ガスケットが
移動してバイパス部に至り、バイパス部を介して溶解液
が凍結乾燥製剤封入部に流入する。さらに押し子を押込
んで行くとガスケットが中間ガスケットに当接し、溶解
液の全てが凍結乾燥製剤封入部に流入して凍結乾燥製剤
を溶解する。しかるのち、ダブルポイント注射針をパッ
キンを貫通させてアルミルアーチップに挿嵌し、投与準
備が完了する。上記用時溶解型プレフィルドシリンジ
は、注射筒に凍結乾燥製剤を仕込むため、この凍結乾燥
製剤の仕込み作業が薬液を仕込む場合に比較して機械的
に煩雑であり、多くの時間を必要とし生産性が低いとい
う欠点を有している。
【0005】上記欠点を解消する方法としては、先端針
装着部をパッキン、ルアーチップ、キャップ等で密封し
た注射筒を治具に挿入して立て、粉末薬剤製造用の薬液
を仕込んだのち、注射筒上端に中間ガスケットを仮栓し
て冷凍乾燥したのち、中間ガスケットを注射筒のバイパ
ス部手前まで押込んで密栓し、溶解液収納部に溶解液を
充填して溶解液収納部の他方を密栓するガスケットを押
込んで密栓する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記先端針装着部をパ
ッキン、ルアーチップ、キャップ等で密封した注射筒を
治具に挿入して立て、粉末薬剤製造用の薬液を仕込んだ
のち、注射筒上端に中間ガスケットを仮栓して冷凍乾燥
する方法は、冷凍乾燥完了後に中間ガスケットを注射筒
のバイパス部手前まで機械的に押込むには、中間ガスケ
ットを半打栓状態としなければ押込むことが不可能で、
仮栓の中間ガスケットを半打栓状態とするための人手を
必要とし、生産性が低いという欠点を有している。この
ため、注射筒に粉末薬剤製造用薬液を仕込んだのち半打
栓状態で凍結乾燥できる用時溶解型プレフィルドシリン
ジの凍結乾燥製剤充填方法の開発が強く望まれているの
が実情である。
【0007】この発明の目的は、上記従来技術の欠点を
解消し、注射筒に粉末薬剤製造用薬液を仕込んだのち半
打栓状態で凍結乾燥させることができる用時溶解型プレ
フィルドシリンジの凍結乾燥製剤充填方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意試験研究を重ねた。その結果、先端針
装着部をパッキン、ルアーチップ、キャップ等で密封し
た注射筒を治具に挿入して立て、粉末薬剤製造用薬液を
仕込んだのち、注射筒上端に半打栓状態では注射筒内と
外気が連通し、バイパス部手前まで押込めば密栓できる
中間ガスケットを半打栓状態に装着して真空凍結乾燥
し、あるいは円周方向に間欠的に凹部を有し注射筒上端
に挿着できる部材と、該部材に半打栓状態では注射筒内
と外気が連通し、密栓状態で密封できる中間ガスケット
を装着して真空凍結乾燥したのち、中間ガスケットを注
射筒の凸状バイパス手前まで押込んで密栓し、溶解液収
納部に溶解液を充填して溶解液収納部の他方を密栓する
ガスケットを押込めば溶解液収納部の他方が密栓できる
ことを究明し、この発明に到達した。
【0009】すなわちこの発明は、バイパス部を有し針
装着部をパッキン、ルアーチップ、キャップ等で密封し
た注射筒への凍結乾燥製剤充填方法において、治具に注
射筒の針装着部を挿入して直立させ、粉末薬剤製造用の
薬液を仕込んだのち、注射筒上端に半打栓状態では注射
筒内と外気が連通し、密栓状態で密封できる中間ガスケ
ットを半打栓状態に装着し、凍結乾燥機に装入し凍結乾
燥して粉末薬剤としたのち、中間ガスケットを注射筒の
バイパス部手前まで打栓設備により押込んで密栓し、冷
凍乾燥機から取出し、溶解液収納部に溶解液を充填して
溶解液収納部の他方をガスケットで密栓することを特徴
とする用時溶解型プレフィルドシリンジの凍結乾燥製剤
充填方法である。
【0010】また、バイパス部を有し針装着部をパッキ
ン、ルアーチップ、キャップ等で密封した注射筒への凍
結乾燥製剤充填方法において、治具に注射筒の針装着部
を挿入して直立させ、粉末薬剤製造用薬液を仕込んだの
ち、注射筒上端に円周方向に間欠的な凹部を有する部材
を挿着し、前記部材に半打栓状態では注射筒内と外気が
連通し、密栓状態で密封できる中間ガスケットを半打栓
状態に装着し、凍結乾燥機に装入し真空凍結乾燥して粉
末薬剤としたのち、中間ガスケットを注射筒のバイパス
部手前まで打栓設備により押込んで密栓し、冷凍乾燥機
から取出し、溶解液収納部に溶解液を充填して溶解液収
納部の他方をガスケットで密栓することを特徴とする用
時溶解型プレフィルドシリンジの凍結乾燥製剤充填方法
である。
【0011】
【作用】この発明においては、治具に注射筒の針装着部
を挿入して直立させ、粉末薬剤製造用薬液を仕込んだの
ち、注射筒上端に半打栓状態では注射筒内と外気が連通
し、密栓状態で密封できる中間ガスケットを半打栓状態
に装着し、凍結乾燥機に装入し凍結乾燥して粉末薬剤と
したのち、中間ガスケットを注射筒のバイパス部手前ま
で打栓設備により押込んで密栓し、冷凍乾燥機から取出
し、溶解液収納部に溶解液を充填して溶解液収納部の他
方をガスケットで密栓することによって、中間ガスケッ
トを半打栓状態で凍結乾燥でき、凍結乾燥機内で中間ガ
スケットを打栓装置により自動的に半打栓状態からバイ
パス部手前まで押込むことができ、凍結乾燥後仮栓を半
打栓状態とするための人手が不要となり、生産性の向上
を図ることができる。
【0012】また、この発明においては、治具に注射筒
の針装着部を挿入して直立させ、粉末薬剤製造用薬液を
仕込んだのち、注射筒上端に円周方向に間欠的な凹部を
有する部材を挿着し、前記部材に半打栓状態では注射筒
内と外気が連通し、密栓状態で密封できる中間ガスケッ
トを半打栓状態に装着し、凍結乾燥機に装入し凍結乾燥
して粉末薬剤としたのち、中間ガスケットを注射筒のバ
イパス部手前まで打栓設備により押込んで密栓し、冷凍
乾燥機から取出し、溶解液収納部に溶解液を充填して溶
解液収納部の他方をガスケットで密栓することによっ
て、前記部材に中間ガスケットを半打栓状態で凍結乾燥
でき、凍結乾燥機内で中間ガスケットを前記部材を介し
て打栓装置により自動的にバイパス部手前まで押込むこ
とができ、凍結乾燥後仮栓を半打栓状態とするための人
手が不要となり、生産性の向上を図ることができる。
【0013】この発明における半打栓状態では注射筒内
と外気が連通し、密栓状態で密封できる中間ガスケット
としては、周囲に複数の凹溝を設けたガスケットの複数
の凹溝間の凸部および最下部の凸部を一部切欠いたもの
で、半打栓状態では中間ガスケットの複数の凹溝間の凸
部および最下部の凸部を一部切欠いたため、該複数の凹
溝間の凸部および最下部の凸部の切欠きおよび複数の凹
溝によって、注射筒内と外気が連通し、中間ガスケット
を注射筒のバイパス部手前まで押込むと、最上部の凸部
によって密栓される。このため、最上部の凸部は、他の
複数の凹溝間の凸部および最下部の凸部の2倍以上の厚
さとするのが好ましい。中間ガスケットの素材として
は、ブチルゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプレン
ム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム等を挙げ
ることができる。
【0014】また、この発明における注射筒上端に挿着
する円周方向に間欠的な凹部を有する部材としては、上
端円周方向に間欠的な凹部を有し注射筒内径と同じ内径
で、下部に注射筒外径と同じ内径の注射筒上端をグリッ
プする大半が複数に分割された脚部からなり、半打栓状
態では中間ガスケットの複数の凹溝間の凸部および最下
部の凸部を一部切欠いたため、上部部材の円周方向の間
欠的な凹部と、中間ガスケットの複数の凹溝間の凸部お
よび最下部の凸部の切欠きおよび複数の凹溝によって、
注射筒内と外気が連通し、中間ガスケットを注射筒のバ
イパス部手前まで押込むと、最上部の凸部によって密栓
される。したがって、前記部材と中間ガスケットによる
半打栓状態は、ガラス製注射筒のように注射筒上端円周
方向に間欠的な凹部や、鍔状グリップを設けることが困
難な注射筒に適用することができる。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の詳細を実施の一例を示す図
1ないし図4に基づいて説明する。図1はこの発明の用
時溶解型プレフィルドシリンジの注射筒の全体図、図2
はこの発明の半打栓状態では注射筒内と外気が連通し、
密栓状態で密封できる中間ガスケットの側面図、図3は
この発明の凍結乾燥製剤充填方法の説明図、図4は注射
筒上端に挿着する円周方向に間欠的な凹部を有する部材
を示すもので、(a)図は側断面図、(b)図は平面
図、(c)図は底面図、図5は図4の部材と中間ガスケ
ットを組合せた場合の説明図である。図1ないし図3に
おいて、1は粉末薬剤と溶解液を収納する注射筒、2は
注射筒1の粉末薬剤封入部3に設けた凸状バイパス、4
は粉末薬剤封入部3と溶解液封入部5との間を密栓する
中間ガスケットで、連通部6を有する2条の凹溝7、8
を設け、最下部凸部9に切欠き10を設け、中間凸部1
1まで注射筒1に挿嵌した半打栓状態では中間ガスケッ
ト4の凹溝7、連通部6、凹溝8、切欠き10によっ
て、注射筒1内と外気が連通し、中間ガスケット4の最
上部凸部12まで注射筒1に押込むと、最上部凸部12
によって密栓されるよう構成されている。13は注射筒
1の溶解液封入部5を密栓するガスケットで、図示して
いないが押子を連結する螺子孔が設けられている。14
は注射筒1の針装着部で、パッキンを介してアルミルア
ーチップ15で巻絞められ密閉されている。
【0016】上記用時溶解型プレフィルドシリンジの注
射筒1に薬剤を充填する場合は、図3に示すとおり、注
射筒1の針装着部14をパッキンを介してアルミルアー
チップ15で巻絞めて密閉したのち、図示しない治具に
注射筒1の針装着部14を下にして挿入して直立させ、
粉末薬剤製造用薬液16を注射筒1の粉末薬剤封入部3
に仕込んだのち、注射筒1上端に中間ガスケット4を中
間凸部11まで挿嵌して半打栓状態に装着する。この中
間ガスケット4を中間凸部11まで挿嵌した半打栓状態
では、中間ガスケット4の凹溝7、連通部6、凹溝8、
切欠き10によって、注射筒1内と外気が連通している
ので、図示しない凍結乾燥機に装入し、真空凍結乾燥す
れば粉末薬剤製造用薬液16から蒸発した水分は、中間
ガスケット4の凹溝7、連通部6、凹溝8、切欠き10
を通って蒸発し粉末薬剤17となる。粉末薬剤製造用薬
液16の凍結乾燥が完了すれば、中間ガスケット4は半
打栓状態であるから、図示しない打栓設備により自動的
に注射筒1の凸状バイパス2手前まで押込んで密栓する
ことができる。しかるのち、注射筒1を図示しない冷凍
乾燥機から取出し、溶解液収納部5に溶解液18を充填
して溶解液収納部5の他方をガスケット13で密栓し、
薬剤の充填を完了する。
【0017】図4ないし図5において、41は上端に鍔
状グリップを有しない注射筒の上端に挿着する円周方向
に間欠的な凹部42を有する内径が注射筒と同じ部材、
43は部材41の下部に注射筒外径と同じ内径の注射筒
上端をグリップする上下方向の大半が複数に分割された
脚部、44は各脚部43の下部中央に設けた突起部で、
注射筒の外面をグリップする。45は半打栓状態では部
材41の凹部42を介して注射筒内と外気が連通し、注
射筒内に挿入すれば密封できる中間ガスケットで、周囲
に複数の凹溝46、47が設けられ、最下部凸部48に
切欠き49を設け、部材41を半打栓状態とすると、部
材41の円周方向に間欠的な凹部42と、中間ガスケッ
ト45の凹溝47と最下部の凸部48の切欠き49によ
って、注射筒内と外気が連通し、中間ガスケット45を
注射筒のバイパス部手前まで押込むと、上部の凸部5
0、51によって密栓されるよう構成する。
【0018】上記用時溶解型プレフィルドシリンジの上
端に鍔状グリップを有しない注射筒に薬剤を充填する場
合は、該注射筒の針装着部をパッキンを介してアルミル
アーチップで巻絞めて密閉したのち、図示しない治具に
注射筒の針装着部を挿入して立て、粉末薬剤製造用の薬
液を注射筒の粉末薬剤封入部に仕込んだのち、注射筒の
上端に部材41の各脚部43を嵌着したのち、部材41
に中間ガスケット45を半打栓状態で挿嵌する。この中
間ガスケット45が半打栓状態では、部材41の円周方
向に設けた間欠的な凹部42と、中間ガスケット45の
凹溝47と最下部の凸部48の一部切欠き49を介して
注射筒内と外気が連通しているので、図示しない凍結乾
燥機に装入し、真空凍結乾燥すれば粉末薬剤製造用の薬
液を粉末薬剤とすることができる。中間ガスケット45
は、半打栓状態であるから図示しない打栓設備により自
動的に注射筒の凸状バイパス手前まで押込んで密栓する
ことができる。しかるのち、注射筒を図示しない冷凍乾
燥機から取出し、溶解液収納部に溶解液を充填して溶解
液収納部の他方をガスケットで密栓し、薬剤の充填を完
了する。したがって、従来のように中間ガスケットを仮
栓で冷凍乾燥した後、中間ガスケットを仮栓から半打栓
状態とするための人手が不要となり、生産性の向上を図
ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明方法によれ
ば、注射筒に粉末薬剤製造用薬液を注入し、中間ガスケ
ットを半打栓状態で凍結乾燥できるから、凍結乾燥後打
栓装置により中間ガスケットを注射筒のバイパス部手前
まで押込んで密栓でき、従来のように凍結乾燥後仮栓を
半打栓状態とするための人手が不要となり、生産性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の用時溶解型プレフィルドシリンジの
注射筒の全体図である。
【図2】この発明の半打栓状態では注射筒内と外気が連
通し、密栓状態で密封できる中間ガスケットの側面図で
ある。
【図3】この発明の凍結乾燥製剤充填方法の説明図であ
る。
【図4】注射筒上端に挿着する円周方向に間欠的な凹部
を有する部材を示すもので、(a)図は側断面図、
(b)図は平面図、(c)図は底面図である。
【図5】図4の部材と中間ガスケットを組合せた場合の
説明図である。
【符号の説明】
1 注射筒 2 凸状バイパス 3 粉末薬剤封入部 4、45 中間ガスケット 5 溶解液封入部 6 連通部 7、8、46、47 凹溝 9、48 最下部凸部 10、49 切欠き 11 中間凸部 12 最上部凸部 13 ガスケット 14 針装着部 15 アルミルアーチップ 16 粉末薬剤製造用薬液 17 粉末薬剤 18 溶解液 41 部材 42 凹部 43 脚部 44 突起部 50、51 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイパス部を有し針装着部をパッキン、
    ルアーチップ、キャップ等で密封した注射筒への凍結乾
    燥製剤充填方法において、治具に注射筒の針装着部を挿
    入して立て、粉末薬剤製造用薬液を仕込んだのち、注射
    筒上端に半打栓状態では注射筒内と外気が連通し、密栓
    状態で密封できる中間ガスケットを半打栓状態に装着
    し、凍結乾燥機に装入して凍結乾燥して粉末薬剤とした
    のち、中間ガスケットを注射筒のバイパス部手前まで打
    栓設備により押込んで密栓し、冷凍乾燥機から取出し、
    溶解液収納部に溶解液を充填して溶解液収納部の他方を
    ガスケットで密栓することを特徴とする用時溶解型プレ
    フィルドシリンジの凍結乾燥製剤充填方法。
  2. 【請求項2】 バイパス部を有し針装着部をパッキン、
    ルアーチップ、キャップ等で密封した注射筒への凍結乾
    燥製剤充填方法において、治具に注射筒の針装着部を挿
    入して立て、粉末薬剤製造用薬液を仕込んだのち、注射
    筒上端に円周方向に間欠的な凹部を有する部材を挿着
    し、前記部材に半打栓状態では注射筒内と外気が連通
    し、密栓状態で密封できる中間ガスケットを半打栓状態
    に装着し、凍結乾燥機に装入し凍結乾燥して粉末薬剤と
    したのち、中間ガスケットを注射筒のバイパス部手前ま
    で打栓設備により押込んで密栓し、冷凍乾燥機から取出
    し、溶解液収納部に溶解液を充填して溶解液収納部の他
    方をガスケットで密栓することを特徴とする用時溶解型
    プレフィルドシリンジの凍結乾燥製剤充填方法。
JP6274413A 1994-10-12 1994-10-12 用時溶解型プレフィルドシリンジの凍結乾燥製剤充填方法 Pending JPH08112333A (ja)

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