JPH07317807A - プーリユニット - Google Patents
プーリユニットInfo
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- JPH07317807A JPH07317807A JP6204864A JP20486494A JPH07317807A JP H07317807 A JPH07317807 A JP H07317807A JP 6204864 A JP6204864 A JP 6204864A JP 20486494 A JP20486494 A JP 20486494A JP H07317807 A JPH07317807 A JP H07317807A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- way clutch
- rotation
- inner member
- rolling bearing
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/064—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
- F16D41/066—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical
- F16D41/067—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical and the members being distributed by a separate cage encircling the axis of rotation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クランクシャフトの回転をオルタネータ等の
エンジン補機の回転軸に伝達するベルト伝動装置のベル
ト寿命の低下を抑制することができると共に、回転軸に
対するプーリの組込みが容易なプーリユニットを提供す
る。 【構成】 エンジン補機の回転軸上に設けられるプーリ
1と、上記回転軸に取付けられる内方部材2との間に一
方向クラッチ10と、転がり軸受30a、30bとを組
込む。角速度が微小変動するクランクシャフトの回転を
ベルトを介してプーリ1に伝え、そのプーリ1の回転を
一方向クラッチ10および内方部材2を介して回転軸に
伝える。クランクシャフトの角速度が減少し、エンジン
補機の回転軸の回転角速度がプーリ1の回転角速度より
速くなった際、一方向クラッチ10を係合解除させ、回
転軸をフリー回転させてプーリ1とベルトとの滑りを防
止し、ベルトの寿命低下を抑制する。
エンジン補機の回転軸に伝達するベルト伝動装置のベル
ト寿命の低下を抑制することができると共に、回転軸に
対するプーリの組込みが容易なプーリユニットを提供す
る。 【構成】 エンジン補機の回転軸上に設けられるプーリ
1と、上記回転軸に取付けられる内方部材2との間に一
方向クラッチ10と、転がり軸受30a、30bとを組
込む。角速度が微小変動するクランクシャフトの回転を
ベルトを介してプーリ1に伝え、そのプーリ1の回転を
一方向クラッチ10および内方部材2を介して回転軸に
伝える。クランクシャフトの角速度が減少し、エンジン
補機の回転軸の回転角速度がプーリ1の回転角速度より
速くなった際、一方向クラッチ10を係合解除させ、回
転軸をフリー回転させてプーリ1とベルトとの滑りを防
止し、ベルトの寿命低下を抑制する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンを駆動源と
するオルタネータ等のエンジン補機の回転軸上に取付け
られるプーリユニットに関するものである。
するオルタネータ等のエンジン補機の回転軸上に取付け
られるプーリユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関においては、爆発工程
時に駆動エネルギが生じ、他の工程では駆動力が発生し
ないため、クランクシャフトには1回転中に角速度変動
が生じる。
時に駆動エネルギが生じ、他の工程では駆動力が発生し
ないため、クランクシャフトには1回転中に角速度変動
が生じる。
【0003】このため、通常の内燃機関におけるクラン
クシャフトにはフライホイールを取付けることにより慣
性力を大きくして、スムースランニングに近づける方法
が採用されている。
クシャフトにはフライホイールを取付けることにより慣
性力を大きくして、スムースランニングに近づける方法
が採用されている。
【0004】しかし、クランクシャフトの捩り強度の関
係上、慣性力を大きくするには限度があり、角速度変動
を完全に抑制することはできない。特に、ディーゼルエ
ンジンはガソリンエンジンに比べて角速度変動が大き
く、低速回転においては最大で±20%以上の速度変動
に達するものがある。
係上、慣性力を大きくするには限度があり、角速度変動
を完全に抑制することはできない。特に、ディーゼルエ
ンジンはガソリンエンジンに比べて角速度変動が大き
く、低速回転においては最大で±20%以上の速度変動
に達するものがある。
【0005】したがって、角速度が微小変動するクラン
クシャフトを駆動源とし、ベルト伝動装置を介して慣性
力が大きく、略一定速度で回転しようとするオルタネー
タ等のエンジン補機を駆動すると、クランクシャフトの
角速度変動に起因して、エンジン補機の回転軸上に設け
られたプーリとベルトとの間でスリップが生じ、ベルト
が摩耗し易いという問題が生じる。
クシャフトを駆動源とし、ベルト伝動装置を介して慣性
力が大きく、略一定速度で回転しようとするオルタネー
タ等のエンジン補機を駆動すると、クランクシャフトの
角速度変動に起因して、エンジン補機の回転軸上に設け
られたプーリとベルトとの間でスリップが生じ、ベルト
が摩耗し易いという問題が生じる。
【0006】上記のような問題点を解決するため、特開
昭61−228153号公報に記載されたベルト伝動装
置においては、エンジン補機の回転軸と、その回転軸に
支持されたプーリとの間に一方向クラッチを組込み、ク
ランクシャフトの角速度増加時に、そのクランクシャフ
トの回転を回転軸に伝え、クランクシャフトの角速度低
下時、回転軸への回転伝達を遮断している。
昭61−228153号公報に記載されたベルト伝動装
置においては、エンジン補機の回転軸と、その回転軸に
支持されたプーリとの間に一方向クラッチを組込み、ク
ランクシャフトの角速度増加時に、そのクランクシャフ
トの回転を回転軸に伝え、クランクシャフトの角速度低
下時、回転軸への回転伝達を遮断している。
【0007】すなわち、上記ベルト伝動装置において
は、クランクシャフトの角速度増加時に、一方向クラッ
チを係合させてエンジン補機の回転軸とプーリとを結合
し、クランクシャフトの回転を回転軸に伝え、回転軸の
回転がプーリの回転より速くなると、一方向クラッチを
係合解除させて回転軸をフリー回転させるようにしてい
る。このため、ベルトとプーリ間においてスリップが生
じず、ベルトの寿命低下を抑制することができるという
特徴を有する。
は、クランクシャフトの角速度増加時に、一方向クラッ
チを係合させてエンジン補機の回転軸とプーリとを結合
し、クランクシャフトの回転を回転軸に伝え、回転軸の
回転がプーリの回転より速くなると、一方向クラッチを
係合解除させて回転軸をフリー回転させるようにしてい
る。このため、ベルトとプーリ間においてスリップが生
じず、ベルトの寿命低下を抑制することができるという
特徴を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ベルト
伝動装置において、回転軸とプーリとの間に一方向クラ
ッチを直接組込むと、プーリに作用するラジアル荷重や
モーメント荷重がその一方向クラッチに作用するため、
一方向クラッチを精度よく確実に作動させるために改善
すべきところが残されている。
伝動装置において、回転軸とプーリとの間に一方向クラ
ッチを直接組込むと、プーリに作用するラジアル荷重や
モーメント荷重がその一方向クラッチに作用するため、
一方向クラッチを精度よく確実に作動させるために改善
すべきところが残されている。
【0009】この発明の課題は、プーリの一方向の回転
をエンジン補機の回転軸に伝達する一方向クラッチを精
度よく確実に作動させることができると共に、プーリの
空転時における回転の円滑化を図り、回転軸に対する組
付けの容易なプーリユニットを提供することである。
をエンジン補機の回転軸に伝達する一方向クラッチを精
度よく確実に作動させることができると共に、プーリの
空転時における回転の円滑化を図り、回転軸に対する組
付けの容易なプーリユニットを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、エンジンの微小な角速度変
動を伴なうクランクシャフトの回転をエンジン補機の回
転軸に伝達するベルト伝動用のプーリユニットであっ
て、前記エンジン補機の回転軸上に配置されてベルト駆
動により一方向に回転されるプーリと、そのプーリの内
側において前記回転軸に取付けられる内方部材とを有
し、前記プーリと内方部材との間に、前記プーリに作用
するラジアル荷重およびモーメント荷重を支持する転が
り軸受と、前記クランクシャフトが1回転する範囲内
で、そのクランクシャフトの回転によってベルト駆動さ
れるプーリの回転角速度がエンジン補機の回転軸の回転
角速度より速くなったとき、プーリの回転を上記回転軸
に伝え、回転軸の回転角速度がプーリの回転角速度を上
回ると回転の伝達を遮断する係合子を備えた一方向クラ
ッチとを組込んだ構成を採用している。
めに、この発明においては、エンジンの微小な角速度変
動を伴なうクランクシャフトの回転をエンジン補機の回
転軸に伝達するベルト伝動用のプーリユニットであっ
て、前記エンジン補機の回転軸上に配置されてベルト駆
動により一方向に回転されるプーリと、そのプーリの内
側において前記回転軸に取付けられる内方部材とを有
し、前記プーリと内方部材との間に、前記プーリに作用
するラジアル荷重およびモーメント荷重を支持する転が
り軸受と、前記クランクシャフトが1回転する範囲内
で、そのクランクシャフトの回転によってベルト駆動さ
れるプーリの回転角速度がエンジン補機の回転軸の回転
角速度より速くなったとき、プーリの回転を上記回転軸
に伝え、回転軸の回転角速度がプーリの回転角速度を上
回ると回転の伝達を遮断する係合子を備えた一方向クラ
ッチとを組込んだ構成を採用している。
【0011】ここで、転がり軸受と一方向クラッチの配
列は任意であり、プーリと内方部材間の中央部に一方向
クラッチを配置し、その両側に一対の転がり軸受を設け
てもよく、プーリと内方部材間の中央部に転がり軸受を
配置し、その転がり軸受の少なくとも一側に一方向クラ
ッチを設けるようにしてもよい。
列は任意であり、プーリと内方部材間の中央部に一方向
クラッチを配置し、その両側に一対の転がり軸受を設け
てもよく、プーリと内方部材間の中央部に転がり軸受を
配置し、その転がり軸受の少なくとも一側に一方向クラ
ッチを設けるようにしてもよい。
【0012】また、一方向クラッチとして、係合子がロ
ーラから成るものを用いることができる。この一方向ク
ラッチは、プーリの内径面に設けられたカム面と内方部
材の円筒形外径面間に形成されたくさび形空間内にロー
ラから成る係合子を配置したものであってもよく、ある
いは、プーリの内径面にクラッチ外輪を嵌合し、そのク
ラッチ外輪の内径面に設けられたカム面と内方部材の円
筒形外面間に形成されたくさび形空間内にローラから成
る係合子を配置したものであってもよい。
ーラから成るものを用いることができる。この一方向ク
ラッチは、プーリの内径面に設けられたカム面と内方部
材の円筒形外径面間に形成されたくさび形空間内にロー
ラから成る係合子を配置したものであってもよく、ある
いは、プーリの内径面にクラッチ外輪を嵌合し、そのク
ラッチ外輪の内径面に設けられたカム面と内方部材の円
筒形外面間に形成されたくさび形空間内にローラから成
る係合子を配置したものであってもよい。
【0013】さらに、転がり軸受は、プーリの内径面と
内方部材の外径面に形成された軌道溝内にボールを組込
んだものであってもよく、プーリの内径面に嵌合された
軸受外輪および内方部材の外径面に嵌合された軸受内輪
の少なくとも一方を有するものであってもよい。
内方部材の外径面に形成された軌道溝内にボールを組込
んだものであってもよく、プーリの内径面に嵌合された
軸受外輪および内方部材の外径面に嵌合された軸受内輪
の少なくとも一方を有するものであってもよい。
【0014】
【作用】上記のように、プーリと内方部材との間に一方
向クラッチと転がり軸受とを組込むことによって、プー
リに作用するラジアル荷重およびモーメント荷重を転が
り軸受によって支持することができるため、一方向クラ
ッチを精度よく確実に作動させることができると共にプ
ーリを滑らかに空転させることができる。
向クラッチと転がり軸受とを組込むことによって、プー
リに作用するラジアル荷重およびモーメント荷重を転が
り軸受によって支持することができるため、一方向クラ
ッチを精度よく確実に作動させることができると共にプ
ーリを滑らかに空転させることができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0016】図1乃至図3は、この発明の一実施例を示
す。プーリユニットは、エンジン補機の回転軸上に取付
けられるプーリ1と、そのプーリ1の内側に設けられた
筒状の内方部材2とを有する。
す。プーリユニットは、エンジン補機の回転軸上に取付
けられるプーリ1と、そのプーリ1の内側に設けられた
筒状の内方部材2とを有する。
【0017】プーリ1と内方部材2との間には一方向ク
ラッチ10と一対の転がり軸受30a、30bとが組込
まれている。
ラッチ10と一対の転がり軸受30a、30bとが組込
まれている。
【0018】一方向クラッチ10は、プーリ1の内径面
に設けられたカム面11と内方部材2の円筒形外径面1
2間に形成されたくさび形空間13内にローラから成る
係合子14を配置したローラ形一方向クラッチから成
る。係合子14は、保持器15によって保持されてい
る。
に設けられたカム面11と内方部材2の円筒形外径面1
2間に形成されたくさび形空間13内にローラから成る
係合子14を配置したローラ形一方向クラッチから成
る。係合子14は、保持器15によって保持されてい
る。
【0019】保持器15は、図3に示すように、一対の
環状部材16を軸方向の両端に有し、その一対の環状部
材16間の周方向に柱部17を等間隔に形成し、隣接す
る柱部17間にローラ14を収納するポケット18を設
けている。また、一対の環状部材16の一方に、その環
状部材16より大径のフランジ19を設け、各環状部材
16の外周にプーリ1のカム面11に係合する係合突部
20を設けている。
環状部材16を軸方向の両端に有し、その一対の環状部
材16間の周方向に柱部17を等間隔に形成し、隣接す
る柱部17間にローラ14を収納するポケット18を設
けている。また、一対の環状部材16の一方に、その環
状部材16より大径のフランジ19を設け、各環状部材
16の外周にプーリ1のカム面11に係合する係合突部
20を設けている。
【0020】上記保持器15は、プーリ1の内径面に形
成された係合溝21とフランジ19の係合によって軸方
向に移動するのが防止され、また、係合突部20とプー
リ1のカム面11との係合によって回り止めされてい
る。
成された係合溝21とフランジ19の係合によって軸方
向に移動するのが防止され、また、係合突部20とプー
リ1のカム面11との係合によって回り止めされてい
る。
【0021】保持器15のポケット18内に収納された
係合子14は、弾性部材22によってプーリ1のカム面
11と内方部材2の円筒形外径面12に係合する方向に
押圧されている。
係合子14は、弾性部材22によってプーリ1のカム面
11と内方部材2の円筒形外径面12に係合する方向に
押圧されている。
【0022】前記転がり軸受30a、30bは、プーリ
1に作用するラジアル荷重およびモーメント荷重を効果
的に支持できるように、一方向クラッチ10の両側に設
けられている。その一対の転がり軸受30a、30bの
うち、一方の転がり軸受30aは、プーリ1の内径面一
端部に形成された軌道溝31と、内方部材2の外径面一
端部に設けられた軌道溝32間にボール33を組込んで
いる。
1に作用するラジアル荷重およびモーメント荷重を効果
的に支持できるように、一方向クラッチ10の両側に設
けられている。その一対の転がり軸受30a、30bの
うち、一方の転がり軸受30aは、プーリ1の内径面一
端部に形成された軌道溝31と、内方部材2の外径面一
端部に設けられた軌道溝32間にボール33を組込んで
いる。
【0023】また、他方の転がり軸受30bは、内方部
材2の小径筒部3に圧入されたカウンタボア内輪34を
有し、そのカウンタボア内輪34のボール転走面35と
プーリ1の内径面他端部に形成された軌道溝36間にボ
ール37を組込んでいる。
材2の小径筒部3に圧入されたカウンタボア内輪34を
有し、そのカウンタボア内輪34のボール転走面35と
プーリ1の内径面他端部に形成された軌道溝36間にボ
ール37を組込んでいる。
【0024】各転がり軸受30a、30bは、シール部
材38の取付けによってシールされている。
材38の取付けによってシールされている。
【0025】図4は、上記実施例で示すプーリユニット
Aの使用の例を示し、クランクシャフト40を駆動源と
するオルタネータ等のエンジン補機の回転軸41に上記
プーリユニットAが取付けられ、そのプーリユニットA
のプーリ1とクランクシャフト40に固定されたプーリ
42との間にベルト43がかけ渡されている。
Aの使用の例を示し、クランクシャフト40を駆動源と
するオルタネータ等のエンジン補機の回転軸41に上記
プーリユニットAが取付けられ、そのプーリユニットA
のプーリ1とクランクシャフト40に固定されたプーリ
42との間にベルト43がかけ渡されている。
【0026】ここで、プーリユニットAは、クランクシ
ャフト40のプーリ42が矢印方向に回転したとき、一
方向クラッチ10のローラ14がプーリ1のカム面11
と内方部材2の円筒形外径面12に係合する組付けとさ
れている。
ャフト40のプーリ42が矢印方向に回転したとき、一
方向クラッチ10のローラ14がプーリ1のカム面11
と内方部材2の円筒形外径面12に係合する組付けとさ
れている。
【0027】上記のような使用状態において、角速度の
微小変動を伴うクランクシャフト40が一方向に回転す
ると、そのクランクシャフト40の角速度増加時、その
回転はベルト43をプーリユニットAのプーリ1に伝達
される。
微小変動を伴うクランクシャフト40が一方向に回転す
ると、そのクランクシャフト40の角速度増加時、その
回転はベルト43をプーリユニットAのプーリ1に伝達
される。
【0028】このとき、一方向クラッチ10はプーリ1
と内方部材2とをクラッチ係合する状態にあるため、プ
ーリ1の回転は内方部材2を介してエンジン補機の回転
軸に伝達される。
と内方部材2とをクラッチ係合する状態にあるため、プ
ーリ1の回転は内方部材2を介してエンジン補機の回転
軸に伝達される。
【0029】クランクシャフト40の角速度が減少し、
回転軸41の回転速度がクランクシャフト40の回転速
度より速くなると、一方向クラッチ10が切れ、回転軸
41はプーリ1に対して空転する。このため、プーリ1
はベルト43の移動によって回転軸41と無関係に回転
される状態となり、プーリ1とベルト43の相互間にお
いてスリップが生じるのが防止され、ベルト43の寿命
低下を抑制することができる。
回転軸41の回転速度がクランクシャフト40の回転速
度より速くなると、一方向クラッチ10が切れ、回転軸
41はプーリ1に対して空転する。このため、プーリ1
はベルト43の移動によって回転軸41と無関係に回転
される状態となり、プーリ1とベルト43の相互間にお
いてスリップが生じるのが防止され、ベルト43の寿命
低下を抑制することができる。
【0030】因みに、ディーゼルエンジンによって駆動
されるオルタネータの回転軸上に図1に示すプーリユニ
ットを取付けてクランクシャフト、プーリおよび内方部
材の回転速度変動率を測定したところ、図5に示す結果
を得た。
されるオルタネータの回転軸上に図1に示すプーリユニ
ットを取付けてクランクシャフト、プーリおよび内方部
材の回転速度変動率を測定したところ、図5に示す結果
を得た。
【0031】図5に示すグラフにおいて、クランクシャ
フトの回転数が800rpmのとき、そのクランクシャ
フトの回転速度変動率は±26%であり、またプーリの
回転速度変動率は±25%であったが、内方部材の回転
速度変動率は±4%であった。このため、実施例のプー
リユニットを採用することにより、クランクシャフトの
低速回転域におけるオルタネータの回転軸の回転速度変
動率を大幅に低下させることができ、上記回転軸を略一
定の速度で円滑に回転させることができる。
フトの回転数が800rpmのとき、そのクランクシャ
フトの回転速度変動率は±26%であり、またプーリの
回転速度変動率は±25%であったが、内方部材の回転
速度変動率は±4%であった。このため、実施例のプー
リユニットを採用することにより、クランクシャフトの
低速回転域におけるオルタネータの回転軸の回転速度変
動率を大幅に低下させることができ、上記回転軸を略一
定の速度で円滑に回転させることができる。
【0032】図1に示す実施例のように、プーリ1を一
対の転がり軸受30a、30bで支持することにより、
プーリ1に作用するラジアル荷重およびモーメント荷重
を各転がり軸受30a、30bで支持することができる
ため、一方向クラッチ10に無理な荷重がかからず、一
方向クラッチ10を高精度に、確実に作動させることが
できる。また、プーリ1の空転時、そのプーリ1をきわ
めて円滑に回転させることができる。
対の転がり軸受30a、30bで支持することにより、
プーリ1に作用するラジアル荷重およびモーメント荷重
を各転がり軸受30a、30bで支持することができる
ため、一方向クラッチ10に無理な荷重がかからず、一
方向クラッチ10を高精度に、確実に作動させることが
できる。また、プーリ1の空転時、そのプーリ1をきわ
めて円滑に回転させることができる。
【0033】図6乃至図13は、この発明の他の実施例
を示す。図6に示す実施例では、プーリ1の幅方向中央
部に転がり軸受30を設け、その転がり軸受30の一側
方にローラ形一方向クラッチ10を設けた構成としてい
る。一方向クラッチ10および転がり軸受30の構成は
図1乃至図3のものと同一であるため、同一部品に同一
符号を付して説明を省略する。
を示す。図6に示す実施例では、プーリ1の幅方向中央
部に転がり軸受30を設け、その転がり軸受30の一側
方にローラ形一方向クラッチ10を設けた構成としてい
る。一方向クラッチ10および転がり軸受30の構成は
図1乃至図3のものと同一であるため、同一部品に同一
符号を付して説明を省略する。
【0034】上記実施例においても、図1乃至図3に示
すプーリユニットと同様の作用効果を奏する他、一つの
転がり軸受を省略することができる分、コストの低減を
図ることができる。
すプーリユニットと同様の作用効果を奏する他、一つの
転がり軸受を省略することができる分、コストの低減を
図ることができる。
【0035】図7に示す実施例においては、プーリ1の
幅方向中央部に転がり軸受30を設け、その転がり軸受
30の両側に一対のローラ形一方向クラッチ10を設け
ている。
幅方向中央部に転がり軸受30を設け、その転がり軸受
30の両側に一対のローラ形一方向クラッチ10を設け
ている。
【0036】上記実施例においても図1乃至図3に示す
プーリユニットと同様の作用効果を奏する他、プーリ1
が若干傾むいても、転がり軸受30の両側に一方向クラ
ッチ10があるため、一方向クラッチ10を確実に作動
させることができる。
プーリユニットと同様の作用効果を奏する他、プーリ1
が若干傾むいても、転がり軸受30の両側に一方向クラ
ッチ10があるため、一方向クラッチ10を確実に作動
させることができる。
【0037】図8乃至図10に示す実施例においては、
一方向クラッチ10として、クラッチ外輪23を有する
ローラ形一方向クラッチを用いている。このクラッチ外
輪23はプーリ1の内径面に圧入されている。そのクラ
ッチ外輪23の内径面には内方部材2の円筒形外径面1
2間にくさび形空間13を形成するカム面24が周方向
に等間隔に形成されている。
一方向クラッチ10として、クラッチ外輪23を有する
ローラ形一方向クラッチを用いている。このクラッチ外
輪23はプーリ1の内径面に圧入されている。そのクラ
ッチ外輪23の内径面には内方部材2の円筒形外径面1
2間にくさび形空間13を形成するカム面24が周方向
に等間隔に形成されている。
【0038】係合子14を保持する保持器25は、図1
0に示すように、環状部材26とフランジ27とを複数
の柱部28で連結した構成とされ、上記環状部材26に
形成した係合突部29とクラッチ外輪23のカム面24
との係合によって保持器25が回り止めされている。
0に示すように、環状部材26とフランジ27とを複数
の柱部28で連結した構成とされ、上記環状部材26に
形成した係合突部29とクラッチ外輪23のカム面24
との係合によって保持器25が回り止めされている。
【0039】また、転がり軸受30a、30bとして、
プーリ1の内径面端部に圧入された軸受外輪50の軌道
溝51と内方部材2の外径面両端部に形成された軌道溝
52との間にボール53を組込んだ転がり軸受を用いて
いる。保持器25のフランジ27は一方向クラッチ10
のクラッチ外輪23と転がり軸受30bの軸受外輪50
とで挾持され、その挾持によって保持器25は軸方向に
移動するのが防止されている。
プーリ1の内径面端部に圧入された軸受外輪50の軌道
溝51と内方部材2の外径面両端部に形成された軌道溝
52との間にボール53を組込んだ転がり軸受を用いて
いる。保持器25のフランジ27は一方向クラッチ10
のクラッチ外輪23と転がり軸受30bの軸受外輪50
とで挾持され、その挾持によって保持器25は軸方向に
移動するのが防止されている。
【0040】上記実施例においても、図1乃至図3に示
す実施例と同様の作用の効果を有する。
す実施例と同様の作用の効果を有する。
【0041】図11に示す実施例においては、転がり軸
受30a、30bの軸受外輪60としてカウンタボアを
有するアンギュラコンタクト形の軸受外輪を用いてい
る。
受30a、30bの軸受外輪60としてカウンタボアを
有するアンギュラコンタクト形の軸受外輪を用いてい
る。
【0042】上記のように、アンギュラコンタクト形の
軸受外輪60を用いることにより、内方部材2の軌道溝
52に対するボール53の組付け後に、プーリ1の両側
方から軸受外輪60を組付けることができるため、図8
に示すプーリユニットに比較して、組付け性の向上を図
ることができる。
軸受外輪60を用いることにより、内方部材2の軌道溝
52に対するボール53の組付け後に、プーリ1の両側
方から軸受外輪60を組付けることができるため、図8
に示すプーリユニットに比較して、組付け性の向上を図
ることができる。
【0043】また、軸受外輪60がアンギュラコンタク
ト形であるため、軸受のラジアルすきまを零にすること
も容易である。
ト形であるため、軸受のラジアルすきまを零にすること
も容易である。
【0044】図12に示す実施例では、図11に示す実
施例のクラッチ外輪23と他方の軸受外輪60とを共通
としている。61は、その共通外輪を示す。
施例のクラッチ外輪23と他方の軸受外輪60とを共通
としている。61は、その共通外輪を示す。
【0045】上記のように、共通外輪61を用いること
によって、図11に示す実施例のプーリユニットに比較
して、部品点数が少なくなり、コストの低減を図ること
ができる。また、プーリ1と共通外輪61の接触面積が
大きくとれるため、プーリ1の内径に対する共通外輪6
1の締め代を小さくしても、プーリ1と共通外輪61の
相互間において必要な能力伝達が得られ、共通外輪61
の組込みを容易とすることができる。
によって、図11に示す実施例のプーリユニットに比較
して、部品点数が少なくなり、コストの低減を図ること
ができる。また、プーリ1と共通外輪61の接触面積が
大きくとれるため、プーリ1の内径に対する共通外輪6
1の締め代を小さくしても、プーリ1と共通外輪61の
相互間において必要な能力伝達が得られ、共通外輪61
の組込みを容易とすることができる。
【0046】図13に示す実施例においては、一方向ク
ラッチ10として、内径面にカム面が形成されたクラッ
チ外輪62と円筒形外面を有するクラッチ内輪63間に
係合子64を組込んだものを用い、一方、転がり軸受3
0a、30bとして軸受外輪65と軸受内輪66間にボ
ール67を組込んだものを用いている。
ラッチ10として、内径面にカム面が形成されたクラッ
チ外輪62と円筒形外面を有するクラッチ内輪63間に
係合子64を組込んだものを用い、一方、転がり軸受3
0a、30bとして軸受外輪65と軸受内輪66間にボ
ール67を組込んだものを用いている。
【0047】上記のような一方向クラッチ10および転
がり軸受30a、30bは、規格化されたものであるた
め、プーリ1の内径および内方部材2の外径の寸法変更
に応じてもスムースに対応することができ、しかもプー
リ1の内径面に対するカム面および軌道溝の加工と、内
方部材2の外径面に対する軌道溝の加工をそれぞれ不要
とすることができるため、プーリ1および内方部材2の
加工の容易化を図り、コストの低減に効果を挙げること
ができる。
がり軸受30a、30bは、規格化されたものであるた
め、プーリ1の内径および内方部材2の外径の寸法変更
に応じてもスムースに対応することができ、しかもプー
リ1の内径面に対するカム面および軌道溝の加工と、内
方部材2の外径面に対する軌道溝の加工をそれぞれ不要
とすることができるため、プーリ1および内方部材2の
加工の容易化を図り、コストの低減に効果を挙げること
ができる。
【0048】なお、図では省略したが、一方向クラッチ
10として、図13に示すクラッチ外輪62を省略した
ものを用いてもよい。また、転がり軸受30a、30b
として、図13の軸受外輪65を省略したものを用いて
もよい。
10として、図13に示すクラッチ外輪62を省略した
ものを用いてもよい。また、転がり軸受30a、30b
として、図13の軸受外輪65を省略したものを用いて
もよい。
【0049】各実施例では、係合子がローラから成る一
方向クラッチを用いたが、そのような一方向クラッチに
代えて、スプラグを用いた一方向クラッチを採用しても
よい。
方向クラッチを用いたが、そのような一方向クラッチに
代えて、スプラグを用いた一方向クラッチを採用しても
よい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るプーリユ
ニットにおいては、プーリの一方向の回転のみを一方向
クラッチを介して内方部材に伝達することができるた
め、角速度の微小変動を伴うクランクシャフトの回転を
オルタネータ等の回転軸に伝えるベルト伝動装置に使用
することによってプーリとベルトとの滑りを防止し、ベ
ルトの寿命を抑制することができる。
ニットにおいては、プーリの一方向の回転のみを一方向
クラッチを介して内方部材に伝達することができるた
め、角速度の微小変動を伴うクランクシャフトの回転を
オルタネータ等の回転軸に伝えるベルト伝動装置に使用
することによってプーリとベルトとの滑りを防止し、ベ
ルトの寿命を抑制することができる。
【0051】また、プーリに作用するラジアル荷重およ
びモーメント荷重を転がり軸受によって支持することが
できるため、一方向のクラッチに無理な荷重が作用せ
ず、一方向クラッチを精度よく確実に作動させることが
できると共に、プーリを円滑に空転させることができ
る。
びモーメント荷重を転がり軸受によって支持することが
できるため、一方向のクラッチに無理な荷重が作用せ
ず、一方向クラッチを精度よく確実に作動させることが
できると共に、プーリを円滑に空転させることができ
る。
【0052】さらに、一方向クラッチの両側に一対の転
がり軸受を設けたことによって、一方向クラッチに偏っ
た荷重が作用するのを防止することができ、一方向クラ
ッチをより高精度に確実に作動させることができる。
がり軸受を設けたことによって、一方向クラッチに偏っ
た荷重が作用するのを防止することができ、一方向クラ
ッチをより高精度に確実に作動させることができる。
【0053】また、プーリ、内方部材、一方向クラッチ
および転がり軸受をユニット化したものであるため、回
転軸に対するプーリの組込みがきわめて容易である。
および転がり軸受をユニット化したものであるため、回
転軸に対するプーリの組込みがきわめて容易である。
【0054】請求項2に記載のプーリユニットにおいて
は、一対の転がり軸受間に一方向クラッチを設けたこと
により、その一対の転がり軸受でプーリに作用するラジ
アル荷重とモーメント荷重とを効果的に支持することが
できるため、一方向クラッチをより精度よく確実に作動
させることができる。
は、一対の転がり軸受間に一方向クラッチを設けたこと
により、その一対の転がり軸受でプーリに作用するラジ
アル荷重とモーメント荷重とを効果的に支持することが
できるため、一方向クラッチをより精度よく確実に作動
させることができる。
【0055】請求項3に記載のプーリユニットにおいて
は、プーリの幅方向中央に転がり軸受を設け、その一側
に一方向クラッチを設けたことにより、部品点数が少な
くなり、コストの低減を図ることができる。
は、プーリの幅方向中央に転がり軸受を設け、その一側
に一方向クラッチを設けたことにより、部品点数が少な
くなり、コストの低減を図ることができる。
【0056】請求項4に記載のプーリユニットにおいて
は、転がり軸受の両側に一対の一方向クラッチを設けた
ことにより、プーリが若干傾むいても一方向クラッチが
確実に作動し、回転伝達の信頼性の向上を図ることがで
きる。
は、転がり軸受の両側に一対の一方向クラッチを設けた
ことにより、プーリが若干傾むいても一方向クラッチが
確実に作動し、回転伝達の信頼性の向上を図ることがで
きる。
【図1】この発明に係るプーリユニットの一実施例を示
す断面図
す断面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】同上の保持器の一部分を示す斜視図
【図4】同上のプーリユニットの使用の一例を示す概略
図
図
【図5】同上のプーリユニットをディーゼルエンジンに
よって駆動されるオルタネータの回転軸に取付けて内方
部材の回転速度変動率を測定した結果を示す図表
よって駆動されるオルタネータの回転軸に取付けて内方
部材の回転速度変動率を測定した結果を示す図表
【図6】同上プーリユニットの他の例を示す断面図
【図7】同上プーリユニットの他の例を示す断面図
【図8】同上のプーリユニットの他の例を示す断面図
【図9】図8のIX−IX線に沿った断面図
【図10】同上の保持器の一部分を示す斜視図
【図11】同上のプーリユニットの他の例を示す断面図
【図12】同上のプーリユニットの他の例を示す断面図
【図13】同上のプーリユニットの他の例を示す断面図
1 プーリ 2 内方部材 10 一方向クラッチ 11 カム面 12 円筒形外径面 13 くさび形空間 14 係合子 23 クラッチ外輪 24 カム面 30a、30b 軸受 31、32 軌道溝 33 ボール 34 カウンダボア内輪 35 ボール転走面 36 軌道溝 37 ボール 40 クランクシャフト 41 回転軸 50 軸受外輪 51、52 軌道溝 53 ボール 60 軸受外輪 62 クラッチ外輪 63 クラッチ内輪 64 係合子 65 軸受外輪 66 軸受内輪 67 ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 豊 神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バン ドー化学株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 エンジンの微小な角速度変動を伴なうク
ランクシャフトの回転をエンジン補機の回転軸に伝達す
るベルト伝動用のプーリユニットであって、前記エンジ
ン補機の回転軸上に配置されてベルト駆動により一方向
に回転されるプーリと、そのプーリの内側において前記
回転軸に取付けられる内方部材とを有し、前記プーリと
内方部材との間に、前記プーリに作用するラジアル荷重
およびモーメント荷重を支持する転がり軸受と、前記ク
ランクシャフトが1回転する範囲内で、そのクランクシ
ャフトの回転によってベルト駆動されるプーリの回転角
速度がエンジン補機の回転軸の回転角速度より速くなっ
たとき、プーリの回転を上記回転軸に伝え、回転軸の回
転角速度がプーリの回転角速度を上回ると回転の伝達を
遮断する係合子を備えた一方向クラッチとを組込んだプ
ーリユニット。 - 【請求項2】 前記一方向クラッチをプーリと内方部材
間の中央部に配置し、その一方向クラッチの両側に転が
り軸受を配置した請求項1に記載のプーリユニット。 - 【請求項3】 前記転がり軸受をプーリと内方部材間の
中央部に配置し、その転がり軸受の一側に一方向クラッ
チを設けた請求項1に記載のプーリユニット。 - 【請求項4】 前記転がり軸受をプーリと内方部材間の
中央部に配置し、その転がり軸受の両側に一方向クラッ
チを設けた請求項1に記載のプーリユニット。 - 【請求項5】 前記一方向クラッチの係合子がローラか
ら成る請求項1乃至4のいずれか1つに記載のプーリユ
ニット。 - 【請求項6】 前記一方向クラッチが、プーリの内径面
に嵌合されたクラッチ外輪を備えて成る請求項1乃至5
のいずれか1つに記載のプーリユニット。 - 【請求項7】 前記一方向クラッチが、内方部材の外径
面に嵌合されたクラッチ内輪を備えて成る請求項1乃至
6のいずれか1つに記載のプーリユニット。 - 【請求項8】 前記一方向クラッチが、プーリの内径面
に設けられたカム面と内方部材の円筒形外径面間に形成
されたくさび形空間内にローラから成る係合子を配置し
た一方向クラッチから成る請求項1乃至5のいずれか1
つに記載のプーリユニット。 - 【請求項9】 前記転がり軸受が、プーリの内径面に嵌
合された軸受外輪を備えて成る請求項1乃至8のいずれ
か1つに記載のプーリユニット。 - 【請求項10】 前記転がり軸受が、内方部材の外径面
に嵌合された軸受内輪を備えて成る請求項1乃至9のい
ずれか1つに記載のプーリユニット。 - 【請求項11】 前記一対の転がり軸受のうち、一方の
転がり軸受が、内方部材の外径面一端部に圧入したカウ
ンタボア内輪のボール転走面とプーリの内径面一端部に
形成された軌道溝との間にボールを組込んだ転がり軸受
から成り、他方の転がり軸受が、プーリの内径面他端部
に形成された軌道溝と内方部材の外径面他端部に形成さ
れた軌道溝との間にボールを組込んだ転がり軸受から成
る請求項2に記載のプーリユニット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6204864A JPH07317807A (ja) | 1994-03-30 | 1994-08-30 | プーリユニット |
DE19531745A DE19531745A1 (de) | 1994-08-30 | 1995-08-29 | Riemenscheiben-Baueinheit |
KR1019950027541A KR100395362B1 (ko) | 1994-08-30 | 1995-08-30 | 풀리유니트 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130694 | 1994-03-30 | ||
JP6-61306 | 1994-03-30 | ||
JP6204864A JPH07317807A (ja) | 1994-03-30 | 1994-08-30 | プーリユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317807A true JPH07317807A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=26402346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6204864A Pending JPH07317807A (ja) | 1994-03-30 | 1994-08-30 | プーリユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317807A (ja) |
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