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JPH07283381A - 貼合わせ半導体基体の製造方法 - Google Patents

貼合わせ半導体基体の製造方法

Info

Publication number
JPH07283381A
JPH07283381A JP6070397A JP7039794A JPH07283381A JP H07283381 A JPH07283381 A JP H07283381A JP 6070397 A JP6070397 A JP 6070397A JP 7039794 A JP7039794 A JP 7039794A JP H07283381 A JPH07283381 A JP H07283381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
oxide film
film
bonded
semiconductor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6070397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Fukumoto
嘉彦 福元
Mamoru Miyawaki
守 宮脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6070397A priority Critical patent/JPH07283381A/ja
Publication of JPH07283381A publication Critical patent/JPH07283381A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイドの発生を抑え、デバイス不良の発生を
低減する。 【構成】 半導体基板1と基板3とを絶縁層4を介して
貼り合わせる貼合わせ半導体基体の製造方法において、
前記半導体基板1の接着する側の表面に、湿式1000
℃の熱酸化膜におけるフッ酸とアンモニア水との混合液
のエッチングレートよりも2倍以上速くかつ不純物が添
加されていない酸化膜2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貼合わせ半導体基体の製
造方法に係わり、特に半導体基板と基板とを絶縁層を介
して貼り合わせる貼合わせ半導体基体の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のSOI(Silicon−on−
Insulator)基板の製造方法を図32〜図34
を用いて説明する。
【0003】まず図32に示すように、2枚のシリコン
ウエハ1,3の表面を鏡面仕上げし、一方のシリコンウ
エハ3を酸化して所望の厚さのSiO2 膜4を形成し、
両ウエハをRCA洗浄し、乾燥後図33に示すように清
浄な雰囲気中で貼り合せる。SiO2 膜4が親水性であ
るため、SiO2 表面のH2 O分子を介してSiとSi
2 が水素結合で密着する。さらにこの貼り合ったウエ
ハをN2 雰囲気中において、800〜1200℃で熱処
理し、SiとSiO2 の結合をシラノール結合(Si−
O−Si)に変え、結合強度を大きくする。次に一方の
Siウエハ1を研削、研磨し、Si膜厚0.5〜2μm
のSOI基板を得る(図34)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような貼り合せ
SOI基板の貼り合せ工程において、Siウエハの貼り
合せ界面は、結合相手のない化学的に活性なSiの結合
手(ダングリングボンド)がウエハ外部へ伸びているた
めパーティクルや炭素化合物分子、金属原子などが付着
し易い状態になっている。上記パーティクルや炭素化合
物分子がSi表面に付着した状態で、SiO2 膜を設け
た他方のSi基板と貼り合せを行うと、SiO2 の水素
結合相手であるSiの結合手がふさがれているため、結
合が不完全となり、熱処理を行った際にもSi−O−S
iのシラノール結合が生成されないため弱接着領域とな
り、後の研削、研磨工程で貼り合せ部分が剥離し、直径
数μm〜数mm大のボイドとなる問題がある。また貼り
合せ後の熱処理工程で、付着したパーティクルや炭素化
合物分子がガス化、熱膨張し、貼り合せ界面の広い領域
で空隙が生じ、直径数cm大のボイドになる問題があ
る。一方、貼り合せ界面に取り込まれた金属原子は、貼
り合せ界面に界面準位を生じ、Si膜中に拡散し再結合
中心となり、デバイスを作成した際に貼り合せ界面をリ
ークパスとしたMOSリークや、再結合電流を生じ、デ
バイスの特性を劣化する問題がある。さらに、従来のS
iウエハの洗浄方法では、上記Si表面に形成される自
然酸化膜が不均一なためそれが原因で他方の基板との密
着性がみだれ、ボイドが発生する問題点があった。
【0005】また、上記の問題点とは別に、熱酸化膜が
形成されたシリコンウエハの該熱酸化膜面と他のシリコ
ンウエハの単結晶面とを貼合わせる場合、又は各々熱酸
化膜が形成された2枚のシリコンウエハの該熱酸化膜面
どうしを貼合わせる場合に、熱酸化膜は緻密な膜で粘度
が低くボイドが多いという問題もある。この対策とし
て、熱酸化膜にボロン,リン等をドープして粘度を変化
させてボイドを減少させる方法が提案されている。
【0006】しかしながら、この方法においては、特に
SiO2 −Si貼り合わせの場合、ボロン,リン等がデ
バイス動作上問題となる場合がある。例えば、P型TF
Tの場合ボロンを使用すると界面リークを引き起こし、
N型TFTの場合ではリンが問題となる。従って、CM
OS型ではボロン,リン等の不純物を導入することは困
難である。さらに、上記不純物導入工程で、ゴミ等の付
着が増加し、これらの異物によるボイドがかえって増加
することもある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の貼合わせ半導体
基体の製造方法は、半導体基板と基板とを絶縁層を介し
て貼り合わせる貼合わせ半導体基体の製造方法におい
て、前記半導体基板の接着する側の表面に、湿式100
0℃の熱酸化膜におけるフッ酸とアンモニア水との混合
液のエッチングレートよりも2倍以上速くかつ不純物が
添加されていない酸化膜を形成する工程を有することを
特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は、半導体基板の接着する側の表面を前
記酸化膜で全面にわたって均一に覆うことにより、ウエ
ハ表面へのパーティクル、炭素化合物分子、金属原子の
付着を防ぎ、パーティクル、炭素化合物分子が原因とな
るボイドの発生を抑え、金属原子が原因となるデバイス
不良の発生を低減すると共に、不純物を導入することな
く、酸化膜の密度を低下させてボイドを低減させ、かつ
平坦で均一でしかもゴミの付着も防止できる貼合わせ半
導体基体を得るものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施例を示す
図1〜図31において図32〜図34に示した構成部材
と同一構成部材については同一番号を付するものとす
る。 (第1実施例)図1〜図5は、本発明の第1実施例によ
るSOI基板の作製過程を示す図である。図1〜図5に
おいて、1はシリコンウエハ、2は薄いシリコン酸化
膜、3はシリコンウエハ、4はシリコン酸化膜、5は貼
り合せ界面である。以下順を追って本実施例によるSO
I基板の作製方法を説明する。
【0010】図1において、シリコンウエハ1は低濃度
のn型基板またはp型基板であり、その不純物濃度は1
13〜1015である。これらの濃度は使用用途により所
望のものを選べば良く、この値に限定されるものではな
い。このシリコンウエハ1をH2 SO4 とH22 の1
20℃混合水溶液中に10分間浸し、有機物を除去した
後、1.5%HF水溶液に20秒間浸し、表面に形成さ
れた自然酸化膜を除去する。
【0011】次に図2に示すように、このシリコンウエ
ハ1を酸素雰囲気の400℃の炉の中で10〜20分熱
酸化し、表面に厚さ20オングストローム程度の薄い酸
化膜2を形成する。
【0012】ここで、酸化膜2について行った特性評価
について説明する。1000℃wetで熱酸化したサン
プルでフッ酸量を減少させたフッ酸とアンモニア水との
混合からなるバッファードフッ酸のエッチングレートが
1オングストローム/分の時、酸化膜2で上記バッファ
ードフッ酸のエッチングレートを測定した。この場合2
オングストローム/分で約2倍であった。なお、酸化膜
2を形成する場合、熱酸化の温度を徐々に低下させ、成
長させた膜に対して上記バッファードフッ酸によりエッ
チングレートの測定実験をしたところ、600℃酸化の
時エッチングレートは1000℃wet酸化に比べて、
エッチングレートは約1.5〜1.8倍と向上したが、
この膜を介してボンディングしてもボイド数はそれ程減
少しなかったが、上記のように400℃酸化の時、エッ
チングレートは約2倍となりボイド数は従来に比較して
約1ケタ以下と激減した。
【0013】また、薄い酸化膜2は、Pt片を入れた2
0〜30℃のH22 水溶液にSiウエハ1を30〜6
0分間浸すことによっても形成され、H22 がPt触
媒によりH22 →H2 O+O2-+2h+ (h+ :ホー
ル)と分解され、ここで生じた酸化力の強いO2-により
Si表面が酸化され、Siウエハ1表面に膜厚が均一な
薄いSiO2 膜2が形成される。なお、この膜に対して
上記バッファードフッ酸でエッチングしたところ、エッ
チングレートが5オングストローム/分から40オング
ストローム/分のものが得られた。このレートはH2
2 の量やその処理温度により変化するが、これらのエッ
チングレートが高い膜ほどボイドの数が減り良好なもの
が得られることがわかった。
【0014】なお、上記のように化学的に厚さ20オン
グストローム程度の薄い酸化膜を形成する方法としては
次に示す方法も可能であった。 (1)H2 SO4 :H22 =4:1の溶液にSiウエ
ハを120℃,10分の条件で浸したところ、Siウエ
ハ上に薄い酸化膜が形成された。この酸化膜に対して上
記バッファードフッ酸でエッチングしたところエッチン
グレートは5オングストローム/分から15オングスト
ローム/分であった。 (2)オゾンO3 を2ppm添加したH2 O中にSiウ
エハを30℃,10分の条件で浸したところ、Siウエ
ハ上に薄い酸化膜が形成された。この酸化膜に対して上
記バッファードフッ酸でエッチングしたところエッチン
グレートは20オングストローム/分から40オングス
トローム/分であった。 (3)30%H22 を添加したH2 O中にSiウエハ
を90℃,10分の条件で浸したところ、Siウエハ上
に薄い酸化膜が形成された。この酸化膜に対して上記バ
ッファードフッ酸でエッチングしたところエッチングレ
ートは15オングストローム/分から30オングストロ
ーム/分であった。 (4)NH4 OH:H22 :H2 O=0.05:1:
5の溶液にSiウエハを90℃,10分の条件で浸した
ところ、Siウエハ上に薄い酸化膜が形成された。この
酸化膜に対して上記バッファードフッ酸でエッチングし
たところエッチングレートは10オングストローム/分
から20オングストローム/分であった。 (5)HCl:H22 :H2 O=1:1:6の溶液に
Siウエハを90℃,10分の条件で浸したところ、S
iウエハ上に薄い酸化膜が形成された。この酸化膜に対
して上記バッファードフッ酸でエッチングしたところエ
ッチングレートは20オングストローム/分から40オ
ングストローム/分であった。
【0015】次に図3及び図4に示すように、Siウエ
ハ1と所望の厚さのSiO2 膜4を形成したSiウエハ
3を清浄な雰囲気中で貼り合わせる。ここではSiO2
膜4の厚さを8000オングストロームとし、Siウエ
ハ3の熱酸化、あるいはCVDによりSiO2 膜4を形
成する。Siウエハ3は不純物濃度1013〜1015のp
型、またはn型の基板であり、ウエハ面内の厚さ分布は
MAX−MINで5000オングストローム以下であ
る。又SOIウエハを用いた集積回路の動作時に基板電
位をとることを考えると基板の裏面の濃度が高い方が良
い。このウエハ3の厚さ分布は、後のSOI形成の研磨
工程の精度を左右するため、極力均一性の良いSiウエ
ハが望まれる。Siウエハ1とSiウエハ3をRCA洗
浄し、ウエハ表面に付着したパーティクルを除去し、遠
心式ドライヤーで乾燥させた直後に貼り合わせる。Si
ウエハ1とSiウエハ3の表面は共にSiO2 が形成さ
れ、親水性となっているため、貼り合わせた際特別な外
力を与えることなく水素結合により密着する。
【0016】この密着したウエハどうしを、N2 等の不
活性ガス雰囲気中で800℃以上の熱処理を施し、結合
界面をシラノール結合(Si−O−Si)に変え、2枚
のSiウエハ1,3の貼り合せ強度を大きくする。後の
SOI形成工程のSiウエハ1の研削、研磨工程におい
て、薄膜化したSiウエハ1がはがれ落ちてボイドとな
るのを防ぐため、貼り合せの熱処理温度はなるべく高く
し、貼り合せ強度を大きくすることが望ましい。ここで
は1150℃において、30分間熱処理を行った。
【0017】次に図5に示すように、この貼り合せウエ
ハのSiウエハ1をバックグラインダーで厚さが10μ
m程度になるまで研削する。バックグラインド時の破砕
ダメージが貼り合せ界面に及ばぬよう、Siウエハ1の
削り残し厚は10μm以上が望ましい。10μm以下の
残し厚とすると、接着の弱い貼り合せ箇所がはがれ落
ち、ボイドとなる危険性がある。次に研磨面と、ウエハ
を固定するステージの平行度の高い研磨装置でSiウエ
ハ3をステージに固定し、Siウエハ1の研削面をメカ
ケミカル的に研磨する。SOIのSi1の膜厚は研磨時
間を変えることにより調整することができ、ここでは5
000オングストローム程度とした。Si1の膜厚分布
は、Siウエハ3を基準としているため、Siウエハ3
の厚さ分布に依存する。ここで、Siウエハ3を研削、
研磨しSOIを形成することも可能である。この際、S
iウエハ1に厚さ分布が5000オングストローム以下
の均一性の良いウエハを用いるのが望ましい。
【0018】本実施例の特徴は、一方のSiウエハ1
に、湿式1000℃の熱酸化膜におけるフッ酸とアンモ
ニア水との混合液のエッチングレートよりも2倍以上速
くかつ不純物が添加されていない、20オングストロー
ム以下の薄い酸化膜2を形成し、これを介して他方のS
iO2 4を形成したSiウエハ3と貼り合せ、SOIを
形成した点である。この薄い酸化膜2が活性なSiウエ
ハ1表面を覆うため、パーティクルの付着を防ぎ、カー
ボン、重金属による汚染を防止することができる。パー
ティクル、カーボンの付着を防止した結果、パーティク
ルをはさんだことによる貼り合せ界面の弱接着、および
カーボンの貼り合せ熱処理時のガス化による貼り合せ界
面の弱接着の発生がなくなり、数十μm〜数十mmのボ
イドの発生が抑えられる。また、上記のようにエッチン
グレートが速くかつ不純物が添加されていない酸化膜を
用いているため、不純物を導入することなく、酸化膜の
密度を低下させてボイドを低減させ、かつ平坦で均一で
しかもゴミの付着も防止できる。このボイドの低減によ
り、SOIウエハの製造歩留りが高くなり、低コストの
SOI基板が得られる。
【0019】また、重金属による汚染を防止した結果、
このSOI基板に半導体素子を形成した際、貼り合せ界
面における不純物による界面準位の形成が低減されるた
め、トランジスタの動作不良及び誤動作が抑えられ、S
OIの特性を生かしたGHz対応の高速プロセッサ、画
像処理デバイスの歩留り向上が期待できる。
【0020】また、DRAM、SRAM等メモリにおい
ては、容量セル内の重金属による準位を介して発生する
電荷が低減されるため、メモリ電荷のエラーが防止で
き、高速かつ歩留りの高いメモリの実現が期待できる。
【0021】図6〜図8に本実施例によるSOI基板を
利用した液晶パネルの作成方法を示す。まず図6に示す
ように、半導体プロセスを用いて、SOI基板上にTF
Tを作製する。50はゲート電極、51はドレイン領
域、52はソース領域、53はドレイン電極、54はソ
ース電極、55はコレクタ領域、56はベース領域、5
7はエミッタ領域、58はコレクタ電極、59はベース
電極、60はエミッタ電極、61は層間膜、62は層間
膜、63は平坦化層、64は透明電極1、65は透明電
極2である。ここでは素子の分離方法を素子間のSiを
エッチングで取り除いたいわゆるメサ分離で行っている
が、素子間のSiを完全に酸化した選択酸化による分離
も可能であり、この例に限定するものではない。TFT
は画像表示部を構成する画素TFTと、その周辺に設け
られるシフトレジスタ等からなる周辺回路を構成するT
FTがあり、画素TFTのドレイン電極53には、液晶
に電圧を印加する透明電極64が設けられている。
【0022】図7に示すように、カラーフィルタ68
と、透明電極69を設けた透明絶縁基板66と、TFT
を形成したSOI基板3との間に液晶70をつめ、封止
材67で封止する。次に図8に示すように、画素TFT
直下のSi基板を、TMAH、KOH等のアルカリ系エ
ッチング液でくりぬき、くりぬき部71を形成する。こ
こでは、画素TFT上に設けられる遮光層と、液晶の接
する2つの基板表面に互いに直交するように設けられる
配向膜と、液晶パネルの一方の側に設置される偏向板が
省略されているが、実際の液晶パネルでは設けられてい
る。透明電極69はある電位に固定されており、対向す
る透明電極64の電位を画素TFTで変化させ、液晶6
1の配向を変えることにより表示画像の階調を実現す
る。
【0023】図9は上記液晶パネルをビューファインダ
ーとして用いたビデオカメラの外観図である。本体10
0は撮像部101、記録部102、ファインダー部10
3より構成され、撮映者はファインダーより撮映像を見
ながら撮像レンズより入射する像を記録部102に記録
する。104はズーミング用のスイッチであり、撮像レ
ンズを駆動することで記録像の大きさを変化させる。記
録部102の記録媒体としては例えば磁気記録テープが
用いられる。105は撮映者の手を保持するための補助
部品であり、柔らかい皮または布製のバンドである。ま
た装置全体の電源として、充電式のバッテリー106が
装着されている。ファインダー部103の詳細図を図1
0に示す。同図に示すように、液晶パネル110の左方
には面光源111が設置され、表示パネル110の表示
像を拡大レンズ112を通して、アイカップ113に接
する撮映者の眼球114に送る。115は視度調整用の
レンズであり、撮映者の視力に合わせて前後移動させ像
のボケをなくすことができる。本実施例では0.7イン
チのカラー液晶パネルに30万画素を配置し、従来では
困難であった100:1のコントラスト、64の階調を
実現し、ビデオカメラの高付加価値化に寄与した。 (第2実施例)図11〜図18は本発明の第2実施例に
よるSOI基板の作製過程を示す図である。図11〜図
18において、11は高濃度p型Siウエハ、12は多
孔質シリコン層、13エピタキシャルSi層である。以
下順を追って本実施例によるSOI基板の作製方法を説
明する。
【0024】図11、図12に示すように、Siウエハ
11は不純物濃度が1×1018cm -3のp型であり、こ
のSiウエハ11を陽極化成することにより、多孔質シ
リコン層12を形成する。陽極化成の溶液には49%フ
ッ酸水溶液4リットル、エタノール2リットルの混合液
を用い、Siウエハ11の一方の面に接する化成液と、
他方の面に接する化成液が互いに流入しない槽におい
て、化成層12を形成する側の化成液に負の電極、他方
の化成液に正の電極をセットし、電流値1Aで14分化
成を行い、約15μmの化成層12を形成する。電極に
はフッ酸溶液に対して耐侵食性のあるPt等が用いら
れ、化成液のエタノールは陽極化成中にSiウエハ11
から発生する気泡を取り除く界面活性剤として添加され
る。この化成層12を400℃、60分熱酸化し、多孔
質Si12の壁面に薄い酸化膜を形成し、後のエピタキ
シャル成長、ボンディングアニール時に多孔質Si12
が構造変化するのを防ぐ。
【0025】次に図13に示すように、多孔質層12表
面に形成された酸化膜を1.5%希フッ酸で取り除き、
その上にエピタキシャル成長により、所望の厚さの単結
晶Si層13を形成する。減圧CVD法において、ドレ
インガスSiH4 、キャリアガスH2 、成長温度900
℃で2.5μmのエピタキシャルSi層を形成した。図
14に示すように、このSiウエハ11を酸素雰囲気の
400℃の炉の中で10〜20分熱酸化し、表面に厚さ
20オングストローム以下の薄い酸化膜2を形成する。
また、薄い酸化膜2はPt片を入れた20℃〜30℃の
22 水溶液にSiウエハ11を30〜60分浸すこ
とによって形成できる。H22 がPt触媒によりH2
2 →H2 O+O2-+2h+ (h+ :ホール)と分解さ
れ、ここで生じた酸化力の強いO2-によりSi表面が酸
化され、Si表面に膜厚均一性のよい薄いSiO2 膜2
が形成される。
【0026】次に図15、図16に示すように、Siウ
エハ11と所望の厚さのSiO2 膜4を形成したSiウ
エハ3を清浄な雰囲気中で貼り合わせる。ここではSi
2膜4の厚さを8000オングストロームとし、Si
ウエハ3の熱酸化、あるいはCVDによりSiO2 膜4
を形成する。Siウエハ3は不純物濃度1013〜10 15
のp型、またはn型の基板である。Siウエハ11とS
iウエハ3をRCA洗浄し、ウエハ表面に付着したパー
ティクルを除去し、遠心式ドライヤーで乾燥させた直後
に貼り合わせる。Siウエハ11とSiウエハ3の表面
は共にSiO2が形成され、親水性となっているため、
貼り合わせた際特別な外力を与えることなく水素結合に
より密着する。
【0027】この密着したウエハどうしを、N2 等の不
活性ガス雰囲気中で800℃以上の熱処理を施し、結合
界面をシラノール結合(Si−O−Si)に変え、2枚
のSiウエハ11、3の貼り合せ強度を大きくする。後
のSOI形成工程のSiウエハ11の研削、研磨工程に
おいて、薄膜化したSiウエハ11がはがれ落ちてボイ
ドとなるのを防ぐため、貼り合せの熱処理温度はなるべ
く高くし、貼り合せ強度を大きくすることが望ましい。
ここでは1150℃において、30分間熱処理を行っ
た。
【0028】次に図17に示すように、この貼り合せウ
エハのSiウエハ11をバックグラインダで研削し、多
孔質Si層12が全面に露出するまで研削する。あるい
はSiウエハ11の途中までバックグラインダで研削
し、続いて3HF−25HNO 3 −25CH3 COOH
のエッチング液で多孔質Si層12が全面に露出するま
でSiウエハ11をエッチングする。次に露出した多孔
質層12を、1HF−5H22 のエッチング液でエッ
チングし、多孔質層12を全て取り除く。1HF−5H
22 のエッチング液は多孔質Siと、単結晶Siとの
エッチングの選択比が10000:1程度であり、エッ
チングはエピタキシャル単結晶Si13で止まり、図1
8に示すようなSOIウエハを得る。
【0029】本実施例の特徴は、多孔質Si層12上に
エピタキシャル単結晶Si13を成長させ、その表面に
20オングストローム以下の薄い酸化膜2を形成し、こ
の薄い酸化膜2を介して貼り合せを行った後、多孔質S
iと単結晶Siとで選択比を有するHF−H22 エッ
チング液で多孔質Si層12を取り除きSOIを形成す
る点であり、HF−H22 の単結晶Siと多孔質Si
とのエッチング選択比が1:10000程度と非常に大
きいために、SOIのSi膜13の厚さ分布はエピタキ
シャルSi層13の膜厚分布で決まり、よって膜厚均一
性の良いSOI基板が得られ、かつ厚さ20オングスト
ローム以下の薄い酸化膜2をエピタキシャルSi層13
表面に形成し、これを介して貼り合せを行うため、パー
ティクル、カーボン、重金属等のエピタキシャルSi層
13への付着を防止し、パーティクル、カーボンによる
ボイドの発生、貼り合せ界面の重金属による界面準位の
形成を防ぎ、高品質のSOI基板を作製することができ
る。 (第3実施例)図19〜図26は本発明の第3実施例に
よるSOI基板の作製過程を示す図である。図19〜図
26において、1はSiウエハ、2は薄いSiO2 膜、
3はSiウエハ、4はSiO2 膜、5は貼り合せ界面、
21は高濃度P+ Si層である。以下順を追って本実施
例によるSOI基板の作製方法を説明する。
【0030】図19において、Siウエハ1は低濃度の
n型またはp型基板であり、その不純物濃度は1013
1015である。このSiウエハ1をH2 SO4 とH2
2 の120℃混合水溶液中に10分間浸し、ウエハ表面
の有機物を除去した後、1.5%HF水溶液に20秒間
浸し、表面の自然酸化膜を除去する。
【0031】次に図20に示すように、Siウエハ1の
鏡面側に東京応化(株)製PBF−3M−31または6
MK−37を3000rpm35秒間の条件でスピンオ
ンし、140℃で30分間乾燥、酸素雰囲気中で600
℃30分ベークしB23 ガラスをSiウエハ1表面に
形成し、続いてN2 雰囲気中で1050℃、30分間ボ
ロンのSiウエハ1への拡散を行い、ボロン濃度1×1
20のXjが0.8μmの高濃度ボロン拡散層21を形
成する。Siウエハ1表面のB23 ガラスは、HF:
2 O=1:10の混合液で除去する。またこの高濃度
+ Si層の形成は、イオン注入エネルギー30Ke
V、ドーズ量1×1016cm-2のイオン注入によっても
形成される。
【0032】次に図21に示すように、このシリコンウ
エハ1をO2 雰囲気の400℃の炉の中で10〜20分
熱酸化し、表面に厚さ20オングストローム以下の薄い
SiO2 膜2を形成する。また、薄いSiO2 膜2は、
Pt片を入れた20℃〜30℃のH22 水溶液にSi
ウエハ1を30〜60分間浸すことによっても形成さ
れ、H22 がPt触媒によりH22 →H2 O+O2-
+2h+ (h+ :ホール)と分解され、ここで生じた酸
化力の強いO2-によりSi表面が酸化され、Siウエハ
1表面に膜厚均一性のよい薄いSiO2 膜が形成され
る。
【0033】次に図22、図23に示すように、Siウ
エハ1と所望の厚さのSiO2 膜4を形成したSiウエ
ハ3を清浄な雰囲気中で貼り合わせる。ここではSiO
2 膜4の厚さを8000オングストロームとし、Siウ
エハ3の熱酸化、あるいはCVDによりSiO2 膜4を
形成する。Siウエハ3は不純物濃度1013〜1015
p型、またはn型の基板である。Siウエハ1とSiウ
エハ3をRCA洗浄し、ウエハ表面に付着したパーティ
クルを除去し、遠心式ドライヤーで乾燥させた直後に貼
り合わせる。Siウエハ1とSiウエハ3の表面は共に
SiO2 が形成され、親水性となっているため、貼り合
わせた際特別な外力を与えることなく水素結合により密
着する。
【0034】この密着したウエハどうしを、N2 等の不
活性ガス雰囲気中で800℃以上の熱処理を施し、結合
界面をシラノール結合(Si−O−Si)に変え、2枚
のSiウエハ1,3の貼り合せ強度を大きくする。後の
SOI形成工程のSiウエハ1の研削、研磨工程におい
て、薄膜化したSiウエハ1がはがれ落ちてボイドとな
るのを防ぐため、貼り合せの熱処理温度はなるべく高く
し、貼り合せ強度を大きくすることが望ましい。一方、
高温かつ長時間のアニールは高濃度P+ Si層21のボ
ロンプロファイルを崩し、後のエッチング工程でP+
- のエッチング選択比が小さくなりSOISi膜の均
一性が悪くなる可能性があるため、1000℃以下でア
ニールするか、もしくはRTAで高温、短時間のアニー
ルを行うのが好ましい。ここでは800℃、30分間の
熱処理を行った。
【0035】次に図24に示すように、この貼り合せウ
エハのSiウエハ1をバックグラインダーで厚さが10
μm程度になるまで研削する。バックグラインダーの削
り残し厚が10μm以下になると、貼り合せ界面に研削
のダメージが及び、接着の弱い箇所のSiがはがれ、ボ
イドとなる危険性があるので研削の残し厚は10μm以
上が望ましい。次に20wt%KOH、2vol%IP
Aの80℃混合水溶液で貼り合せウエハをエッチングす
る。80℃における20wt%KOH、2vol%IP
A混合水溶液はP- Siのエッチングレートが約100
00オングストローム/min、ボロン濃度が1×10
20cm-3以上のP+ Siのエッチングレートが約25オ
ングストローム/minであり、P- SiとP+ Siの
エッチング選択比が約400あり、エッチングは高濃度
+ Si層21に達した時点でほぼ止まり、SOI基板
が得られる(図25)。また、KOH系のエッチング液
の代りに17mlエチレンジアミン、3gビロカテコー
ル8ml水の105℃混合水溶液を使用することもでき
る。
【0036】この場合、選択比が約1000あり仕上が
りのSOIのSi厚均一性が良く、またエッチング液に
アルカリ金属が含まれないため後の半導体プロセスとの
整合が良い反面、毒性が強いので取扱いには危険を要す
る。エッチングはSi厚が0.8μmでほぼストップす
るが、Si厚が0.5μm以下になるまで更にエッチン
グを続け、表面荒れを取り除く。
【0037】次に図26に示すように、出来上がったS
OI基板をN2 等不活性ガス中で1100℃、2000
分アニールし、高濃度P+ −Si層22中のボロンを外
方拡散で低濃度化し、ボロン濃度1×1017以下のP-
Si層22に変える。高濃度P+ −Si層22の厚さは
0.5μm以下と非常に薄いためボロンの外方拡散によ
って、低濃度化が可能となる。また、外方拡散はH2
還元性ガス中において行うことも可能である。
【0038】本実施例の特徴は一方のSiウエハ1に高
濃度P+ Si層21を形成し、その表面に20オングス
トローム以下の薄いSiO2 膜2を設け貼り合せを行
い、P + SiとP- Siとで選択性のあるエッチング液
でP+ −SiをエッチストップとしてSOI構造を形成
し、ボロンの外方拡散によりSi膜のボロン濃度を1×
1017以下とした点であり、Si膜の均一性は、P+
Si層21形成時のボロン拡散と、選択エッチングの選
択比で決まるため、Si膜厚分布がMAX−MINで5
00オングストローム以下の均一性の良いSOI基板が
得られる。
【0039】また、20オングストローム以下の薄いS
iO2 膜2を高濃度P+ −Si層21表面に形成し、こ
れを介して貼り合せを行うため、パーティクル、カーボ
ン、重金属等の付着を防止し、パーティクル、カーボン
によるボイドの発生、貼り合せ界面の重金属による界面
準位の形成を防ぎ、高品質のSOI基板を作製すること
ができる。 (第4実施例)図27〜図31は本発明の第4実施例に
よるSOI基板の作製過程を示す図である。図27〜図
31において、1はSiウエハ、2は薄いシリコン酸化
膜、5は貼り合せ界面、31は石英基板である。なお、
本実施例の工程は貼り合せまでは第1実施例と同じ、即
ち、図27〜図29までの工程は図1〜図3を用いて説
明した工程と同じなので、説明を省略する。ただし、本
実施例ではウエハ3の代わりに石英基板31を用いてい
る。
【0040】図30において、ボンディングアニール
は、Siウエハ1と、石英基板31の熱膨張係数が異な
るため、低温で行い、500℃以下、10時間以上のア
ニールを行う。
【0041】次に図31に示すように、Siウエハ1の
厚さを減じる方法は、低温ボンディングアニールにより
接着強度が小さいため研削ではなく、TMAH等のアル
カリ系エッチング液によるSiのエッチングで行う。T
MAH等のアルカリ系エッチング液は、SiとSiO2
のエッチング選択性が非常に大きいためほぼSiのみが
エッチングされ、石英基板31は支持基板として残る。
Siウエハ1の厚さが5〜10μmになるまでエッチン
グを行い、その後1000〜1100℃で30分再度ボ
ンディングアニールを行い、接着強度を大きくする。そ
の後化学機械的研磨により所望の厚さのSi膜1を得
る。ここでは約5000オングストロームとした。
【0042】本実施例の特徴は、支持基板として石英基
板を用いた点である。石英基板はK、Na等のアルカリ
金属を含まず、高融点であるため従来の半導体プロセス
を使用することができ、支持基板からSi膜1への不純
物の拡散も全くない。石英基板31は可視光に対して透
明であるため、Si膜1にTFTを形成し、液晶表示装
置とすることができる。このTFTは単結晶Si膜で形
成されるため、高速駆動、低リーク電流であり、高画素
数、高コントラストの液晶パネルが得られる。なお、本
発明の、第2、第3実施例の支持基板として石英基板3
1を使用することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、貼り合せ半導体基板表面へのパーティクル、炭
素化合物分子の付着を防ぎ、これら付着物が原因である
ボイドの発生を抑えウエハ歩留りを上げることにより、
抵コストのSOI基板を提供し、貼り合せ面への金属原
子の付着が防止されるため埋め込みSiO2 膜と、Si
膜の界面に金属原子による界面準位が形成されず、また
Si膜中の再結合中心の形成もないため、歩留りが高
く、電気特性の優れたデバイスが実現できる。そして、
湿式1000℃の熱酸化膜におけるフッ酸とアンモニア
水との混合液のエッチングレートよりも2倍以上速くか
つ不純物が添加されていない酸化膜を用いているため、
不純物を導入することなく、酸化膜の密度を低下させて
ボイドを低減させ、かつ平坦で均一でしかもゴミの付着
も防止できる。
【0044】また貼り合せSi界面に形成した薄い酸化
膜は、その構造が粗であるため、ボンディングアニール
時の高温下で再配列し、貼り合ったSiO2 層と同じ緻
密なSiO2 膜に構造変化するため、Si−SiO2
り合せ界面と同程度の接着強度、及び界面準位等の電気
特性を有する貼り合せSOI基板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるSOI基板の断面か
らみた作製過程図である。
【図2】本発明の第1実施例によるSOI基板の断面か
らみた作製過程図である。
【図3】本発明の第1実施例によるSOI基板の断面か
らみた作製過程図である。
【図4】本発明の第1実施例によるSOI基板の断面か
らみた作製過程図である。
【図5】本発明の第1実施例によるSOI基板の断面か
らみた作製過程図である。
【図6】本発明のSOI基板上にTFTを作製し、液晶
表示装置を作製するための工程図である。
【図7】本発明のSOI基板上にTFTを作製し、液晶
表示装置を作製するための工程図である。
【図8】本発明のSOI基板上にTFTを作製し、液晶
表示装置を作製するための工程図である。
【図9】上記液晶表示パネルをビューファインダとして
用いたビデオカメラの外観図である。
【図10】上記ビデオカメラのファインダ部の断面図で
ある。
【図11】本発明の第2実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図12】本発明の第2実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図13】本発明の第2実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図14】本発明の第2実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図15】本発明の第2実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図16】本発明の第2実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図17】本発明の第2実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図18】本発明の第2実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図19】本発明の第3実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図20】本発明の第3実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図21】本発明の第3実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図22】本発明の第3実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図23】本発明の第3実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図24】本発明の第3実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図25】本発明の第3実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図26】本発明の第3実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図27】本発明の第4実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図28】本発明の第4実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図29】本発明の第4実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図30】本発明の第4実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図31】本発明の第4実施例によるSOI基板の断面
から見た作製過程図である。
【図32】従来のSOI基板の断面から見た作製過程図
である。
【図33】従来のSOI基板の断面から見た作製過程図
である。
【図34】従来のSOI基板の断面から見た作製過程図
である。
【符号の説明】
1 シリコンウエハ 2 薄いシリコン酸化膜 3 シリコンウエハ 4 シリコン酸化膜 5 貼り合せ界面 11 P+ シリコンウエハ 12 多孔質Si層 13 エピタキシャル単結晶Si層 21 P+ シリコン層 22 P- シリコン層 31 石英基板 50 ゲート電極 51 ドレイン領域 52 ソース領域 53 ドレイン電極 54 ソース電極 55 コレクタ領域 56 ベース領域 57 エミッタ領域 58 コレクタ電極 59 ベース電極 60 エミッタ電極 61 層間膜 62 層間膜 63 平坦化層 64 透明電極1 65 透明電極2 66 透明絶縁基板 67 封止材 68 カラーフィルタ 69 透明電極3 70 液晶 71 くりぬき部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と基板とを絶縁層を介して貼
    り合わせる貼合わせ半導体基体の製造方法において、 前記半導体基板の接着する側の表面に、湿式1000℃
    の熱酸化膜におけるフッ酸とアンモニア水との混合液の
    エッチングレートよりも2倍以上速くかつ不純物が添加
    されていない酸化膜を形成する工程を有することを特徴
    とする貼合わせ半導体基体の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の貼合わせ半導体基体の製
    造方法において、前記半導体基板を金属Ptが存在する
    22 水溶液中に浸す工程により、前記半導体基板表
    面に薄い絶縁膜を形成することを特徴とする貼合わせ半
    導体基体の製造方法。
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