JPH0724329A - 光触媒 - Google Patents
光触媒Info
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- JPH0724329A JPH0724329A JP5168100A JP16810093A JPH0724329A JP H0724329 A JPH0724329 A JP H0724329A JP 5168100 A JP5168100 A JP 5168100A JP 16810093 A JP16810093 A JP 16810093A JP H0724329 A JPH0724329 A JP H0724329A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/36—Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis
Landscapes
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可視域の光を用いて水を光分解し、水素と酸
素の少なくとも一方を生成させることの可能な不均一系
光触媒を提供する。 【構成】 一般式(I):A3+B3+O3 (式中Aおよび
Bは3価の元素である)または一般式(II):A2+B3+
Ox (式ちゅうAは2価の元素、Bは3価の元素、xは
任意の実数である)で表されるペロブスカイト化合物、
またはこれらの固溶体からなる光触媒である。
素の少なくとも一方を生成させることの可能な不均一系
光触媒を提供する。 【構成】 一般式(I):A3+B3+O3 (式中Aおよび
Bは3価の元素である)または一般式(II):A2+B3+
Ox (式ちゅうAは2価の元素、Bは3価の元素、xは
任意の実数である)で表されるペロブスカイト化合物、
またはこれらの固溶体からなる光触媒である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光触媒に関する。さらに
詳しくは、本発明は、水を光分解して水素と酸素の少な
くとも一方を生成させる新規な不均一系触媒に関する。
詳しくは、本発明は、水を光分解して水素と酸素の少な
くとも一方を生成させる新規な不均一系触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギー問題を環境問題と共に考える
とき、CO2の排出や放射能の放出のないクリーンなエ
ネルギー源である水素が有用である。そして、水素を生
成するためのエネルギー源も、もちろんクリーンなエネ
ルギーである必要があり、太陽光を用いることが最善で
ある。
とき、CO2の排出や放射能の放出のないクリーンなエ
ネルギー源である水素が有用である。そして、水素を生
成するためのエネルギー源も、もちろんクリーンなエネ
ルギーである必要があり、太陽光を用いることが最善で
ある。
【0003】水素を光エネルギーから直接生成させる方
法として、光(例えば太陽光)で水を分解させる方法が
ある。この水の光分解には、通常、適当な光触媒が必要
とされる。これまで、例えばTiO2やSrTiO3等の
不均一系触媒が知られている。
法として、光(例えば太陽光)で水を分解させる方法が
ある。この水の光分解には、通常、適当な光触媒が必要
とされる。これまで、例えばTiO2やSrTiO3等の
不均一系触媒が知られている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
のTiO2やSrTiO3等の不均一系触媒を用いて水を
光分解した場合、これらのバンドギャップが3eV以上
と広いため太陽光を用いても、その主成分である可視域
の光を利用できないという問題点を有していた。本発明
は、従来のこのような問題を解決し、可視域の光を用い
て水を光分解し、水素と酸素の少なくとも一方を生成さ
せることの可能な不均一系触媒を提供することを目的と
する。
のTiO2やSrTiO3等の不均一系触媒を用いて水を
光分解した場合、これらのバンドギャップが3eV以上
と広いため太陽光を用いても、その主成分である可視域
の光を利用できないという問題点を有していた。本発明
は、従来のこのような問題を解決し、可視域の光を用い
て水を光分解し、水素と酸素の少なくとも一方を生成さ
せることの可能な不均一系触媒を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、下記の式で表されるペロブスカイト化合物が可
視光で水を分解することを見い出し、本発明を成すに至
った。すなわち、本発明は、 一般式(I):A3+B3+O3 (式中、AおよびBは3価の元素である)または 一般式(II):A2+B3+OX (式中、Aは2価の元素、Bは3価の元素、xは任意の
実数である)で表されるペロブスカイト化合物、または
これらの固溶体からなることを特徴とする、光で水を分
解し水素と酸素少なくとも一方を生成させる光触媒を提
供する。また、本発明の光触媒において、好ましくは、
一般式(I)及び一般式(II)のBは第4周期の遷移元
素から選ばれた一つ以上の元素である。
の結果、下記の式で表されるペロブスカイト化合物が可
視光で水を分解することを見い出し、本発明を成すに至
った。すなわち、本発明は、 一般式(I):A3+B3+O3 (式中、AおよびBは3価の元素である)または 一般式(II):A2+B3+OX (式中、Aは2価の元素、Bは3価の元素、xは任意の
実数である)で表されるペロブスカイト化合物、または
これらの固溶体からなることを特徴とする、光で水を分
解し水素と酸素少なくとも一方を生成させる光触媒を提
供する。また、本発明の光触媒において、好ましくは、
一般式(I)及び一般式(II)のBは第4周期の遷移元
素から選ばれた一つ以上の元素である。
【0006】さらに、好ましくは、一般式(I)のAは
ランタノイドから選ばれた一つ以上の元素である。さら
に、好ましくは、一般式(II)のAがアルカリ土類金属
から選ばれた一つ以上の元素である。
ランタノイドから選ばれた一つ以上の元素である。さら
に、好ましくは、一般式(II)のAがアルカリ土類金属
から選ばれた一つ以上の元素である。
【0007】
【作用】一般式(I)において、Aで表される元素とし
ては具体的には、Bi、Cr、Y、ランタノイド等がが
含まれる。なお、Aで表される元素は、ランタノイド、
具体的には、La、Nd、Gd、Ce等から選ばれた一
つ以上の元素であれば、構造が安定であり好ましい。
ては具体的には、Bi、Cr、Y、ランタノイド等がが
含まれる。なお、Aで表される元素は、ランタノイド、
具体的には、La、Nd、Gd、Ce等から選ばれた一
つ以上の元素であれば、構造が安定であり好ましい。
【0008】一般式(I)において、Bで表される元素
としては具体的には、Al、Bi、Rh、Sc等が含ま
れる。なお、Bで表される元素は、第4周期の遷移元
素、具体的には、Cr、Mn、Fe、Co等から選ばれ
た一つ以上の元素であれば、可視域の光に対してより活
性であり好ましい。一般式(II)において、Aで表され
る元素は、アルカリ土類金属、具体的にはBa、Sr等
から選ばれた一つ以上の元素であれば、構造が安定であ
り好ましい。
としては具体的には、Al、Bi、Rh、Sc等が含ま
れる。なお、Bで表される元素は、第4周期の遷移元
素、具体的には、Cr、Mn、Fe、Co等から選ばれ
た一つ以上の元素であれば、可視域の光に対してより活
性であり好ましい。一般式(II)において、Aで表され
る元素は、アルカリ土類金属、具体的にはBa、Sr等
から選ばれた一つ以上の元素であれば、構造が安定であ
り好ましい。
【0009】一般式(II)において、Bで表される元素
としては具体的には、Al、Bi等が含まれる。なお、
Bで表される元素は、第4周期の遷移元素、具体的には
Cr、Mn、Fe、Co等から選ばれた一つ以上の元素
であれば、可視域の光に対して活性であり好ましい。こ
れらの光触媒の光触媒活性を高めるために、従来から知
られているTiO2やSrTiO等の光触媒において助
触媒として用いられるPtやNiO等を担持してもよ
い。
としては具体的には、Al、Bi等が含まれる。なお、
Bで表される元素は、第4周期の遷移元素、具体的には
Cr、Mn、Fe、Co等から選ばれた一つ以上の元素
であれば、可視域の光に対して活性であり好ましい。こ
れらの光触媒の光触媒活性を高めるために、従来から知
られているTiO2やSrTiO等の光触媒において助
触媒として用いられるPtやNiO等を担持してもよ
い。
【0010】また、これらの光触媒活性は、水を分解し
て水素や酸素を得る光触媒に限定されず、有機物の分解
等の酸化還元反応に用いることもできる。さらに、これ
らの光触媒は、粉体として使用されるだけでなく担体に
担持した状態でも、また膜の形態であっても光触媒活性
は保たれる。よって形態は限定されない。
て水素や酸素を得る光触媒に限定されず、有機物の分解
等の酸化還元反応に用いることもできる。さらに、これ
らの光触媒は、粉体として使用されるだけでなく担体に
担持した状態でも、また膜の形態であっても光触媒活性
は保たれる。よって形態は限定されない。
【0011】以下、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】
【実施例1】炭酸ランタン26.84g と酸化鉄13.16g を粉
砕混合し1200℃10時間の熱処理を施した。得られ
た焼成物を粉砕しXRDによりLaFeO3であること
を確認した。その他下記第1表の化合物は同様に調整し
た。触媒活性の評価は300mlのフラスコに犠牲剤であ
るメタノール50mlと水200mlと塩化白金酸20mg
と触媒1gを仕込み、マグネチックスタラーで撹拌しな
がら420nm以下の光をカットするフィルターを付けた
500Wのキセノンランプを用いて光照射した。光照射
後1時間毎に水素の生成量をガスクロマトグラフィーで
測定し、定常活性を求めた。この結果を下記第1表に示
す。
砕混合し1200℃10時間の熱処理を施した。得られ
た焼成物を粉砕しXRDによりLaFeO3であること
を確認した。その他下記第1表の化合物は同様に調整し
た。触媒活性の評価は300mlのフラスコに犠牲剤であ
るメタノール50mlと水200mlと塩化白金酸20mg
と触媒1gを仕込み、マグネチックスタラーで撹拌しな
がら420nm以下の光をカットするフィルターを付けた
500Wのキセノンランプを用いて光照射した。光照射
後1時間毎に水素の生成量をガスクロマトグラフィーで
測定し、定常活性を求めた。この結果を下記第1表に示
す。
【0013】 第1表 水素生成量(μmol/H) LaCrO3 0.1 SrCrOX 0.2 LaMnO3 0.3 SrMnOX 0.4 LaFeO3 0.6 SrFeOX 0.4 NdFeO3 0.7 LaCoO3 0.1 SrCoOx 0.1
【0014】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の光触媒は、可視
域の光に対して活性であるので、可視域の光を主成分と
する太陽光を有効に用いて水を分解し、水素あるいは酸
素を得ることが可能となる。
域の光に対して活性であるので、可視域の光を主成分と
する太陽光を有効に用いて水を分解し、水素あるいは酸
素を得ることが可能となる。
Claims (7)
- 【請求項1】一般式(I):A3+B3+O3 (式中、AおよびBは3価の元素である)で表されるペ
ロブスカイト化合物からなることを特徴とする、光で水
を分解し水素と酸素の少なくとも一方を生成させる光触
媒。 - 【請求項2】請求項1に記載の光触媒において、前記一
般式(I)のBが第4周期の遷移元素から選ばれた一つ
以上の元素であることを特徴とする、光で水を分解し水
素と酸素の少なくとも一方を生成させる光触媒。 - 【請求項3】請求項1に記載の光触媒において、前記一
般式(I)のAがランタノイドから選ばれた一つ以上の
元素であることを特徴とする、光で水を分解し水素と酸
素の少なくとも一方を生成させる光触媒。 - 【請求項4】一般式(II):A2+B3+OX (式中、Aは2価の元素、Bは3価の元素、xは任意の
実数である)で表されるペロブスカイト化合物からなる
ことを特徴とする、光で水を分解し水素と酸素の少なく
とも一方を生成させる光触媒。 - 【請求項5】請求項4に記載の光触媒において、前記一
般式(II)のBが第4周期の遷移元素から選ばれた一つ
以上の元素であることを特徴とする、光で水を分解し水
素と酸素の少なくとも一方を生成させる光触媒。 - 【請求項6】請求項4に記載の光触媒において、前記一
般式(II)のAがアルカリ土類金属から選ばれた一つ以
上の元素であることを特徴とする、光で水を分解し水素
と酸素の少なくとも一方を生成させる光触媒。 - 【請求項7】一般式(I):A3+B3+O3 (式中、AおよびBは3価の元素である)及び 一般式(II):A2+B3+OX (式中、Aは2価の元素、Bは3価の元素、xは任意の
実数である)で表されるペロブスカイト化合物の固溶体
からなることを特徴とする、光で水を分解し水素と酸素
の少なくとも一方を生成させる光触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5168100A JPH0724329A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 光触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5168100A JPH0724329A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 光触媒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724329A true JPH0724329A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15861843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5168100A Pending JPH0724329A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 光触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724329A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2017159564A1 (ja) | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 旭化成株式会社 | 高耐久防曇塗膜およびコーティング組成物 |
WO2019163918A1 (ja) | 2018-02-23 | 2019-08-29 | 旭化成株式会社 | 高耐久防曇塗膜およびコーティング組成物 |
CN111659412A (zh) * | 2020-07-08 | 2020-09-15 | 中北大学 | La0.7Sr0.3MnO3/α-Fe2O3制备及其光催化作用 |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP5168100A patent/JPH0724329A/ja active Pending
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