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JPH07195948A - 自動車の加圧燃料タンク配管密閉構造 - Google Patents

自動車の加圧燃料タンク配管密閉構造

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Publication number
JPH07195948A
JPH07195948A JP35399793A JP35399793A JPH07195948A JP H07195948 A JPH07195948 A JP H07195948A JP 35399793 A JP35399793 A JP 35399793A JP 35399793 A JP35399793 A JP 35399793A JP H07195948 A JPH07195948 A JP H07195948A
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JP
Japan
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pressurized fuel
pipe
filling
opening
fuel supply
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JP35399793A
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Toru Ogawa
透 小川
Tatsuro Kasuga
辰郎 春日
Akihiro Kaikawa
明洋 介川
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然ガスや液化石油ガス等の加圧燃料を充填
した加圧燃料タンクをトランクルーム等の車室内に配置
した自動車において、該加圧燃料タンクに接続された配
管を前記車室に対し気水密に密閉した配管構造を提供す
ることにある。 【構成】 燃料ボンベ1のソレノイドバルブ6の外周の
筒状端板32とシールケース11の開口部14とを筒状カバー
33で接続するとともに、燃料ボンベ2のソレノイドバル
ブ7の外周の筒状端板37とシールケース11の開口部13と
を筒状カバー38で接続し、シールケース11の開口部39と
フロア部材3の開口部24とを筒状カバー40で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然ガスや液化石油ガ
ス等の加圧燃料を充填した加圧燃料タンクをトランクル
ーム等の車室内に配置した自動車において、該加圧燃料
タンクに接続された配管を前記車室に対し気水密に密閉
した配管構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】トランクルーム内に配置されたLPG(液
化石油ガス)タンク内からLPGを取出す取出弁と、該
LPGタンク内にLPGを充填する充填弁とを、該LP
Gタンクに一体に取付け、該取出弁および充填弁を密閉
する気密コンテナをLPGタンクに気水密に一体に装着
し、該気密コンテナ底部開口とトランクルーム密閉壁材
開口とを蛇腹で気水密に一体に接続することにより、L
PGをトランクルーム内に漏出させないようにした自動
車があった(実開平2−125421号公報参照)。
【0003】
【解決しようとする課題】実開平2−125421号公報に記
載された自動車においては、取出弁と充填弁とはLPG
タンクに直接装着されているために、これらを保守・点
検しようとした場合には、LPGタンクから気密コンテ
ナを外さなければならず、表面が略球面状のLPGタン
クに気密コンテナを装着した場合に、着脱可能としなけ
ればならないので、この装着構造に特別な工夫を必要と
した。
【0004】また加圧燃料をタンクに充填し、タンク内
の加圧燃料をエンジンに供給するに必要な機器をタンク
に直接取付けにくく、さらに車体の振動に対して無関係
にこれらを確固と支持することが困難であり、しかもこ
れらを密閉する気密コンテナが大型化することが避けら
れなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用効果】本発明は
このような難点を克服した自動車の加圧燃料タンク配管
密閉構造の改良に係り、密閉された車室内に加圧燃料タ
ンクが配置された自動車において、フロア部材から立上
がった支持部材に、加圧燃料供給補機ユニットを内装し
たシールケースを取付け、該加圧燃料供給補機ユニット
と前記加圧燃料タンクの燃料充填部および燃料供給部と
を接続配管で接続するとともに、車室外の加圧燃料充填
口に一端が接続された加圧燃料充填配管と車室外のエン
ジンに一端が接続された加圧燃料供給配管とを、前記フ
ロア部材の貫通開口を貫通させて、該加圧燃料充填配管
の他端と加圧燃料供給配管の他端とを前記シールケース
内の加圧燃料供給補機に接続し、前記接続配管を覆う可
撓性接続配管密閉部材の一端部を前記加圧燃料タンクの
燃料充填部および燃料供給部に気水密に一体に装着する
とともに、前記可撓性接続配管密閉部材の他端部を前記
シールケースの接続開口に気水密に一体に装着し、前記
加圧燃料充填配管および加圧燃料供給配管を覆う可撓性
充填・供給配管密閉部の一端部を、前記フロア部材貫通
開口に気水密に一体に装着するとともに、前記可撓性充
填・供給配管密閉部材の他端部を前記シールケースの充
填供給開口に気水密に一体に装着したことを特徴とする
ものである。
【0006】本発明は前記したように構成されているの
で、前記加圧燃料供給補機ユニットと、前記加圧燃料タ
ンクから加圧燃料供給補機ユニットに通ずる接続配管
と、該加圧燃料供給補機ユニットから車室外のガス充填
口およびエンジンに通ずる加圧燃料充填配管および加圧
燃料供給配管とが、前記シールケース、可撓性接続配管
密閉部材および可撓性充填・供給配管密閉部材でもって
密閉される結果、たとえ、これら加圧燃料供給補機ユニ
ットや、接続配管や、加圧燃料充填配管や、加圧燃料供
給配管から、加圧燃料が漏出することがあっても、車室
内には流出せず、車外に確実に排出される。
【0007】また本発明では、前記可撓性接続配管密閉
部材および可撓性充填・供給配管密閉部材を外し、しか
も前記シールケースを分解することにより、これら配管
や加圧燃料供給補機ユニットの保守・点検作業を頗る容
易に的確に遂行することができる。
【0008】さらに本発明においては、加圧燃料供給補
機ユニットを加圧燃料タンクとは別体のシールケースに
取付けたため、前記加圧燃料供給補機ユニットが大型化
しても、安定して確固と支持することができるととも
に、加圧燃料タンクの交換と無関係に車体側に取付けた
ままとすることができ、しかも加圧燃料タンクを車体内
に設置したまま前記加圧燃料供給補機ユニットを容易に
交換することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に図示された本発明の一実施例に
ついて説明する。燃料ボンベ1,2は、メタン等を主成
分とする天然ガスを約200 km/cm2 の圧力で圧縮充填で
きるように構成され、該燃料ボンベ1,2は、図示され
ない左右のリヤサイドフレーム上でフロア部材3を介し
て一体にそれぞれ立設された左右ボンベ支持フレーム4
に載置され、その上面に架渡された取付けバンド5でも
って確固とボンベ支持フレーム4に固定されるようにな
っている。
【0010】また燃料ボンベ1,2の左端には、ソレノ
イドバルブ6,7がそれぞれ設けられるとともに、燃料
ボンベ1,2の右端にリリーフバルブ8,9がそれぞれ
設けられており、該ソレノイドバルブ6,7が通電され
ると、ソレノイドバルブ6,7が開放され、また燃料ボ
ンベ1,2内の圧力が所定設定圧力以上に上昇した時
に、リリーフバルブ8,9が開放して、燃料ボンベ1,
2内の充填燃料が排出されるようになっている。
【0011】さらに、燃料ボンベ1,2の左側に位置し
てフロア部材3上に支持部材10が一体に立設され、支持
部材10の左側面にシールケース11が一体に装着され、該
シールケース11は、シールケース11A,11Bの半割構造
となっている。
【0012】さらにまたシールケース11内において、天
然ガスを濾過するフィルターや、燃料ボンベ1,2内の
圧力、温度を検出するセンサーや、燃料ボンベ1,2内
への天然ガスの充填や、燃料ボンベ1,2内からエンジ
ンへの天然ガス供給に必要な機器等を内蔵した加圧燃料
供給補機ユニット12が設けられており、支持部材10と一
体のシールケース11Aからシールケース11Bを外すと、
これらの加圧燃料供給補機ユニット12を保守点検するこ
とができるようになっている。
【0013】またシールケース11Aには、支持部材10を
貫通して筒状の開口部13が形成され、シールケース11B
の上部には、上方に指向した筒状の開口部14が形成され
ている。
【0014】さらに開口部14を貫通した接続配管15,16
の一端をソレノイドバルブ6の燃料充填部17,燃料供給
部18に接続するとともに、接続配管15,16の他端を加圧
燃料供給補機ユニット12に接続し、また開口部13を貫通
した接続配管19,20の一端をソレノイドバルブ7の燃料
充填部21,燃料供給部22に接続するとともに、接続配管
19,20の他端を加圧燃料供給補機ユニット12に接続す
る。
【0015】さらにまたシールケース11より左方に位置
したフロア部材3に車室23へ向って筒状に立上がった開
口部24が形成され、車体外のガス充填口25に一端が接続
されたガス充填管26は、開口部24を貫通して車室23内に
露出し、該ガス充填管26の他端は、加圧燃料供給補機ユ
ニット12に加圧燃料充填配管27を介して接続され、図示
されないエンジン一端が接続された燃料供給管28は、開
口部24を貫通して車室23内にやはり露出し、該燃料供給
管28の他端は、加圧燃料供給補機ユニット12に加圧燃料
供給配管29を介して接続されている。
【0016】しかしてフロア部材3の車巾中央部に位置
してフロア部材3に車室23へ向って筒状に立上がった開
口部30が形成され、リリーフバルブ8,9に接続された
排出配管31の先端は、該開口部30より車体下方へ露出し
ている。
【0017】また燃料ボンベ1のソレノイドバルブ6の
外周に、筒状端板32が気水密に一体に装着され、該筒状
端板32と開口部14とに、軟質合成樹脂製の筒状カバー33
の両端が嵌合され、図示されない締付けバンドでもって
気密に一体に装着され、該筒状カバー33の上部の開口34
とこれより上方の車体開口35とはガス排出管36で接続さ
れている。
【0018】さらに燃料ボンベ2のソレノイドバルブ7
の外周に、筒状端板37が気水密に一体に装着され、該筒
状端板37と開口部13とに、軟質合成樹脂製の筒状カバー
38の両端が嵌合され、筒状カバー33と同様に図示されな
い締付けバンドでもって気密に装着されている。
【0019】さらにまたシールケース11の側面に筒状の
開口部39が形成され、該開口部39と開口部24とに筒状カ
バー33,38と同様な筒状カバー40の両端が気密に嵌着さ
れている。
【0020】さらにまた燃料ボンベ1,2のリリーフバ
ルブ8,9の外周に、それぞれ筒状端板41,42が気水密
に一体に装着され、該筒状端板41と開口部30とに、軟質
合成樹脂製の筒状カバー43の両端が嵌合されるととも
に、該筒状カバー43の開口44が筒状端板42に嵌合され、
図示されない締付けバンドでもって気密に一体に装着さ
れている。
【0021】さらにまたシールケース11Bの底部の開口
45と筒状カバー43の下部の開口46とは、水抜き管47でも
って連通されるとともに、水抜き管47より分岐した水抜
き管48の上端が筒状カバー38の下部開口49に接続されて
いる。
【0022】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、燃料スタンドのガス注入口をガス充填口25に
接続すると、ガス充填口25よりガス充填管26,加圧燃料
充填配管27,加圧燃料供給補機ユニット12,接続配管15
およびソレノイドバルブ6の燃料充填部17を介して燃料
ボンベ1内に天然ガスが充填されるとともに、ガス充填
口25よりガス充填管26,加圧燃料充填配管27,加圧燃料
供給補機ユニット12,接続配管19およびソレノイドバル
ブ7の燃料充填部21を介して燃料ボンベ2内に天然ガス
が充填される。
【0023】また図示されないエンジンが始動すると、
燃料ボンベ1,2内の加圧天然ガスは、ソレノイドバル
ブ6より接続配管16を介して加圧燃料供給補機ユニット
12に流入するとともに、ソレノイドバルブ7より接続配
管20を介して加圧燃料供給補機ユニット12に流入し、該
加圧燃料供給補機ユニット12から加圧燃料供給配管29お
よび燃料供給管28を介してエンジンに供給される。
【0024】さらに加圧燃料供給補機ユニット12内にて
は、加圧燃料供給補機ユニット12内を貫通する天然ガス
が濾過されるとともに、燃料ボンベ1,2内の天然ガス
の圧力、温度が検出される。
【0025】さらにまた外気温の上昇で燃料ボンベ1,
2内の天然ガス圧力が所定設定圧力以上に達すると、リ
リーフバルブ8,9が自動的に開放され、燃料ボンベ
1,2内の天然ガスが排出配管31を介して大気中に放出
される。
【0026】また加圧燃料供給補機ユニット12,接続配
管15,16,19,20,加圧燃料充填配管27,加圧燃料供給
配管29から天然ガスが漏出しても、シールケース11,筒
状カバー33,38,40によって車室23への漏出は阻止され
るとともに、ガス排出管36より大気中に排出される。
【0027】さらにリリーフバルブ8,9および排出配
管31から天然ガスが漏れても、筒状カバー43により遮断
されて、車室23への漏出は阻止される。
【0028】さらにまたシールケース11や筒状カバー38
内に水が溜っても、水抜き管47および水抜き管48から車
外へ排出される。
【0029】しかも、ソレノイドバルブ6の燃料充填部
17,燃料供給部18、またはソレノイドバルブ7の燃料充
填部21,燃料供給部22、もしくはリリーフバルブ8,9
の保守・点検を行なう場合には、筒状端板32,37,41,
42より筒状カバー33,38,43を外しさえすればよいの
で、これらの作業を容易に遂行できる。
【0030】また加圧燃料供給補機ユニット12を点検す
る場合には、シールケース11をシールケース11Aとシー
ルケース11Bに分割すれば、加圧燃料供給補機ユニット
12が露出するので、保守・点検を簡単に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となる加圧燃料タンクの据付け状
態を図示した斜視図である。
【図2】本発明の加圧燃料タンク配管密閉構造の要部縦
断面図である。
【符号の説明】
1,2…燃料ボンベ、3…フロア部材、4…ボンベ支持
フレーム、5…取付けバンド、6,7…ソレノイドバル
ブ、8,9…リリーブバルブ、10…支持部材、11…シー
ルケース、12…加圧燃料供給補機ユニット、13,14…開
口部、15,16…接続配管、17…燃料充填部、18…燃料供
給部、19,20…接続配管、21…燃料充填部、22…燃料供
給部、23…車室、24…開口部、25…ガス充填口、26…ガ
ス充填管、27…加圧燃料充填配管、28…燃料供給管、29
…加圧燃料供給配管、30…開口部、31…排出配管、32…
筒状端板、33…筒状カバー、34…開口、35…車体開口、
36…ガス排出管、37…筒状端板、38…筒状カバー、39…
開口部、40…筒状カバー、41,42…筒状端板、43…筒状
カバー、44,45,46…開口、47,48…水抜き管、49…開
口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉された車室内に加圧燃料タンクが配
    置された自動車において、フロア部材から立上がった支
    持部材に、加圧燃料供給補機ユニットを内装したシール
    ケースを取付け、該加圧燃料供給補機ユニットと前記加
    圧燃料タンクの燃料充填部および燃料供給部とを接続配
    管で接続するとともに、車室外の加圧燃料充填口に一端
    が接続された加圧燃料充填配管と車室外のエンジンに一
    端が接続された加圧燃料供給配管とを、前記フロア部材
    の貫通開口を貫通させて、該加圧燃料充填配管の他端と
    加圧燃料供給配管の他端とを前記シールケース内の加圧
    燃料供給補機に接続し、前記接続配管を覆う可撓性接続
    配管密閉部材の一端部を前記加圧燃料タンクの燃料充填
    部および燃料供給部に気水密に一体に装着するととも
    に、前記可撓性接続配管密閉部材の他端部を前記シール
    ケースの接続開口に気水密に一体に装着し、前記加圧燃
    料充填配管および加圧燃料供給配管を覆う可撓性充填・
    供給配管密閉部の一端部を、前記フロア部材貫通開口に
    気水密に一体に装着するとともに、前記可撓性充填・供
    給配管密閉部材の他端部を前記シールケースの充填供給
    開口に気水密に一体に装着したことを特徴とする自動車
    の加圧燃料タンク配管密閉構造。
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Cited By (5)

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