JPH0689027B2 - 薬理活性を有する化合物 - Google Patents
薬理活性を有する化合物Info
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- JPH0689027B2 JPH0689027B2 JP59225096A JP22509684A JPH0689027B2 JP H0689027 B2 JPH0689027 B2 JP H0689027B2 JP 59225096 A JP59225096 A JP 59225096A JP 22509684 A JP22509684 A JP 22509684A JP H0689027 B2 JPH0689027 B2 JP H0689027B2
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- JP
- Japan
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- tyrosine
- group
- methylamide
- benzyloxycarbonyl
- amino
- Prior art date
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は薬理活性を有する新規化合物、それらの製造、
それらを含有する組成物、および、それらの、コラゲナ
ーゼによるコラーゲン分解促進が原因になつている状態
または病気たとえばリユーマチ性関節炎の治療または管
理への使用に関している。
それらを含有する組成物、および、それらの、コラゲナ
ーゼによるコラーゲン分解促進が原因になつている状態
または病気たとえばリユーマチ性関節炎の治療または管
理への使用に関している。
我々は今や、コラーゲン分解を開始させる哺乳動物コラ
ゲナーゼの阻害剤として作用する一群の化合物を発見し
たのである。リユーマチ性関節炎では、蛋白質分解酵素
で促進される関節軟骨組織の広範な分解が関節の破壊に
伴なつている。コラーゲンは、関節軟骨組織および骨の
蛋白質マトリツクスの主要成分のひとつである。リユー
マチ障害の組織学的観察で、そのような障害が、関節を
おおう細胞の増殖、それにともなう血管新生および琳巴
球、マクロフアージおよび血しよう細胞の浸出(全体と
して軟組織またはパンヌスと総称する)を特徴としてい
ることが分つた。軟骨組織の侵蝕におけるそのような軟
組織の重要性は十分に証明されている。
ゲナーゼの阻害剤として作用する一群の化合物を発見し
たのである。リユーマチ性関節炎では、蛋白質分解酵素
で促進される関節軟骨組織の広範な分解が関節の破壊に
伴なつている。コラーゲンは、関節軟骨組織および骨の
蛋白質マトリツクスの主要成分のひとつである。リユー
マチ障害の組織学的観察で、そのような障害が、関節を
おおう細胞の増殖、それにともなう血管新生および琳巴
球、マクロフアージおよび血しよう細胞の浸出(全体と
して軟組織またはパンヌスと総称する)を特徴としてい
ることが分つた。軟骨組織の侵蝕におけるそのような軟
組織の重要性は十分に証明されている。
たとへば、Evanson等は、大量の中性コラゲナーゼがパ
ンヌス組織により生成されることを示した〔Evanson,J,
M.等、Arthritis&Rheum.,27,2639−2651,1968〕。より
最近には、中性コラゲナーゼが実験動物の関節において
重大な破壊的役割をしていることが示された〔Cambray
等、Rheumatol Int.1.11−16及び17−20,1981〕。そし
てヒトでも示された〔Cawston等、Arthritis&Rheum.,2
7,285−290,1984〕。
ンヌス組織により生成されることを示した〔Evanson,J,
M.等、Arthritis&Rheum.,27,2639−2651,1968〕。より
最近には、中性コラゲナーゼが実験動物の関節において
重大な破壊的役割をしていることが示された〔Cambray
等、Rheumatol Int.1.11−16及び17−20,1981〕。そし
てヒトでも示された〔Cawston等、Arthritis&Rheum.,2
7,285−290,1984〕。
精製関節コラゲナーゼに対するモノー特異抗血清が、リ
ユーマチ組織中の酵素を見出だすのに用いられた〔Wool
ey等、Eur.J.Biochem.,69,421−428,1976〕。免疫反応
性性コラーゲンは、関節侵蝕サイトである軟骨組織−パ
ンヌス連結部には高密度に見出だされたが、その連結部
より離れた軟骨組織マトリツクスまたは関節組織には見
出だされない〔Wooley等、Arthritis&Rheumatism,20,1
231−1349〕。Wooley等(Science,200,773−775,1978)
は、さらにコラゲナーゼ産生に関与する関節細胞の亜群
を同定した。
ユーマチ組織中の酵素を見出だすのに用いられた〔Wool
ey等、Eur.J.Biochem.,69,421−428,1976〕。免疫反応
性性コラーゲンは、関節侵蝕サイトである軟骨組織−パ
ンヌス連結部には高密度に見出だされたが、その連結部
より離れた軟骨組織マトリツクスまたは関節組織には見
出だされない〔Wooley等、Arthritis&Rheumatism,20,1
231−1349〕。Wooley等(Science,200,773−775,1978)
は、さらにコラゲナーゼ産生に関与する関節細胞の亜群
を同定した。
それで、以上の観察で、リユーマチ性関節炎に見られる
軟骨組織侵蝕プロセスに、コラゲナーゼが直接に関与し
ているという明白な証明が得られた。それで、哺乳動物
のコラゲナーゼを特異的に阻害する本発明の化合物が、
コラゲナーゼ活性が原因であるリユーマチ性関節炎およ
び類似の病気たとえば角膜潰瘍、歯膜の病気、腫瘍の侵
入、ジストロフイー性エピデルモラインスブロサ(dyst
rophic epidermolysis bullosa)等の治療薬として有名
である。
軟骨組織侵蝕プロセスに、コラゲナーゼが直接に関与し
ているという明白な証明が得られた。それで、哺乳動物
のコラゲナーゼを特異的に阻害する本発明の化合物が、
コラゲナーゼ活性が原因であるリユーマチ性関節炎およ
び類似の病気たとえば角膜潰瘍、歯膜の病気、腫瘍の侵
入、ジストロフイー性エピデルモラインスブロサ(dyst
rophic epidermolysis bullosa)等の治療薬として有名
である。
これらの化合物は、アンギオテシン変換酵素(ACE)阻
害活性を本質的に有しない。ACE阻害剤は、ヨーロツパ
特許願No.A−0012401に記載されている。ACEはカルボキ
シジペプチダーゼで、ペプチド基質のC−末端より2つ
の残基を切断する。それで、C−末端カルボン酸は、基
質および阻害剤の双方にとつて、第1の認識サイトとな
る。このイオン性結合基を除くと阻害活性は著名に低下
する。他方、コラゲナーゼはエンドペプチターゼで、そ
りものとして、そのような結合を必要としない。さら
に、コラーゲンは、デカペプチドでそしてフエニルアラ
ニン−ヒスチジン結合において切断されてオクタペプチ
ド(アンギオテンシン−II)およびジペプチド(ヒスチ
ジルロイシン)を与えるアンギオテンシン−Iとは本質
的に異なる構造を有する。コラーゲンはずつと複雑で、
3本鎖ヘリツクスで、ヘリツクスのそれぞれの鎖は1000
台のアミノ酸残基を含有し、コラゲナーゼにより切断さ
れる部位のまわりのアミノ酸配列は、アンギオテンシン
Iの切断部位のまわりの配列より完全に異なつている。
コラゲナーゼは、この3本鎖ヘリツクスの各鎖の、N−
末端より沿つて約2/3のところの単一箇所において切断
する。コラゲナーゼで切断されるアミド結合はグリシン
−ロイシンかまたはグリシン−イソロイシン結合であ
る。
害活性を本質的に有しない。ACE阻害剤は、ヨーロツパ
特許願No.A−0012401に記載されている。ACEはカルボキ
シジペプチダーゼで、ペプチド基質のC−末端より2つ
の残基を切断する。それで、C−末端カルボン酸は、基
質および阻害剤の双方にとつて、第1の認識サイトとな
る。このイオン性結合基を除くと阻害活性は著名に低下
する。他方、コラゲナーゼはエンドペプチターゼで、そ
りものとして、そのような結合を必要としない。さら
に、コラーゲンは、デカペプチドでそしてフエニルアラ
ニン−ヒスチジン結合において切断されてオクタペプチ
ド(アンギオテンシン−II)およびジペプチド(ヒスチ
ジルロイシン)を与えるアンギオテンシン−Iとは本質
的に異なる構造を有する。コラーゲンはずつと複雑で、
3本鎖ヘリツクスで、ヘリツクスのそれぞれの鎖は1000
台のアミノ酸残基を含有し、コラゲナーゼにより切断さ
れる部位のまわりのアミノ酸配列は、アンギオテンシン
Iの切断部位のまわりの配列より完全に異なつている。
コラゲナーゼは、この3本鎖ヘリツクスの各鎖の、N−
末端より沿つて約2/3のところの単一箇所において切断
する。コラゲナーゼで切断されるアミド結合はグリシン
−ロイシンかまたはグリシン−イソロイシン結合であ
る。
本発明の簡単な記載 本発明は式 (ただし式中、R′2はヒドロキシ基、アルコキシ基、シ
クロアルコキシ基、ベンジルオキシ基、または置換基が
アルキルアミノカルボニル基または基 より選択したものである置換アルコキシ基を表わし、
R′3はアルキルアミノ基を表わし、ただしこのアルキル
アミノ基のアルキル部分はメチルではないものとし、あ
るいはR′3はフェネチルアミノ基を表わし、そして星印
をした炭素原子の立体化学は、R,Sまたはそれらのジア
ステレオマー混合物とし、なほ、Rを有利とする)の化
合物およびそれらの薬剤として許容されうる塩を提供す
る。
クロアルコキシ基、ベンジルオキシ基、または置換基が
アルキルアミノカルボニル基または基 より選択したものである置換アルコキシ基を表わし、
R′3はアルキルアミノ基を表わし、ただしこのアルキル
アミノ基のアルキル部分はメチルではないものとし、あ
るいはR′3はフェネチルアミノ基を表わし、そして星印
をした炭素原子の立体化学は、R,Sまたはそれらのジア
ステレオマー混合物とし、なほ、Rを有利とする)の化
合物およびそれらの薬剤として許容されうる塩を提供す
る。
本発明の詳しい記載 本明細書で、基または基の部分を示すのに用いてアルキ
ル基の用語は、直鎖および枝分れ鎖状アルキル基および
シクロアルキル基を意味する。それらは、直鎖または枝
分れ鎖状非環状アルキル基の場合に1から10、なるべく
は1から6炭素原子数、たとへばメチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基とし、環状アルキル基で3
から10、なるべくは3から7炭素原子数たとへばシクロ
ペンチル基、ノルボルニル基とする。
ル基の用語は、直鎖および枝分れ鎖状アルキル基および
シクロアルキル基を意味する。それらは、直鎖または枝
分れ鎖状非環状アルキル基の場合に1から10、なるべく
は1から6炭素原子数、たとへばメチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基とし、環状アルキル基で3
から10、なるべくは3から7炭素原子数たとへばシクロ
ペンチル基、ノルボルニル基とする。
アリール基の用語は、フエニル基またはナフチル基を意
味する。
味する。
アルアルキル基およびアルアルコキシ基の用語は、特
に、アルキル部に1から4炭素原子数の基を含み、そし
て、アリールが上記の意味を有する基を表わす。
に、アルキル部に1から4炭素原子数の基を含み、そし
て、アリールが上記の意味を有する基を表わす。
代表的な薬剤として許容されうる付加塩は、無機酸およ
び有機酸、たとへば塩酸、臭化水素酸、ヨー化水素酸、
p−トルエンスルホン酸、硫酸、過塩素酸、酢酸、安息
香酸、トリフルオル酢酸および類似のものに由来しう
る。
び有機酸、たとへば塩酸、臭化水素酸、ヨー化水素酸、
p−トルエンスルホン酸、硫酸、過塩素酸、酢酸、安息
香酸、トリフルオル酢酸および類似のものに由来しう
る。
本発明による化合物はいくつかのキラル中心を有する。
この中心は、ラセミ型でも、R,S,またはジアステレオマ
ー混合物を含めた任意の光学活性型でよい。
この中心は、ラセミ型でも、R,S,またはジアステレオマ
ー混合物を含めた任意の光学活性型でよい。
本発明の化合物は、コラゲナーゼに阻害活性を示す。こ
れは、CawstonおよびBarrett,Anal.Biochem.,99,340−3
45(1979)の操作で測定しうる。ここでは、被検阻害剤
の1mMまたはそれの希釈液は、生のままコラーゲンおよ
びコラゲナーゼ(Tris HCl−CaCl2,pH7.6緩衝)と、37
℃で16時間インキユベートする。コラーゲンはアセチル
14Cコラーゲンである。試料は遠心して未消化のコラー
ゲンを沈降させ、放射性の上清をシンテイレーシヨンカ
ウンターで分析して水解の程度を測定する。1mMの阻害
剤またはその希釈物の存在でのコラゲナーゼの活性を阻
害剤のない対照の活性と比較し、コラゲナーゼを50%阻
害する阻害剤濃度を求める。表Iに本発明の化合物の活
性の例を示す。
れは、CawstonおよびBarrett,Anal.Biochem.,99,340−3
45(1979)の操作で測定しうる。ここでは、被検阻害剤
の1mMまたはそれの希釈液は、生のままコラーゲンおよ
びコラゲナーゼ(Tris HCl−CaCl2,pH7.6緩衝)と、37
℃で16時間インキユベートする。コラーゲンはアセチル
14Cコラーゲンである。試料は遠心して未消化のコラー
ゲンを沈降させ、放射性の上清をシンテイレーシヨンカ
ウンターで分析して水解の程度を測定する。1mMの阻害
剤またはその希釈物の存在でのコラゲナーゼの活性を阻
害剤のない対照の活性と比較し、コラゲナーゼを50%阻
害する阻害剤濃度を求める。表Iに本発明の化合物の活
性の例を示す。
リユーマチ性関節炎の治療に用いるためには、本発明の
化合物を任意の便利なルートで投与しうる。その場合、
そのルートに適した薬剤処方物とし、目的とする治療に
有効な投与量とする。関節炎の治療では、経口投与か罹
患関節に関節内注射するのが便宜でありうる。70キログ
ラムの哺乳動物の1日量は10ミリグラムから1グラムの
範囲となろう。
化合物を任意の便利なルートで投与しうる。その場合、
そのルートに適した薬剤処方物とし、目的とする治療に
有効な投与量とする。関節炎の治療では、経口投与か罹
患関節に関節内注射するのが便宜でありうる。70キログ
ラムの哺乳動物の1日量は10ミリグラムから1グラムの
範囲となろう。
本発明の化合物は、錠剤、カプセルまたはエリキシール
のような経口投与に処方しうるし、または、無菌溶液ま
たは懸濁液として経口投与に用いる。本発明の化合物の
約10から500mgを、許容される投与形態での単位投与量
として、生理的に許容されうるビヒクル、担体、助剤、
結合剤、保存剤、安定剤、香料等と合併する。たとへば
Remington′s Pharmaceutical Science Mach Publishin
g co.,Easton,Penn.1965をみよ。これらの組成物または
調製物中の活性物質の量は、上記範囲の適当な投与量が
得られるようにする。
のような経口投与に処方しうるし、または、無菌溶液ま
たは懸濁液として経口投与に用いる。本発明の化合物の
約10から500mgを、許容される投与形態での単位投与量
として、生理的に許容されうるビヒクル、担体、助剤、
結合剤、保存剤、安定剤、香料等と合併する。たとへば
Remington′s Pharmaceutical Science Mach Publishin
g co.,Easton,Penn.1965をみよ。これらの組成物または
調製物中の活性物質の量は、上記範囲の適当な投与量が
得られるようにする。
本発明の化合物は、類縁の化合物についてのペプチド化
学で一般的に知られている方法で製造しうる。特に、特
定の反応に入らない反応性の基(たとへば、アミノ基、
カルボキシ基、ヒドロキシ基等)は、他の基を反応さす
前にペプチド化学に標準の方法で保護しついて脱保護す
るものとする。
学で一般的に知られている方法で製造しうる。特に、特
定の反応に入らない反応性の基(たとへば、アミノ基、
カルボキシ基、ヒドロキシ基等)は、他の基を反応さす
前にペプチド化学に標準の方法で保護しついて脱保護す
るものとする。
最終生成物の製造に用いる中間体は、既知であるか、例
に記載の方法で製造しうる。
に記載の方法で製造しうる。
本発明をより完全に理解しうるよう、つぎに実施例を示
すが、本発明の精神および範囲を限定してしまう訳でな
い。
すが、本発明の精神および範囲を限定してしまう訳でな
い。
例1 N−〔3−N−(ベンジルカルボニル)アミノ−1−
(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシル−0−メ
チル−L−チロシンN−メチルアミド このものは、下記するように、メチル4−N−(ベンジ
ルオキシカルボニル)アミノ−2−ブロムブタノアート
およびL−ロイシル−0−メチル−L−チロシンN−メ
チルアミドより下記のように製造した。
(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシル−0−メ
チル−L−チロシンN−メチルアミド このものは、下記するように、メチル4−N−(ベンジ
ルオキシカルボニル)アミノ−2−ブロムブタノアート
およびL−ロイシル−0−メチル−L−チロシンN−メ
チルアミドより下記のように製造した。
(a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボキシプロピル〕−L
−ロイシル−0−メチル−L−チロシンN−メチルアミ
ド メチル4−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
2−ブロムブタノアート(30g)、L−ロイシル−0−
メチル−L−チロシンN−メチルアミド(30g)および
N−メチルモルホリン(9.4g)をアセトニトリル(250m
l)中で、1夜かくはん還流させた。さらに追加分のア
ミン(1.1g)を加え溶液をさらに4時間還流加熱した。
反応混合物は減圧濃縮し、クロロホルムに溶解し、溶液
は重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗つた。有機層より分
けた物質は、酢酸エチルを溶出液としてクロマトグラフ
した。N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−0−メチル−L−チロシンN−メチルアミ
ドを得た。(11.7g); (実験値:C,63.09;H,7.46;N,9.59.C30H42N4O7としてC,6
3.16;H,7.37;N.9.83%);υmax(CHCl3)3400,1720およ
び1660cm-1;δ(CDCl3)0.86(6H,m,CH(CH3)2);1.2−
2.1(6H,m,NHCH2CH 2CH,CH 2CH(CH3)2NH);2.77(3H,d,J
=5Hz,NCH3);2.95−3.45(5H,m,NHCH 2,CH 2C6H4,α−
CH);3.66および3.76(各3H,各s,2xOCH3);3.8および
4.61(各1H,各m,2x CH);5.10(2H,m,CH 2C6H5);5.21
(1H,m,OCONH);6.72(1H,m,CONH);6.81(2H,d,J=8.6
Hz,Try H−3 H−5);7.12(2H,d,J=8.6Hz,Try
H−2およびH−6);7.35(5H,s,C6H5);7.55(1H,d,
J=8Hz,CONH)m/e571(100%〔m+1〕+)。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボキシプロピル〕−L
−ロイシル−0−メチル−L−チロシンN−メチルアミ
ド メチル4−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
2−ブロムブタノアート(30g)、L−ロイシル−0−
メチル−L−チロシンN−メチルアミド(30g)および
N−メチルモルホリン(9.4g)をアセトニトリル(250m
l)中で、1夜かくはん還流させた。さらに追加分のア
ミン(1.1g)を加え溶液をさらに4時間還流加熱した。
反応混合物は減圧濃縮し、クロロホルムに溶解し、溶液
は重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗つた。有機層より分
けた物質は、酢酸エチルを溶出液としてクロマトグラフ
した。N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−0−メチル−L−チロシンN−メチルアミ
ドを得た。(11.7g); (実験値:C,63.09;H,7.46;N,9.59.C30H42N4O7としてC,6
3.16;H,7.37;N.9.83%);υmax(CHCl3)3400,1720およ
び1660cm-1;δ(CDCl3)0.86(6H,m,CH(CH3)2);1.2−
2.1(6H,m,NHCH2CH 2CH,CH 2CH(CH3)2NH);2.77(3H,d,J
=5Hz,NCH3);2.95−3.45(5H,m,NHCH 2,CH 2C6H4,α−
CH);3.66および3.76(各3H,各s,2xOCH3);3.8および
4.61(各1H,各m,2x CH);5.10(2H,m,CH 2C6H5);5.21
(1H,m,OCONH);6.72(1H,m,CONH);6.81(2H,d,J=8.6
Hz,Try H−3 H−5);7.12(2H,d,J=8.6Hz,Try
H−2およびH−6);7.35(5H,s,C6H5);7.55(1H,d,
J=8Hz,CONH)m/e571(100%〔m+1〕+)。
メチル4−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
2−ブロムブタノアートは、つぎのようにしてL−グル
タミン酸より製造した。
2−ブロムブタノアートは、つぎのようにしてL−グル
タミン酸より製造した。
L−グルタミン酸(105g,0.713M)を濃硫酸(300ml)に
溶解し、これにクロロホルム(300ml)を加えた。この
2相混合物を0℃でかくはんしておき、ナトリウムアジ
ド(60g,0.9モル)を30分をかけて少量宛加えた。反応
混合物は5から10℃で30分かくはんし放置してゆつくり
室温に戻した。反応混合物はゆつくり加熱し、80℃で1
時間加熱した。冷却し、水(1.51)にあけ、水層を分け
た。水抽出物は希釈して20リツトルとし、Dowex(登録
商標)50WX8、16−40メツシユ、H+樹脂に移した。カラ
ムは、水、ついで1:1880アンモニヤ/水で洗い、そして
生成物を含有する分画を凍結乾燥した。
溶解し、これにクロロホルム(300ml)を加えた。この
2相混合物を0℃でかくはんしておき、ナトリウムアジ
ド(60g,0.9モル)を30分をかけて少量宛加えた。反応
混合物は5から10℃で30分かくはんし放置してゆつくり
室温に戻した。反応混合物はゆつくり加熱し、80℃で1
時間加熱した。冷却し、水(1.51)にあけ、水層を分け
た。水抽出物は希釈して20リツトルとし、Dowex(登録
商標)50WX8、16−40メツシユ、H+樹脂に移した。カラ
ムは、水、ついで1:1880アンモニヤ/水で洗い、そして
生成物を含有する分画を凍結乾燥した。
得られた粗生成物は水(1リツトル)に溶解し、これに
塩基性炭酸銅(100g)を加えた。混合物を40分かくはん
加熱還流させ、熱溶液を濾過した。溶液を35℃に冷却
し、NaHCO3(60g)およびCHCl3(300ml)を加えた。室
温で30分かくはんしてから、ベンジルオキシカルボニル
クロライド(75ml)を加え、混合物は室温で1液かくは
んした。ついで追加のベンジルオキシカルボニルクロラ
イド(30ml)を加え、さらに24時間かくはんを続けた。
沈殿した結晶状銅複合物を濾取し、水洗し、EDTA(ジナ
トリウム塩)(120g)を水(1.5リツトル)に含有する
溶液に加えた。混合物はかくはん加熱還流させ(3時
間)ついで5℃に冷却した。5℃に40時間放置してか
ら、結晶生成物を濾取し、水洗し、アセトンで洗い、減
圧45℃で乾燥した。
塩基性炭酸銅(100g)を加えた。混合物を40分かくはん
加熱還流させ、熱溶液を濾過した。溶液を35℃に冷却
し、NaHCO3(60g)およびCHCl3(300ml)を加えた。室
温で30分かくはんしてから、ベンジルオキシカルボニル
クロライド(75ml)を加え、混合物は室温で1液かくは
んした。ついで追加のベンジルオキシカルボニルクロラ
イド(30ml)を加え、さらに24時間かくはんを続けた。
沈殿した結晶状銅複合物を濾取し、水洗し、EDTA(ジナ
トリウム塩)(120g)を水(1.5リツトル)に含有する
溶液に加えた。混合物はかくはん加熱還流させ(3時
間)ついで5℃に冷却した。5℃に40時間放置してか
ら、結晶生成物を濾取し、水洗し、アセトンで洗い、減
圧45℃で乾燥した。
希硫酸(1M,600ml)、水(200ml)および臭化カリウム
(240g)の混合物中に4−z−ジアミノ−らく酸(上記
製造、120g)を懸沈させた。水を十分に加えて(200m
l)、単一相とした。生ずる溶液をマイナス7からマイ
ナス9℃でかくはんしておき、亜硝酸ナトリウム(44
g)を水に含有する溶液を1時間をかけて添加した。マ
イナス7℃で30分おいたあと、混合物は1時間をかけて
室温に戻した。ジエチルエーテル(1.5リツトル)を加
え、分離水相にエーテルを加えてまた洗つた。エーテル
抽出物を乾燥し、減圧濃縮し、残留物をメタノール(1
リツトル)に取り、0℃に冷却し、塩化チオニル(65m
l)を滴下した。反応物は減圧濃縮し、残留物は、ジエ
チルエーテルと重炭酸飽和水溶液のあいだに分配した。
エーテルより分離した物質はシリカゲルクロマトグラフ
で、ヘキサン中酢酸エチルのグラジエントで溶出した。
油状のメチル4−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−2−ブロム−ブタノアート(90g)を得た。放置
すると結晶化した。融点46−50℃。
(240g)の混合物中に4−z−ジアミノ−らく酸(上記
製造、120g)を懸沈させた。水を十分に加えて(200m
l)、単一相とした。生ずる溶液をマイナス7からマイ
ナス9℃でかくはんしておき、亜硝酸ナトリウム(44
g)を水に含有する溶液を1時間をかけて添加した。マ
イナス7℃で30分おいたあと、混合物は1時間をかけて
室温に戻した。ジエチルエーテル(1.5リツトル)を加
え、分離水相にエーテルを加えてまた洗つた。エーテル
抽出物を乾燥し、減圧濃縮し、残留物をメタノール(1
リツトル)に取り、0℃に冷却し、塩化チオニル(65m
l)を滴下した。反応物は減圧濃縮し、残留物は、ジエ
チルエーテルと重炭酸飽和水溶液のあいだに分配した。
エーテルより分離した物質はシリカゲルクロマトグラフ
で、ヘキサン中酢酸エチルのグラジエントで溶出した。
油状のメチル4−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−2−ブロム−ブタノアート(90g)を得た。放置
すると結晶化した。融点46−50℃。
(実験値:C,47.17;H,5.01;N,4.16;C13H16BrNO4としてC,
47.29;H,4.88;N,4.24%);δ(CDCl3)2.08−2.45(2
H,m,CH2);3.37(2H,m,NHCH 2);3.76(3H,s,OCH3);4.3
2(1H,dd,J=10Hzおよび6Hz,CH);4.97(1H,broad s,O
CONH);5.09(2H,s,OCH2)および7.34(5H,s,C6H5)。
47.29;H,4.88;N,4.24%);δ(CDCl3)2.08−2.45(2
H,m,CH2);3.37(2H,m,NHCH 2);3.76(3H,s,OCH3);4.3
2(1H,dd,J=10Hzおよび6Hz,CH);4.97(1H,broad s,O
CONH);5.09(2H,s,OCH2)および7.34(5H,s,C6H5)。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−メチル−L−チロシンN−メチルアミド 上記のエステル(171mg,0.3mM)をメタノール(10ml)
に含有する溶液を0℃でかくはんしておき、希NaOH(1
N,0.6ml)を加えた。0℃で1夜かくはんしてから、NaO
H(1N,0.3ml)を追加して加え、溶液は室温で6時間か
くはんした。反応混合物は酢酸で酸性とし減圧濃縮して
固型物とした。メタノール/H2Oより再結して標記化合
物(150mg)を得た。融点170−172℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−メチル−L−チロシンN−メチルアミド 上記のエステル(171mg,0.3mM)をメタノール(10ml)
に含有する溶液を0℃でかくはんしておき、希NaOH(1
N,0.6ml)を加えた。0℃で1夜かくはんしてから、NaO
H(1N,0.3ml)を追加して加え、溶液は室温で6時間か
くはんした。反応混合物は酢酸で酸性とし減圧濃縮して
固型物とした。メタノール/H2Oより再結して標記化合
物(150mg)を得た。融点170−172℃。
(実験値:C,60.97;H,7.11;N,9.68;C29H40N4O7+0.8H2O
としてC,60.99;H,7.34;N,9.81%);υmax(ヌジヨー
ル)3330,1690および1640cm-1;δ(CD3OD)0.88(6H,d
d,J=14Hz 7Hz,CH(CH3)2);1.2−1.95(5H,m,NHCH2C
H 2,CH 2CH(CH3)2);2.69(3H,s,NCH3);2.75−3.65(6
H,m,NHCH 2,CH2C6H4,およびα−CHX2);3.74(3H,s,
OCH3);4.54(1H,dd,J=10Hzおよび6Hz,α−CH);5.0
8(2H,m,CH 2C6H5);6.82(2H,d,J=8.6Hz,TyrH−3およ
びH−5);7.12(2H,d,J=8.6Hz,TyrH−2およびH−
6);7.35(5H,m,C6H5)。
としてC,60.99;H,7.34;N,9.81%);υmax(ヌジヨー
ル)3330,1690および1640cm-1;δ(CD3OD)0.88(6H,d
d,J=14Hz 7Hz,CH(CH3)2);1.2−1.95(5H,m,NHCH2C
H 2,CH 2CH(CH3)2);2.69(3H,s,NCH3);2.75−3.65(6
H,m,NHCH 2,CH2C6H4,およびα−CHX2);3.74(3H,s,
OCH3);4.54(1H,dd,J=10Hzおよび6Hz,α−CH);5.0
8(2H,m,CH 2C6H5);6.82(2H,d,J=8.6Hz,TyrH−3およ
びH−5);7.12(2H,d,J=8.6Hz,TyrH−2およびH−
6);7.35(5H,m,C6H5)。
例2 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−L−チロシンN−メチルアミド 例1のエステル(0.35g,0.63mM)をメタノール(10ml)
に含有する溶液をかくはんしておき、希水酸化ナトリウ
ム(1.3ml,1M)を加えた。室温で42時間かくはんしてか
ら、反応混合物は酢酸で中和し、減圧で濃縮し、酢酸エ
チルと水とのあいだに分配し、固体状の標記化合物(12
1mg)を得た。融点179−182℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−L−チロシンN−メチルアミド 例1のエステル(0.35g,0.63mM)をメタノール(10ml)
に含有する溶液をかくはんしておき、希水酸化ナトリウ
ム(1.3ml,1M)を加えた。室温で42時間かくはんしてか
ら、反応混合物は酢酸で中和し、減圧で濃縮し、酢酸エ
チルと水とのあいだに分配し、固体状の標記化合物(12
1mg)を得た。融点179−182℃。
(実験値:〔m+1〕+=557.2985。C28H38N4O7として5
57.2975);δ(d6DMSO)0.8(6H,m,CH(CH 3)2);1.18
(2H,m,CH 2CH(CH3)2);1.46−1.9(3H,m,NHCH2 CH 2,CH2
CH(CH3)2);2.55(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);2.6−3.8(6
H,m,NHCH 2CH2 CHCO2H,α−CH,CH2Tyr);4.38(1H,dd,J
=7および15Hz,α−CH);5.02(2H,s,CH 2C6H5);6.63
(2H,d,J=8Hz,Tyr);6.97(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.28
(1H,dr,CONH);7.36(5H,s,C6H5);7.84(1H,dr,CON
H);8.14(1H,d,J=12Hz,CONH)。
57.2975);δ(d6DMSO)0.8(6H,m,CH(CH 3)2);1.18
(2H,m,CH 2CH(CH3)2);1.46−1.9(3H,m,NHCH2 CH 2,CH2
CH(CH3)2);2.55(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);2.6−3.8(6
H,m,NHCH 2CH2 CHCO2H,α−CH,CH2Tyr);4.38(1H,dd,J
=7および15Hz,α−CH);5.02(2H,s,CH 2C6H5);6.63
(2H,d,J=8Hz,Tyr);6.97(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.28
(1H,dr,CONH);7.36(5H,s,C6H5);7.84(1H,dr,CON
H);8.14(1H,d,J=12Hz,CONH)。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L
−ロイシル−L−チロシンN−メチルアミド N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シン(422mg,1.01mM)およびN−メチルモルホリン(20
4mg)をジクロルメタン(10ml)に含有する溶液を冷却
(0℃)でかくはんしておき、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(154mg,1.01mM)およびN−エチル−N′−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
(194mg,1.01mM)を加えた。0℃で15分後、L−チロシ
ンN−メチルアミド塩酸塩(235mg,1.01mM)をジクロル
メタン/ジメチルホルムアミド(11ml,10:1)に含有す
る溶液を加えついでN−メチルモルホリン(102mg,101m
M)を加えた。反応混合物は放置して室温に戻し、1夜
室温でかくはんした。反応混合物は、水、3Nくえん酸、
飽和重炭酸ナトリウム水溶液、および水で洗い、乾燥
し、減圧で濃縮し、泡状物とした。0.35g。(0.35g)δ
(CDCl3)0.85(6H,m,CH2(CH 3)2);1.1−2.0(6H,m,NHC
H2 CH 2,CH2CH(CH3)2);2.74(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);
2.95−3.4(6H,m,NHCH 2CH2 CH,α−CH,CH2C6H4);3.64
(3H,s,OCH3);4.62(1H,dd,J=7and15Hz,α−CH);5.1
0(2H,s,CH 2C6H5);5.32(1H,br,CONH);6.78(2H,d,J
=8Hz,C6H4);6.86(1H,br,CONH);7.02(2H,d,J=8Hz,
C6H4);7.35(5H,s,C6H5);7.65(1H,d,J=10Hz,CON
H)。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L
−ロイシル−L−チロシンN−メチルアミド N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シン(422mg,1.01mM)およびN−メチルモルホリン(20
4mg)をジクロルメタン(10ml)に含有する溶液を冷却
(0℃)でかくはんしておき、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(154mg,1.01mM)およびN−エチル−N′−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
(194mg,1.01mM)を加えた。0℃で15分後、L−チロシ
ンN−メチルアミド塩酸塩(235mg,1.01mM)をジクロル
メタン/ジメチルホルムアミド(11ml,10:1)に含有す
る溶液を加えついでN−メチルモルホリン(102mg,101m
M)を加えた。反応混合物は放置して室温に戻し、1夜
室温でかくはんした。反応混合物は、水、3Nくえん酸、
飽和重炭酸ナトリウム水溶液、および水で洗い、乾燥
し、減圧で濃縮し、泡状物とした。0.35g。(0.35g)δ
(CDCl3)0.85(6H,m,CH2(CH 3)2);1.1−2.0(6H,m,NHC
H2 CH 2,CH2CH(CH3)2);2.74(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);
2.95−3.4(6H,m,NHCH 2CH2 CH,α−CH,CH2C6H4);3.64
(3H,s,OCH3);4.62(1H,dd,J=7and15Hz,α−CH);5.1
0(2H,s,CH 2C6H5);5.32(1H,br,CONH);6.78(2H,d,J
=8Hz,C6H4);6.86(1H,br,CONH);7.02(2H,d,J=8Hz,
C6H4);7.35(5H,s,C6H5);7.65(1H,d,J=10Hz,CON
H)。
この調製に用いたL−チロシンN−メチルアミド塩酸塩
はつぎのように製造した。
はつぎのように製造した。
(c)L−チロシンN−メチルアミド塩酸塩 O−ベンジル−L−チロシンN−メチルアミドHCl(1.1
3g)をメタノール(50ml)に含有する溶液に、10%Pd/C
を加え、混合物を室温および常圧で4時間、水素中でか
くはんした。触媒を濾去し、溶媒を減圧除去し、泡状の
L−チロシンN−メチルアミド塩酸塩を得た。0.85g。
3g)をメタノール(50ml)に含有する溶液に、10%Pd/C
を加え、混合物を室温および常圧で4時間、水素中でか
くはんした。触媒を濾去し、溶媒を減圧除去し、泡状の
L−チロシンN−メチルアミド塩酸塩を得た。0.85g。
(d)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L
−ロイシン N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L−ロイ
シンt−ブチルエステル(4.2g)を、室温で1時間、ト
リフルオル酢酸(50ml)および水(5ml)で処理した。
減圧で揮発物を除き、残留物をエーテル性HClとあわせ
て蒸発させた。メタノール/エーテルより残留物を再結
し、標記化合物を塩酸塩とした得た。2.2g。融点103−1
09℃。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L
−ロイシン N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L−ロイ
シンt−ブチルエステル(4.2g)を、室温で1時間、ト
リフルオル酢酸(50ml)および水(5ml)で処理した。
減圧で揮発物を除き、残留物をエーテル性HClとあわせ
て蒸発させた。メタノール/エーテルより残留物を再結
し、標記化合物を塩酸塩とした得た。2.2g。融点103−1
09℃。
(実験値:C,54.55;H,7.37;N,6.37;C19H29N2O6Clとして
C,54.74;H,7.01;N,6.72%);δ(d6DMSO)0.9(6H,m,C
H(CH 3)2);1.72(3H,m,CH 2 CH(CH3)2);2.05(2H,m,NHCH
2 CH 2);3.12(2H,m,NHCH 2);3.74(3H,s,OCH3);3.82
(1H,m,α−CH);4.02(1H,m,α−CH);5.02(2H,s,CH 2
C6H5);7.35(5H,brs,C6H5)。
C,54.74;H,7.01;N,6.72%);δ(d6DMSO)0.9(6H,m,C
H(CH 3)2);1.72(3H,m,CH 2 CH(CH3)2);2.05(2H,m,NHCH
2 CH 2);3.12(2H,m,NHCH 2);3.74(3H,s,OCH3);3.82
(1H,m,α−CH);4.02(1H,m,α−CH);5.02(2H,s,CH 2
C6H5);7.35(5H,brs,C6H5)。
上記のt−ブチルエステルはつぎのように製造した。
(e)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L
−ロイシンt−ブチルエステル メチル4−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
2−ブロム−ブタノアート(64g)およびL−ロイシン
t−ブチルエステル(34g)をアセトニトリル(300ml)
に含有する溶液にN−メチルモルホリン(20g)を加
え、溶液を48時間加熱還流させた。反応混合物は冷却
し、減圧濃縮し、水に取り、エーテルを抽出した。エー
テル抽出物を合併し、乾燥し、減圧濃縮して油状とし
た。この油をシリカゲルでカラムトロマトグラフイーし
ヘキサン中酢酸エチルのグラジエントで溶出した。油状
の標記化合物を得た。20g。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L
−ロイシンt−ブチルエステル メチル4−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
2−ブロム−ブタノアート(64g)およびL−ロイシン
t−ブチルエステル(34g)をアセトニトリル(300ml)
に含有する溶液にN−メチルモルホリン(20g)を加
え、溶液を48時間加熱還流させた。反応混合物は冷却
し、減圧濃縮し、水に取り、エーテルを抽出した。エー
テル抽出物を合併し、乾燥し、減圧濃縮して油状とし
た。この油をシリカゲルでカラムトロマトグラフイーし
ヘキサン中酢酸エチルのグラジエントで溶出した。油状
の標記化合物を得た。20g。
δ(CDCl3)0.87(6H,m,CH(CH 3)2);1.44(9H,s,OC(C
H3)3);1.4−1.95(5H,m,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2);3.0
5−3.5(4H,m,NHCH 2,α−CH x2);3.70(3H,s,OCH3);
5.10(2H,s,CH 2C6H5);5.73(1H,m,CONH);7.36(5H,br
s,C6H5)。
H3)3);1.4−1.95(5H,m,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2);3.0
5−3.5(4H,m,NHCH 2,α−CH x2);3.70(3H,s,OCH3);
5.10(2H,s,CH 2C6H5);5.73(1H,m,CONH);7.36(5H,br
s,C6H5)。
例3 (a)N−(3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル)−L−ロイシ
ル−O−プロピル−L−チロシン−N−メチルアミド (a)メタノール(10ml)中N−(3−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカル
ボニルプロピル)−L−ロイシル−O−プロピル−L−
チロシンN−メチルアミド(210mg,0.35mM)を、室温で
48時間水酸化ナトリウム水溶液(1.1ml,0.5M)で処理し
た。反応物は酢酸で中和し、減圧で濃縮し、N−(3−
N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)
−カルボキシプロピル)−L−ロイシル−O−プロピル
−L−チロシン−N−メチルアミドをえた。メタノール
/水より結晶化し針状晶を得た。融点160−167℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル)−L−ロイシ
ル−O−プロピル−L−チロシン−N−メチルアミド (a)メタノール(10ml)中N−(3−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカル
ボニルプロピル)−L−ロイシル−O−プロピル−L−
チロシンN−メチルアミド(210mg,0.35mM)を、室温で
48時間水酸化ナトリウム水溶液(1.1ml,0.5M)で処理し
た。反応物は酢酸で中和し、減圧で濃縮し、N−(3−
N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)
−カルボキシプロピル)−L−ロイシル−O−プロピル
−L−チロシン−N−メチルアミドをえた。メタノール
/水より結晶化し針状晶を得た。融点160−167℃。
(実験値:C,63.2;H,7.8;N,9.7;C31H44N4O7+0.3H2Oとし
て:C,63.7;H,7.6;N,9.6%);δ(CDCl3)0.8(9H,m,(C
H 3)2OH,CH3CH2);0.88−1.88(9H,m,CH,CH2,CH2,CH2
CH2);2.58(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.2−3.66(5H,m,CH
2,CH,CH2);3.84(2H,t,J=6Hz,CH2-0);4.4(1H,m,NHC
HCO);5.02(2H,s,O-CH 2C6H5);5.6(1H,m,NH);6.76,
および7.08(4H,各d,各J=7Hz,C6H4);7.24(1H,m,N
H);7.32(5H,m,C6H5);7.8(1H,m,NH);8.14(1H,m,N
H)。
て:C,63.7;H,7.6;N,9.6%);δ(CDCl3)0.8(9H,m,(C
H 3)2OH,CH3CH2);0.88−1.88(9H,m,CH,CH2,CH2,CH2
CH2);2.58(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.2−3.66(5H,m,CH
2,CH,CH2);3.84(2H,t,J=6Hz,CH2-0);4.4(1H,m,NHC
HCO);5.02(2H,s,O-CH 2C6H5);5.6(1H,m,NH);6.76,
および7.08(4H,各d,各J=7Hz,C6H4);7.24(1H,m,N
H);7.32(5H,m,C6H5);7.8(1H,m,NH);8.14(1H,m,N
H)。
上記のメチルエステルはつぎのように製造した。
(b)N−(3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L
−ロイシル−O−プロピル−L−チロシンN−メチルア
ミド N−3級ブチルオキシカルボニル−O−プロピル−L−
チロシンN−メチルアミド(370mg,1.1mM)をジクロメ
タン(8ml)に含有する溶液を20℃で2時間トリフルオ
ル酢酸(2ml)で処理した。溶媒は減圧で除去し残留物
は塩化水素飽和エーテル中に再溶解した。この操作をさ
らに2度反復しO−プロピル−L−チロシンN−メチル
アミド塩酸塩を得た。1.1mM。これはそのままつぎの段
階で用いた。ジクロメタン(10ml)およびジメチルホル
ムアミド(2ml)中N−(3−N−(ベンジルオキシカ
ルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプ
ロピル)−L−ロイシン塩酸塩(例1のように製造)
(416mg,1mM)を、1−ヒドロキシベンゾトリフゾール
(159mg,1.04mM)、O−プロピル−L−チロシンN−メ
チルアミド塩酸塩(1.1mM)、N−メチルモルホリン(3
15mg,3.3mM)およびN−エチル−N′−(3−ジメチル
アミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(200ng,1.04
mM)で0℃で処理した。反応混合物は連続的にかくはん
し16時間をかけて20℃に戻した。反応物はジクロルメタ
ン(30ml)で希釈し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶
液、およびくえん酸水溶液(1M)で順次に洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮してN−(3−N−
(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メ
トキシカルボニルプロピル)−L−ロイシル−O−プロ
ピル−L−チロシン−N−メチルアミド(0.22g,0.36m
M)を得た。酢酸エチル/ヘキサンより結晶化して針状
晶。融点135−140℃。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L
−ロイシル−O−プロピル−L−チロシンN−メチルア
ミド N−3級ブチルオキシカルボニル−O−プロピル−L−
チロシンN−メチルアミド(370mg,1.1mM)をジクロメ
タン(8ml)に含有する溶液を20℃で2時間トリフルオ
ル酢酸(2ml)で処理した。溶媒は減圧で除去し残留物
は塩化水素飽和エーテル中に再溶解した。この操作をさ
らに2度反復しO−プロピル−L−チロシンN−メチル
アミド塩酸塩を得た。1.1mM。これはそのままつぎの段
階で用いた。ジクロメタン(10ml)およびジメチルホル
ムアミド(2ml)中N−(3−N−(ベンジルオキシカ
ルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプ
ロピル)−L−ロイシン塩酸塩(例1のように製造)
(416mg,1mM)を、1−ヒドロキシベンゾトリフゾール
(159mg,1.04mM)、O−プロピル−L−チロシンN−メ
チルアミド塩酸塩(1.1mM)、N−メチルモルホリン(3
15mg,3.3mM)およびN−エチル−N′−(3−ジメチル
アミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(200ng,1.04
mM)で0℃で処理した。反応混合物は連続的にかくはん
し16時間をかけて20℃に戻した。反応物はジクロルメタ
ン(30ml)で希釈し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶
液、およびくえん酸水溶液(1M)で順次に洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮してN−(3−N−
(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メ
トキシカルボニルプロピル)−L−ロイシル−O−プロ
ピル−L−チロシン−N−メチルアミド(0.22g,0.36m
M)を得た。酢酸エチル/ヘキサンより結晶化して針状
晶。融点135−140℃。
(実験値:C,62.8;H,7.8;N,9.2;C32H46N4O7+0.5H2Oとし
て:C,63.2;H,7.8;N,9.2%);δ(CDCl3)0.86(6H,d,
d,J=4HzJ=4Hz(CH3)2C);1.02(3H,t,J=7HzCH3CH2);
1.1−1.98(9H,m,CH,CH2,CH2,CH2CH2);2.74(3H,d,J
=4Hz,CH 3NH);2.86−3.48(5H,m,CH2CH2,CH);3.64(3
H,s,OCH3);3.86(2H,t,J=6Hz,CH20);4.58(1H,m,NHC
HCO);5.06(2H,s,CH 2C6H5);5.14(1H,m,NH);6.54
(1H,m,NH);6.76,および7.06(4H,各d,各J=8Hz,C
6H4);7.32(5H,m,C6H5);7.42(1H,m,NH)。
て:C,63.2;H,7.8;N,9.2%);δ(CDCl3)0.86(6H,d,
d,J=4HzJ=4Hz(CH3)2C);1.02(3H,t,J=7HzCH3CH2);
1.1−1.98(9H,m,CH,CH2,CH2,CH2CH2);2.74(3H,d,J
=4Hz,CH 3NH);2.86−3.48(5H,m,CH2CH2,CH);3.64(3
H,s,OCH3);3.86(2H,t,J=6Hz,CH20);4.58(1H,m,NHC
HCO);5.06(2H,s,CH 2C6H5);5.14(1H,m,NH);6.54
(1H,m,NH);6.76,および7.06(4H,各d,各J=8Hz,C
6H4);7.32(5H,m,C6H5);7.42(1H,m,NH)。
上記に用いた中間体はつぎのように製造した。
(c)N−3級ブチルオキシカルボニル−O−プロピル
−L−チロシンN−メチルアミド ジメチルホルムアミド(200ml)中3級ブチルオキシカ
ルボニル−L−チロシン(14.1g,50mM)を10℃に冷却
し、ナトリウムアジド(80%,3.3g,110mM)で1時間連
続かくはん処理した。臭化プロピル(6.15g,50mM)を加
え、反応物は20℃に戻して、16時間かくはんした。水
(59ml)を加え、反応混合物は100mlに減圧濃縮し300ml
の水を加え、溶液を酢酸エチル(300ml)で2度洗つ
た。反応混合物は、塩酸(6N)でpH1の酸性とし、酢酸
エチルで2度抽出した。有機抽出物は無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、減圧濃縮してゴム状とした。酢酸エチルシ
リカカラムクロマトグラフイーで、泡状のN−3級ブチ
ルオキシカルボニル−O−プロピル−L−チロシン(1
5.1g,46.7mM)を得た。そのままつぎの反応に用いた。
ジクロルメタン(250ml)中この泡状物(13g,40mM)
に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(6.8g,45m
M);メチルアミン塩酸塩(2.5g,80mM);N−メチルモル
ホリン(8g,80mM)そしてジシクロヘキシルカルボジイ
ミド(9.1g,45mM)を0℃で添加した。反応混合物はか
くはんを続けながら6時間で20℃に戻した。反応混合物
を濾過し、濾液を水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液およ
びくえん酸水溶液(1M)で洗い、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧で濃縮し、N−3級ブチルオキシカルボニ
ル−O−プロピル−L−チロシン−N−メチルアミドと
した。8.5g、25mM。酢酸エチルより再結し、針状晶、融
点134−135℃。(実験値:C,64.5;H,8.7;N,8.4;C18H28N2
O4として:C,64.3;H,8.4;N,8.3%);δ(CDCl3)0.96
(3H,t,J=8HzCH 3CH2);1.36(9H,s,(CH3)3C);1.74(2
H,t,q,J=7Hz,J=7Hz,CH2);2.68(3H,d,J=4Hz,CH3N
H);2.92(2H,m,CH 2C6H4,CH);3.82(2H,t,J=7Hz,CH2-
O);4.16(1H,m,NHCHCO);4.98(1H,m,NH);5.68(1H,
m,NH);6.74,および7.0(4H,各2H,各d,各J=8Hz,C
6H4)。
−L−チロシンN−メチルアミド ジメチルホルムアミド(200ml)中3級ブチルオキシカ
ルボニル−L−チロシン(14.1g,50mM)を10℃に冷却
し、ナトリウムアジド(80%,3.3g,110mM)で1時間連
続かくはん処理した。臭化プロピル(6.15g,50mM)を加
え、反応物は20℃に戻して、16時間かくはんした。水
(59ml)を加え、反応混合物は100mlに減圧濃縮し300ml
の水を加え、溶液を酢酸エチル(300ml)で2度洗つ
た。反応混合物は、塩酸(6N)でpH1の酸性とし、酢酸
エチルで2度抽出した。有機抽出物は無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、減圧濃縮してゴム状とした。酢酸エチルシ
リカカラムクロマトグラフイーで、泡状のN−3級ブチ
ルオキシカルボニル−O−プロピル−L−チロシン(1
5.1g,46.7mM)を得た。そのままつぎの反応に用いた。
ジクロルメタン(250ml)中この泡状物(13g,40mM)
に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(6.8g,45m
M);メチルアミン塩酸塩(2.5g,80mM);N−メチルモル
ホリン(8g,80mM)そしてジシクロヘキシルカルボジイ
ミド(9.1g,45mM)を0℃で添加した。反応混合物はか
くはんを続けながら6時間で20℃に戻した。反応混合物
を濾過し、濾液を水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液およ
びくえん酸水溶液(1M)で洗い、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧で濃縮し、N−3級ブチルオキシカルボニ
ル−O−プロピル−L−チロシン−N−メチルアミドと
した。8.5g、25mM。酢酸エチルより再結し、針状晶、融
点134−135℃。(実験値:C,64.5;H,8.7;N,8.4;C18H28N2
O4として:C,64.3;H,8.4;N,8.3%);δ(CDCl3)0.96
(3H,t,J=8HzCH 3CH2);1.36(9H,s,(CH3)3C);1.74(2
H,t,q,J=7Hz,J=7Hz,CH2);2.68(3H,d,J=4Hz,CH3N
H);2.92(2H,m,CH 2C6H4,CH);3.82(2H,t,J=7Hz,CH2-
O);4.16(1H,m,NHCHCO);4.98(1H,m,NH);5.68(1H,
m,NH);6.74,および7.0(4H,各2H,各d,各J=8Hz,C
6H4)。
例4 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−イソプロピル−L−チロシン−N−メチルアミ
ド メタノール(15ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−イソプロピル−L−チ
ロシン−N−メチルアミド(0.4g,0.65mM)を水酸化ナ
トリウム水溶液(2ml,0.5M,0.75mM)で20℃で24時間処
理した。酢酸で溶液のpHを7として濃縮して少容量とし
た。結晶化白色固体はメタノール/水1:1より再結晶
し、N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミ
ノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシル
−O−イソプロピル−L−チロシン−N−メチルアミド
(100mg,0.17mM)を得た。融点148−160℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−イソプロピル−L−チロシン−N−メチルアミ
ド メタノール(15ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−イソプロピル−L−チ
ロシン−N−メチルアミド(0.4g,0.65mM)を水酸化ナ
トリウム水溶液(2ml,0.5M,0.75mM)で20℃で24時間処
理した。酢酸で溶液のpHを7として濃縮して少容量とし
た。結晶化白色固体はメタノール/水1:1より再結晶
し、N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミ
ノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシル
−O−イソプロピル−L−チロシン−N−メチルアミド
(100mg,0.17mM)を得た。融点148−160℃。
(実験値:C,63.3;H,7.6;N,9.6;C31H44N4Oとして:C,63.
7;N,7.8;N,9.3%);δ(CDCl3)0.8(6H,m,(CH3)2C);
0.98−1.84(5H,m,CH2,CH2,CH);1.22(6H,d,J=6Hz,
(CH 3)2CHO);2.56(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.64−3.66
(7H,m,CH2,CH2,CH);4.4(1H,m,NHCHCO);4.52(1H,
m,NHCHCO);5.0(2H,s,OCH 2C6H5);6.72,および7.06
(各2H,各d,各J=8Hz,C6H4);7.32(5H,m,C6H5);7.88
(1H,m,NH);8.22(1H,m,NH)。
7;N,7.8;N,9.3%);δ(CDCl3)0.8(6H,m,(CH3)2C);
0.98−1.84(5H,m,CH2,CH2,CH);1.22(6H,d,J=6Hz,
(CH 3)2CHO);2.56(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.64−3.66
(7H,m,CH2,CH2,CH);4.4(1H,m,NHCHCO);4.52(1H,
m,NHCHCO);5.0(2H,s,OCH 2C6H5);6.72,および7.06
(各2H,各d,各J=8Hz,C6H4);7.32(5H,m,C6H5);7.88
(1H,m,NH);8.22(1H,m,NH)。
先行するメチルエステルはつぎのように製造した。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−イソプロピルL−チロシンN−メチル
アミド N−3級ブチルオキシカルボニル−O−イソプロピル−
L−チロシン−N−メチルアミド(370mg,1.1mM)をジ
クロメタン(10ml)中でトリフルオル酢酸(10ml)で20
℃で1時間処理した。生じたトリフルオル酢酸を減圧で
ゴム状とし残留物を塩化水素飽和エーテル中に残留物を
溶解し塩酸塩に変えた。この操作は3度反復した。ジク
ロルメタン(10ml)中の生成物に、N−〔3−N−(ベ
ンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキ
シカルボニルプロピル〕−L−ロイシン塩酸塩(416mg,
1mM)(例1のように製造)1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール(159mg,1.04mM)およびN−(3−ジメチルア
ミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩
(200mg,1.04mM)を0℃で加えた。反応混合物をかくは
んしながらN−メチルモルホリンでpH7に調整し、16時
間をかけて室温に戻した。反応混合物をジクロルメタン
で希釈し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、くえん酸
水溶液(1M)で洗い、硫酸ナトリウム乾燥し、減圧濃縮
してゴム状物を得た。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−イソプロピルL−チロシンN−メチル
アミド N−3級ブチルオキシカルボニル−O−イソプロピル−
L−チロシン−N−メチルアミド(370mg,1.1mM)をジ
クロメタン(10ml)中でトリフルオル酢酸(10ml)で20
℃で1時間処理した。生じたトリフルオル酢酸を減圧で
ゴム状とし残留物を塩化水素飽和エーテル中に残留物を
溶解し塩酸塩に変えた。この操作は3度反復した。ジク
ロルメタン(10ml)中の生成物に、N−〔3−N−(ベ
ンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキ
シカルボニルプロピル〕−L−ロイシン塩酸塩(416mg,
1mM)(例1のように製造)1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール(159mg,1.04mM)およびN−(3−ジメチルア
ミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩
(200mg,1.04mM)を0℃で加えた。反応混合物をかくは
んしながらN−メチルモルホリンでpH7に調整し、16時
間をかけて室温に戻した。反応混合物をジクロルメタン
で希釈し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、くえん酸
水溶液(1M)で洗い、硫酸ナトリウム乾燥し、減圧濃縮
してゴム状物を得た。
(実験値:〔M+H〕+=599.3446;C32H46N4O7として
〔M+H〕+=599.3445);δ(CDCl3)0.84(6H,m,(CH
3)2CH)1.3(6H,d,J=7Hz,(CH 3)2CHO)1.1−1.96(5H,
m,2XCH2,CH)2.72(3H,d,J=4Hz,CH3NH);3.04−3.36
(6H,m,2XCH2,2XCH);3.64(3H,s,CH3O);4.46(1H,m,N
HCHCO);4.56(1H,m,NHCHCO);5.06(2H,s,O-(CH 2C5H
6);5.32(1H,m,NH);6.76,および7.04(各2H,各d,各J
=8Hz,C6H4);6.98(1H,m,NH);7.3(5H,m,C6H5);7.52
(1H,m,NH)。
〔M+H〕+=599.3445);δ(CDCl3)0.84(6H,m,(CH
3)2CH)1.3(6H,d,J=7Hz,(CH 3)2CHO)1.1−1.96(5H,
m,2XCH2,CH)2.72(3H,d,J=4Hz,CH3NH);3.04−3.36
(6H,m,2XCH2,2XCH);3.64(3H,s,CH3O);4.46(1H,m,N
HCHCO);4.56(1H,m,NHCHCO);5.06(2H,s,O-(CH 2C5H
6);5.32(1H,m,NH);6.76,および7.04(各2H,各d,各J
=8Hz,C6H4);6.98(1H,m,NH);7.3(5H,m,C6H5);7.52
(1H,m,NH)。
上記に用いた中間体はつぎのように製造した。
(c)N−3級ブチルオキシカルボニル−O−イソプロ
ピル−L−チロシンN−メチルアミド 乾燥ジメチルホルムアミド(200ml)中N−3級ブチル
オキシカルボニル−L−チロシン(14.1g,50mM)を、ア
ルゴン気流中激しくかくはんしながら、水素化ナトリウ
ム(3.45g,115mM)で10℃で1時間処理した。2−ブロ
ムプロパン(6.15g,50mM)を加え、溶液はかくはんし16
時間で20℃に戻した。水(200ml)を加え溶液を酢酸エ
チル(2×200ml)抽出した。反応混合物は塩酸(6M)
でpH1としジクロルメタン(2×300ml)抽出した。抽出
物を合併しシリカカラムでクロマトグラフイーし、酢酸
エチル溶出してN−3級ブチルオキシカルボニル−O−
イソプロピル−L−チロシン(13.6g,42mM)をほうまつ
物として得た。この泡状物をジクロルメタン(200ml)
に溶解し、メチルアミン塩酸塩(2.5g,80mM),1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(6.75g,44mM)、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(9.1g,44mM)およびN−メチル
モルホリン(2.5g,80mM)で0℃で連続かくはん下に処
理した。溶液は、16時間で室温に戻し、濾過した。濾液
は、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液およびくえん酸水
溶液(1M)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮
してN−3級ブチルオキシカルボニル−O−イソプロピ
ル−L−チロシン−N−メチルアミド(6.1g,18mM)を
得た。酢酸エチル/ヘキサンより再結。針状晶、融点11
0−114℃。
ピル−L−チロシンN−メチルアミド 乾燥ジメチルホルムアミド(200ml)中N−3級ブチル
オキシカルボニル−L−チロシン(14.1g,50mM)を、ア
ルゴン気流中激しくかくはんしながら、水素化ナトリウ
ム(3.45g,115mM)で10℃で1時間処理した。2−ブロ
ムプロパン(6.15g,50mM)を加え、溶液はかくはんし16
時間で20℃に戻した。水(200ml)を加え溶液を酢酸エ
チル(2×200ml)抽出した。反応混合物は塩酸(6M)
でpH1としジクロルメタン(2×300ml)抽出した。抽出
物を合併しシリカカラムでクロマトグラフイーし、酢酸
エチル溶出してN−3級ブチルオキシカルボニル−O−
イソプロピル−L−チロシン(13.6g,42mM)をほうまつ
物として得た。この泡状物をジクロルメタン(200ml)
に溶解し、メチルアミン塩酸塩(2.5g,80mM),1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(6.75g,44mM)、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(9.1g,44mM)およびN−メチル
モルホリン(2.5g,80mM)で0℃で連続かくはん下に処
理した。溶液は、16時間で室温に戻し、濾過した。濾液
は、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液およびくえん酸水
溶液(1M)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮
してN−3級ブチルオキシカルボニル−O−イソプロピ
ル−L−チロシン−N−メチルアミド(6.1g,18mM)を
得た。酢酸エチル/ヘキサンより再結。針状晶、融点11
0−114℃。
(実験値:C,63.5;H,8.4;N,8.7;C18H28N2O40.25H2Oとし
て:C,63.4;H,8.4;N,8.2%)δ(CDCl3)1.32(6H,d,J=
7Hz,(CH 3)2CH)1.4(9H,s,(CH3)3C);2.72(3H,d,J=4H
zNHCH 3);2.98,(2H,d,J=7HzCH 2C6H5);4.26(1H,m,NH
CHCO);4.5(1H,heptet,J=5Hz,CH(CH3)2);5.08(1H,
m,NH);5.92(1H,m,NH);6.78,および7.04(各2H,各d,J
=8Hz,CH6H4)。
て:C,63.4;H,8.4;N,8.2%)δ(CDCl3)1.32(6H,d,J=
7Hz,(CH 3)2CH)1.4(9H,s,(CH3)3C);2.72(3H,d,J=4H
zNHCH 3);2.98,(2H,d,J=7HzCH 2C6H5);4.26(1H,m,NH
CHCO);4.5(1H,heptet,J=5Hz,CH(CH3)2);5.08(1H,
m,NH);5.92(1H,m,NH);6.78,および7.04(各2H,各d,J
=8Hz,CH6H4)。
例5 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)
(アミノ−1−(R)−カルボキシプロピル)−L−ロ
イシル−O−3級ブチル−L−チロシンN−メチルアミ
ド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)(アミノ−1−(R)−カルボキシプロピ
ル)−L−ロイシル−O−3級ブチル−L−チロシンN
−メチルアミド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−3級ブチル−L−チロ
シンN−メチルアミド(0.26g,0.42mM)を、20℃で24時
間、水酸化ナトリウム水溶液(1.3ml,0.5mM)で処理し
た。反応混合物は塩酸(6N)でpH7に調整し、減圧で低
容量に濃縮した。晶出する白色固体をエーテルそして水
で洗い減圧で乾燥して、N−〔3−N−(ベンジルオキ
シカルボニル)アミノ−1−(R)−カルボキシプロピ
ル−L−ロイシル−O−3級ブチル−L−チロシンN−
メチルアミドを得た。融点160℃(分解)。
(アミノ−1−(R)−カルボキシプロピル)−L−ロ
イシル−O−3級ブチル−L−チロシンN−メチルアミ
ド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)(アミノ−1−(R)−カルボキシプロピ
ル)−L−ロイシル−O−3級ブチル−L−チロシンN
−メチルアミド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−3級ブチル−L−チロ
シンN−メチルアミド(0.26g,0.42mM)を、20℃で24時
間、水酸化ナトリウム水溶液(1.3ml,0.5mM)で処理し
た。反応混合物は塩酸(6N)でpH7に調整し、減圧で低
容量に濃縮した。晶出する白色固体をエーテルそして水
で洗い減圧で乾燥して、N−〔3−N−(ベンジルオキ
シカルボニル)アミノ−1−(R)−カルボキシプロピ
ル−L−ロイシル−O−3級ブチル−L−チロシンN−
メチルアミドを得た。融点160℃(分解)。
(実験値:C,62.51;H,7.67;N,9.24;C32H46N4O7.H2Oとし
て:C,62.32;H,7.84;N,9.08%)。δ(CDCl3)0.78(6H,
mCH(CH3)2C);1.08−1.86(5H,m,CH2,CH2CH);1.24(9
H,s,(CH3)3C);2.56(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.44−3.2
(6H,m,2XCH2,2XCH);4.4(1H,m,NHCHCO);5.0(2H,s,
CH 2C5H6;6.82,および7.08(各2H,各d,各J=8Hz,CH
6H4);7.22(1H,m,NH);7.3(5H,m,C6H5);7.84(1H,m,
NH);および8.2(1H,m,NH)。
て:C,62.32;H,7.84;N,9.08%)。δ(CDCl3)0.78(6H,
mCH(CH3)2C);1.08−1.86(5H,m,CH2,CH2CH);1.24(9
H,s,(CH3)3C);2.56(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.44−3.2
(6H,m,2XCH2,2XCH);4.4(1H,m,NHCHCO);5.0(2H,s,
CH 2C5H6;6.82,および7.08(各2H,各d,各J=8Hz,CH
6H4);7.22(1H,m,NH);7.3(5H,m,C6H5);7.84(1H,m,
NH);および8.2(1H,m,NH)。
先行するメチルエステルはつぎのように製造した。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピル〕−L−
ロイシル−O−3級ブチル−L−チロシンN−メチルア
ミド エタノール(10ml)中N−ベンジルオキシカルボニル−
O−3級ブチル−L−チロシンN−メチルアミド(2.4
g,6.2mM)をシクロヘキセン(4ml)、酢酸(0.38g,6.2m
M)およびパラジウム炭(10%,1g)と、アルゴン気流中
で20分間還流加熱した。溶媒を減圧留去しO−3級ブチ
ル−L−チロシンN−メチルアミドアセテートを得た。
融点121−123℃。このものをジクロルメタン(50ml)に
溶解し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(50ml)と振つ
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮して
粗ゴム状のO−3級ブチル−L−チロシンN−メチルア
ミドを得た。そのままつぎの段階に用いた。ジクロルメ
タン(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボ
ニル〕アミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピ
ル〕−L−ロイシン塩酸塩(418mg,1mM)を1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール(159mg,1.0mM)、N−メチル
モルホリン(210mg,2mM)、O−3級ブチル−L−チロ
シンN−メチルアミド(275mg,1.1mM)およびN−(3
−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイ
ミド塩酸塩(200mg,1.04mM)で0℃でかくはん処理し
た。反応混合物はN−メチルモルホリンでpH7とし、16
時間をかけて20℃とした。反応混合物はジクロルメタン
で希釈し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および3Nく
えん酸水溶液で順次に洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮してN−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)アミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピル〕
−L−ロイシン−O−3級ブチル−L−チロシン−N−
メチルアミド(350mg,0.6mM)を得た。酢酸エチル/ヘ
キサンより結晶化、針状晶。融点66−68℃。
ミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピル〕−L−
ロイシル−O−3級ブチル−L−チロシンN−メチルア
ミド エタノール(10ml)中N−ベンジルオキシカルボニル−
O−3級ブチル−L−チロシンN−メチルアミド(2.4
g,6.2mM)をシクロヘキセン(4ml)、酢酸(0.38g,6.2m
M)およびパラジウム炭(10%,1g)と、アルゴン気流中
で20分間還流加熱した。溶媒を減圧留去しO−3級ブチ
ル−L−チロシンN−メチルアミドアセテートを得た。
融点121−123℃。このものをジクロルメタン(50ml)に
溶解し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(50ml)と振つ
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮して
粗ゴム状のO−3級ブチル−L−チロシンN−メチルア
ミドを得た。そのままつぎの段階に用いた。ジクロルメ
タン(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボ
ニル〕アミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピ
ル〕−L−ロイシン塩酸塩(418mg,1mM)を1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾール(159mg,1.0mM)、N−メチル
モルホリン(210mg,2mM)、O−3級ブチル−L−チロ
シンN−メチルアミド(275mg,1.1mM)およびN−(3
−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイ
ミド塩酸塩(200mg,1.04mM)で0℃でかくはん処理し
た。反応混合物はN−メチルモルホリンでpH7とし、16
時間をかけて20℃とした。反応混合物はジクロルメタン
で希釈し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および3Nく
えん酸水溶液で順次に洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮してN−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)アミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピル〕
−L−ロイシン−O−3級ブチル−L−チロシン−N−
メチルアミド(350mg,0.6mM)を得た。酢酸エチル/ヘ
キサンより結晶化、針状晶。融点66−68℃。
(実験値:C,64.7;H,8.1;N,9.2;C33H48N4O7として:C,4.
7;H,7.9;N,9.1%)。δ(CDCl3)0.88(6H,d,J=7Hz,(C
H3)2C);1.32(9H,s,(CH3)3C);1.16−2.0(5H,m,CH2,
CH2CH);2.72(3H,d,J=5Hz,CH 3NH);3.02to3.4(6H,m,
2XCH,2XCH2);3.66(3H,s,CH3O);4.58(1H,m,NHCHC
O);5.08(2H,s,CH 2C5H6;5.2(1H,m,NH);6.54(1H,m,N
H);6.88,および7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C6H4);7.3
2(5H,m,C6H5);7.52(1H,m,NH)。
7;H,7.9;N,9.1%)。δ(CDCl3)0.88(6H,d,J=7Hz,(C
H3)2C);1.32(9H,s,(CH3)3C);1.16−2.0(5H,m,CH2,
CH2CH);2.72(3H,d,J=5Hz,CH 3NH);3.02to3.4(6H,m,
2XCH,2XCH2);3.66(3H,s,CH3O);4.58(1H,m,NHCHC
O);5.08(2H,s,CH 2C5H6;5.2(1H,m,NH);6.54(1H,m,N
H);6.88,および7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C6H4);7.3
2(5H,m,C6H5);7.52(1H,m,NH)。
上記の中間体はつぎのように製造した。
(c)N−ベンジルオキシカルボニル−O−3級ブチル
−L−チロシン ベンジルオキシカルボニル−O−3級ブチル−L−チロ
シンジシクロヘキシルアミン塩(5g,0.9mM)をくえん酸
水溶液(25ml,1M)に溶解し、酢酸エチル(3×50ml)
抽出した。有機層を硫酸ナトリウム乾燥し減圧濃縮し、
ゴム状遊離酸(4.1g)を得た。このものはジクロメタン
(100ml)に溶解し、ヒドロキシベンゾトリアゾール
(1.5g,10mM)、メチルアミン塩酸塩(0.56g,18mM)お
よびジシクロヘキシルカルボジイミド(2.1g,10mM)で
0℃でたえずかくはんしながら処理した。反応混合物は
16時間をかけて20℃とし濾過した。濾液はジクロルメタ
ンで希釈し水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液およびくえ
ん酸水溶液(1M)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧濃縮してベンジルオキシカルボニル−O−3級ブチル
−L−チロシンN−メチルアミド(2.5g)を得た。酢酸
エチル/ヘキサンより結晶化。針状晶。融点124−125
℃。
−L−チロシン ベンジルオキシカルボニル−O−3級ブチル−L−チロ
シンジシクロヘキシルアミン塩(5g,0.9mM)をくえん酸
水溶液(25ml,1M)に溶解し、酢酸エチル(3×50ml)
抽出した。有機層を硫酸ナトリウム乾燥し減圧濃縮し、
ゴム状遊離酸(4.1g)を得た。このものはジクロメタン
(100ml)に溶解し、ヒドロキシベンゾトリアゾール
(1.5g,10mM)、メチルアミン塩酸塩(0.56g,18mM)お
よびジシクロヘキシルカルボジイミド(2.1g,10mM)で
0℃でたえずかくはんしながら処理した。反応混合物は
16時間をかけて20℃とし濾過した。濾液はジクロルメタ
ンで希釈し水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液およびくえ
ん酸水溶液(1M)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧濃縮してベンジルオキシカルボニル−O−3級ブチル
−L−チロシンN−メチルアミド(2.5g)を得た。酢酸
エチル/ヘキサンより結晶化。針状晶。融点124−125
℃。
(実験値:C,68.7;H,7.9;N,7.4。C22H28N2O4として:C,6
8.7,H,7.3;N,7.3%);δ(CDCl3)1.34(9H,s,(CH3)
3C);2.68(3H,d,J=4HzNHCH 3);2.94および3.1(2H,各
dd,各J=15Hz,J=6Hz,CH 2C6H4);4.3(1H,q,J=5Hz NH
CHCO);5.08(2H,s,CH 2C6H5);5.34(1H,m,NH);5.58
各(1H,m,NH);6.88,7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C
6H4);7.3(5H,m,C6H5)。
8.7,H,7.3;N,7.3%);δ(CDCl3)1.34(9H,s,(CH3)
3C);2.68(3H,d,J=4HzNHCH 3);2.94および3.1(2H,各
dd,各J=15Hz,J=6Hz,CH 2C6H4);4.3(1H,q,J=5Hz NH
CHCO);5.08(2H,s,CH 2C6H5);5.34(1H,m,NH);5.58
各(1H,m,NH);6.88,7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C
6H4);7.3(5H,m,C6H5)。
例6 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル〕ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−ペンチル−L−チロシンN−メチルアミド メタノール(10ml)中1(280mg,0.47mM)を含む溶液を
かくはんしておき、水酸化ナトリウム希水溶液(0.7ml,
1M)を加えた。室温で48時間かくはんしたあと、反応物
を酢酸で中和し減圧濃縮して固体とした。メタノール/
水より再結し、固体状の標記化合物(107mg)を得た。
融点165−170℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−ペンチル−L−チロシンN−メチルアミド メタノール(10ml)中1(280mg,0.47mM)を含む溶液を
かくはんしておき、水酸化ナトリウム希水溶液(0.7ml,
1M)を加えた。室温で48時間かくはんしたあと、反応物
を酢酸で中和し減圧濃縮して固体とした。メタノール/
水より再結し、固体状の標記化合物(107mg)を得た。
融点165−170℃。
δ(d6DMSO)0.8(6H,dd,J=5Hz,J=CH2CH(CH3)2);0.8
7(3H,t,J=7Hz,CH2 CH 3);1.1−1.25(2H,m,CH 2CH(CH3)
2);1.26−1.85(9H,m,OCH2(CH 2)3CH3),NHCH2 CH 2CH,
CH2 CH(CH3));2.56(3H,d,J=8Hz,CONHCH 3);2.6−3.65
(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO2H,α−CH,CH2Tyr);3.87(2H,t,
J=7Hz,OCH 2CH2);4.42(1H,dd,J=7 15Hz α−CH);5.
02(2H,s,CH 2C6H5);6.77(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.10(2
H,d,J=8Hz,Tyr);7.26(1H,br,CONH);7.35(5H,s,C6H
5);7.85(1H,br,CONH);8.14(1H,d,J=8Hz,CONH)。
7(3H,t,J=7Hz,CH2 CH 3);1.1−1.25(2H,m,CH 2CH(CH3)
2);1.26−1.85(9H,m,OCH2(CH 2)3CH3),NHCH2 CH 2CH,
CH2 CH(CH3));2.56(3H,d,J=8Hz,CONHCH 3);2.6−3.65
(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO2H,α−CH,CH2Tyr);3.87(2H,t,
J=7Hz,OCH 2CH2);4.42(1H,dd,J=7 15Hz α−CH);5.
02(2H,s,CH 2C6H5);6.77(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.10(2
H,d,J=8Hz,Tyr);7.26(1H,br,CONH);7.35(5H,s,C6H
5);7.85(1H,br,CONH);8.14(1H,d,J=8Hz,CONH)。
先行するエステルはつぎのように合成した。
(a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−ペンチル−L−チロシンN−メチルア
ミド N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シン塩酸塩(418mg,1mM)をジクロメタン(10ml)に含
有する溶液を、かくはんし、0℃に冷却しておいて、N
−メチルモルホリン(101mg)、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(153mg,1mM)およびジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(206mg,1mM)を加えた。0℃で15分して
から、O−ペンチル−L−チロシンN−メチルアミド
(265mg)(N−ベンジルオキシカルボニルプリカーサ
ーより常法で製造)をジクロルメタン(10ml)に溶解し
て加えた。反応混合物は放置かくはんして室温に戻し、
1夜後濾過した。水、3Nくえん酸、重炭酸ナトリウム飽
和水溶液および水で洗つた。洗浄された有機抽出物は乾
燥し減圧で濃縮して油状とした。シリカクロマトグラフ
イーで酢酸エチル溶出し、N−〔3−N−(ベンジルオ
キシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボ
ニルプロピル〕−L−ロイシル−O−ペンチル−L−チ
ロシンN−メチルアミドを得た。固体(359mg)。融点8
1−85℃。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−ペンチル−L−チロシンN−メチルア
ミド N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シン塩酸塩(418mg,1mM)をジクロメタン(10ml)に含
有する溶液を、かくはんし、0℃に冷却しておいて、N
−メチルモルホリン(101mg)、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(153mg,1mM)およびジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(206mg,1mM)を加えた。0℃で15分して
から、O−ペンチル−L−チロシンN−メチルアミド
(265mg)(N−ベンジルオキシカルボニルプリカーサ
ーより常法で製造)をジクロルメタン(10ml)に溶解し
て加えた。反応混合物は放置かくはんして室温に戻し、
1夜後濾過した。水、3Nくえん酸、重炭酸ナトリウム飽
和水溶液および水で洗つた。洗浄された有機抽出物は乾
燥し減圧で濃縮して油状とした。シリカクロマトグラフ
イーで酢酸エチル溶出し、N−〔3−N−(ベンジルオ
キシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボ
ニルプロピル〕−L−ロイシル−O−ペンチル−L−チ
ロシンN−メチルアミドを得た。固体(359mg)。融点8
1−85℃。
(実験値:C,64.78;H,8.05;N,8.82。C34H52N4O7としてC,
64.94;H,8.34;N,8.91%);δ(CDCl3)0.83(3H,d,J=
5Hz,CH2CH(CH3));0.87(3H,d,J=5Hz,CH2CH(CH 3);0.8
7(3H,d,J=5Hz,CH2CH(CH3);0.92(3H,d,J=7Hz,CH
2 CH 3);1.0−2.0(1.2H,NHCH2 CH 2,NH,CH 2 CH(CH3)2,OCH
2(CH 2)3CH3);2.75(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);2.9−3.6
(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO2H,α−CH,CH2Tyr);3.66(3H,s,
OCH3);3.9(2H,t,J=7Hz,OCH 2CH2);4.58(1H,dd,J=
7および15Hz,CH);5.11(3H,br,CH 2C6H5CONH);6.58
(1H,br,CONH);6.81(2H,d,J=8Hz,C6H4);7.10(2H,
d,J=8Hz,C6H4);7.36(5H,s,C6H5);7.47(1H,d,J=8H
z,CONH)。
64.94;H,8.34;N,8.91%);δ(CDCl3)0.83(3H,d,J=
5Hz,CH2CH(CH3));0.87(3H,d,J=5Hz,CH2CH(CH 3);0.8
7(3H,d,J=5Hz,CH2CH(CH3);0.92(3H,d,J=7Hz,CH
2 CH 3);1.0−2.0(1.2H,NHCH2 CH 2,NH,CH 2 CH(CH3)2,OCH
2(CH 2)3CH3);2.75(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);2.9−3.6
(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO2H,α−CH,CH2Tyr);3.66(3H,s,
OCH3);3.9(2H,t,J=7Hz,OCH 2CH2);4.58(1H,dd,J=
7および15Hz,CH);5.11(3H,br,CH 2C6H5CONH);6.58
(1H,br,CONH);6.81(2H,d,J=8Hz,C6H4);7.10(2H,
d,J=8Hz,C6H4);7.36(5H,s,C6H5);7.47(1H,d,J=8H
z,CONH)。
N−ベンジルオキシカルボニル−O−ペンチル−L−チ
ロシンN−メチルアミドはつぎのように合成した。
ロシンN−メチルアミドはつぎのように合成した。
(c)N−(ベンジルオキシカルボニル)−O−ペンチ
ル−L−チロシンN−メチルアミド N−ベンジルオキシカルボニル−O−ペンチル−L−チ
ロシ(8.3g,2.2mM)をTHF(120ml)に含有する溶液を0
℃でかくはんしておき、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール(3.6g,24mM)およびジクロヘキシルカルボジイミ
ド(4.9g,24mM)を加えた。0℃で25分かくはんしてか
らメチルアミンのTHF溶液(7.2ml,5M)を加え、反応混
合物は、かくはんし、1夜をかけて室温とした。反応混
合物は濾過し、減圧蒸発させジクロルメタン(150ml)
に溶解した。ジクロルメタン抽出物は、水、3Nくえん
酸、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および水で洗い、乾燥
し、濾過し、減圧濃縮して固体とした。酢酸エチルより
再結し、必要とするN−メチルアミドを得た。針状晶。
6.43g。融点132−135℃。
ル−L−チロシンN−メチルアミド N−ベンジルオキシカルボニル−O−ペンチル−L−チ
ロシ(8.3g,2.2mM)をTHF(120ml)に含有する溶液を0
℃でかくはんしておき、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール(3.6g,24mM)およびジクロヘキシルカルボジイミ
ド(4.9g,24mM)を加えた。0℃で25分かくはんしてか
らメチルアミンのTHF溶液(7.2ml,5M)を加え、反応混
合物は、かくはんし、1夜をかけて室温とした。反応混
合物は濾過し、減圧蒸発させジクロルメタン(150ml)
に溶解した。ジクロルメタン抽出物は、水、3Nくえん
酸、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および水で洗い、乾燥
し、濾過し、減圧濃縮して固体とした。酢酸エチルより
再結し、必要とするN−メチルアミドを得た。針状晶。
6.43g。融点132−135℃。
(実験値:C,69.30;H,7.63;N,7.43。C23H30N2O4としてC,
69.32;H,7.59;N,7.03%);δ(CDCl3)0.92(3H,J=7H
z,CH2 CH 3);1.25−2.0(6H,m,OCH2(CH 2)3CH3);2.71(3
H,t,J=5Hz,CONHCH 3);3.0(2H,m,CH2Tyr);3.92(3H,
t,J=7Hz,OCH2 CH 3);4.29(1H,dd,J=7および15Hz,α
−CH);5.09(2H,s,CH 2C6H5);5.37(1H,br,CONH);5.6
9(1H,br,CONH);6.82(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.08(2H,
d,J=8Hz,Tyr);7.53(5H,m,C6H5)。
69.32;H,7.59;N,7.03%);δ(CDCl3)0.92(3H,J=7H
z,CH2 CH 3);1.25−2.0(6H,m,OCH2(CH 2)3CH3);2.71(3
H,t,J=5Hz,CONHCH 3);3.0(2H,m,CH2Tyr);3.92(3H,
t,J=7Hz,OCH2 CH 3);4.29(1H,dd,J=7および15Hz,α
−CH);5.09(2H,s,CH 2C6H5);5.37(1H,br,CONH);5.6
9(1H,br,CONH);6.82(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.08(2H,
d,J=8Hz,Tyr);7.53(5H,m,C6H5)。
先行する酸はつぎのように合成した。
(d)N−(ベンジルオキシカルボニル)−O−ペンチ
ル−L−チロシン N−ベンジルオキシカルボニル−L−チロシン(12.61
g,40mM)を乾燥DMF(150ml)に含有する溶液を10℃でか
くはんしながら、水素化ナトリウム(2.76g,80%油中分
散物)をアルゴン気流中で加えた。10℃で1時間かくは
んしてから、n−ブロムペンタン(6.04g,40mM)を加
え、反応混合物はかくはんし,1夜をかけて室温に戻し
た。水(800ml)および酢酸エチル(800ml)を加え、分
れた有機相を酸性とし、酢酸エチル(200ml×3)で抽
出した。有機抽出物は乾燥し、濾過し、濃縮して油状と
した。シリカクロマトグラフイー酢酸エチル溶出してN
−ベンジルオキシカルボニル−O−ペンチル−L−チロ
シンを得た。エーテル/ヘキサンより再結し固型物(8.
5g)を得た。融点77−81℃。
ル−L−チロシン N−ベンジルオキシカルボニル−L−チロシン(12.61
g,40mM)を乾燥DMF(150ml)に含有する溶液を10℃でか
くはんしながら、水素化ナトリウム(2.76g,80%油中分
散物)をアルゴン気流中で加えた。10℃で1時間かくは
んしてから、n−ブロムペンタン(6.04g,40mM)を加
え、反応混合物はかくはんし,1夜をかけて室温に戻し
た。水(800ml)および酢酸エチル(800ml)を加え、分
れた有機相を酸性とし、酢酸エチル(200ml×3)で抽
出した。有機抽出物は乾燥し、濾過し、濃縮して油状と
した。シリカクロマトグラフイー酢酸エチル溶出してN
−ベンジルオキシカルボニル−O−ペンチル−L−チロ
シンを得た。エーテル/ヘキサンより再結し固型物(8.
5g)を得た。融点77−81℃。
(実験値:C,68.58;H,7.19;N,3.77;C22H27NO5として:C,6
8.55;H,7.06;N,3.63%)δ(CDCl3)0.92(3H,t,J=7H
z,CH2 CH 3);1.29−1.52(4H,m,CH2アルキル)1.66−1.8
6(2H,m,CH2アルキル);3.0−3.12(2H,m,CH2Tyr);3.9
3,(2H,t,J=7HzOCH 2CH3);4.67(1H,m,CH);5.12(2H,
s,CH 2C6H5);5.2(1H,t,J=8Hz,CONH);6.82(2H,d,J=
8Hz,CH6H4);7.07(2H,d,J=8Hz,CH6H4);7;35(5H,s,C
6H5)。
8.55;H,7.06;N,3.63%)δ(CDCl3)0.92(3H,t,J=7H
z,CH2 CH 3);1.29−1.52(4H,m,CH2アルキル)1.66−1.8
6(2H,m,CH2アルキル);3.0−3.12(2H,m,CH2Tyr);3.9
3,(2H,t,J=7HzOCH 2CH3);4.67(1H,m,CH);5.12(2H,
s,CH 2C6H5);5.2(1H,t,J=8Hz,CONH);6.82(2H,d,J=
8Hz,CH6H4);7.07(2H,d,J=8Hz,CH6H4);7;35(5H,s,C
6H5)。
例7 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−3(メチル)ブチル−L−チロシンN−メチル
アミド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−3(メチル)ブチル−
L−チロシンN−メチルアミド(270mg,0.43mM)を、20
℃で48時間、水酸化ナトリウム水溶液(1.3ml,0.5mM)
で処理した。反応混合物は酢酸でpH4にし減圧で溶媒を
留去しN−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−3−(メチル)ブチル−L−チロシンN−メチ
ルアミド(121mg)を得た。メタノール/水より結晶化
して針状晶を得た。融点155−160℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−3(メチル)ブチル−L−チロシンN−メチル
アミド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−3(メチル)ブチル−
L−チロシンN−メチルアミド(270mg,0.43mM)を、20
℃で48時間、水酸化ナトリウム水溶液(1.3ml,0.5mM)
で処理した。反応混合物は酢酸でpH4にし減圧で溶媒を
留去しN−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−3−(メチル)ブチル−L−チロシンN−メチ
ルアミド(121mg)を得た。メタノール/水より結晶化
して針状晶を得た。融点155−160℃。
(実験値:C,63.7;H,7.7;N,9.2。C33H48N4O7として:C,6
4.7;H,7.9;N,9.1%);δ((CD3)2SO)0.8および0.92
(12H,各m,2H(CH3)2C);1.0−1.9(8H,m,3XCH2,2XCH);
2.56(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.76−3.8(6H,m,2XCH2,2X
CH);3.92(2H,m,CH2O);4.52(1H,m,NHCHCO);5.0(2
H,s,CH 2C6H5;6.76,および7.1(各2H,各d,各J=8Hz,C6H
4);7.34(5H,m,C6H5);7.9(1H,m,NH);8.1(1H,m,N
H)。
4.7;H,7.9;N,9.1%);δ((CD3)2SO)0.8および0.92
(12H,各m,2H(CH3)2C);1.0−1.9(8H,m,3XCH2,2XCH);
2.56(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.76−3.8(6H,m,2XCH2,2X
CH);3.92(2H,m,CH2O);4.52(1H,m,NHCHCO);5.0(2
H,s,CH 2C6H5;6.76,および7.1(各2H,各d,各J=8Hz,C6H
4);7.34(5H,m,C6H5);7.9(1H,m,NH);8.1(1H,m,N
H)。
先行するメチルエステルはつぎのように製造した。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピル〕−L−
ロイシル−O−3(メチル)ブチル−L−チロシンN−
メチルアミド ジクロルメタン(10ml)中3級ブチルオキシカルボニル
−O−3−メチルブチル−L−チロシンN−メチルアミ
ド(401mg,1.1mM)をトリフルオル酢酸(10ml)で20℃
で1.5時間処理した。溶液は減圧濃縮してゴム状とし、
塩化水素飽和エーテルを溶解し、そしてこの操作を2度
反復しO−3(メチル)ブチル−L−チロシン−N−メ
チルアミド塩損塩をえた。このものは、そのままつぎの
段階を用いた。N−(3−N−(ベンジルオキシカルボ
ニル)アミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピ
ル)−L−ロイシン塩酸塩(418mg,1mM)をジクロルメ
タン(20ml)およびジメチルホルムアミド(2ml)中
で、N−メチルモルホリン(420mg,4mM)、1−ヒドロ
キシトリアゾール(159mg,1.04mM)、O−3−メチルブ
チル−L−チロシンN−メチルアミド塩酸塩(1.1mM)
およびN−エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩(200mg,1.04mM)で0℃で連
続かくはん処理した。反応混合物は、16時間をかけて20
℃に戻した。ジクロルメタン(30ml)で希釈し、水、重
炭酸ナトリウム飽和水溶液およびくえん酸水溶液(1M)
で順次に洗い、硫酸ナトリウム乾燥し、減圧濃縮してN
−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1
−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L−ロイシ
ル−O−3(メチル)ブチル−L−チロシンN−メチル
アミド(360mg,0.57mM)を得た。酢酸エチル/ヘキサン
より結晶化して針状晶。融点78−81℃。
ミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピル〕−L−
ロイシル−O−3(メチル)ブチル−L−チロシンN−
メチルアミド ジクロルメタン(10ml)中3級ブチルオキシカルボニル
−O−3−メチルブチル−L−チロシンN−メチルアミ
ド(401mg,1.1mM)をトリフルオル酢酸(10ml)で20℃
で1.5時間処理した。溶液は減圧濃縮してゴム状とし、
塩化水素飽和エーテルを溶解し、そしてこの操作を2度
反復しO−3(メチル)ブチル−L−チロシン−N−メ
チルアミド塩損塩をえた。このものは、そのままつぎの
段階を用いた。N−(3−N−(ベンジルオキシカルボ
ニル)アミノ−1−(R)メトキシカルボニルプロピ
ル)−L−ロイシン塩酸塩(418mg,1mM)をジクロルメ
タン(20ml)およびジメチルホルムアミド(2ml)中
で、N−メチルモルホリン(420mg,4mM)、1−ヒドロ
キシトリアゾール(159mg,1.04mM)、O−3−メチルブ
チル−L−チロシンN−メチルアミド塩酸塩(1.1mM)
およびN−エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩(200mg,1.04mM)で0℃で連
続かくはん処理した。反応混合物は、16時間をかけて20
℃に戻した。ジクロルメタン(30ml)で希釈し、水、重
炭酸ナトリウム飽和水溶液およびくえん酸水溶液(1M)
で順次に洗い、硫酸ナトリウム乾燥し、減圧濃縮してN
−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1
−(R)−メトキシカルボニルプロピル)−L−ロイシ
ル−O−3(メチル)ブチル−L−チロシンN−メチル
アミド(360mg,0.57mM)を得た。酢酸エチル/ヘキサン
より結晶化して針状晶。融点78−81℃。
(実験値:C,65.8;H,8.0;N,8.9;C34H50N4O7として:C,64.
8;H,8.3;N,8.9%);δ(CDCl3)0.86(6H,dd,J=6HzJ
=1Hz(CH3)2C);0.94(6H,d,J=6Hz,(CH3)2C);1.02−
2.0(8H,m,3H(CH2),2XCH);2.74(3H,d,J=4Hz,CH 3N
H);2.92−3.42(6H,m,2XCH2,2XCH);3.66(3H,s,CH
3O);3.92(2H,t,J=6Hz,CH2O);4.58(1H,m,NHCHC
O);5.1(2H,s,CH 2C6H5);5.16(1H,m,NH);6.52(1H,
m,NH);6.78and7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C6H4);7.3
(5H,m,C6H5);7.74(1H,m,NH)。
8;H,8.3;N,8.9%);δ(CDCl3)0.86(6H,dd,J=6HzJ
=1Hz(CH3)2C);0.94(6H,d,J=6Hz,(CH3)2C);1.02−
2.0(8H,m,3H(CH2),2XCH);2.74(3H,d,J=4Hz,CH 3N
H);2.92−3.42(6H,m,2XCH2,2XCH);3.66(3H,s,CH
3O);3.92(2H,t,J=6Hz,CH2O);4.58(1H,m,NHCHC
O);5.1(2H,s,CH 2C6H5);5.16(1H,m,NH);6.52(1H,
m,NH);6.78and7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C6H4);7.3
(5H,m,C6H5);7.74(1H,m,NH)。
先行する中間体はつぎのように製造した。
(c)3級ブチル−オキシカルボニル−O−3(メチ
ル)ブチル−L−チロシンN−メチルアミド 乾燥ジメチルホルムアミド(200ml)中3級ブチルオキ
シカルボニル−L−チロシン(14.1g,50mM)を水酸化ナ
トリウム(3.45g,114mM)でアルゴン中で10℃で1時間
処理した。3(メチル)ブチルブロマイド(8.3g,55m
M)を加え反応混合物は、20時間で20℃に戻した。水(2
00ml)を加え、溶液を酢酸エチル(2×300ml)で洗い6
NHClでpH1に調整した。溶液は酢酸エチルで抽出し抽出
物は硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮し3級ブチルオキ
シカルボニル−O−3(メチル)ブチル−L−チロシン
(15g,35mM)を得た。ゴム状。ゴムはジクロメタン(20
0ml)に溶解し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(5.8g,38mM)、メチルアミン塩酸塩(2.2g,70mM)、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド(7.8g,38mM)で処理
し、N−メチルモルホリンでpH7に調整し連続かくはん
し、16時間で0℃から20℃とした。反応物を濾過し、
水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、くえん酸飽和水溶液
で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、3級
ブチルオキシカルボニル−O−3(メチル)ブチル−L
−チロシンN−メチルアミド(6.45g,17mM)を得た。酢
酸エチル/ヘキサンより結晶化して。針状晶。融点115
−116℃。
ル)ブチル−L−チロシンN−メチルアミド 乾燥ジメチルホルムアミド(200ml)中3級ブチルオキ
シカルボニル−L−チロシン(14.1g,50mM)を水酸化ナ
トリウム(3.45g,114mM)でアルゴン中で10℃で1時間
処理した。3(メチル)ブチルブロマイド(8.3g,55m
M)を加え反応混合物は、20時間で20℃に戻した。水(2
00ml)を加え、溶液を酢酸エチル(2×300ml)で洗い6
NHClでpH1に調整した。溶液は酢酸エチルで抽出し抽出
物は硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮し3級ブチルオキ
シカルボニル−O−3(メチル)ブチル−L−チロシン
(15g,35mM)を得た。ゴム状。ゴムはジクロメタン(20
0ml)に溶解し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(5.8g,38mM)、メチルアミン塩酸塩(2.2g,70mM)、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド(7.8g,38mM)で処理
し、N−メチルモルホリンでpH7に調整し連続かくはん
し、16時間で0℃から20℃とした。反応物を濾過し、
水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、くえん酸飽和水溶液
で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、3級
ブチルオキシカルボニル−O−3(メチル)ブチル−L
−チロシンN−メチルアミド(6.45g,17mM)を得た。酢
酸エチル/ヘキサンより結晶化して。針状晶。融点115
−116℃。
(実験値:C,66.3;H,9.3;N,8.0;C20H32N2O4として:C,65.
9,H,8.9;N,7.7%);δ(CDCl3)0.94(6H,d,J=6Hz,(C
H3)2C);1.42(9H,s,(CH3)3);1.6−2.0(3H,m,CH2CH)
2.74(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);3.0(2H,m,CH 2C6H4);3.9
(2H,t,J=8Hz,CH2O);4.24(1H,m,NHCHCO);5.08(1
H,m,NH);5.8(1H,m,NH)6.8,および7.06(各2H,各d,各
J=8Hz,C6H4)。
9,H,8.9;N,7.7%);δ(CDCl3)0.94(6H,d,J=6Hz,(C
H3)2C);1.42(9H,s,(CH3)3);1.6−2.0(3H,m,CH2CH)
2.74(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);3.0(2H,m,CH 2C6H4);3.9
(2H,t,J=8Hz,CH2O);4.24(1H,m,NHCHCO);5.08(1
H,m,NH);5.8(1H,m,NH)6.8,および7.06(各2H,各d,各
J=8Hz,C6H4)。
例8 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−6(メチル)ヘプチル−L−チロシンN−メチ
ルアミド N′−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ
−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロ
イシル−O−6−メチルヘプチル−L−チロシンN−メ
チルアミド(0.16g,0.24mM)をメタノール(10ml)中
で、水酸化ナトリウム水溶液(0.7ml,0.5M)でかくはん
しながら20℃で24時間処理した。酢酸でpH7とし、減圧
濃縮して白色固体を得た。酢酸エチルおよび水で洗い乾
燥乾燥し、N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)アミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−
ロイシル−O−6(メチル)ヘプチル−L−チロシンN
−メチルアミドを得た。融点176−177℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−6(メチル)ヘプチル−L−チロシンN−メチ
ルアミド N′−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ
−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロ
イシル−O−6−メチルヘプチル−L−チロシンN−メ
チルアミド(0.16g,0.24mM)をメタノール(10ml)中
で、水酸化ナトリウム水溶液(0.7ml,0.5M)でかくはん
しながら20℃で24時間処理した。酢酸でpH7とし、減圧
濃縮して白色固体を得た。酢酸エチルおよび水で洗い乾
燥乾燥し、N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)アミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−
ロイシル−O−6(メチル)ヘプチル−L−チロシンN
−メチルアミドを得た。融点176−177℃。
(実験値:C,66.3;H,8.2;N,8.4;C36H54N4O7+H2Oとして:
C,64.3,H,8.4;N,8.4%);δ(CDCl3)0.84(12H,m,2H
(CH3)2C);1.0−1.8(14H,m,6XCH2,2XCH);2.56(3H,d,
J=CH 3NH);2.4−3.64(6H,m,2XCH2,2XCH);3.88(2H,
m,CH2O);4.82(1H,m,NHCHCO);5.0(2H,s,CH 2C6H5);
6.74,and7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C6H4);7.18(1H,
m,NH);7.32(5H,m,C6H5);7.8(1H,m,NH);6.08(1H,
m,NH)。
C,64.3,H,8.4;N,8.4%);δ(CDCl3)0.84(12H,m,2H
(CH3)2C);1.0−1.8(14H,m,6XCH2,2XCH);2.56(3H,d,
J=CH 3NH);2.4−3.64(6H,m,2XCH2,2XCH);3.88(2H,
m,CH2O);4.82(1H,m,NHCHCO);5.0(2H,s,CH 2C6H5);
6.74,and7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C6H4);7.18(1H,
m,NH);7.32(5H,m,C6H5);7.8(1H,m,NH);6.08(1H,
m,NH)。
用いたメチルエステルはつぎのように製造した。
(b)N−〔3−N−(ベンゾイルオキシカルボニル)
アミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−
L−ロイシイル−O−(メチル)ヘプチル−L−チロシ
ンN−メチルアミド CH2Cl2(10ml)中N−3級ブチルオキシカルボニル−O
−6メチルヘプチル−L−チロシン−N−メチルアミド
(447mg,1.1mM)を、トリフルオル酢酸(10ml)で20℃
で2時間処理した。溶媒を減圧留去し残留物は塩化水素
飽和エーテルを再溶解した。2度反復し、O−6−メチ
ルヘプチル−L−チロシン−N−メチルアミド塩酸塩を
得た。そしてN−メチルモルホリン(420mg4.4mM)、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(159mg,1.04mM)、N
−〔3−N−(ベンゾイルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シン塩酸塩(418mg,1mM,例1記載のように製造)そして
N−エチル−N′−3′−ジメチルアミノプロピルカル
ボジイミド塩酸塩(200mg,1.04mM)で0℃で処理した。
かくはんしながらN−メチルモルホリンでpH7とし、1
時間で20℃とした。反応物はジクロルメタンで希釈し、
水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液およびくえん酸水溶液
(1M)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して
ゴム状とした。シリカクロマトグラフイーし、酢酸エチ
ル/ヘキサン1:1で溶出し、無色油状のN−〔3−N−
(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メ
トキシカルボニルプロピル〕−L−ロイシル−O−6
(メチル)ヘプチル−L−チロシンN−メチルアミド
(0.17g,0.25mM)を得た。
アミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−
L−ロイシイル−O−(メチル)ヘプチル−L−チロシ
ンN−メチルアミド CH2Cl2(10ml)中N−3級ブチルオキシカルボニル−O
−6メチルヘプチル−L−チロシン−N−メチルアミド
(447mg,1.1mM)を、トリフルオル酢酸(10ml)で20℃
で2時間処理した。溶媒を減圧留去し残留物は塩化水素
飽和エーテルを再溶解した。2度反復し、O−6−メチ
ルヘプチル−L−チロシン−N−メチルアミド塩酸塩を
得た。そしてN−メチルモルホリン(420mg4.4mM)、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(159mg,1.04mM)、N
−〔3−N−(ベンゾイルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シン塩酸塩(418mg,1mM,例1記載のように製造)そして
N−エチル−N′−3′−ジメチルアミノプロピルカル
ボジイミド塩酸塩(200mg,1.04mM)で0℃で処理した。
かくはんしながらN−メチルモルホリンでpH7とし、1
時間で20℃とした。反応物はジクロルメタンで希釈し、
水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液およびくえん酸水溶液
(1M)で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して
ゴム状とした。シリカクロマトグラフイーし、酢酸エチ
ル/ヘキサン1:1で溶出し、無色油状のN−〔3−N−
(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メ
トキシカルボニルプロピル〕−L−ロイシル−O−6
(メチル)ヘプチル−L−チロシンN−メチルアミド
(0.17g,0.25mM)を得た。
(実験値:〔M+H〕+=694.213。C37H56N4O7として:
〔M+H〕+=699.4227);δ(CDCl3)0.88(12H,m,2X
(CH 3)2CH);1.12−1.92(14H,m,6XCH2,2XCH);2.74(3
H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.9−3.42(6H,m,CH2,2XCH);3.64
(3H,s,CH3O);3.9(2H,t,J=5HzCH 2NH);4.6(1H,q,NH
CHCO);5.1(2H,s,CH2C6H5);5.3(1H,m,NH);6.7(1
H,m,NH);6.76および7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C
6H4);7.3(5H,s,C6H5);7.5(1H,m,NH)。
〔M+H〕+=699.4227);δ(CDCl3)0.88(12H,m,2X
(CH 3)2CH);1.12−1.92(14H,m,6XCH2,2XCH);2.74(3
H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.9−3.42(6H,m,CH2,2XCH);3.64
(3H,s,CH3O);3.9(2H,t,J=5HzCH 2NH);4.6(1H,q,NH
CHCO);5.1(2H,s,CH2C6H5);5.3(1H,m,NH);6.7(1
H,m,NH);6.76および7.06(各2H,各d,各J=8Hz,C
6H4);7.3(5H,s,C6H5);7.5(1H,m,NH)。
先行する中間体はつぎのように製造した。
(c)N−3級ブチルカルボニル−O−6−メチルヘプ
チル−L−チロシン−N−メチルアミド 乾燥ジメチルホルムアミド(200ml)中N−3級ブチル
カルボニル−L−チロシン(14.1g,50mM)を、アルゴン
気流中10℃で2時間水素化ナトリウム(3.45g,115mM)
で処理した。6−メチルヘキシルブロマイド(13.1g,50
mM)を加えてかくはんして20℃で16時間続けた。水(20
0ml)を加え、酢酸エチル(400ml)で2度抽出した。水
相を塩酸(6M)でpH1とし、酢酸エチル(400ml)で2度
抽出した。抽出物を合併し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮してゴム状とした。シリカクロマトグラフイー
酢酸エチル溶出で、無色泡状の粗N−3級ブチルオキシ
カルボニル−L−チロシン(4.9g)を得た。ジクロルメ
タン(150ml)中でこの酸(4.9g)を、メチルアミン塩
酸塩(0.8g,25mM)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル(2.1g,14mM)、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(2.8g,14mM)で0℃で処理し、pH7にN−メチルモルホ
リンで調整し、かくはんを続けて16時間で20℃とした。
反応混合物を濾過し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶
液、くえん酸水溶液(1M)で洗い、硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧濃縮してゴム状とした。シリカクロマトグラ
フイーで酢酸エチル/ヘキサン1:1で溶出し、N−3級
ブチルオキシカルボニル−O−6(メチルヘプチル−L
−チロシン−N−メチルアミドとした。酢酸エチルより
結晶化して針状晶とした。融点103−106℃。
チル−L−チロシン−N−メチルアミド 乾燥ジメチルホルムアミド(200ml)中N−3級ブチル
カルボニル−L−チロシン(14.1g,50mM)を、アルゴン
気流中10℃で2時間水素化ナトリウム(3.45g,115mM)
で処理した。6−メチルヘキシルブロマイド(13.1g,50
mM)を加えてかくはんして20℃で16時間続けた。水(20
0ml)を加え、酢酸エチル(400ml)で2度抽出した。水
相を塩酸(6M)でpH1とし、酢酸エチル(400ml)で2度
抽出した。抽出物を合併し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮してゴム状とした。シリカクロマトグラフイー
酢酸エチル溶出で、無色泡状の粗N−3級ブチルオキシ
カルボニル−L−チロシン(4.9g)を得た。ジクロルメ
タン(150ml)中でこの酸(4.9g)を、メチルアミン塩
酸塩(0.8g,25mM)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル(2.1g,14mM)、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(2.8g,14mM)で0℃で処理し、pH7にN−メチルモルホ
リンで調整し、かくはんを続けて16時間で20℃とした。
反応混合物を濾過し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶
液、くえん酸水溶液(1M)で洗い、硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧濃縮してゴム状とした。シリカクロマトグラ
フイーで酢酸エチル/ヘキサン1:1で溶出し、N−3級
ブチルオキシカルボニル−O−6(メチルヘプチル−L
−チロシン−N−メチルアミドとした。酢酸エチルより
結晶化して針状晶とした。融点103−106℃。
(実験値:C,67.5;H,9.5;N,.9。C23H38N2O4として:C,68.
0,H,9.4;N,6.9%);δ(CDCl3)0.88(6H,d,J=6Hz,(C
H3)2C);1.12−1.86(9H,m,(CH2)4CH);1.4(9H,s,(C
H3)3C);2.72(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.98(2H,m,CH 2C6
H4);3.9(2H,t,J=6Hz,O-CH2);4.2(1H,m,NHCHCO);
5.04(1H,m,NH);5.72(1H,m,NH);6.78,および7.26
(各2H,各d,各J=9Hz,C6H4)。
0,H,9.4;N,6.9%);δ(CDCl3)0.88(6H,d,J=6Hz,(C
H3)2C);1.12−1.86(9H,m,(CH2)4CH);1.4(9H,s,(C
H3)3C);2.72(3H,d,J=4Hz,CH 3NH);2.98(2H,m,CH 2C6
H4);3.9(2H,t,J=6Hz,O-CH2);4.2(1H,m,NHCHCO);
5.04(1H,m,NH);5.72(1H,m,NH);6.78,および7.26
(各2H,各d,各J=9Hz,C6H4)。
例9 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−ベンジル−L−チロシンN−メチルアミド メタノール(10ml)中例よりのエステル(0.36g)をか
くはんしておき、希水酸化ナトリウム(1ml,1M)を加え
た。室温で48時間かくはんしてから、反応混合物を酢酸
で中和し、生成物を濾取した。メタノール/水より再結
し、固体状の標記化合物を得た。159mg。融点172−175
℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−ベンジル−L−チロシンN−メチルアミド メタノール(10ml)中例よりのエステル(0.36g)をか
くはんしておき、希水酸化ナトリウム(1ml,1M)を加え
た。室温で48時間かくはんしてから、反応混合物を酢酸
で中和し、生成物を濾取した。メタノール/水より再結
し、固体状の標記化合物を得た。159mg。融点172−175
℃。
(実験値:C,65.70;H,6.91;N,8.40。C35H44N4O7.0.5H2O
としてC,65.50;H,7.06;N,8.73%);δ(d6DMSO)0.80
(6H,m,CH(CH 3)2);1.0−1.35および1.44−1.84(あわ
せて5H,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2);2.4−3.5(9H,NHCH 2C
H2 CHCO2H,α−CH,CH2Tyr,CONHCH 3);4.43(1H,m,α−
CH);5.02(2H,s,CH 2C6H5;6.87(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.
11(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.2−7.6(11H,m,C6H5X2,CON
H);7.86(1H,m,CONH);8.16(1H,d,J=8Hz,CONH)。
としてC,65.50;H,7.06;N,8.73%);δ(d6DMSO)0.80
(6H,m,CH(CH 3)2);1.0−1.35および1.44−1.84(あわ
せて5H,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2);2.4−3.5(9H,NHCH 2C
H2 CHCO2H,α−CH,CH2Tyr,CONHCH 3);4.43(1H,m,α−
CH);5.02(2H,s,CH 2C6H5;6.87(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.
11(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.2−7.6(11H,m,C6H5X2,CON
H);7.86(1H,m,CONH);8.16(1H,d,J=8Hz,CONH)。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−ベンジル−L−チロシンN−メチルア
ミド N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シン(418mg,1mM)をジクロルメタン(50ml)に含有す
る冷(0℃)溶液に、N−メチルモルホリン(0.1g)、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(153mg,1mM)およ
びジシクロヘキシルカルボジイミド(206mg,1mM)を加
えた。0℃で15分間かくはんしたあと、O−ベンジルL
−チロシンN−メチルアミド塩酸塩(321mg,1mM)およ
びN−メチルモルホリン(0.1g)を加えた。45時間をか
けて反応混合物をかくはんして室温に戻した。濾過し、
水、3Nくえん酸、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および水
で洗つた。有機抽出物を乾燥し減圧濃縮して油状とし
た。シリカカラムクロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘ
キサン1:1で溶出し酢酸エステルの増加グラジエントで
泡状の標記化合物を得た。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−ベンジル−L−チロシンN−メチルア
ミド N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シン(418mg,1mM)をジクロルメタン(50ml)に含有す
る冷(0℃)溶液に、N−メチルモルホリン(0.1g)、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(153mg,1mM)およ
びジシクロヘキシルカルボジイミド(206mg,1mM)を加
えた。0℃で15分間かくはんしたあと、O−ベンジルL
−チロシンN−メチルアミド塩酸塩(321mg,1mM)およ
びN−メチルモルホリン(0.1g)を加えた。45時間をか
けて反応混合物をかくはんして室温に戻した。濾過し、
水、3Nくえん酸、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および水
で洗つた。有機抽出物を乾燥し減圧濃縮して油状とし
た。シリカカラムクロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘ
キサン1:1で溶出し酢酸エステルの増加グラジエントで
泡状の標記化合物を得た。
(実験値:〔M+1〕+=647.3417.C36H46N4O7として64
7.3445);δ(CDCl3)0.88(6H,m,CH(CH3)2);1.05−
2.2(6H,m,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2);2.74(3H,d,J=5H
z,CONH3 CH 3);2.96−3.44(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO2,α−C
H,CH2Tyr);3.66(3H,s,OCH3);4.60(1H,dd,J=7およ
び15Hz,α−CH);5.02(2H,s,CH 2C6H5;5.09(2H,s,CH 2C
6H5);6.56(1H,br,CONH);6.90(2H,d,J=8Hz,Tyr);
7.12(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.25−7.6(12H,m,CONHX2,C6
H5X2)。
7.3445);δ(CDCl3)0.88(6H,m,CH(CH3)2);1.05−
2.2(6H,m,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2);2.74(3H,d,J=5H
z,CONH3 CH 3);2.96−3.44(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO2,α−C
H,CH2Tyr);3.66(3H,s,OCH3);4.60(1H,dd,J=7およ
び15Hz,α−CH);5.02(2H,s,CH 2C6H5;5.09(2H,s,CH 2C
6H5);6.56(1H,br,CONH);6.90(2H,d,J=8Hz,Tyr);
7.12(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.25−7.6(12H,m,CONHX2,C6
H5X2)。
この操作で用いたO−ベンジル−L−チロシンN−メチ
ルアミド塩酸塩はつぎのように合成した。
ルアミド塩酸塩はつぎのように合成した。
N−3級ブチルオキシカルボニル−O−ベンジル−L−
チロシンN−メチルアミド(3g)を室温でTFAとCH2Cl2
との混合物(1:1,100ml)に加えた。15分してから揮発
物を減圧除去し、残留物を水に溶解した。固体重炭酸ナ
トリウムで中和し、CH2Cl2で中和し、減圧で蒸発させ固
型物とした。これとエーテル性HClとを共蒸発させてO
−ベンジル−L−チロシンN−メチルアミド塩酸塩を得
た。
チロシンN−メチルアミド(3g)を室温でTFAとCH2Cl2
との混合物(1:1,100ml)に加えた。15分してから揮発
物を減圧除去し、残留物を水に溶解した。固体重炭酸ナ
トリウムで中和し、CH2Cl2で中和し、減圧で蒸発させ固
型物とした。これとエーテル性HClとを共蒸発させてO
−ベンジル−L−チロシンN−メチルアミド塩酸塩を得
た。
(c)N−3級ブトキシカルボニル−O−ベンジル−L
−チロシンN−メチルアミド CH2Cl2(20ml)中N−3級ブトキシカルボニル−O−ベ
ンジル−L−チロシン(7.4g,20mM)、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール(3g,20mM)、メチルアミンHCl(1.
3g,20mM)およびN−メチルモルホリン(2g,20mM)の溶
液をかくはんし0℃に冷却しておきDCC(4.2g,20mM)を
加えた。1夜をかけかくはんし室温に戻し、反応混合物
を濾過し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、3Nくえん酸お
よび食塩水で洗つた。乾燥有機抽出物は減圧濃縮して、
固体状のN−3級ブトキシカルボニル−O−ベンジル−
L−チロシンN−メチルアミドを得た。ジクロルメタン
/ヘキサンより再結し4.5g。融点165−172℃。
−チロシンN−メチルアミド CH2Cl2(20ml)中N−3級ブトキシカルボニル−O−ベ
ンジル−L−チロシン(7.4g,20mM)、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール(3g,20mM)、メチルアミンHCl(1.
3g,20mM)およびN−メチルモルホリン(2g,20mM)の溶
液をかくはんし0℃に冷却しておきDCC(4.2g,20mM)を
加えた。1夜をかけかくはんし室温に戻し、反応混合物
を濾過し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、3Nくえん酸お
よび食塩水で洗つた。乾燥有機抽出物は減圧濃縮して、
固体状のN−3級ブトキシカルボニル−O−ベンジル−
L−チロシンN−メチルアミドを得た。ジクロルメタン
/ヘキサンより再結し4.5g。融点165−172℃。
(実験値:C,68.85;H,7.43;N,7.39;C22H28N2O4としてC,6
8.73;H,7.34;N,7.29%);δ(CDCl3)1.40(9H,s,OC(C
H3)3);2.73(3H,d,J=5HzCONHCH 3);2.96(2H,m,CH2Ty
r);4.25(1H,m,α−CH);5.03(2H,s,CH 2C6H5);5.80
(1H,br,CONH);6.86(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.12(2H,d,
J=8Hz,Tyr);7.3−7.5(5H,m,C6H5)。
8.73;H,7.34;N,7.29%);δ(CDCl3)1.40(9H,s,OC(C
H3)3);2.73(3H,d,J=5HzCONHCH 3);2.96(2H,m,CH2Ty
r);4.25(1H,m,α−CH);5.03(2H,s,CH 2C6H5);5.80
(1H,br,CONH);6.86(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.12(2H,d,
J=8Hz,Tyr);7.3−7.5(5H,m,C6H5)。
例10 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−シクロペンチル−L−チロシンN−メチルアミ
ド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−シクロペンチル−L−
チロシンN−メチルアミド(536mg,0.86mM)の溶液に、
希水酸化ナトリウム(1.8ml,1M)を加えた。室温で24時
間かくはんしてから、反応混合物を濾過し、酢酸で中和
し減圧で濃縮して固体とした。酢酸エチル/水より精製
して標記化合物を得た。245mg。融点160−170℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−シクロペンチル−L−チロシンN−メチルアミ
ド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−シクロペンチル−L−
チロシンN−メチルアミド(536mg,0.86mM)の溶液に、
希水酸化ナトリウム(1.8ml,1M)を加えた。室温で24時
間かくはんしてから、反応混合物を濾過し、酢酸で中和
し減圧で濃縮して固体とした。酢酸エチル/水より精製
して標記化合物を得た。245mg。融点160−170℃。
(実験値:C,64.36;H,7.71;N,9.18;C33H46N4O7+0.25H2O
としてC,64.42,H,7.62;N,9.11%);δ(d6DMSO)0.8
(6H,M,CH(CH 3)2);1.17(2H,m,CH2CH(CH3));1.45−
2.0(11H,m,NHCH2 CH 2,CH2 CH(CH3)2,CH−アルキル));
2.58(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);2.6−3.65(6H,m,NHCH 2C
H2 CHCO2H,α−CH,CH2C6H4);4.42(1H,q,J=7 15Hz,α
−CH);4.73(1H,m,O−CH(シクロペンチル));5.02
(2H,s,CH2C6H5);6.77(2H,d,J=8Hz,C6H4);7.08(2
H,d,J=8Hz,C6H4);7.25(1H,br,CONH);7.35(5H,s,C6
H5);7.85(1H,br,CONH);8.15(1H,d,J=Hz,CONH)。
としてC,64.42,H,7.62;N,9.11%);δ(d6DMSO)0.8
(6H,M,CH(CH 3)2);1.17(2H,m,CH2CH(CH3));1.45−
2.0(11H,m,NHCH2 CH 2,CH2 CH(CH3)2,CH−アルキル));
2.58(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);2.6−3.65(6H,m,NHCH 2C
H2 CHCO2H,α−CH,CH2C6H4);4.42(1H,q,J=7 15Hz,α
−CH);4.73(1H,m,O−CH(シクロペンチル));5.02
(2H,s,CH2C6H5);6.77(2H,d,J=8Hz,C6H4);7.08(2
H,d,J=8Hz,C6H4);7.25(1H,br,CONH);7.35(5H,s,C6
H5);7.85(1H,br,CONH);8.15(1H,d,J=Hz,CONH)。
先行するエステルはつぎのように製造した。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−シクロペンチル−L−チロシンN−メ
チルアミド ジクロルメタン(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオ
キシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボ
ニルプロピル〕−L−ロイシン(418mg,1mM)の溶液に
N−メチルモルホリン(106mg,1mM)を加えた。溶液を
0℃にかくはん冷却し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール(161mg,1.05mM)、N−エチル−N′−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(202mg,1.
05mM)およびN−メチルモルホリン(106mg,1mM)を加
えた。15分してから、ジクロルメタン(5ml)中O−シ
クロペンチル−L−チロシンN−メチルアミド(1.1mM,
N−3級ブトキシカルボニルプリカーサーをトリフルオ
ル酢酸で処理しついでN−メチルモルホリンで中和して
製造)を加えた。かくはんしながら1夜をかけて室温に
戻しジクロルメタン(30ml)で希釈し、水、重炭酸ナト
リウム飽和水溶液および水で洗つた。乾燥有機抽出物は
減圧で濃縮し、油状の標記化合物を得た。0.55g。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−シクロペンチル−L−チロシンN−メ
チルアミド ジクロルメタン(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオ
キシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボ
ニルプロピル〕−L−ロイシン(418mg,1mM)の溶液に
N−メチルモルホリン(106mg,1mM)を加えた。溶液を
0℃にかくはん冷却し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール(161mg,1.05mM)、N−エチル−N′−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(202mg,1.
05mM)およびN−メチルモルホリン(106mg,1mM)を加
えた。15分してから、ジクロルメタン(5ml)中O−シ
クロペンチル−L−チロシンN−メチルアミド(1.1mM,
N−3級ブトキシカルボニルプリカーサーをトリフルオ
ル酢酸で処理しついでN−メチルモルホリンで中和して
製造)を加えた。かくはんしながら1夜をかけて室温に
戻しジクロルメタン(30ml)で希釈し、水、重炭酸ナト
リウム飽和水溶液および水で洗つた。乾燥有機抽出物は
減圧で濃縮し、油状の標記化合物を得た。0.55g。
(実験値:〔M+1〕+=625.3608。C34H49N4O7 とし
て625.3601);δ(CDCl3)0.82(6H,m,CH(CH3)2);1.0
−2.0(11H,m,CH 2 CH(CH3)2,CH−シクロペンチル);2.7
(3H,d,J=Hz,CONHCH 3);2.9−3.5(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO
2H,α−CH,CH2Tyr);3.65(3H,s,OCH3);4.58(1H,dd,
J=7および15Hz,α−CH);4.68(1H,br,?);5.08(2H,
s,CH 2C6H5);5.22(1H,br,CONH);6.68(1H,br,CONH);
6.78(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.10(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.
32(5H,s,C6H5);7.52(1H,d,J=8Hz,CONH)。
て625.3601);δ(CDCl3)0.82(6H,m,CH(CH3)2);1.0
−2.0(11H,m,CH 2 CH(CH3)2,CH−シクロペンチル);2.7
(3H,d,J=Hz,CONHCH 3);2.9−3.5(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO
2H,α−CH,CH2Tyr);3.65(3H,s,OCH3);4.58(1H,dd,
J=7および15Hz,α−CH);4.68(1H,br,?);5.08(2H,
s,CH 2C6H5);5.22(1H,br,CONH);6.68(1H,br,CONH);
6.78(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.10(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.
32(5H,s,C6H5);7.52(1H,d,J=8Hz,CONH)。
この調整で用いたN−(3級ブトキシカルボニル)−O
−シクロペンチル−L−チロシンN−メチルアミドはつ
ぎのように製造した。
−シクロペンチル−L−チロシンN−メチルアミドはつ
ぎのように製造した。
(c)N−(3級ブトキシカルボニル)−O−シクロペ
ンチル−L−チロシンN−メチルアミド ジクロルメタン(40ml)中N−(3級ブトキシカルボニ
ル)−O−シクロペンチル−L−チロシン(6.89g,20m
M)の冷(0℃)溶液に、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール(3.32g,21mM)およびジシクロヘキシルカルボジ
イミド(4.47g,21mM)を加えた。0℃で20分後、ジクロ
ルメタン(20ml)中メチルアミン(1.34g,40mM)の溶液
を加え、1夜をかけて、かくはん下に室温に戻した。反
応混合物を濾過し、水、希(1M)水酸化ナトリウム、3N
くえん酸および水で洗い減圧濃縮して油状とした。酢酸
エチル/ヘキサンより再結して白色結晶状の標記化合物
を得た。1g。融点152−154℃。
ンチル−L−チロシンN−メチルアミド ジクロルメタン(40ml)中N−(3級ブトキシカルボニ
ル)−O−シクロペンチル−L−チロシン(6.89g,20m
M)の冷(0℃)溶液に、1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール(3.32g,21mM)およびジシクロヘキシルカルボジ
イミド(4.47g,21mM)を加えた。0℃で20分後、ジクロ
ルメタン(20ml)中メチルアミン(1.34g,40mM)の溶液
を加え、1夜をかけて、かくはん下に室温に戻した。反
応混合物を濾過し、水、希(1M)水酸化ナトリウム、3N
くえん酸および水で洗い減圧濃縮して油状とした。酢酸
エチル/ヘキサンより再結して白色結晶状の標記化合物
を得た。1g。融点152−154℃。
(実験値:C,66.77;H,8.47;N,7.83。C20H30N2O4としてC,
66.27;H,8.34;N,7.73%);δ(CDCl3)1.40(9H,s,C(C
H3)3);1.5−2.0(8H,CH−cyclopentyl);2.72(3H,d,J
=5Hz,CONHCH 3);2.95(2H,m,CH2Tyr);4.22(1H,dd,J
=7 15Hz,α−CH);4.72(1H,br,O−CH(シクロペンチ
ル));5.07(1H,br,CONH);5.75(1H,br,CONH);6.78
(2H,d,J=8Hz,C6H4);7.10(2H,d,J=8Hz,C6H4)。
66.27;H,8.34;N,7.73%);δ(CDCl3)1.40(9H,s,C(C
H3)3);1.5−2.0(8H,CH−cyclopentyl);2.72(3H,d,J
=5Hz,CONHCH 3);2.95(2H,m,CH2Tyr);4.22(1H,dd,J
=7 15Hz,α−CH);4.72(1H,br,O−CH(シクロペンチ
ル));5.07(1H,br,CONH);5.75(1H,br,CONH);6.78
(2H,d,J=8Hz,C6H4);7.10(2H,d,J=8Hz,C6H4)。
この調製で用いたN−(3級ブトキシカルボニル)−O
−シクロペンチル−L−チロシンはつぎのように製造し
た。
−シクロペンチル−L−チロシンはつぎのように製造し
た。
(d)N−(3級ブトキシカルボニル)−O−シクロペ
ンチル−L−チロシン 乾燥DMF(150ml)中N−3級ブトキシカルボニル−L−
チロシン(11.25g,40mM)の冷(0℃)かくはん溶液
に、アルゴン気流中で水素化ナトリウム(2.76g,油中80
%分散液,92mM)を加えた。10℃で1時間シクロペンチ
ルブロマイド(5.96g,40mM)を加え、1夜かくはん下に
室温に戻した。水(200ml)およびジクロルメタン(300
ml)を加え、水層を分けた。水相はジクロルメタンで洗
い、塩酸酸性とし、シグロルメタン(300ml×2)で再
抽出した。ジクロルメタン抽出物は乾燥し減圧濃縮し油
状とした。シリカクロマトグラフイー酢酸エチル抽出で
泡状の標記化合物(7.05g)を得た。精製しないままつ
ぎの段階で用いた。
ンチル−L−チロシン 乾燥DMF(150ml)中N−3級ブトキシカルボニル−L−
チロシン(11.25g,40mM)の冷(0℃)かくはん溶液
に、アルゴン気流中で水素化ナトリウム(2.76g,油中80
%分散液,92mM)を加えた。10℃で1時間シクロペンチ
ルブロマイド(5.96g,40mM)を加え、1夜かくはん下に
室温に戻した。水(200ml)およびジクロルメタン(300
ml)を加え、水層を分けた。水相はジクロルメタンで洗
い、塩酸酸性とし、シグロルメタン(300ml×2)で再
抽出した。ジクロルメタン抽出物は乾燥し減圧濃縮し油
状とした。シリカクロマトグラフイー酢酸エチル抽出で
泡状の標記化合物(7.05g)を得た。精製しないままつ
ぎの段階で用いた。
例11 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−(2−アミノブチル−2−オキソ)エチル−L
−チロシンN−メチルアミド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−(2−アミノブチル−
2−オキソ)エチル−L−チロシンN−メチルアミド
(199mg,0.3mM)に希水酸化ナトリウム(0.5ml,1M)を
加えた。室温で90時間かくはんしてから、反応混合物は
酢酸で中和し、減圧濃縮した。酢酸エチル/水より精製
し固体状標記化合物を得た。143mg。融点164−170℃。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−(2−アミノブチル−2−オキソ)エチル−L
−チロシンN−メチルアミド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−(2−アミノブチル−
2−オキソ)エチル−L−チロシンN−メチルアミド
(199mg,0.3mM)に希水酸化ナトリウム(0.5ml,1M)を
加えた。室温で90時間かくはんしてから、反応混合物は
酢酸で中和し、減圧濃縮した。酢酸エチル/水より精製
し固体状標記化合物を得た。143mg。融点164−170℃。
(実験値:C,59.44;H,7.39;N,10.49;C34H49N5O8+1.5H2O
としてC,59.81,H,7.68;N,10.26%);δ(d6DMSO)0.7
−1.0(9H,M,CH2 CH 3,CH(CH 3)2);1.2−2.0(9H,m,NHCH
2 CH 2,NHCH2(CH 2)2CH3,CH 2 CH(CH3));2.62−3.64(9H,
m,NHCH 2CH2 CHCO2H,CH,CH2Tyr,CONHCH 3;4.64(2H,s,OCH
2CO);4.56(1H,m,α−CH);5.07(2H,s,CH 2C6H5);6.9
0(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.17(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.34
(5H,br s,C6H5)。
としてC,59.81,H,7.68;N,10.26%);δ(d6DMSO)0.7
−1.0(9H,M,CH2 CH 3,CH(CH 3)2);1.2−2.0(9H,m,NHCH
2 CH 2,NHCH2(CH 2)2CH3,CH 2 CH(CH3));2.62−3.64(9H,
m,NHCH 2CH2 CHCO2H,CH,CH2Tyr,CONHCH 3;4.64(2H,s,OCH
2CO);4.56(1H,m,α−CH);5.07(2H,s,CH 2C6H5);6.9
0(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.17(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.34
(5H,br s,C6H5)。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−(2−アミノブチル−2−オキソ)エ
チル−L−チロシンN−メチルアミド CH2Cl2/DMF(11ml,10:1)中N−〔3−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカル
ボニルプロピル〕−L−ロイシンHCLの冷(0℃)かく
はん溶液に、N−メチルモルホリン(240mg,2.4mM)、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(180mg,1.2mM)お
よびN−エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩(0.24g,1.2mM)を加えた。1
5分かくはんしてから、n−ブチルアミン(90mg,1.2m
M)をCH2Cl2に含有する溶液を0℃で加えた。反応混合
物は1夜かけてかくはん下に室温に戻した。反応混合物
をCH2Cl2(30ml)で希釈し、水(10ml)、3Nくえん酸
(10ml)および重炭酸ナトリウム飽和水溶液(10ml)で
洗い、乾燥し、濾過し、減圧濃縮して油状とした。。酢
酸エチル/ヘキサンより結晶化して標記化合物を得た。
白色固体。0.27g。融点101−107℃。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−(2−アミノブチル−2−オキソ)エ
チル−L−チロシンN−メチルアミド CH2Cl2/DMF(11ml,10:1)中N−〔3−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカル
ボニルプロピル〕−L−ロイシンHCLの冷(0℃)かく
はん溶液に、N−メチルモルホリン(240mg,2.4mM)、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(180mg,1.2mM)お
よびN−エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩(0.24g,1.2mM)を加えた。1
5分かくはんしてから、n−ブチルアミン(90mg,1.2m
M)をCH2Cl2に含有する溶液を0℃で加えた。反応混合
物は1夜かけてかくはん下に室温に戻した。反応混合物
をCH2Cl2(30ml)で希釈し、水(10ml)、3Nくえん酸
(10ml)および重炭酸ナトリウム飽和水溶液(10ml)で
洗い、乾燥し、濾過し、減圧濃縮して油状とした。。酢
酸エチル/ヘキサンより結晶化して標記化合物を得た。
白色固体。0.27g。融点101−107℃。
(実験値:C,62.13;H,7.84;N,10.42;C35H51N5O8+0.5H2O
としてC,61.93,H,7.72;N,10.32%);δ(CDCl3)0.87
(6H,m,CH2CH(CH 3)2);0.94(3H,t,J=7Hz,CH2 CH 3);1.
04−2.0(9H,m,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2,NHCH2(CH 2)2CH
3);2.75(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3;2.85−3.45(9H,M,NHC
H 2CH2 CHCO2H,NHCH 2,α−CH,CH2Tyr);3.66(3H,s,OCH
3;4.42(2H,s,OCH2CO);4.63(1H,dd,J=7および15Hz,
α−CH);5.07(2H,s,CH 2C6H5);5.26(1H,br,CONH);
6.63(1H,br,CONH);6.82(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.15(2
H,d,J=8Hz,Tyr);7.34(5H,s,C6H5);7.58(1H,d,J=1
0Hz,CONH)。
としてC,61.93,H,7.72;N,10.32%);δ(CDCl3)0.87
(6H,m,CH2CH(CH 3)2);0.94(3H,t,J=7Hz,CH2 CH 3);1.
04−2.0(9H,m,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2,NHCH2(CH 2)2CH
3);2.75(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3;2.85−3.45(9H,M,NHC
H 2CH2 CHCO2H,NHCH 2,α−CH,CH2Tyr);3.66(3H,s,OCH
3;4.42(2H,s,OCH2CO);4.63(1H,dd,J=7および15Hz,
α−CH);5.07(2H,s,CH 2C6H5);5.26(1H,br,CONH);
6.63(1H,br,CONH);6.82(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.15(2
H,d,J=8Hz,Tyr);7.34(5H,s,C6H5);7.58(1H,d,J=1
0Hz,CONH)。
例12 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキカルボニル)アミ
ノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシル
−O−(2′−カルボキシエチル−L−ロイシルN−メ
チルアミド)−L−チロシンN−メチルアミド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−(2′−カルボキシエ
チル−L−ロイシルN−メチルアミド)−L−チロシン
N−メチルアミド(300mg,0.4mM)の溶液に、希水酸化
ナトリウム(1.2m0.5M)を加えた。室温で48時間かくは
んしてから、反応混合物は酢酸で中和し減圧濃縮した。
メタノール/水より再結し、標記化合物を得た。固体
(115mg)。融点162−163℃。
ノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシル
−O−(2′−カルボキシエチル−L−ロイシルN−メ
チルアミド)−L−チロシンN−メチルアミド メタノール(10ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−(2′−カルボキシエ
チル−L−ロイシルN−メチルアミド)−L−チロシン
N−メチルアミド(300mg,0.4mM)の溶液に、希水酸化
ナトリウム(1.2m0.5M)を加えた。室温で48時間かくは
んしてから、反応混合物は酢酸で中和し減圧濃縮した。
メタノール/水より再結し、標記化合物を得た。固体
(115mg)。融点162−163℃。
(実験値:C,60.26;H,7.49;N,11.09。C37H54N6O9+0.5H2
OとしてC,60.39;H,7.53;N,11.42%);δ(d6DMSO)0.7
−0.9(12H,m,CH(CH 3)2×2);0.95−1.85(8H,m,CH 2 CH
(CH3)×2,NHCH2 CH 2);2.45−3.7(13H,m,NHCH 2CH2 CHCO2
H,CONHCH 3×2,α−CH×2,CH2Tyr);4.34(1H,m,−C
H);4.46(2H,s,OCH2CO);5.05(2H,s,CH 2C6H5;6.82(2
H,d,J=8Hz,Tyr);7.13(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.24(1H,
br,CONH);7.35(5H,s,C6H5);7.85(1H,br,CONH);7.9
8(2H,br,CONH×2);8.15(1H,d,J=10Hz,CONH)。
OとしてC,60.39;H,7.53;N,11.42%);δ(d6DMSO)0.7
−0.9(12H,m,CH(CH 3)2×2);0.95−1.85(8H,m,CH 2 CH
(CH3)×2,NHCH2 CH 2);2.45−3.7(13H,m,NHCH 2CH2 CHCO2
H,CONHCH 3×2,α−CH×2,CH2Tyr);4.34(1H,m,−C
H);4.46(2H,s,OCH2CO);5.05(2H,s,CH 2C6H5;6.82(2
H,d,J=8Hz,Tyr);7.13(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.24(1H,
br,CONH);7.35(5H,s,C6H5);7.85(1H,br,CONH);7.9
8(2H,br,CONH×2);8.15(1H,d,J=10Hz,CONH)。
この調製におけるエステルは、つぎのように製造した。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−(2′−カルボキシエチル−L−ロイ
シルN−メチルアミド)−L−チロシンN−メチルアミ
ド CH2Cl2/DMF(11ml,10:1)中N−〔3−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカル
ボニルプロピル〕−L−ロイシル−O−(2′−カルボ
キシエチル)−L−チロシンN−メチルアミド(0.6g,
1.1mM)の冷(0℃)溶液に、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(0.18g,1.2mM)、N−エチル−N′−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.
24g,1.2mM)およびN−メチルモルホリン(0.24g,2.4m
M)を加えた。そしてかくはんし、1夜で室温に戻し
た。反応混合物は、CH2Cl2(30ml)で希釈し、水(20m
l)、3Nくえん酸(30ml)および重炭酸ナトリウム飽和
水溶液で洗つた。有機抽出物は乾燥し、濃縮し、油状と
した。酢酸エチル/ヘキサンより結晶化した。350mg。
融点122−123℃。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−(2′−カルボキシエチル−L−ロイ
シルN−メチルアミド)−L−チロシンN−メチルアミ
ド CH2Cl2/DMF(11ml,10:1)中N−〔3−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカル
ボニルプロピル〕−L−ロイシル−O−(2′−カルボ
キシエチル)−L−チロシンN−メチルアミド(0.6g,
1.1mM)の冷(0℃)溶液に、1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(0.18g,1.2mM)、N−エチル−N′−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.
24g,1.2mM)およびN−メチルモルホリン(0.24g,2.4m
M)を加えた。そしてかくはんし、1夜で室温に戻し
た。反応混合物は、CH2Cl2(30ml)で希釈し、水(20m
l)、3Nくえん酸(30ml)および重炭酸ナトリウム飽和
水溶液で洗つた。有機抽出物は乾燥し、濃縮し、油状と
した。酢酸エチル/ヘキサンより結晶化した。350mg。
融点122−123℃。
(実験値:C,61.16;H,7.45;N,11.14;C38H56N6O9としてC,
61.60;H,7.62;N,11.34%);δ(CDCl3)0.8−1.0(12
H,m,CH(CH 3)2×2);1.05−2.05(8H,m,CH 2 CH(CH3)2×
2,NHCH2 CH 2);2.75(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);2.80(3H,
d,J=5Hz,CONHCH 3);2.8−3.5(7H,m,NHCH 2CH2 CHCO2,C
H2Tyr,α−CH×2);3.68(3H,s,OCH3O);4.44(2H,s,
OCH2CO);4.4−4.7(2H,m,α−CH×2);5.10(2H,s,CH
2C6H5);5.34(1H,t,J=6Hz,CONH);6.42(1H,br,CON
H);6.73(1H,br,CONH);6.82(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.0
(1H,br,CONH);7.15(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.36(5H,s,
C6H5);7.56(1H,br,CONH)。
61.60;H,7.62;N,11.34%);δ(CDCl3)0.8−1.0(12
H,m,CH(CH 3)2×2);1.05−2.05(8H,m,CH 2 CH(CH3)2×
2,NHCH2 CH 2);2.75(3H,d,J=5Hz,CONHCH 3);2.80(3H,
d,J=5Hz,CONHCH 3);2.8−3.5(7H,m,NHCH 2CH2 CHCO2,C
H2Tyr,α−CH×2);3.68(3H,s,OCH3O);4.44(2H,s,
OCH2CO);4.4−4.7(2H,m,α−CH×2);5.10(2H,s,CH
2C6H5);5.34(1H,t,J=6Hz,CONH);6.42(1H,br,CON
H);6.73(1H,br,CONH);6.82(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.0
(1H,br,CONH);7.15(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.36(5H,s,
C6H5);7.56(1H,br,CONH)。
例13 (a)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−メチル−L−チロシンN−フエネチルアミド メタノール(5ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−メチル−L−チロシン
N−フエネチルアミド(210mg,0.33mM)の溶液に、希水
酸化ナトリウム(0.5ml,1M)を加えた。室温で5時間か
くはんしてから反応混合物は減圧で濃縮し、水で希釈し
た。水抽出物をエーテルで洗い、希(1N)HClでpH3と
し、生ずる固体を濾取し乾燥し、標記化合物を得た。11
0mg。
ミノ−1−(R)−カルボキシプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−メチル−L−チロシンN−フエネチルアミド メタノール(5ml)中N−〔3−N−(ベンジルオキシ
カルボニル)アミノ−1−(R)−メトキシカルボニル
プロピル〕−L−ロイシル−O−メチル−L−チロシン
N−フエネチルアミド(210mg,0.33mM)の溶液に、希水
酸化ナトリウム(0.5ml,1M)を加えた。室温で5時間か
くはんしてから反応混合物は減圧で濃縮し、水で希釈し
た。水抽出物をエーテルで洗い、希(1N)HClでpH3と
し、生ずる固体を濾取し乾燥し、標記化合物を得た。11
0mg。
(実験値:C,65.5;H,7.0;N,9.1。0.5H2OとしてC,65.5,H,
7.0;N,8.7%)。
7.0;N,8.7%)。
(b)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−メチル−LチロシンN−フエネチルア
ミド DMF中のN−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)
アミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−
L−ロイシル−O−メチル−L−チロシン塩酸塩(400m
g,0.67mM)の冷(0℃)溶液に、N−メチルモルホリン
(68mg,0.67mM)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(107mg,0.7mM)およびベンジルアミン(72mg,0.67mM)
を加えた。反応混合物をマイナス10℃に冷却し、、N−
エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩(134mg,0.7mM)およびN−メチルモル
ホリン(71mg,0.7mM)を加えた。20時間をかけてかくは
ん下に室温に戻し、減圧濃縮した。残留物をCH2Cl2に溶
解し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗い、減圧濃
縮した。酢酸エチル/ヘキサンより再結し標記化合物を
得た。290mg。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−メチル−LチロシンN−フエネチルア
ミド DMF中のN−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)
アミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−
L−ロイシル−O−メチル−L−チロシン塩酸塩(400m
g,0.67mM)の冷(0℃)溶液に、N−メチルモルホリン
(68mg,0.67mM)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(107mg,0.7mM)およびベンジルアミン(72mg,0.67mM)
を加えた。反応混合物をマイナス10℃に冷却し、、N−
エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩(134mg,0.7mM)およびN−メチルモル
ホリン(71mg,0.7mM)を加えた。20時間をかけてかくは
ん下に室温に戻し、減圧濃縮した。残留物をCH2Cl2に溶
解し、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗い、減圧濃
縮した。酢酸エチル/ヘキサンより再結し標記化合物を
得た。290mg。
(実験値:C,66.9;H,7.1;N,8.7。理論値C,67.2,H,7.3;N,
8.6%);δ(CDCl3)0.86(6H,m,CH(CH 3)2);1.1−1.9
(6H,m,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2);2.95−3.42(6H,m,NH
CH 2CH2 CHCO2CH3,α−CH,CH2Tyr);3.45(3H,s,OCH3);
3.73(3H,s,OCH3);4.38(2H,m,CH 2C6H5);4.65(1H,q,
J=7および15Hz,α−CH);5.04(1H,br,CONH);5.08
(2H,s,CH 2C6H5);6.78(2H,d,J=8Hz,Tyr);6.96(1H,
br,CONH);7.11(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.10−7.30(5H,
m,C6H5);7.34(5H,s,C6H5);7.54(1H,d,J=8Hz,CON
H)。
8.6%);δ(CDCl3)0.86(6H,m,CH(CH 3)2);1.1−1.9
(6H,m,NHCH2 CH 2,CH 2 CH(CH3)2);2.95−3.42(6H,m,NH
CH 2CH2 CHCO2CH3,α−CH,CH2Tyr);3.45(3H,s,OCH3);
3.73(3H,s,OCH3);4.38(2H,m,CH 2C6H5);4.65(1H,q,
J=7および15Hz,α−CH);5.04(1H,br,CONH);5.08
(2H,s,CH 2C6H5);6.78(2H,d,J=8Hz,Tyr);6.96(1H,
br,CONH);7.11(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.10−7.30(5H,
m,C6H5);7.34(5H,s,C6H5);7.54(1H,d,J=8Hz,CON
H)。
この反応のための出発化合物はつぎのように製造した。
(c)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−メチル−L−チロシン N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シル−O−メチル−L−チロシン3級ブチルエステル
(3g)をTFA(30ml)および水(1.5ml)に溶解した。室
温で4時間してから揮発物を減圧で除き、トルエンと2
度共蒸発させた。生ずる固体をエーテル性HClとこねN
−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1
−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−メチル−L−チロシンの塩酸塩を得た。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−メチル−L−チロシン N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−
1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイ
シル−O−メチル−L−チロシン3級ブチルエステル
(3g)をTFA(30ml)および水(1.5ml)に溶解した。室
温で4時間してから揮発物を減圧で除き、トルエンと2
度共蒸発させた。生ずる固体をエーテル性HClとこねN
−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1
−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L−ロイシ
ル−O−メチル−L−チロシンの塩酸塩を得た。
(d)N−〔3−N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−メチル−L−チロシン3級ブチルエス
テル アセトニトリル(15ml)中、メチル4−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アミノ−2−ブロム−ブタノアート
(2.5g,7.5mM)、L−ロイシル−O−メチル−L−チロ
シン3級ブチルエステル(1.82g,5mM,N−ベンジルオキ
シカルボニルプリカーサーの常法での加水分解で製造)
およびN−メチルモルホリン(0.76g,7.5mM)の溶液
を、30時間加熱還流させた。反応混合物は減圧濃縮し、
CH2Cl2に溶解し、水、3Nくえん酸および重炭酸ナトリウ
ム飽和水溶液で洗い、乾燥し、減圧で蒸発させて油とし
た。シリカクロマトグラフイーし、40:60酢酸エチル/
ヘキサンで溶出し、標記化合物を得た。油状。
ミノ−1−(R)−メトキシカルボニルプロピル〕−L
−ロイシル−O−メチル−L−チロシン3級ブチルエス
テル アセトニトリル(15ml)中、メチル4−N−(ベンジル
オキシカルボニル)アミノ−2−ブロム−ブタノアート
(2.5g,7.5mM)、L−ロイシル−O−メチル−L−チロ
シン3級ブチルエステル(1.82g,5mM,N−ベンジルオキ
シカルボニルプリカーサーの常法での加水分解で製造)
およびN−メチルモルホリン(0.76g,7.5mM)の溶液
を、30時間加熱還流させた。反応混合物は減圧濃縮し、
CH2Cl2に溶解し、水、3Nくえん酸および重炭酸ナトリウ
ム飽和水溶液で洗い、乾燥し、減圧で蒸発させて油とし
た。シリカクロマトグラフイーし、40:60酢酸エチル/
ヘキサンで溶出し、標記化合物を得た。油状。
δ(CDCl3)0.88(6H,dd,J=7Hz,CH(CH 3)2);1.42(9H,
s,OC(CH3)3);1.62(3H,m,CH 2 CH(CH3)2);1.86(2H,m,N
HCH2 CH 2);2.9−3.36(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO2CH3,α−C
H,CH2Tyr);3.66(3H,s,OCH3);3.78(3H,s,OCH3);4.6
8(1H,dd,J=7および15Hz,α−CH);5.09(2H,s,CH 2C6
H5);5.16(1H,br,CONH);6.80(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.
01(1H,br,CONH);7.07(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.35(5H,
s,C6H5)。
s,OC(CH3)3);1.62(3H,m,CH 2 CH(CH3)2);1.86(2H,m,N
HCH2 CH 2);2.9−3.36(6H,m,NHCH 2CH2 CHCO2CH3,α−C
H,CH2Tyr);3.66(3H,s,OCH3);3.78(3H,s,OCH3);4.6
8(1H,dd,J=7および15Hz,α−CH);5.09(2H,s,CH 2C6
H5);5.16(1H,br,CONH);6.80(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.
01(1H,br,CONH);7.07(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.35(5H,
s,C6H5)。
この調製で用いたN−(ベンジルオキシカルボニル)−
L−ロイシル−O−メチル−L−チロシンはつぎのよう
に製造した。
L−ロイシル−O−メチル−L−チロシンはつぎのよう
に製造した。
(e)N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−ロイシ
ル−O−メチル−L−チロシン3級ブチルエステル DMF(30ml)中N−3級ブトキシカルボニル−L−ロイ
シン(4g,15.1mM)、O−メチル−L−チロシン3級ブ
チルエステル(3.8g,15.1mM)および1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール(2.43g,15.9mM)の冷(0℃)溶液
に、N−メチルモルホリン(1.61g,15.9mM)および、N
−エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩(3.04g,15.9mM)を加えた。0℃で1
時間後、1夜をかけて室温に戻した。反応混合物は減圧
濃縮し、酢酸エチルに溶解し、水、0.5モルくえん酸、
食塩水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および食塩水で洗
つた。乾燥し、減圧で蒸発させ油状とした。シリカクロ
マトグラフイーでヘキサン中25%酢酸エチルで溶出し泡
状の標記化合物(4.65g)を得た。
ル−O−メチル−L−チロシン3級ブチルエステル DMF(30ml)中N−3級ブトキシカルボニル−L−ロイ
シン(4g,15.1mM)、O−メチル−L−チロシン3級ブ
チルエステル(3.8g,15.1mM)および1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール(2.43g,15.9mM)の冷(0℃)溶液
に、N−メチルモルホリン(1.61g,15.9mM)および、N
−エチル−N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩(3.04g,15.9mM)を加えた。0℃で1
時間後、1夜をかけて室温に戻した。反応混合物は減圧
濃縮し、酢酸エチルに溶解し、水、0.5モルくえん酸、
食塩水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および食塩水で洗
つた。乾燥し、減圧で蒸発させ油状とした。シリカクロ
マトグラフイーでヘキサン中25%酢酸エチルで溶出し泡
状の標記化合物(4.65g)を得た。
(実験値:〔m+1〕+=499.2803。C28H39N2O6として4
99.2808);δ(CDCl3)0.92(6H,m,CH(CH3)3);1.42
(9H,s,OC(CH3)3);1.4−1.83(3H,m,CH2CH(CH3)2);3.
03(2H,m,CH2Tyr);3.76(3H,s,OCH3);4.18(1H,m,α
−CH);4.69(1H,dd,J=7および15Hz,α−CH);5.12
(2H,s,CH2C6H5);5.17(1H,m,CONH);6.43(1H,m,CON
H);6.79(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.06(2H,d,J=8Hz,Ty
r);7.36(5H,s,C6H5)。
99.2808);δ(CDCl3)0.92(6H,m,CH(CH3)3);1.42
(9H,s,OC(CH3)3);1.4−1.83(3H,m,CH2CH(CH3)2);3.
03(2H,m,CH2Tyr);3.76(3H,s,OCH3);4.18(1H,m,α
−CH);4.69(1H,dd,J=7および15Hz,α−CH);5.12
(2H,s,CH2C6H5);5.17(1H,m,CONH);6.43(1H,m,CON
H);6.79(2H,d,J=8Hz,Tyr);7.06(2H,d,J=8Hz,Ty
r);7.36(5H,s,C6H5)。
この合成で用いたO−メチル−L−チロシン3級ブチル
エステルはつぎのように合成した。
エステルはつぎのように合成した。
(f)O−メチル−L−チロシン3級ブチルエステル 3級ブタノール/ピリジン(70ml,5:2)中N−ベンジル
オキシカルボニル−O−メチル−L−チロシン(6.58g,
20mM)の冷(−5℃)、かくはん溶液に、0.5時間で、
オキシ塩化リン(3.35g,22mM)を滴加した。マイナス5
℃でさらに0.5時間してから、室温に戻し、1夜かくは
んした。反応混合物は酢酸エチルで希釈し、0.5Mくえん
酸、食塩水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および食塩水
で洗つた。減圧濃縮して、必要の3級ブチルエステル
(7.54g)を得た。メタノール(100ml)中このもの(7.
4g,19.2mM)に10%Pd/c(1g)および酢酸(1.16g,19.2m
M)を加えた。室温で、水素気流中4時間かくはんし、
濾過し減圧で蒸発させた。残留物はジクロルメタンおよ
び重炭酸ナトリウム飽和水溶液に取り、有機相を分け、
食塩水で洗い、乾燥し、減圧蒸発させて、固体状のO−
メチル−L−チロシン3級ブチルエステルを得た。3.95
g。
オキシカルボニル−O−メチル−L−チロシン(6.58g,
20mM)の冷(−5℃)、かくはん溶液に、0.5時間で、
オキシ塩化リン(3.35g,22mM)を滴加した。マイナス5
℃でさらに0.5時間してから、室温に戻し、1夜かくは
んした。反応混合物は酢酸エチルで希釈し、0.5Mくえん
酸、食塩水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液および食塩水
で洗つた。減圧濃縮して、必要の3級ブチルエステル
(7.54g)を得た。メタノール(100ml)中このもの(7.
4g,19.2mM)に10%Pd/c(1g)および酢酸(1.16g,19.2m
M)を加えた。室温で、水素気流中4時間かくはんし、
濾過し減圧で蒸発させた。残留物はジクロルメタンおよ
び重炭酸ナトリウム飽和水溶液に取り、有機相を分け、
食塩水で洗い、乾燥し、減圧蒸発させて、固体状のO−
メチル−L−チロシン3級ブチルエステルを得た。3.95
g。
本発明の代表的化合物の活性を次表に示す。
本発明に準ずる化合物のうちの有利なひとつを標準動物
モデル試験でイン ビボーで抗関節炎活性を示す試験に
処した。リユーマチ性関節炎に臨床的に有効なことの知
られているプレドニソロンと比較した。
モデル試験でイン ビボーで抗関節炎活性を示す試験に
処した。リユーマチ性関節炎に臨床的に有効なことの知
られているプレドニソロンと比較した。
Trentham等(1977)が記載した炎症性関節炎のラツトモ
デルで治療効果を評価した。このモデルでTypeIIコラー
ゲンの皮内注射でおこされる関節炎は両後足に発生し、
疾患の進行および重篤さは、くるぶしの巾および足首の
伸展性の物理的測定でモニターしえる。
デルで治療効果を評価した。このモデルでTypeIIコラー
ゲンの皮内注射でおこされる関節炎は両後足に発生し、
疾患の進行および重篤さは、くるぶしの巾および足首の
伸展性の物理的測定でモニターしえる。
コラーゲン注射7日より始めて例1の化合物100mg/kgを
1日2回21日腹腔注射した。
1日2回21日腹腔注射した。
結果を表IIに示した。
表II 関節炎ラツトの足の物理的パラメーターへのN−〔3−
N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)
−カルボキシプロピル〕−L−ロイシル−O−メチル−
L−チロシン−N−メチルアミド(例1)の効果 薬剤(例1の化合物またはプレドニソロン)およびビヒ
クルは、10頭1群のラツトに投与した。ラツト足につい
ての物理的測定は4週間にわたり毎週実施した。(a)
中央と側面のあいだの距離(くるぶしの巾)および
(b)ラツトの足に標準の力を加え、足の屈筋表面とけ
い骨との間に形成される角度を測定した。くるぶしの巾
の顕著な減少および足首の伸展性の著しい増加で治療効
果が示された。両者の測定は、その目的にデザインされ
た装置を用いた。これらの経時的実験により曲線の下部
の面積をノンパラメトリツク統計処理した。プレドニソ
ロンは0.625mg/kgb.i.d.投与した。プレドニソロンと比
較したのは、ステロイドがリユーマチ性関節炎および関
節炎の動物モデルで有効であることが知れているゆえで
ある。
N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ−1−(R)
−カルボキシプロピル〕−L−ロイシル−O−メチル−
L−チロシン−N−メチルアミド(例1)の効果 薬剤(例1の化合物またはプレドニソロン)およびビヒ
クルは、10頭1群のラツトに投与した。ラツト足につい
ての物理的測定は4週間にわたり毎週実施した。(a)
中央と側面のあいだの距離(くるぶしの巾)および
(b)ラツトの足に標準の力を加え、足の屈筋表面とけ
い骨との間に形成される角度を測定した。くるぶしの巾
の顕著な減少および足首の伸展性の著しい増加で治療効
果が示された。両者の測定は、その目的にデザインされ
た装置を用いた。これらの経時的実験により曲線の下部
の面積をノンパラメトリツク統計処理した。プレドニソ
ロンは0.625mg/kgb.i.d.投与した。プレドニソロンと比
較したのは、ステロイドがリユーマチ性関節炎および関
節炎の動物モデルで有効であることが知れているゆえで
ある。
参考文献 トレンサム,デー.イー.(Trentham,D.E.),タウン
ズ,エー.エス.(Townes,A.S.)およびカング,エ
ー.エイチ.(Kang,A.H.),(1977),タイプIIコラ
ーゲンに対する自己免疫:関節炎の実験モデル(Autoim
munity to type II Collagen;An Experimental Model o
f Arthritis):ジヤーナル オブ エクスペリメンタ
ル メデイシン(J.Expt.Med.)146,857〜868。
ズ,エー.エス.(Townes,A.S.)およびカング,エ
ー.エイチ.(Kang,A.H.),(1977),タイプIIコラ
ーゲンに対する自己免疫:関節炎の実験モデル(Autoim
munity to type II Collagen;An Experimental Model o
f Arthritis):ジヤーナル オブ エクスペリメンタ
ル メデイシン(J.Expt.Med.)146,857〜868。
Claims (6)
- 【請求項1】式 (式中、R′2はヒドロキシ基、アルコキシ基、シクロア
ルコキシ基、ベンジルオキシ基、または置換基がアルキ
ルアミノカルボニル基または基 アルキルから選択される置換アルコキシ基を表わし;そ
してR′3はアルキルアミノ基を表わし、ただしこのアル
キルアミノ基のアルキル部分はメチルではないものと
し、あるいはR′3はフェネチルアミノ基を表わし;そし
て星印の炭素原子の立体配置はRまたはSまたはそれら
のジアステレオマー混合物である)で表わされる化合物
およびそれらの薬剤として許容されうる酸付加塩。 - 【請求項2】R′2が約1から6炭素原子数の直鎖または
枝分れ鎖状のアルコキシ基である、特許請求の範囲
(1)項記載の化合物。 - 【請求項3】R′2をn−プロポキシ基またはn−ペント
キシ基より選択する特許請求の範囲(2)項記載の化合
物。 - 【請求項4】R′3がアルキルアミノ基である特許請求の
範囲(1)項記載の化合物。 - 【請求項5】星印の炭素原子の立体配置がRである特許
請求の範囲(1)項記載の化合物。 - 【請求項6】活性成分として、式 (式中、R′2はヒドロキシ基、アルコキシ基、シクロア
ルコキシ基、ベンジルオキシ基、または置換基がアルキ
ルアミノカルボニル基または基 アルキルから選択される置換アルコキシ基を表わし;そ
してR′3はアルキルアミノ基を表わし、ただしこのアル
キルアミノ基のアルキル部分はメチルではないものと
し、あるいはR′3はフェネチルアミノ基を表わし;そし
て星印の炭素原子の立体配置はRまたはSまたはそれら
のジアステレオマー混合物である)で表わされる化合物
およびそれらの薬剤として許容されうる酸付加塩を含有
する抗関節炎医薬組成物。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/599,307 US4511504A (en) | 1983-04-26 | 1984-04-12 | Carboxyalkyl peptide derivatives |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61103896A JPS61103896A (ja) | 1986-05-22 |
JPH0689027B2 true JPH0689027B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=24399104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59225096A Expired - Lifetime JPH0689027B2 (ja) | 1984-04-12 | 1984-10-25 | 薬理活性を有する化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0689027B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2573006B2 (ja) * | 1987-12-17 | 1997-01-16 | 富士薬品工業株式会社 | 新規なヒドロキサム酸誘導体 |
-
1984
- 1984-10-25 JP JP59225096A patent/JPH0689027B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61103896A (ja) | 1986-05-22 |
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