JPH06158217A - 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 - Google Patents
耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材Info
- Publication number
- JPH06158217A JPH06158217A JP33102292A JP33102292A JPH06158217A JP H06158217 A JPH06158217 A JP H06158217A JP 33102292 A JP33102292 A JP 33102292A JP 33102292 A JP33102292 A JP 33102292A JP H06158217 A JPH06158217 A JP H06158217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered alloy
- based sintered
- guide member
- valve guide
- wear resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブ
ガイド部材を提供する。 【構成】 内燃機関のバルブガイド部材が、重量%で、
C:1〜4%、Cu:1.5〜6%、P:0.1〜0.
8%、Cr:0.1〜4%、Mo:0.05〜2%を含
有し、さらに必要に応じてMn:0.2〜4%および
S:0.05〜1%を含有し、残りがFeと不可避不純
物からなる組成、並びにパーライトを主体とする素地
に、硬質のFe−C−P系化合物、炭化物、および遊離
黒鉛、さらに必要に応じてMnSが分散分布した組織を
有するFe基焼結合金からなる。
ガイド部材を提供する。 【構成】 内燃機関のバルブガイド部材が、重量%で、
C:1〜4%、Cu:1.5〜6%、P:0.1〜0.
8%、Cr:0.1〜4%、Mo:0.05〜2%を含
有し、さらに必要に応じてMn:0.2〜4%および
S:0.05〜1%を含有し、残りがFeと不可避不純
物からなる組成、並びにパーライトを主体とする素地
に、硬質のFe−C−P系化合物、炭化物、および遊離
黒鉛、さらに必要に応じてMnSが分散分布した組織を
有するFe基焼結合金からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、すぐれた耐摩耗性を
発揮する内燃機関のFe基焼結合金製バルブガイド部材
に関するものである。
発揮する内燃機関のFe基焼結合金製バルブガイド部材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のバルブガイド部材の製
造に、多くのFe基焼結合金が適用されていることは良
く知られるところである。
造に、多くのFe基焼結合金が適用されていることは良
く知られるところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の内燃機関
の高出力化および高速化はめざましく、これに伴ない、
これの構造部材の使用条件は一段と苛酷さを増し、特に
中心孔に挿通されて往復動するバルブステムとの間では
げしい摺動摩耗を受けるバルブガイド部材には、より一
層の耐摩耗性の向上が要求されるが、従来の多くのFe
基焼結合金製バルブガイド部材はこれに対応できる十分
な耐摩耗性を示すものではなく、すぐれた耐摩耗性を安
定的に発揮するバルブガイド部材の開発が望まれてい
る。
の高出力化および高速化はめざましく、これに伴ない、
これの構造部材の使用条件は一段と苛酷さを増し、特に
中心孔に挿通されて往復動するバルブステムとの間では
げしい摺動摩耗を受けるバルブガイド部材には、より一
層の耐摩耗性の向上が要求されるが、従来の多くのFe
基焼結合金製バルブガイド部材はこれに対応できる十分
な耐摩耗性を示すものではなく、すぐれた耐摩耗性を安
定的に発揮するバルブガイド部材の開発が望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、耐摩耗性のすぐれたFe基焼結
合金製バルブガイド部材を開発すべく研究を行なった結
果、内燃機関のバルブガイド部材を、重量%で(以下、
%は重量%を示す)、C:1〜4%、 Cu:1.5
〜6%、P:0.1〜0.8%、 Cr:0.1〜4
%、Mo:0.05〜2%、を含有し、さらに必要に応
じてMn:0.2〜4%、 S:0.05〜1%、を
含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、並び
にパーライトを主体とする素地に、微細なFe−C−P
系化合物、炭化物、および遊離黒鉛が分散分布し、さら
に加えてMnおよびSを含有する場合には硫化マンガン
(以下、MnSで示す)が分散分布する組織を有するF
e基焼結合金で構成すると、この結果のFe基焼結合金
製バルブガイド部材は、素地に分散する微細な硬質のF
e−C−P系化合物および炭化物による硬さ向上と、同
じく素地に分散する遊離黒鉛、さらにMnSによる自己
潤滑性の向上とによってすぐれた耐摩耗性を発揮するよ
うになるという研究結果を得たのである。
上述のような観点から、耐摩耗性のすぐれたFe基焼結
合金製バルブガイド部材を開発すべく研究を行なった結
果、内燃機関のバルブガイド部材を、重量%で(以下、
%は重量%を示す)、C:1〜4%、 Cu:1.5
〜6%、P:0.1〜0.8%、 Cr:0.1〜4
%、Mo:0.05〜2%、を含有し、さらに必要に応
じてMn:0.2〜4%、 S:0.05〜1%、を
含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、並び
にパーライトを主体とする素地に、微細なFe−C−P
系化合物、炭化物、および遊離黒鉛が分散分布し、さら
に加えてMnおよびSを含有する場合には硫化マンガン
(以下、MnSで示す)が分散分布する組織を有するF
e基焼結合金で構成すると、この結果のFe基焼結合金
製バルブガイド部材は、素地に分散する微細な硬質のF
e−C−P系化合物および炭化物による硬さ向上と、同
じく素地に分散する遊離黒鉛、さらにMnSによる自己
潤滑性の向上とによってすぐれた耐摩耗性を発揮するよ
うになるという研究結果を得たのである。
【0005】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、C:1〜4%、 Cu:
1.5〜6%、P:0.1〜0.8%、Cr:0.1〜
4%、Mo:0.05〜2%、を含有し、さらに必要に
応じて、Mn:0.2〜4%、 S:0.05〜1%、
を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、並
びにパーライトを主体とする素地に、硬質のFe−C−
P系化合物、炭化物、および遊離黒鉛、さらに必要に応
じてMnSが分散分布した組織を有するFe基焼結合金
で構成してなる、耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製
バルブガイド部材に特徴を有するものである。
なされたものであって、C:1〜4%、 Cu:
1.5〜6%、P:0.1〜0.8%、Cr:0.1〜
4%、Mo:0.05〜2%、を含有し、さらに必要に
応じて、Mn:0.2〜4%、 S:0.05〜1%、
を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、並
びにパーライトを主体とする素地に、硬質のFe−C−
P系化合物、炭化物、および遊離黒鉛、さらに必要に応
じてMnSが分散分布した組織を有するFe基焼結合金
で構成してなる、耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製
バルブガイド部材に特徴を有するものである。
【0006】つぎに、この発明のバルブガイド部材にお
いて、これを構成するFe基焼結合金の組成を上記の通
りに限定した理由を説明する。 (a) C C成分には、素地のパーライトを形成して、これを強化
するほか、硬質のFe−C−P系化合物および炭化物を
形成して硬さを向上させ、さらに遊離黒鉛としても素地
に分布して自己潤滑性を改善し、もって部材の耐摩耗性
を向上させる作用があるが、その含有量が1%未満では
前記作用に所望の向上効果が得られず、一方その含有量
が4%を越えると、脆化し、所望の強度を得ることがで
きなくなることから、その含有量を1〜4%と定めた。
いて、これを構成するFe基焼結合金の組成を上記の通
りに限定した理由を説明する。 (a) C C成分には、素地のパーライトを形成して、これを強化
するほか、硬質のFe−C−P系化合物および炭化物を
形成して硬さを向上させ、さらに遊離黒鉛としても素地
に分布して自己潤滑性を改善し、もって部材の耐摩耗性
を向上させる作用があるが、その含有量が1%未満では
前記作用に所望の向上効果が得られず、一方その含有量
が4%を越えると、脆化し、所望の強度を得ることがで
きなくなることから、その含有量を1〜4%と定めた。
【0007】(b) Cu Cu成分には、素地に固溶して、これを強化すると共
に、パーライト素地を安定化する作用があるが、その含
有量が1.5%未満では前記作用に所望の改善効果が得
られず、一方その含有量が6%を越えても前記作用によ
り一層の向上効果は得られず、かえって脆化するように
なることから、その含有量を1.5〜6%と定めた。
に、パーライト素地を安定化する作用があるが、その含
有量が1.5%未満では前記作用に所望の改善効果が得
られず、一方その含有量が6%を越えても前記作用によ
り一層の向上効果は得られず、かえって脆化するように
なることから、その含有量を1.5〜6%と定めた。
【0008】(c) P P成分には、焼結性を向上させ、もって強度向上に寄与
するほか、上記の通りFe−C−P系化合物を形成して
耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含有量が0.
1%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方そ
の含有量が0.8%を越えると、素地が硬化しすぎると
共に、粗大なFe−C−P系化合物が析出するようにな
って被削性が著しく悪化することから、その含有量を
0.1〜0.8%と定めた。
するほか、上記の通りFe−C−P系化合物を形成して
耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含有量が0.
1%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方そ
の含有量が0.8%を越えると、素地が硬化しすぎると
共に、粗大なFe−C−P系化合物が析出するようにな
って被削性が著しく悪化することから、その含有量を
0.1〜0.8%と定めた。
【0009】(d) Cr Cr成分には、素地に固溶して耐熱性を向上させるほ
か、炭化物を形成して硬さを向上させる作用があるが、
その含有量が0.1%未満では前記作用に所望の向上効
果が得られず、一方その含有量が4%を越えると急激に
靭性が低下するようになることから、その含有量を0.
1〜4%と定めた。
か、炭化物を形成して硬さを向上させる作用があるが、
その含有量が0.1%未満では前記作用に所望の向上効
果が得られず、一方その含有量が4%を越えると急激に
靭性が低下するようになることから、その含有量を0.
1〜4%と定めた。
【0010】(e) Mo Mo成分には、素地に固溶して、これを強化するほか、
炭化物を形成して硬さを向上させる作用があるが、その
含有量が0.05%未満では前記作用に所望の向上効果
が得られず、一方その含有量が2%を越えると被削性が
低下するようになることから、その含有量を0.05〜
2%と定めた。
炭化物を形成して硬さを向上させる作用があるが、その
含有量が0.05%未満では前記作用に所望の向上効果
が得られず、一方その含有量が2%を越えると被削性が
低下するようになることから、その含有量を0.05〜
2%と定めた。
【0011】(f) MnおよびS これら両成分は、主として素地に分散分布するMnSと
して存在して自己潤滑性を高め、もって部材の耐摩耗性
向上に寄与するほか、被削性を改善する作用をもつの
で、必要に応じて含有されるが、その含有量がそれぞれ
Mn:0.2%未満およびS:0.05%未満では、素
地への僅かな固溶は避けられないので、MnSとしての
割合が0.2%未満となってしまい、前記作用に所望の
効果が得られず、一方その含有量がそれぞれMn:4%
およびS:1%を越えると、MnSの分布割合が多くな
りすぎてしまい、この結果部材の強度が低下するように
なることから、その含有量をMn:0.2〜4%、S:
0.05〜1%と定めた。
して存在して自己潤滑性を高め、もって部材の耐摩耗性
向上に寄与するほか、被削性を改善する作用をもつの
で、必要に応じて含有されるが、その含有量がそれぞれ
Mn:0.2%未満およびS:0.05%未満では、素
地への僅かな固溶は避けられないので、MnSとしての
割合が0.2%未満となってしまい、前記作用に所望の
効果が得られず、一方その含有量がそれぞれMn:4%
およびS:1%を越えると、MnSの分布割合が多くな
りすぎてしまい、この結果部材の強度が低下するように
なることから、その含有量をMn:0.2〜4%、S:
0.05〜1%と定めた。
【0012】
【実施例】つぎに、この発明のバルブガイド部材を実施
例により具体的に説明する。原料粉末として、粒度:−
80meshのFe粉末、同−150meshの炭素粉末、同−
100meshのCu粉末、同−150meshのFe−27%
P合金粉末、同−200meshのCu−8%P合金粉末、
いずれも−100meshの粒度をもち、CrおよびMoの
含有量を種々変化させた各種のアトマイズFe−Cr−
Mo合金粉末、さらに−150meshのMnS粉末を用意
し、これら原料粉末を、表1,2に示される配合組成に
配合し、1%のステアリン酸亜鉛を加えてV型ミキサに
て30分間混合した後、6ton /cm2 の圧力で圧粉体に
プレス成形し、この圧粉体を、天然ガスの分解ガス雰囲
気中、温度:650℃に20分間保持して脱脂し、引続
いて1050〜1150℃の範囲内の所定温度に昇温
し、この温度に60分間保持して焼結し、焼結後、仕上
切削加工を施すことにより、実質的に配合組成と同じ成
分組成を有すると共に、パーライトを主体とする素地
に、硬質のFe−C−P系化合物、炭化物、および遊離
黒鉛が分散分布し、さらに必要に応じてこれに加えてM
nSが分散分布した組織を有するFe基焼結合金で構成
され、かつ長さ:50mm×外径:12mm×内径:6.6
mmの寸法をもった本発明Fe基焼結合金製バルブガイド
部材(以下、本発明焼結バルブガイドという)1〜1
7、並びに構成成分のうちのいずれかの成分含有量(表
2に*印を付す)がこの発明の範囲から外れたFe基焼
結合金で構成された比較Fe基焼結合金製バルブガイド
部材(以下、比較焼結バルブガイドという)1〜5をそ
れぞれ製造した。
例により具体的に説明する。原料粉末として、粒度:−
80meshのFe粉末、同−150meshの炭素粉末、同−
100meshのCu粉末、同−150meshのFe−27%
P合金粉末、同−200meshのCu−8%P合金粉末、
いずれも−100meshの粒度をもち、CrおよびMoの
含有量を種々変化させた各種のアトマイズFe−Cr−
Mo合金粉末、さらに−150meshのMnS粉末を用意
し、これら原料粉末を、表1,2に示される配合組成に
配合し、1%のステアリン酸亜鉛を加えてV型ミキサに
て30分間混合した後、6ton /cm2 の圧力で圧粉体に
プレス成形し、この圧粉体を、天然ガスの分解ガス雰囲
気中、温度:650℃に20分間保持して脱脂し、引続
いて1050〜1150℃の範囲内の所定温度に昇温
し、この温度に60分間保持して焼結し、焼結後、仕上
切削加工を施すことにより、実質的に配合組成と同じ成
分組成を有すると共に、パーライトを主体とする素地
に、硬質のFe−C−P系化合物、炭化物、および遊離
黒鉛が分散分布し、さらに必要に応じてこれに加えてM
nSが分散分布した組織を有するFe基焼結合金で構成
され、かつ長さ:50mm×外径:12mm×内径:6.6
mmの寸法をもった本発明Fe基焼結合金製バルブガイド
部材(以下、本発明焼結バルブガイドという)1〜1
7、並びに構成成分のうちのいずれかの成分含有量(表
2に*印を付す)がこの発明の範囲から外れたFe基焼
結合金で構成された比較Fe基焼結合金製バルブガイド
部材(以下、比較焼結バルブガイドという)1〜5をそ
れぞれ製造した。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】ついで、この結果得られた各種の焼結バル
ブガイドを、排気量:2000ccのDOHC型エンジン
のAl鋳物製シリンダヘッドに圧入取付けし、燃料とし
て無鉛ガソリンを用い、回転数:6000r.p.m.で25
0時間運転の実機試験を行ない、バルブシート側の端縁
から長さ方向5mmの内面位置での内径を測定し、試験前
の内径に対する試験後の内径変化量を摩耗量として測定
した。これらの測定結果を表1,2に示した。
ブガイドを、排気量:2000ccのDOHC型エンジン
のAl鋳物製シリンダヘッドに圧入取付けし、燃料とし
て無鉛ガソリンを用い、回転数:6000r.p.m.で25
0時間運転の実機試験を行ない、バルブシート側の端縁
から長さ方向5mmの内面位置での内径を測定し、試験前
の内径に対する試験後の内径変化量を摩耗量として測定
した。これらの測定結果を表1,2に示した。
【0016】
【発明の効果】表1,2に示される結果から、本発明焼
結バルブガイド1〜17は、いずれも著しく高速にして
長時間の連続運転にもかかわらず、すぐれた耐摩耗性を
示すのに対して、比較焼結バルブガイド1〜5に見られ
るように、これを構成するFe基焼結合金の構成成分の
うちのいずかの成分含有量がこの発明の範囲から外れる
と所望のすぐれた耐摩耗性を確保することができないこ
とが明らかである。上述のように、この発明のFe基焼
結合金製バルブガイド部材は、苛酷な条件下での使用に
際してもすぐれた耐摩耗性を発揮し、内燃機関の高性能
化および高速化に十分対応できる特性をもつものであ
る。
結バルブガイド1〜17は、いずれも著しく高速にして
長時間の連続運転にもかかわらず、すぐれた耐摩耗性を
示すのに対して、比較焼結バルブガイド1〜5に見られ
るように、これを構成するFe基焼結合金の構成成分の
うちのいずかの成分含有量がこの発明の範囲から外れる
と所望のすぐれた耐摩耗性を確保することができないこ
とが明らかである。上述のように、この発明のFe基焼
結合金製バルブガイド部材は、苛酷な条件下での使用に
際してもすぐれた耐摩耗性を発揮し、内燃機関の高性能
化および高速化に十分対応できる特性をもつものであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、 C:1〜4%、 Cu:1.5〜6%、 P:0.1〜0.8%、Cr:0.1〜4%、 Mo:0.05〜2%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、並
びにパーライトを主体とする素地に、硬質のFe−C−
P系化合物、炭化物および遊離黒鉛が分散分布した組織
を有するFe基焼結合金で構成したことを特徴とする耐
摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材。 - 【請求項2】 重量%で C:1〜4%、 Cu:1.5〜6%、 P:0.1〜0.8%、 Cr:0.1〜4%、 Mo:0.05〜2%、 Mn:0.2〜4%、 S:0.05〜1%、 を含有し、残りがFeと不可避不純物からなる組成、並
びにパーライトを主体とする素地に、硬質のFe−C−
P系化合物、炭化物、遊離黒鉛、および硫化マンガンが
分散分布した組織を有するFe基焼結合金で構成したこ
とを特徴とする耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バ
ルブガイド部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33102292A JPH06158217A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33102292A JPH06158217A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06158217A true JPH06158217A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18238953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33102292A Pending JPH06158217A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06158217A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010057554A (ko) * | 1999-12-31 | 2001-07-04 | 이계안 | 밸브 가이드용 소결합금재 조성물 |
KR20020056055A (ko) * | 2000-12-29 | 2002-07-10 | 이계안 | 자동차 밸브 가이드용 소결재 조성물 |
EP3296418A1 (en) * | 2016-09-16 | 2018-03-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Manufacturing method of wear-resistant iron-based sintered alloy and wear-resistant iron-based sintered alloy |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP33102292A patent/JPH06158217A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010057554A (ko) * | 1999-12-31 | 2001-07-04 | 이계안 | 밸브 가이드용 소결합금재 조성물 |
KR20020056055A (ko) * | 2000-12-29 | 2002-07-10 | 이계안 | 자동차 밸브 가이드용 소결재 조성물 |
EP3296418A1 (en) * | 2016-09-16 | 2018-03-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Manufacturing method of wear-resistant iron-based sintered alloy and wear-resistant iron-based sintered alloy |
CN107829015A (zh) * | 2016-09-16 | 2018-03-23 | 丰田自动车株式会社 | 耐磨性铁基烧结合金的制造方法和耐磨性铁基烧结合金 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3952344B2 (ja) | バルブシート用耐摩耗性鉄基焼結合金材および鉄基焼結合金製バルブシート | |
KR0127658B1 (ko) | 내마모성 우수한 철(Fe)기 소결합금제 밸브가이드부재 | |
JP2005248234A (ja) | バルブシート用鉄基焼結合金材 | |
JPS59145756A (ja) | 内燃機関の動弁機構部材用焼結合金の製造方法 | |
JPH06158217A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JPH06346110A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JPH06158218A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JPH0116296B2 (ja) | ||
JPH0555589B2 (ja) | ||
JP3225649B2 (ja) | 耐摩耗性鉄基焼結合金 | |
JP3942136B2 (ja) | 鉄基焼結合金 | |
JPH06158242A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JPH0641699A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JP2812138B2 (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JPH06158115A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
US3758281A (en) | Msintered alloy and wear resisting sliding parts manufactured therefro | |
JPS60258449A (ja) | バルブシ−ト用鉄系焼結合金 | |
JPH06346181A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JPH0953422A (ja) | すぐれた耐摩耗性と低い相手攻撃性を有する銅溶浸Fe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JP2877211B2 (ja) | バルブシート用鉄基焼結合金 | |
JPH0555591B2 (ja) | ||
JP2812137B2 (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JPH06158216A (ja) | 耐摩耗性のすぐれたFe基焼結合金製バルブガイド部材 | |
JP3763605B2 (ja) | バルブシート用焼結合金材 | |
JP2683444B2 (ja) | 内燃機関の動弁機構用焼結合金 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010605 |