[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0523294B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0523294B2
JPH0523294B2 JP60135019A JP13501985A JPH0523294B2 JP H0523294 B2 JPH0523294 B2 JP H0523294B2 JP 60135019 A JP60135019 A JP 60135019A JP 13501985 A JP13501985 A JP 13501985A JP H0523294 B2 JPH0523294 B2 JP H0523294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
weight
parts
coating
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60135019A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS61293232A (en
Inventor
Koji Futaki
Morio Takamizawa
Tooru Chiba
Takao Fujisawa
Shinji Ninomya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP60135019A priority Critical patent/JPS61293232A/en
Publication of JPS61293232A publication Critical patent/JPS61293232A/en
Publication of JPH0523294B2 publication Critical patent/JPH0523294B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

「技術分野」 本発明は、プラスチツクレンズ等のプラスチツ
ク製品の表面に塗布し、耐擦傷性を向上させるた
めのコーテイング組成物に関する。 「従来技術およびその問題点」 近年、レンズなどの光学製品にプラスチツクが
利用され始めてきた。プラスチツクレンズは、ガ
ラスレンズに比べて軽量、易加工性、易染色性、
耐衝撃性等に優れた長所を有しているが、反面、
傷がつき易いという大きな欠点を有している。 このため、プラスチツクレンズの耐擦傷性を向
上させる方法は、これまでにも数多く研究されて
おり、大別すると二つの方法に分けられる。その
一つは、プラスチツクレンズ表面に、無機系ハー
ドコート膜を、真空蒸着法、スパツタリング法、
イオンプレーテイング法等により形成する方法で
あり、他の一つは、プラスチツクレンズ表面に、
アクリル系、メラミン系、シリコン系等の有機系
ハードコート膜を、デイツプコート法、スプレー
コート法等で形成する方法である。 しかしながら、無機系ハードコート膜は、充分
な耐擦傷性を持たせるだけの膜厚とすると、耐衝
撃性が著しく低下するという欠点を有している。
一方、有機系ハードコート膜は、耐擦傷性を持た
せるだけの膜厚(例えば約10μ)としても、耐衝
撃性は低下しないが、染色性を兼ね備えさせる
と、耐擦傷性が低下する傾向がある。また、有機
系ハードコート膜上に無機系の反射防止膜を形成
したものも市販されているが、無機系の反射防止
膜をコートするのに適した有機系ハードコート膜
は、難染色性のものとなつてしまうことが多かつ
た。このため、無機系の反射防止膜との密着性が
よく、しかも易染色性の有機系ハードコート膜の
開発が望まれている。また、有機系ハードコート
膜をデイツプコートした場合には、一枚のレンズ
内で膜厚のムラが発生しやすく、干渉縞が生じる
という欠点があつた。さらに、これまでの有機系
ハードコート膜に使用するコーテイング液は、保
存寿命が著しく短かつた。 なお、コーテイング液の寿命を延ばす材料とし
て、例えば特開昭59−155437号には、アセチルア
セトンインジウム、ヘキサフルオロアセチルアセ
トン鉄等のキレート化合物が挙げられているが、
これらを混合しても寿命は延びなかつた。また、
特開昭56−99263号、特開昭59−146001号には、
過塩素酸アンモニウムが挙げられているが、コー
ト膜が黄変し、かつ、染色バラツキが出やすいと
いう問題点があつた。さらに、特開昭59−100401
号には、塩化第一スズが挙げられているが、塩化
第一スズを用いると、Pot Lifeは延びるが、耐水
性が悪くなるという問題点があつた。また、ジブ
チルアミン、トリエタノールアミン、オクチル酸
鉄、酢酸ナトリウム等の硬化剤を混合すると、ハ
ードコーテイング液の寿命は著しく短くなる。 「発明の目的」 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、易染色性で、耐擦傷性に優れ、無機系の反射
防止膜の密着性がよく、プラスチツクレンズとの
屈折率差がほとんどなく、しかも、コーテイング
液の保存寿命が長いコーテイング組成物を提供す
ることにある。 「発明の構成」 本発明によるコーテイング組成物は、(A)一般式
YRSiX3(式中、Rはアルキル基、Yはエポキ
シ基を有する有機基、Xはアルコキシル基を表わ
す)で示される少なくとも一種のエポキシ基を含
有する珪素化合物と、(B)粒径1〜100nmのコロ
イダルシリカゾルと、(C)酸性水溶液と、(D)硬化触
媒として無水マレイン酸、ジブチルスズジラウリ
レートの一種または二種の混合溶液とからなり、
上記(A)(B)(C)成分の合計を100重量部としたとき、
(A)成分が10〜50重量部、(B)成分が40〜85重量部、
(C)成分が1〜10重量部、(D)成分が0.01〜5.0重量
部含有されていることを特徴とする。 本発明において、(A)成分の一般式で示される
化合物としては、例えばγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン、β−(3,4エポキシサ
イクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等が
挙げられる。(A)成分の配合量は、(A)(B)(C)成分の合
計を100重量部としたとき、10〜50重量部とされ
る。(A)成分が10重量部未満ではコート膜とレンズ
との密着性が低下し、(A)成分が50重量部を超える
とレンズ上へのコーテイング液のぬれ性が悪くな
り、さらに染色性も低下する。 (B)成分はコロイダルシリカを溶液に分散したも
のである。この場合、コロイダルシリカの分散溶
媒としては、例えば水、メタール、エタノール、
ブタノール、ノルマルプロパノール、エチルセロ
ソルブ、エチレングリコール、イソプロピルアル
コール等が使用されるが、特にアルコール類が好
ましい。(B)成分の配合量は、(A)(B)(C)成分の合計を
100重量部としたとき、40〜85重量部とされる。
(B)成分が40重量部未満では、耐擦傷性が低下し、
コート膜にクラツクが入りやすくなる。一方、(B)
成分が85重量部を超えると、シリコン含有量が多
くなるので、コート膜の屈折率が低下して、レン
ズ素材の屈折率(n=1.50)との差が生じ、干渉
縞が明確になり、外観を損なう。 (C)成分は、(A)成分の一般式で示される化合物
を加水分解するために用いられる。(C)成分の酸性
水溶液としては、リン酸、酢酸、硝酸、硫酸、塩
酸、水等が挙げられ、PH1〜4の水溶液が好適で
ある。(C)成分の配合量は、(A)(B)(C)成分の合計を
100重量部としたとき、1〜10重量部とされる。
(C)成分が1重量部未満では、上記式の化合物の
加水分解不足となり、コート膜にクラツクが入り
やすくなる。また、(C)成分が10重量部を超える
と、染色性が低下すると共にぬれ性が低下する。 (D)成分の硬化触媒は、コーテイング液の保存安
定性を向上させるために添加される。一般にシリ
コンハードコーテイング液は、液を作成した時点
よりシリコンの縮合反応が進行する。本発明で
は、(D)成分の硬化触媒として無水マレイン酸、ジ
ブチルスズラウリレートの一種または二種を用い
ることにより、この反応速度を遅らせて液の保存
安定性を向上させることができる。(D)成分の配合
量は、(A)(B)(C)成分の合計を100重量部としたとき、
0.01〜5.0重量部とされる。(D)成分が0.01重量部未
満では、上記効果が充分に得られず、(D)成分が
5.0重量部を超えると、液寿命が短く、かつ、染
色再現性が悪化するという問題が生じる。 なお、本発明のコーテイング組成物には、硬化
膜の平滑性を得るため、界面活性剤を添加しても
よい。 また、本発明のコーテイング組成物を適用する
基材としては、特にジエチレングリコールビスア
リルカーボネート樹脂(商品名CR−39、TS−
16、MR−3)アクリル樹脂等が好ましいが、そ
の他、各種プラスチツクに応用することができ
る。 「発明の実施例」 次に、本発明を実施例および比較例により、さ
らに具体的に説明する。なお、実施例および比較
例で求めた特性値の試験法は次の通りである。 (1) 密着性 プラスチツクレンズに、有機シリコン系ハー
ドコート膜を塗布形成し、あるいはさらにその
上に反射防止コート膜を形成した後、1mm間隔
で100目クロスカツトし、セロテープ剥離を3
回行なつて、100目中塗膜の残つた目の数を測
定した。 (2) 耐擦傷性 スチールウール#0000番で1Kg荷重で50回塗
膜表面を摩耗し、傷の付きにくさを調べた。評
価は次のようにした。A:傷が付かない、B:
少し傷が付く、C:かなり傷が付く (3) 耐候性 カーボンアークによるサンシヤインウエザー
メーターに150時間暴露した後の表面状態を調
べた。○は表面状態が良好、△は表面状態がや
や不良、×は表面状態が不良であることを示す。 (4) 染色性 ハードコートしたレンズを、染色液の90℃の
染浴に5分間浸漬し、550nmの減光率が20%
以上になつた場合をOKとする。○は染色性が
良好、△は染色性がやや不良、×は染色性が不
良であることを示す。 (5) 耐薬品性 ハードコートしたレンズを、水、アルコー
ル、洗剤入り水溶液に24時間浸漬後、コート面
の面状態を調べた。○は表面状態が良好なこと
を示す。 (6) 無機コート性 有機シリコン系ハードコート膜を塗布して硬
化させた後、真空蒸着機に入れて、Al2O3
λ0/4、ZrO2をλ0/2、SiO2をλ0/4順次コ
ートして反射防止膜を形成する。なお、λ0
550nmである。そして、コート膜の面状態を
調べた。○はコート面が良好、△はコート面が
やや不良、×はコート面が不良であることを示
す。 (7) コート液寿命 コート膜を塗布した後、密着性試験で0/100
となるときを液寿命とした。 実施例 1〜4 (A)成分としてγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、(B)成分としてメタノールシリカゾ
ル(触媒化成工業製、OSCAL−1132)またはイ
ソプロピルアルコール分散コロイダルシリカゾル
(触媒化成工業製、OSCAL−1432)、(C)成分とし
て0.01規定の塩酸または酢酸水溶液、(D)成分とし
て無水マレイン酸またはジブチルスズラウリレー
トを単体で使用し、表−1に示した組成で混合
し、常温で24時間熟成してコーテイング液とし
た。次に、ジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート樹脂(商品名CR−39)からなるプラス
チツクレンズをあらかじめ洗浄し、デイツプコー
ト方法により上述のコーテイング液を塗布した。
引上げ速度は、12cm/minにした。得られたハー
ドコート膜の性能評価とコーテイング液の寿命を
表−1に示す。 実施例 5〜7 (A)成分としてβ−(3,4エポキシサイクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、(B)成分とし
てメタノールシリカゾル(日産化学製、スノーテ
ツクス30)またはエチルアルコール分散コロイダ
ルシリカゾル(触媒化成工業製、OSCAL−
1232)、(C)成分として0.01規定の塩酸または硝酸
水溶液、(D)成分として無水マレイン酸とジブチル
スズジラウリレートを重量比で1:1の割合で混
合したものを使用し、これらを表−1に示した組
成で混合し、常温で24時間熟成してコーテイング
液とした。次に、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート樹脂(商品名CR−39)からなる
プラスチツクレンズに、上記コーテイング液を実
施例1〜4と同様な方法で塗布して硬化させた。
得られたハードコート膜の性能評価とコーテイン
グ液の寿命を表−1に示す。 実施例 8〜10 (A)成分としてγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシランとβ−(3,4エポキシサイクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシランとを重量比で
1:1の割合で混合したもの、(B)成分としてメタ
ノールシリカゾル(日産化学製、スノーテツクス
30)またはブチルアルコール分散コロイダルシリ
カゾル(触媒化成工業製、OSCAL−1532)、(C)
成分として0.01規定の塩酸水溶液、(D)成分として
無水マレイン酸を使用し、これらを表−1に示し
た組成で混合し、常温で48時間熟成してコーテイ
ング液とした。次に、ジエチレングリコールビス
アリルカーボネート樹脂(商品名CR−39)から
なるプラスチツクレンズに、上記コーテイング液
を実施例1〜4と同様な方法で塗布して硬化させ
た。得られたハードコート膜の性能評価とコーテ
イング液の寿命を表−1に示す。 比較例 1 (A)(B)(C)成分は実施例1と同様な組成にして、(D)
成分を混合しないでコーテイング液を調整した。
その他の処理は実施例1と同様に行なつた。結果
を表−1に示す。 比較例 2 (A)成分としてγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン32重量部、(B)成分としてメタノール
シリカゾル356重量部、(C)成分として0.01規定の
塩酸水溶液12重量部、(D)成分としてジブチルスズ
ジラウリレート1.6重量部を混合した組成で、48
時間常温で熟成し、コーテイング液を調整した。
その他の処理は実施例1と同様に行なつた。結果
を表−1に示す。 比較例 3 (A)成分としてγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン240重量部、(B)成分としてメタノー
ルシリカゾル140重量部、(C)成分として0.01規定
の塩酸水溶液20重量部、(D)成分として無水マレイ
ン酸1.0重量部を混合した組成で、24時間熟成し、
コーテイング液を調整した。その他の処理は実施
例1と同様に行なつた。結果を表−1に示す。 比較例 4 (A)成分としてβ−(3,4エポキシサイクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン120重量部、
(B)成分としてイソプロピルアルコール分散コロイ
ダルシリカゾル220重量部、(C)成分として0.01規
定の塩酸水溶液60重量部、(D)成分として無水マレ
イン酸4.0重量部を混合した組成で、24時間熟成
し、コーテイング液を調整した。その他の処理は
実施例1と同様に行なつた。結果を表−1に示
す。 表−1から明らかなように、実施例1〜10にお
いては、全般に亘つてほぼ良好な評価結果が得ら
れる。これに対し、(D)成分を混合しなかつた比較
例1では、耐擦傷性が充分に得られず、コーテイ
ング液の寿命が低下する。また、本発明の範囲よ
りも、(A)成分を少なく、(B)成分を多く混合した比
較例2では、密着性、耐候性、無機コート性、コ
ーテイング液の寿命がいずれも低下する。さら
に、本発明の範囲よりも、(A)成分を多く、(B)成分
を少なく混合した比較例3では、染色性および耐
擦傷性が低下する。さらにまた、本発明の範囲よ
りも(C)成分を多く混合した比較例4では、密着性
および染色性が低下する。 なお、表−1において、(B)成分の「メ」はメタ
ノールシリカゾル、「エ」はエチルアルコール分
散コロイダルシリカゾル、「ブ」はブチルアルコ
ール分散コロイダルシリカゾル、「イ」はイソプ
ロピルアルコール分散コロイダルシリカゾルを表
わし、(D)成分の「無」は無水マレイン酸、「ジ」
はジブチルスズジラウリレート、「共」は無水マ
レイン酸とジブチルスズジラウリレートとの混合
液を表わす。
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a coating composition that is applied to the surface of plastic products such as plastic lenses to improve scratch resistance. "Prior Art and its Problems" In recent years, plastics have begun to be used in optical products such as lenses. Compared to glass lenses, plastic lenses are lighter, easier to process, easier to dye, and
It has advantages such as excellent impact resistance, but on the other hand,
It has the major drawback of being easily scratched. For this reason, many methods have been studied to improve the scratch resistance of plastic lenses, and they can be broadly divided into two methods. One method is to apply an inorganic hard coat film to the surface of the plastic lens using vacuum evaporation, sputtering, or other methods.
There is a method of forming by ion plating method etc., and the other method is to form on the surface of plastic lens.
This is a method in which an organic hard coat film of acrylic, melamine, silicone, etc. is formed by dip coating, spray coating, or the like. However, inorganic hard coat films have the disadvantage that impact resistance is significantly reduced when the film is thick enough to provide sufficient scratch resistance.
On the other hand, with organic hard coat films, impact resistance does not decrease even if the film is thick enough to provide scratch resistance (for example, approximately 10μ), but if it is also made to have dyeability, the scratch resistance tends to decrease. be. In addition, products with an inorganic anti-reflection film formed on an organic hard coat film are also commercially available, but the organic hard coat film, which is suitable for coating with an inorganic anti-reflection film, is difficult to dye. I often ended up becoming a thing. Therefore, it is desired to develop an organic hard coat film that has good adhesion to an inorganic antireflection film and is easily dyeable. Further, when an organic hard coat film is dip coated, there is a drawback that the film thickness tends to be uneven within a single lens, and interference fringes occur. Furthermore, the coating liquids used for conventional organic hard coat films have had a significantly short shelf life. Furthermore, as materials for extending the life of the coating liquid, for example, chelate compounds such as indium acetylacetonate and iron hexafluoroacetylacetonate are listed in Japanese Patent Application Laid-open No. 155437/1983.
Even if these were mixed, the lifespan was not extended. Also,
In JP-A-56-99263 and JP-A-59-146001,
Ammonium perchlorate is mentioned, but there are problems in that the coating film yellows and dyeing variations tend to occur. Furthermore, JP-A-59-100401
The issue mentions stannous chloride, but using stannous chloride extends pot life, but has the problem of poor water resistance. Furthermore, if a hardening agent such as dibutylamine, triethanolamine, iron octylate, or sodium acetate is mixed, the life of the hard coating solution will be significantly shortened. "Objective of the Invention" The object of the present invention is to solve the above-mentioned problems of the prior art, and to provide a material that is easy to dye, has excellent scratch resistance, has good adhesion to an inorganic antireflection film, and has a refractive index that is similar to that of a plastic lens. The object of the present invention is to provide a coating composition in which there is almost no difference between the two and the coating liquid has a long shelf life. "Structure of the Invention" The coating composition according to the present invention comprises (A) the general formula
A silicon compound containing at least one epoxy group represented by YRSiX 3 (in the formula, R is an alkyl group, Y is an organic group having an epoxy group, and X is an alkoxyl group), and (B) a particle size of 1 to 100 nm. (C) an acidic aqueous solution; (D) a mixed solution of one or two of maleic anhydride and dibutyltin dilaurate as a curing catalyst;
When the total of the above components (A), (B), and (C) is 100 parts by weight,
(A) component is 10 to 50 parts by weight, (B) component is 40 to 85 parts by weight,
It is characterized by containing 1 to 10 parts by weight of component (C) and 0.01 to 5.0 parts by weight of component (D). In the present invention, examples of the compound represented by the general formula of component (A) include γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane, γ-glycidoxypropyltriethoxysilane, β-(3,4epoxycyclohexyl)ethyl Examples include trimethoxysilane. The blending amount of component (A) is 10 to 50 parts by weight when the total of components (A), (B), and (C) is 100 parts by weight. If the amount of component (A) is less than 10 parts by weight, the adhesion between the coating film and the lens will decrease, and if the amount of component (A) exceeds 50 parts by weight, the wettability of the coating liquid on the lens will deteriorate, and furthermore, the staining property will decrease. descend. Component (B) is colloidal silica dispersed in a solution. In this case, examples of the dispersion solvent for colloidal silica include water, metal, ethanol,
Butanol, normal propanol, ethyl cellosolve, ethylene glycol, isopropyl alcohol, etc. are used, but alcohols are particularly preferred. The amount of component (B) is the sum of components (A), (B), and (C).
When 100 parts by weight, it is 40 to 85 parts by weight.
If component (B) is less than 40 parts by weight, the scratch resistance will decrease,
Cracks can easily form in the coating film. On the other hand, (B)
When the component exceeds 85 parts by weight, the silicon content increases, so the refractive index of the coating film decreases, creating a difference with the refractive index of the lens material (n = 1.50), and interference fringes become clear. spoil the appearance. Component (C) is used to hydrolyze the compound represented by the general formula of component (A). Examples of the acidic aqueous solution of component (C) include phosphoric acid, acetic acid, nitric acid, sulfuric acid, hydrochloric acid, water, etc., and an aqueous solution with a pH of 1 to 4 is preferable. The amount of component (C) is the sum of components (A), (B), and (C).
When 100 parts by weight, it is 1 to 10 parts by weight.
If the amount of component (C) is less than 1 part by weight, the compound of the above formula will be insufficiently hydrolyzed, and the coated film will be prone to cracks. Furthermore, if the amount of component (C) exceeds 10 parts by weight, the dyeability and wettability will decrease. Component (D), a curing catalyst, is added to improve the storage stability of the coating liquid. Generally, in a silicone hard coating liquid, a silicon condensation reaction proceeds from the time the liquid is prepared. In the present invention, by using one or both of maleic anhydride and dibutyltin laurylate as a curing catalyst for component (D), it is possible to retard this reaction rate and improve the storage stability of the liquid. The blending amount of component (D) is when the total of components (A), (B), and (C) is 100 parts by weight.
The amount is 0.01 to 5.0 parts by weight. If component (D) is less than 0.01 part by weight, the above effects cannot be obtained sufficiently, and component (D)
If it exceeds 5.0 parts by weight, there will be problems such as short solution life and poor dyeing reproducibility. Incidentally, a surfactant may be added to the coating composition of the present invention in order to obtain smoothness of the cured film. In addition, as a substrate to which the coating composition of the present invention is applied, particularly diethylene glycol bisallyl carbonate resin (trade name CR-39, TS-
16, MR-3) Acrylic resin is preferred, but various other plastics can also be used. "Examples of the Invention" Next, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples. The test method for the characteristic values determined in the Examples and Comparative Examples is as follows. (1) Adhesion After coating the plastic lens with an organic silicon hard coat film or further forming an anti-reflection coat film on it, cross-cut 100 stitches at 1 mm intervals, and peel off with cellophane tape for 3 times.
The number of stitches remaining in the coating film during the 100 stitches was measured. (2) Scratch resistance The coating surface was abraded 50 times with #0000 steel wool under a load of 1 kg to examine its resistance to scratches. The evaluation was as follows. A: No scratches, B:
Slight scratches, C: Significant scratches (3) Weather resistance The surface condition was examined after 150 hours of exposure to a Sunshine Weather Meter using a carbon arc. ◯ indicates that the surface condition is good, △ indicates that the surface condition is somewhat poor, and × indicates that the surface condition is poor. (4) Dyeability Immerse the hard-coated lens in a dye bath at 90℃ for 5 minutes, and the light attenuation rate at 550nm is 20%.
If the above is achieved, it is considered OK. ◯ indicates good dyeability, △ indicates slightly poor dyeability, and × indicates poor dyeability. (5) Chemical resistance After hard-coated lenses were immersed in an aqueous solution containing water, alcohol, and detergent for 24 hours, the condition of the coated surface was examined. ○ indicates that the surface condition is good. (6) Inorganic coating property After applying and curing the organic silicon hard coat film, put it in a vacuum evaporator and apply Al 2 O 3 at λ 0 /4, ZrO 2 at λ 0 /2, and SiO 2 at λ Coat 0/4 sequentially to form an antireflection film. Note that λ 0 is
It is 550nm. Then, the surface condition of the coat film was examined. ◯ indicates that the coated surface is good, △ indicates that the coated surface is somewhat poor, and × indicates that the coated surface is poor. (7) Coating liquid life After applying the coating film, adhesion test shows 0/100.
The liquid life was defined as the time when . Examples 1 to 4 γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane as component (A), methanol silica sol (manufactured by Catalysts Kasei Kogyo, OSCAL-1132) or isopropyl alcohol-dispersed colloidal silica sol (manufactured by Catalysts Kasei Kogyo, OSCAL) as component (B) -1432), a 0.01 N aqueous solution of hydrochloric acid or acetic acid as the component (C), and maleic anhydride or dibutyltin laurylate as the component (D), mixed with the composition shown in Table 1, and kept at room temperature for 24 hours. It was aged and made into a coating liquid. Next, a plastic lens made of diethylene glycol bisallyl carbonate resin (trade name CR-39) was washed in advance, and the above-mentioned coating liquid was applied by dip coating.
The pulling speed was 12 cm/min. Table 1 shows the performance evaluation of the obtained hard coat film and the lifespan of the coating liquid. Examples 5 to 7 β-(3,4 epoxycyclohexyl)ethyltrimethoxysilane as component (A), methanol silica sol (manufactured by Nissan Chemical, Snotex 30) or ethyl alcohol-dispersed colloidal silica sol (manufactured by Catalysts Kasei Kogyo Co., Ltd.) as component (B) Made by OSCAL−
1232), a 0.01N aqueous solution of hydrochloric acid or nitric acid was used as component (C), and a mixture of maleic anhydride and dibutyltin dilaurylate in a weight ratio of 1:1 was used as component (D), and these were prepared in the table below. The composition shown in 1 was mixed and aged at room temperature for 24 hours to obtain a coating liquid. Next, the coating solution was applied to a plastic lens made of diethylene glycol bisallyl carbonate resin (trade name: CR-39) in the same manner as in Examples 1 to 4, and cured.
Table 1 shows the performance evaluation of the obtained hard coat film and the lifespan of the coating liquid. Examples 8 to 10 Component (A) was a mixture of γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane and β-(3,4 epoxycyclohexyl)ethyltrimethoxysilane in a weight ratio of 1:1, ( B) As a component, methanol silica sol (manufactured by Nissan Chemical, Snowtex
30) or butyl alcohol-dispersed colloidal silica sol (Catalyst Chemical Industry Co., Ltd., OSCAL-1532), (C)
A 0.01N aqueous hydrochloric acid solution was used as the component, and maleic anhydride was used as the component (D). These were mixed in the composition shown in Table 1, and aged at room temperature for 48 hours to obtain a coating solution. Next, the coating solution was applied to a plastic lens made of diethylene glycol bisallyl carbonate resin (trade name: CR-39) in the same manner as in Examples 1 to 4, and cured. Table 1 shows the performance evaluation of the obtained hard coat film and the lifespan of the coating liquid. Comparative Example 1 Components (A), (B), and (C) had the same composition as in Example 1, and (D)
The coating solution was prepared without mixing the components.
Other treatments were performed in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table-1. Comparative Example 2 32 parts by weight of γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane as component (A), 356 parts by weight of methanol silica sol as component (B), 12 parts by weight of 0.01N hydrochloric acid aqueous solution as component (C), component (D) The composition is a mixture of 1.6 parts by weight of dibutyltin dilaurylate, 48
The mixture was aged at room temperature for an hour and a coating solution was prepared.
Other treatments were performed in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table-1. Comparative Example 3 240 parts by weight of γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane as component (A), 140 parts by weight of methanol silica sol as component (B), 20 parts by weight of 0.01N hydrochloric acid aqueous solution as component (C), component (D) The composition was mixed with 1.0 parts by weight of maleic anhydride and aged for 24 hours.
Coating liquid was adjusted. Other treatments were performed in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table-1. Comparative Example 4 120 parts by weight of β-(3,4 epoxycyclohexyl)ethyltrimethoxysilane as component (A),
220 parts by weight of isopropyl alcohol-dispersed colloidal silica sol as component (B), 60 parts by weight of 0.01N hydrochloric acid aqueous solution as component (C), and 4.0 parts by weight of maleic anhydride as component (D), aged for 24 hours, Coating liquid was adjusted. Other treatments were performed in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table-1. As is clear from Table 1, generally good evaluation results are obtained in Examples 1 to 10. On the other hand, in Comparative Example 1 in which component (D) was not mixed, sufficient scratch resistance was not obtained and the life of the coating liquid was shortened. Furthermore, in Comparative Example 2, in which component (A) was mixed in a smaller amount and component (B) was added in a larger amount than in the scope of the present invention, the adhesion, weather resistance, inorganic coating properties, and life of the coating liquid were all reduced. Furthermore, in Comparative Example 3, in which more component (A) and less component (B) were mixed than in the range of the present invention, the dyeing properties and scratch resistance decreased. Furthermore, in Comparative Example 4, in which component (C) was mixed in a larger amount than the range of the present invention, the adhesion and dyeability decreased. In addition, in Table 1, "M" of component (B) represents methanol silica sol, "E" represents ethyl alcohol-dispersed colloidal silica sol, "B" represents butyl alcohol-dispersed colloidal silica sol, and "I" represents isopropyl alcohol-dispersed colloidal silica sol. , "None" in component (D) is maleic anhydride, "di"
represents dibutyltin dilaurylate, and "co" represents a mixture of maleic anhydride and dibutyltin dilaurylate.

【表】 「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、前記(A)
(B)(C)(D)成分を特定の配合組成で混合したことによ
り、密着性、耐候性、染色性、耐薬品性、無機コ
ート性、耐擦傷性およびコーテイング液寿命のい
ずれにも優れたコーテイング組成物を得ることが
できる。
[Table] "Effects of the Invention" As explained above, according to the present invention, the above (A)
By mixing components (B), (C), and (D) in a specific composition, it has excellent adhesion, weather resistance, dyeing properties, chemical resistance, inorganic coating properties, scratch resistance, and coating liquid life. A coating composition can be obtained.

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 (A)一般式YRSiX3(式中、Rはアルキル基、
Yはエポキシ基を有する有機基、Xはアルコキシ
ル基を表わす)で示される少なくとも一種のエポ
キシ基を含有する珪素化合物と、(B)粒径1〜
100nmのコロイダルシリカゾルと、(C)酸性水溶
液と、(D)硬化触媒として無水マレイン酸、ジブチ
ルスズジラウリレートの一種または二種の混合溶
液とからなり、上記(A)(B)(C)成分の合計を100重量
部としたとき、(A)成分が10〜50重量部、(B)成分が
40〜85重量部、(C)成分が1〜10重量部、(D)成分が
0.01〜5.0重量部含有されていることを特徴とす
るコーテイング組成物。
1 (A) General formula YRSiX 3 (wherein R is an alkyl group,
(Y represents an organic group having an epoxy group, X represents an alkoxyl group); (B) a silicon compound containing at least one type of epoxy group;
It consists of a 100 nm colloidal silica sol, (C) an acidic aqueous solution, and (D) a mixed solution of one or two of maleic anhydride and dibutyltin dilaurylate as a curing catalyst, and the above (A), (B), and (C) components. When the total of is 100 parts by weight, component (A) is 10 to 50 parts by weight, component (B) is
40 to 85 parts by weight, component (C) 1 to 10 parts by weight, component (D)
A coating composition characterized in that the coating composition contains 0.01 to 5.0 parts by weight.
JP60135019A 1985-06-20 1985-06-20 Coating composition Granted JPS61293232A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60135019A JPS61293232A (en) 1985-06-20 1985-06-20 Coating composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60135019A JPS61293232A (en) 1985-06-20 1985-06-20 Coating composition

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61293232A JPS61293232A (en) 1986-12-24
JPH0523294B2 true JPH0523294B2 (en) 1993-04-02

Family

ID=15142028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60135019A Granted JPS61293232A (en) 1985-06-20 1985-06-20 Coating composition

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61293232A (en)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6356601A (en) * 1986-08-27 1988-03-11 Toray Ind Inc Rimmed plastic lens
JPH01209421A (en) * 1988-02-17 1989-08-23 Nikon Corp Spectacle lens having transparent hard coated film
DE19540623A1 (en) * 1995-10-31 1997-05-07 Inst Neue Mat Gemein Gmbh Process for the production of composite materials with a high proportion of interfaces and thus obtainable composite materials
JP5163491B2 (en) * 2006-04-21 2013-03-13 コニカミノルタホールディングス株式会社 Method for producing gas barrier film, resin base material for organic electroluminescence, and organic electroluminescence device using the same
US10858539B2 (en) 2012-06-12 2020-12-08 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Siloxane hard-coating resin composition
US9617449B2 (en) 2012-06-12 2017-04-11 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Siloxane hard coating resin

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61293232A (en) 1986-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5021091A (en) Hard coating compositions
US5165992A (en) Hard coating film and optical elements having such coating film
CA2123816A1 (en) Plastic lens
US6680125B1 (en) Coating composition and method for preparing the same, and scuff-resistant plastic lense
JPH0455615B2 (en)
US5415690A (en) Coating composition
JPH05264805A (en) Coating composition and plastic lens using the same
JPH0523294B2 (en)
US6010778A (en) Coating composition utilizing modified sol having tin oxide-tungsten oxide complex colloid particles and lens coated therewith
JPH07168002A (en) Coating composition and plastic base
JPH03172369A (en) Coating composition
JPS62169832A (en) Surface protection of plastic molding
JPS60147477A (en) Coating composition
JPS624060B2 (en)
JPH0321678A (en) Coating composition
JPS6221030B2 (en)
JP3079539B2 (en) Coating composition and plastic molded article to which it is applied
JPH0625599A (en) Antireflection composition applicable by spin-coating
JPS6327565A (en) Coating composition
JPH0456291B2 (en)
JPH07166131A (en) Coating composition
JP2800236B2 (en) Cured film
JPH02117976A (en) Coating composition
JP2623805B2 (en) Composition for coating
JPH02261832A (en) Coating composition for plastic