JPH05215564A - 車両用位置測定装置 - Google Patents
車両用位置測定装置Info
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- JPH05215564A JPH05215564A JP9219992A JP1999292A JPH05215564A JP H05215564 A JPH05215564 A JP H05215564A JP 9219992 A JP9219992 A JP 9219992A JP 1999292 A JP1999292 A JP 1999292A JP H05215564 A JPH05215564 A JP H05215564A
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 8
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 101100179592 Caenorhabditis elegans ins-23 gene Proteins 0.000 description 2
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- Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)
- Navigation (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 INS(慣性航法装置)の取付け角度誤差、
オドメータ(車両回転数検出器)のスケールファクタ誤
差に基づく測定誤差を小にする。 【構成】 車両を数10秒間で数100m直線走行させ
て停止し、その出発点と、到着点とで、それぞれINS
の検出方位角ψ,姿勢角θとオドメータ24の検出回転
数nにスケールファクタを掛けた値とから、位置、標高
N,E,Hを計算したものと、GPS受信機25で測定
された位置、標高NG,EG,HGとの対応するものを
それぞれ比較演算して方位角、姿勢角誤差δψ,δθ,
スケールファクタ誤差δAを求め、δψ,δθでINS
による測定方位角、姿勢角ψ,θをそれぞれ補正し、か
つδAでスケールファクタを補正して以後の位置、標高
計算に用いる。
オドメータ(車両回転数検出器)のスケールファクタ誤
差に基づく測定誤差を小にする。 【構成】 車両を数10秒間で数100m直線走行させ
て停止し、その出発点と、到着点とで、それぞれINS
の検出方位角ψ,姿勢角θとオドメータ24の検出回転
数nにスケールファクタを掛けた値とから、位置、標高
N,E,Hを計算したものと、GPS受信機25で測定
された位置、標高NG,EG,HGとの対応するものを
それぞれ比較演算して方位角、姿勢角誤差δψ,δθ,
スケールファクタ誤差δAを求め、δψ,δθでINS
による測定方位角、姿勢角ψ,θをそれぞれ補正し、か
つδAでスケールファクタを補正して以後の位置、標高
計算に用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、方位角および姿勢角
を検出する慣性航法装置と、車輪の回転数を検出する車
速検出器とを車両に搭載して、その車両の位置を測定す
る車両用位置測定装置に関する。
を検出する慣性航法装置と、車輪の回転数を検出する車
速検出器とを車両に搭載して、その車両の位置を測定す
る車両用位置測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず車両に搭載する慣性航法装置、いわ
ゆるINSについて図3Aを参照して説明する。INS
は3個のジャイロ11,12,13と3個の加速度計1
4,15,16とそれぞれ直交3軸に取付けられてお
り、これらジャイロ加速度計を総称してセンサ17とい
う。このセンサ17の他、コンピュータ18および外部
機器とのインターフェイス19および内部各部の作動に
必要な電源電力を供給する電源部21とからなる。
ゆるINSについて図3Aを参照して説明する。INS
は3個のジャイロ11,12,13と3個の加速度計1
4,15,16とそれぞれ直交3軸に取付けられてお
り、これらジャイロ加速度計を総称してセンサ17とい
う。このセンサ17の他、コンピュータ18および外部
機器とのインターフェイス19および内部各部の作動に
必要な電源電力を供給する電源部21とからなる。
【0003】ジャイロ11〜13はINSの回転角速度
を、加速度計14〜16は加速度をそれぞれ検出する。
得られた角速度、加速度情報をコンピュータ18で次の
演算処理を行う。 姿勢角θの計算 θ=∫ωa dt+θ0 ωa :INSのジャイロで検出された姿勢方向の角速
度、θ0 :初期姿勢角 方位角ψの計算 ψ=∫ωb dt+ψ0 ωb :INSのジャイロで検出された方位方向の角速
度、ψ0 :初期方位角 水平方向加速度aH ,鉛直方向加速度aV の計算 aH =aB cos θ aV =aB sin θ aB :INSの加速度計で検出されたそのボディ方向加
速度 図3BにINS23のボディ方向の加速度と姿勢角θ
と、水平、鉛直各方向加速度aH ,aV との関係を図3
Bに示す。
を、加速度計14〜16は加速度をそれぞれ検出する。
得られた角速度、加速度情報をコンピュータ18で次の
演算処理を行う。 姿勢角θの計算 θ=∫ωa dt+θ0 ωa :INSのジャイロで検出された姿勢方向の角速
度、θ0 :初期姿勢角 方位角ψの計算 ψ=∫ωb dt+ψ0 ωb :INSのジャイロで検出された方位方向の角速
度、ψ0 :初期方位角 水平方向加速度aH ,鉛直方向加速度aV の計算 aH =aB cos θ aV =aB sin θ aB :INSの加速度計で検出されたそのボディ方向加
速度 図3BにINS23のボディ方向の加速度と姿勢角θ
と、水平、鉛直各方向加速度aH ,aV との関係を図3
Bに示す。
【0004】水平速度VH の計算 VH =∫aH dt 現在位置Pの計算 P=∫VH dt+P0 P0 :初期位置 鉛直速度VV の計算 VV =∫aV dt 標高Hの計算 H=∫VV dt+H0 H0 :初期標高 このようにして、INSだけでも現在位置Pと標高Hと
を測定することができる。しかし、センサ17には固有
の誤差があるため、上記各積分計算により時間と共に速
度、位置、標高の誤差が増大していく。従って、INS
だけでは位置誤差は1時間あたり、例えば1000m〜
2000mの割で増大していくため、車両用位置、標高
の測定には適しない。
を測定することができる。しかし、センサ17には固有
の誤差があるため、上記各積分計算により時間と共に速
度、位置、標高の誤差が増大していく。従って、INS
だけでは位置誤差は1時間あたり、例えば1000m〜
2000mの割で増大していくため、車両用位置、標高
の測定には適しない。
【0005】そこで、INSと車速検出器、いわゆるオ
ドメータとを組み合わせ使用することが提案されてい
る。オドメータは車輪の回転数を検出するものであり、
車輪の円周長さを乗算すると走行距離がわかる。単位時
間ごとの走行距離ΔLとINSが検出する方位角ψおよ
び姿勢角(ピッチ角)θとを使用して単位時間ごとの北
方向距離ΔN,東方向距離ΔEおよび鉛直方向距離ΔH
をそれぞれ次の演算により求める。これらの関係は図3
C,Dに示すようになる。
ドメータとを組み合わせ使用することが提案されてい
る。オドメータは車輪の回転数を検出するものであり、
車輪の円周長さを乗算すると走行距離がわかる。単位時
間ごとの走行距離ΔLとINSが検出する方位角ψおよ
び姿勢角(ピッチ角)θとを使用して単位時間ごとの北
方向距離ΔN,東方向距離ΔEおよび鉛直方向距離ΔH
をそれぞれ次の演算により求める。これらの関係は図3
C,Dに示すようになる。
【0006】ΔLH =ΔL cosθ ΔH=ΔL sinθ ΔN=ΔLH cosψ ΔE=ΔLH sinψ ΔLH :水平方向距離 これら北方向距離ΔN,東方向距離ΔEを積算すると、
出発点からの北方向移動距離N,東方向移動距離Eがそ
れぞれ得られる。
出発点からの北方向移動距離N,東方向移動距離Eがそ
れぞれ得られる。
【0007】 N=∫ΔN dt ……… (1) E=∫ΔE dt ……… (2) 同様に鉛直方向距離ΔHを積算すると、出発点からの標
高の変化距離Hが得られる。これらの関係図を図4A,
Bに示す。上述の各演算はINS内のコンピュータ18
で行えばよい。
高の変化距離Hが得られる。これらの関係図を図4A,
Bに示す。上述の各演算はINS内のコンピュータ18
で行えばよい。
【0008】 H=∫ΔH dt ……… (3)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の車両用位置標高測定装置はINSの検出方位角ψ,
姿勢角θを車両の進行方向とみなして位置・標高計算を
行う。従ってINSが車両に対し取付角誤差がある場
合、下記のように位置・標高測定に誤差が生じる。すな
わち、図4Cに示すようにINSが車両に対し方位角誤
差δψで取付けている場合、仮に車両が真北に進行して
も、INSの検出方位角は0ではなくδψを示すから、
車両がA点へ行ったときの位置の演算結果はB点を示し
てしまう。移動距離をLH とすると、A点座標は(0,
LH )であるにもかかわらず、位置出力は(LH sin δ
ψ,LH cos δψ)となる。
来の車両用位置標高測定装置はINSの検出方位角ψ,
姿勢角θを車両の進行方向とみなして位置・標高計算を
行う。従ってINSが車両に対し取付角誤差がある場
合、下記のように位置・標高測定に誤差が生じる。すな
わち、図4Cに示すようにINSが車両に対し方位角誤
差δψで取付けている場合、仮に車両が真北に進行して
も、INSの検出方位角は0ではなくδψを示すから、
車両がA点へ行ったときの位置の演算結果はB点を示し
てしまう。移動距離をLH とすると、A点座標は(0,
LH )であるにもかかわらず、位置出力は(LH sin δ
ψ,LH cos δψ)となる。
【0010】また、図4Dに示すようにINSが車両に
対し姿勢角誤差δθで取り付いている場合、仮に車両が
水平に進行してもINSの検出姿勢角出力は0ではなく
δθを示すから、車両がC点へ行ったとき、標高の演算
結果はD点を示してしまう。移動距離をLとすると、標
高誤差はL sinδθとなる。一方、オドメータにそのス
ケールファクタ(1回転あたりの走行距離)に誤差があ
れば、位置出力に誤差が出るのはいうまでもない。
対し姿勢角誤差δθで取り付いている場合、仮に車両が
水平に進行してもINSの検出姿勢角出力は0ではなく
δθを示すから、車両がC点へ行ったとき、標高の演算
結果はD点を示してしまう。移動距離をLとすると、標
高誤差はL sinδθとなる。一方、オドメータにそのス
ケールファクタ(1回転あたりの走行距離)に誤差があ
れば、位置出力に誤差が出るのはいうまでもない。
【0011】この発明は、上記INSの取付角誤差およ
びオドメータのスケールファクタ誤差を自動的に測定
し、補正することにより高精度に、位置・標高測定を可
能にした車両用位置標高測定装置を提供することにあ
る。
びオドメータのスケールファクタ誤差を自動的に測定
し、補正することにより高精度に、位置・標高測定を可
能にした車両用位置標高測定装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、車両
に衛星航法装置(GPS:グローバルポジショニングシ
ステム)が搭載され、そのGPSにより測定された位置
と、INSおよび車速検出器(オドメータ)から測定さ
れた位置とからINSの取付け誤差角度およびオドメー
タのスケールファクタ誤差の少なくとも一方が誤差演算
手段で演算され、その演算された取付け誤差角度でIN
Sで検出された方位角および姿勢角がそれぞれ補正さ
れ、また演算されたスケールファクタ誤差で車速検出器
のスケールファクタが補正される。これら補正された方
位角および姿勢角とスケールファクタと車速検出器の検
出回転数とから位置の演算がなされる。
に衛星航法装置(GPS:グローバルポジショニングシ
ステム)が搭載され、そのGPSにより測定された位置
と、INSおよび車速検出器(オドメータ)から測定さ
れた位置とからINSの取付け誤差角度およびオドメー
タのスケールファクタ誤差の少なくとも一方が誤差演算
手段で演算され、その演算された取付け誤差角度でIN
Sで検出された方位角および姿勢角がそれぞれ補正さ
れ、また演算されたスケールファクタ誤差で車速検出器
のスケールファクタが補正される。これら補正された方
位角および姿勢角とスケールファクタと車速検出器の検
出回転数とから位置の演算がなされる。
【0013】
【作 用】少なくともINSの取付け角度誤差および車
速検出器のスケールファクタ誤差の測定時にはGPS受
信機とGPSアンテナを車両に搭載する。ある任意の出
発点から数10秒間ほゞ直線走行し、任意の到着点で停
止する。このとき、その両地点におけるGPSにより測
定した位置・標高のそれぞれの差分と、INSおよび車
速検出器で測定した両地点における位置・標高のそれぞ
れの差分とを比較することにより、上記取付け角度誤差
と車速検出器のスケールファクタ誤差の大きさを演算す
る。
速検出器のスケールファクタ誤差の測定時にはGPS受
信機とGPSアンテナを車両に搭載する。ある任意の出
発点から数10秒間ほゞ直線走行し、任意の到着点で停
止する。このとき、その両地点におけるGPSにより測
定した位置・標高のそれぞれの差分と、INSおよび車
速検出器で測定した両地点における位置・標高のそれぞ
れの差分とを比較することにより、上記取付け角度誤差
と車速検出器のスケールファクタ誤差の大きさを演算す
る。
【0014】GPSの測定位置・標高誤差は数10m〜
数100mある。しかし、車両の数10秒間の走行では
数100mの移動でしかないため、GPSが数10mも
の誤差を有すると、上記比較しても精度が不十分となる
と思われるが、次の手段により解決される。まず、GP
Sの衛星は地上から遠く離れているため、地上の数10
0m離れた2点での測定位置・標高誤差の大きさはそれ
ぞれ相等しい。また衛星の動きにより、ゆっくりした速
さで位置・標高誤差は変動していく。しかし数10秒間
ではその変動の大きさは無視し得る。従って、出発点お
よび到着点でのそれぞれの位置・標高誤差値は等しい。
INSの取付け角度誤差、車速検出器のスケールファク
タ誤差を測定するためには、出発点と到着点との相対位
置・標高差分が判ればよいので絶対的な誤差の大きさは
問題でなくなる。そのためには走行はできるだけ短時間
に長い距離を走ればよい。
数100mある。しかし、車両の数10秒間の走行では
数100mの移動でしかないため、GPSが数10mも
の誤差を有すると、上記比較しても精度が不十分となる
と思われるが、次の手段により解決される。まず、GP
Sの衛星は地上から遠く離れているため、地上の数10
0m離れた2点での測定位置・標高誤差の大きさはそれ
ぞれ相等しい。また衛星の動きにより、ゆっくりした速
さで位置・標高誤差は変動していく。しかし数10秒間
ではその変動の大きさは無視し得る。従って、出発点お
よび到着点でのそれぞれの位置・標高誤差値は等しい。
INSの取付け角度誤差、車速検出器のスケールファク
タ誤差を測定するためには、出発点と到着点との相対位
置・標高差分が判ればよいので絶対的な誤差の大きさは
問題でなくなる。そのためには走行はできるだけ短時間
に長い距離を走ればよい。
【0015】
【実施例】図1Aにこの発明の実施例を示す。この発明
では車両にINS23と車速検出器(以下オドメータと
記す)24の他にGPS受信機25およびそのアンテナ
26が搭載される。INS23のセンサ17には図3A
について述べたジャイロ11〜13,加速度計14〜1
6が設けられており、センサ17の出力により、姿勢、
方位計算手段27でINSの方位ψと姿勢角(ピッチ
角)θとが演算される。これらψ,θは姿勢、方位取付
け誤差補正計算手段28で、取付け誤差角度δθ,δψ
がそれぞれ加算されて補正される。
では車両にINS23と車速検出器(以下オドメータと
記す)24の他にGPS受信機25およびそのアンテナ
26が搭載される。INS23のセンサ17には図3A
について述べたジャイロ11〜13,加速度計14〜1
6が設けられており、センサ17の出力により、姿勢、
方位計算手段27でINSの方位ψと姿勢角(ピッチ
角)θとが演算される。これらψ,θは姿勢、方位取付
け誤差補正計算手段28で、取付け誤差角度δθ,δψ
がそれぞれ加算されて補正される。
【0016】θ′=θ+δθ ψ′=ψ+δψ 一方、オドメータ24により検出された車輪の回転数n
(回転/秒)に対し、スケール計算手段29でオドメー
タ24のスケールファクタ(車輪の直径)が乗算されて
車両の速度(単位時間ごとの走行距離ΔL)が求められ
る。通常の場合オドメータ24はエンジンから速度メー
タへ達するケーブルを分岐して、プロペラシャフトの回
転数を検出する。従ってオドメータ24の検出回転数n
は車輪の回転数と異なり、そのための倍率補正をする必
要があるが、こゝでは理解を容易にするため、オドメー
タ24で車輪の回転数を検出するとした。また、車両速
度ΔLの計算の際にオドメータ24のスケールファクタ
Aの誤差δAを補正して行う。従って次式の計算を行
う。
(回転/秒)に対し、スケール計算手段29でオドメー
タ24のスケールファクタ(車輪の直径)が乗算されて
車両の速度(単位時間ごとの走行距離ΔL)が求められ
る。通常の場合オドメータ24はエンジンから速度メー
タへ達するケーブルを分岐して、プロペラシャフトの回
転数を検出する。従ってオドメータ24の検出回転数n
は車輪の回転数と異なり、そのための倍率補正をする必
要があるが、こゝでは理解を容易にするため、オドメー
タ24で車輪の回転数を検出するとした。また、車両速
度ΔLの計算の際にオドメータ24のスケールファクタ
Aの誤差δAを補正して行う。従って次式の計算を行
う。
【0017】ΔL(m/s)=(1+δA)A・n この車両速度ΔLと、補正された姿勢角θ′,方位角
ψ′とを用いて位置、標高計算手段31で(1),
(2),(3)式を演算して車両の位置N,E,標高H
をそれぞれ求めて出力する。GPS受信機25,GPS
アンテナ26は一般に市販されているものでよい。通常
の市販されているGPS受信機の位置出力は緯度、経度
で行われるが、緯度、経度は北、東座標に容易に変換で
きる。よってGPS受信機25から北、東座標で位置N
G,EGと標高HGとを出力することにする。
ψ′とを用いて位置、標高計算手段31で(1),
(2),(3)式を演算して車両の位置N,E,標高H
をそれぞれ求めて出力する。GPS受信機25,GPS
アンテナ26は一般に市販されているものでよい。通常
の市販されているGPS受信機の位置出力は緯度、経度
で行われるが、緯度、経度は北、東座標に容易に変換で
きる。よってGPS受信機25から北、東座標で位置N
G,EGと標高HGとを出力することにする。
【0018】このGPS受信機25の出力NG,EG,
HGと位置、標高計算手段31で計算されたN,E,H
とを比較して誤差計算手段32により誤差δθ,δψ,
δAが以下のように計算される。 (1)当初δθ,δψ,δAの値は不明のためδθ=δ
ψ=δA=0とする。 (2)任意の出発点において位置、標高計算手段31の
出力初期値としてN=N1,E=E1,H=H1を入れ
る。またGPS受信機25の出力NG=NG1,EG=
EG1,HG=HG1を記録する。
HGと位置、標高計算手段31で計算されたN,E,H
とを比較して誤差計算手段32により誤差δθ,δψ,
δAが以下のように計算される。 (1)当初δθ,δψ,δAの値は不明のためδθ=δ
ψ=δA=0とする。 (2)任意の出発点において位置、標高計算手段31の
出力初期値としてN=N1,E=E1,H=H1を入れ
る。またGPS受信機25の出力NG=NG1,EG=
EG1,HG=HG1を記録する。
【0019】(3)次に車両をなるべく直線に、数10
秒間で数100m走行して停止する。このとき、出発点
での車両方位とピッチ角と、到着点での車両のそれとは
同じでなければならない。 (4)到着点での位置、標高計算手段31の出力N=N
2,E=E2,H=H2と、GPS受信機25の出力N
G=NG2,EG=EG2,HG=HG2とを記録す
る。
秒間で数100m走行して停止する。このとき、出発点
での車両方位とピッチ角と、到着点での車両のそれとは
同じでなければならない。 (4)到着点での位置、標高計算手段31の出力N=N
2,E=E2,H=H2と、GPS受信機25の出力N
G=NG2,EG=EG2,HG=HG2とを記録す
る。
【0020】(5)誤差計算手段32において次の演算
をする。これらの関係を図1B,Cに示す。
をする。これらの関係を図1B,Cに示す。
【0021】
【数1】
【0022】
【数2】 (6)(5)項で得られたδθ,δψ,δAを各々姿
勢、方位取付け誤差補正計算手段28,スケール計算手
段29に与え、補正計算に使用する。以降、GPSがな
くても高精度の位置、標高データが得られる。車輪取付
場所とGPSアンテナ26の取付場所とが同じであれ
ば、車輪の移動量とGPSアンテナの移動量は常に等し
い。しかし、図2Aに示すように車両33の車輪34の
取付場所とアンテナ26の取付場所とが離れており、か
つ走行時の出発点と到着点とで車両33の方位またはピ
ッチ角方向が異なっていると、車輪34の移動量L
B (方向を含め)とGPSアンテナ26の移動量LA と
は異なってしまう。なお、オドメータ24が検出する速
度は左右後輪の中間点の速度である。
勢、方位取付け誤差補正計算手段28,スケール計算手
段29に与え、補正計算に使用する。以降、GPSがな
くても高精度の位置、標高データが得られる。車輪取付
場所とGPSアンテナ26の取付場所とが同じであれ
ば、車輪の移動量とGPSアンテナの移動量は常に等し
い。しかし、図2Aに示すように車両33の車輪34の
取付場所とアンテナ26の取付場所とが離れており、か
つ走行時の出発点と到着点とで車両33の方位またはピ
ッチ角方向が異なっていると、車輪34の移動量L
B (方向を含め)とGPSアンテナ26の移動量LA と
は異なってしまう。なお、オドメータ24が検出する速
度は左右後輪の中間点の速度である。
【0023】この場合、当然ながらINS取付け角度誤
差とオドメータのスケールファクタ誤差の推定の精度が
劣化する。この問題は、GPS受信機25の出力の位置
・標高データを車輪取付場所の位置、標高データに変換
することにより、解消できる。すなわち、この変換を図
2Bに示すように変換計算手段35により行って誤差計
算手段32に与える。
差とオドメータのスケールファクタ誤差の推定の精度が
劣化する。この問題は、GPS受信機25の出力の位置
・標高データを車輪取付場所の位置、標高データに変換
することにより、解消できる。すなわち、この変換を図
2Bに示すように変換計算手段35により行って誤差計
算手段32に与える。
【0024】図2Cに示すように、GPSアンテナ26
と車輪場所36との距離を車両前後方向にY,左右方向
にXとする。GPS受信機25の出力NG,EG,HG
を車輪場所36に変換したデータNG′,EG′,H
G′とすると、NG′,EG′は次式の計算により求ま
る。 NG′=NG−Y cosψ+X sinψ EG′=EG−Y sinψ−X cosψ なお、この式は車両33の傾斜を考慮していない。
と車輪場所36との距離を車両前後方向にY,左右方向
にXとする。GPS受信機25の出力NG,EG,HG
を車輪場所36に変換したデータNG′,EG′,H
G′とすると、NG′,EG′は次式の計算により求ま
る。 NG′=NG−Y cosψ+X sinψ EG′=EG−Y sinψ−X cosψ なお、この式は車両33の傾斜を考慮していない。
【0025】また、図2Dに示すように車輪場所36と
アンテナ26との高さの差をZとすると、HG′は次式
の計算に求まる。 HG′=HG−Y sinθ−Z cosθ なお、車両33のロール方向の傾斜はないものとする。
以上の変換をすることにより、車両33の方位、傾斜に
かかわらず、車輪場所36でのGPSデータが得られ
る。
アンテナ26との高さの差をZとすると、HG′は次式
の計算に求まる。 HG′=HG−Y sinθ−Z cosθ なお、車両33のロール方向の傾斜はないものとする。
以上の変換をすることにより、車両33の方位、傾斜に
かかわらず、車輪場所36でのGPSデータが得られ
る。
【0026】上述においてはINSの取付け角度誤差と
オドメータのスケールファクタ誤差との両者の補正を行
ったが、場合によってはその一方だけでもよい。また上
述では車両の位置と、標高とを測定したが位置の測定だ
けでもよい。
オドメータのスケールファクタ誤差との両者の補正を行
ったが、場合によってはその一方だけでもよい。また上
述では車両の位置と、標高とを測定したが位置の測定だ
けでもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
GPSを使用してINSの取付け角度誤差またはオドメ
ータのスケールファクタ誤差を測定し、以降の走行にお
いて補正できるので、高精度の位置・標高測定が可能に
なる。なお、GPSがあればINS,オドメータは不要
と思われるが、前述のようにGPSの精度は数10m〜
数100mであり、特に安価なものは精度が数100m
もある。しかし、この発明によると、そのような低精度
のGPSを用いても位置・標高誤差は走行距離の0.1%
以下、すなわち10Km走行で10m以下の高い精度が可
能である。
GPSを使用してINSの取付け角度誤差またはオドメ
ータのスケールファクタ誤差を測定し、以降の走行にお
いて補正できるので、高精度の位置・標高測定が可能に
なる。なお、GPSがあればINS,オドメータは不要
と思われるが、前述のようにGPSの精度は数10m〜
数100mであり、特に安価なものは精度が数100m
もある。しかし、この発明によると、そのような低精度
のGPSを用いても位置・標高誤差は走行距離の0.1%
以下、すなわち10Km走行で10m以下の高い精度が可
能である。
【図1】Aはこの発明の実施例を示すブロック図、B,
Cはそれぞれ出発点、到着点における位置・標高計算手
段31の各計算結果と、GPS受信機の各測定値との関
係の平面座標、垂直面座標を示す図である。
Cはそれぞれ出発点、到着点における位置・標高計算手
段31の各計算結果と、GPS受信機の各測定値との関
係の平面座標、垂直面座標を示す図である。
【図2】Aは車輪、GPSアンテナのそれぞれの移動量
の差を示す図、Bはその差に基づく誤差を補正するため
の構成を示すブロック図、C,Dはそれぞれ車輪場所と
GPSアンテナ取付け位置との関係を示す平面図、側面
図である。
の差を示す図、Bはその差に基づく誤差を補正するため
の構成を示すブロック図、C,Dはそれぞれ車輪場所と
GPSアンテナ取付け位置との関係を示す平面図、側面
図である。
【図3】AはINSの概略を示すブロック図、BはIN
Sボディ方向の加速度とその水平、鉛直方向成分との関
係を示す図、C,Dはそれぞれ車両速度ΔLとその鉛直
方向成分と、北方向成分と、東方向成分との関係を示す
図である。
Sボディ方向の加速度とその水平、鉛直方向成分との関
係を示す図、C,Dはそれぞれ車両速度ΔLとその鉛直
方向成分と、北方向成分と、東方向成分との関係を示す
図である。
【図4】A,Bはそれぞれ移動した北方向成分と東方向
成分と、標高成分とを示す図、C,DはそれぞれINS
の取付け角度誤差に基づく測定位置・標高誤差を示す図
である。
成分と、標高成分とを示す図、C,DはそれぞれINS
の取付け角度誤差に基づく測定位置・標高誤差を示す図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両に搭載された慣性航法装置よりの方
位角と姿勢角と、上記車両に搭載された車速検出器によ
り検出した上記車両の車輪の回転数から得られる車両速
度情報とを使用して、その車両の位置を測定する車両用
位置測定装置において、 上記車両に搭載された衛星航法装置と、 その衛星航法装置により測定された位置と、上記慣性航
法装置および車速検出器から測定された位置とから、上
記慣性航法装置の上記車両への取付け誤差角度を計算す
る誤差計算手段と、 その計算された取付け誤差角度を用いて上記慣性航法装
置よりの方位角および姿勢角を補正する手段と、 を設けたことを特徴とする車両用位置測定装置。 - 【請求項2】 車両に搭載された慣性航法装置よりの方
位角と姿勢角と、上記車両に搭載された車速検出器によ
り検出した上記車両の車輪の回転数から得られる車両速
度情報とを使用して、その車両の位置を測定する車両用
位置測定装置において、 上記車両に搭載された衛星航法装置と、 その衛星航法装置により測定された位置と、上記慣性航
法装置および車速検出器から測定された位置とから、上
記車速検出器のスケールファクタ誤差を計算する誤差計
算手段と、 その計算されたスケールファクタ誤差で上記車速検出器
のスケールファクタを補正する手段と、 を設けたことを特徴とする車両用位置測定装置。 - 【請求項3】 上記衛星航法装置のアンテナと上記車両
の車輪との相対位置データと、上記慣性航法装置からの
方位角および姿勢角とから、上記衛星航法装置からの位
置データを、上記車輪の位置での位置データに変換する
手段を備え、その変換された位置を上記誤差計算手段で
の計算に用いることを特徴とする請求項1または2記載
の車両用位置測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9219992A JPH05215564A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 車両用位置測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9219992A JPH05215564A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 車両用位置測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05215564A true JPH05215564A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12014666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9219992A Withdrawn JPH05215564A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 車両用位置測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05215564A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997008514A1 (fr) * | 1995-08-28 | 1997-03-06 | Data Tec Co., Ltd. | Detecteur de mouvement |
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-
1992
- 1992-02-05 JP JP9219992A patent/JPH05215564A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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