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JP7517598B2 - エレベーターおよび昇降行程延伸方法 - Google Patents

エレベーターおよび昇降行程延伸方法 Download PDF

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JP7517598B2
JP7517598B2 JP2023516976A JP2023516976A JP7517598B2 JP 7517598 B2 JP7517598 B2 JP 7517598B2 JP 2023516976 A JP2023516976 A JP 2023516976A JP 2023516976 A JP2023516976 A JP 2023516976A JP 7517598 B2 JP7517598 B2 JP 7517598B2
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誠治 渡辺
壮史 松本
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Description

本開示は、エレベーターおよび昇降行程延伸方法に関する。
特許文献1は、エレベーターの昇降行程延伸方法を開示する。当該昇降行程延伸方法によれば、昇降路内部において機械室を上方へ吊り上げることで、建物の建築工事の進捗に応じてエレベーターのかごが昇降する行程を延伸し得る。
日本特公昭59-034633号公報
しかしながら、特許文献1に記載の昇降行程延伸方法において、かごは、機械室よりも下の空間を移動する。機械室は、昇降路の上端である建物の上部に固定される。このため、建物の上部においてかごが昇降する行程が制限される。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、かごが昇降する行程の上端位置をより高くできるエレベーターおよび昇降行程延伸方法を提供することである。
本開示に係るエレベーターは、建物の内部において前記建物の下部から屋上面まで設けられ、前記屋上面まで伸びる第1昇降路空間を内部に形成する第1昇降路ユニットと、
ロープを介してかごを昇降させる巻上機を有し、前記第1昇降路ユニットの前記第1昇降路空間の内部を上下方向に移動可能な機械室ユニットと、前記第1昇降路ユニットの上端において前記屋上面の上に設けられ、前記機械室ユニットが上下方向に移動可能で前記第1昇降路空間の上端に繋がって前記屋上面よりも上方に伸びる第2昇降路空間を内部に形成する第2昇降路ユニットと、第1吊車を有し、前記巻上機によって前記第1昇降路空間または前記第2昇降路空間の内部を昇降する第1昇降体と、第2吊車を有し、前記巻上機によって前記第1昇降路空間または前記第2昇降路空間の内部を前記第1昇降体とは反対方向に昇降する第2昇降体と、前記機械室ユニットに設けられ、前記ロープを繰り出すロープ繰り出し装置と、前記ロープ繰り出し装置よりも高い位置において上下方向に移動可能に設けられた上部プーリと、を備え、前記ロープは、一端が前記機械室ユニットに固定され、他端が前記ロープ繰り出し装置から繰り出され、前記一端から前記他端の間で前記第1昇降体の前記第1吊車と前記巻上機と前記第2昇降体の前記第2吊車と前記上部プーリとに順番に巻き掛けられ、前記第2昇降路ユニットは、前記上部プーリを回転自在に固定するプーリ台を有した。
また、本開示に係るエレベーターは、建物の内部において前記建物の下部から屋上面まで設けられ、前記屋上面まで伸びる第1昇降路空間を内部に形成する第1昇降路ユニットと、ロープを介してかごを昇降させる巻上機を有し、前記第1昇降路ユニットの前記第1昇降路空間の内部を上下方向に移動可能な機械室ユニットと、前記第1昇降路ユニットの上端において前記屋上面の上に設けられ、前記機械室ユニットが上下方向に移動可能で前記第1昇降路空間の上端に繋がって前記屋上面よりも上方に伸びる第2昇降路空間を内部に形成する第2昇降路ユニットと、を備え、前記第2昇降路ユニットは、前記第2昇降路ユニットの上端に設けられ、前記第2昇降路ユニットの上部を塞ぐ屋根と、前記屋根の内部において前記第2昇降路空間よりも上方に設けられ、前記機械室ユニットに掛けられたフックを巻き取ることで前記機械室ユニットを前記第2昇降路ユニットの上部まで引き上げるウインチと、を有した。
本開示に係る昇降行程延伸方法は、建物の内部に前記建物の屋上面まで伸びるエレベーターの第1昇降路空間を形成する第1昇降路ユニットを設ける設置工程と、ロープを介してかごを昇降させる巻上機を有した機械室ユニットを前記設置工程で設けられた前記第1昇降路ユニットの内部に固定する固定工程と、前記固定工程の後に行われ、前記屋上面より上に存在する第2昇降路ユニットの内部に形成された第2昇降路空間と前記第1昇降路空間とが繋がるように前記第1昇降路ユニットの上端に前記第2昇降路ユニットを連結する連結工程と、前記第2昇降路ユニットの上部を塞ぐ屋根と前記屋根の内部であって前記第2昇降路空間よりも上方に位置するウインチを前記第2昇降路ユニットに取り付ける取付工程と、前記連結工程および前記取付工程の後に行われ、前記第1昇降路空間と前記第2昇降路空間との内部において前記機械室ユニットを前記屋上面より上の高さまで前記ウインチにより引き上げる引上工程と、を備えた。
本開示によれば、第2昇降路空間は、建物の屋上面よりも上に形成される。機械室ユニットのうち少なくとも一部は、屋上面よりも上に移動し得る。このため、かごが昇降する行程の上端位置をより高くできる。
実施の形態1におけるエレベーターの全体図である。 実施の形態1におけるエレベーターの第2昇降路ユニットが設置されていない状態の全体図である。 実施の形態1におけるエレベーターの第2昇降路ユニットが設置された状態の全体図である。 実施の形態1におけるエレベーターの機械室ユニットを引き上げる引上工程の第1例が示された全体図である。 実施の形態1におけるエレベーターの機械室ユニットを引き上げる引上工程の第1例が示された全体図である。 実施の形態1におけるエレベーターの機械室ユニットを引き上げる引上工程の第2例が示された全体図である。 実施の形態1におけるエレベーターの機械室ユニットを引き上げる引上工程の第3例が示された全体図である。 実施の形態2におけるエレベーターの要部を示す図である。 実施の形態2におけるエレベーターの要部を示す図である。 実施の形態2におけるエレベーターの要部の変形例を示す図である。 実施の形態2におけるエレベーターの要部の変形例を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターの要部を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットが設置されていない状態を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットが設置された状態を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターのロープが繰り出された状態を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターの昇降路ユニットが引き上げられた状態を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターの上部プーリが降ろされた状態を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットの変形例を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットの変形例を示す図である。 実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットの変形例を示す図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1は実施の形態1におけるエレベーターの全体図である。
図1に示されるように、例えば、エレベーター1は、建築中の建物2の内部に設けられる。エレベーター1は、第1昇降路ユニット3と第2昇降路ユニット4と機械室ユニット5と巻上機6とロープ7とかご8と釣り合い錘9と制御装置10とを備える。
第1昇降路ユニット3は、建築中の建物2の各階を貫く。第1昇降路ユニット3は、建物2の下端から建物2の屋上面まで設けられる。例えば、第1昇降路ユニット3は、鉄骨が組み合わされた直方体の枠である。第1昇降路ユニット3は、第1昇降路空間3aを内部に形成する。第1昇降路空間3aは、第1昇降路ユニット3の下端から上端までにわたって形成される。第1昇降路ユニット3は、第1かごレール11と第1錘レール12と複数の第1乗場ドア13とを備える。
第1かごレール11は、第1昇降路ユニット3の内部において、鉛直方向である第1昇降路空間3aの長手方向に沿って設けられる。第1かごレール11は、第1昇降路ユニット3の下端から上端にわたって設けられる。
第1錘レール12は、第1昇降路ユニット3の内部において、鉛直方向である第1昇降路空間3aの長手方向に沿って設けられる。第1錘レール12は、第1昇降路ユニット3の下端から上端にわたって設けられる。
複数の第1乗場ドア13は、第1昇降路ユニット3に設けられる。複数の第1乗場ドア13は、建物2の各階にそれぞれ設けられる。
例えば、第2昇降路ユニット4は、鉄骨が組み合わされた直方体の枠である。例えば、第2昇降路ユニット4は、建物2の2階層分の高さを有する。第2昇降路ユニット4は、第1昇降路ユニット3の上に設置される。第2昇降路ユニット4の下端は、建物2の屋上面と同じ高さに位置する。第2昇降路ユニット4は、内部に第2昇降路空間4aを形成する。
第2昇降路空間4aは、第2昇降路ユニット4の上端から下端にわたって形成される。第2昇降路空間4aの下端は、第1昇降路空間3aの上端に繋がる。第2昇降路空間4aと第1昇降路空間3aとは、建物2の下端から屋上面よりも上に伸びる昇降路空間Aを形成する。
第2昇降路ユニット4は、第2かごレール14と第2錘レール15と複数の第2乗場ドア16とを備える。実施の形態1において、第2昇降路ユニット4は、2つの第2乗場ドア16を備える。
第2かごレール14は、第2昇降路ユニット4の内部において、鉛直方向である第2昇降路空間4aの長手方向に沿って設けられる。第2かごレール14は、第2昇降路ユニット4の下端から上端にわたって設けられる。第2かごレール14の下端は、第1かごレール11の上端と繋がる。
第2錘レール15は、第2昇降路ユニット4の内部において、鉛直方向である第2昇降路空間4aの長手方向に沿って設けられる。第2錘レール15は、第2昇降路ユニット4の下端から上端にわたって設けられる。第2錘レール15の下端は、第1錘レール12の上端と繋がる。
複数の第2乗場ドア16は、第2昇降路ユニット4に設けられる。例えば、上下方向において、複数の第2乗場ドア16の間の距離は、複数の第1乗場ドア13の間の距離と等しい。
例えば、機械室ユニット5の外形は、略直方体である。水平投影面において、機械室ユニット5の外形は、第1昇降路空間3aの外形および第2昇降路空間4aの外形よりも小さい。機械室ユニット5は、第1昇降路空間3aおよび第2昇降路空間4aの内部を上下方向へ移動し得るよう設けられる。機械室ユニット5は、第1昇降路ユニット3または第2昇降路ユニット4の内部に固定部材を用いて固定され得る。図1において、機械室ユニット5は、第2昇降路空間4aの上部に固定される。例えば、機械室ユニット5は、図示されない機械室ドアと第2乗場ドア16とを介して出入り可能に設けられる。機械室ユニット5は、吊り上げフック17を備える。
吊り上げフック17は、機械室ユニット5の上面に設けられる。
巻上機6は、機械室ユニット5の内部に設けられる。ロープ7は、巻上機6に巻き掛けられる。かご8は、昇降体として、昇降路空間Aの内部において、ロープ7の一端に吊るされる。かご8は、かごドア8aを備える。かごドア8aは、複数の第1乗場ドア13および複数の第2乗場ドア16のうちのいずれかに対向する向きに設けられる。釣り合い錘9は、昇降体として、昇降路空間Aの内部においてロープ7の他端に吊るされる。制御装置10は、機械室ユニット5の内部に設けられる。制御装置10は、巻上機6を制御することで、かご8の運転を制御する。
制御装置10が巻上機6を回転させた場合、ロープ7は、巻上機6の回転に追従して移動する。かご8は、ロープ7の移動に追従して、第1かごレール11または第2かごレール14に案内されることで昇降する。釣り合い錘9は、ロープ7の移動に追従して、第1錘レール12または第2錘レール15に案内されることでかご8とは反対方向に昇降する。かご8は、複数の第1乗場ドア13および複数の第2乗場ドア16のうちのいずれかに停車する。エレベーター1は、かご8によって、建築中の建物2の各階および屋上に人、物、等を運搬する。
次に、図2と図3とを用いて、第2昇降路ユニット4を設置する方法を説明する。
図2は実施の形態1におけるエレベーターの第2昇降路ユニットが設置されていない状態の全体図である。図3は実施の形態1におけるエレベーターの第2昇降路ユニットが設置された状態の全体図である。
かご8が移動可能な上下方向の範囲である昇降行程は、昇降行程延伸方法によって延伸される。昇降行程延伸方法は、建物2の内部に第1昇降路ユニット3を設ける設置工程、第1昇降路ユニット3の内部に機械室ユニット5を固定する固定工程が行われたエレベーター1に適用される。昇降行程延伸方法は、設置工程、固定工程、および第2昇降路ユニット4を第1昇降路ユニット3の上端に連結する連結工程が行われた後、機械室ユニット5を引き上げるという引上工程を含む。
図2には、第2昇降路ユニット4を組み立てる組立工程が示される。第2昇降路ユニット4は、建物2とは別の場所において組み立てられる。具体的には、第2昇降路ユニット4は、枠が組み立てられた後、第2かごレール14、第2錘レール15および複数の第2乗場ドア16が取り付けられる。その後、第2昇降路ユニット4は、建物2に設けられた工事用のクレーン20によって吊り上げられる。
図3には、第2昇降路ユニット4を第1昇降路ユニット3の上端に連結する連結工程が示される。第2昇降路ユニット4は、クレーン20によって第1昇降路ユニット3の上に置かれる。第2昇降路ユニット4は、図示されない連結部材によって第1昇降路ユニット3と連結される。この際、第1かごレール11と第2かごレール14とが繋げられる。第1錘レール12と第2錘レール15とが繋げられる。第1昇降路空間3aからなる昇降路空間は、第2昇降路空間4aと繋がることで上方に延伸する。
次に、図4と図5とを用いて、機械室ユニット5を引き上げる引上工程の例を説明する。
図4は実施の形態1におけるエレベーターの機械室ユニットを引き上げる引上工程の第1例が示された全体図である。図5は実施の形態1におけるエレベーターの機械室ユニットを引き上げる引上工程の第1例が示された全体図である。
図4には、上方に引き上げられる前の機械室ユニット5が示される。機械室ユニット5は、第1昇降路空間3aの上端部である建物2の最上階と同じ高さに存在する。この場合、かご8は、建物2の最下階から最上階の1つ下の階までを昇降する。
第2昇降路ユニット4の連結工程が完了した後、クレーン20のフックは、機械室ユニット5の吊り上げフック17に掛けられる。その後、クレーン20は、機械室ユニット5を第1昇降路ユニット3の第1昇降路空間3aから上方に引き上げる。
図5には、機械室ユニット5を引き上げる工程によって、建物2の最上階および建物2の屋上面よりも上方に引き上げられた機械室ユニット5が示される。この場合、ロープ7が延長されることで、昇降行程が延伸される。具体的には、ロープ7がより長いロープ7に交換されることで、かご8は、1階から最上階までを昇降し得る。
次に、図6と図7とを用いて、機械室ユニット5が引き上げられる位置の別の例を説明する。
図6は実施の形態1におけるエレベーターの機械室ユニットを引き上げる引上工程の第2例が示された全体図である。図7は実施の形態1におけるエレベーターの機械室ユニットを引き上げる引上工程の第3例が示された全体図である。
図6には、機械室ユニット5が図1と同様の位置である第2昇降路ユニット4の上部まで引き上げられた状態が示される。この場合、かご8は、建築中の建物2の屋上の高さまで移動し得る。人は、かご8に乗車することで、かごドア8aと第2乗場ドア16とを介して建築中の建物2の屋上にあたる階の乗場へ移動し得る。
図7には、機械室ユニット5が第2昇降路ユニット4よりも上方まで引き上げられた状態が示される。この場合、かご8は、建築中の建物2の屋上よりも高い位置まで移動し得る。
以上で説明した実施の形態1によれば、エレベーター1は、第1昇降路ユニット3と機械室ユニット5と第2昇降路ユニット4とを備える。エレベーター1は、機械室ユニット5が移動可能で建物2の屋上面より上に延びた第2昇降路空間4aを備える。このため、かご8を昇降させる機械室ユニット5を屋上面よりも上に移動できる。この場合、かご8の昇降行程は、機械室ユニット5が屋上面よりも下に存在する場合よりも高い位置まで延伸できる。その結果、かごが昇降する行程の上端位置をより高くできる。
また、第2昇降路ユニット4は、組み立てられた後に第1昇降路ユニット3の上端に連結される。このとき、第2昇降路空間4aは、第1昇降路空間3aに繋げられる。すなわち、従来の昇降路を延伸する工事のように、既存の昇降路の上方で昇降路を組み立てる工事を行う必要がない。このため、昇降路空間を短期間で延伸できる。例えば、昇降路空間を延伸する工事を夜の間に完了することができる。この場合、昇降路空間を延伸する工事を行うために昼間にエレベーター1の運行を停止する必要がない。エレベーター1は、建築中の建物2において、最も運搬サービスの需要が高い昼間に稼働できる。その結果、効果的に人、物、等を運搬できる。
また、第2昇降路ユニット4は、第2乗場ドア16が取り付けられた後に第1昇降路ユニット3の上端に連結される。人は、建物2の屋上の乗場から第2乗場ドア16を通って第2昇降路空間4aに存在するかご8に乗車する。このため、昇降路空間を延伸する工事の期間を短縮できる。
また、第2昇降路ユニット4は、第2かごレール14が取り付けられた後に第1昇降路ユニット3の上端に連結される。このため、昇降路空間を延伸するときに、第2かごレール14を第1かごレール11と繋ぐだけでかごレールを延伸できる。
また、機械室ユニット5は、かご8が建物2の屋上まで上昇したときにかご8よりも上方に存在する位置で第2昇降路ユニット4に固定される。このため、エレベーター1は、建物2の建築工事において最も作業が必要となる建物2の上層の階および屋上まで人、物、等を効率的に運搬できる。
また、昇降行程延伸方法において、設置工程、固定工程、および連結工程の後に引上工程が行われる。このため、機械室ユニット5は、屋上面よりも上に移動できる。この場合、かご8の昇降行程は、機械室ユニット5が屋上面よりも下に存在する場合よりも高い位置まで延伸できる。その結果、かごが昇降する行程の上端位置をより高くできる。
また、昇降行程延伸方法において、組立工程の後に連結工程が行われる。連結工程において、予め組み立てられた第2昇降路ユニット4を第1昇降路ユニット3に連結することで工事が完了する。このため、昇降行程を延伸する工事を短期間で完了できる。
なお、第1昇降路ユニット3は、建物2の内壁であってもよい。この場合、第1昇降路空間3aは、建物2の内壁によって形成されてもよい。複数の第1乗場ドア13は、建物2の内壁に取り付けられてもよい。
なお、第2昇降路ユニット4の高さは、建物2の1階層分の高さ以上であればよい。
実施の形態2.
図8は実施の形態2におけるエレベーターの要部を示す図である。図9は実施の形態2におけるエレベーターの要部を示す図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図8に示されるように、実施の形態2において、第2昇降路ユニット4は、第1屋根21とウインチ22とを備える。
第1屋根21は、第2昇降路ユニット4の上端に設けられる。第1屋根21は、第2昇降路空間4aに雨水が入らないように第2昇降路ユニット4の上部を塞ぐ。
ウインチ22は、第2昇降路ユニット4の上部に設けられる。
遮蔽床23は、第1昇降路ユニット3の上端を塞ぐ。遮蔽床23は、上から落下した物が下方の第1昇降路空間3aに落ちないような強度を備える。遮蔽床23は、設置した後、容易に分解され得るよう設けられる。
昇降行程延長工事において、第2昇降路ユニット4が第1昇降路ユニット3の上に載せられる前に遮蔽床23を第1昇降路ユニット3の上端に設置する工程が行われる。遮蔽床23が設置された後、第2昇降路ユニット4を第1昇降路ユニット3に連結する行程および第1屋根21とウインチ22とを第2昇降路ユニット4に取り付ける工程とが行われる。その後、遮蔽床23を分解して第2乗場ドア16から運び出すことで遮蔽床23を撤去する行程が行われる。
図9に示されるように、遮蔽床23が撤去された後、機械室ユニット5が引き上げられる工程が行われる。この際、機械室ユニット5は、ウインチ22によって引き上げられる。
以上で説明した実施の形態2によれば、第2昇降路ユニット4は、ウインチ22を有する。ウインチ22は、機械室ユニット5を引き上げる。このため、機械室ユニット5を引き上げるために工事用のクレーン20を使用する必要がない。別の建築物資を運搬する作業に工事用のクレーン20を利用できる。その結果、建物2の建築工事の効率を向上できる。また、工事用のクレーン20が機械室ユニット5を引き上げる能力を持たない場合に、機械室ユニット5を引き上げることができる。
なお、遮蔽床23は、第2昇降路ユニット4が第1昇降路ユニット3に連結される前に第1昇降路ユニット3の上端に設置されてもよい。遮蔽床23は、第1昇降路空間3aよりも上方の空間と第1昇降路空間3aとを切り分けることで、第1昇降路空間3aに物が落下することを抑制する。このため、第2昇降路ユニット4を連結する作業等の作業内容に関わらず、かご8は、第1昇降路空間3aの内部を安全に移動することができる。その結果、例えば、第2昇降路ユニット4を第1昇降路ユニット3に連結する作業を、他の建築工事と並行して昼間に行うことができる。
次に、図10と図11とを用いて、第2昇降路ユニット4の変形例を説明する。
図10は実施の形態2におけるエレベーターの要部の変形例を示す図である。図11は実施の形態2におけるエレベーターの要部の変形例を示す図である。
図10に示されるように、第2昇降路ユニット4は、第2屋根24を備える。
第2屋根24は、図10には図示されない第1屋根21よりも上下方向に長い。
ウインチ22は、第2屋根24の内部に設けられることで、第2昇降路空間4aよりも上方に設けられる。
図11には、機械室ユニット5がウインチ22に引き上げられた状態が示される。機械室ユニット5は、第2昇降路ユニット4の上部まで引き上げられる。機械室ユニット5が当該位置に存在する場合、かご8は、第2昇降路ユニット4の下部である建物2の屋上まで移動し得る。
以上で説明した実施の形態2の変形例によれば、ウインチ22は、機械室ユニット5を、建物2の屋上まで上昇した状態のかご8よりも上方に存在する位置まで引き上げることができる。
実施の形態3.
図12は実施の形態3におけるエレベーターの要部を示す図である。なお、実施の形態1または実施の形態2の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図12に示されるように、実施の形態3において、エレベーター1の方式は、2:1ローピングの方式である。エレベーター1は、かご吊車8bと釣り合い錘吊車9aとロープ繰り出し装置31と上部プーリ32と第1プーリ台33と第2プーリ台34とを備える。
かご吊車8bは、かご8の上部に設けられる。釣り合い錘吊車9aは、釣り合い錘9の上部に設けられる。
ロープ繰り出し装置31は、機械室ユニット5の内部に設けられる。ロープ繰り出し装置31は、ロープ7を巻き掛けたドラムを有する。ロープ繰り出し装置31は、ロープ7を繰り出すことでロープ7を延長し得るよう設けられる。ロープ繰り出し装置31は、ロープ7を把持することでロープ7を固定し得るよう設けられる。
上部プーリ32は、上下方向に移動し得るよう設けられる。
第1プーリ台33は、機械室ユニット5の内部に設けられる。第1プーリ台33は、機械室ユニット5の内部において上部プーリ32を回転自在に設置し得る。
第2プーリ台34は、第2昇降路ユニット4の上部に設けられる。第2プーリ台34は、第1プーリ台33の上方に位置する。第2プーリ台34は、第2昇降路ユニット4の内部において上部プーリ32を回転自在に設置し得る。
ロープ7の一端は、釣り合い錘9の上方において機械室ユニット5に固定される。ロープ7の他端は、ロープ繰り出し装置31に固定される。ロープ7は、一端から他端の間において、釣り合い錘吊車9a、巻上機6、かご吊車8b、および上部プーリ32に順番に巻き掛けられる。この際、ロープ7は、釣り合い錘吊車9a、巻上機6、かご吊車8b、および上部プーリ32においてそれぞれ反転される。ロープ7は、上部プーリ32とドラムとの間でロープ繰り出し装置31に固定される。
実施の形態3において、巻上機6が回転した場合、ロープ7の一端から上部プーリ32までの間のロープ7が移動する。かご8と釣り合い錘9とは、ロープ7の移動に追従して互いに反対方向に昇降する。
次に、図13から図17までを用いて、エレベーター1の昇降行程を延長する方法を説明する。
図13は実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットが設置されていない状態を示す図である。図14は実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットが設置された状態を示す図である。図15は実施の形態3におけるエレベーターのロープが繰り出された状態を示す図である。図16は実施の形態3におけるエレベーターの昇降路ユニットが引き上げられた状態を示す図である。図17は実施の形態3におけるエレベーターの上部プーリが降ろされた状態を示す図である。
図13には、第1昇降路ユニット3の内部でエレベーター1が稼働している状態が示される。この場合、上部プーリ32は、第1プーリ台33に設置される。
その後、図14に示されるように、第2昇降路ユニット4が設置され、ロープ7を繰り出す準備の工程が行われる。
この場合、かご8は、チェーン35によって機械室ユニット5に吊り下げられる。かご8の荷重は、機械室ユニット5に支持される。釣り合い錘9は、支持台36の上に固定される。釣り合い錘9の荷重は、支持台36に支持される。
その後、図15に示されるように、ロープ7を延長する工程が行われる。ロープ繰り出し装置31は、ロープ7の固定を解除する。ウインチ22は、上部プーリ32を引き上げる。この際、ロープ繰り出し装置31は、上部プーリ32が引き上げられる動作と連動してロープ7を繰り出す。具体的には、ロープ繰り出し装置31は、昇降路空間を延長するのに必要な長さよりもロープ7が長くなるようにロープ7を繰り出す。上部プーリ32は、第2昇降路ユニット4の上部まで引き上げられた後、第2プーリ台34に設置される。
その後、図16に示されるように、機械室ユニット5を引き上げる引上工程が行われる。ウインチ22は、機械室ユニット5を引き上げる位置まで水平方向に移動される。ウインチ22は、実施の形態2と同様に、第2昇降路ユニット4まで引き上げられる。この際、かご8は、チェーン35を介して機械室ユニット5に引き上げられる。ロープ7が引き出されているため、釣り合い錘9は、支持台36に固定された状態を維持する。
図17に示されるように、機械室ユニット5が引き上げられた位置で固定された後、上部プーリ32の位置を戻す工程が行われる。ウインチ22は、上部プーリ32の上方へ移動された後、上部プーリ32を吊る。上部プーリ32は、ウインチ22によって第2プーリ台34から第1プーリ台33へ降ろされた後、第1プーリ台33に設置される。上部プーリ32を第2プーリ台34から第1プーリ台33へ戻すことで、作業員は、第2昇降路ユニット4の上部で作業を効率よく行い得る。
その後、図示されないが、ロープ繰り出し装置31は、ロープ7の余分な繰り出し部分を巻き取った後、ロープ7を固定する。釣り合い錘9は、支持台36から取り外される。かご8は、チェーン35から取り外される。かご8は、運行し得る状態になる。
以上で説明した実施の形態3によれば、エレベーター1は、第1昇降体である釣り合い錘9と第2昇降体であるかご8とロープ繰り出し装置31とロープ7と上部プーリ32と第2プーリ台34とを備える。機械室ユニット5を引き上げる工程が行われる前に、上部プーリ32は、第2プーリ台34まで引き上げられる。この際、ロープ7は、ロープ繰り出し装置31から繰り出されることで延長される。このため、昇降行程を延伸する際に、ロープ7を延伸した長さに対応する長いロープに交換する作業を省略できる。その結果、人、物、等を運搬する効率を向上できる。
なお、ロープ7を繰り出す際に、巻上機6、かご吊車8b、および釣り合い錘吊車9aの回転拘束が無い状態で上部プーリ32を引き上げてもよい。このため、ロープ7に大きなトラクションが生じることを抑制できる。その結果、ロープ7を延長する作業をより円滑に行うことができる。
また、ロープ繰り出し装置31は、ロープ7が緩みすぎない程度の張力をロープ7に掛けた状態でロープ7を繰り出してもよい。このため、ロープ7を延長する作業をより円滑に行うことができる。
なお、かご8と釣り合い錘9とは、実施の形態3で示される位置と互いに逆の位置であってもよい。
次に、図18から図20までを用いて、第2昇降路ユニット4の変形例を説明する。
図18は実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットの変形例を示す図である。図19は実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットの変形例を示す図である。図20は実施の形態3におけるエレベーターの第2昇降路ユニットの変形例を示す図である。
図18に示されるように、エレベーター1は、第3屋根37と第3プーリ台38とを備える。第3屋根37は、図18には図示されない第1屋根21よりも上下方向に長い。ウインチ22は、第3屋根37の内部に設けられる。ウインチ22は、水平方向に移動可能かつ鉛直方向を軸として回転可能に設けられる。
第3プーリ台38は、第2昇降路空間4aの上方である第3屋根37の内部に設けられる。第3プーリ台38は、第3屋根37の内部において、上部プーリ32を回転自在に設置する。
図19には、変形例におけるロープ7を延長する行程が示される。上部プーリ32は、第2昇降路ユニット4の枠よりも高い位置で第3プーリ台38に設置される。
その後、図20に示されるように、機械室ユニット5が引き上げられる工程が行われる。ウインチ22は、機械室ユニット5を引き上げ可能な位置に移動される。ウインチ22は、実施の形態2の変形例と同様に、機械室ユニット5を第2昇降路ユニット4の上部まで引き上げる。機械室ユニット5が当該位置に存在する場合、かご8は、第2昇降路ユニット4の下部である建物2の屋上まで移動し得る。
以上で説明した実施の形態3の変形例によれば、ウインチ22は、機械室ユニット5を、建物2の屋上まで上昇した状態のかご8よりも上方に存在する位置まで引き上げることができる。
なお、機械室ユニット5が引き上げられた後、上部プーリ32は、第3プーリ台38に設置されたまま運用されてもよい。
以上のように、本開示に係るエレベーターおよび昇降行程延長方法は、建築工事用のエレベーターに利用できる。
1 エレベーター、 2 建物、 3 第1昇降路ユニット、 3a 第1昇降路空間、 4 第2昇降路ユニット、 4a 第2昇降路空間、 5 機械室ユニット、 6 巻上機、 7 ロープ、 8 かご、 8a かごドア、 8b かご吊車、 9 釣り合い錘、 9a 釣り合い錘吊車、 10 制御装置、 11 第1かごレール、 12 第1錘レール、 13 第1乗場ドア、 14 第2かごレール、 15 第2錘レール、 16 第2乗場ドア、 17 フック、 20 クレーン、 21 第1屋根、 22 ウインチ、 23 遮蔽床、 24 第2屋根、 31 装置、 32 上部プーリ、 33 第1プーリ台、 34 第2プーリ台、 35 チェーン、 36 支持台、 37 第3屋根、 38 第3プーリ台

Claims (8)

  1. 建物の内部において前記建物の下部から屋上面まで設けられ、前記屋上面まで伸びる第1昇降路空間を内部に形成する第1昇降路ユニットと、
    ロープを介してかごを昇降させる巻上機を有し、前記第1昇降路ユニットの前記第1昇降路空間の内部を上下方向に移動可能な機械室ユニットと、
    前記第1昇降路ユニットの上端において前記屋上面の上に設けられ、前記機械室ユニットが上下方向に移動可能で前記第1昇降路空間の上端に繋がって前記屋上面よりも上方に伸びる第2昇降路空間を内部に形成する第2昇降路ユニットと、
    第1吊車を有し、前記巻上機によって前記第1昇降路空間または前記第2昇降路空間の内部を昇降する第1昇降体と、
    第2吊車を有し、前記巻上機によって前記第1昇降路空間または前記第2昇降路空間の内部を前記第1昇降体とは反対方向に昇降する第2昇降体と、
    前記機械室ユニットに設けられ、前記ロープを繰り出すロープ繰り出し装置と、
    前記ロープ繰り出し装置よりも高い位置において上下方向に移動可能に設けられた上部プーリと、
    を備え、
    前記ロープは、一端が前記機械室ユニットに固定され、他端が前記ロープ繰り出し装置から繰り出され、前記一端から前記他端の間で前記第1昇降体の前記第1吊車と前記巻上機と前記第2昇降体の前記第2吊車と前記上部プーリとに順番に巻き掛けられ、
    前記第2昇降路ユニットは、前記上部プーリを回転自在に固定するプーリ台を有したエレベーター。
  2. 建物の内部において前記建物の下部から屋上面まで設けられ、前記屋上面まで伸びる第1昇降路空間を内部に形成する第1昇降路ユニットと、
    ロープを介してかごを昇降させる巻上機を有し、前記第1昇降路ユニットの前記第1昇降路空間の内部を上下方向に移動可能な機械室ユニットと、
    前記第1昇降路ユニットの上端において前記屋上面の上に設けられ、前記機械室ユニットが上下方向に移動可能で前記第1昇降路空間の上端に繋がって前記屋上面よりも上方に伸びる第2昇降路空間を内部に形成する第2昇降路ユニットと、
    を備え、
    前記第2昇降路ユニットは、
    前記第2昇降路ユニットの上端に設けられ、前記第2昇降路ユニットの上部を塞ぐ屋根と、
    前記屋根の内部において前記第2昇降路空間よりも上方に設けられ、前記機械室ユニットに掛けられたフックを巻き取ることで前記機械室ユニットを前記第2昇降路ユニットの上部まで引き上げるウインチと、
    を有したエレベーター。
  3. 前記第2昇降路ユニットは、前記第2昇降路空間を形成するよう組み立てられた後に前記第1昇降路ユニットの上端に連結されることで前記第2昇降路空間が前記第1昇降路空間に繋がる請求項1または請求項2に記載のエレベーター。
  4. 前記第2昇降路ユニットは、前記建物の乗場と前記第2昇降路空間とを移動可能にする乗場ドアが取り付けられた後に前記第1昇降路ユニットの上端に連結される請求項に記載のエレベーター。
  5. 前記第1昇降路ユニットは、長手方向が鉛直方向であり前記かごを案内する第1レールを有し、
    前記第2昇降路ユニットは、長手方向が鉛直方向であり前記かごを案内する第2レールが取り付けられた後に前記第1昇降路ユニットの上端に連結される請求項または請求項に記載のエレベーター。
  6. 前記機械室ユニットは、前記かごが前記建物の屋上まで上昇したときに前記かごよりも上方に存在する位置で前記第2昇降路ユニットに固定された請求項1から請求項のいずれか一項に記載のエレベーター。
  7. 建物の内部に前記建物の屋上面まで伸びるエレベーターの第1昇降路空間を形成する第1昇降路ユニットを設ける設置工程と、
    ロープを介してかごを昇降させる巻上機を有した機械室ユニットを前記設置工程で設けられた前記第1昇降路ユニットの内部に固定する固定工程と、
    前記固定工程の後に行われ、前記屋上面より上に存在する第2昇降路ユニットの内部に形成された第2昇降路空間と前記第1昇降路空間とが繋がるように前記第1昇降路ユニットの上端に前記第2昇降路ユニットを連結する連結工程と、
    前記第2昇降路ユニットの上部を塞ぐ屋根と前記屋根の内部であって前記第2昇降路空間よりも上方に位置するウインチを前記第2昇降路ユニットに取り付ける取付工程と、
    前記連結工程および前記取付工程の後に行われ、前記第1昇降路空間と前記第2昇降路空間との内部において前記機械室ユニットを前記屋上面より上の高さまで前記ウインチにより引き上げる引上工程と、
    を備えた昇降行程延伸方法。
  8. 前記第2昇降路ユニットを組み立てる組立工程、
    を備え、
    前記連結工程は、前記組立工程の後に行われ、前記組立工程で組み立てた前記第2昇降路ユニットを前記第1昇降路ユニットの上に連結する請求項7に記載の昇降行程延伸方法。
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