JP7125217B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
未定着画像が転写された記録媒体を、加熱された定着部材と加圧部材間に設けた定着ニップ部に搬送して熱定着させる定着装置であり、
前記未定着画像は、ワックスを含有するトナーを用いて形成され、
前記定着部材の表面のワックスの汚れをクリーニング部材により清掃するクリーニング装置を備え、
前記定着部材は、表面にフッ素樹脂が被覆され、
前記クリーニング部材は、親水処理した多孔質ポリテトラフルオロエチレンであり、
前記定着部材の表面のワックスの汚れを、前記クリーニング部材により拭き取り清掃することを特徴とする定着装置である。
[定着装置]
図1は一般的な定着装置を示す図、図2は光沢メモリが発生する概略図である。一般的な定着装置では、定着ローラ1はアルミニウム芯金に150μmのシリコーン(Si)ゴム、その上にフッ素樹脂(PFA)チューブが被覆され、内蔵するヒーター2で加熱され、図示しない温度センサーで一定の温度に制御されている。加圧ローラ3は5mmのシリコーン(Si)ゴム、その上にフッ素樹脂(PFA)チューブが被覆され、図示しない加圧バネで加圧され、定着ローラ1と加圧ローラ3とで定着ニップ部Nが形成されている。記録媒体Pに形成されたトナー像Tは図示する回転方向に送られ熱と圧力で定着される。分離板4は記録媒体Pが定着ローラ1にまきつくことを防止している。
実施の形態の定着装置を、図3に示す。この実施の形態の定着装置は、定着部材を構成する定着ローラ1と、加圧部材を構成する加圧ローラ3が対向して配置され、この定着ローラ1と加圧ローラ3との間に定着ニップ部Nが設けられる。定着ローラ1の内部にヒーター2が配置され、ヒーター2の温度は、図示しない温度制御部で制御される。未定着画像Tが転写された記録媒体Pを、定着ローラ1と加圧ローラ3間に設けた定着ニップ部Nに搬送して熱定着させ、未定着画像Tはワックスを含有するトナーを用いて形成されている。ワックスには、例えばパラフィン系ワックス、ポリオレフィン系ワックス、高級脂肪酸及びその金属塩、アミドワックス、エステル系ワックス等従来公知のワックスである。ワックスの含有率は7~23質量%が好ましいと言われ、ワックスの融点は75~110℃が一般的である。
定着ローラ1は外径60mmで、鉄芯金の上にゴム硬度18度(JIS A)のシリコーンゴムが0.5mmの厚さで、その上に50μmのフッ素樹脂(PFA)チューブが被覆されている。加圧ローラ3は直径60mmでゴム硬度25度(JIS A)のシリコーンゴムが10mmの厚さで、その上に50μmのフッ素樹脂(PFA)チューブが被覆されている。定着ローラ1には内部にヒーター2があり、図示しない温度制御部で180℃に制御されている。分離板4は鉄にパーフルオロアルコキシエチレン(PFA)を焼付けたもので、記録媒体Pが定着ローラ1に巻付くのを防止している。クリーニングローラ5は、外径30mmで、外径10mmの鉄芯金の上にゴム硬度30度(アスカーC)のシリコーン発泡体を10mm付けた。その上に信越化学製KE-44-Tの接着材を使用して、住友ファインポリマー社製のHPW-045-30
(孔径0.45μm・厚み30μm)の親水処理した多孔質ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が設けてある。親水処理方法に関しては、例えば特願2009-32987で公知であるPVA水溶液を使用して多孔質ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)に含侵する方法とか、プラズマ処理、コロナ放電による親水処理が一般的であり、どれを使用しても良い。
比較例として、実施形態1と同じ定着装置を使い、クリーニングローラ5の多孔質ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、同一製造メーカの親水処理していないHP-045-30(孔径0.45μm・厚み30μm)を使用した。
次に、定着ローラ1に残ったワックスの評価方法を述べる気。図4の定着装置を使い、図示しない画像を各10枚・30枚の連続コピー後、A3のOHP用紙を通紙し、OHP用紙に前の画像が残っているかで評価した。このOHP用紙にワックス像が出やすいことは、特開2005-43532号公報にも記載されており、評価しやすい方法である。
上記評価方法で、実施形態と比較例の評価を表―1に示す。
図1は定着装置が搭載された画像形成装置の全体構成を示す概略図であり、この実施の形態では画像形成装置として電子写真複写機(以下、単に「複写機」という。)に搭載した例を示している。
[定着装置]
P 記録媒体
N 定着ニップ部
A クリーニング装置(本発明ワックス拭取り機能)
K クリーニング装置(本発明ワックス拭取り機能)
1 定着ローラ
2 ヒーター
3 加圧ローラ
4 分離板
5 クリーニング部材(本発明部品ワックス拭取り機能)
Claims (2)
- 未定着画像が転写された記録媒体を、加熱された定着部材と加圧部材間に設けた定着ニップ部に搬送して熱定着させる定着装置であり、
前記未定着画像は、ワックスを含有するトナーを用いて形成され、
前記定着部材の表面のワックスの汚れをクリーニング部材により清掃するクリーニング装置を備え、
前記定着部材は、表面にフッ素樹脂が被覆され、
前記クリーニング部材は、親水処理した多孔質ポリテトラフルオロエチレンであり、
前記定着部材の表面のワックスの汚れを、前記クリーニング部材により拭き取り清掃することを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2017247636A JP7125217B2 (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 定着装置及び画像形成装置 |
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