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JP7172483B2 - 状態検出装置、状態検出方法、及びプログラム - Google Patents

状態検出装置、状態検出方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、状態検出装置、状態検出方法、及びプログラムに関する。
病院や介護施設等において、荷重センサを用いてベッド上の在床者の状態を遠隔地からモニタリングするシステムが知られている。
また、在床者が自らの力で寝返りをすることが困難な高齢者や要介護者の場合には、長時間動かずに同じ姿勢が継続することで、褥瘡(いわゆる床ずれ)が発生する恐れがある。この褥瘡の予防のためには、介護者による在床者の体位変換が必要である。この体位変換は、通常1~2時間ごとに行われる。
介護者による在床者の監視負担を軽減するために、荷重センサにより検出される在床者の体動に基づいて体位変換の有無を判定し、体位変換のない時間が所定時間経過した場合に、褥瘡発生のリスク情報を介護者に対して提示することが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、体動の程度に応じて体位変換の有無を検出することから、体位変換があったことを正確に検出することができない場合がある。例えば、従来の装置では、被介護者等が離床している状態でベッド上に布団等の物が置かれたような場合に、体位変換があったと誤検出することが考えられる。
開示の技術は、上記事情に鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、在床者の体位変換の有無を高精度に検出することを目的としている。
開示の技術は、ベッドに加わる荷重を検出する複数の荷重センサと、前記複数の荷重センサの出力に基づき、振動を検出する振動検出部と、前記複数の荷重センサの出力に基づき、総荷重を算出する総荷重算出部と、前記振動検出部により検出される前記振動の振幅が閾値以上であって、前記総荷重算出部により算出される前記総荷重が基準値以上であり、前記総荷重が前記基準値以上となった後、一定期間内に前記総荷重が前記基準値未満となった場合に前記ベッド上の在床者の体位変換があったと判定する判定部と、を有する状態検出装置である。
本発明によれば、在床者の体位変換の有無を高精度に検出することができる。
第1実施形態に係る状態表示システムのシステム構成図である。 荷重センサのベッドに対する配置を示す説明図である。 演算装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 CPUにより実現される各機能部を例示するブロック図である。 記憶部に記憶される各種情報を例示する図である。 表示動作を説明するフローチャートである。 一覧画像の表示例を示す図である。 アイコンの一例を示す図である。 体位変換検出部の構成を例示するブロック図である。 振動情報及び総荷重情報の時間変化を例示するグラフである。 体位変換検出部による体位変換の検出処理を説明するフローチャートである。 褥瘡発生リスクの判定処理を説明するフローチャートである。 警告時間の設定テーブルを例示する図である。 設定テーブルの変形例を示す図である。 介護記録情報の表示例を示す図である。 第1変形例に係る体位変換の検出処理を説明するフローチャートである。 第2変形例に係る体位変換検出部の構成を示すブロック図である。 第2変形例に係る体位変換の検出処理を説明するフローチャートである。 体位変換時の重心移動パターンを例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
なお、本明細書においては、病院や介護施設等において看護されている患者、高齢者、被介護者等の見守りが必要な者、又は監視を必要とする者等であって、ベッド利用者を総称して、「在床者」という。
[第1実施形態]
以下に、本発明の第1実施形態について説明する。
<状態表示システムの概略構成>
図1は、第1実施形態に係る状態表示システム100のシステム構成図である。この図1に示すように、状態表示システム100は、演算装置1、4つの荷重センサ2a~2d、及び表示装置3を有する。
荷重センサ2a~2dは、例えば、ビーム型ロードセルを用いて荷重を検出する荷重検出器である。例えば、特許文献2(特許第4829020号)、特許文献3(特許第4002905号)により公知である。荷重センサ2a~2dは、在床者Pが使用するベッド4の脚の下に配置される。
状態表示システム100は、病院や介護施設等で利用される。ベッド4は、病院や介護施設等の各部屋に1以上設置される。状態表示システム100は、ベッド4上の在床者の状態を検出する状態検出装置として機能する。
なお、本実施形態では、演算装置1で在床者の位置、姿勢、体位変換の有無等を示す状態情報の算出を行うこととするが、荷重センサ2a~2dに接続される図示しないデータロガー等で状態情報の算出を行ってもよい。
図2は、荷重センサ2a~2dのベッド4に対する配置を示す説明図である。図2に示すように、荷重センサ2a~2dは、ベッド4の四隅の脚の下端部に取り付けられたキャスター5a~5dの下にそれぞれ配置される。荷重センサ2a~2dのそれぞれから出力される荷重検出信号は、図示しないアンプやA/D変換器を介して演算装置1に入力される。
<演算装置のハードウェア構成>
図3は、演算装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、演算装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、入出力インタフェース(入出力I/F)15、及び通信部16を、バスライン17を介して相互に接続することにより構成されている。
入出力I/F15には、上述の荷重センサ2a~2d、表示装置3の他、操作部18、バイタルセンサ19、スピーカ部20等が接続されている。
表示装置3は、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等の表示部を有する電子機器である。表示装置3は、病院や介護施設等の施設内に限られず、施設外に存在するものであってもよい。表示装置3は、インターネット等のネットワークを介して演算装置1に接続されるものであってもよい。
操作部18は、操作者が入力操作を行うことを可能とするキーボードやマウス等である。バイタルセンサ19は、在床者Pの体温、血圧、脈拍及び呼吸数等の生体情報を検出するセンサであり、各ベッド4に設けられている。
HDD14には、制御プログラムが記憶されている。詳しくは後述するが、CPU11は、HDD14に記憶されている制御プログラムを実行することで、各在床者Pの一覧情報及び詳細情報の表示制御等を行う。
<演算装置の機能>
図4は、CPU11により実現される各機能部を例示するブロック図である。各機能部は、CPU11が制御プログラムに基づいて処理を実行することで実現される。
図4に示すように、CPU11は、制御プログラムに基づいて処理を実行することで、荷重情報取得部30、状態判定部31、生体情報取得部32、記憶制御部33、状態変化検出部34、体位変換検出部35、褥瘡判定部36、表示制御部37、報知制御部38、操作検出部39等として機能する。
なお、これらの機能部は、ソフトウェアで実現することに限られず、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供されるものであってもよい。また、制御プログラムは、CD-R、DVD、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供されるものであってもよい。また、制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でダウンロードすることにより提供されるものであってもよい。また、制御プログラムは、機器内のROM等に予め格納されていてもよい。
荷重情報取得部30は、荷重センサ2a~2dから出力された荷重検出信号を荷重情報として取得する。状態判定部31は、荷重情報取得部30により取得された荷重情報を用いて、在床者Pのベッド4上における位置、姿勢等の状態を判定する。生体情報取得部32は、バイタルセンサ19から供給される生体情報を取得する。
記憶制御部33は、HDD14、RAM13等の記憶部に対して情報の書き込み、読み出し、消去等の制御を行う。荷重情報取得部30により取得された荷重情報、状態判定部31により判定された状態情報、生体情報取得部32により取得された生体情報等は、記憶制御部33により記憶部に書き込まれる。
状態変化検出部34は、状態判定部31により前回得られた状態情報と、今回得られた状態情報を比較することにより、在床者Pの状態の変化を検出する。体位変換検出部35は、荷重情報に基づいて、介護者等により在床者Pに対して体位変換がなされたことを検出する。
なお、記憶制御部33は、介護記録の記録制御部として機能し、状態変化検出部34による体位変換の検出結果を、介護記録情報として記憶部に記録する。
褥瘡判定部36は、体位変換検出部35により検出された体位変換からの経過時間に基づき、褥瘡発生リスクを判定する。
表示制御部37は、表示装置3の表示画面に対して各在床者Pの一覧情報及び詳細情報等を表示する制御を行う。報知制御部38は、在床者Pに緊急を要する場合に所定の報知制御を行う。また、報知制御部38は、在床者Pの褥瘡発生のリスクが高まった場合に、例えば、表示装置3の表示画面に所定の表示を行う報知制御を行う。
操作検出部39は、操作部18による操作者の操作を検出し、所望の在床者Pをして行う詳細情報の表示操作や、介護記録への入力や修正操作等を可能とする。
<記憶部に記憶される各種情報>
図5は、HDD14又はRAM13等の記憶部に記憶される各種情報を例示する図である。記憶部は、上述の制御プログラムと共に、荷重情報50、生体情報51、状態情報52、在床者情報53、緊急度情報54、介護記録情報55、表示設定情報56等を記憶する。
荷重情報50は、荷重情報取得部30により取得された荷重検出信号を表す情報である。生体情報51は、生体情報取得部32により取得された情報である。時間軸に沿った生体情報51の変化は、在床者の容態の変化を示すものとなる。
状態情報52は、状態判定部31により判定された在床者Pの現在の状態を示す情報である。時間軸に沿った状態情報52の変化は、在床者Pの状態の変化を示すものとなる。
在床者情報53は、各在床者Pの氏名、識別番号(ID)、介護の要否、要介護レベル等の情報を含む個人情報である。
緊急度情報54は、状態判定部31により判定された在床者Pの現在の状態に応じた緊急度(正常、注意、警告)を表す情報である。また、緊急度情報54には、褥瘡判定部36により判定される褥瘡発生のリスクを表す情報も含まれる。
介護記録情報55は、介護者等が在床者Pに対して行った体位変換等の介護記録を表す情報である。
荷重情報50、生体情報51、状態情報52、在床者情報53、緊急度情報54、及び介護記録情報55は、それぞれ在床者Pに関連付けされて記憶されている。
表示設定情報56は、複数の在床者Pの一覧画像を表示するための表示形態の設定情報である。この表示形態は、デフォルト又は操作者により予め設定されたものである。例えば、在床者Pの氏名を50音順やアルファベット順に一覧表示する表示形態や、緊急度が高い順に一覧表示する表示形態がある。
<一覧画像及び詳細情報の表示動作>
図6は、状態表示システム100における表示動作を説明するフローチャートである。図6のフローチャートに沿って、複数の在床者Pの状態の一覧画像及び詳細情報の表示動作を説明する。
まず、演算装置1のCPU11が、HDD14に記憶されている制御プログラムに基づいて、ステップS1から順に各処理を実行する。ステップS1では、荷重情報取得部30が荷重センサ2a~2dから荷重情報50を取得するとともに、生体情報取得部32がバイタルセンサ19から生体情報51を取得する。取得された荷重情報50及び生体情報51は、記憶制御部33によりHDD14等の記憶部に記録される。
ステップS2では、状態判定部31が荷重情報50に基づいて、各在床者Pのベッド4上における位置、姿勢等の現在の状態を判定する。この判定された状態を表す状態情報52は、記憶制御部33により記憶部に記録される。
ここでは、例えば、在床者Pの状態には、在床者Pがベッド4から落ちる可能性について、ベッド4から落ちる可能性がない「正常」、ベッド4から落ちる可能性がある「注意」、ベッド4から落ちる可能性が高い「警告」という3段階が含まれる。
ステップS3では、表示制御部37が、記憶部に記憶された各在床者Pの状態情報52に基づいて、各在床者Pのオブジェクトの一覧画像を生成して、表示装置3の表示画面に表示させる。
ステップS4では、荷重情報取得部30及び生体情報取得部32が上記情報を取得したか否かが判定され、新たな情報が取得された場合には(Yes判定)、処理がステップS5に移行する。荷重情報取得部30及び生体情報取得部32は、新たな情報を、所定時間ごと、又はランダム(不定期)に取得する。取得された新たな情報は、記憶制御部33により記憶部に記録される。これにより、記憶部には、現在及び過去の荷重情報50及び生体情報51が在床者Pごとに記録される。
ステップS5では、状態判定部31が、ステップS2と同様の状態判定を行い、状態情報52を生成する。この状態情報52は、現在の状態情報として、記憶制御部33により記憶部に記録される。これにより、記憶部には、新旧の状態情報52が在床者Pごとに記録される。
ステップS6では、状態変化検出部34が、新旧の状態情報52(及び生体情報51)を比較することにより、在床者Pの状態の変化を検出し、状態に変化がある場合には(Yes判定)、処理がステップS7に移行し、状態に変化がない場合には(No判定)、処理がステップS8に移行する。
ステップS7では、表示制御部37が、一覧画像中のオブジェクトについて、状態に変化のあった在床者Pのオブジェクトの表示形態を変更する。
ステップS8では、操作検出部39が、詳細情報の表示操作の有無を判定する。具体的には、操作者は、各在床者Pのオブジェクトの一覧画像のうち、所望の在床者Pのオブジェクトを選択操作することで、詳細情報の表示を指定し、この指定操作の有無を操作検出部39が判定する。操作検出部39により、詳細情報の表示操作が検出されない場合(ステップS8:No)、処理はステップS3に戻り、一覧画像の表示が継続される。
これに対して、操作検出部39により、詳細情報の表示操作が検出された場合(ステップS8:Yes)、表示制御部37は、操作者により指定された在床者Pの詳細情報を表示する。
この後、表示制御部37は、詳細情報を表示してから経過した時間をカウントし(ステップS10)、例えば60秒等の一定時間が経過(タイムアウト)すると(Yes判定)、詳細情報の表示を終了して、処理をステップS3に戻す。なお、タイムアウトの前に操作検出部39により終了操作が検出された場合においても、詳細情報の表示を終了して、処理をステップS3に戻す。
<一覧画像の表示例>
図7は、一覧画像の表示例を示す図である。図7に示すように、表示制御部37は、各在床者Pの状態をオブジェクトとし、在床者Pの氏名、及び、在床者Pの位置(又は姿勢)を示す情報を表示する。更にオブジェクトにおいては、現在の状態及び過去の状態を示す情報が重ねて表示される。
図7は、計20人の在床者Pのオブジェクトを5行4列として一覧表示した例である。各オブジェクトでは、在床者Pの現在の状態がアイコンで表されている。オブジェクトの背景色は、現在の状態に対応する色である。オブジェクト内の横長の楕円形状のマーカの色は、過去(例えば10分前)の状態に対応する色である。
<アイコンの説明>
図8は、在床者Pの現在の状態に応じて用いられるアイコンの一例を示す図である。図8に示すように、在床者Pの体動がなく、在床者Pのベッド4上の位置が中央の場合は、背景が白で、ベッドの中央に人間が寝ている絵柄で「安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者Pがベッド4から起き上がった状態である場合は、背景が白で、ベッドから人間が起床している絵柄で「起き上がり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者Pがベッド4に腰掛けている状態である場合は、背景が白で、ベッドに人間が腰かけている絵柄で「端座位」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者Pの状態が「正常」の場合、上述のように「白」の背景が用いられるが、在床者Pの状態が「注意」の場合、「黄色(左斜線で示す)の背景が用いられる。すなわち、在床者Pの体動がなく安静にしている場合でも、在床者Pのベッド4上の位置が左端の場合、背景が黄色で、ベッドの左端に人間が寝ている絵柄で「左端 安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
同様に、在床者Pの体動がなく安静にしている場合でも、在床者Pのベッド4上の位置が右端の場合は、背景が黄色で、ベッドの右端に人間が寝ている絵柄で「右端 安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者Pのベッド4上の位置が中央であっても体動がある場合は、背景が黄色で、ベッドの中央に人間が体動ありで寝ている絵柄で「中央 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者Pがベッド4から離れている場合(ベッド4に寝ていない場合)は、背景が白色で長方形の枠内に「離床」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
さらに、在床者Pの状態が「警告」の場合は、「赤(黒の塗りつぶしで示す)」の背景が用いられる。すなわち、在床者Pのベッド上の位置が左端であり、且つ体動がある場合、背景が赤色で、ベッドの左端に人間が体動ありで寝ている絵柄で「左端 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者Pのベッド4上の位置が右端であり、且つ体動がある場合、背景が赤色で、ベッドの右端に人間が体動ありで寝ている絵柄で「右端 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
なお、荷重センサ2a~2d等と演算装置1との通信が切断している場合、灰色(右斜線で示す)の背景が用いられ、コネクタが斜めに切断された絵柄で、「切断」の文字が表示されたアイコンが用いられる。また、在床者Pが例えば一時帰宅中のように、不在の場合、白の背景が用いられ、「不在」の文字のアイコンが用いられる。
このように、在床者Pの一覧画像で在床者Pの状態を表示し、また、アイコンやオブジェクトの背景色を在床者Pの状態に対応させることで、看護者や介護者は、一目で在床者Pの現在の状態や状態変化を正確に把握することができる。
<体位変換部の詳細>
次に、体位変換検出部35のより詳しい構成及び動作を説明する。
図9は、体位変換検出部35の構成を例示するブロック図である。図9に示すように、体位変換検出部35は、振動検出部60、総荷重算出部61、及び判定部62を含む。
振動検出部60は、上述の荷重情報取得部30が荷重センサ2a~2dから取得する荷重情報(荷重検出信号)に基づき、ベッド4の振動を検出する。振動検出部60は、ベッド4上の在床者Pの拍動、呼吸、僅かな移動、手足の動き等による微小な振動を検出対象としている。このため、振動検出部60は、4つの荷重センサ2a~2dから取得される荷重検出信号を統合した荷重情報を用い、バンドパスフィルタ等により低周波成分を除去した信号に基づいて微小振動を検出することが好ましい。
総荷重算出部61は、例えば、荷重センサ2a~2dのそれぞれから得られる荷重検出信号の和を求めることにより、ベッド4及び在床者Pを含む総荷重を算出する。総荷重算出部61により算出される総荷重情報は、介護者による在床者Pの体位変換の際に、介護者によってベッド4に加わる荷重による総荷重の変化を検出するために用いられる。
振動検出部60及び総荷重算出部61は、所定時間ごとに振動及び総荷重を求める。これらの振動情報及び総荷重情報は、時系列データとして前述の記憶部に記録されるとともに、判定部62に供給される。
判定部62は、振動の振幅を所定の閾値と比較する比較判定と、総荷重を所定の基準値と比較する比較判定とを行うことにより、体位変換の有無を判定する。
図10は、振動情報及び総荷重情報の時間変化を例示するグラフである。図10(A)に示すように、在床者Pがベッド4上にいる場合には、在床者Pの拍動、呼吸、僅かな移動、手足の動き等による微振動が振動情報に含まれ、振動の振幅が閾値以上となる。
一方、在床者Pがベッド4から離れている場合には、振動の振幅は閾値未満となる。この閾値は、ベッド4上に在床者Pが存在するかしないかを判定可能な値に設定する必要がある。閾値は、在床者Pごとに異なる値に設定してもよい。
図10(B)に示すように、介護者による在床者Pの体位変換が行われる場合には、ベッド4に介護者による荷重が加わることにより、総荷重が増加して基準値以上となる。そして、体位変換が終了すると、介護者による荷重の付加がなくなることにより、総荷重が減少して基準値以下となる。この基準値は、介護者による荷重による総荷重の増加を判定することが可能な値に設定する必要がある。この基準値は、在床者Pごとに在床者Pの体重等に応じて設定することが好ましい。
<体位変換検出フロー>
図11は、体位変換検出部35による体位変換の検出処理を説明するフローチャートである。体位変換検出部35による体位変換の検出処理は、図6で示した動作と並行して行われる。
体位変換検出部35は、制御プログラムに基づいて、ステップS20から順に各処理を実行する。ステップS20では、判定部62は、振動検出部60が検出した振動情報を取得する。ステップS21では、判定部62は、振動情報に基づき振動の振幅が閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上である場合には(Yes判定)、処理をステップS22に移行する。一方、判定部62は、ステップS21において、振動の振幅が閾値未満であると判定した場合には(No判定)、処理をステップS21に戻す。
ステップS22では、判定部62は、総荷重算出部61が算出した総荷重情報を取得する。ステップS23では、判定部62は、総荷重情報に基づき総荷重が基準値以上であるか否かを判定し、基準値以上である場合には(Yes判定)、処理をステップS24に移行する。一方、判定部62は、ステップS23において、総荷重情報が基準値未満であると判定した場合には(No判定)、処理をステップS21に戻す。
ステップS24では、判定部62は、体位変換がなされた(体位変換あり)と判定し、この判定結果を褥瘡判定部36に供給する。また、この判定結果は、記憶制御部33により介護記録情報55として記憶部に時刻に関連付けて記録される。
<褥瘡判定フロー>
図12は、褥瘡判定部36による褥瘡発生リスクの判定処理を説明するフローチャートである。褥瘡判定部36による褥瘡発生リスクの判定処理は、体位変換検出部35による体位変換の検出処理と連携して行われる。
褥瘡判定部36は、制御プログラムに基づいて、ステップS30から順に各処理を実行する。ステップS30では、褥瘡判定部36は、体位変換検出部35により体位変換ありと判定(ステップS24でYes判定)されたか否かを判定し、体位変換ありと判定された場合には、処理をステップS31に移行する。
ステップS31では、褥瘡判定部36は、タイマーをスタートする。ステップS32では、褥瘡判定部36は、所定時間(警告時間)が経過したか否かを判定し、所定時間が経過した場合には(Yes判定)、処理をステップS33に移行する。
ステップS33では、褥瘡判定部36は、褥瘡発生のリスクが高まったことを警告として報知する。具体的には、例えば、上述の一覧画像における在床者Pのオブジェクト中のアイコンを「褥瘡」と表記に変更することや、スピーカ部20から警告音や音声を発することにより警告報知を行う。介護者は、この警告報知に応じて対象の在床者Pの体位変換を行うことができる。
ステップS34では、褥瘡判定部36は、ステップS30と同様の処理により、体位変換があったか否かを判定し、体位変換がない場合には(No判定)、処理をステップS33に戻して警告報知を継続する。一方、褥瘡判定部36は、ステップS34において、体位変換があったと判定した場合には(Yes判定)、処理をステップS35に移行して、警告報知を解除する。
そして、ステップS36では、褥瘡判定部36は、タイマーをリセットし、処理をステップS31に戻して、再びタイマーをスタートする。
図13は、警告時間の設定テーブルを例示する図である。図13に示す設定テーブルTBは、例えば、記憶部に記憶されている。この設定テーブルTB中の警告時間は、褥瘡判定部36により、上述のステップS32において所定時間として用いられる。
設定テーブルTBは、在床者Pの健康状態と警告時間とを関連付けたものである。健康状態には、例えば、栄養状態、血行状態、皮膚の状態が含まれる。これらの健康状態に関する情報は、例えば、介護記録情報55に含まれている。
褥瘡判定部36は、介護記録情報55を参照し、設定テーブルTBに基づいて、在床者Pごとに警告時間を設定する。設定テーブルTB中の「×」は状態が悪いことを示し、「○」は状態が良いことを示している。したがって、在床者Pの健康状態が悪く褥瘡発生リスクが高いほど、短い警告時間が判定に用いられる。これにより、在床者Pの健康状態が悪く褥瘡発生リスクが高いほど、短い時間で警告報知が行われるので、体位変換を在床者Pごとに適切に行うことが可能となる。
なお、設定テーブルTB中の項目や数は適宜変更してもよい。例えば、図14に示すように、在床者情報53に含まれる在床者Pの介護の要否及び介護レベルと警告時間とを対応付けてもよい。図14に示す設定テーブルTBでは、在床者Pが要介護者であって、介護レベルが高いほど、警告時間を短くしている。
また、操作部18により操作者が、設定テーブルTBを編集可能とすることも好ましい。
<介護記録情報の表示例>
図15は、介護記録情報55の表示例を示す図である。例えば、介護記録情報55は、図7に示す一覧画像中のオブジェクトを、操作部18により操作者が選択操作することにより表示装置3の表示画面に表示されるものである。表示制御部37は、操作検出部39の検出信号と表示設定情報56とに基づき、介護記録情報55の表示制御を行う。
図15に示すように、例えば、介護記録情報55の表示画像には、在床者Pごとに介護内容と時刻とが関連付けられて表示される。体位変換については、前述のように、体位変換検出部35が体位変換を検出した際に、体位変換検出部35によって自動的に介護記録情報55へ記録される。
介護内容及び時刻については、操作部18により操作者が編集することが可能に構成されている。なお、操作部18による編集には、介護内容や時刻を変更するだけでなく、介護記録情報55中の特定の記録を削除することや記録を追加することも含まれる。体位変換の記録が編集された場合には、褥瘡判定部36は、前述の経過時間の判定(図12のステップS32)を、編集後の時刻を起点として行うことが好ましい。
<効果>
上記実施形態によれば、図11に示すように、ベッド4の振動が閾値以上で、かつ、総荷重量が基準値以上となった場合に体位変換ありと判定するので、在床者Pの体位変換の有無を高精度に検出することができる。例えば、在床者Pがベッド4上に存在しない状態でベッド4に物等が置かれた場合には、総荷重が基準値以上となっても、振動が検出されないため、体位変換があったと検出されることはない。
[変形例]
以下に、体位変換の有無をより高精度に検出するための検出処理に関する変形例を示す。
<第1変形例>
図16は、第1変形例に係る体位変換の検出処理を説明するフローチャートである。図16に示すフローチャートは、ステップS23とステップS24との間に、新たなステップS40を有する点のみが図11に示すフローチャートと異なる。
本変形例では、判定部62は、ステップS23で総荷重が基準値以上であると判定した後、処理をステップS40へ移行して、一定期間内に総荷重が基準値未満となったか否かを判定する。
判定部62は、一定期間内に総荷重が基準値未満となったと判定した場合には(Yes判定)、処理をステップS24へ移行し、体位変換があったと判定する。一方、判定部62は、一定期間内に総荷重が基準値未満とならなかったと判定した場合には(No判定)、処理をステップS21へ戻す。
図10に示したように、介護者により在床者Pの体位変換がなされる場合、体位変換中には介護者による荷重の付加によって総荷重が増加するが、体位変換が終了すると、総荷重が減少する。一方、在床者Pがベッド4上に存在しない状態でベッド4に物等が置かれた場合には、総荷重が増加した状態が一定期間以上継続される。
このように、本変形例では、総荷重が基準値以上となった後に生じる総荷重の変化を検出することにより、体位変換の有無をより高精度に検出することができる。
なお、上記一定期間については、介護者が行う体位変換の特徴等を考慮して適宜変更してもよい。上記一定期間は、操作部18により設定変更可能とすることが好ましい。
<第2変形例>
図17は、第2変形例に係る体位変換検出部35aの構成を示すブロック図である。本実施形態では、体位変換検出部35aは、振動検出部60、総荷重算出部61、判定部62に加えて、パターン検出部63を有する。
図18は、第2変形例に係る体位変換の検出処理を説明するフローチャートである。図18に示すフローチャートは、ステップS23とステップS24との間に、新たなステップS50,51を有する点のみが図11に示すフローチャートと異なる。
パターン検出部63は、判定部62が、総荷重が基準値以上であると判定した後、パターン検出を行う。具体的には、パターン検出部63は、荷重情報取得部30が荷重センサ2a~2dから取得する荷重情報(荷重検出信号)に基づいて荷重の重心位置を特定し、体位変換中に重心が移動する軌跡のパターンを検出する。
パターン検出部63による重心位置の算出は、以下の演算により行われる。荷重センサ2a~2dの座標をそれぞれ(Xa,Ya)、(Xb,Yb)、(Xc,Yc)、(Xd,Yd)、荷重センサ2a~2dの荷重検出値をそれぞれWa、Wb、Wc、Wdとすると、重心位置G(X,Y)は、下式(1)及び(2)で算出される。
X=(Xa×Wa+Xb×Wb+Xc×Wc+Xd×Wd)/Ws ・・・(1)
Y=(Ya×Wa+Yb×Wb+Yc×Wc+Yd×Wd)/Ws ・・・(2)
ここで、Wsは総荷重を表し、Ws=Wa+Wb+Wc+Wdで表される。
パターン検出部63は、所定時間ごとに重心位置G(X,Y)を算出することにより、図19に示すような重心の軌跡TR(重心移動パターン)を求める。記憶制御部33は、パターン検出部63により検出された軌跡TRをパターン情報57として記憶部に記録する。この重心移動パターンは、介護者が在床者Pの体位変換を行う際の個人差が反映されるものであるので、介護者ごとに区別して記録することが好ましい。
また、図19に示すように、ベッド4の領域を複数の領域(図19では4つの領域)に分割し、重心が存在する領域の変化(順序)を重心移動パターンとして記録してもよい。
本変形例では、図18に示すように、判定部62が、ステップS23で総荷重が基準値以上であると判定した後、処理をステップS50へ移行して、パターン検出部63が、上述の重心の軌跡TR(重心移動パターン)を検出する。
ステップS51では、判定部62は、ステップS50で検出された重心移動パターンが、過去に記憶部に記録されたパターン情報57に含まれるパターンと一致するか否かを判定する。判定部62は、パターンが一致する場合には(Yes判定)、処理をステップS24へ移行し、体位変換があったと判定する。一方、判定部62は、パターンが一致しない場合には(No判定)、処理をステップS21へ戻す。
このように、本変形例では、総荷重が基準値以上となった後、重心移動パターンを検出して、所定のパターンであるか否かを判定することにより、介護者によってなされた体位変換であることを高精度に検出することができる。
なお、操作部18によりパターン情報57の編集や登録を可能とすることも好ましい。
上記実施形態及び変形例では、状態表示システム100は、4つの荷重センサ2a~2dを有しているが、荷重センサの数はこれには限られず、適宜変更可能である。荷重センサは、ベッドに加わる荷重を検出可能であればよい。
また、上記各実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 演算装置
2a~2d 荷重センサ
3 表示装置
4 ベッド
5a~5d キャスター
18 操作部
30 荷重情報取得部
31 状態判定部
32 生体情報取得部
33 記憶制御部
34 状態変化検出部
35,35a 体位変換検出部
36 褥瘡判定部
37 表示制御部
38 報知制御部
60 振動検出部
61 総荷重算出部
62 判定部
63 パターン検出部
100 状態表示システム
特許第5593746号 特許第4829020号 特許第4002905号

Claims (14)

  1. ベッドに加わる荷重を検出する複数の荷重センサと、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、振動を検出する振動検出部と、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、総荷重を算出する総荷重算出部と、
    前記振動検出部により検出される前記振動の振幅が閾値以上であって、前記総荷重算出部により算出される前記総荷重が基準値以上であり、前記総荷重が前記基準値以上となった後、一定期間内に前記総荷重が前記基準値未満となった場合に前記ベッド上の在床者の体位変換があったと判定する判定部と、
    を有する、状態検出装置。
  2. 前記判定部により前記体位変換があったと判定されない時間が所定時間経過した場合に、褥瘡発生リスクが高まったと判定する褥瘡判定部をさらに有する請求項1に記載の状態検出装置。
  3. 前記褥瘡発生リスクを報知する報知制御部をさらに有する請求項2に記載の状態検出装置。
  4. 前記褥瘡判定部は、前記所定時間を、前記ベッド上の在床者の介護記録情報に応じて変更する請求項2又は3に記載の状態検出装置。
  5. 前記褥瘡判定部は、前記所定時間を、前記ベッド上の在床者の介護レベルに応じて変更する請求項2又は3に記載の状態検出装置。
  6. 前記判定部により前記体位変換があったと判定された場合に、判定結果を介護記録情報として記憶部に記録する記憶制御部をさらに有する請求項1に記載の状態検出装置。
  7. 前記介護記録情報を編集可能とする操作部をさらに有する請求項6に記載の状態検出装置。
  8. 前記判定部が、前記総荷重が前記基準値以上であると判定した後、前記複数の荷重センサの出力に基づき、荷重の重心移動パターンを検出するパターン検出部をさらに有し、
    前記判定部は、前記パターン検出部により検出された前記重心移動パターンが所定のパターンである場合に前記体位変換があったと判定する請求項1ないし7いずれか1項に記載の状態検出装置。
  9. 前記荷重センサは、前記ベッドが有する複数の脚の下にそれぞれ配置されている請求項1ないし8いずれか1項に記載の状態検出装置。
  10. 複数の荷重センサの出力に基づき、ベッドに生じる振動を検出する振動検出ステップと、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、前記ベッドに加わる総荷重を算出する総荷重算出ステップと、
    前記振動の振幅が閾値以上であって、前記総荷重が基準値以上であり、前記総荷重が前記基準値以上となった後、一定期間内に前記総荷重が前記基準値未満となった場合に前記ベッド上の在床者の体位変換があったと判定する判定ステップと、
    を有する状態検出方法。
  11. 複数の荷重センサの出力に基づき、ベッドに生じる振動を検出する振動検出処理と、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、前記ベッドに加わる総荷重を算出する総荷重算出処理と、
    前記振動の振幅が閾値以上であって、前記総荷重が基準値以上であり、前記総荷重が前記基準値以上となった後、一定期間内に前記総荷重が前記基準値未満となった場合に前記ベッド上の在床者の体位変換があったと判定する判定処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  12. ベッドに加わる荷重を検出する複数の荷重センサと、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、振動を検出する振動検出部と、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、総荷重を算出する総荷重算出部と、
    前記振動検出部により検出される前記振動の振幅が閾値以上であって、前記総荷重算出部により算出される前記総荷重が基準値以上である場合に前記ベッド上の在床者の体位変換があったと判定する判定部と、
    前記判定部により前記体位変換があったと判定されない時間が所定時間経過した場合に、褥瘡発生リスクが高まったと判定する褥瘡判定部と、
    を有し、
    前記褥瘡判定部は、前記所定時間を、前記ベッド上の在床者の介護レベルに応じて変更する、状態検出装置。
  13. ベッドに加わる荷重を検出する複数の荷重センサと、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、振動を検出する振動検出部と、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、総荷重を算出する総荷重算出部と、
    前記振動検出部により検出される前記振動の振幅が閾値以上であって、前記総荷重算出部により算出される前記総荷重が基準値以上である場合に前記ベッド上の在床者の体位変換があったと判定する判定部と、
    前記判定部により前記体位変換があったと判定されない時間が所定時間経過した場合に、褥瘡発生リスクが高まったと判定する褥瘡判定部と、
    前記褥瘡発生リスクを報知する報知制御部と、
    を有し、
    前記褥瘡判定部は、前記所定時間を、前記ベッド上の在床者の介護レベルに応じて変更する、状態検出装置。
  14. ベッドに加わる荷重を検出する複数の荷重センサと、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、振動を検出する振動検出部と、
    前記複数の荷重センサの出力に基づき、総荷重を算出する総荷重算出部と、
    前記振動検出部により検出される前記振動の振幅が閾値以上であって、前記総荷重算出部により算出される前記総荷重が基準値以上である場合に前記ベッド上の在床者の体位変換があったと判定する判定部と、
    を有し、
    前記判定部が、前記総荷重が前記基準値以上であると判定した後、前記複数の荷重センサの出力に基づき、荷重の重心移動パターンを検出するパターン検出部をさらに有し、
    前記判定部は、前記パターン検出部により検出された前記重心移動パターンが所定のパターンである場合に前記体位変換があったと判定する、状態検出装置。
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